JPH06316105A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06316105A
JPH06316105A JP6021819A JP2181994A JPH06316105A JP H06316105 A JPH06316105 A JP H06316105A JP 6021819 A JP6021819 A JP 6021819A JP 2181994 A JP2181994 A JP 2181994A JP H06316105 A JPH06316105 A JP H06316105A
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forming apparatus
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Shigeo Koyama
茂夫 小山
Eiji Tsutsui
英二 筒井
Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
Katsushi Horibatake
勝史 堀畑
Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置において、比較的簡潔且つ安価
な手段によって像担持手段と光学ユニットとの間隔が充
分精密に設定されるようになす。 【構成】 像担持手段が装着されている枠に対して近接
及び離隔する方向に所定範囲に渡って移動自在に光学ユ
ニットが設けられている。そして、光学ユニットを枠に
向けて弾性的に偏倚せしめて光学ユニットを枠に押圧せ
しめる偏倚手段が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリンタ
の如き画像形成装置、更に詳しくは表面に感光体を有す
る像担持手段と画像情報を有する光を像担持体の感光体
に投射するための光学ユニットとを具備する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンタの如き画像形成
装置は、例えば周表面に感光体が配設された回転ドラム
形態である像担持手段と共に、この像担持手段の感光体
に画像情報を有する光を投射するための光学ユニットを
具備している。像担持手段は静止枠或いはプロセスユニ
ット枠の如き適宜の枠に装着されて所要位置に装備され
る。枠がプロセスユニット枠である場合には、プロセス
ユニット枠とこれに装着された像担持手段とは装置本体
に着脱自在に装着されるプロセスユニットを構成する。
【0003】かような画像形成装置においては、所望と
おりの良好な画像を得るために像担持手段と光学ユニッ
トとの間隔を充分精密に設定することが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、従来の画像形
成装置には、像担持手段と光学ユニットとの間隔を所要
とおりに設定するための構造が著しく複雑である、或い
は像担持手段と光学ユニットとの間隔を充分精密に設定
することが困難である、という問題が存在する。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、比較的簡潔且つ安価な
手段によって像担持手段と光学ユニットとの間隔が充分
精密に設定される、新規且つ優れた画像形成装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
主たる技術的課題を達成するために、像担持手段が装着
されている枠に対して近接及び離隔する方向に所定範囲
に渡って移動自在に光学ユニットを設けると共に、この
光学ユニットを枠に向けて弾性的に偏倚せしめて枠に押
圧せしめる偏倚手段を配設する。
【0007】即ち、本発明によれば、上記主たる技術的
課題を達成する画像形成装置として、枠に装着され且つ
表面に感光体を有する像担持手段と、画像情報を有する
光を該像担持手段の該感光体に投射するための光学ユニ
ットとを具備する画像形成装置において、該光学ユニッ
トは該枠に対して近接及び離隔する方向に所定範囲に渡
って移動自在に設けられており、該光学ユニットを該枠
に向けて弾性的に偏倚せしめて該光学ユニットを該枠に
押圧せしめる偏倚手段が配設されている、ことを特徴と
する画像形成装置が提供される。
【0008】該光学ユニットと該枠とのいずれか一方に
は作用片が設けられており、該光学ユニットは該作用片
を介して該枠に押圧せしめられるのが好適である。
【0009】
【作用】本発明の画像形成装置によれば、枠に対して接
近及び離隔する方向に所定範囲に渡って移動自在に設け
られた光学ユニットが偏倚手段の作用によって、像担持
手段が装着されている枠に押圧せしめられ、かくして枠
に装着されている像担持手段と光学ユニットとの間隔が
充分精密に設定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に従って構成されたレーザビー
ムプリンタの好適実施例を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
【0011】レーザビームプリンタの第1の実施例 第1図乃至第10図は、本発明に従って構成されたレー
ザビームプリンタの第1の実施例を図示している。主と
して第1図乃至第3図を参照して説明すると、図示のレ
ーザビームプリンタは全体を番号2で示す装置本体を具
備している。この装置本体2は下部本体部6を備えてお
り、かかる下部本体部6の第1図及び第2図において左
部6aは上方に突出しており、下部本体部6の右上部に
は開閉ハウジング4が開閉自在に配設されている。下部
本体部6の左部6aの前面には、操作パネル10が配設
されている。
【0012】第2図に図示する如く、下部本体部6の左
部6aにおける上壁12の内側には前後方向(第2図に
おいて紙面に垂直な方向、第3図において左右方向)に
延びる支持軸14が装着されている。一方、開閉ハウジ
ング4の上端部には上記前後方向に間隔を置いて一対の
取付突部16(第2図にその片方のみを示す)が設けら
れ、各取付突部16には連結具18が装着されている。
連結具18は全体として略U字状であり、その中央部に
は一部が開放された略円形の孔が形成されている。連結
具18の中間部には一対の突起20が設けられており、
これらの突起20を通して取付ねじ22を上記取付突部
16に螺着することによって、連結具18が開閉ハウジ
ング4に装着されている。各連結具18の孔内に支持軸
14を位置せしめ、次いで連結具18の両端部を通して
ボルト24及びナット26を螺合せしめることによっ
て、支持軸14及び連結具18を介して下部本体部6に
開閉ハウジング4が旋回自在に連結される。下部本体部
6と開閉ハウジング4の間にはロック手段28も介在さ
れている。このロック手段28は、開閉ハウジング4の
右下部内にロック位置(第2図に実線で示す位置)と非
ロック位置(第2図に二点鎖線で示す位置)の間を旋回
自在に装着された係止部材30と、下部本体部6の一部
の壁32に形成された係止開口34から構成されてい
る。開閉ハウジング4が第2図に実線で示す閉位置にあ
るときには、係止部材30の爪部が係止開口34に係合
して開閉ハウジング4を上記閉位置に解除自在にロック
する。開閉ハウジング4の右下部に形成されている開口
を通して係止部材30の操作部30aを上方に旋回せし
めると、係止部材30は上記非ロック位置に位置せしめ
られ、係止部材30の爪部と係止開口34との係合が解
除されてロック手段28は非ロック状態になる。下部本
体部6の壁32の一部には突起部32aが一体に設けら
れており、係合部材30がこの突起部32aに当接する
ことによって上記非ロック位置を越える旋回動が阻止さ
れる。ロック手段28を非ロック状態にせしめた後に開
閉ハウジング4を矢印35で示す方向に旋回せしめる
と、開閉ハウジング4が支持軸14を中心として旋回さ
れ、第2図に二点鎖線で示す開位置に位置付けられる。
第2図を参照することによって明確に理解される如く、
ボルト24及びナット26によって連結具18の両端部
を比較的強く締付けると連結具18の内面と支持軸14
の外周面の間の摩擦力が比較的大きくなり、従って開閉
ハウジング4を開閉する際の開閉力が大きくなるが、ボ
ルト24及びナット26によって連結具18の両端部を
比較的弱く締付けると連結具18の内面と支持軸14の
外周面との間の摩擦力が比較的小さくなり、従って開閉
ハウジング4を開閉する際の開閉力が小さくなる。
【0013】第3図を参照して説明を続けると、装置本
体2内には、全体を番号36で示すプロセスユニットが
装着されている。このプロセスユニット36はプロセス
ユニット枠38(第7図及び第8図も参照されたい)を
備え、このプロセスユニット枠38には像担持手段を構
成する回転ドラム40が回転自在に装着されている。回
転ドラム40の周表面には静電写真感光体が配設されて
いる。矢印42で示す方向に回転される回転ドラム40
の周囲には、感光体表面を特定極性に一様に帯電せしめ
るための帯電用コロナ放電器44、感光体表面の静電潜
像をトナー像に現像するための現像装置46、感光体表
面のトナー像をシート部材に転写するための転写用コロ
ナ放電器48、及び転写の後に感光体表面に残留するト
ナーを除去するためのクリーニング装置50が配設され
ている。帯電用コロナ放電器44、現像装置46及びク
リーニング装置50はプロセスユニット枠38に装着さ
れている(プロセスユニット枠38自体の装着について
は後に言及する)。一方、転写用コロナ放電器44は装
置本体2の下部本体部6に装着されている。クリーニン
グ装置50は感光体表面に作用する弾性ブレード52を
備え、感光体表面に残留するトナーを除去してトナー回
収室54に回収する。
【0014】プロセスユニット36の上方には光学ユニ
ット56が配設されている。光学ユニット56はレーザ
光源58(第5図)、所定方向に回動される回転多面鏡
60、所謂fθレンズ62、第1の反射鏡64、第2の
反射鏡66及びシリンドリカルレンズ68を備えてい
る。レーザ光源58は例えばコンピュータから出力され
た画像情報に基いたレーザ光を回転多面鏡60に向けて
照射する。回転多面鏡60によって反射されたレーザ光
は、第3図に一点鎖線矢印で示す如く、fθレンズ62
を通って第1の反射鏡64に至り、この第1の反射鏡6
4及び第2の反射鏡66に反射された後にシリンドリカ
ルレンズ68を通り、投射域70にて回転ドラム40の
表面に投射される。
【0015】プロセスユニット36の下方には、全体を
番号72で示す搬送機構が配設されている。この搬送機
構72は転写域74を通して普通紙の如きシート部材を
搬送する搬送経路を規定する搬送ローラ対76、案内板
78、案内板80、定着ローラ対82及び下排出ローラ
対84を備えている。搬送経路の上流端部は2つの分岐
路に分岐されている。分岐路の一方は第3図において右
方に直線状に延び、その上流端には手差し供給手段86
が配設されている。分岐路の他方は湾曲して下方に延
び、その上流端(搬送機構72の下方で、下部本体部6
内)には自動供給手段88が配設されている。上記手差
し供給手段86は、第3図に図示する供給位置と上方に
旋回せしめられた収納位置(図示していない)との間を
旋回自在であるテーブル90を備えており、手差し供給
手段86を利用する場合にはかかるテーブル90が上記
供給位置に位置付けられる。テーブル90上に位置付け
たシート部材を下部本体部6の第3図において右側面に
規定された開口92を通して挿入すると、かかるシート
部材は案内片94の下面と下部本体部6の壁95の内面
に設けられた案内突条96の上端縁との間を通って搬送
ローラ対76に導かれる。上記自動供給手段88はシー
ト部材が積層状態で装填されるカセット98を備えてい
る。このカセット98は、下部本体部6の前面(第3図
において左側面)に形成されている開口100を通し
て、下部本体部6に規定されたカセット受部102に着
脱自在に装着される(第1図及び第2図も参照された
い)。カセット受部102の上方には送給ローラ104
が配設されている。送給ローラ104が矢印106で示
す方向に回動されることによってカセット98内のシー
ト部材が1枚毎送出され、送出されたシート部材は下部
本体部6の直立壁部108に設けられた案内突条110
及び上記案内突条96に案内されて搬送ローラ対76に
導かれる。
【0016】搬送経路の下流端部も2つの分岐路に分岐
されており、これに関して開閉ハウジング4の一部、即
ちその前面の矩形状開閉部112が第3図に二点鎖線で
示す第1の位置と第3図に実線で示す第2の位置とに選
択的に位置付けられるように構成されている。開閉ハウ
ジング4の開閉部112が上記第1の位置にあるときに
は、下排出ローラ対84から送出されたシート部材は直
接開閉ハウジング4外に排出され、上記開閉部112の
内面(二点鎖線で示す状態において上面)に受入れられ
る(従って、上記第1の位置にあるときには開閉部11
2が第1の受部として機能する)。一方、上記開閉部1
12が上記第2の位置にあるときには、下排出ローラ対
84から送出されたシート部材は開閉部112の内面に
沿って更に上方に搬送され、しかる後に上排出ローラ対
114の作用によって開閉ハウジング4の上面に規定さ
れている受部116(第2の受部として機能する)に排
出される。
【0017】上述したレーザビームプリンタの作用を概
説すると次のとおりである。回転ドラム40が矢印42
で示す方向に回転せしめられる間に、帯電用コロナ放電
器44が回転ドラム40の感光体表面を一様に帯電し、
次いで投射域70にて光学ユニット56からの画像情報
を有するレーザ光が感光体表面に投射され、かくして感
光体表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像装置46によって静電潜像がトナー像に現
像される。しかる後に、手差し供給手段86又は自動供
給手段88から搬送経路に供給されたシート部材が転写
域74にて感光体表面に接触せしめられ、転写用コロナ
放電器48の作用によって感光体表面上のトナー像がシ
ート部材に転写される。トナー像が転写されたシート部
材は回転ドラム40から剥離されて定着ローラ対82に
搬送され、トナー像がシート部材の表面に定着される。
トナー像が定着されたシート部材は下排出ローラ対84
に搬送され、上記開閉部112が上記第1の位置にある
ときにはそのまま開閉部112上に排出される。シート
部材が上記開閉部112上に排出される場合には、第3
図を参照することによって理解される如く、シート部材
は画像が形成された面を上にして排出される。一方、上
記開閉部112が上記第2の位置にあるときには、下排
出ローラ対84に搬送されたシート部材は更に上方に搬
送され、上排出ローラ対114の作用によって開閉ハウ
ジング4の上面に規定されている受部116に排出され
る。シート部材が上記受部116上に排出される場合に
は、第3図を参照することによって理解される如く、シ
ート部材は画像が形成された面を下にして排出される。
回転ドラム40は更に回転を続け、クリーニング装置5
0の作用によって感光体表面から残留トナーが除去され
る。
【0018】第3図と共に第4図及び第5図を参照して
光学ユニット56について詳述すると、図示の光学ユニ
ット56は箱状の光学ユニット枠120を備え、かかる
光学ユニット枠120に上述した光学要素が配設されて
いる。光学ユニット枠120は種々の壁122、12
4、126、128、130、132及び134を有
し、実質上密封された空間を規定している。そして、壁
124にレーザ光源58が装着され、実質上密封された
空間内に回転多面鏡60、fθレンズ62、第1の反射
鏡64、第2の反射鏡66及びシリンドリカルレンズ6
8が装着されている。壁132及び壁134は夫々下方
に突出する突出部132a及び134aを有し、かかる
突出部132a及び134aによって細長い矩形状の投
射用開口136が規定されている。この開口136は透
明ガラス138によって覆われ、レーザ光源58からの
光はこの透明ガラス138を通して回転ドラム40の感
光体表面に投射される。
【0019】光学ユニット枠120は、次のとおりにし
て開閉ハウジング4の上壁140の内面に装着される。
第4図及び第6図を参照して説明を続けると、開閉ハウ
ジング4の上壁140の内面には、内方に突出する3個
のボス部142が一体に形成されている。上壁140の
第4図において右端部にはボス部142が1個形成さ
れ、上壁140の第4図において左端部には第4図にお
いて紙面に垂直な方向に間隔を置いてボス部142が2
個形成されている。これらのボス部142には雌ねじ孔
が形成されている。また、ボス部142の外周面には外
方に突出する突条144が4個設けられ、各突条144
には段部が形成されている。一方、光学ユニット枠12
0の壁126及び壁128には、外方に突出する支持突
部146及び148が一体に形成されている。支持突部
146には1個のボス部142に対応して1個の孔15
0が形成され、また支持突部148には2個のボス部1
42に対応して2個の孔152が形成されている。第4
図及び第6図に明確に図示する如く、光学ユニット枠1
20に形成された孔150及び152を通して上壁14
0のボス部142に取付ねじ154を螺着することによ
って、光学ユニット枠120、従って光学ユニット56
が上壁140の内面に装着される。かかる装着状態にお
いて、光学ユニット枠120は第4図及び第6図におい
て上下方向に、支持突部146及び148がボス部14
2の先端に当接する位置と支持突部146及び148が
取付ねじ154の頭部に当接する位置との間を移動自
在、換言するとプロセスユニット36に近接及び離隔す
る方向に移動自在である。また、取付ねじ154の軸部
の外径は光学ユニット枠120に形成された孔150及
び152の内径よりも小さくせしめられており、従って
光学ユニット枠120は横方向、即ち第4図において左
右方向(第6図において紙面に垂直な方向)及び第4図
において紙面に垂直な方向(第6図において左右方
向)、換言するとプロセスユニット36に対して実質上
平行な水平方向にも移動自在である。光学ユニット枠1
20には、更に、偏倚手段を構成する偏倚コイルばね1
56が設けられている。かかる偏倚コイルばね156は
ボス部142の各々における突条144の段部と支持突
部146及び148の間に介在されている。偏倚コイル
ばね156は光学ユニット枠120を第4図及び第6図
において下方に、換言すると下方に位置するプロセスユ
ニット36に近接する方向に弾性的に偏倚せしめる(従
って開閉ハウジング4が上記開位置に位置せしめられて
いるときには光学ユニット枠120は支持突部146及
び148が取付ねじ154の頭部に当接する位置に保持
される)。
【0020】上記光学ユニット枠120には除電ランプ
(図示していない)も装着されている。第4図に図示す
る如く、光学ユニット枠120の支持突部148の下面
には、取付ねじ160によってランプハウジング158
が装着されており、このランプハウジング158内に除
電ランプが配設されている。かかる除電ランプは、プロ
セスユニット36の上壁162に形成された除電用開口
164(第4図及び第7図)を通して回転ドラム40を
照射し、感光体上に存在する残留電荷を消失せしめる。
所望ならば、感光体上の非画像形成領域の電荷を消失せ
しめるための所謂ブランクランプを光学ユニット枠12
0に設けることもできる。
【0021】次に、第3図と共に第7図及び第8図を参
照して、プロセスユニット36及びその装着様式につい
て説明する。プロセスユニット36のプロセスユニット
枠38は、横方向(第3図及び第8図において紙面に垂
直な方向、第7図において上下方向)に間隔を置いて配
設された一対の端壁166及び168(第6図も参照さ
れたい)を有し、かかる一対の端壁166及び168間
の上面が上記上壁162によって覆われている。上壁1
62には、上記除電用開口164と共に、光学ユニット
56からの光が通過せしめられる細長い露光用開口17
0が形成されている。プロセスユニット枠38の一対の
端壁166及び168間には、第3図及び第8図におい
て左右方向略中央部に位置する回転ドラム40が配設さ
れていると共に、回転ドラム40の片側、即ち第3図及
び第8図において右側に位置する現像装置46、及び回
転ドラム40の他側、即ち第3図及び第8図において左
側に位置するクリーニング装置50が配設されている。
【0022】現像装置46は、第3図に図示する如く、
現像剤を収容する現像室172を規定する現像ハウジン
グ174を備えている。現像ハウジング174の回転ド
ラム40に対向する部位は開放されており、かかる部位
に磁気ブラシ機構176が配設されている。磁気ブラシ
機構176は矢印177で示す方向に回動される中空ス
リーブ178とこの中空スリーブ178内に配設された
静止永久磁石179とを備え、中空スリーブ178の表
面に現像剤を磁気的に保持して回転ドラム40の感光体
表面に施す。現像ハウジング174の第3図において右
上端にはトナー収容室180を規定するトナー収容器1
82が配設されている。トナー収容器182の底部には
トナー排出開口が設けられ、このトナー排出開口にはト
ナー供給ローラ184が配設されている。トナー供給ロ
ーラ184が所定方向に回動されると、トナー収容室1
80内のトナーが現像室172に供給される。現像室1
72内には矢印173で示す方向に回動される攪拌手段
186も配設されており、この攪拌手段186は現像室
172内の現像剤を攪拌し、現像剤中のトナーを摩擦帯
電せしめる。現像ハウジング174の底壁下面には、第
3図において紙面に垂直な方向に間隔を置いて複数個の
案内突条188(第3図にその1個のみを図示する)が
設けられている。これらの案内突条188は、搬送ロー
ラ対76と転写域74の間において搬送経路の上側を規
定する。
【0023】上述したプロセスユニット36は、次のと
おりにして装置本体2の下部本体部6に着脱自在に装着
される。第7図及び第8図を参照して説明を続けると、
下部本体部6内には上記横方向に間隔を置いて一対の垂
直基板190及び192が配設されている。垂直基板1
90は前後方向(第7図において左右方向)に2個の部
片190a及び190bに分割されており、部片190
aの内面には内方に突出する支持ピン194が植設さ
れ、部片190bの内面には内方に突出する支持ピン1
96が植設されている。また、垂直基板192の内面に
も、上記前後方向に間隔を置いて内方に突出する一対の
支持ピン198及び200が植設されている。一方、プ
ロセスユニット枠38の片側端壁166の外面には、支
持ピン194及び196に対応して被支持突部202及
び204が設けられ、また他側端壁168の外面には、
支持ピン198及び200に対応して被支持突部206
及び208が設けられている。被支持突部202及び2
06の下面は実質上平坦であり、それらの上面には上方
に突出する一対のつまみ突片210が設けられている。
被支持突部204及び208の下面には円弧状の受部が
規定されている。プロセスユニット枠38の片側におけ
る被支持突部204及び208に規定された受部を支持
ピン196及び200(片方の支持手段を構成する)上
に位置付けると共に、他側における被支持突部202及
び206を支持ピン194及び198(他方の支持手段
を構成する)上に位置付けることによって、プロセスユ
ニット枠38が垂直基板190及び192間に着脱自在
に装着される。かかる装着状態においては、円筒状の支
持ピン196及び200が被支持突部204及び208
の円弧状の受部に位置付けられる故に、垂直基板190
及び192に対するプロセスユニット枠38の第7図及
び第8図における左右方向の移動が確実に拘束される。
また、第7図に図示する如く、プロセスユニット枠38
の端壁168における支持ピン200の先端が作用する
部位には、板バネの如き弾性片212が設けられてい
る。従って、上述したとおりの装着状態においては、弾
性片212がプロセスユニット枠38に作用してこれを
第7図において下方に弾性的に偏倚せしめて、プロセス
ユニット枠38の端壁166を支持ピン196の先端に
当接せしめ、かくしてプロセスユニット枠38は第7図
に実線で示す位置に保持される。更に、上述したとおり
の装着状態においては、プロセスユニット枠38は支持
ピン196及び200(旋回中心軸線を構成する)を中
心として旋回自在である。従って、被支持突部202及
び/又は206のつまみ部210をつまんで上方に持ち
上げることによって、プロセスユニット枠38を矢印2
14で示す方向に例えば第8図に二点鎖線で示す位置ま
で旋回せしめることができる。
【0024】プロセスユニット36と光学ユニット56
との相互位置付けのために、位置付け手段と回動阻止手
段とが設けられている。第4図、第6図及び第7図を参
照して説明すると、図示の実施例における位置付け手段
は位置付け突起とこの位置付け突起を離脱自在に受入れ
る位置付け受部との組合せから構成され、位置付け突起
は光学ユニット枠122の壁132の下面に一体に設け
られた円筒状の位置付けピン226から構成され、位置
付け受部はプロセスユニット枠38の上壁162の上面
に一体に設けられた円形突部218に規定された受孔2
22から構成されている。位置付けピン226と受孔2
22を規定する円形突部218とを夫々光学ユニット枠
122及びプロセスユニット枠38に一体に設けること
によって、後述する光学ユニット枠260とプロセスユ
ニット枠38との相互位置付けを充分精密に遂行するこ
とができる。受孔222は位置付けピン226の外径に
対応した内径を有する円形であり、開閉ハウジング4を
上記閉位置にせしめると、受孔222内に位置付けピン
226が位置付けられ、かくしてプロセスユニット枠3
6の特定部位(即ち受孔222が設けられている部位)
と光学ユニット枠120の特定部位(即ち位置付けピン
226が植設されている部位)が上下方向に実質上合致
せしめられる。位置付けピン226の受孔222内への
位置付けを容易にするために、第4図及び第6図に示す
如く、位置付けピン226の先端部を先細形状にすると
共に受孔222の開口端部を内側に向けて下方に傾斜せ
しめるのが好ましい。位置付け受部を規定する受孔22
2は、第7図に図示する如く、露光用開口170の近傍
に設けるのが好ましく、こうすることによって光学ユニ
ット56における投射用開口136とプロセスユニット
36における露光用開口170とを充分精密に所定位置
関係にせしめることができる。図示の実施例における回
動阻止手段は回動阻止突起とこの回動阻止突起を離脱自
在に受入れる回動阻止受部との組合せから構成され、回
動阻止突起は光学ユニット枠120の壁132の下面に
一体に設けられた円筒状の回動阻止ピン228から構成
され、回動阻止受部はプロセスユニット枠38の上壁1
62の上面に一体に設けられた突部220に規定された
細長い受孔224から構成されている。受孔224は回
動阻止ピン228の外径に対応した幅で第6図において
左右方向、第7図において上下方向(即ち開閉ハウジン
グ4の旋回中心軸線に対して実質上垂直な方向)に細長
く延在しており、開閉ハウジング4を上記閉位置にせし
めると、細長い受孔224内に回動阻止ピン228が位
置付けられ、かくして上記位置付けピン226を中心と
するプロセスユニット枠38と光学ユニット枠122と
の相対的旋回動が阻止される。回動阻止ピン228の受
孔224内への位置付けを容易にするために、第6図に
図示する如く、回動阻止ピン228の先端部を先細形状
にすると共に受孔224の開口端部を内側に向けて下方
に傾斜せしめるのが好ましい。位置付け手段に関して、
上述した場合とは反対に、プロセスユニット枠36に位
置付け突起を設け、光学ユニット枠122に位置付け受
部を設けることもできる。同様に、回動阻止手段に関し
ても、上述した場合とは反対に、プロセスユニット枠3
6に回動阻止突起を設け、光学ユニット枠122に回動
阻止受部を設けることもできる。
【0025】更に、プロセスユニット枠38と光学ユニ
ット枠122を上下方向に所定の間隔に保持するため
に、光学ユニット枠122に3個の作用片230が設け
られている。1個の作用片230は壁134の端部に設
けられた略三角形状片であり、プロセスユニット枠38
の上壁162における第4図において右端部に作用す
る。他の2個の作用片230は支持突部148に横方向
(第4図において紙面に垂直な方向、第6図において左
右方向)に間隔を置いて設けられた円筒状ピンであり、
プロセスユニット枠38の上壁162における第4図に
おいて左端部に作用する。開閉ハウジング4を上記閉位
置にせしめると、光学ユニット枠122の作用片230
がプロセスユニット枠38の上壁162に当接せしめら
れ、プロセスユニット枠38と光学ユニット枠122と
が所定間隔に充分精密に設定される。
【0026】次に、主として第9図及び第10図を参照
して、図示のレーザビームプリンタの駆動系の一部につ
いて説明する。レーザビームプリンタは装置本体2の駆
動系における主駆動源を構成する電動モータ238を備
えており、この電動モータ238は垂直基板192の外
面に装着されている。電動モータ238の出力軸は垂直
基板192を貫通して内側に突出せしめられており、こ
の突出部には出力歯車254が固定されている。垂直基
板192の内側(第10図において左方)には補助板2
40が配設され、歯車列242が装着されている。更に
詳述すると、垂直基板192と補助板240との間には
支持軸244及び246が装着され、支持軸244に歯
車部材248が回転自在に装着され、支持軸246に歯
車部材250が回転自在に装着されている。歯車部材2
48の大歯車252は電動モータ238の出力歯車25
4に噛合され、また歯車部材248の小歯車256は歯
車部材250の大歯車258に噛合されている。また、
補助板240に植設された支持軸260には歯車262
(駆動系における駆動部材を構成する)が回転自在に装
着され、この歯車262は歯車部材250の小歯車26
4に噛合されている。補助板240には更に支持軸26
6及び268が植設されており、支持軸266及び26
8には夫々歯車部材270及び272が回転自在に装着
されている。歯車部材270の小歯車274は上記歯車
262に噛合され、その大歯車276は歯車部材272
の小歯車278に噛合されている。従って、電動モータ
238が付勢されて出力歯車254が破線矢印280で
示す方向に回動されると、歯車部材248及び250、
歯車262並びに歯車部材270及び272は夫々実線
矢印で示す方向に回動される。
【0027】プロセスユニット枠38の端壁168に
は、プロセスユニット36の駆動手段を構成する歯車列
282が装着されている。更に詳述すると、端壁168
には短軸284が植設され、この短軸284には歯車2
86が回転自在に装着されている。また、磁気ブラシ機
構176の中空スリーブ178(第3図)に設けられた
軸部288の、端壁168を貫通して突出する部位には
歯車290が固定され、この歯車290が上記歯車28
6に噛合されている。更に、攪拌手段186の軸部29
2の、端壁168を貫通して突出する部位には歯車29
4が固定され、この歯車294も上記歯車286に噛合
されている。回転ドラム40の第10図において右端に
も歯車296(駆動手段における被駆動部材を構成す
る)が配設されている。
【0028】プロセスユニット36を所要とおりに装着
すると、第9図及び第10図に図示する如く、回転ドラ
ム40に設けられた歯車296が歯車列242における
歯車262に噛合し、また歯車列282における歯車2
86が歯車列242における歯車部材272の大歯車2
98に噛合する。従って、電動モータ238が付勢され
ると、補助板240に設けられた歯車列242を介して
歯車296(従って回転ドラム40)が矢印42で示す
方向に回動されると共に、歯車290(従って中空スリ
ーブ178)及び歯車294(従って攪拌手段186)
が夫々矢印177及び173で示す方向に回動される
(第3図も参照されたい)。
【0029】次に、主として第2図及び第3図を参照し
て、開閉ハウジング4の開閉操作及びプロセスユニット
36の着脱操作について説明する。開閉ハウジング4を
開放するには、ロック手段28によるロックを解除して
開閉ハウジング4を矢印35で示す方向に旋回せしめれ
ばよい。ロック手段28における係止部材30を第2図
に二点鎖線で示す非ロック位置にせしめると、係止部材
30と下部本体部6に形成された係止開口34との係合
が解除される。しかる後に、開閉ハウジング4を上方に
持上げると、開閉ハウジング4は支持軸14を中心とし
て矢印35で示す開方向に旋回され、第2図に二点鎖線
で示す位置に位置付けられる。開閉ハウジング4を上記
開位置にせしめると、プロセスユニット36の上方が開
放され、搬送経路の一部の開放及びプロセスユニット3
6の離脱が許容される。
【0030】第7図及び第8図を参照して説明を続ける
と、搬送経路の一部(即ち回転ドラム40の下方)を開
放するには、プロセスユニット枠38に設けられた被支
持部202及び/又は206のつまみ部210をつまん
で上方に持ち上げればよい。かくすると、プロセスユニ
ット枠38は支持ピン196及び200を中心として矢
印214(第8図)で示す方向に旋回され、例えば第8
図に二点鎖線で示す位置まで旋回せしめることによって
搬送経路の一部が開放される。かくして、搬送経路の一
部、特に回転ドラム40の下方から定着ローラ対82ま
での領域においてシート部材が詰った場合に、この詰っ
たシート部材を容易に除去することができる。プロセス
ユニット36を離脱せしめるには、開閉ハウジング4を
上記開位置にせしめることによって生成される空間を通
してプロセスユニット枠38を取り出せばよい。プロセ
スユニット枠38を上方に持ち上げると、被支持部20
2、204、206及び208が夫々支持ピン194、
196、198及び200から離脱され、また歯車29
6及び286が夫々歯車262及び歯車部材272の大
歯車298から離脱される。
【0031】プロセスユニット36を装着する際には、
開閉ハウジング4を上記開位置に位置付けた状態におい
て、プロセスユニット枠38に設けられた被支持部20
2、204、206及び208を夫々対応する支持ピン
194、196、198及び200上に位置付ける。か
くしてプロセスユニット36を下部本体部6に着脱自在
に装着すると、第9図及び第10図に図示する如く、プ
ロセスユニット枠38に設けられた駆動手段、即ち歯車
296及び歯車286が補助板240に設けられた駆動
機構、即ち歯車262及び歯車部材272の大歯車29
8に駆動連結される。しかる後に、開閉ハウジング4を
上記開位置から矢印35で示す方向に対して反対方向に
旋回せしめて第1図及び第3図と共に第2図に実線で示
す閉位置にせしめる。かくすると係止部材30が係止開
口34に係合し、ロック手段28の作用によって開閉ハ
ウジング4が上記閉位置に解除自在にロックされる。開
閉ハウジング4を上記閉位置にせしめると、第4図及び
第6図に図示する如く、光学ユニット枠120に設けら
れた位置付けピン226及び回動阻止ピン228が夫
々、垂直基板190及び192(第7図)間に装着され
たプロセスユニット枠38の上壁162に規定された受
孔222及び受孔224内に位置付けられる。かくする
と、位置付けピン226の外径と受孔222の内径とが
実質上等しいので、ユニット枠38と光学ユニット枠1
20の特定部位(光学ユニット枠120における投射用
開口136の近傍とプロセスユニット枠38における露
光用開口170の近傍)が上下方向に合致せしめられ
る。また、回動阻止ピン228の外径と受孔224の幅
とが実質上等しいので、プロセスユニット枠38に対す
る位置付けピン226を中心とする光学ユニット枠12
0の相対的回動が阻止される。かくして、プロセスユニ
ット36の上方に光学ユニット56が所要とおりに位置
付けられ、この光学ユニット56の上方に受部116、
即ち開閉ハウジング4の上壁140が位置せしめられ
る。開閉ハウジング4を閉位置にせしめる工程の最終段
階においては、第4図及び第6図を参照することによっ
て明確に理解されるとおり、光学ユニット枠120に設
けられた作用片230がプロセスユニット枠38の上壁
162の上面に作用し(1個の作用片230は上壁16
2の第4図において右端部に作用し、2個の作用片23
0は上壁162の第4図において左端部に作用する)、
光学ユニット枠120が偏倚コイルばね156の偏倚力
に抗して幾分上昇せしめられる。かくして、光学ユニッ
ト56が作用片230を介してプロセスユニット36に
押圧せしめられ、プロセスユニット36と光学ユニット
56との間隔が一定に設定される。
【0032】プロセスユニット36を装着する際に、プ
ロセスユニット36における駆動手段(特に歯車296
と歯車286)と下部本体部6における駆動系(特に歯
車262と歯車部材272の大歯車298)が所要とお
りに駆動連結されない(歯の山部と山部が当接する)と
きには、プロセスユニット36は第3図及び第7図と共
に第8図に実線で示す位置よりも幾分上方に位置し、従
って光学ユニット56も偏倚コイルばね156の偏倚力
に抗して図示の位置よりも更に幾分上方に移動せしめら
れる。しかしながら、画像形成工程の遂行に際して電動
モータ238が付勢されると、下部本体部6における駆
動系の回動によってこの駆動系(特に歯車296と歯車
286)とプロセスユニット36における駆動手段(特
に歯車262と歯車部材272の大歯車298)が噛合
可能状態になり、プロセスユニット36に作用する偏倚
コイルばね156の作用によって上記駆動手段と駆動系
が所要とおりに駆動連結され、プロセスユニット36及
び光学ユニット56は図示した位置に下降せしめられ、
かかる位置に維持される。
【0033】図示の画像生成装置においては、第3図及
び第4図に図示する如く、閉位置にせしめられた開閉ハ
ウジング4の上壁140(即ち受部116を規定する部
位)は第3図及び第4図において左から右に向けて(即
ちシート部材の排出方向下流側に向けて)水平方向に対
して第1の角度θ(第3図)で上方に傾斜して延びてい
る。そして、上壁140の内面に装着された光学ユニッ
ト枠120も上壁140に実質上平行に水平方向に対し
て傾斜して配置されている。光学ユニット枠120内に
おいては、レーザ光源58からのレーザ光は回転多面鏡
60に反射された後に第3図において左下方、第5図に
おいて下方に導かれ、第1の反射鏡64に反射された後
に第2の反射鏡66に至り、この第2の反射鏡66に反
射された後に透明ガラス138を通って回転ドラム40
に至る。光学ユニット56の光路の主要部分、即ち折曲
されることなく直線状に延びている最も長い部分で回転
多面鏡60から第1の反射鏡64に至る部分は、光学ユ
ニット枠120の第3図及び第4図における右端部から
左端部まで、光学ユニット枠120及び上壁140に実
質上平行に延びている。従って、開閉ハウジング4の上
壁140と光学ユニット枠120との間には無駄な空間
が実質上存在せず、装置全体の小型化を達成することが
できる。また、光学ユニット枠120の第3図及び第4
図における左右方向(水平方向)の距離を小さくするこ
とができ、装置の一部が幾分高くなるが装置全体の第3
図における左右方向の大きさを大幅に短縮することがで
きる。上記第1の角度θ(第3図)は、受部116に受
入れられるシート部材の排出性、装置全体の小型化等を
考慮して略45度に設定するのが好ましい。更に、光学
ユニット56の光路主要部が傾斜しているので、回転ド
ラム40の片側、即ち第3図及び第4図において右側に
比較的大きい空間が生成されることも留意されるべきで
ある。かかる比較的大きい空間部には現像装置46が配
置され、現像装置46の現像室172が回転ドラム40
に近接して位置し、トナー収容室180が回転ドラム4
0から離れて現像室172の外側に位置している。従っ
て、トナー収容室180が位置する空間部、即ち光学ユ
ニット枠120の第3図及び第4図における右端部下方
に存在する空間部は、装置全体が小さいにもかかわらず
比較的大きく、かかる空間部をトナー収容室180とし
て有効に利用することによって比較的多量のトナーを収
容することが可能になる。
【0034】上記受部116(開閉ハウジング4の上壁
140における傾斜部)には、第1図乃至第3図に図示
する如く、補助受体300が設けられているのが好まし
い。補助体300はプレート状の部材から構成され、そ
の片面には第2図において左右方向、第3図において紙
面に垂直な方向に間隔を置いて複数個の突条302が設
けられている。かかる補助体300は上壁140におけ
るシート部材排出方向下流端部に軸部材304を介して
旋回自在に装着されている。搬送方向長さが長いシート
部材に画像が形成される場合には、補助受体300を第
1図及び第2図と共に第3図に実線で示す受位置(突条
302の下縁が上壁140の一部に当接することによっ
て補助受体300はこの受位置に保持される)に位置付
け、搬送方向長さが短いシート部材に画像が形成される
場合には、補助受体300を第3図に二点鎖線で示す収
納位置(上記受位置から第3図に矢印306で示す方向
に略180度回動せしめた位置)に位置付けることがで
きる。
【0035】レーザビームプリンタの第2の実施例 第11図乃至第14図は、本発明に従って構成されたレ
ーザビームプリンタの第2の実施例を図示している。こ
の第2の実施例では位置付け手段と回動阻止手段とが共
通の部材から構成されている。
【0036】主として第11図及び第12図を参照して
説明すると、第2の実施例におけるプロセスユニット4
02もプロセスユニット枠404を備えており、プロセ
スユニット枠404の一対の端壁406及び408(第
13図も参照されたい)間に、第1の実施例と同様にし
て回転ドラム410、現像装置(図示していない)及び
クリーニング装置(図示していない)が装着されてい
る。プロセスユニット枠404の両側端(第11図及び
第12図において左側端及び右側端)には被支持手段を
構成する被支持突部412及び414が設けられてい
る。被支持突部412及び414は夫々第11図及び第
12図において左方及び右方に突出しており、矢印41
6で示すプロセスユニット枠404の装着方向に延在し
ている。一方、装置本体418(第2の実施例では下部
本体部と開閉ハウジングから構成されておらず、光学ユ
ニット420が装着されている壁422は開閉すること
ができない)には、第11図及び第12図において左右
方向に間隔を置いて一対の支持手段が設けられている。
かかる一対の支持手段は略L字状の支持レール424及
び426から構成され、プロセスユニット枠404の被
支持突部412及び414が支持レール424及び42
6に矢印416で示す方向に滑動自在に支持される。装
置本体418における第11図において手前(第12図
において下側)に存在する開閉自在なカバー部材(図示
していない)を開放して、装置本体418にプロセスユ
ニット402が着脱自在に装着される。
【0037】第2の実施例においては、更に、プロセス
ユニット枠404の上壁428には上方に突出する細長
い矩形状の突部430が設けられており、かかる突部4
30に細長い矩形状の露光用開口432が規定されてい
る。この突部430における開口432の両側縁開口端
部は内側に向けて下方に傾斜せしめられている。一方、
光学ユニット420の光学ユニット枠434には下方に
突出する細長い矩形状の突出部436が設けられてい
る。かかる突出部436には上記露光用開口432に連
通する細長い矩形状の投射用開口438が規定されてい
る。突出部436の両側面下端部は、プロセスユニット
枠404の突部430の両側縁開口端部の形状に対応し
て、内側に向けて下方に傾斜せしめられている。第2の
実施例では、光学ユニット枠434の突出部436が多
角形状の突起として作用し、プロセスユニット枠404
の露光用開口432の開口部が多角形状の受部として作
用し、位置付け手段を構成すると共に回動阻止手段を構
成する。また、光学ユニット枠434の突出部436は
作用片としても機能し、第4図及び第6図と第11図及
び第13図とを比較することによって容易に理解される
如く、第4図において左側に位置する2個の作用片が第
2の実施例では省略されている。第2図の実施例におけ
るその他の構成は第1の実施例と実質上同一であり、そ
の詳細についての説明は省略する。
【0038】プロセスユニット402を装置本体418
に着脱自在に装着するには、上述したカバー部材(図示
していない)を開放し、プロセスユニット枠404の被
支持突部412及び414を支持レール424及び42
6上に位置付けて、プロセスユニット枠404の把持部
440(第11図及び第12図)を押して矢印416で
示す装着方向に移動せしめればよい。第14図に明確に
図示する如く、プロセスユニット枠404の突部430
における一端部(第12図において上側、第14図にお
いて左側に位置する端部)には、矢印416で示す装着
方向に向けて下方に傾斜する傾斜面442が設けられて
おり、プロセスユニット枠404を矢印416で示す方
向に移動せしめると、かかる傾斜面442の作用によっ
て偏倚コイルばね444の偏倚作用に抗して光学ユニッ
ト420が幾分上方に移動され、かくしてプロセスユニ
ット402の装着をスムーズに遂行することができる。
【0039】プロセスユニット枠404を所定装着位置
まで挿入すると、第14図に実線で示す(第14図では
実際とは逆にプロセスユニット枠404に対して光学ユ
ニット枠434を移動せしめて図示している)如く、光
学ユニット枠434における突出部436の先端部がプ
ロセスユニット枠404における突部430の開口部に
受入れられ、かくして突出部436と突部430の開口
部に規定された受部との協働作用によって光学ユニット
420の特定部位とプロセスユニット402の特定部位
とが、即ち光学ユニット420における投射用開口43
8を規定する部位とプロセスユニット402における露
光用開口432を規定する部位とが上下方向に合致せし
められる。突出部436と突部430に規定された受部
とは細長い矩形状である故に、両者が係合した状態にお
いては相対的に回動することが阻止される。従って、第
2の実施例においても、第1の実施例と同様に、光学ユ
ニット420は取付ねじ446を介して水平方向(第1
1図において左右方向及び紙面に垂直な方向)に所定範
囲に渡って移動自在であるが、プロセスユニット402
を所定装着位置まで移動せしめると、突出部436と突
部430に規定された受部とが係合することによって、
光学ユニット420の特定部位とプロセスユニット40
2の特定部位とが合致せしめられると共に、両者の相対
的回動が確実に阻止され、かくして光学ユニット420
とプロセスユニット402とは位置決め手段及び回動阻
止手段として作用する突出部436と突部430に規定
された受部とを介して直接的に所定位置関係に保持され
る。また、第11図に図示する如く、光学ユニット枠4
34に設けられた作用片448がプロセスユニット枠4
04の上壁450(第12図)の上面に作用すると共に
光学ユニット枠434の突出部436の下面がプロセス
ユニット枠404の突部430の上面に作用し、光学ユ
ニット420が偏倚コイルばね444の偏倚力に抗して
幾分上昇せしめられる。従って、作用片448と作用片
としても機能する突出部436を介して光学ユニット4
20がプロセスユニット402に押圧せしめられ、光学
ユニット420とプロセスユニット402との上下方向
間隔も充分精密に設定される。
【0040】レーザビームプリンタの第3の実施例 第15図は、本発明に従って構成されたレーザビームプ
リンタの第3の実施例を図示している。この第3の実施
例では、プロセスユニットは回転ドラムの軸線方向に垂
直な方向に移動されて装置本体に装着される。
【0041】第3の実施例におけるプロセスユニット5
02においても、プロセスユニット502はプロセスユ
ニット枠504を含んでおり、このプロセスユニット枠
504の一対の端壁506(第15図にはその一方のみ
を図示している)には、第15図において左右方向に延
びる被支持突部508が設けられている。一方、装置本
体510には、被支持突部508に対応して支持手段を
構成する支持レール(図示していない)が設けられてい
る。装置本体510の第15図において右側面を規定す
る部分にはカバー部材512が設けられており、かかる
カバー部材512の上端部が旋回自在に連結されてい
る。従って、カバー部材512は第15図に実線で示す
閉位置と二点鎖線で示す開位置の間を旋回自在である。
【0042】更に、第3の実施例においても、プロセス
ユニット枠504の上壁には細長い矩形状の突部514
が設けられており、かかる突部514に矩形状の露光用
開口516が規定されている。また、光学ユニット51
8の光学ユニット枠520には下方に突出する細長い矩
形状の突出部522が設けられており、かかる突出部5
22に細長い矩形状の投射用開口524が規定されてい
る。突部514における露光用開口516の開口部が多
角形状の受部として作用し、突出部522の先端部が多
角形状の突起として作用し、第2の実施例と同様に位置
付け手段を構成すると共に回動阻止手段を構成する。ま
た、光学ユニット枠520の突出部522は、プロセス
ユニット枠504との間隔を一定に保つための作用片と
しても機能する。プロセスユニット枠504の突部51
4における一側部(矢印526で示す装着方向に見て下
流側に位置する側部)には、矢印526で示す装着方向
に向けて下方に傾斜する傾斜面528が設けられてい
る。第3の実施例におけるその他の構成は、上述した第
1の実施例と実質上同一である。
【0043】第3の実施例においてプロセスユニット5
02を装置本体510に着脱自在に装着するには、カバ
ー部材512を矢印530で示す方向に旋回させて第1
5図に二点鎖線で示す開位置にせしめ、次いでプロセス
ユニット枠504の被支持突部508を支持レール(図
示していない)に位置付けて矢印526で示す装着方向
に移動せしめる。プロセスユニット502を移動せしめ
ると、プロセスユニット枠504の突部514に設けら
れた傾斜面528が光学ユニット枠520の突出部52
2の下端に作用し、偏倚コイルばね532の偏倚作用に
抗して光学ユニット518を幾分上方に移動せしめ、か
くしてプロセスユニット502の装着をスムーズに遂行
することができる。
【0044】プロセスユニット502を所定装着位置ま
で挿入すると、第15図に実線で図示するとおり、プロ
セスユニット枠504に設けられた突出片534が装置
本体510の停止部材536に当接し、かくしてプロセ
スユニット502の上記装着位置を越える移動が阻止さ
れる。そして、光学ユニット枠520における突出部5
22がプロセスユニット枠504における突部514の
開口部に受入れられ、かくして突出部522と突部51
4の開口部に規定された受部との協働作用によって光学
ユニット518の特定部位とプロセスユニット502の
特定部位とが、即ち光学ユニット518における投射用
開口524を規定する部位とプロセスユニット502に
おける露光用開口516を規定する部位とが上下方向に
合致せしめられる。突出部522及び突部514に規定
された受部は細長い矩形状である故に、突出部522が
突部514の受部に受入れられると両者の相対的回動が
阻止される。従って、第3の実施例においても、第1の
実施例と同様に、光学ユニット518は取付ねじ538
を介して水平方向(第15図において左右方向及び紙面
に垂直な方向)に所定範囲に渡って移動自在であるが、
プロセスユニット502を所定装着位置に位置付ける
と、突出部522と突部514の受部とが係合すること
によって、光学ユニット518の特定部位とプロセスユ
ニット502の特定部位とが合致せしめられると共に、
両者と相対的回動が阻止され、かくして光学ユニット5
18とプロセスユニット502とは位置決め手段及び回
動阻止手段として作用する突出部522及び突部514
の受部を介して直接的に所定位置関係に保持される。ま
た、光学ユニット枠520に設けられた作用片540が
プロセスユニット枠504の上壁に作用すると共に光学
ユニット枠520の突出部522の下面がプロセスユニ
ット枠504の突部514の上面に作用し、光学ユニッ
ト518が偏倚コイルばね532の偏倚力に抗して幾分
上昇せしめられる。従って、作用片540と作用片とし
ても機能する突出部522を介して光学ユニット518
がプロセスユニット502に押圧せしめられ、光学ユニ
ット518とプロセスユニット502との上下方向間隔
も充分精密に設定される。
【0045】第2の実施例及び第3の実施例では、光学
ユニット枠に設けられた突出部(投射用開口を規定する
部位)がプロセスユニット枠の突部(露光用開口を規定
する部位)に規定された受部に受入れられる構成である
が、これとは反対に、プロセスユニット枠の突部が光学
ユニット枠の突出部(受部を規定する部位)に受入れら
れるように構成することもできる。また、投射用開口及
び露光用開口とは別個に、位置決め手段及び回動阻止手
段として機能する多角形状の突起及び受部を光学ユニッ
ト及びプロセスユニットに設けることもできる。
【0046】レーザビームプリンタの第4の実施例 第16図は、本発明に従って構成されたレーザビームプ
リンタの第4の実施例を図示している。第4の実施例で
は、光学ユニットが装置本体の下部本体部に装着され、
シート部材を搬送する搬送手段の主要部及びプロセスユ
ニットが上記下部本体部に開閉自在に装着された開閉ハ
ウジングに装着されている。
【0047】第4の実施例のレーザビームプリンタは装
置本体602を備えており、装置本体602は下部本体
部603とこの下部本体部603の第16図において右
端部に軸部材604を介して連結された開閉ハウジング
606とから構成されている。開閉ハウジング606
は、第16図に実線で示す閉位置(装置本体602に装
着された各種構成要素と開閉ハウジング606に装着さ
れた各種構成要素とは実線で示す位置関係に保持され
る)と二点鎖線で示す開位置(かかる開位置においてプ
ロセスユニット608を開閉ハウジング606から離脱
せしめることができる)との間を旋回自在である。
【0048】下部本体部603には光学ユニット610
が装着されている。装置本体602の底壁612には、
第16図において左右方向に間隔を置いて一対の取付壁
614及び616が設けられている。取付壁614及び
616の両端には、夫々、内方に突出する当接突部61
8及び620(第16図にそれらの一方のみ図示してい
る)が設けられ、また取付壁614及び616の上端に
は内方に突出する上当接突部622及び624が設けら
れている。光学ユニット610は一対の取付壁614及
び616間に装着される。光学ユニット610は片方の
取付壁614に当接する位置から他方の取付壁616に
当接する位置まで第16図において左右方向に移動自在
であると共に、取付壁614及び616の片方の当接突
部618及び620に当接する位置からそれらの他方の
当接突部618及び620に当接する位置まで第16図
において紙面に垂直な方向に移動自在である。また、第
16図から理解される如く、光学ユニット610は装置
本体602の底壁612に当接する位置から取付壁61
4及び616の上当接突部622及び624に当接する
位置まで上下方向にも移動自在である。第4の実施例で
は、更に、底壁612と光学ユニット610の光学ユニ
ット枠626の間に複数個の偏倚コイルばね628が介
在されている。これらの偏倚コイルばね628は光学ユ
ニット枠626を上方に弾性的に偏倚せしめる。
【0049】プロセスユニット608は開閉ハウジング
606に着脱自在に装着されている。開閉ハウジング6
06には第16図において左右方向に間隔を置いて支持
レール630及び632が配設されている。片方の支持
レール630は断面L字状であり、開閉ハウジング60
6に装着された案内板634と協働して案内溝を規定す
る。他方の支持レール632は断面矩形状であり、その
片側面(第16図において右側の側面)には案内溝が規
定されている。一方、プロセスユニット608はプロセ
スユニット枠634を備え、このプロセスユニット枠6
34の第16図において左右方向両側端には、支持レー
ル630及び632に対応して被支持突部636及び6
38が設けられている。
【0050】更に、光学ユニット枠626の上壁に3個
の円形突部640(第16図にそのうちの2個を図示し
ている)が設けられており、これら円形突部640に円
形受孔が規定されている。また、プロセスユニット枠6
34の底壁には上記円形受孔に対応してピン642が設
けられており、各ピン642の先端部は先細形状にせし
められている。1個のピン642とこれを受入れる円形
突部640の受孔が位置付け手段として機能し、他の2
個のピン642とこれらを受入れる円形突部640の受
孔が回動阻止手段として機能し、更に、3個のピン64
2がプロセスユニット枠634と光学ユニット枠626
との間隔を一定に保持する作用片として機能する。第4
の実施例におけるその他の基本的構成は第1の実施例と
略同一である。
【0051】第4の実施例においてプロセスユニット6
08を装置本体602に着脱自在に装着するには、開閉
ハウジング606を矢印644で示す方向に旋回せしめ
て二点鎖線で示す開位置にせしめる。次いで、プロセス
ユニット枠634の被支持突部636及び638を支持
レール630及び632の案内溝に位置付け、プロセス
ユニット枠634を案内溝に沿って第16図において紙
面に垂直な方向に所定装着位置まで移動せしめる。しか
る後に、プロセスユニット608を装着した状態の開閉
ハウジング606を上記開位置から上記閉位置にせしめ
る。かくすると、第16図に図示するとおり、プロセス
ユニット枠634に設けられたピン642が対応する円
形突部640の受孔に離脱自在に受入れられ、かくして
プロセスユニット608と光学ユニット610は第16
図に図示する位置関係に保持される。即ち、光学ユニッ
ト610は第1の実施例と同様に水平方向に所定範囲に
渡って移動自在であるが、開閉ハウジング606を閉位
置にせしめると、ピン642が対応する円形突部640
の受部に受入れられることによって、光学ユニット61
0の特定部位とプロセスユニット608の特定部位とが
上下方向に合致せしめられると共に両者の相対的回動も
阻止され、かくして光学ユニット610とプロセスユニ
ット608とは位置決め手段及び回動阻止手段として作
用するピン642及び突部640の受孔を介して直接的
に所定の位置関係に保持される。また、各ピン642の
先端面が円形突部640の受孔の底面を規定する部位に
当接し、光学ユニット610は偏倚コイルばね628の
偏倚力に抗して幾分下降せしめられる。従って、作用片
として機能するピン642を介して光学ユニット610
がプロセスユニット608に押圧せしめられ、光学ユニ
ット610とプロセスユニット608との上下方向間隔
も充分精密に設定される。
【0052】
【発明の効果】本発明の画像形成装置においては、配設
すべき構成は比較的簡潔且つ安価でよいにもかかわら
ず、像担持手段と光学ユニットとの間隔が充分精密に安
定して設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成装置の一例
としてのレーザビームプリンタの第1の実施例を示す斜
視図。
【図2】第1図のレーザビームプリンタを、その一部切
欠いて断面で示す正面図。
【図3】第1図のレーザビームプリンタの簡略断面図。
【図4】第1図のレーザビームプリンタにおける光学ユ
ニット及びその近傍を示す断面図。
【図5】第1図のレーザビームプリンタにおける光学ユ
ニットを示す平面図。
【図6】第1図のレーザビームプリンタにおける光学ユ
ニットとプロセスユニットとの位置関係を説明するため
の断面図。
【図7】第1図のレーザビームプリンタにおけるプロセ
スユニット及びその近傍を示す断面図。
【図8】第7図のプロセスユニットの装着様式を説明す
るための簡略図。
【図9】第1図のレーザビームプリンタにおける駆動系
の一部を示す簡略図。
【図10】第9図に示す駆動系の電動モータ及びその近
傍を示す断面図。
【図11】本発明に従う画像形成装置の一例としてのレ
ーザビームプリンタの第2の実施例におけるプロセスユ
ニット及び光学ユニット並びにそれらの近傍を示す簡略
断面図。
【図12】第11図のレーザビームプリンタにおけるプ
ロセスユニットの装着様式を説明するための平面図。
【図13】第11図のレーザビームプリンタにおける光
学ユニット及びプロセスユニットの位置関係を説明する
ための断面図。
【図14】第11図のレーザビームプリンタにおけるユ
ニット枠の突部に規定された受部と光学ユニット枠の突
出部が係合している状態を示す部分断面図。
【図15】本発明に従う画像形成装置の一例としてのレ
ーザビームプリンタの第3の実施例におけるプロセスユ
ニット及び光学ユニット並びにそれらの近傍を示す簡略
断面図。
【図16】本発明に従う画像形成装置の一例としてのレ
ーザビームプリンタの第4の実施例を示す簡略断面図。
【符号の説明】
2、418、510及び602・・・・・装置本体 6及び603・・・・・・・・・・・・・下部本体部 4及び606・・・・・・・・・・・・・開閉ハウジン
グ 36、402、502及び608・・・・プロセスユニ
ット 38、404、504及び634・・・・プロセスユニ
ット枠 40及び410・・・・・・・・・・・・回転ドラム 46・・・・・・・・・・・・・・・・・現像装置 56、420、518及び610・・・・光学ユニット 69・・・・・・・・・・・・・・・・・光学手段 120、434、520及び626・・・光学ユニット
枠 156、444、532及び628・・・偏倚コイルば
ね 222及び224・・・・・・・・・・・受孔 226・・・・・・・・・・・・・・・・位置付けピン 228・・・・・・・・・・・・・・・・回動阻止ピン 230、448及び540・・・・・・・作用片 436及び522・・・・・・・・・・・突出部 642・・・・・・・・・・・・・・・・ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀畑 勝史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 宏幸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠に装着され且つ表面に感光体を有する
    像担持手段と、画像情報を有する光を該像担持手段の該
    感光体に投射するための光学ユニットとを具備する画像
    形成装置において、 該光学ユニットは該枠に対して近接及び離隔する方向に
    所定範囲に渡って移動自在に設けられており、 該光学ユニットを該枠に向けて弾性的に偏倚せしめて該
    光学ユニットを該枠に押圧せしめる偏倚手段が配設され
    ている、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該光学ユニットと該枠とのいずれか一方
    には作用片が設けられており、該光学ユニットは該作用
    片を介して該枠に押圧せしめられる、請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 該枠はプロセスユニット枠であり、該プ
    ロセスユニット枠とこれに装着された該像担持手段とは
    装置本体に着脱自在に装着されるプロセスユニットを構
    成する、請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 該装置本体は下部本体部と該下部本体部
    に開位置と閉位置との間を旋回自在に装着された開閉ハ
    ウジングとを備え、該プロセスユニットが該下部本体部
    に装着され、該光学ユニットは該開閉ハウジングに装着
    されており、該開閉ハウジングを該閉位置にせしめる
    と、該偏倚手段が該光学ユニットを該プロセスユニット
    に押圧せしめる、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 該プロセスユニットの両端部は一対の支
    持手段を介して該下部本体部に装着され、該一対の支持
    手段の一方は該プロセスユニットの一端部を旋回自在に
    支持し、該一対の支持手段の他方は該プロセスユニット
    の他端部に作用して所定位置を越える旋回動を阻止す
    る、請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 該装置本体には間隔をおいて所定装着方
    向に延びる一対の支持手段が配設されており、該プロセ
    スユニットは該一対の支持手段に沿って移動せしめるこ
    とによって該一対の支持手段上に着脱自在に装着され、
    該プロセスユニットを該一対の支持手段に沿って所定装
    着位置まで移動せしめると、該偏倚手段が該光学ユニッ
    トを該枠に押圧せしめる、請求項3記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 該枠には該像担持手段を駆動せしめるた
    めの駆動手段が設けられており、該装置本体には駆動源
    及び駆動部材を含む駆動系が設けられており、該光学ユ
    ニットが該枠に押圧せしめられることによって、該枠の
    該駆動手段が該装置本体の該駆動系における該駆動部材
    に向けて偏倚せしめられる、請求項4から6までのいず
    れかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 該光学ユニットには該感光体上の残留電
    荷を消失せしめるための除電ランプが装着されている、
    請求項1から7までのいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 該光学ユニットは該枠に対して横方向に
    も相対的に所定範囲に渡って移動自在に設けられてお
    り、該枠の特定部位と該光学ユニットの特定部位とを実
    質上合致せしめるための位置付け手段と、該特定部位を
    中心とする該枠と該光学ユニットとの相対的回動を阻止
    するための回動阻止手段とが配設されている、請求項1
    から10までのいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 該位置付け手段と該回動阻止手段とは
    別個に配設されており、該位置付け手段は該枠と該光学
    ユニットとのいずれか一方に設けられた位置付け突起と
    該枠と該光学ユニットとの他方に設けられた位置付け受
    部とから構成され、該回動阻止手段は該枠と該光学ユニ
    ットとのいずれか一方に設けられた回動阻止突起と該枠
    と該光学ユニットとの他方に設けられた回動阻止受部と
    から構成されている、請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 該位置付け突起は円筒状の位置付けピ
    ンから構成され、該位置付け受部は該位置付けピンの外
    径に対応した内径を有する円形の受孔から構成され、該
    回動阻止突起は円筒状の回動阻止ピンから構成され、該
    回動阻止受部は該回動阻止ピンの外径に対応した幅を有
    する細長い受孔から構成されている、請求項10記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 該枠と該光学ユニットとのいずれか一
    方には多角形状の突起が設けられ、該枠と該光学ユニッ
    トとの他方には該多角形状の突起に対応した多角形状の
    受部が規定されており、該多角形状の突起と該多角形状
    の受部とが該位置付け手段を構成すると共に該回動阻止
    手段を構成する、請求項9記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 該枠には該光学ユニットからの光を該
    像担持体に導く露光用開口を規定する矩形状の部位が形
    成されており、該光学ユニットは光学ユニット枠を含
    み、該光学ユニット枠には投射用開口を規定する矩形状
    の部位が形成されており、該露光用開口を規定する該矩
    形状の部位と該投射用開口を規定する該矩形状の部位と
    が該位置付け手段を構成すると共に該回動阻止手段を構
    成する、請求項12記載の画像形成装置。
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