JPH0631584A - 旋盤のクーラント供給装置 - Google Patents

旋盤のクーラント供給装置

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Publication number
JPH0631584A
JPH0631584A JP20744392A JP20744392A JPH0631584A JP H0631584 A JPH0631584 A JP H0631584A JP 20744392 A JP20744392 A JP 20744392A JP 20744392 A JP20744392 A JP 20744392A JP H0631584 A JPH0631584 A JP H0631584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turret
coolant
pipe
lathe
bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP20744392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Okada
康明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP20744392A priority Critical patent/JPH0631584A/ja
Publication of JPH0631584A publication Critical patent/JPH0631584A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーラントが機械内部に漏れ出すことがな
く、かつ配管構造を簡略化できるようにする。 【構成】 タレットバー9内のクーラントパイプ12か
ら径方向に延びるパイプ17を設け、その先端に液路ジ
ョイント17aを設ける。液路ジョイント17aは、タ
レット内クーラント経路16と接続するものであり、タ
レット4の軸方向移動に伴ってクーラント液路16の入
口16aに接続される。入口16aは、タレット4の外
周部の前面に配置する。タレット4の前記軸方向移動
は、タレット4の剛性確保のために、割出回転後に噛合
いカップリング11でタレットバー9と一体化させるた
めに行われる。この移動を液路ジョイント17aの係脱
に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、タレットバー形式の旋盤にお
けるクーラント供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のタレット旋盤では、図4
に示す構成によってタレット40の工具ステーションへ
のクーラントの供給が行われている。すなわち、中空の
タレット軸41内からタレット40の中心部に導かれる
固定側クーラントパイプ42の先端が、タレット40の
中心に配置した固定側分配器43のクーラント経路45
aに接続されている。タレット40の前面には前記固定
側分配器43を取り囲む円筒状の回転側分配器44が設
けられ、この分配器44からタレット40の各工具ステ
ーションにわたって、それぞれの工具ステーションに対
応するクーラント経路45bが形成されている。このよ
うな構成により、タレット40の割出回転で、固定側分
配器43のクーラント経路45aが、回転側分配器44
の割出位置のクーラント経路45bに切換え接続され
る。
【0003】タレット40の割出回転は、タレット40
を軸方向に若干後退させ、タレット40とタレットバー
46の先端との間に設けられたカップリング47の噛み
合いを解くことにより可能となり、割出回転後にタレッ
ト40を若干軸方向前方に戻し前記カップリング47を
噛み合い状態にすることでタレット40の剛性確保が図
られる。したがって、このようなタレット40の割出回
転と軸方向移動が可能となるように、前記固定側分配器
43と回転側分配器44との間には若干の隙間が設けら
れており、この隙間はここからクーラントが流れ出さな
いようにOリング48でシールされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記タレット
旋盤におけるクーラント供給構造では、固定側分配器4
3と回転側分配器44の間に隙間を設け、この隙間をO
リング48でシールしているので、圧力のかかったクー
ラントが前記隙間より機械内部に漏れ出す恐れがある。
【0005】この発明の目的は、クーラントが機械内部
に漏れ出すことがなく、配管構造も簡略化できる旋盤の
クーラント供給装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のクーラント供
給装置は、タレットバーに割出回転可能に設けたタレッ
トと前記タレットバーとの間に、タレットの軸方向移動
によって係脱する回転止め用カップリングを有する旋盤
において、タレットバー内から導かれた固定側クーラン
トパイプと、タレット内クーラント経路とを接続する液
路ジョイントを、タレットの外周部前面に前記軸方向移
動に伴って係脱可能に設けたものである。
【0007】
【作用】この構成によると、割出回転に先立ちタレット
を軸方向に移動させて回転止め用カップリングの噛み合
いを解くと、これに伴いタレットの外周部前面に設けら
れた液路ジョイントがタレット内のクーラント経路から
切り離され、液路ジョイントと干渉することなくタレッ
トの割出回転が可能となる。割出回転後、タレットを軸
方向に戻してカップリングを噛み合い状態にすると、こ
れに伴って液路ジョイントが割り出された工具ステーシ
ョンに対応するタレット内クーラント経路に接続され
る。
【0008】固定側クーラントパイプから、液路ジョイ
ントを経てタレット内クーラント経路にわたる液路に
は、タレットの回転および軸方向移動の許容と、クーラ
ントの漏出防止とを同時に図るOリングなどによるシー
ル部が不要なため、クーラントの機械内部への漏出が確
実に防止される。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。図2において、ベッド1に設けた主軸台
2に、ワークWを把持して回転させる主軸3を設置し、
主軸台2と隣合って、タレット4を搭載したタレットキ
ャリッジ5をレール6上に横(X軸方向)送り可能に設
置してある。タレットキャリッジ5は、スライドベース
7と、このスライドベース7上に前後(Z軸方向)移動
可能に設置したタレットスライド8とからなる。タレッ
ト4は正面形状が多角形のドラム状のものでり、各周面
部分からなる各工具ステーションに各種の工具が装着さ
れる。
【0010】図1に示すように、タレット4はタレット
スライド8のタレットバー9内に挿通された中空のタレ
ット軸10の先端に固定してある。タレット軸10は、
回転および若干の軸方向移動が自在であり、割出モータ
(図示せず)の回転を受けてタレット4と共に割出回転
させられる。タレット4とタレットバー9の先端との間
にはタレット4の剛性確保のための噛合カップリング1
1が設けてあり、タレット4の割出回転後に、タレット
軸10を後部の油圧シリンダ(図示せず)で若干前進さ
せることにより、カップリング11が噛み合い状態にな
る。
【0011】タレット4は前記タレット軸10に固定し
たタレット本体4aと、その前側に配置したパイプ支承
部材4bとからなり、タレット軸10内に同軸状に挿通
したクーラントパイプ12が前記パイプ支承部材4bを
貫通しタレット4の前面に突出した状態で支持されてい
る。また、クーラントパイプ12の後部は、タレットバ
ー9の後端より後方に突出して押え板13に固定されて
おり、そのクーラントパイプ12の後端のクーラント入
口12aはクーラント供給装置(図示せず)に接続され
ている。前記パイプ支承部材4bのパイプ貫通部には、
クーラントパイプ12を回転自在に支持する軸受14
と、タレット軸10内部と機外との間をシールするOリ
ング15とが設けられている。
【0012】タレット本体4aの外周部内の各工具ステ
ーションに対応する部分には、それぞれクーラント経路
16が形成され、そのクーラント経路16の入口16a
はタレット本体4aの前面に、吐出口16b1 ,16b
2 は工具ステーションであるタレット本体4a周面に開
口させてある。
【0013】タレット4の前記パイプ支承部材4bから
突出するクーラントパイプ12の先端には、主軸3(図
2)側へ延びる径方向パイプ17が接続され、その先端
に、タレット4の前面側で前記クーラント経路16の入
口16aに係脱自在に接続される液路ジョイント17が
設けられている。液路ジョイント17aは、前記カップ
リング11の噛み合い状態で、クーラント経路16の入
口16aに水密状に係合し、カップリング11が噛み合
いを解いた状態で、クーラント経路16の入口16aか
ら完全に脱しタレット4の前面から離れた位置に来るよ
うに配置されている。
【0014】上記構成の動作を説明する。カップリング
11が噛み合った図1の状態では、液路ジョイント17
aが割出位置のクーラント経路16の入口16aに水密
状に係合している。したがって、クーラント供給装置
(図示せず)よりクーラントパイプ12の入口12aに
所定圧力(例えば2〜5Kg/cm2)で供給されるクーラン
トは、クーラントパイプ12、液路ジョイント17aを
経てクーラント経路16に供給され、工具ステーション
の周面に開口する吐出口16b1 ,16b2 より吐出さ
れる。
【0015】前記状態から次の割出回転に移る場合、後
部の油圧シリンダ(図示せず)によってタレット軸10
が軸方向に若干後退させられる。これにより、タレット
4が図3に鎖線で示す元の位置から実線で示す位置まで
後退して、カップリング11の噛み合いが解かれ、タレ
ット4は割出回転可能な状態となる。このタレット4の
後退に伴い、液路ジョイント17aが割出位置のクーラ
ント経路16の入口16aから脱して、その先端がタレ
ット本体4aの前面より若干前方に位置する状態とな
る。
【0016】次に、割出モータ(図示せず)によりタレ
ット軸10が回転し、これによりタレット4が割出回転
させられる。このとき、液路ジョイント17のノズル1
7aはクーラント経路16の入口16aから完全に脱し
ているので、液路ジョイント17aが割出回転の邪魔に
なることはない。
【0017】割出完了後、後部の油圧シリンダ(図示せ
ず)によってタレット軸10が元の位置まで軸方向に前
進させられる。これにより、タレット4が元の位置まで
前進して、カップリング11が噛み合い状態となり、タ
レット4の剛性確保が図られる。このタレット4の前進
に伴い、液路ジョイント17aが新たに割出位置に来た
クーラント経路16の入口16aに水密状に係合する。
【0018】このように、外周部で液路ジョイント17
aにより接続する構造としたため、クーラントパイプ1
2とパイプ支承部材4bとの間のOリング15によるシ
ール部分にはクーラント圧がかからず、そのため機体内
部にクーラントが浸入することがない。また、従来の図
4の構成ではタレット40内のクーラント経路45bは
複雑な経路となるために加工が困難であるが、この発明
では外周部のみにタレット4内のクーラント経路16を
設ければ良いため、クーラント経路16が単純な形状と
なり、加工が容易でコスト低下が図れる。
【0019】
【発明の効果】この発明のクーラント供給装置は、タレ
ットバーに割出回転可能に設けたタレットと前記タレッ
トバーとの間に、タレットの軸方向移動によって係脱す
る回転止め用カップリングを有する旋盤において、タレ
ットバー内から導かれた固定側クーラントパイプと、タ
レット内クーラント経路とを接続する液路ジョイント
を、タレットの外周部前面に前記軸方向移動に伴って係
脱可能に設けたため、クーラントが機械内部に漏れ出す
のを確実に防止でき、配管構造も簡略化できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用した旋盤のタレット
部を示す断面図である。
【図2】同旋盤の概略正面図である。
【図3】その割出回転動作を示す説明図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
4…タレット、4a…タレット本体、4b…パイプ支承
部材、10…タレット軸、11…カップリング、12…
クーラントパイプ、16…クーラント経路、17…径方
向パイプ、17a…液路ジョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットバーに割出回転可能に設けたタ
    レットと前記タレットバーとの間に、タレットの軸方向
    移動によって係脱する回転止め用カップリングを有する
    旋盤において、タレットバー内から導かれた固定側クー
    ラントパイプとタレット内クーラント経路とを接続する
    液路ジョイントを、タレットの外周部前面に前記軸方向
    移動に伴って係脱可能に設けた旋盤のクーラント供給装
    置。
JP20744392A 1992-07-10 1992-07-10 旋盤のクーラント供給装置 Pending JPH0631584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20744392A JPH0631584A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 旋盤のクーラント供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20744392A JPH0631584A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 旋盤のクーラント供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0631584A true JPH0631584A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16539857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20744392A Pending JPH0631584A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 旋盤のクーラント供給装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0631584A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617846U (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 株式会社ユニシアジェックス クーラント供給装置
KR101470625B1 (ko) * 2007-12-27 2014-12-09 두산인프라코어 주식회사 공작기계의 툴포스트 쿨런트 공급장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617846U (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 株式会社ユニシアジェックス クーラント供給装置
KR101470625B1 (ko) * 2007-12-27 2014-12-09 두산인프라코어 주식회사 공작기계의 툴포스트 쿨런트 공급장치

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