JPH06317060A - ラッチ - Google Patents

ラッチ

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JPH06317060A
JPH06317060A JP34990991A JP34990991A JPH06317060A JP H06317060 A JPH06317060 A JP H06317060A JP 34990991 A JP34990991 A JP 34990991A JP 34990991 A JP34990991 A JP 34990991A JP H06317060 A JPH06317060 A JP H06317060A
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JP
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rod
door
strike
fixed cylinder
stopper
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JP34990991A
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JPH0726504B2 (ja
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Takashi Umezawa
隆 梅沢
Koji Watanabe
康二 渡辺
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Nifco Inc
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉を蝶着した本体に固定される固定筒と、扉
を閉めることにより扉裏のストライクで本体中にバネの
付勢抗して押込まれ、ストライクを保持して扉を閉めた
状態に保つロッドを有するラッチの前記ロッドを固定筒
内に装入する組立作業を容易にすると共に、ロッドが固
定筒から外に抜け出るのを確実に防止する。 【構成】 固定筒1に前後方向の長孔1′を開設すると
共に、該固定筒内で前後方向に摺動する前記ロッド2の
後半部に上記長孔1′に係合してロッドが固定筒から抜
けるのを阻止するストッパ6を立設し、このストッパ6
の後端上部に斜め後向きの斜面6′を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラッチ装置に関するも
ので、特にこれに限定されるものではないが把手の無い
蝶着された扉に使用した場合、扉を閉扉状態にロックす
ると共に、開扉する場合は扉を一旦押込んで手を離すと
扉を開扉方向に少し押開ける浮き出し式のラッチ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は実願昭57−44631号
(実開昭58−48160号)で固定筒と、ロッド2
と、ロッド上に回転自在に取付けたカム爪3と、固定筒
とロッドの間で閉扉の際に圧縮され、開扉の際にロッド
を固定筒から押出すバネ力を蓄積するコイルバネの四点
からなる部品点数が極めて少ない浮き出し式のラッチを
提案した。この従来装置はロッドの先端に扉の裏に取付
けたストライクを弾性で保持する股状のクリップが設け
てあり、扉を閉めたときはこのクリップが扉のストライ
クを保持して扉が開くのを防止する。又、ロッドの、固
定筒内で前後に摺動する後部に長手方向の長溝を設け、
固定筒には自由端に突起を有する舌片11を筒壁の一部
に設け、上記突起をロッドの長溝に係合することでロッ
ドの摺動をガイドすると共に、ロッドが固定筒から抜け
出るのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記舌片11は可撓性
を有するためロッド2を固定筒1の内部に装入して組立
てることは容易に行えるが、同時に扉を開くために扉の
ストライクをロッドの先端の股状クリップから抜いて外
そうとして力を加えると、ロッドの長溝の端部が突起を
押して舌片を撓めるため、ロッドが固定筒から外に抜け
ることがある。又、ロッド2の一端2′の断面形状が固
定筒1の開口と略同一形状となっている為、ロッド2を
固定筒1の開口に挿入する場合の位置合わせが難しく、
ロッドを固定筒の開口に挿入する際にロッド端と開口縁
が少しでも衝合してつっかえた場合にもロッドを開口に
挿入できなくなる。特にこの種のラッチにおいては、組
立を高速で行ったり、自動機でセットしたりするので一
旦ロッド端と開口縁とがつっかえてしまうと組立てロス
となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
消するために開発されたのであって、扉を蝶着した本体
に固定される固定筒と、扉を閉めることにより扉裏のス
トライクで本体中にバネの付勢に抗して押込まれ、スト
ライクを保持して扉を閉めた状態に保つロッドを有する
ラッチにおいて、前記固定筒(1)に前後方向の長孔
(1′)を開設すると共に、該固定筒内で前後方向に摺
動する前記ロッド(2)の後半部に上記長孔(1′)に
係合してロッドが固定筒から抜けるのを阻止するストッ
パ(6)を立設し、このストッパ(6)の後端上部に斜
め後向きの斜面(6′)を設けたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図示の一実施例を参照して本発明を説
明する。さて、1は後端が閉じ、前端が開放した固定
筒、2はロッド、3はロッド上に回転自在に取付けたカ
ム爪、4は固定筒とロッドの間で圧縮されるコイルバネ
を示し、バネ以外はプラスチックの成形品である。
【0006】ロッドの後半部は下面と後面に開放した開
放部5を有し、バネ4はこの開放部中に収容してある。
従って扉を閉めることによりロッドを固定筒中に押込む
とバネは固定筒の後壁と開放部の前壁5′の間で圧縮さ
れ、次に扉を開く際の力を蓄える。尚、ロッドの後半部
上面には後にカム爪3を枢着し、前にストッパ6があ
る。ストッパは固定筒の上壁に設けた前後方向の長孔
1′に係合し、ロッドの前後方向の摺動をガイドし、且
つ規制する。
【0007】カム爪3の両端間の長さはロッドの後半部
の幅にほゞ等しく、その各端部にはV形の切欠き7と、
丸味をもった一方の撫で肩のかど8を回転対称に有し、
かどの他方9は爪の側面と切欠き7が交わって尖鋭であ
る。
【0008】又、固定筒は一側の内壁の奥に、ロッドが
最も押込まれたときにカム爪の一方の端部の切欠き7に
係合してカム爪を少量回転させる第1突起爪10、他側
の内壁には奥から少し離れて第2突起爪11を有する。
次に本願ラッチを組立てについての代表的な一例を説明
する。固定筒1内に設けた隆起部にバネ4を挿入する。
一方、ロッド2にロッド上に回転自在にカム爪3を取付
ける。そして、ロッド2の保持片13とは反対側の端部
を固定筒1の開口に臨ませるようにする。この場合、ロ
ッド2の上記端部断面は、固定筒1の開口よりも比較的
小さく設定されているのでロッドの挿入作業はスムース
に行うことができる。固定筒の開口にロッドが挿入され
しばらくすると固定筒1の開口上縁と、ロッド2のスト
ッパ6とが衝合する。このとき、ストッパ6には傾斜面
6′があるのでストッパ6が開口上縁をスムースに乗り
越え図2の状態の如くラッチの組立ては完了する。又、
斜面6′が有るのでロッド2を開口に挿入する際、弱い
力で挿入することができるという案内(ガイド)として
の機能をも果たしている。
【0009】カム爪3、両突起爪10,11の作動は先
行提案と全く同じで、閉まる位置を少し過ぎるまで扉を
押し、バネに抗してロッドを固定筒中に最も深く押込む
と、カム爪は第1突起爪10で少量回動する(図4)。
この状態で扉を押すのを止めるとコイルバネの復元力で
ロッドは少し押出され、扉は開く方向に少し動くが、少
量回動したカム爪の切欠き7の一側7aが途中の第2突
起爪11に係合してカム爪は更に回動し、鋭利なかど9
が固定筒の一側の内壁に引掛かり、カム爪は固定筒中で
約45°回動した状態に詰まってそれ以上にロッドは押
出されず、固定筒に対しロックされる。尚、この位置で
扉は丁度閉まった状態になる(図5)。
【0010】次に扉を開けるには扉を再び押す。すると
ロッドは再び奥まで押込まれ、カム爪は撫で肩のかど8
で第1突起爪10に係合して更に約45°回動してロッ
ドとほゞ直交した向きになる(図6)。そこで、押すの
を止めるとバネの復元力でロッドは押出され、カム爪は
撫で肩の角8で第2突起爪11と係合して更に90°回
動し、ロッドと揃った向きになり(図7)、ストッパ6
が長孔1′の前端に当接するまでロッドは押出され(図
8)、扉は少し開く。扉を閉めるときは固定筒中に引込
み、扉を開けるときには固定筒の外に出るロッドの前半
部は、薄肉のヒンジ12で後半部と連接した対の保持片
13,13になっている。
【0011】この一対の保持片13,13は斜め外向き
に開いた逆ハ字形に成形し、且つ各保持片13のヒンジ
側の基部内面15と、保持片がストライク14を保持す
るため固定筒1の内部に没入したときに上記基部内面1
5に対向するロッドの後半部の前端面16のどちらか一
方、又は双方に変形する突起17を設ける(図9、図1
0)。
【0012】従って本発明によれば扉を閉めるために押
すと、ストライク14はロッドの後半部前端面16に当
接してロッド2を固定筒1の内部に押込む。これにより
ロッドの前半部である一対の保持片13,13は固定筒
中に入ろうとして固定筒の口縁に摺接し、夫々ヒンジ1
2を撓めて内向きに曲がり、ヒンジ側の基部内面15
と、ロッドの後半部の前端面16のどちらか一方、又は
双方にある突起17は当接して変形し、この状態でスト
ライク14の先端部を挟む(図3)。
【0013】この場合、保持片13にはストライクを先
端よりも少し後で挟む肥厚部13′を設け、ストライク
には先端の少し後にくびれた凹部を設けて肥厚部13′
は凹部に入り込んでストライクを挟む様にするとか、図
示の如くストライクの先端に膨大部14′を設け、肥厚
部13′は膨大部14′の後でストライクを挟み、挟ん
だストライクが抜けないようにすることが好ましい。
【0014】そして、扉を開けるために一対の保持片1
3,13が固定筒1の前端から外に出ると、内向きに撓
められたヒンジ12の弾性復元力と、変形した突起17
が復元しようとする弾性力とで対の保持片13,13は
外向きに、逆のハ字形に開いてストライクを開放するの
で、従来のようにクリップからストライクを脱出させる
ため扉を強く手前に引く必要が無く、難なく扉を開ける
ことができる。このためストッパ6が故障するなどの虞
れは解消する。更に突起17は保持片13,13が過度
に内向きに曲げられ、ヒンジ12から千切れるのを防止
するストッパとしても機能する。
【0015】尚、この実施例ではキャビネット本体、或
いは扉がテレビのチューナ調整部の扉であるときはテレ
ビ本体に固定筒を簡単に取付けることができるようにし
てある。即ち、固定筒の前端部1aは左右に張出し、左
右側壁にはコ字形の切込を設けて自由端が外方に突出し
た舌片1bを設け、舌片1bの自由端と前端部1aの後
面間の間隔を本体19の板厚にほゞ合わせてある。従っ
て、図3に示すように本体19には固定筒の後部の輪郭
と同形の孔を開設し、この孔に固定筒を後端部から押込
むと舌片1bの自由端と前端部1aの後面との間で本体
19を挟んで簡単に取付けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
ロッドの後半部上面からストッパ6が立っているが、ス
トッパの後端上部は斜め後向きの斜面6′になっている
ため、少し力を加えてロッドを固定筒内に押込むこと
で、上記斜面6′は固定筒の上壁の前端部を下から持ち
上げてその下を潜り抜け、固定筒の上壁の長孔1′に係
合する。従って、固定筒とロッドを容易に組立てること
ができる。又、ロッドを手前に引張り、固定筒から引抜
こうとする力が加わったときはストッパ6が長孔1′の
前端に当接して抵抗するのでロッドが固定筒から抜ける
のを確実に阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッチの平面図である。
【図2】ラッチの縦断側面図である。
【図3】ストライクがロッドを固定筒内に押込んでいる
状態の説明図である。
【図4】ロッドが固定筒内の奥に当接するまで押込まれ
た状態の説明図である。
【図5】ロッドがストライクを保持している状態の説明
図である。
【図6】ストライクの保持を釈放するためロッドを再度
押込んだ状態の説明図である。
【図7】ロッドが押出されて行く状態の説明図である。
【図8】ロッドがストライクを釈放した状態の説明図で
ある。
【図9】ロッドの他の一例の、ストライク釈放状態の一
部の平面図である。
【図10】図9のロッドの、ストライク保持状態の一部
の平面図である。
【符号の説明】
1 固定筒 2 ロッド 3 カム爪 4 コイルスプリング 6 ストッパ 12 ヒンジ 13 保持片 14 ストライク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉を蝶着した本体に固定される固定筒
    と、扉を閉めることにより扉裏のストライクで本体中に
    バネの付勢に抗して押込まれ、ストライクを保持して扉
    を閉めた状態に保つロッドを有するラッチにおいて、 前記固定筒(1)に前後方向の長孔(1′)を開設する
    と共に、該固定筒内で前後方向に摺動する前記ロッド
    (2)の後半部に上記長孔(1′)に係合してロッドが
    固定筒から抜けるのを阻止するストッパ(6)を立設
    し、このストッパ(6)の後端上部に斜め後向きの斜面
    (6′)を設けたことを特徴とするラッチ。
JP34990991A 1991-12-10 1991-12-10 ラッチ Expired - Lifetime JPH0726504B2 (ja)

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JP34990991A JPH0726504B2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 ラッチ

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JPH06317060A true JPH06317060A (ja) 1994-11-15
JPH0726504B2 JPH0726504B2 (ja) 1995-03-22

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