JPH06315004A - スーパーフレーム送出タイミング指定装置 - Google Patents

スーパーフレーム送出タイミング指定装置

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JPH06315004A
JPH06315004A JP10391293A JP10391293A JPH06315004A JP H06315004 A JPH06315004 A JP H06315004A JP 10391293 A JP10391293 A JP 10391293A JP 10391293 A JP10391293 A JP 10391293A JP H06315004 A JPH06315004 A JP H06315004A
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base station
transmission
superframe
slot
reference signal
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Nobuhiro Kato
暢宏 加藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタルコードレス電話システムにおいて、基
地局が増えても、各基地局のスーパーフレーム送出タイ
ミングが重なることがないようにする。 【構成】交換機SWの送出タイミング設定部22では、
基準信号発生部21から出力される基準信号R2を基準
として、各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミン
グTが重なることがないように設定される。設定された
各基地局CSの送出タイミングTは、対応する基地局C
Sに通知される。この場合、この送出タイミングTは、
基地局CSから送られてきた基準信号R1との差として
通知される。この差は、スロット番号割振り部23と送
信スロット番号検出部24により、送信スロットの番号
Naとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、財団法人電
波システム開発センター(以下、「RCR」という。)
の標準規格(案)第1版RCR STD−28(平成5
年3月17日策定)(以下、「RCR STD−28」
という。)で定めるデジタルコードレス電話システムに
おいて、各基地局のスーパーフレーム送出タイミングを
指定するスーパーフレーム送出タイミング指定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コードレス電話システムにおいて
は、加入者の増大や秘匿性の要求に伴い、デジタル方式
の検討が進められている。
【0003】このデジタルコードレス電話システムは、
図2に示すように、基地局CSと、移動局PSとから構
成されている。両者は、無線区間インタフェースを介し
て相互に通信可能となっている。また、基地局CSは、
例えば、ISDNインタフェースを介して交換機SWに
接続されている。
【0004】無線区間インタフェースは、RCR ST
D−28で定められている。この無線区間インタフェー
スにおいては、アクセス方式としては、4チャネル多重
TDMA/TDD方式が採用されている。
【0005】この4チャネル多重TDMA/TDD方式
においては、図3に示すように、各TDMA/TDDフ
レーム周期の前半で、基地局CSから移動局PSに時分
割で信号が伝送され、後半で、移動局PSから基地局C
Sに時分割で信号が伝送される。この場合、1TDMA
/TDDフレーム周期は5msに設定され、1スロット
の長さは625μsに設定されている。
【0006】基地局CSや移動局PSがリンク確率チャ
ネルフェーズで用いるチャネルは、LCCH(論理制御
チャネル)といわれる。このLCCHは、スーパーフレ
ーム構造をとる。基地局CSの間欠送信等の制御用物理
スロットの送受信タイミングは、すべてこのスーパーフ
レームを基本に生成される。
【0007】なお、スーパーフレームとは、すべてのL
CCH要素のスロット位置を指定する下りLCCHの最
小周期をいう。ここで、LCCH要素とは、当該システ
ムで使用するBCCH(報知用チャネル)、すべての着
信群に対応するPCH(一斉呼出チャネル)、並びに固
定的に挿入されるSCCH(個別セル用チャネル)及び
USCCH(オプション)をいう。
【0008】BCCHとは、基地局CSから移動局PS
に、制御情報を報知するための下り片方向チャネルであ
る。制御情報としては、チャネル構造に関する情報やシ
ステム情報等がある。移動局PSは、このBCCHを検
出することにより、スーパーフレームの先頭位置を知る
ことができる。
【0009】PCHとは、基地局CSから移動局PSに
対して、単一セルあるいは複数セルの広いエリア(一斉
呼出エリア)に同一情報を一斉に転送するポイント−マ
ルチポイントの下り片方チャネルである。
【0010】SCCHとは、基地局CSと移動局PSの
間で、呼接続に必要な情報を転送するポイント−ポイン
トの双方向チャネルである。このSCCHでは、セルご
とに、独立の情報が転送される。
【0011】図4は、スーパーフレームの構成の一例を
示す。
【0012】図示のスーパーフレームは、1つのBCC
Hと、1つのSCCHと、1つのPCHとから構成され
る。この場合、スーパーフレームの送出周期は1.5s
に設定され、各チャネルの間隔は、500msに設定さ
れている。
【0013】RCR STD−28においては、このス
ーパーフレームが基地局CSから移動局PSに間欠送信
される。この場合、従来は、各基地局CSごとに、任意
のタイミングでスーパーフレームを送出するようになっ
ていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、基地局CSが増えると、各基地局CSか
ら送出されるスーパーフレームの送出タイミングが重な
る可能性が高くなるという問題が生じる。
【0015】そこで、この発明は、基地局が増えても、
各基地局のスーパーフレーム送出タイミングが重なるこ
とがないようにすることができるスーパーフレーム送出
タイミング指定装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、各基地局のスーパーフレーム送出タイ
ミングを互いに重なることがないように設定する送出タ
イミング設定手段と、この送出タイミング設定手段によ
り設定された送出タイミングを各基地局に通知する送出
タイミング通知手段とを設けるようにしたものである。
【0017】
【作用】上記構成においては、送出タイミング設定手段
により、各基地局のスーパーフレーム送出タイミングが
互いに重なることがないように一括設定される。そし
て、設定された各基地局の送出タイミングは、送出タイ
ミング通知手段により、対応する基地局に通知される。
【0018】これにより、各基地局の送出タイミングが
集中管理されるので、基地局が増えても、各基地局の送
出タイミングを互いに重なることがないように設定する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0021】この実施例は、交換機SWで、各基地局C
Sのスーパーフレーム送出タイミングを互いに重なるこ
とがないように設定し、この送出タイミングを交換機S
Wから各基地局CSに通知するようにしたものである。
【0022】また、この実施例は、スーパーフレームを
送出する際の基準となる基準タイミングを、各基地局C
Sごとに独立に設定するようにしたものである。
【0023】さらに、この実施例は、交換機SWが各基
地局CSのスーパーフレーム送出タイミング(送出スロ
ット)を管理するようにしたものである。
【0024】すなわち、図1において、基地局CSは、
基準信号発生部11と、スロット番号割振り部12と、
スーパーフレーム送出部13と、送受信部14を有す
る。また、交換機SWは、基準信号発生部21と、送出
タイミング設定部22と、スロット番号割振り部23
と、送信スロット番号検出部24と、送受信部25を有
する。
【0025】基地局CSの基準信号発生部11は、基地
局CSがスーパーフレームを送出する際の基準となる基
準信号R1を出力する。この基準信号R1の周期は、ス
ーパーフレームの送出周期と同じ1.5sに設定されて
いる。
【0026】スロット番号割振り部12は、基準信号発
生部11から出力される基準信号R1を基準として、各
スロットに番号Nを割り振る。
【0027】スーパーフレーム送出部13は、図示しな
い移動局PSに対してスーパーフレームを送信する。こ
のスーパーフレーム送出部13は、スロット番号割振り
部12で割り振られたスロット番号Nと交換機SWから
送られてきた送信スロット番号Naを比較し、両者が一
致したとき、スーパーフレームの送出を開始する。
【0028】送受信部14は、基準信号発生部11から
出力される基準信号Rを交換機SWに送信するととも
に、交換機SWから送られてくる送信スロット番号Na
を受信し、これをスーパーフレーム送出部13に供給す
る。
【0029】交換機SWの基準信号発生部21は、各基
地局CSのスーパーフレーム送出タイミングTを設定す
る際の基準となる基準信号R2を出力する。この基準信
号R2の周期も、スーパーフレームの送出周期と同じ
1.5sに設定されている。
【0030】送出タイミング設定部22は、基準信号発
生部21から出力される基準信号R2を基準として、各
基地局CSのスーパーフレーム送出タイミングTを互い
に重なることがないように設定する。
【0031】スロット番号割振り部23は、各基地局C
Sから送られてきた基準信号R1を基準として、各スロ
ットに番号Nを割り振る。
【0032】送信スロット番号検出部24は、送出タイ
ミング設定部21で設定された送出タイミングTを有す
る送信スロットの番号Naを、スロット番号割振り部2
3で割り振られたスロット番号Nの中から検出する。
【0033】送受信部25は、基地局CSから送られて
きた基準信号R1を受信し、これをスロット番号割振り
部23に供給するとともに、送信スロット番号検出部2
3から出力される送信スロット番号Naを基地局CSに
送信する。
【0034】上記構成において、図5を参照しながら動
作を説明する。
【0035】なお、以下の説明では、基地局CSとし
て、2つの基地局CS(1),(2)があるものとす
る。
【0036】交換機SWの基準信号発生部21からは、
図5(a)に示すような基準信号R2が出力される。こ
れにより、送出タイミング設定部22では、この基準信
号R2を基準として、各基地局CS(1),CS(2)
のスーパーフレーム送出タイミングT(1),T(2)
が設定される。図5(b)に、この送出タイミングT
(1),(2)の一例を示す。
【0037】設定された送出タイミングT(1),T
(2)は、対応する基地局CS(1),CS(2)に通
知される。この場合、この送信タイミングT(1),T
(2)は、対応する基地局CS(1),CS(2)の基
準信号R1(1),R1(2)との差として通知され
る。
【0038】すなわち、各基地局CS(1),CS
(2)の基準信号発生部11から出力される基準信号R
1(1),R1(2)は、送受信部13からISDNイ
ンタフェースを介して交換機SWに送られる。この場
合、基準信号R1(1),R1(2)は、ISDN基本
ユーザ・網インタフェース仕様(CCITT I.43
0)において、付加チャネルとして規定されるQチャン
ネルを使って伝送される。
【0039】なお、ユーザ情報を転送するTCH(情報
チャネル)のデータは、Bチャネルを使って伝送され
る。また、制御データは、Dチャネルを使って伝送され
る。
【0040】図5(c),(e)に、各基地局CS
(1),CS(2)から出力される基準信号R1
(1),R1(2)を示す。図示の如く、各基準信号R
1(1),R1(2)は、それぞれ任意のタイミングで
出力される。
【0041】交換機SWに送られた基準信号R1
(1),R1(2)は、送受信部25により受信され、
スロット番号割振り部23に供給される。これにより、
各基準信号R1(1),R1(2)を基準として、各基
地局CS(1),CS(2)のスロットに番号N
(1),N(2)が割り振られる。図5(d),(f)
に、各基地局CS1,CS2のスロット番号N(1),
N(2)を示す。
【0042】このスロット番号N(1),N(2)は、
送信スロット番号検出部24に供給される。これによ
り、各基地局CS(1),CS(2)ごとに、送信タイ
ミングT(1),T(2)に一致する送信スロットの番
号Na(1),Na(2)が検出される。
【0043】図5の場合、基地局CS(1)に関して
は、送出タイミングT(1)とスロット番号8のスロッ
トが一致するので、このスロットの番号8が送信スロッ
ト番号Na(1)として検出される。同様に、基地局C
S(2)に関しては、送出タイミングT(2)とスロッ
ト番号11のスロットが一致するので、このスロットの
番号11が送信スロット番号Na(2)として検出され
る。
【0044】検出された送信スロット番号Na(1),
Na(2)は、送受信部25からISDNインタフェー
スを介して対応する基地局CS1,CS2に送られる。
この場合、この送信スロット番号Na(1),Na
(2)は、Dチャネルを使って伝送される。
【0045】送信スロット番号Na(1),Na(2)
は、対応する基準信号R1(1),R1(2)からの距
離を示す。したがって、この送信スロット番号Na
(1),Na(2)は、基準信号R1(1),R1
(2)と送出タイミングT(1),T(2)との差を示
す。これにより、図1の構成の場合、送出タイミングT
(1),T(2)は、基準信号R1(1),R1(2)
との差として各基地局CS(1),CS(2)に通知さ
れることになる。
【0046】各基地局CS(1),CS(2)に送られ
た送信スロット番号Na(1),Na(2)は、送受信
部14で受信され、スーパーフレーム送出部13に供給
される。このスーパーフレーム送出部13には、また、
スロット番号割振り部12からスロット番号Nが供給さ
れる。これにより、スロット番号Nと送信スロット番号
Na(1),Na(2)が一致したとき、スーパーフレ
ームのBCCHが送出される。
【0047】その結果、基地局CS(1)では、図5
(g)に示すように、スロット番号8のスロット位置
で、BCCHが送出される。また、基地局CS(2)で
は、図5(h)に示すように、スロット番号11のスロ
ット位置で、BCCHが送出される。以下、500ms
の周期で、順次、SCCH、PCHの送出がなされる。
【0048】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0049】(1)交換機SWで、各基地局CSのスー
パーフレーム送出タイミングTを互いに重ならないよう
に設定し、この送出タイミングTを各基地局CSに通知
するようにしたので、基地局CSが増えても、各基地局
CSのスーパーフレーム送出タイミングTが重ならない
ようにすることができる。
【0050】(2)また、各基地局CSに送出タイミン
グTを通知する際、各基地局CSから交換機SWに基準
信号R1を送信し、この基準信号R1と送出タイミング
Tとの差を通知するようにしたので、各基地局CSは、
受信した通知情報をそのまま送信スロットの位置情報と
して利用することができる。
【0051】図6は、この発明の第2の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0052】なお、以下の説明では、ISDNのレイヤ
1でQチャネルを交換機SWから各基地局CSに送るこ
とができるように改造された独自プロトコルにより、交
換機SWと各基地局CSとの間の通信がなされるものと
して説明する。
【0053】先の実施例では、各基地局CSごとに、ス
ーパーフレームを送出する際の基準タイミングを独立に
設定する場合を説明した。これに対し、この実施例で
は、すべての基地局CSの基準タイミングを、交換機S
Wで共通に設定するようにしたものである。
【0054】また、先の実施例では、交換機SWで、各
基地局CSのスーパーフレーム送出タイミングTを管理
する場合を説明した。これに対し、この実施例は、各基
地局CSで、そのスーパーフレーム送出タイミングTを
管理するようにしたものである。
【0055】すなわち、図6において、基地局CSは、
送信スロット候補出力部31と、スロット番号割振り部
32と、スーパーフレーム送出部33と、送受信部34
を有する。一方、交換機SWは、送出タイミング設定部
41と、基準信号発生部42と、送受信部43を有す
る。
【0056】ここで、基地局CSの送信スロット候補出
力部31は、スーパーフレームを送出可能な1つまたは
複数のスロットの候補を出力する。この候補は、例え
ば、スロット番号NAで表される。
【0057】スロット番号割振り部32は、交換機SW
から送られてきた基準信号R2を基準として、各スロッ
トに番号Nを割り振る。
【0058】スーパーフレーム送出部33は、スロット
番号割振り部32で割り振られたスロット番号Nと交換
機SWから送られてきた送信スロット番号Naを比較
し、両者が一致したとき、スーパーフレームの送出を開
始する。
【0059】送受信部34は、送信スロット候補出力部
31から出力される送信スロット候補番号NAを交換機
SWに送出するとともに、交換機SWから送られてきた
基準信号R2と送信スロット番号Naを受信し、これら
をそれぞれスロット番号割振り部32とスーパーフレー
ム送出部33に供給する。
【0060】交換機SWの送出タイミング設定部41
は、各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミングが
重ならないように、各基地局CSから送られてきた送信
スロット候補番号NAから送信スロット番号Naを選択
する。
【0061】基準信号発生回路42は、各基地局CSが
スーパーフレームを送出する際の基準となる基準信号R
2を出力する。
【0062】送受信部43は、各基地局CSから送られ
てきたスロット番号NAを受信し、これを送出タイミン
グ設定部41に供給する。また、この送受信部43は、
送出タイミング設定部41により選択された送信スロッ
ト番号Naを対応する基地局CSに送信するとともに、
基準信号発生部42から出力される基準信号R2をすべ
ての基地局CSに送信する。
【0063】上記構成において、図7を参照しながら動
作を説明する。
【0064】なお、以下の説明においても、基地局CS
として、2つの基地局CS(1),CS(2)があるも
のとして説明する。
【0065】各基地局CS(1),CS(2)の送信ス
ロット候補出力部31から出力された送信スロット候補
番号NA(1),NA(2)は、送受信部34からIS
DNインタフェースを介して交換機SWに送信される。
この場合、この送信スロット候補番号NA(1),NA
(2)は、Dチャネルを使って送信される。
【0066】交換機SWに送られた送信スロット候補番
号NA(1),NA(2)は、その送受信部43で受信
され、送出タイミング設定部41に供給される。これに
より、各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミング
が重ならないように、各送信スロット候補番号NA
(1),NA(2)の中から、適宜、送信スロット番号
Na(1),Na(2)が選択される。
【0067】例えば、基地局CS(1)から送られたき
た送信スロット候補番号NAが8,9,10とし、基地
局CS(2)から送られてきた送信スロット候補番号N
Aが9,10,11とすると、基地局CS(1)に関し
ては、スロット番号8が選択され、基地局CS(2)に
関しては、スロット番号11が選択される。これによ
り、各基地局CS(1),CS(2)の送出タイミング
T(1),T(2)が互いに重なることがないように設
定されたことになる。
【0068】送出タイミング設定部41で選択された送
信スロット番号Na(1),Na(2)は、送受信部4
3からISDNインタフェースを介して対応する基地局
CS(1),CS(2)に送信される。この場合、スロ
ット番号Na(1),Na(2)は、Dチャネルを使っ
て送信される。
【0069】これと並行して、基準信号発生部42から
出力される基準信号R2(図7(a)参照)も、送受信
部43からISDNインタフェースを介してすべての基
地局CS(1),CS(2)に送信される。この場合、
この基準信号R2は、上述した独自プロトコルにより、
Qチャネルを使って送信される。
【0070】各基地局CS(1),CS(2)に送られ
た基準信号R2は送受信部34で受信され、スロット番
号割振り部32に供給される。これにより、図7(b)
に示すように、この基準信号R2を基準として、各スロ
ットに番号Nが割り振られる。このスロット番号Nは、
スーパーフレーム送出部33に供給される。
【0071】一方、各基地局CS(1),CS(2)に
送られたスロット番号Na(1),Na(2)は、送受
信部34で受信され、スーパーフレーム送出部33に供
給される。これにより、スロット番号Na(1),Na
(2)とスロット番号Nが一致したとき、スーパーフレ
ームのBCCHが送出される。
【0072】図7(c),(d)は、それぞれ、基地局
CS(1),CS(2)におけるBCCHの送出を示
す。図示の如く、基地局CS(1)においては、スロッ
ト番号8のスロット位置でBCCHが送出され、基地局
CS(2)においては、スロット番号11のスロット位
置でBCCHが送出される。以下、500msの周期
で、SCCH,PCHが送出される。
【0073】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0074】(1)まず、この実施例においても、交換
機SWで、各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミ
ングTを設定し、これを各基地局CSに通知するように
したので、基地局CSが増えても、スーパーフレーム送
出タイミングTが重ならないようにすることができる。
【0075】(2)また、各基地局CSから交換機SW
に送信スロットの候補を送信し、これに基づいて、交換
機SWが各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミン
グTを設定するようにしたので、各基地局CSがスーパ
ーフレーム送出タイミングTを管理することができると
いう利点が得られる。
【0076】(3)また、すべての基地局CSの基準タ
イミングを、交換機SWで共通に設定するようにしたの
で、各基地局CSが基準タイミングを設定する必要がな
いという利点が得られる。
【0077】以上この発明の2つの実施例を詳細に説明
したが、この発明は上述したような実施例に限定される
ものではなく、ほかにも、次のように変形実施すること
ができる。なお、以下の説明では、交換機SWと各基地
局CSとを接続する有線インタフェースは、上述したよ
うなISDNインタフェース等に限定されないものとし
て説明する。
【0078】(1)まず、先の第1,第2の実施例にお
いては、基準信号(R1,R2)の周期とスーパーフレ
ームの送出周期が一致する場合を説明した。しかし、こ
の発明では、これらが一致しなくてもよい。
【0079】その一例を図8に示す。図示の例は、基準
信号の周期が1.5sで、スーパーフレームの送出周期
が0.9sである場合を示す。なお、スーパーフレーム
は1つのBCCHと、1つのSCCHと、4つのPCH
1〜PCH4からなる場合を示す。各チャネルの間隔
は、150msに設定されている。
【0080】この場合、基準信号の位置が、BCCHの
位置と合うとは限らないが、LCCHのいずれかの送出
タイミングと一致する。この利点は、基準信号の周期を
1.5sと決めても、スーパーフレームの構造、送出タ
イミングTを変えることができる点にある。
【0081】(2)また、先の第1の実施例では、基準
信号R1を交換機SWに送り、この交換機SWで、送信
スロット番号Naを求める場合を説明した。しかし、こ
の発明は、スーパーフレーム送出タイミングTを直接各
基地局CSに送り、各基地局CSで、送信スロット番号
Naを求めるようにしてもよい。
【0082】(3)また、先の説明では、第2の実施例
のように、すべての基地局CSの基準タイミングを、交
換機SWで共通に設定する構成において、スーパーフレ
ーム送信タイミングTを基地局CSで管理する場合を説
明した。
【0083】しかし、この発明は、第1の実施例のよう
に、上記基準タイミングを各基地局CSごとに独立に設
定する構成において、スーパーフレーム送出タイミング
Tを基地局CSで管理するようにしてもよい。
【0084】(4)また、先の説明では、第1の実施例
のように、上記基準タイミングを各基地局CSごとに独
立に設定する構成において、交換機SWが各基地局CS
のスーパーフレーム送出タイミングTを管理する場合を
説明した。
【0085】しかし、この発明は、第2の実施例のよう
に、すべての基地局CSの基準タイミングを、交換機S
Wで共通に設定する構成において、交換機SWが各基地
局CSのスーパーフレーム送出タイミングTを管理する
ようにしてもよい。
【0086】(5)また、先の説明では、交換機SWで
各基地局CSのスーパーフレーム送出タイミングTを設
定する場合を説明した。しかし、この発明では、交換機
SW以外の部分で設定するようにしてもよい。
【0087】(6)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
デジタルコードレス電話システムにおいて、基地局が増
えても、各基地局のスーパーフレーム送出タイミングが
重なることがないようにすることが可能なスーパーフレ
ーム送出タイミング指定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】デジタルコードレス電話システムの構成を示す
ブロック図である。
【図3】4チャネル多重TDMA/TDD方式を説明す
るための図である。
【図4】スーパーフレームの構成を示す図である。
【図5】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図6】この発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図7】図5の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図8】この発明の第3の実施例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
PS…移動局、CS…基地局、SW…交換機、11,2
1,42…基準信号発生部、13,33…スーパーフレ
ーム送出部、14,25,34,43…送受信部、2
2,41…送信タイミング設定部、121,23,32
…スロット番号割振り部、24…送信スロット番号検出
部、31…送出スロット候補出力部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局から移動局にスーパーフレームを
    送出するコードレス電話システムにおいて、 各基地局のスーパーフレーム送出タイミングを互いに重
    なることがないように設定する送出タイミング設定手段
    と、 この送出タイミング設定手段により設定された送出タイ
    ミングを各基地局に通知する送出タイミング通知手段と
    を具備したことを特徴とするスーパーフレーム送出タイ
    ミング指定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001509980A (ja) * 1997-01-31 2001-07-24 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン エア・フレーム同期

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