JPH0631789Y2 - アンテナ入力回路 - Google Patents

アンテナ入力回路

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JPH0631789Y2
JPH0631789Y2 JP1988043387U JP4338788U JPH0631789Y2 JP H0631789 Y2 JPH0631789 Y2 JP H0631789Y2 JP 1988043387 U JP1988043387 U JP 1988043387U JP 4338788 U JP4338788 U JP 4338788U JP H0631789 Y2 JPH0631789 Y2 JP H0631789Y2
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JP
Japan
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band
signal
receiving
rod antenna
vhf
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JP1988043387U
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正雄 高島
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はアンテナ入力回路に係り、詳細にはロッドアン
テナを有する移動機能性に優れたテレビジョン受像機の
イメージ混信妨害を阻止するようにしたものである。
(従来の技術) 近時、液晶ディスプレイ技術による液晶テレビジョン
(TV)受像機等のように、小型で軽量の小型TV受像
機が普及してきている。これらは、移動機能性に優れ、
ロッドアンナテを使用して携帯用及び車載用等として使
用される。
ところで、ロッドアンテナを使用したTV受像機を携帯
用及び車載用等として使用した場合には、弱電界地区及
び強電界地区等あらゆる電波状態の場所において使用す
ることになり、種々の混信妨害を受けやすい。例えば、
強電界地区におけるVHFハイチャンネル、(以下、V
という)信号によるVHFローチャンネル(以下、V
という)信号へのイメージ妨害がある。いま、91.25
[MHz]の第1チャンネル(以下、CH1と略す)を受
信する場合には、チューナの局部発振周波数は150(=9
1.25+58.75)MHZとなっている。このとき、CH10(205.2
5MHz)のRF信号は150MHzの局部発振出力により55.25
(=205.25-150)MHzの妨害IF帯波を発生する。この妨
害IF帯波は、IF周波数58.75MHzに対して3.5MHzしか
離れておらず、画面上において3.5MHzのビートが発生す
る。この3.5MHzのビート妨害は色副搬送波3.58MHzの近
傍の周波数であることから、色ビートとして発生する。
このようなイメージ混信妨害はUHF帯でも存在する
が、UHF帯では波長が短いので、ローチャンネルとハ
イチャンネルのレベル差が小さく、ロッドアンテナであ
るという理由から多素子の外部アンテナに比して特に不
利であるということにはならない。このように、ロッド
アンテナを有する移動機能性に優れたTV受像機におい
て特に問題となるイメード妨害はCH1及びCH10、C
H2及びCH11、並びにCH3及びCH12の組み合わせ
である。従来、このようなイメージ混信妨害に対して
は、同調回路のQを上げる等のチューナのイメージ性能
を向上させることにより行っている。
また、強電界地区においては、受信しようとする希望信
号の過大入力により画面つぶれ等の強電界歪みが発生す
ることがある。この強電界歪みの対策としては、入力レ
ベルに対するダイナミックレンジを拡大し、AGCゲイ
ンリダクション量を増大させるという方法を取ってい
る。しかし、これは強電界地区においては十分な対策で
はなかった。強電界地区における強電界歪みに大して最
も有効な対策はロッドアンテナ長を短くして入力レベル
を低下させて使用することであった。ところが、最大受
信感度は受信信号波長の1/4のロッドアンテナ長で得
られ、CH1の場合には約83cm、CH10の場合には約36
cmである。このため、強電界歪みを防止するためにアン
テナ長を短くすると、Vの最大受信感度が高くなり、
CH1とCH10とを同一レベルの電界地区で受信した場
合には、ロッドアンテナからチューナへ与えられる入力
レベルはCH10の方がCH1よりも大きくなってしま
う。つまり、ロッドアンテナ長を短くすると、Vに対
してイメージ混信妨害波となるV信号の受信レベルが
高くなってしまう。
このように、強電界地区においては、ロッドアンテナを
短くして使用することがあるので、イメージ混信妨害に
対して極めて不利であり、従来のイメージ混信対策だけ
では、十分にイメージ混信性能が改善されない。
(考案が解決しようとする課題) このように、VHF信号の強電界地区においてロッドア
ンテナによりV信号を受信する場合には、希望する受
信チャンネルの強電界歪みを防止するために、ロッドア
ンテナ長を短くして使用するので、V帯からのイメー
ジ混信妨害を受け易くなるという問題点があった。
本考案は上記問題点を解決し、ロッドアンテナによりV
信号を受信する場合に、イメージ混信性能を極めて良
好にすることができるアンテナ入力回路の提供を目的と
する。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、ロッドアンテナに導入されたRF信号のうち
VHF帯以下の周波数の信号をハイパスフィルタにより
除去し、このハイパスフィルタとTVチューナのRF入
力端との間に、VHFハイチャンネル帯及びUHF帯受
信時においてはオンしVHFローチャンネル帯受信時に
おいてはオフしてこのときの容量によりコイルと共にイ
メードトラップ回路を構成するダイオードを設け、イメ
ージ混信性能を改善するようにしたものである。
(作用) 本考案においては、VHFローチャンネル信号の受信時
においてオフ動作するダイオードの容量によってVHF
ハイチャンネル信号に対する並列共振イメージトラップ
回路が構成される。このため、VHFローチャンネル受
信時においてVHFハイチャンネル信号が減衰され、イ
メージ混信性能を改善することができる。また、ダイオ
ードの前段にハイパスフィルタが設けられているので、
VHFチャンネル帯以下の不要な信号が入力された場合
のダイオードによる混変調を防止することができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案を詳細に説明する。第1図
は本考案に係るアンテナ入力回路の一実施例を示す回路
図である。
ロッドアンテナ1はRF信号を誘起し、ロッドアンテナ
1からの信号はハイパスフィルタを構成するコンデンサ
C1とコイルL1との接続点に導かれる。コイルL1は
アース側に接続し、コンデンサC1は、ロッドアンテナ
1に対し直列に接続する。コンデンサC1を通過した信
号は直列に接続されたコイルL2、コンデンサC2及び
コンデンサC3を介してTVチューナ2のRF入力端子
2aに接続される。コンデンサC2,C3は直流阻止用の
コンデンサである。本実施例は、コイルL2とコンデン
サC2の直列回路と並列にダイオードDを接続する。ダ
イオードDは、アノードがコンデンサC2,C3の接続
点に、カソードがコンデンサC1とコイルL2との接続
点に接続されている。なお、ダイオードDのアノードに
は抵抗R2を介して例えば5Vの電圧が印加されてい
る。
ダイオードDのカソードは抵抗R1を介して受信バンド
切換え用のトランジスタQのコレクタに接続されてお
り、トランジスタQはベースにバンド切換え信号が入力
され、エミッタは基準電位点に接続されている。トラン
ジスタQのコレクタはチューナ2のバンド切り換え端子
2bにも接続され、更に、トランジスタQのコレクタは
抵抗R3を介して基準電位点に接続されると共に、抵抗
R4を介して例えば32Vの電圧が印加されている。抵抗
R3,R4はバンド切換えスイッチ電圧制限抵抗であ
り、トランジスタQがオフの場合のコレクタ電圧を略10
Vに固定している。
次に、このように構成された実施例の動作について第2
図及び第3図を参照して説明する。
第2図はV帯及びUHF帯受信時における第1図の交
流等価回路を示し、第3図はV帯受信時における第1
図の交流等価回路を示す回路図である。
帯及びUHF帯信号を受信する場合には、トランジ
スタQのベースにハイレベルの信号を印加する。これよ
りトランジスタQはオンとなり、ダイオードDが順バイ
アスされて、抵抗R2、ダイオードD、抵抗R1及びト
ランジスタQを介して電流が流れる。従って、V帯及
びUHF帯の受信時は第2図に示すようにロッドアンテ
ナ1を信号源2とし、この信号源2とチューナのRF入
力端子2aとの間にコンデンサC1及びコイルL1から
なるハイパスフィルタが介挿された回路となる。一方、
の受信時においては、トランジスタQのベースには
ローレベルの信号が印加される。そうすると、トランジ
スタQはオフとなり、ダイオードDのカソードには抵抗
R3,R4により定まる電圧(略10V)が印加される。
このため、ダイオードは逆バイアスされてオフする。従
って、このときの交流等価回路は、ロッドアンテナ1を
信号源2とし、この信号源2にコンデンサC1及びコイ
ルL1からなるハイパスフィルタが接続された状態とな
る。ダイオードDはオフ状態のときPN接合による容量
が得られるので、コイルL1はこの容量Cと並列
接続をなすことになる。これら容量CとコイルL2と
の並列接続はトラップ回路となり、この場合、共振周波
数f{=(L2C1/2/2π}をイメージ周波数
(200〜220MHz)と同じ周波数になるように、コイルL
2の値を決定すれば、イメージ妨害を与えるV帯を減
衰させることができる。
第4図は上記実施例の入力選択特性を測定したもので横
軸は受信周波数、縦軸は減衰量である。
帯又はUHF帯の信号を受信する場合には、第2図
の等価回路にて示すように、ロッドアンテナ1から導入
された信号はハイパスフィルタのみを介してチューナ2
に入力される。従って、第4図の破線波形にて示すよう
に、VH帯又はUHF帯の信号は減衰量が略OdBでチュ
ーナ2に入力する。一方、V帯を受信する場合には、
第3図の等価回路にて示すように、ロッドアンテナ1か
ら導入された信号はハイパスフィルタ及びトラップ回路
を介してチューナに入力される。この場合トラップ周波
数をイメージ周波数である200〜220MHz(CH10,11,1
2)に設定してあるので、第4図の実線波形にて示すよ
うに、200MHz近傍の周波数帯において大きな減衰が得ら
れている。
このように、本実施例においては、スイッチングダイオ
ードを使用してV帯の受信時にのみCH10,11,12の
減衰量が大きくなるようにしており、V帯及びUHF
帯を受信する場合に悪影響を与えることなく、Vの受
信時におけるイメージ混信妨害を改善することができ
る。
なお、コンデンサC1及びコイルL1から構成されるハ
イパスフィルタはAMラジオ放送(530〜1600KHz)及び
アマチュア無線(HF帯1.9〜7MHz)等による混変調を
防止している。ロッドアンテナ1にTV放送周波数より
も低い周波数の大レベルのAMラジオ及びアマチュア無
線の信号が入ると、RF信号ラインにおいてダイオード
Dを使用した場合には、ダイオードによる混変調が発生
する。ハイパスフィルタにより、このような信号を除去
し、混変調の発生を防止している。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、VHFハイチャン
ネル帯及びUHF帯の受信性能を劣化させることなく、
VHFローチャンネル帯の受信性能を改善することがで
きる。このため、イメージ混信妨害を受けやすいロッド
アンテナを使用した携帯用及び車載用等の移動機能性に
優れたテレビジョン受像機に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアンテナ入力回路の一実施例を示
す回路図、第2図及び第3図は実施例を説明するための
交流等価回路図、第4図は第1図に示す回路の特性を説
明するための特性図である。 1……ロッドアンナテ、 C1,C2,C3……コンデンサ、 L1,L2……コイル、D……ダイオード、 Q……トランジスタ、 R1,R2,R3,R4……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッドアンテナに誘起したRF信号をTV
    チューナのRF入力端に導くアンテナ入力回路におい
    て、 前記ロッドアンテナからの信号のうちVHF帯以下の周
    波数の信号を除去するハイパスフィルタと、 このハイパスフィルタと前記TVチューナのRF入力端
    との間に接続するイメージトラップ用のコイルと、 このコイルに並列接続されVHFハイチャンネル帯及び
    UHF帯受信時においてはオンし、VHFローチャンネ
    ル帯受信時においてはオフしこのときの容量により前記
    コイルとイメージトラップ回路を構成するダイオードと
    を具備したことを特徴とするアンテナ入力回路。
JP1988043387U 1988-03-30 1988-03-30 アンテナ入力回路 Expired - Lifetime JPH0631789Y2 (ja)

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JPH01146632U JPH01146632U (ja) 1989-10-09
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JP2011035505A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Sony Ericsson Mobile Communications Ab アンテナ装置、放送受信装置および複合無線装置

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