JPH0631738A - 金型製造方法 - Google Patents
金型製造方法Info
- Publication number
- JPH0631738A JPH0631738A JP21455992A JP21455992A JPH0631738A JP H0631738 A JPH0631738 A JP H0631738A JP 21455992 A JP21455992 A JP 21455992A JP 21455992 A JP21455992 A JP 21455992A JP H0631738 A JPH0631738 A JP H0631738A
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- Japan
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- mold
- matrix
- metallized layer
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型を低温溶射法を利用して低コストに製造
する。 【構成】 加熱したとき又は化学品に浸漬したときに、
焼失又は溶解して形状を喪失する材料で作られた、金型
のキャビティの外形形状を有する母型を作る工程と、前
記母型の表面に低温金属溶射を行って、その母型の表面
に所定の厚さの金属溶射層体を作る工程と、前記金属溶
射層体を加熱又は化学品に浸漬して前記母型を喪失させ
る工程と、前記母型の喪失させた金属溶射層体を形枠に
固定して金型を作る工程とからなる。
する。 【構成】 加熱したとき又は化学品に浸漬したときに、
焼失又は溶解して形状を喪失する材料で作られた、金型
のキャビティの外形形状を有する母型を作る工程と、前
記母型の表面に低温金属溶射を行って、その母型の表面
に所定の厚さの金属溶射層体を作る工程と、前記金属溶
射層体を加熱又は化学品に浸漬して前記母型を喪失させ
る工程と、前記母型の喪失させた金属溶射層体を形枠に
固定して金型を作る工程とからなる。
Description
【０００１】
【０００１】
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は鋳型あるいは射出成形等
で用いる金型の金型製造方法に関する。
で用いる金型の金型製造方法に関する。
【０００３】
【０００２】
【０００４】
【従来の技術】従来、鋳造あるいは射出成形等で用いら
れる金型は、鋳鉄や耐熱材料を機械加工して作られてい
る。すなわち、金型は、鋳鉄等の材料に所定のキャビテ
ィを作ることによって得られている。
れる金型は、鋳鉄や耐熱材料を機械加工して作られてい
る。すなわち、金型は、鋳鉄等の材料に所定のキャビテ
ィを作ることによって得られている。
【０００５】
【０００３】
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の金型は、鋳鉄等の材料を機械加工して作られいたの
で、コストが高くなるという欠点があった。
来の金型は、鋳鉄等の材料を機械加工して作られいたの
で、コストが高くなるという欠点があった。
【０００７】
【０００４】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、低コストに金
型を作ることのできる金型製造方法を提供することにあ
る。
めになされたものであって、その目的は、低コストに金
型を作ることのできる金型製造方法を提供することにあ
る。
【０００８】
【０００５】
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金型製造方
法は、上記目的を達成するために、以下の工程を有して
いる。 （１）加熱したとき又は化学品に浸漬したときに、焼失
又は溶解して形状を喪失する材料で作られた、金型のキ
ャビティの外形形状を有する母型を作る工程。 （２）前記母型の表面に低温金属溶射を行って、その母
型の表面に所定の厚さの金属溶射層体を作る工程。 （３）前記金属溶射層体を加熱又は化学品に浸漬して前
記母型を喪失させる工程。（４）前記母型の喪失させた
金属溶射層体を形枠に固定して金型を作る工程。
法は、上記目的を達成するために、以下の工程を有して
いる。 （１）加熱したとき又は化学品に浸漬したときに、焼失
又は溶解して形状を喪失する材料で作られた、金型のキ
ャビティの外形形状を有する母型を作る工程。 （２）前記母型の表面に低温金属溶射を行って、その母
型の表面に所定の厚さの金属溶射層体を作る工程。 （３）前記金属溶射層体を加熱又は化学品に浸漬して前
記母型を喪失させる工程。（４）前記母型の喪失させた
金属溶射層体を形枠に固定して金型を作る工程。
【００１０】
【０００６】
【００１１】
【作用】上記構成において、金属溶射層体が加熱又は化
学品に浸漬されると、その金属溶射層体内にキャビティ
が出現する。そして、その金属溶射層体を形枠に固定し
て金型を作る。
学品に浸漬されると、その金属溶射層体内にキャビティ
が出現する。そして、その金属溶射層体を形枠に固定し
て金型を作る。
【００１２】
【０００７】
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１の工程図に基づ
いて説明する。図１は、一実施例に係る金型製造方法の
工程を示すものであって、以下、各工程別に説明する。
いて説明する。図１は、一実施例に係る金型製造方法の
工程を示すものであって、以下、各工程別に説明する。
【００１４】
【０００８】図１（ａ） 母型製造工程。
【００１５】母型１は、発泡スチロ−ル等のプラスチッ
クス製からなり、加熱により、又は塩酸等の化学品に浸
漬したときに焼失、又は溶解して元の形状をとどめない
ような材質から作られている。
クス製からなり、加熱により、又は塩酸等の化学品に浸
漬したときに焼失、又は溶解して元の形状をとどめない
ような材質から作られている。
【００１６】
【０００９】母型１の上述のような材質は、カッタ−や
やすり等で極めて簡単に加工できる特徴を有しているの
で、カッタ−等の工具を用いて金型のキャビティＣ（図
１（ｄ）参照）の内壁で形成される外形形状を容易に加
工することができる。
やすり等で極めて簡単に加工できる特徴を有しているの
で、カッタ−等の工具を用いて金型のキャビティＣ（図
１（ｄ）参照）の内壁で形成される外形形状を容易に加
工することができる。
【００１７】
【００１０】図１（ｂ） 金属溶射層体製造工程。
【００１８】キャビティＣの内壁で形成される外形形状
を有する母型１の表面に、低温溶射機１０により金属溶
射を行って、金属溶射層体２を作る。
を有する母型１の表面に、低温溶射機１０により金属溶
射を行って、金属溶射層体２を作る。
【００１９】
【００１１】ここで用いられる低温溶射機１０は、周知
のア−ク又はプラズア溶射機からなり、金型のキャビテ
ィＣの内壁を形成するのに好適な材料、例えば一対のス
テンレス線１１ａ，１１ｂを電源１２に接続し、その一
対のステンレス線１１ａ，１１ｂの先端に生じるア−ク
をノズル１３から噴射される圧縮気体で母型１の表面へ
吹き付けるように構成されている。母型１の金属溶射す
る部位は、キャビティＣの開口部（図１（ａ）の底面部
分）を除いた表面部分である。
のア−ク又はプラズア溶射機からなり、金型のキャビテ
ィＣの内壁を形成するのに好適な材料、例えば一対のス
テンレス線１１ａ，１１ｂを電源１２に接続し、その一
対のステンレス線１１ａ，１１ｂの先端に生じるア−ク
をノズル１３から噴射される圧縮気体で母型１の表面へ
吹き付けるように構成されている。母型１の金属溶射す
る部位は、キャビティＣの開口部（図１（ａ）の底面部
分）を除いた表面部分である。
【００２０】
【００１２】低温溶射機１０は、常温に近い温度、例え
ば、４０°Ｃ程度で母型１の表面に金属溶射層体２を作
ることができる。この金属溶射層体２の厚さは、後の型
製造工程で変型を受けない程度である。
ば、４０°Ｃ程度で母型１の表面に金属溶射層体２を作
ることができる。この金属溶射層体２の厚さは、後の型
製造工程で変型を受けない程度である。
【００２１】
【００１３】図１（ｃ） 母型喪失工程。
【００２２】母型１を内部に含む金属溶射層体２を加熱
して母型１を焼失させる。加熱は、ヒ−タ又はバ−ナで
行うことができる。なお、母型１が塩酸等の化学品で溶
解する場合は、化学品に浸漬して溶解させてもよい。金
属溶射層体２から母型１が喪失されると、その喪失の跡
の凹形はキャビティＣの形状となる。
して母型１を焼失させる。加熱は、ヒ−タ又はバ−ナで
行うことができる。なお、母型１が塩酸等の化学品で溶
解する場合は、化学品に浸漬して溶解させてもよい。金
属溶射層体２から母型１が喪失されると、その喪失の跡
の凹形はキャビティＣの形状となる。
【００２３】
【００１４】図１（ｄ）金型製造工程。
【００２４】母型１の喪失した金属溶射層体２を形枠２
０にセットして最終的な金型を得る。この際、形枠２０
と金属溶射層体２との間隙には、耐熱性の充填材２１が
充填される。
０にセットして最終的な金型を得る。この際、形枠２０
と金属溶射層体２との間隙には、耐熱性の充填材２１が
充填される。
【００２５】
【００１５】以上のように、本発明方法によれば、加熱
等で溶解する母型１に低温金属溶射を行って極めて簡単
に金型を作ることができるので、コストの安い金型とす
ることができる。
等で溶解する母型１に低温金属溶射を行って極めて簡単
に金型を作ることができるので、コストの安い金型とす
ることができる。
【００２６】
【００１６】なお、上述の実施例では、母型１の喪失工
程（ｃ）は、金型製造工程（ｄ）の前に行われたが、こ
れを同時に又は逆に行うようにしてもよい。すなわち、
母型の喪失工程の金型製造工程時に、又はこの工程が終
了したときに母型１を焼失等させるようにしてもよい。
したがって、本発明は、このように母型１の喪失工程
（ｃ）と金型製造工程（ｄ）が同時又は逆の場合も含ん
でいる。
程（ｃ）は、金型製造工程（ｄ）の前に行われたが、こ
れを同時に又は逆に行うようにしてもよい。すなわち、
母型の喪失工程の金型製造工程時に、又はこの工程が終
了したときに母型１を焼失等させるようにしてもよい。
したがって、本発明は、このように母型１の喪失工程
（ｃ）と金型製造工程（ｄ）が同時又は逆の場合も含ん
でいる。
【００２７】
【００１７】
【００２８】
【発明の効果】本発明に係る金型製造方法は、加熱した
とき又は化学品に浸漬したときに、焼失又は溶解して形
状を喪失する材料で作られた、金型のキャビティの外形
形状を有する母型を作る工程と、前記母型の表面に低温
金属溶射を行って、その母型の表面に所定の厚さの金属
溶射層体を作る工程と、前記金属溶射層体を加熱又は化
学品に浸漬して前記母型を喪失させる工程と、前記母型
の喪失させた金属溶射層体を形枠に固定して金型を作る
工程とからなるので、低コストに金型を製造することが
できる。
とき又は化学品に浸漬したときに、焼失又は溶解して形
状を喪失する材料で作られた、金型のキャビティの外形
形状を有する母型を作る工程と、前記母型の表面に低温
金属溶射を行って、その母型の表面に所定の厚さの金属
溶射層体を作る工程と、前記金属溶射層体を加熱又は化
学品に浸漬して前記母型を喪失させる工程と、前記母型
の喪失させた金属溶射層体を形枠に固定して金型を作る
工程とからなるので、低コストに金型を製造することが
できる。
【図１】本発明の一実施例方法を実施するための工程図
である。
である。
１ 母型 ２ 金属溶射層体 １０ 低温溶射機 ２０ 型枠 Ｃ キャビティ
Claims (1)
- 【請求項１】 下記の（１）〜（４）の工程を有するこ
とを特徴とする金型製造方法。 （１）加熱したとき又は化学品に浸漬したときに、焼失
又は溶解して形状を喪失する材料で作られた、金型のキ
ャビティの外形形状を有する母型を作る工程。 （２）前記母型の表面に低温金属溶射を行って、その母
型の表面に所定の厚さの金属溶射層体を作る工程。 （３）前記金属溶射層体を加熱又は化学品に浸漬して前
記母型を喪失させる工程。（４）前記母型の喪失させた
金属溶射層体を形枠に固定して金型を作る工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21455992A JPH0631738A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 金型製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21455992A JPH0631738A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 金型製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631738A true JPH0631738A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16657733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21455992A Pending JPH0631738A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 金型製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631738A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018140846A1 (en) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | Nike Innovate C.V. | Shell mold |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP21455992A patent/JPH0631738A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018140846A1 (en) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | Nike Innovate C.V. | Shell mold |
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