JP2543489B2 - ラッチ - Google Patents

ラッチ

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JP2543489B2
JP2543489B2 JP7031809A JP3180995A JP2543489B2 JP 2543489 B2 JP2543489 B2 JP 2543489B2 JP 7031809 A JP7031809 A JP 7031809A JP 3180995 A JP3180995 A JP 3180995A JP 2543489 B2 JP2543489 B2 JP 2543489B2
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rod
fixed cylinder
door
strike
stopper
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JP7031809A
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隆 梅沢
康二 渡辺
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Nifco Inc
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラッチ装置に関するも
ので、特にこれに限定されるものではないが把手の無い
蝶着された扉に使用した場合、扉を閉扉状態にロックす
ると共に、開扉する場合は扉を一旦押込んで手を離すと
扉を開扉方向に少し押開ける浮き出し式のラッチ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は実願昭57−44631号
(実開昭58−148160号)で固定筒と、ロッド
と、ロッド上に回転自在に取付けたカム爪と、固定筒と
ロッドの間で閉扉の際に圧縮され、開扉の際にロッドを
固定筒から押出すバネ力を蓄積するコイルバネの四点か
らなる部品点数が極めて少ない浮き出し式のラッチを提
案した。この従来装置はロッドの先端に扉の裏に取付け
たストライクを弾性で保持する股状のクリップが設けて
あり、扉を閉めたときはこのクリップが扉のストライク
を保持して扉が開くのを防止する。又、ロッドの、固定
筒内で前後に摺動する後部に長手方向の長溝を設け、固
定筒には自由端に突起を有する舌片を筒壁の一部に設
け、上記突起をロッドの長溝に係合することでロッドの
摺動をガイドすると共に、ロッドが固定筒から抜け出る
のを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、ロ
ッドを前向きに押すバネをロッド自身の外に巻付け、バ
ネの後端は固定筒の前端のフランジで受止めるようにな
っている。このため、ロッドは先端のクリップの後に上
記バネの前端を受止める鍔を設ける必要があり、ロッド
の後部が固定筒のなかに深く押込まれ、扉を閉扉してい
る状態でも固定筒の前端から外にロッドが長く延び出
し、ラッチの前後方向の長さは著しく長くなる。従っ
て、前後方向に長い空間を有する本体に対してしかラッ
チを固定することができず、ラッチの使用できる範囲が
限定されると共に、ラッチを本体に固定するには本体
と、ラッチの固定筒の前端のフランジとの間を連結する
部材を使用する必要があり、ラッチを本体に対して強固
に固定することが困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
消するために開発されたのであって、扉を蝶着した本体
に固定される固定筒と、扉を閉めることにより扉裏のス
トライクで本体中にバネの付勢に抗して押込まれ、スト
ライクを保持して扉を閉めた状態に保つロッドを有する
ラッチにおいて、前記固定筒(1)内を摺動するロッド
(2)の前端左右に、ヒンジ(12)で連接した一対の
保持片(13,13)を設けると共に、前記保持片の前
記ヒンジよりも先端側には前記ストライク(14)をそ
の先端膨大部よりもやや後で挟む肥厚部(13′)を設
け、又前記固定筒(1)に前後方向の貫通長孔(1′)
を開設すると共に、該固定筒内で前後方向に摺動する前
記ロッド(2)には上記貫通長孔(1′)に係合してロ
ッドが固定筒から抜けるのを阻止するストッパ(6)を
立設し、このストッパ(6)の後端上部に斜め後向きの
斜面(6′)を設けたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図示の一実施例を参照して本発明を説
明する。さて、1は後端が閉じ、前端が開放した固定
筒、2はロッド、3はロッド上に回転自在に取付けたカ
ム爪、4は固定筒とロッドの間で圧縮されるコイルバネ
を示し、コイルバネ以外はプラスチックの成形品であ
る。
【0006】ロッドの後半部は下面と後面に開放した開
放部5を有し、バネ4はこの開放部中に収容してある。
従って扉を閉めることによりロッドを固定筒中に押込む
とバネは固定筒の後壁と開放部の前壁5′の間で圧縮さ
れ、次に扉を開く際の力を蓄える。この様に、バネ4が
ロッド2の後半部の仕切られた開放部5に収容されてい
るので、バネの腰くだけがなく、また製品の長さを短く
することができ、製品の小型化が図れるという機能を有
する。尚、ロッドの上面には後にカム爪3を枢着し、前
にストッパ6が立つ。ストッパは上面後部に後向きに下
降する斜面6′を有する。このストッパ6は固定筒1の
上壁に設けた前後方向に貫通する長孔1′に係合し、ロ
ッド2の前後方向の摺動をガイドし、且つ規制すると共
に、固定筒とロッドを組立てる際、少し力を加えてロッ
ド2を固定筒1内に押込むと、斜面6′が固定筒1の上
壁の前端部1aを下から持ち上げるのでストッパはその
下を潜り抜け、貫通長孔1′に係合する。従って、固定
筒1とロッド2を容易に組立てることができる。又、組
立完了の際、ストッパ6が貫通長孔1′内に突入し、
長孔1′の端に係合するのを視認或いは音で認識でき
るので、組立の完了を容易に確認することができる。更
に、ロッド2を手前に引張り、固定筒1から引抜こうと
する力が加わると、ストッパ6が貫通長孔1′の前端に
当接して抵抗するので、ロッド2が固定筒1から抜ける
のを確実に阻止することができる。
【0007】カム爪3の両端間の長さはロッドの後半部
の幅にほゞ等しく、その各端部にはV形の切欠き7と、
丸味をもった一方の撫で肩のかど8を回転対称に有し、
かどの他方9は爪の側面と切欠き7が交わって尖鋭であ
る。
【0008】又、固定筒は一側の内壁の奥に、ロッドが
最も押込まれたときにカム爪の一方の端部の切欠き7に
係合してカム爪を少量回転させる第1突起爪10、他側
の内壁には奥から少し離れて第2突起爪11を有する。
固定筒の前端部1aは左右に張出し、左右側壁にはコ字
形の切込を設けて自由端が外方に突出した舌片1bを設
け、舌片1bの自由端と前端部1aの後面間の間隔を本
体19の板厚にほゞ合わせてある。従って、図3に示す
ように本体19には固定筒の後部の輪郭と同形の孔を開
設し、この孔に固定筒を後端部から押込むと舌片1bの
自由端と前端部1aの後面との間で本体19を挟んで簡
単に取付けることができる。
【0009】カム爪3、両突起爪10,11の作動は先
行提案と全く同じで、閉まる位置を少し過ぎるまで扉を
押し、コイルバネに抗してロッドを固定筒中に最も深く
押込むと、カム爪は第1突起爪10で少量回動する(図
4)。この状態で扉を押すのを止めるとコイルバネの復
元力でロッドは少し押出され、扉は開く方向に少し動く
が、少量回動したカム爪の切欠き7の一側7aが途中の
第2突起爪11に係合してカム爪は更に回動し、鋭利な
かど9が固定筒の一側の内壁に引掛かり、カム爪は固定
筒中で約45゜回動した状態に詰まってそれ以上にロッ
ドは押出されず、固定筒に対しロックされる。尚、この
位置で扉は丁度閉まった状態になる(図5)。
【0010】次に扉を開けるには扉を再び押す。すると
ロッドは再び奥まで押込まれ、カム爪は撫で肩のかど8
で第1突起爪10に係合して更に約45°回動してロッ
ドとほゞ直交した向きになる(図6)。そこで、押すの
を止めるとコイルバネの復元力でロッドは押出され、カ
ム爪は撫で肩の角8で第2突起爪11と係合して更に9
0゜回動し、ロッドと揃った向きになり(図7)、スト
ッパ6が貫通長孔1′の前端に当接するまでロッドは押
出され(図8)、扉は少し開く。扉を閉めるときは固定
筒中に引込み、扉を開けるときには固定筒の外に出るロ
ッドの前半部は、屈曲可能なヒンジ12で後半部と連接
した対の保持片13,13になっている。
【0011】この一対の保持片13,13は斜め外向き
に開いた逆ハ字形でほゞ剛性に成形し、且つ各保持片1
3のヒンジ側の基部内面15と、保持片がストライク1
4を保持するため固定筒1の内部に没入したときに上記
基部内面15に対向するロッドの後半部の前端面16の
どちらか一方、又は双方に変形する突起17を設ける
(図9、図10)。
【0012】従って本発明によれば扉を閉めるために押
すと、ストライク14はロッドの後半部前端面16に当
接してロッド2を固定筒1の内部に押込む。これにより
ロッドの前半部である一対の保持片13,13は固定筒
中に入ろうとして固定筒の口縁に摺接し、夫々ヒンジ1
2を撓めて内向きに回動し、ヒンジ側の基部内面15
と、ロッドの後半部の前端面16のどちらか一方、又は
双方にある突起17は当接して変形し、この状態でスト
ライク14の先端部を挟む(図3)。
【0013】この場合、保持片13にはストライクを先
端よりも少し後で挟む肥厚部13′を設け、ストライク
には先端の少し後にくびれた凹部を設けて肥厚部13′
は凹部に入り込んでストライクを挟む様にするとか、図
示の如くストライクの先端に膨大部14′を設け、肥厚
部13′は膨大部14′の後でストライクを挟み、挟ん
だストライクが抜けないようにする。保持片13はほゞ
変形しないので、ヒンジ12が千切れるほどの力が作用
しないと、ストライクは引戻せず扉は開かない。
【0014】そして、扉を開けるために一対の保持片1
3,13が固定筒1の前端から外に出ると、内向きに撓
められたヒンジ12の弾性復元力と、変形した突起17
が復元しようとする弾性力とで対の保持片13,13は
外向きに、逆のハ字形に開いてストライクを開放するの
で、従来のようにクリップからストライクを脱出させる
ため扉を強く手前に引く必要が無く、難なく扉を開ける
ことができる。このためストッパ6が故障するなどの虞
れは解消する。更に突起17は保持片13,13が過度
に内向きに曲げられ、ヒンジ12から千切れるのを防止
するストッパとしても機能する。
【0015】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれ
ば、固定筒1内を摺動するロッド2の前半部にヒンジ1
2で連接した一対の保持片13,13を設けたので、保
持片13,13はヒンジ12の位置で確実にストライク
側に曲がる。また、保持片のヒンジよりも先端側にはス
トライク14を先端よりもやや後で挟む肥厚部13′を
設けたので、肥厚部13′がストライク14の先端より
もやや後の凹部を確実に挟むことができる。更に、ロッ
ドの上面からはストッパ6が立っているが、ストッパの
上面後部は後向きに下る斜面6′になっているので、斜
面6′を先頭にしてロッドを固定筒の内部に押込むと、
斜面が固定筒の上壁の前端部を下から持ち上げるので、
ストッパはその下を潜り抜け、固定筒の上壁の貫通長孔
1′に係合する。従って、ロッドと固定筒を容易に組立
てることができると共に、ストッパが貫通長孔1′から
突出することと組立ての完了を視認で確認できる
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッチの平面図である。
【図2】ラッチの縦断側面図である。
【図3】ストライクがロッドを固定筒内に押込んでいる
状態の説明図である。
【図4】ロッドが固定筒内の奥に当接するまで押込まれ
た状態の説明図である。
【図5】ロッドがストライクを保持している状態の説明
図である。
【図6】ストライクの保持を釈放するためロッドを再度
押込んだ状態の説明図である。
【図7】ロッドが押出されて行く状態の説明図である。
【図8】ロッドがストライクを釈放した状態の説明図で
ある。
【図9】ロッドの他の一例の、ストライク釈放状態の一
部の平面図である。
【図10】図9のロッドの、ストライク保持状態の一部
の平面図である。
【符号の説明】
1 固定筒 1a 前端部 1b 舌片 1′ 貫通長孔 2 ロッド 3 カム爪 4 コイルバネ 5 コイルバネを収容する開放部 6 ストッパ 6′ ストッパの斜面 12 ヒンジ 13 保持片 14 ストライク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉を蝶着した本体に固定される固定筒
    と、扉を閉めることにより扉裏のストライクで本体中に
    バネの付勢に抗して押込まれ、ストライクを保持して扉
    を閉めた状態に保つロッドを有するラッチにおいて、 前記固定筒(1)内を摺動するロッド(2)の前端左右
    に、ヒンジ(12)で連接した一対の保持片(13,1
    3)を設けると共に、前記保持片の前記ヒンジよりも先
    端側には前記ストライク(14)をその先端膨大部より
    もやや後で挟む肥厚部(13′)を設け、又前記固定筒
    (1)に前後方向の貫通長孔(1′)を開設すると共
    に、該固定筒内で前後方向に摺動する前記ロッド(2)
    には上記貫通長孔(1′)に係合してロッドが固定筒か
    ら抜けるのを阻止するストッパ(6)を立設し、このス
    トッパ(6)の後端上部に斜め後向きの斜面(6′)を
    設けたことを特徴とするラッチ。
JP7031809A 1995-01-30 1995-01-30 ラッチ Expired - Lifetime JP2543489B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154272U (ja) * 1979-04-21 1980-11-06
JPS5614159U (ja) * 1979-07-11 1981-02-06
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