JPH0631671Y2 - 電線用端子のかしめ装置 - Google Patents
電線用端子のかしめ装置Info
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- JPH0631671Y2 JPH0631671Y2 JP9771590U JP9771590U JPH0631671Y2 JP H0631671 Y2 JPH0631671 Y2 JP H0631671Y2 JP 9771590 U JP9771590 U JP 9771590U JP 9771590 U JP9771590 U JP 9771590U JP H0631671 Y2 JPH0631671 Y2 JP H0631671Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば、電線の一端部（ストリップ部）に端
子をかしめて取付ける電線加工機における電線用端子の
かしめ装置に関する。
子をかしめて取付ける電線加工機における電線用端子の
かしめ装置に関する。
（従来の技術） 一般に、電線ａの一端部（ストリップ部）ａ１に端子を
かしめて取付ける電線加工機における電線用端子は、第
７図乃至第９図に示されるように、導電材のリーダー部
（図示されず）に端子本体Ａを一定のピッチ間隔を存し
て付設し、この端子本体Ａに切り起して形成された一対
のワイヤバレルＡ１と一対のインスレーションバレルＡ
２とで構成されている。
かしめて取付ける電線加工機における電線用端子は、第
７図乃至第９図に示されるように、導電材のリーダー部
（図示されず）に端子本体Ａを一定のピッチ間隔を存し
て付設し、この端子本体Ａに切り起して形成された一対
のワイヤバレルＡ１と一対のインスレーションバレルＡ
２とで構成されている。
既に提案されているこの種の電線加工機における電線用
端子のかしめ装置は、第５図及び第６図に示されるよう
に構成されている。
端子のかしめ装置は、第５図及び第６図に示されるよう
に構成されている。
即ち、第５図及び第６図において、電線加工機における
機台１には、アンビル部材２が設置されており、このア
ンビル部材２には、ワイヤアンビルとしての第１アンビ
ル３及びインスレーションアンビルとしての第２アンビ
ル４が順に設けられており、この第２アンビル４の前面
には、カットホルダー５で浮上位置を規制されたスライ
ドカッタ６が一対のコイルばね１２の弾力で上方へ付勢
して昇降自在に設けられている。又、このスライドカッ
タ６の上部には、案内溝６ａとカッタ部６ｂが上記端子
本体Ａのリーダー部（図示されず）を案内すると共に、
かしめ動作時、上記端子本体Ａとリーダー部とを切断す
るようになっている。さらに、上記アンビル部材２、第
１アンビル３、第２アンビル４及びスライドカッタ６は
電線加工機における下型を構成している。
機台１には、アンビル部材２が設置されており、このア
ンビル部材２には、ワイヤアンビルとしての第１アンビ
ル３及びインスレーションアンビルとしての第２アンビ
ル４が順に設けられており、この第２アンビル４の前面
には、カットホルダー５で浮上位置を規制されたスライ
ドカッタ６が一対のコイルばね１２の弾力で上方へ付勢
して昇降自在に設けられている。又、このスライドカッ
タ６の上部には、案内溝６ａとカッタ部６ｂが上記端子
本体Ａのリーダー部（図示されず）を案内すると共に、
かしめ動作時、上記端子本体Ａとリーダー部とを切断す
るようになっている。さらに、上記アンビル部材２、第
１アンビル３、第２アンビル４及びスライドカッタ６は
電線加工機における下型を構成している。
一方、上記下型の上位の機枠（図示されず）には、シャ
ンク７ａとスペーサ７ｂとで構成される昇降体７が図示
されないクランク機構で上下動するように設けられてお
り、この昇降体７の前面には、ワイヤクリンパとしての
第１クリンパ８及びインスレーションクリンパとしての
第２クリンパ９が上記第１アンビル３や第２アンビル４
と共同して作動するように付設されている。
ンク７ａとスペーサ７ｂとで構成される昇降体７が図示
されないクランク機構で上下動するように設けられてお
り、この昇降体７の前面には、ワイヤクリンパとしての
第１クリンパ８及びインスレーションクリンパとしての
第２クリンパ９が上記第１アンビル３や第２アンビル４
と共同して作動するように付設されている。
即ち、上記第１クリンパ８の下部には、略Ｖ字状をなす
センター寄せ溝８ａが上記第１アンビル３の上部３ａと
共同して上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ１をかしめ
付けするように形成されており、上記第２クリンパ９の
下部には、略Ｖ字状をなすセンター寄せ溝９ａが上記第
２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａの各
インスレーションバレルＡ２をかしめ付けするように形
成されている。又、上記昇降体７の前面には、カットオ
フパンチ１０が締付け螺杆１１によって上記第１クリン
パ８及び第２クリンパ９を貫通して螺装されており、上
記昇降体７、第１クリンパ８、第２クリンパ９、カット
オフパンチ１０及び締付け螺杆１１は電線加工機におけ
る上型を構成している。
センター寄せ溝８ａが上記第１アンビル３の上部３ａと
共同して上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ１をかしめ
付けするように形成されており、上記第２クリンパ９の
下部には、略Ｖ字状をなすセンター寄せ溝９ａが上記第
２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａの各
インスレーションバレルＡ２をかしめ付けするように形
成されている。又、上記昇降体７の前面には、カットオ
フパンチ１０が締付け螺杆１１によって上記第１クリン
パ８及び第２クリンパ９を貫通して螺装されており、上
記昇降体７、第１クリンパ８、第２クリンパ９、カット
オフパンチ１０及び締付け螺杆１１は電線加工機におけ
る上型を構成している。
従って、上述した電線加工機における電線用端子のかし
め装置は、第５図に示されるように、予め、上記下型の
スライドカッタ６に上記端子本体Ａとリーダー部を載置
して置く。
め装置は、第５図に示されるように、予め、上記下型の
スライドカッタ６に上記端子本体Ａとリーダー部を載置
して置く。
次に、上記下型のスライドカッタ６の上位に電線ａの一
端部（ストリップ部）ａ１を移送して停止する。する
と、上記上型の昇降体７が図示されないクランク機構で
降下するので、上記第１クリンパ８のセンター寄せ溝８
ａが上記第１アンビル３の上部３ａと共同して上記端子
本体Ａの各ワイヤバレルＡ１をかしめ付けすると、同時
に、上記第２クリンパ９のセンター寄せ溝９ａが上記第
２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａの各
インスレーションバレルＡ２をかしめ付けすると共に、
上記カットオフパンチ１０のパンチ部１０ａで上記スラ
イドカッタ６を押下すると、このスライドカッタ６のカ
ッタ部６ｂが上記端子本体Ａのリーダー部（図示され
ず）を上記第２アンビル４と共働して切断するようにな
っている。
端部（ストリップ部）ａ１を移送して停止する。する
と、上記上型の昇降体７が図示されないクランク機構で
降下するので、上記第１クリンパ８のセンター寄せ溝８
ａが上記第１アンビル３の上部３ａと共同して上記端子
本体Ａの各ワイヤバレルＡ１をかしめ付けすると、同時
に、上記第２クリンパ９のセンター寄せ溝９ａが上記第
２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａの各
インスレーションバレルＡ２をかしめ付けすると共に、
上記カットオフパンチ１０のパンチ部１０ａで上記スラ
イドカッタ６を押下すると、このスライドカッタ６のカ
ッタ部６ｂが上記端子本体Ａのリーダー部（図示され
ず）を上記第２アンビル４と共働して切断するようにな
っている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上述した電線加工機における電線用端子
のかしめ装置は、第８図（Ａ）（Ｂ）に示されるよう
に、上記電線ａの先端部が上下又は左右に芯ずれしてい
ても、上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ１や各インス
レーションバレルＡ２の直上の中心位置に対して上記電
線ａを強制的に中心へ寄せ合って位置規制するものがな
いため、第９図に示されるように、各インスレーション
バレルＡ２が偏倚してかしめられたり、ストリップａ１
の一部が各ワイヤバレルＡ１からはみ出して、品質を損
なうおそれがある等の問題がある。
のかしめ装置は、第８図（Ａ）（Ｂ）に示されるよう
に、上記電線ａの先端部が上下又は左右に芯ずれしてい
ても、上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ１や各インス
レーションバレルＡ２の直上の中心位置に対して上記電
線ａを強制的に中心へ寄せ合って位置規制するものがな
いため、第９図に示されるように、各インスレーション
バレルＡ２が偏倚してかしめられたり、ストリップａ１
の一部が各ワイヤバレルＡ１からはみ出して、品質を損
なうおそれがある等の問題がある。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、第２クリンパとカットオフパンチとの間に寄せ溝を
有するワイヤ押え部材を設けて、上記電線の先端部が上
下又は左右に芯ずれしていても、上記電線の先端部を上
記ワイヤ押え部材の寄せ溝で強制的に上記端子本体の各
インスレーションバレルや各ワイヤバレルの中心位置に
寄せ合うように位置規制し、各ワイヤバレルや各インス
レーションバレルを正常な状態に矯正してかしめること
により、ストリップの一部に各ワイヤバレルからのはみ
出しを防止して品質の向上を図るようにした電線用端子
のかしめ装置を提供することを目的とする。
て、第２クリンパとカットオフパンチとの間に寄せ溝を
有するワイヤ押え部材を設けて、上記電線の先端部が上
下又は左右に芯ずれしていても、上記電線の先端部を上
記ワイヤ押え部材の寄せ溝で強制的に上記端子本体の各
インスレーションバレルや各ワイヤバレルの中心位置に
寄せ合うように位置規制し、各ワイヤバレルや各インス
レーションバレルを正常な状態に矯正してかしめること
により、ストリップの一部に各ワイヤバレルからのはみ
出しを防止して品質の向上を図るようにした電線用端子
のかしめ装置を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案は、機台のアンビル部材に第１アンビル、第２ア
ンビルを順に設け、この第２アンビルの前面にスライド
カッタを上方へ付勢して昇降自在に設けて構成される下
型を備えた電線加工機において、上記下型の上位の機枠
に昇降体を上下動するように設け、この昇降体の前面に
第１クリンパ及び第２クリンパを上記第１アンビルや第
２アンビルと共同して作動するように付設し、上記昇降
体の前面に寄せ溝を有するワイヤ押え部材及びカットオ
フパンチを第１クリンパ及び第２クリンパを介して設け
られ、しかも、調整ダイヤルを有する螺杆で軸装し、こ
のカットオフパンチに上記ワイヤ押え部材の長孔をばね
で下方へ付勢されると共に上記調整ダイヤルの調整部へ
係合するように穿設したものである。
ンビルを順に設け、この第２アンビルの前面にスライド
カッタを上方へ付勢して昇降自在に設けて構成される下
型を備えた電線加工機において、上記下型の上位の機枠
に昇降体を上下動するように設け、この昇降体の前面に
第１クリンパ及び第２クリンパを上記第１アンビルや第
２アンビルと共同して作動するように付設し、上記昇降
体の前面に寄せ溝を有するワイヤ押え部材及びカットオ
フパンチを第１クリンパ及び第２クリンパを介して設け
られ、しかも、調整ダイヤルを有する螺杆で軸装し、こ
のカットオフパンチに上記ワイヤ押え部材の長孔をばね
で下方へ付勢されると共に上記調整ダイヤルの調整部へ
係合するように穿設したものである。
（作用） 本考案は、上記下型のスライドカッタの上位に電線の一
端部を移送して停止し、上記昇降体を図示されないクラ
ンク機構で降下すると、第２クリンパとカットオフパン
チとの間に設けられた寄せ溝を有するワイヤ押え部材で
上記電線を上記ワイヤ押え部材の寄せ溝で上記端子本体
の各インスレーションバレルや各ワイヤバレルの中心位
置に強制的に寄せ合うように位置規制し、各インスレー
ションバレルを正常な状態に矯正した後、上記第１クリ
ンパのセンター寄せ溝で上記第１アンビルの上部と共同
して上記端子本体の各ワイヤバレルを押圧してかしめ付
けすると同時に、上記第２クリンパのセンター寄せ溝で
上記第２アンビルの上部と共同して上記端子本体の各イ
ンスレーションバレルを押圧してかしめ付けすると共
に、上記カットオフパンチで上記スライドカッタを押圧
し、このスライドカッタのカッタ部で上記端子本体のリ
ーダー部を切断し、ストリップａ１の一部に各ワイヤバ
レルからのはみ出しを防止して品質の向上を図るように
したものである。
端部を移送して停止し、上記昇降体を図示されないクラ
ンク機構で降下すると、第２クリンパとカットオフパン
チとの間に設けられた寄せ溝を有するワイヤ押え部材で
上記電線を上記ワイヤ押え部材の寄せ溝で上記端子本体
の各インスレーションバレルや各ワイヤバレルの中心位
置に強制的に寄せ合うように位置規制し、各インスレー
ションバレルを正常な状態に矯正した後、上記第１クリ
ンパのセンター寄せ溝で上記第１アンビルの上部と共同
して上記端子本体の各ワイヤバレルを押圧してかしめ付
けすると同時に、上記第２クリンパのセンター寄せ溝で
上記第２アンビルの上部と共同して上記端子本体の各イ
ンスレーションバレルを押圧してかしめ付けすると共
に、上記カットオフパンチで上記スライドカッタを押圧
し、このスライドカッタのカッタ部で上記端子本体のリ
ーダー部を切断し、ストリップａ１の一部に各ワイヤバ
レルからのはみ出しを防止して品質の向上を図るように
したものである。
（実施例） 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
なお、本考案は、上述した具体例と同一の構成部材に
は、同じ符号を付して説明する。
は、同じ符号を付して説明する。
第１図乃至第３図において、符号１は、電線加工機にお
ける機台であって、この機台１には、アンビル部材２が
設置されており、このアンビル部材２には、ワイヤアン
ビルとしての第１アンビル３及びインスレーションアン
ビルとしての第２アンビル４が順に設けられており、こ
の第２アンビル４の前面には、カットホルダー５で位置
規制されたスライドカッタ６が一対のコイルばね１２の
弾力で上方へ付勢して昇降自在に設けられている。又、
このスライドカッタ６の上部には、案内溝６ａとカッタ
部６ｂが上記端子本体Ａのリーダー部（図示されず）を
案内すると共に、かしめ動作時、上記端子本体Ａとリー
ダー部とを切断するようになっている。さらに、上記ア
ンビル部材２、第１アンビル３、第２アンビル４及びス
ライドカッタ６は電線加工機における下型を構成してい
る。
ける機台であって、この機台１には、アンビル部材２が
設置されており、このアンビル部材２には、ワイヤアン
ビルとしての第１アンビル３及びインスレーションアン
ビルとしての第２アンビル４が順に設けられており、こ
の第２アンビル４の前面には、カットホルダー５で位置
規制されたスライドカッタ６が一対のコイルばね１２の
弾力で上方へ付勢して昇降自在に設けられている。又、
このスライドカッタ６の上部には、案内溝６ａとカッタ
部６ｂが上記端子本体Ａのリーダー部（図示されず）を
案内すると共に、かしめ動作時、上記端子本体Ａとリー
ダー部とを切断するようになっている。さらに、上記ア
ンビル部材２、第１アンビル３、第２アンビル４及びス
ライドカッタ６は電線加工機における下型を構成してい
る。
一方、上記下型の上位の機枠（図示されず）には、シャ
ンク７ａとスペーサ７ｂとで構成される昇降体７が図示
されないクランク機構で上下動するように設けられてお
り、この昇降体７の前面には、ワイヤクリンパとしての
第１クリンパ８及びインスレーションクリンパとしての
第２クリンパ９が上記第１アンビル３や第２アンビル４
と共同して作動するように付設されている。
ンク７ａとスペーサ７ｂとで構成される昇降体７が図示
されないクランク機構で上下動するように設けられてお
り、この昇降体７の前面には、ワイヤクリンパとしての
第１クリンパ８及びインスレーションクリンパとしての
第２クリンパ９が上記第１アンビル３や第２アンビル４
と共同して作動するように付設されている。
即ち、上記第１クリンパ８の下部には、略Ｖ字状をなす
センター寄せ溝８ａが上記第１アンビル３の上部３ａと
共同して上記端子本体Ａの一対のワイヤバレルＡ１をか
しめ付けするように形成されており、上記第２クリンパ
９の下部には、略Ｖ字状をなすセンター寄せ溝９ａが上
記第２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａ
の一対のインスレーションバレルＡ２をかしめ付けする
ように形成されている。又、上記昇降体７の前面には、
寄せ溝２０ａを有するワイヤ押え部材２０及びカットオ
フパンチ２１が上記第１クリンパ８及び第２クリンパ９
を介して設けられ、しかも、調整ダイヤル２２を有する
螺杆２３で軸装されており、このカットオフパンチ２１
には、上記ワイヤ押え部材２０の長孔２４がコイルばね
２５の弾力で下方へ付勢されると共に上記調整ダイヤル
２２の調整部２２ａへ係合するように穿設されている。
さらに、上記カットオフパンチ２１の前面には、一対の
回り止め２１ａが突出して形成されており、この各回り
止め２１ａには、上記調整ダイヤル２２の外周に形成さ
れた各回り止め溝２２ｂが目盛りに合わせて選択的に係
合するようになっている。さらに又、上記調整ダイヤル
２２の調整部２２ａは、第３図に示されるように、上記
螺杆２３の軸心からの距離を異にして形成されており、
この螺杆２３を緩めて上記調整ダイヤル２２を指先で手
前へ僅かに引いて回り止め２１ａを外した後、所望の位
置に回すことにより、上記ワイヤ押え部材２０の取付け
高さを調整し、これにより、太さの異なる電線ａに応じ
て上記ワイヤ押え部材２０の取付け位置を自由に調整で
きるようになっている。
センター寄せ溝８ａが上記第１アンビル３の上部３ａと
共同して上記端子本体Ａの一対のワイヤバレルＡ１をか
しめ付けするように形成されており、上記第２クリンパ
９の下部には、略Ｖ字状をなすセンター寄せ溝９ａが上
記第２アンビル４の上部４ａと共同して上記端子本体Ａ
の一対のインスレーションバレルＡ２をかしめ付けする
ように形成されている。又、上記昇降体７の前面には、
寄せ溝２０ａを有するワイヤ押え部材２０及びカットオ
フパンチ２１が上記第１クリンパ８及び第２クリンパ９
を介して設けられ、しかも、調整ダイヤル２２を有する
螺杆２３で軸装されており、このカットオフパンチ２１
には、上記ワイヤ押え部材２０の長孔２４がコイルばね
２５の弾力で下方へ付勢されると共に上記調整ダイヤル
２２の調整部２２ａへ係合するように穿設されている。
さらに、上記カットオフパンチ２１の前面には、一対の
回り止め２１ａが突出して形成されており、この各回り
止め２１ａには、上記調整ダイヤル２２の外周に形成さ
れた各回り止め溝２２ｂが目盛りに合わせて選択的に係
合するようになっている。さらに又、上記調整ダイヤル
２２の調整部２２ａは、第３図に示されるように、上記
螺杆２３の軸心からの距離を異にして形成されており、
この螺杆２３を緩めて上記調整ダイヤル２２を指先で手
前へ僅かに引いて回り止め２１ａを外した後、所望の位
置に回すことにより、上記ワイヤ押え部材２０の取付け
高さを調整し、これにより、太さの異なる電線ａに応じ
て上記ワイヤ押え部材２０の取付け位置を自由に調整で
きるようになっている。
従って、第１図に示されるように、予め、上記下型のス
ライドカッタ６の案内部６ａに上記端子本体Ａとリーダ
ー部を載置して置く。
ライドカッタ６の案内部６ａに上記端子本体Ａとリーダ
ー部を載置して置く。
次に、上記下型のスライドカッタ６の上位に電線ａの一
端部（ストリップ部）ａ１を移送して停止する。する
と、上記上型の昇降体７が図示されないクランク機構で
降下するので、第２クリンパ９とカットオフパンチ２１
との間に設けられた上記ワイヤ押え部材２０の寄せ溝２
０ａは上記電線ａを上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ
１や各インスレーションバレルＡ２の中心位置へ強制的
に寄せ合うように案内して位置規制し、上記各ワイヤバ
レルＡ１や各インスレーションバレルＡ２を正常な状態
に矯正して保持した後、上記第１クリンパ８のセンター
寄せ溝８ａで上記第１アンビル３の上部３ａと共同して
上記端子本体Ａの一対のワイヤバレルＡ１を押圧してか
しめ付けすると同時に、上記第２クリンパ９のセンター
寄せ溝９ａで上記第２アンビル４の上部４ａと共同して
上記端子本体Ａの各インスレーションバレルＡ２を押圧
してかしめ付けすると共に、上記カットオフパンチ２１
で上記スライドカッタ６を押圧し、このスライドカッタ
６のカッタ部６ｂで上記端子本体Ａのリーダー部（図示
されず）を上記第２アンビル４と共働して切断する。こ
れによって本考案は、ストリップａ１の一部に各ワイヤ
バレルＡ１や各インスレーションバレルＡ２からのはみ
出しを防止して品質の向上を図るようにしている。
端部（ストリップ部）ａ１を移送して停止する。する
と、上記上型の昇降体７が図示されないクランク機構で
降下するので、第２クリンパ９とカットオフパンチ２１
との間に設けられた上記ワイヤ押え部材２０の寄せ溝２
０ａは上記電線ａを上記端子本体Ａの各ワイヤバレルＡ
１や各インスレーションバレルＡ２の中心位置へ強制的
に寄せ合うように案内して位置規制し、上記各ワイヤバ
レルＡ１や各インスレーションバレルＡ２を正常な状態
に矯正して保持した後、上記第１クリンパ８のセンター
寄せ溝８ａで上記第１アンビル３の上部３ａと共同して
上記端子本体Ａの一対のワイヤバレルＡ１を押圧してか
しめ付けすると同時に、上記第２クリンパ９のセンター
寄せ溝９ａで上記第２アンビル４の上部４ａと共同して
上記端子本体Ａの各インスレーションバレルＡ２を押圧
してかしめ付けすると共に、上記カットオフパンチ２１
で上記スライドカッタ６を押圧し、このスライドカッタ
６のカッタ部６ｂで上記端子本体Ａのリーダー部（図示
されず）を上記第２アンビル４と共働して切断する。こ
れによって本考案は、ストリップａ１の一部に各ワイヤ
バレルＡ１や各インスレーションバレルＡ２からのはみ
出しを防止して品質の向上を図るようにしている。
以上述べたように本考案によれば、機台のアンビル部材
に第１アンビル、第２アンビルを順に設け、この第２ア
ンビルの前面にスライドカッタを上方へ付勢して昇降自
在に設けて構成される下型を備えた電線加工機におい
て、上記下型の上位の機枠に昇降体を上下動するように
設け、この昇降体の前面に第１クリンパ及び第２クリン
パを上記第１アンビルや第２アンビルと共同して作動す
るように付設し、上記昇降体の前面に寄せ溝を有するワ
イヤ押え部材及びカットオフパンチを第１クリンパ及び
第２クリンパを介して設け、しかも、調整ダイヤルを有
する螺杆で軸装し、このカットオフパンチに上記ワイヤ
押え部材の長孔をばねで下方へ付勢されると共に上記調
整ダイヤルの調整部へ係合するように穿設してあるの
で、ワイヤバレルやインスレーションバレルの位置ずれ
を解消し、ストリップの一部を各ワイヤバレルからはみ
出しするのを防止して品質の向上を図ることができるば
かりでなく、構成も簡素であるから、既設の装置にも簡
単に組込むことができる等の優れた効果を有する。
に第１アンビル、第２アンビルを順に設け、この第２ア
ンビルの前面にスライドカッタを上方へ付勢して昇降自
在に設けて構成される下型を備えた電線加工機におい
て、上記下型の上位の機枠に昇降体を上下動するように
設け、この昇降体の前面に第１クリンパ及び第２クリン
パを上記第１アンビルや第２アンビルと共同して作動す
るように付設し、上記昇降体の前面に寄せ溝を有するワ
イヤ押え部材及びカットオフパンチを第１クリンパ及び
第２クリンパを介して設け、しかも、調整ダイヤルを有
する螺杆で軸装し、このカットオフパンチに上記ワイヤ
押え部材の長孔をばねで下方へ付勢されると共に上記調
整ダイヤルの調整部へ係合するように穿設してあるの
で、ワイヤバレルやインスレーションバレルの位置ずれ
を解消し、ストリップの一部を各ワイヤバレルからはみ
出しするのを防止して品質の向上を図ることができるば
かりでなく、構成も簡素であるから、既設の装置にも簡
単に組込むことができる等の優れた効果を有する。
第１図は、本考案の電線用端子のかしめ装置の断面図、
第２図は、本考案の電線用端子のかしめ装置の上型の正
面図、第３図は、本考案の電線用端子のかしめ装置に組
込まれるダイヤルの断面図、第４図は、本考案の電線用
端子のかしめ装置の分解斜面図、第５図は、既に提案さ
れている電線用端子のかしめ装置の断面図、第６図は、
既に提案されている電線用端子のかしめ装置の分解斜面
図、第７図は、電線用端子の側面図、第８図（Ａ）
（Ｂ）は、第７図中の鎖線Ａ−Ａと鎖線Ｂ−Ｂとの各断
面図、第９図は、既に提案されている電線用端子のかし
め装置の作用を説明するための図である。 ２…アンビル部材、３…第１アンビル、４…第２アンビ
ル、６…スライドカッタ、７…昇降体、８…第１クリン
パ、９…第２クリンパ、２０…押え部材、２０ａ…寄せ
溝、２１…カットオフパンチ、２２…調整ダイヤル、２
３…螺杆、２４…長孔、２５…コイルばね。
第２図は、本考案の電線用端子のかしめ装置の上型の正
面図、第３図は、本考案の電線用端子のかしめ装置に組
込まれるダイヤルの断面図、第４図は、本考案の電線用
端子のかしめ装置の分解斜面図、第５図は、既に提案さ
れている電線用端子のかしめ装置の断面図、第６図は、
既に提案されている電線用端子のかしめ装置の分解斜面
図、第７図は、電線用端子の側面図、第８図（Ａ）
（Ｂ）は、第７図中の鎖線Ａ−Ａと鎖線Ｂ−Ｂとの各断
面図、第９図は、既に提案されている電線用端子のかし
め装置の作用を説明するための図である。 ２…アンビル部材、３…第１アンビル、４…第２アンビ
ル、６…スライドカッタ、７…昇降体、８…第１クリン
パ、９…第２クリンパ、２０…押え部材、２０ａ…寄せ
溝、２１…カットオフパンチ、２２…調整ダイヤル、２
３…螺杆、２４…長孔、２５…コイルばね。
Claims (1)
- 【請求項１】機台のアンビル部材に第１アンビル、第２
アンビルを順に設け、この第２アンビルの前面にスライ
ドカッタを上方へ付勢して昇降自在に設けて構成される
下型を備えた電線加工機において、上記下型の上位の機
枠に上下動するように設けられた昇降体と、この昇降体
の前面に上記第１アンビルや第２アンビルと共同して作
動するように付設された第１クリンパ及び第２クリンパ
と、上記昇降体の前面に第１クリンパ及び第２クリンパ
を介して設けられ、しかも、調整ダイヤルを有する螺杆
で軸装された寄せ溝を有するワイヤ押え部材及びカット
オフパンチと、このカットオフパンチにばねで下方へ付
勢されると共に上記調整ダイヤルの調整部へ係合するよ
うに穿設されたワイヤ押え部材の長孔とを具備したこと
を特徴とする電線用端子のかしめ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9771590U JPH0631671Y2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 電線用端子のかしめ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9771590U JPH0631671Y2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 電線用端子のかしめ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0455790U JPH0455790U (ja) | 1992-05-13 |
| JPH0631671Y2 true JPH0631671Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31838328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9771590U Expired - Fee Related JPH0631671Y2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 電線用端子のかしめ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631671Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101022103B1 (ko) * | 2003-09-04 | 2011-03-17 | 타이코 일렉트로닉스 저팬 지.케이. | 크림핑 장치 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014203735A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 日本オートマチックマシン株式会社 | 端子圧着装置 |
| JP7027008B2 (ja) * | 2018-01-31 | 2022-03-01 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線製造方法及び端子圧着装置 |
-
1990
- 1990-09-18 JP JP9771590U patent/JPH0631671Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101022103B1 (ko) * | 2003-09-04 | 2011-03-17 | 타이코 일렉트로닉스 저팬 지.케이. | 크림핑 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0455790U (ja) | 1992-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |