JPH06314987A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JPH06314987A
JPH06314987A JP10210593A JP10210593A JPH06314987A JP H06314987 A JPH06314987 A JP H06314987A JP 10210593 A JP10210593 A JP 10210593A JP 10210593 A JP10210593 A JP 10210593A JP H06314987 A JPH06314987 A JP H06314987A
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timing
circuit
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Masashi Yuzue
政志 柚江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受信タイミングが規定されている送受信シ
ステムにおいて、送信装置や受信装置での回路遅延量が
あっても、上記送受信タイミングに対応した送受信処理
を行い得るタイミング補正の調整を、簡単な構成で容易
に行い得る。 【構成】 高周波部21などでの回路遅延がある場合で
も、親機30と子機20との間でTDD方式による送受
信を行うために、送信データ処理部22や受信データ処
理部23での処理時間をソフト的に補正させることによ
って、上記回路遅延に対する補償を容易なものとさせ
る。このため、制御部26に送受処理タイミング補正プ
ログラム26aを搭載する。そして、この26aに基づ
き、タイミング生成部27で必要なタイミング信号27
a、27bとを生成し、送信データ処理部22と受信デ
ータ処理部23とに与えて、必要なタイミングで処理を
行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は送信装置及び受信装置
に関し、例えば、TDD(Time Division
Duplex)方式のコードレス電話システムに適用
し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コードレス電話機はさまざまな所
で普及しつつある。これは、便利であることによるユー
ザからの要請と、電波法の改正などによって、実現して
いるものであると考えられる。
【0003】そして、現在では需要が多いため、いろい
ろなメーカから種々の機能を備えたコードレス電話機が
頻繁に市場に発表されている。
【0004】そして、当初から市販されているコードレ
ス電話機は、送信するときの送信周波数f1と、受信す
るときの受信周波数f2とが異なる。これは、送受信周
波数をある程度離して、設定することによって、送信と
受信を同時に行っても干渉しない様にするものである。
従来の有線専用の宅内電話機が送話と受話を同時に行え
る(デュープレックスDuplexである)用に、コー
ドレス電話機も送受信を同時に行える様に作られてい
る。
【0005】上述の様な2周波デュープレックスの場合
は、例えば、一般に、送信周波数(親機に対する上り)
のどちらかを250MHz程度とし、受信周波数(親機
からの下り)を380MHz程度などとしている。
【0006】そして、最近では、送受信を同じ周波数で
行う方式(TDD:Time Division Du
plex)のコードレス電話機の検討が郵政省の指導の
もとに行われている。これは、周波数帯を割り得てる上
で、自由度の高いことが特徴である。例えば、無線(高
周波)回路も使用帯域が比較的狭く、要求条件が緩和さ
れることが期待される。その他に、送受共用フィルタな
どが不要であること。また、送信と受信の伝搬条件が同
じとなるので、基地局側で受信ダイバーシティの選択さ
れたブランチ側を送信アンテナに使用することによって
送信ダイバーシティが兼用でき、コードレス電話機側の
ダイバーシティを不要にすることもでき、経済的に有利
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コード
レス電話機の高周波部である送受信回路で発生する回路
遅延は、一般にこの送受信回路の回路方式や具体的な回
路構成の仕方によって、この回路遅延量(t1時間)は
一義的に定めることはできない。例えば、デジタル変調
速度が、数百kbps程度の場合は、この回路遅延量は
数十μsec〜数百μsec程度の場合がある。
【0008】しかも、高周波部である送受信回路におけ
る送受信切り替えタイミングの規定点は、送受のインタ
フェース部分の回路であることが多い。従って、実際の
送信データ処理部や、受信データ処理部は、送受信回路
での回路遅延量分だけ処理タイミングだけシフトされる
ことになる。このため、送受信回路での回路遅延量が回
路方式や回路構成の仕方によって、決定される時点ま
で、送受データ処理部や、受信データ処理部での処理タ
イミングを上記遅延量分だけ補正する補正量(t2時
間)を決定できないという問題があった。更に、この補
正量が求められても、最適な補正量を決定するために
は、ハードウエア回路で調整して最適補正量を決定して
行っていたため手間がかかっていた。
【0009】そして、この様な送受データ処理部や、受
信データ処理部での処理タイミングの補正量(t2時
間、例えば、数十μsec〜数百μsec程度)が決定
できないことによって、送受データ処理部や、受信デー
タ処理部でのデジタル回路の論理回路の構成などが決定
できないため、コードレス電話機全体の製造に時間がか
かっていた。
【0010】つまり、上述の補正量の最適値を決定し、
この最適補正量(t2時間)にあった、回路構成を決定
することが、製造過程におけるクリティカルパスとして
問題になっていた。更に、検査段階での調整で個々に回
路遅延量が大きく異なった場合の修復や調整などにも時
間がかかっていた。従って、この様なことで製造に時間
がかかっていた。
【0011】以上の様な問題を解決して、コードレス電
話機などのTDD(Time Division Du
plex)方式の実現化が要請されている。
【0012】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、送受信タイミング
が規定されている送受信システムにおいて、送信装置や
受信装置での回路遅延量があっても、上記送受信タイミ
ングに対応した送受信処理を行うためのタイミング補正
の調整を、簡単な構成で容易に行い得る送信装置及び受
信装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、相手通信装置との送受信タイミング
が規定されている送受信システム(例えば、TDD(T
ime Division Duplex)方式など)
において、以下の特徴的な構成で実現した。
【0014】つまり、第1の発明の送信装置は、上記規
定送信タイミングに動作モードにされて送信する送信回
路と、上記送信回路に与える送信用信号を、供給される
送信処理タイミング情報のタイミングに対応して処理す
る送信処理手段と、上記送信処理タイミング情報を出力
するための送信処理タイミング調整用データを格納して
いて、上記送信回路を上記規定送信タイミングに動作モ
ードにさせるための送信制御信号を上記送信回路に与
え、更に上記送信制御信号に応じて上記送信処理タイミ
ング情報を出力する送信制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0015】また、第2の発明の受信装置は、上記規定
受信タイミングに動作モードにされて受信する受信回路
と、上記受信回路からの受信出力信号を、供給される受
信処理タイミング情報のタイミングに対応して処理する
受信処理手段と、上記受信処理タイミング情報を出力す
るための受信処理タイミング調整用データを格納してい
て、上記受信回路を上記規定受信タイミングに動作モー
ドにさせるための受信制御信号を上記受信回路に与え、
更に上記受信制御信号に応じて上記受信処理タイミング
情報を出力する受信制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】
【作用】この第1の発明の送信装置によれば、送信回路
などに回路構成の仕方によって、ある送信回路遅延量が
あっても、送信処理タイミング調整用データを最適に設
定することだけで、この送信処理タイミング調整用デー
タに応じた送信処理タイミング情報のタイミングで送信
処理を行い、相手通信装置との間で規定されている送受
信タイミングで送信信号を送信回路から出力させること
ができる。
【0017】例えば、規定されている送信タイミングに
間に合わせるため、ある時間t1の送信処理タイミング
調整用データによって先に送信処理を行わせる。
【0018】また、この第2の発明の受信装置によれ
ば、受信回路などに回路構成の仕方によって、ある受信
回路遅延量があっても、受信処理タイミング調整用デー
タを最適に設定することだけで、この受信処理タイミン
グ調整用データに応じた受信処理タイミング情報のタイ
ミングで受信処理を行い、相手通信装置との間で規定さ
れている送受信タイミングで受信回路からの受信信号を
処理させることができる。
【0019】例えば、規定されている受信タイミングよ
りも回路遅延量分の受信処理を遅らせるため、ある時間
t2の受信処理タイミング調整用データによって若干遅
れて受信処理を行わせる。
【0020】
【実施例】次にこの発明をTDD(Time Divi
sion Duplex)方式のデジタルコードレス電
話システムに適用する場合の好適な一実施例を図面を用
いて説明する。
【0021】コードレス電話システムの構成 図1は
一実施例のコードレス電話システムの構成図である。こ
の図1において、このコードレス電話システムは、親機
30は、公衆電話回線網に接続されていて、子機20と
電波で通信を行うことができる。そして、子機20は、
高周波部21と、送信データ処理部22と、受信データ
処理部23と、マンマシンインタフェース部25と、制
御部26と、タイミング生成部27とから構成されてい
る。
【0022】そして、図1において、送信データ処理部
22の具体的な一例の構成については、後述の図3を用
いて説明する。また、受信データ処理部23についても
一例の構成は、後述の図4を用いて説明する。更に、こ
の一実施例において特徴的な作用を生じさせるタイミン
グ生成部27の具体的な一例の構成についても、後述の
図2を用いて説明する。更にまた、この一実施例におい
て特徴的な作用を生じさせるためのタイミング生成部2
7に対して送受信処理タイミング補正量の情報を与える
ためのプログラムなどを格納している制御部26の具体
的な一例の構成についても、後述の図5を用いて説明す
る。
【0023】そして、子機20と親機30との間は、3
84kbpsのデジタルデータがデジタル変調(例え
ば、π/4シフトQPSK)されて、およそ1.9GH
z程度の電波で通信されるものとする。
【0024】そして、親機30はある時間毎(例えば、
数十msec〜数百msec程度毎)に子機20への送
受信同期用の信号を送信する。そして、子機20は親機
30からの送受信同期用信号を受けて、親機30側の送
受信タイミングの同期を取る。即ち、TDD方式で送受
信を行うものであるので、親機30が送信モードのとき
には、子機20は受信モードとされ、親機30が受信モ
ードのときには、子機20が送信モードとして動作する
様に送受信同期をとる。
【0025】そして、図1において、高周波部21は、
送信回路21aと受信回路21bと送受信アンテナ21
dとから構成されている。そして、送信回路21aは、
送信データ処理部22から与えられる、例えば、384
kbpsの送信データを与えられると、例えば、π/4
シフトQPSKでデジタル変調する。そして、例えば、
およそ1.9GHz程度の高周波信号に周波数変換して
送受信アンテナ21dに給電する。そして、この送受信
アンテナ21dから親機30に対して送信電波を放射す
る。
【0026】また、図1の親機30から放射された送信
電波は子機20の送受信アンテナ21dで捕らえられる
と、およそ1.9GHz程度の高周波信号が受信回路2
1bに与えられる。そして、受信回路21bは、およそ
1.9GHz程度の高周波信号を低い周波数の信号に変
換する。そして、更に、384kbpsデジタル変調波
信号を復調(例えば、π/4シフトQPSKに対する復
調)を行って、384kbpsの受信データを出力す
る。この受信データは受信データ処理部3に与えられ
る。
【0027】そして、TDD方式を実現するために、タ
イミング生成部27からの送受信インタフェース制御タ
イミング信号によって送信回路21aと受信回路21b
とは、例えば、2.5msecごとに規則的に交互に切
り替えられて送受信を行う。
【0028】そして、図1のマンマシンインタフェース
部25は、送話回路や受話回路や表示回路などから構成
され、ユーザ操作に関わる回路である。即ち、送話信号
などはデジタル化された後、送信データ処理部22に与
えられる。また、受信データ処理部23の出力データ
は、マンマシンインタフェース部25の受話回路(図示
省略)などに与えられる。
【0029】そして、図1において、制御部26は送受
信処理タイミング補正プログラム26aをROM52な
どに格納している。そして、内部のマイクロプロセッサ
などによって制御され、タイミング生成部27へ与えら
れる。
【0030】(タイミング生成部27の構成) 図2
はこの一実施例のタイミング生成部27の一例の機能ブ
ロック図である。この図2において、制御部26からの
384kbpsのクロックCLKは送受信インタフェー
スタイミングカウンタ2や、送信系タイミング生成回路
11や、受信系タイミング生成回路12などに供給す
る。更に、制御部26からのデータバス54の信号は送
信系遅延補正レジスタ3と受信系遅延補正レジスタ4と
に与えられる。
【0031】そして、図2の送受信インタフェースタイ
ミングカウンタ2は、入力の384kbpsクロックC
LKを計数し、5msecを一周期として、計数を繰り
返す。この5msecは、TDD方式における送信モー
ドの時間2.5msecと、受信モードの時間2.5m
secとを合わせた時間である。
【0032】そして、図2の送受信インタフェースタイ
ミングカウンタ2は、送信回路21aを2.5msec
送信モードにし、そして、次に受信回路21bを受信モ
ードに切り替えるための送受信インタフェース制御タイ
ミング信号を送信回路21aと受信回路21bとに与え
る。そして、更に、送受信インタフェースタイミングカ
ウンタ2は、計数値データを比較器7、8に与える。
【0033】そして、送信系遅延補正レジスタ3は、制
御部26からの送受信処理タイミング補正プログラムデ
ータ26aによって指定される送信処理遅延補正量時間
情報(例えば、数μsec〜数十μsec程度に相当)
を設定される。更に、受信系遅延補正レジスタ4は、制
御部26からの送受信処理タイミング補正プログラムデ
ータ26aによって指定される受信処理遅延補正量時間
情報(例えば、数μsec〜数十μsec程度に相当)
を設定される。
【0034】そして、送信系遅延補正レジスタ3は、デ
ータ変換部5に対して送信処理遅延補正量時間情報(例
えば、数μsec〜数十μsec程度に相当)を与え
る。そして、データ変換部5は、送信処理遅延補正量時
間情報(例えば、数μsec〜数十μsec程度に相
当)を送受信インタフェースタイミングカウンタ2の計
数と同様な計数値情報に変換する。即ち、384kHz
のクロックCLKの何クロック分に相当するか否かを計
数値情報として比較器7に与える。
【0035】更に、受信系遅延補正レジスタ4も、デー
タ変換部6に対して受信処理遅延補正量時間情報(例え
ば、数μsec〜数十μsec程度に相当)を与える。
そして、データ変換部6は、受信処理遅延補正量時間情
報(例えば、数μsec〜数十μsec程度に相当)を
送受信インタフェースタイミングカウンタ2の計数と同
様な計数値情報に変換する。即ち、384kHzのクロ
ックCLKの何クロック分に相当するか否かを計数値情
報として比較器8に与える。
【0036】そして、比較器7は送受信インタフェース
タイミングカウンタ2からの計数値情報と、データ変換
部5からの送信処理遅延補正量時間情報に対応した計数
値情報とを与えられると、両方の計数値の比較を行う。
ここで、この比較によって、両方の計数値が一致する
と、リセット要求信号を出力し、送信系リセット生成部
9に与える。
【0037】そして、他方の比較器8も、送受信インタ
フェースタイミングカウンタ2からの計数値情報と、デ
ータ変換部6からの受信処理遅延補正量時間情報に対応
した計数値情報とを与えられると、両方の計数値の比較
を行う。ここで、この比較によって、両方の計数値が一
致すると、リセット要求信号を出力し、受信系リセット
生成部10に与える。
【0038】そして、図2の送信系リセット生成部9
は、比較器7からリセット信号が与えられると、リセッ
ト信号を出力し送信系タイミング生成回路11に与え
る。また、受信系リセット生成部10は、比較器8から
リセット信号が与えられると、リセット信号を出力し受
信系タイミング生成回路12に与える。
【0039】そして、図2の送信系タイミング生成回路
11は、カウンタなどで構成されていて、通常リセット
信号が供給されない限りにおいては、384kHzクロ
ックCLKによって送信モード時間2.5msecを周
期として計数している。従って、送信系リセット生成部
9からリセット信号が供給されると、上記送信系タイミ
ング生成回路11のカウンタの計数値はリセットされ
る。この様な動作を行って、例えば、図6(D)の送信
処理用ロードクロックや、図6(E)の送信処理クロッ
クを出力する。この様な送信処理用ロードクロックや送
信処理クロックを送信データ処理部22へのタイミング
信号27a(図2)として出力する。
【0040】この様なタイミング信号27aによって、
送信データ処理用タイミング基準図6(C)に示す様
に、無線インタフェース基準タイミング図6(B)の送
信モードに先立ち補正時間t1(例えば、数μsec〜
数十μsec程度の時間)で送信データ処理を行わせ
る。この様に送信処理をt1時間早く開始させることに
よって、送信回路21aにおいてある程度の遅延があっ
ても、基準タイミングである無線インタフェース基準タ
イミング図6(C)に同期して送信を行うことができ
る。
【0041】一方、図2の受信系リセット生成部10
も、比較器8からリセット信号が与えられると、リセッ
ト信号を出力し受信系タイミング生成回路12に与え
る。そして、図2の受信系タイミング生成回路12も、
カウンタなどで構成されていて、通常リセット信号が供
給されない限りにおいては、384kHzクロックCL
Kによって受信モード時間2.5msecを周期として
計数している。従って、受信系リセット生成部10から
リセット信号が供給されると、上記受信系タイミング生
成回路12のカウンタの計数値はリセットされる。この
様な動作を行って、例えば、図6(G)の受信処理用ロ
ードクロックや、図6(H)の受信処理クロックを出力
する。この様な受信処理用ロードクロックや受信処理ク
ロックを受信データ処理部23へのタイミング信号27
b(図2)として出力する。
【0042】この様なタイミング信号27bによって、
受信データ処理用タイミング基準図6(F)に示す様
に、無線インタフェース基準タイミング図6(B)の受
信モードに少し遅れて補正時間t2(例えば、数μse
c〜数十μsec程度の時間)で受信データ処理を行わ
せる。この様に受信処理を受信回路21bの遅延時間に
合わせてt1時間遅く開始させることによって、受信回
路21bにおいてある程度の遅延があっても、基準タイ
ミングである無線インタフェース基準タイミング図6
(C)に対応して受信処理を行うことができる。
【0043】(送信データ処理部22の構成) 図3
はこの一実施例の送信データ処理部22の一例の機能ブ
ロック図である。この図3において、送信用データはデ
ータバス54を通じて一端レジスタ31a〜31dに格
納される。各レジスタ31a〜31dは、例えば、8ビ
ットパラレルでデータを格納する。そして、各レジスタ
31a〜31dに格納された送信用データは、例えば、
バッファ32a〜32dに出力され、ここでロードクロ
ックが供給されるまで保持される。
【0044】そして、タイミング生成部27の送信系タ
イミング生成回路11からのタイミング信号27aであ
る、送信処理用ロードクロック(図6(D))と送信処
理用クロック(図6(E))とを与えられると、バッフ
ァ32a〜32dから送信用データを読み出しシフトレ
ジスタSR33a〜33dに格納する。
【0045】そして、図3のシフトレジスタSR33a
〜33dは、タイミング生成部27の送信系タイミング
生成回路11からのタイミング信号である、送信処理用
クロック(図6(E))とが供給されると、シフトレジ
スタSR33a〜33dに与えられたパラレルの送信用
データをこの送信処理用クロック(図6(E))でシリ
アルの送信データとする。この送信データは、送信回路
21aに与えられる。この様にして、バッファ32a〜
32dとシフトレジスタSR33a〜33dとに与えら
れる送信処理用ロードクロック(図6(D))と送信処
理用クロック(図6(E))のタイミングによって送信
データの出力タイミングも変化させることができる。
【0046】(受信データ処理部23の構成) 図4
はこの一実施例の受信データ処理部23の一例の機能ブ
ロック図である。この図4において、例えば、384k
bpsのシリアルの受信データが受信回路21bからシ
フトレジスタSR43dに与えられると、タイミング生
成部27の受信系タイミング生成回路12からのタイミ
ング信号27bである、受信処理用クロック(図6
(H))がシフトレジスタSR43a〜SR43dに与
えられると、受信データをシフトレジスタでシフトさせ
て、シリアル受信データをパラレル受信データに変換し
てバッファ42a〜42dに与える。
【0047】そして、図4のバッファ42a〜42d
は、シフトレジスタSR43a〜SR43dから受信デ
ータが与えられると、一時格納すると共に、受信処理用
ロードクロック(図6(G))が供給されるまで保持さ
れる。
【0048】そして、受信処理用ロードクロック(図6
(G))が供給されると、バッファ42a〜42dの受
信データは一斉に読み出されてレジスタ41a〜41d
に与えられる。そして、レジスタ41a〜41dは、与
えられた受信データを一時格納する。そして、レジスタ
41a〜41dに格納されている受信データは、一斉に
読み出されてデータバス54に出力される。
【0049】即ち、受信モードのときに、受信回路21
bにおける回路遅延量をt2時間(例えば、数μsec
〜数十μsec程度の時間)としているので、受信デー
タ処理部23での受信処理開始、つまり、受信処理用ク
ロック(図6(H)の供給)をt2時間遅らせなけれ
ば、受信データが受信回路21bから出力されていない
時間においても受信処理を行うことになる。
【0050】この様にして、受信処理を遅らせ、そし
て、バッファ42a〜42dに受信データが1受信モー
ド分(例えば、2.5msec分)ためられたときに、
初めて供給される受信処理用ロードクロック(図6
(G))によって読み出す構成としている。
【0051】(制御部26の構成) 図5はこの一実
施例の制御部26の一例の機能ブロック図である。この
図5において、制御部26はCPU51と、ROM52
と、RAM53と、クロック発生回路55とから構成さ
れている。そして、これらの構成部分は、データバス5
4によって信号の授受を行うことができると共に、外部
構成部分に対する制御用のデータバス54として使用さ
れている。
【0052】そして、図5のCPU51は、例えば、マ
イクロプロセッサなどで構成されているものである。そ
して、ROM52に格納されているプログラムデータに
よってデータバス54からの制御によって、子機20内
の各構成部分の制御を行う。そして、ROM52は、子
機20内の各構成部分の制御を行うためのプログラムデ
ータを格納している。特にこの一実施例で特徴的には、
送受信処理タイミングを補正制御するための送受信処理
タイミング補正プログラムデータ26aも格納されてい
る。
【0053】そして、例えば、子機20の電源投入に伴
って、CPU51からのIPL(Initial Pr
ogram Load)によって、ROM52のプログ
ラムデータがRAM53に与えられ、格納される。そし
て、RAM53は、ワーキングRAMとして機能し、上
記プログラムの他に、中間的な処理データなども格納さ
れる。
【0054】従って、送受信処理タイミング補正プログ
ラムデータ26aなども動作時においてはRAM53に
ロードされていて、ここからタイミング生成部27に与
えられる。
【0055】また、図5の制御部26のクロック発生回
路55は、例えば、基本的な384kHzのクロックC
LKなどを生成して、タイミング生成部27などに供給
する。
【0056】(タイミング補正動作) 図6はこの一
実施例の動作タイミングチャートを示している。この図
6を用いて送受処理のタイミング補正動作を説明する。
この図6において、図6(A)は制御部26から供給さ
れる384kHzのクロックCLKである。このクロッ
クCLKは、例えば、タイミング生成部27の送信系イ
ンタフェースタイミングカウンタ2などに供給される。
【0057】そして、図6(B)は、親機30と子機2
0との間の送受信タイミング、つまり、無線インタフェ
ース基準タイミングである。送信モード(t10)は、
例えば、2.5msec程度である。そして、受信モー
ド(t20)も、例えば、2.5msec程度としてい
る。そして、送受信モードは、5msecを一周期とし
て、繰り返し自動的に行われる。
【0058】そして、図6(C)の送信データ処理用タ
イミング基準は、送信回路21aの送信回路遅延量に合
わせて、図6(B)の送信モードタイミングよりも補正
時間分t1時間先に、送信データ処理部22での処理を
行わせるタイミングを表している。そして、図6(D)
はタイミング信号27a(図1、図2)の一つである、
送信処理用ロードクロックであって、図6(C)の送信
モードタイミングC1、C2に同期したもので、送信デ
ータ処理部22に供給される。
【0059】そして、図6(E)はタイミング信号27
a(図1、図2)の他方である、送信処理用クロックで
あって、図6(C)の送信モードタイミングC1、C2
に同期したもので、図6(D)の送信処理用ロードクロ
ックが送信データ処理部22に供給された直後に送信デ
ータ処理部22に供給される。
【0060】そして、図6(B)の無線インタフェース
基準タイミングの受信モードt20に対して、受信回路
21bにおける受信回路遅延量に合わせて、受信処理タ
イミングをt2時間遅らせて、図6(F)の受信データ
処理用タイミング基準のタイミングで受信データ処理部
23の処理を行う。
【0061】このため、図6(H)はタイミング生成部
27からのタイミング信号27b(図1、図2)の一つ
である受信処理用クロックを表していて、上記図6
(F)の受信データ処理用タイミング基準のF1、F2
の時間に同期して受信処理用クロックを受信データ処理
部23に供給して処理させている。そして、図6(G)
はタイミング生成部27からのタイミング信号27b
(図1、図2)の他方である受信処理用ロードクロック
であって、上記図6(F)の受信データ処理用タイミン
グ基準のF1、F2の時間に同期して、受信データ処理
用タイミング基準のF1の期間の直後や、F2の期間の
直後に受信データ処理部23に供給され、処理されてい
る。
【0062】以上の様な動作によって、親機30と子機
20との間の無線インタフェース基準タイミングにあっ
た送受信データ処理を送信データ処理部22及び受信デ
ータ処理部23で行うことができる。
【0063】以上の一実施例のコードレス電話システム
は、子機20の送信回路21a、受信回路21bでの回
路遅延に対応した処理タイミングの補正を行うためのプ
ログラム26aを制御部6に備え、この送受信処理タイ
ミング補正プログラム26aによってタイミング生成部
27で送受信処理のタイミング補正に必要なタイミング
信号27a、27bとを送信データ処理部22と受信デ
ータ処理部23に与えられる様に構成した。
【0064】従って、送信回路21a、受信回路bなど
のハードウエア回路構成が決定しない時点においても、
先行してタイミング生成部27や制御部26などの製造
を進めることができ、最終的には制御部26にROM5
2で搭載する送受信処理タイミング補正プログラムデー
タ26aの送信処理遅延補正量時間情報(例えば、数μ
sec〜数十μsec程度に相当)と受信処理遅延補正
量時間情報(例えば、数μsec〜数十μsec程度に
相当)とを調整変更することだけで簡単に最適な処理タ
イミングに補正を行うことができる。
【0065】よって、従来に比べ短い期間で製品をつく
るこのとでき、大量生産する場合に、個々の回路遅延量
に合わせた処理時間の補正をソフトウェア処理で効率的
に行うことができる。
【0066】他の実施例 尚、以上の一実施例におい
ては、この発明をデジタルコードレス電話機に適用する
場合の一例を示したが、これに限定するものではない。
例えば、一般のデジタル送受信装置などにおいても同様
に適用することができる。
【0067】また、上述の一実施例の子機20の機能ブ
ロックは図1の構成に限定するものではない。例えば、
タイミング生成部27の機能ブロックは図2の構成に限
るものではなく、プログラム処理回路を更に取り入れ
て、回路を簡略化させることもできる。また、送信デー
タ処理部22の機能ブロックも図3の構成に限らない。
また、受信データ処理部23の機能ブロックも図4の構
成に限るものではない。更に、制御部26の機能ブロッ
クも図5の構成に限るものではない。
【0068】更に、上述の一実施例においては、送受信
処理タイミング補正プログラム26aは、制御部26に
備えたが、これに限定するものではない。例えば、タイ
ミング生成部27に構成することもできるし、また、送
信データ処理部22及び受信データ処理部23に構成す
ることであってもよい。
【0069】また、上述の一実施例において、親機30
の機能ブロックを、具体的には示していないが、この親
機30も子機20と同様な構成であっても適用すること
ができる。
【0070】更に、送受信装置への適用に限らず、送信
装置単体と、受信装置との通信にも適用できる。
【0071】
【発明の効果】以上述べた様に、相手通信装置との送受
信タイミングが規定されている送受信システムにおい
て、この第1の発明の送信装置は、送信回路と、送信処
理手段と、送信制御手段とを備えたことで、ある送信回
路遅延量があっても、送信処理タイミング調整用データ
を最適に設定することだけで、相手通信装置との間で規
定されている送受信タイミングで送信信号を送信回路か
ら出力させることができる。 また、第2の発明の受信
装置は、受信回路と、受信処理手段と、受信制御手段と
を備えたことで、ある受信回路遅延量があっても、受信
処理タイミング調整用データを最適に設定することだけ
で、相手通信装置との間で規定されている送受信タイミ
ングで受信回路からの受信信号を処理させることができ
る。
【0072】従って、上述の発明によれば、送信回路や
受信回路などでの回路遅延量があっても、上記送受信タ
イミングに対応した送受信処理を行うためのタイミング
補正の調整を、簡単な構成で容易に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のコードレス電話システム
の構成図である。
【図2】一実施例のタイミング生成部の機能ブロック図
である。
【図3】一実施例の送信データ処理部の一例の機能ブロ
ック図である。
【図4】一実施例の受信データ処理部の一例の機能ブロ
ック図である。
【図5】一実施例の制御部の一例の機能ブロック図であ
る。
【図6】一実施例の動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
20…子機、21…高周波部、22…送信データ処理
部、23…受信データ処理部、26…制御部、26a…
送受信処理タイミング補正プログラム、27…タイミン
グ生成部、27a、27b…タイミング信号、30…親
機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手通信装置との送受信タイミングが規
    定されている送受信システムにおいて、 上記規定送信タイミングに動作モードにされて送信する
    送信回路と、 上記送信回路に与える送信用信号を、供給される送信処
    理タイミング情報のタイミングに対応して処理する送信
    処理手段と、 上記送信処理タイミング情報を出力するための送信処理
    タイミング調整用データを格納していて、上記送信回路
    を上記規定送信タイミングに動作モードにさせるための
    送信制御信号を上記送信回路に与え、更に上記送信制御
    信号に応じて上記送信処理タイミング情報を出力する送
    信制御手段とを備えたことを特徴とした送信装置。
  2. 【請求項2】 相手通信装置との送受信タイミングが規
    定されている送受信システムにおいて、 上記規定受信タイミングに動作モードにされて受信する
    受信回路と、 上記受信回路からの受信出力信号を、供給される受信処
    理タイミング情報のタイミングに対応して処理する受信
    処理手段と、 上記受信処理タイミング情報を出力するための受信処理
    タイミング調整用データを格納していて、上記受信回路
    を上記規定受信タイミングに動作モードにさせるための
    受信制御信号を上記受信回路に与え、更に上記受信制御
    信号に応じて上記受信処理タイミング情報を出力する受
    信制御手段とを備えたことを特徴とした受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010177955A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Kyocera Corp 通信システム、通信装置および通信方法

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