JP2008118253A - 無線通信機、アナログ遅延量制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パルス生成部76aにてアナログ回路部80のアナログ遅延量を検出するためのパルス信号を生成し、切り替えスイッチ73を切り替えて、通常の送信データに代わりに、送信側のD/A変換器10を経由してアナログ信号に変換してアナログ回路部80に送信すると同時に、タイミングカウンタ76cの計数を開始し、デュープレクサ30で折り返して受信側のA/D変換器60によりデジタル信号に変換したパルス信号をパルス検出器76bで検出した時点のタイミングカウンタ76cが計数した値からアナログ回路部80のアナログ遅延量を検出し、該アナログ遅延量に基づいて、送信データタイミング調整部72にて送信データの送信タイミングを補正する。この補正を行うまでの期間、アンテナ出力制御スイッチ101をオフしてアンテナ40を切離す。
【選択図】図1
Description
(3rd Generation Partnership Project)規格により細かく設定されている。以下、無線ネットワークを構成する無線通信機を基地局、移動体の無線通信機を通信端末と呼ぶ。
DPCCH at UE」とは、通信端末のアンテナ端において基地局へ送信されるUP(Uplink)のデータの様子を示している。ここで、「PILOT」は、同期捕捉用のパイロット信号であり、「Data1」、「Data2」は、いずれも、ユーザデータを載せるためのデータ領域であり、「TPC」は、Power制御用のデータ(Transmit
Power Control)であり、「TFCI」は、転送フォーマットの組み合わせを表示するための表示子(Transport Format
Combination Indicator)である。
DPCCH at UE」に示すように、基地局へ送信されるUL(Uplink)のデータは、2,560chipsのデータ長のslotからなっている。
Synthesizer。以下「Synth」と略す)をあらゆる周波数へ設定できるように、2つ以上実装する装置構成が取られるようになってきた。
Synth)が使用される場合が増加してきている。
Frequency:中間周波数)を用いた無線通信機(通信端末)では、回路構成が複雑になってしまう。
Analog Delay)と、が存在する。
(2)上記(1)の無線通信機において、無線信号を放射するアンテナを前記アナログ回路部から切離すことができるアンテナ出力制御スイッチをさらに備えている無線通信機。
(3)上記(1)または(2)の無線通信機において、前記アナログ回路部の送信側と受信側とのそれぞれに、任意に指定した周波数を設定することが可能な周波数シンセサイザをさらに備え、前記パルス信号を送信側から受信側にループバックする際に、前記アナログ回路部の送信部、受信部それぞれの前記周波数シンセサイザに同一の周波数を設定する無線通信機。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部の送信側と受信側とのそれぞれに、任意に指定した増幅率で増幅することが可能な電力制御増幅器をさらに備え、前記パルス信号を送信側から受信側にループバックする際に、前記アナログ回路部の送信部、受信部それぞれの前記電力制御増幅器をあらかじめ定めた増幅率に設定する無線通信機。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の電源投入時に、自動的に実施する無線通信機。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送受信データの送受信動作を行っていない区間内において任意に定めた時点で、自動的に実施する無線通信機。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送信データの送信動作の開始に先立って、自動的に実施する無線通信機。
(8)上記(1)ないし(7)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の内部時計があらかじめ定めた所定時間を計時するごとに、自動的に実施する無線通信機。
(9)上記(1)ないし(8)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の温度計があらかじめ定めた閾値を超える温度を検出した際に、自動的に実施する無線通信機。
(10)上記(1)ないし(9)のいずれかの無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の使用する周波数バンドの切り替えが発生した際に、自動的に実施する無線通信機。
(11)アナログ回路部の送信側から受信側へのループバック機能を有する無線通信機における前記アナログ回路部のアナログ遅延量を制御するアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ遅延量を検出するためのパルス信号を生成して、通常の送信データに代わって、前記アナログ回路部の送信側に送信し、受信側において受信した受信データの中からループバックしてきた前記パルス信号を検出することにより、受信側における前記パルス信号の検出時点と送信部に前記パルス信号を送信した時点とのタイミング差から検出した前記アナログ回路部のアナログ遅延量に基づいて、前記アナログ回路部の送信側に送信データを送信する送信タイミングを補正するアナログ遅延量制御方法。
(12)上記(11)のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する期間の間、無線信号を放射するアンテナを前記アナログ回路部から切離すアナログ遅延量制御方法。
(13)上記(11)または(12)のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の電源投入時に、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(14)上記(11)ないし(13)のいずれかのアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送受信データの送受信動作を行っていない区間内において任意に定めた時点で、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(15)上記(11)ないし(14)のいずれかのアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送信データの送信動作の開始に先立って、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(16)上記(11)ないし(15)のいずれかのアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の内部時計があらかじめ定めた所定時間を計時するごとに、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(17)上記(11)ないし(16)のいずれかのアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の温度計があらかじめ定めた閾値を超える温度を検出した際に、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(18)上記(11)ないし(17)のいずれかのアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の使用する周波数バンドの切り替えが発生した際に、自動的に実施するアナログ遅延量制御方法。
(19)上記(11)ないし(18)のいずれかのアナログ遅延量制御方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施しているアナログ遅延量制御プログラム。
(20)上記(19)のアナログ遅延量制御プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
本発明の実施例の説明に先立って、まず、本発明の特徴について、その概要を説明する。基本的には、本発明は、デュアル構成のシンセサイザ(Dual
Synth)の無線通信機に、アンテナ端において送受信間で信号を折り返す機能と、アナログ回路部におけるアナログ遅延量の測定用のインパルス信号を送信側に送信する機能と、受信側において折り返されたインパルス信号を受信して、送信時点から受信時点までのタイミング差を検出する機能とを実装し、検出したタイミング差の値をDL/ULタイミング調整値として利用する。而して、外部測定器などを用いることなく、無線通信機自身でアナログ回路部におけるアナログ遅延量の測定と送受信間のタイミングの調整とを行うことを可能とする。また、デジタル処理部において前述のようなアナログ遅延量(アナログ回路部における遅延量)の測定、測定値の管理、および、送受信間のタイミング関係の調整を行うことを可能とし、アナログ遅延に関する自動調整用のアナログ遅延量制御プログラムをCPUで実行することを可能とする。
Control Amplifier)の制御を行うことにより、減衰したアナログ信号を増幅させ、A/D変換後のパルス検出部でおいて同一周波数のパルス信号を検出することが可能な構成を採用することができる。
まず、図1を用いて、本発明に係る無線通信機の構成の一例について説明する。図1の無線通信機100Aは、本発明に係る無線通信機の一実施例としてダイレクトコンバージョン方式における携帯電話における回路ブロック構成を例示しており、デジタル信号の処理を行うデジタル処理部70とアナログ信号の伝送を行うアナログ回路部80とから構成されている。なお、本発明に係る無線通信機としては、携帯電話のみに限るものではない。例えば、PHS、PDA、携帯用ノートPCなどの携帯型の無線通信機のみならず、基地局や無線用アクセスポイントなどの固定設置型や車載型の無線通信機についても適用することができる。また、通信方式として、W−CDMA方式の場合について説明するが、本発明は、かかる通信方式のみに限るものではなく、如何なる通信方式であっても良い。
Noise Amplifier)91、帯域制限フィルタ92、GCA(Gain Control Amplifier)93、復調回路(Demodulator)94、受信側周波数シンセサイザ(SYNTH)95、A/D変換器60から構成されており、アンテナ40の周辺は、デュープレクサ(DUP)30、アンテナ出力制御スイッチ(スイッチドアンテナ端出力制御スイッチ)101から構成されている。なお、実際の送信部(受信部)の構成には、インピーダンス整合回路等の詳細な付加回路が必要であるが、ここでは、詳細な付加回路については省略している。
DATA Decoder)74、CPU75、アナログ遅延測定部76を少なくとも備えて構成されており、さらに、アナログ遅延測定部76は、パルス生成部76a、パルス検出部76b、タイミングカウンタ76cを少なくとも備えて構成されている。
次に、図1に示す無線通信機100Aの動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2は、本発明の一実施例である図1の無線通信機100Aの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
Impulse(RX))、A/D変換器60でデジタル変換されてパルス検出部76bに到達したインパルス信号の受信データ(Impulse(RX:AD))、および、タイミングカウンタ76cの計数状況(COUNTER)をそれぞれ示している。
アナログ遅延量(Analog Delay) =
送信側のアナログ遅延量(TX Analog Delay)
+受信側のアナログ遅延量( RX Analog Delay)
の時間が経過した後のデジタル値の様子を示している。なお、受信データ(Impulse(RX:AD))として、A/D変換後のデジタル値が、0→5→F→5→0と変化しているのは、アナログ処理やフィルタリング処理によってインパルス信号“F”の前後の波形がなまるために、中間値として“5”のような値が出力されることを示している。
アナログ遅延時間(Analog Delay)=Xcount /fc = 0.8666μsecと算出することができる。
製造工程時に、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、一度、アナログ遅延量の測定を実施し、測定したアナログ遅延量を不揮発メモリ(ROM)へ書き出しておく。不揮発メモリ(ROM)に書き出したアナログ遅延量を送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値として利用する。
無線通信機100Aの電源投入毎に、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して、送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。
間欠受信時のように、データを送受信していない停止区間において、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。
通常運用中に、データ送信動作開始直前に、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アンテナ出力制御スイッチ101を一旦OFF状態(ループバック接続)に設定し、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。すなわち、データ送信動作開始直前に、毎回、アナログ遅延量を測定してタイミング調整値を更新する動作を行う。
無線通信機100Aに内蔵する内部時計を利用して、一定時間経過毎に、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。
温度上昇によりアナログ遅延量が変化する場合、温度測定結果に閾値を設けて、閾値を超えたことをトリガーとして、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。
周波数バンドの切り替え(すなわち使用するアナログ素子の切り替え)に連動して、アナログ遅延量制御プログラムにおいて、アナログ遅延量を測定し、測定したアナログ遅延量を保存して送信データタイミング調整部72におけるタイミング調整値を自動更新する。
外部測定器などを用いることなく、無線通信機100A自身で、アナログ回路部80のアナログ遅延量を測定し、送受信間のタイミングの自動調整を行うことが可能であることにより、以下のような効果が得られる。
20 RFモジュール(TX)
30 デュープレクサ(DUP)
40 アンテナ
50 RFモジュール(RX)
60 A/D変換器
70 デジタル処理部
71 送信データエンコーダ(TX DATA Encoder)
72 送信データタイミング調整部(Programmable Delay)
73 切り替えスイッチ
74 受信データデコーダ(RX DATA Decoder)
75 CPU
76 アナログ遅延測定部
76a パルス生成部
76b パルス検出部
76c タイミングカウンタ
80 アナログ回路部
81 変調回路(Modulator)
82 GCA(Gain Control Amplifier)
83 帯域制限フォルタ
84 電力増幅器(PA)
85 送信側周波数シンセサイザ
91 LNA(Low Noise Amplifier)
92 帯域制限フィルタ
93 GCA((Gain Control Amplifier)
94 復調回路(Demodulator)
95 受信側周波数シンセサイザ
101 アンテナ出力制御スイッチ(スイッチドアンテナ端出力制御スイッチ)
Claims (20)
- アナログ回路部とデジタル回路部とからなり、前記アナログ回路部の送信側から受信側へのループバックが可能な無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出するためのパルス信号を生成するパルス生成手段と、通常の送信データに代わって、生成した前記パルス信号を送信データとして前記アナログ回路部の送信側に送信するための切り替えスイッチと、受信側において受信した受信データの中から送信側に送信してループバックしてきた前記パルス信号を検出するパルス検出手段と、該パルス検出手段による前記パルス信号の検出時点と前記パルス生成手段により生成して前記アナログ回路部の送信部に前記パルス信号を送信した時点とのタイミング差を前記アナログ回路部のアナログ遅延量として算出するタイミング計数手段と、算出した前記アナログ遅延量に基づいて、前記アナログ回路部の送信側に送信データを送信する送信タイミングを補正する送信データタイミング調整手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする無線通信機。
- 請求項1に記載の無線通信機において、無線信号を放射するアンテナを前記アナログ回路部から切離すことができるアンテナ出力制御スイッチをさらに備えていることを特徴とする無線通信機。
- 請求項1または2に記載の無線通信機において、前記アナログ回路部の送信側と受信側とのそれぞれに、任意に指定した周波数を設定することが可能な周波数シンセサイザをさらに備え、前記パルス信号を送信側から受信側にループバックする際に、前記アナログ回路部の送信部、受信部それぞれの前記周波数シンセサイザに同一の周波数を設定することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部の送信側と受信側とのそれぞれに、任意に指定した増幅率で増幅することが可能な電力制御増幅器をさらに備え、前記パルス信号を送信側から受信側にループバックする際に、前記アナログ回路部の送信部、受信部それぞれの前記電力制御増幅器をあらかじめ定めた増幅率に設定することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の電源投入時に、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送受信データの送受信動作を行っていない区間内において任意に定めた時点で、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送信データの送信動作の開始に先立って、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の内部時計があらかじめ定めた所定時間を計時するごとに、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の温度計があらかじめ定めた閾値を超える温度を検出した際に、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の無線通信機において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の使用する周波数バンドの切り替えが発生した際に、自動的に実施することを特徴とする無線通信機。
- アナログ回路部の送信側から受信側へのループバック機能を有する無線通信機における前記アナログ回路部のアナログ遅延量を制御するアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ遅延量を検出するためのパルス信号を生成して、通常の送信データに代わって、前記アナログ回路部の送信側に送信し、受信側において受信した受信データの中からループバックしてきた前記パルス信号を検出することにより、受信側における前記パルス信号の検出時点と送信部に前記パルス信号を送信した時点とのタイミング差から検出した前記アナログ回路部のアナログ遅延量に基づいて、前記アナログ回路部の送信側に送信データを送信する送信タイミングを補正することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11に記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する期間の間、無線信号を放射するアンテナを前記アナログ回路部から切離すことを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11または12に記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の電源投入時に、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし13のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送受信データの送受信動作を行っていない区間内において任意に定めた時点で、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし14のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、通常の送信データの送信動作の開始に先立って、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし15のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の内部時計があらかじめ定めた所定時間を計時するごとに、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし16のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機に内蔵の温度計があらかじめ定めた閾値を超える温度を検出した際に、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし17のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法において、前記アナログ回路部のアナログ遅延量を検出し、前記送信データタイミング調整手段により送信データを送信する送信タイミングを補正する動作を、当該無線通信機の使用する周波数バンドの切り替えが発生した際に、自動的に実施することを特徴とするアナログ遅延量制御方法。
- 請求項11ないし18のいずれかに記載のアナログ遅延量制御方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とするアナログ遅延量制御プログラム。
- 請求項19に記載のアナログ遅延量制御プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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