JPH06314139A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JPH06314139A
JPH06314139A JP5104786A JP10478693A JPH06314139A JP H06314139 A JPH06314139 A JP H06314139A JP 5104786 A JP5104786 A JP 5104786A JP 10478693 A JP10478693 A JP 10478693A JP H06314139 A JPH06314139 A JP H06314139A
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JP
Japan
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connector
frame
circuit board
wall
card
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Application number
JP5104786A
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English (en)
Inventor
Masa Seto
雅 瀬戸
Kazuya Shibazaki
和也 柴崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/216,923 priority patent/US5552967A/en
Priority to TW084101187A priority patent/TW257844B/zh
Priority to DE4410729A priority patent/DE4410729A1/de
Publication of JPH06314139A publication Critical patent/JPH06314139A/ja
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、板金製のシールド板の形状を簡略化
することができ、製造コストの低減や基板ユニットの軽
量化を実現できる携帯型電子機器の提供を目的とする。 【構成】合成樹脂材料にて構成された筐体4と、この筐
体の内部に収容され、動作中にノイズを発する回路部品
84が実装された回路基板81a,81bを有する基板
ユニット80を備えている。この基板ユニットは、鋳造
又はモールド成形品にて構成され、上記回路基板を支持
するフレーム82と、このフレームや回路基板の周囲を
取り囲む板金プレス製のシールド板83a,83bとを
有していることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製の筐体内
に、回路部品が実装された回路基板と、フロッピーディ
スク駆動装置やハードディスク駆動装置のような各種の
機能部品とを収容した携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、偏平な箱形状をなす筐体に、キー
ボード装置とフラットパネル形のディスプレイユニット
を取り付けたブック形あるいはノート形のポータブルコ
ンピュータが種々提供されている。この種のコンピュー
タの筐体は、合成樹脂材料にて構成されており、この筐
体の内部に、フロッピーディスク駆動装置やハードディ
スク駆動装置のような機能部品と、各種の回路部品が実
装された回路基板とが収容されている。
【0003】ところで、最近のコンピュータは、これを
持ち運ぶ際の取り扱いを容易にするため、筐体の平面形
状を極力小さくすることが求められている。このため、
筐体内のスペースは益々狭くなる傾向にあり、それ故、
回路基板の大きさが制限されてしまう。このことから、
従来、上記回路基板を複数に分割し、これら分割された
回路基板を筐体の厚み方向に間隔を存して上下に並べて
配置するとともに、各回路基板の間をフレキシブルな配
線基板で接続した構成のコンピュータが開発されてい
る。
【0004】この回路基板に実装された回路部品のなか
には、動作中に高周波ノイズを発する部品が含まれてい
る。この高周波ノイズが筐体の外部に漏洩すると、電波
障害や通信障害を招来することが知られている。このこ
とから、上記のように複数枚の回路基板が筐体内で積み
上げられているコンピュータでは、これら回路基板の周
囲を板金プレス製のシールドフレームで取り囲んで一つ
のユニットとし、このシールドフレームに回路基板を支
持する機能と、シールド板としての機能を兼用させる構
成が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成によると、シールドフレームが複数の回路基板を支持
する機能を兼ねているため、このシールドフレーム自体
に回路基板を支持するための支持部や回路部品との干渉
を避けるための逃げ部を設ける必要がある。すなわち、
板金プレス製のシールドフレームに数多くの曲げや切り
起こし、あるいは通孔を開けなくてはならないので、こ
のフレーム自体の形状が極めて複雑なものとなってく
る。
【0006】すると、一般に板金プレス加工品は、形状
が複雑となる程、成形用の金型の構造が複雑となるとと
もに、加工に多大な手間と労力を要するので、その分、
製造コストが高くなるといった問題がある。
【0007】しかも、シールドフレームで数多くの回路
部品が実装された回路基板を支えているので、このシー
ルドフレーム自体の強度を高める必要がある。このた
め、フレームを構成する板金材の肉厚を厚くしなくては
ならず、このシールドフレームが重く大きなものとなっ
て、コンピュータの小型軽量化を図る上での妨げとなる
といった不具合もある。
【0008】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、板金製のシールド板の形状を簡素化する
ことができ、製造コストの低減や基板ユニットの軽量化
を実現できる携帯型電子機器の提供を目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、筐体外部への
ノイズの漏洩を防止でき、周囲機器に対する電波障害を
より少なく抑えることができる携帯型電子機器を得るこ
とにある。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、回路基板を
支持するフレームを合成樹脂製とした場合でも、専用の
リード線やコネクタ類を用いることなく回路基板を接地
させることができる携帯型電子機器を得ることにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、基板ユニット
のカード収容部に異物が入り込んだ場合でも、この異物
を容易に除去できるとともに、異物による回路基板や回
路部品の損傷を未然に防止できる携帯型電子機器を得る
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された携帯型電子機器は、合成樹脂
材料にて構成された筐体と、この筐体の内部に収容さ
れ、動作中にノイズを発する回路部品が実装された回路
基板を有する基板ユニットとを備えている。
【0013】そして、基板ユニットは、鋳造またはモー
ルド成形品にて構成され、上記回路基板を支持するフレ
ームと、このフレームおよび回路基板の周囲を取り囲む
板金製のシールド板とを有していることを特徴としてい
る。
【0014】請求項2においては、上記回路基板が複数
枚備えられており、これら回路基板は、筐体の厚み方向
に間隔を存して上記フレームに支持されていることを特
徴としている。
【0015】請求項3においては、上記フレームが回路
基板を取り囲む外壁を有し、この外壁の内面に回路基板
の周縁部が取り外し可能に嵌合される嵌合部を備えてい
ることを特徴としている。
【0016】請求項4においては、上記フレームが合成
樹脂材料にて構成され、このフレームの少なくとも上記
嵌合部に導電性のメッキ層を被着するとともに、上記回
路基板は、その周縁部にメッキ層に接触する配線パター
ンを備えていることを特徴としている。
【0017】請求項5においては、上記複数の回路基板
は、その一側縁部に板金製のコネクタ支持板を有し、こ
のコネクタ支持板は、各回路基板をフレームに取り付け
た時に互いに対向されて上記フレームの外壁に沿って略
面一に連続するとともに、上記シールド板と協同して回
路基板を外側から覆うことを特徴としている。
【0018】請求項6においては、上記コネクタ支持板
は、その互いに対向し合う端部にフランジ状に曲げられ
た嵌合片を有し、この嵌合片互いに重なり合って面接触
されていることを特徴としている。
【0019】請求項7においては、上記フレームの外壁
は、下側に位置された回路基板の端部よりも外側に突出
するように延長された延長部を有し、この延長部は、上
記基板ユニットの内部に上記シールド板と協同してオプ
ションカードが取り出し可能に収容されるカード収容部
を形成するとともに、このカード収容部に臨む回路基板
の端部に、オプションカードが取り外し可能に接続され
るカードコネクタを配置し、かつ、上記カード収容部
に、上記カードコネクタを除いた部分を内側から覆うカ
バーを配置したことを特徴としている。
【0020】また、請求項8においては、上記筐体は、
底壁と、この底壁に連なる周壁とを有し、この底壁は、
上記基板ユニットが載置される後半部と、一つのモジュ
ールとしてユニット化された機能部品が載置される前半
部とを有し、上記機能部品は、上記基板ユニットに向け
て底壁上をスライドさせることで上記基板ユニットに取
り外し可能に接続されるとともに、このスライドによっ
て上記周壁と機能部品との間に生じたスペースに、他の
機能部品を配置したことを特徴としている。
【0021】
【作用】請求項1ないし3に記載された構成によれば、
回路基板は、シールド板とは別体のフレームに支持され
ているので、このシールド板に回路基板を支持する部分
や回路部品との干渉を避けるための逃げを設ける必要は
なく、その分、板金加工品の形状を簡略化できる。そし
て、回路基板を支持して複雑な形状となり易いフレーム
は、鋳造又はモールド成形品であるので、板金加工する
場合に比べて簡単かつ精度良く成形することができる。
このため、シールド板およびフレーム共に加工に手間を
要さず、コストの低減が可能となる。
【0022】それとともに、シールド板で回路基板を支
える必要がないので、このシールド板の強度を高める必
要もなく、その分、シールド板の板厚を薄くして基板ユ
ニットの軽量化が可能となる。
【0023】請求項4に記載された構成によれば、回路
基板の周縁部をフレームの嵌合部に嵌め込むと、配線パ
ターンがメッキ層に接触する。このため、回路基板を基
板ユニットを介して接地させることができ、接地用の専
用のリード線やコネクタ類が不要となる。
【0024】請求項5に記載された構成によれば、複数
の回路基板をフレームに取り付けると、これら回路基板
の一側縁に沿ってコネクタ支持板が並置され、回路基板
が側方から覆われる。そして、このコネクタ支持板はシ
ールド板と協同して回路基板を覆うので、コネクタ支持
板にシールド機能を兼用させることができ、その分、シ
ールド板の形状を簡略化することができる。
【0025】請求項6に記載された構成によれば、隣り
合うコネクタ支持板の接触距離が増すとともに、接触状
態が安定するので、コネクタ支持板相互の導通が確実に
なされ、コネクタ支持板の間の継ぎ目からのノイズの漏
洩を防止できる。
【0026】請求項7に記載された構成によれば、基板
ユニットのカード収容部は、カードコネクタの部分を除
いて内側からカバーで覆われているので、カード収容部
に導電性を有する異物が入り込んだとしても、この異物
が回路基板の位置まで達することはない。このため、異
物が基板ユニットの奥方にまで入り込むことはなく、こ
の異物の除去を容易に行えるとともに、回路基板や回路
部品との接触による短絡事故も未然に防止できる。
【0027】請求項8に記載した構成によれば、機能部
品を基板ユニットに接続した後に、筐体の底壁上に生じ
たスペースを他の機能部品の配置スペースとして有効に
活用することができ、限られた大きさの筐体の内部に無
駄なスペースが生じることはない。
【0028】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。
【0029】図5は、A4サイズのブック形のポータブ
ルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、偏平な箱形状をなすベースユニット2と、フラット
パネル形のディスプレイユニット3とを備えている。
【0030】ベースユニット2の外郭を構成する筐体4
は、上面が開口されたボトムケース5と、このボトムケ
ース5の上面開口部を覆うトップカバー6とに二分割さ
れている。これらボトムケース5およびトップカバー6
は、ABS樹脂のような合成樹脂材料にて構成されてい
る。
【0031】図4に示すように、ボトムケース5は、平
坦な底壁5aと、この底壁5aに連なる周壁5bとを有
している。また、トップカバー6は、略平坦な上壁6a
と、この上壁6aに連なる側壁6bとを有している。ト
ップカバー6の周壁6bは、ボトムケース5の周壁5b
に面一に連続されており、これら周壁5b,6bによっ
て筐体4の前面、左右の側面および後面が構成されてい
る。
【0032】トップカバー6の上壁6aの前半部には、
キーボード導出口7が開口されている。このキーボード
導出口7は、上壁6aの前半部の略全面に亘る大きさを
有している。上壁6の後半部は、凸部8を備えている。
凸部8は、上壁6aから立ち上がる前面壁8aと、この
前面壁8aの上端に連なる上面壁8bとを有し、トップ
カバー6の略全幅に亘って延びている。この凸部8の左
右両端部には、窪みからなる脚取り付け部10a,10
bが形成されている。脚取り付け部10a,10bは、
凸部8の前方、上方および後方に連続して開放されてお
り、これら脚取り付け部10a,10bの底部には、筐
体4の内部に開口する開口部11a,11bが形成され
ている。
【0033】図3に示すように、ボトムケース5の前半
部には、一つのモジュールとしてユニット化されたフロ
ッピーディスク駆動装置20(以下FDDと称す)とハ
ードディスク駆動装置30(以下HDDと称す)とが左
右に並べて配置されている。
【0034】FDD20は、図7に示すように、金属製
のケーシング21を備えている。ケーシング21の前面
には、フロッピーディスクを出し入れする挿入口22
と、挿入したフロッピーディスクを取り出す際に押圧す
るプッシュボタン23とが配置されている。ケーシング
21の上面から左右側面にかけては、金属製のブラケッ
ト24で覆われている。このブラケット24は、その四
隅部にボトムケース5の底壁5a上に張り出す舌片25
a〜25dを備えている。
【0035】このようなFDD20は、挿入口22およ
びプッシュボタン23をボトムケース5の前方に向けた
姿勢で底壁5a上に載置され、そのブラケット24の舌
片25a〜25dが底壁5a上のボス部26(図37に
示す)にねじ27を介して固定されている。このため、
ボトムケース5の前面の右側に偏った位置には、挿入口
22やプッシュボタン23を露出させる開口部28が形
成されている。
【0036】HDD30は、図4や図8に示すように、
磁気ディスクやヘッドを収容した密閉構造のハウジング
31と、このハウジング31の下面に取り付けられた回
路基板32とを備えている。回路基板32の後端部に
は、HDDコネクタ33が取り付けられている。このH
DDコネクタ33は、回路基板32上の回路パターンに
電気的に接続され、HDD30の後面に露出されてい
る。
【0037】回路基板32の下面からハウジング31の
左右の側面および前面にかけては、金属製のブラケット
34で覆われている。ブラケット34は、その前端に一
対の固定片35a,35bを備えている。一方の固定片
35aは、上記FDD20の舌片25aと共にねじ27
を介してボス部26に固定され、他の固定片35bは、
他のボス部26にねじ27を介して固定されている。
【0038】図3や図9に示すように、ボトムケース5
は、バッテリ収容部40を備えている。バッテリ収容部
40は、HDD30の左隣においてボトムケース5の前
面から下面にかけて連続して開放されている。このバッ
テリ収容部40は、底壁5aに連なる左右の側壁41
a,41bと、これら側壁41a,41bの後端部間を
結ぶ後端壁42と、この後端壁42および側壁41a,
41bの上端に連なる天井壁43とによって構成され、
これら各壁41a,41b、42および43は、バッテ
リ収納部40をボトムケース5内において仕切ってい
る。そして、側壁41a,41bは、バッテリ収容部4
0の前後方向に延びるガイド凸部44a,44bを備え
ている。
【0039】バッテリ収容部40には、バッテリパック
45が取り出し可能に収容されている。バッテリパック
45は、コンピュータ1をコードレスで使用する場合
に、その駆動用電源となるものであって、充電式となっ
ている。このバッテリパック45は、上面が開口された
四角形箱状をなす合成樹脂製のケース46と、このケー
ス46内に収容された複数本のバッテリ47と、上記ケ
ース46の上面開口部に接着され、バッテリ47を覆う
蓋板48とを備えている。
【0040】このようなバッテリパック45は、ボトム
ケース5の前面側からバッテリ収容部40に出し入れさ
れるようになっており、このバッテリパック45のケー
ス46の左右側面には、ガイド溝49a,49bが形成
されている。これらガイド溝49a,49bは、バッテ
リパック45をバッテリ収容部40に挿入した時に、ガ
イド凸部44a,44bにスライド可能に係合し、この
係合により、バッテリパック45がバッテリ収容部40
に保持されている。そして、バッテリパック45をバッ
テリ収容部40に挿入した際には、図9に示すように、
ケース46の底面がボトムケース5の底壁5aに面一に
連続し、この底壁5aの一部を構成するようになってい
る。
【0041】また、本実施例の場合、ケース46の内面
は、ノイズ対策のためのメッキ層50で覆われている。
メッキ層50は、端子金具51に電気的に接続されてい
る。端子金具51は、ケース46の側面に支持されると
ともに、このケース46の外方に露出されている。端子
金具51は、バッテリパック45をバッテリ収容部40
に挿入した時に、このバッテリ収容部40に露出された
接触片52に電気的に接するようになっている。接触片
52は、バッテリ収容部40の側壁41aに支持されて
おり、その一端がボトムケース5内の回路基板53に接
続されている。
【0042】このため、メッキ層50は、バッテリパッ
ク45をバッテリ収容部40に挿入した時に、筐体4側
と導通されるようになっている。
【0043】図12に示すように、ボトムケース5の前
半部の左端部には、バッテリパック45を抜け止め保持
するロック機構55が組み込まれている。ロック機構5
5は、バッテリパック45のケース46に係脱可能に引
っ掛かるロックレバー56を備えている。ロックレバー
56は、ボトムケース5の左側面を構成する周壁5bと
バッテリ収容部40の左側の側壁41aとの間に配置さ
れている。このロックレバー56は、円筒状の支持部5
7と、この支持部57の周面から延出された係合片58
と、上記支持部57の周面から係合片58とは反対側に
延出された押圧片59とを備えている。支持部57は、
ボトムケース5の底壁5aに枢軸60を介して回動可能
に枢支されている。このため、係合片58および押圧片
59は、枢軸60を支点に互いに逆向きに回動されるよ
うになっている。
【0044】側壁41aは、バッテリ収容部40に開口
する連通孔61を有している。連通孔61は、ロックレ
バー56の係合片58に対応した位置に設けられてお
り、この連通孔61を通じて係合片58とケース46の
左側面とが対向されている。ケース46の左側面は係合
凹部62を備えている。この係合凹部62は、バッテリ
パック45をバッテリ収容部40に完全に挿入した際
に、連通孔61を介して係合片58と対向し合うように
なっている。そして、ロックレバー56は、その係合片
58が連通孔61に臨む方向にねじりコイルばね63を
介して回動付勢されており、この係合片58が常時バッ
テリ収容部40内に突出されている。
【0045】したがって、バッテリパック45をバッテ
リ収容部40に完全に差し込むと、ケース46の係合凹
部62に係合片58が弾性的に嵌合するようになってお
り、この嵌合により、バッテリパック45がバッテリ収
容部40に抜き出し不能にロックされる。
【0046】ボトムケース5の左側面には、バッテリパ
ック45のロック解除時に指先を挿入するための挿入窓
65が開口されている。挿入窓65は、ロックレバー5
6の押圧片59と対向されている。このため、挿入窓6
5から指先を挿入し、この指先で押圧片59を押圧する
と、ロックレバー56がねじりコイルばね63の付勢力
に抗して回動される。この回動により、係合片58が係
合凹部62から離脱し、バッテリパック45のロックが
解除されるようになっている。
【0047】なお、ロック機構55は、挿入窓65を開
閉可能なシャッター66を備えており、このシャッター
66は、コイルばね67によって常時挿入窓65を閉じ
る位置に保持されている。
【0048】図4に示すように、上記FDD20、HD
D30およびバッテリ収容部40の上面は、板金製のシ
ールド基板68によって覆われている。このシールド基
板68は、FDD20やHDD30と共にボトムケース
5のボス部26にねじ止めされており、筐体4の前半部
に位置されている。
【0049】図4や図5に示すように、筐体4の前半部
には、キーボード装置70が配置されている。キーボー
ド装置70は、シールド基板68の上面に重ね合わされ
ている。このキーボード装置70は、合成樹脂製のキー
ボードボデー71を備えている。キーボードボデー71
は、長方形板状をなしており、このキーボードボデー7
1の上面には、多数のキー72が配列されている。キー
ボードボデー71の下面には、アルミ製の補強板73が
重ね合わされている。補強板73は、キーボードボデー
71の補強と同時に、キー操作によるスイッチングノイ
ズが筐体4内に漏洩するのを防止するシールド機能を有
している。
【0050】そして、キーボードボデー71および補強
板73の周縁部は、キーボード導出口7の開口周縁部と
シールド基板68との間で挾み込まれている。このこと
により、キーボード装置70が筐体4に固定され、その
キー72がキーボード導出口7を通じて筐体4の上面に
露出されている。
【0051】一方、図3に示すように、ボトムケース5
の後半部には、本発明に係る基板ユニット80が収容さ
れている。基板ユニット80は、FDD20、HDD3
0およびバッテリ収容部40の後方に位置されており、
ボトムケース5の左右方向に沿う全幅に亘って延びてい
る。この基板ユニット80は、図1や図2に示すよう
に、二枚の回路基板81a,81bと、これら回路基板
81a,81bを支持するフレーム82と、これら回路
基板81a,81bやフレーム82を上下から挾み込む
板金プレス製の第1および第2のシールド板83a,8
3bとを備えている。
【0052】回路基板81a,81bは、ボトムケース
5の左右方向に延びる略長方形状をなしており、これら
回路基板81a,81bの両面には、ICチップに代表
される多数の回路部品84が実装されている。これら回
路部品84の中には、動作中に高周波ノイズを発する部
品や、自己発熱する部品が含まれている。そして、本実
施例の場合は、一方の回路基板81aが電源基板となっ
ており、この回路基板81aの前端部には、上記バッテ
リパック45の正負の電源端子(図示せず)に接する接
触片85を備えた給電コネクタ86(図11に示す)
と、HDDコネクタ33が接続される第1のコネクタ8
7とが左右に並んで配置されている。また、この回路基
板81aには、フレキシブルな配線基板88を介してF
DD20が接続されるようになっている。
【0053】回路基板81aの後端縁部には、板金製の
第1のコネクタ支持板89が取り付けられている。第1
のコネクタ支持板89は、回路基板81aの後端縁部か
ら立ち上げられており、この回路基板81aの長手方向
に沿って延びている。第1のコネクタ支持板89の立ち
上がり高さは、基板ユニット80の厚み寸法に略一致し
ており、このコネクタ支持板89の上縁には、基板ユニ
ット80の後方に向けて折り曲げられたフランジ部90
が形成されている。また、第1のコネクタ支持板89に
は、プリンタや外部CRTディスプレイのような拡張装
置を接続するための一対のインターフェイスコネクタ9
1a,91bが取り付けられている。
【0054】他方の回路基板81bはシステム基板とな
っており、この回路基板81bの上面には、上記ディス
プレイユニット3が接続されるディスプレイコネクタ9
2やキーボード装置70が接続されるキーボードコネク
タ96および拡張用コネクタ97が配置されている。キ
ーボードコネクタ96と拡張コネクタ97は、回路基板
81bの前端部において左右に離間して配置されてい
る。
【0055】回路基板81bの後端部には、板金製の第
2のコネクタ支持板93が取り付けられている。第2の
コネクタ支持板93は、回路基板81bの後端縁部から
下向きに延びており、この回路基板81bの後端縁部の
右端部に部分的に位置されている。第2のコネクタ支持
板93の立ち下がり高さは、基板ユニット80の厚み寸
法と略一致しており、このコネクタ支持板93の上縁に
は、基板ユニット80の後方に向けて折り曲げられたフ
ランジ部94が形成されている。そして、第2のコネク
タ支持板93には、モデムや音響カプラのような拡張機
器を接続するための他のインターフェイスコネクタ95
が取り付けられている。
【0056】このような回路基板81a,81bを支持
するフレーム82は、加熱流動化された熱可塑性樹脂を
図示しない金型内に充填して固化させた、いわゆる射出
成形品にて構成されている。このフレーム82は、図2
や図13に示すように、周縁部に回路基板81a,81
bを取り囲む四角形枠状の外壁98と、この外壁98の
内周面に連なるフランジ壁99とを備えており、全体と
して筐体4の左右方向に延びる平面視略長方形状をなし
ている。
【0057】外壁98は、筐体4の厚み方向に延びてお
り、その内周面の上部と下部には、図13に示すよう
に、上記回路基板81a,81bの周縁部が取り外し可
能に嵌合する嵌合部100a,100bが形成されてい
る。嵌合部100a,100bは、図2からも明らかな
ように、外壁98の周方向に沿っている。上側の嵌合部
100bは、フランジ壁99の上側に位置され、この嵌
合部100bの内側には、フランジ壁99に連なる複数
のねじ受け部101が一体に形成されている。ねじ受け
部101には、金属製のナット102が埋め込まれてい
る。ナット102は、フレーム82の補強を兼ねてお
り、各ナット102はねじ受け部101の上面に露出さ
れている。
【0058】そして、この上側の嵌合部100bに一方
の回路基板81bが嵌合されている。回路基板81b
は、その周縁部の複数箇所にナット102に連なる通孔
103aを備えており、これら通孔103aに通した金
属ねじ103をナット102にねじ込むことで、フレー
ム82に固定されている。
【0059】下側の嵌合部100aは、フランジ壁99
の下側に位置されている。この嵌合部100aの内側に
は、フランジ壁99に連なる複数のねじ受け部106が
一体に形成され、これらねじ受け部106にも金属製の
ナット(図示せず)が埋め込まれている。そして、この
下側の嵌合部100aに他方の回路基板81aが嵌合さ
れ、図示しない金属ねじを介してフレーム82に固定さ
れている。この場合、フレーム82の外壁98には、イ
ンターフェイスコネクタ91a,91bの回路基板81
aへの取り付け部を逃げる切り欠き104や、給電コネ
クタ86を露出させる図示しない他の切り欠きが形成さ
れている。切り欠き104は、第1のコネクタ支持板8
9によって覆い隠されており、この第1のコネクタ支持
板89は、外壁98に沿って延びるとともに、この外壁
98の外側に位置されている。
【0060】このことから、二枚の回路基板81a,8
1bは、筐体4の厚み方向に間隔を存して上下二段に積
み上げた状態でフレーム82に支持されており、本実施
例の場合、電源基板となる回路基板81aが、システム
基板となる回路基板81bの下方に位置されている。こ
れら回路基板81a,81bは、互いに左右方向にオフ
セットされており、上側の回路基板81bの右端部が下
側の回路基板81aの右側に張り出しているとともに、
下側の回路基板81aの左端部が上側の回路基板81b
の左側に張り出している。そして、回路基板81a,8
1bを左右にオフセットしたことにより、フレーム82
の右端部の外壁98は、見掛け上、回路基板81aの右
側方に突出する突出部98aをなしている。同様に、フ
レーム82の左端部の外壁98は、回路基板81bの左
側方に突出する突出部98bをなしている。
【0061】回路基板81aの上面には、第1の中継コ
ネクタ108aが取り付けられている。また、回路基板
81bの下面には、第2の中継コネクタ108bが取り
付けられている。第1および第2の中継コネクタ108
a,108bは、回路基板81a,81bをフレーム8
2に取り付けた時に、互いに直接接続されるようになっ
ており、これら中継コネクタ108a,108bを介し
て二枚の回路基板81a,81bが電気的に接続されて
いる。
【0062】フレーム82の外壁98には、インターフ
ェイスコネクタ95の回路基板81bへの取り付け部を
逃げる逃げ部109が形成されている。この逃げ部10
9は、切り欠き104の右隣りに位置されており、上記
第2のコネクタ支持板93によって外側から覆い隠され
ている。
【0063】回路基板81a,81bをフレーム82に
固定した状態では、図15に示すように、第1および第
2のコネクタ支持板89,93が略面一に連続するとと
もに、その上下方向に延びる一端縁部が互いに隣接され
ている。このため、第1および第2のコネクタ支持板8
9,93は、回路基板81a,81bを後方から覆って
おり、これら回路基板81a,81b上の回路部品84
から発せられる高周波ノイズを封じ込めるシールド板と
して機能するようになっている。
【0064】図16に示すように、コネクタ支持板8
9,93は、その互いに隣接する一端縁部に、夫々内向
きに直角に折れ曲がるフランジ状の嵌合片110a,1
10bを一体に備えている。これら嵌合片110a,1
10bは、上下方向に所定の長さ寸法を有している。そ
して、フレーム82の外壁98は、上記切り欠き104
と逃げ部108との間に位置して、上下方向に延びる嵌
合溝111を備えている。嵌合溝111は、外壁98の
後方および上下方向に開口されており、この嵌合溝11
1内に上記嵌合片110a,110bが嵌合されてい
る。これら嵌合片110a,110bは、嵌合溝111
内で互いに突き合わされて面接触されている。
【0065】また、フレーム82は、回路基板81a,
81bの間に介在される仕切り壁112を有している。
仕切り壁112は、フランジ壁99に連なっており、こ
の仕切り壁112には、中継コネクタ108a,108
bを通すためのコネクタ挿通孔113が開口されてい
る。
【0066】図14に示すように、フレーム82は、そ
の嵌合部100a,100bを含む全面が導電性のメッ
キ層115で覆われている。これら嵌合部100a,1
00bに嵌合される回路基板81a,81bの周縁部に
は、グランド用の配線パターン116が形成されてお
り、この配線パターン116は、回路基板81a,81
bの全周に亘っている。
【0067】このため、回路基板81a,81bをフレ
ーム82に取り付けると、配線パターン116がメッキ
層115やナット112に接触し、回路基板81a,8
1bとフレーム82とが導通されるようになっている。
【0068】なお、回路基板81aの左端部には、電源
スイッチ118やACアダプタを接続するための電源コ
ネクタ119を始めとして、電源回路部を構成する各種
の電源回路部品120が配置されている。これら各部品
118,119,120は、フレーム82の左側の延長
部98bで囲まれている。
【0069】フレーム82は、その左右両端部に第1お
よび第2の取り付け部125a,125bを備えている
とともに、前端中央部に第3の取り付け部125cを備
えている。第1および第2の取り付け部125a,12
5bは、フレーム82の前後長に亘る長さを有しいる。
また、図13に示すように、第3の取り付け部125c
は、回路基板81aの前端上面に重ねられており、この
第3の取り付け部125cは、第1のコネクタ87の左
右両側に位置されている。
【0070】フレーム82の下側に位置された第1のシ
ールド板83aは、導電性を有する薄肉な板金プレス加
工品にて構成されている。第1のシールド板83aは、
図1に示すように、上記回路基板81aや第1のコネク
タ87を下方から覆う平坦な主部130を備えている。
この主部130の右端部は、回路基板81aの右側方に
連続して延長されており、この延長部131は、回路基
板81bの右端部やフレーム82の第2の取り付け部1
25bの下方に位置されている。延長部131の先端の
前後両端部には、上向きに延びる舌片132a,132
bが一体に成形されており、これら舌片132a,13
2bの上端は、第2の取り付け部125bの下面と対向
されている。シールド板83aの左端部には、上向きに
延びる他の舌片132cが一体に形成されており、この
舌片132cの上端は、第1の取り付け部125aの下
面に接している。また、図13に示すように、第1のシ
ールド板83aの前端中央部には、前方に延びる舌片1
32dが一体に形成されており、この舌片132dは、
フレーム82の第3の取り付け部125cと対向されて
いる。
【0071】さらに、第1のシールド板83aは、その
周縁部に複数の支持片129を備えている。支持片12
9は、主部130から上向きに突出されており、これら
支持片129の上面に回路基板81aや第1のコネクタ
支持板89およびフレーム82のねじ受け部106が載
置され、下方からねじ止めされている。支持片129
は、回路基板81aの配線パターン116に接してお
り、このことにより第1のシールド板83aと回路基板
81aとが導通されている。
【0072】図17に示すように、第1のシールド板8
3aの延長部131は、フレーム82の外壁98の突出
部98aと回路基板81aの右端部との間に、第1のカ
ード収容部133を構成している。第1のカード収容部
133は、基板ユニット80の右端部に位置されてい
る。この第1のカード収容部133には、比較的出し入
れの頻度が高いインターフェイスカード134が収容さ
れるようになっている。このインターフェイスカード1
34は、図3に示すように、両端に端子部135a,1
35bを有している。
【0073】第1のカード収容部133の終端には、回
路基板81aの右端部が臨んでいる。この回路基板81
aの右端部の下面には、図17に示すように、カードコ
ネクタ136が取り付けられている。カードコネクタ1
36は、多数のピン端子136aを有し、このカードコ
ネクタ136にインターフェイスカード134の挿入前
端の端子部135aが取り外し可能に嵌合接続されるよ
うになっている。そして、この端子部135aとカード
コネクタ136との嵌合力は、他の端子部135bと図
示しない外部機器との嵌合力よりも大きく設定されてい
る。
【0074】第1のカード収容部133の内面は、カバ
ー140によって覆われている。カバー140は、導電
性を有する板金材にて構成されている。このカバー14
0は、図2に示すように、一対の側壁141a,141
bと、これら側壁141a,141bの終端部間に跨が
る後端壁142と、これら各壁141a,141b,1
42の上縁間に連なる天井壁143とを備え、全体とし
て下方および右側方に亘って開口するような箱形をなし
ている。カバー140の後端壁142は、上記回路基板
81aの上面に重なり合う一対の支持片144(一方の
みを図示)を一体に備えている。支持片144は、回路
基板81aの上面にねじ止めされており、この144
は、回路基板81a上の配線パターン116に電気的に
接触されている。
【0075】天井壁143の右端部には、金属製の支持
板146が溶接されている。この支持板146の両端部
は、フレーム82の第2の取り付け部125bと舌片1
32a,132bとの間で挾持されており、このカバー
140は、フレーム82や第1のシールド板83aと導
通状態に保持されている。そして、側壁141a,14
1bの下端縁は、第1のシールド板83aの延長部13
1に接しているとともに、後端壁142の下端縁は、回
路基板81aの右端上縁に接している。このことから、
カバー140は、カードコネクタ136を除いて第1の
カード収容部133の側面から後面および上面にかけて
の範囲を覆っており、このカード収容部133と回路基
板81aとの間を区画している。
【0076】図1や図17に示すように、第1のカード
収容部133は、挿入されたインターフェイスカード1
34を押し出すためのイジェクター150を備えてい
る。このイジェクター150は、シールド板83aの延
長部131上に重ねられたスライド板151を有する。
スライド板151は、カードコネクタ136に接離する
方向にスライド可能となっており、このスライド板15
1のカードコネクタ136側の端部には、インターフェ
イスカード134の挿入先端面に引っ掛かる係止片15
2a,152bが形成されている。
【0077】スライド板151の下面には、操作レバー
153が取り付けられている。操作レバー153は、上
記延長部131に開けたガイド孔154にスライド可能
に支持されており、この操作レバー153は、ボトムケ
ース5の底壁5aの開口部155を通じてボトムケース
5の底面に露出されている。
【0078】第1のシールド板81aは、回路基板81
aを組み込んだフレーム82と共にボトムケース5の底
壁5a上に載置されている。そして、図3や図17に示
すように、第1のシールド板81aの舌片132a,1
32b,132cとフレーム82の第1ないし第2の取
り付け部125a,125bとは、底壁5aの後半部上
の複数のボス部156にねじ157を介して共締めされ
ているとともに、舌片132dと第3の取り付け部12
5cとは、底壁5a上のボス部26にねじ27を介して
共締めされている。
【0079】フレーム82の上側に位置された第2のシ
ールド板83bは、第1のシールド板83aと同様に導
電性を有する薄肉な板金プレス加工品にて構成されてい
る。このシールド板83bは、回路基板81bを上方か
ら覆う平坦な主部160を備えている。この主部160
の左端部は、回路基板81bの左側方に連続して延長さ
れており、この延長部161は、フレーム82の第1の
取り付け部125aや上記下側の回路基板81aの左端
部に位置された部品118,119,120を上方から
覆っている。
【0080】第2のシールド板83bの右端部には、一
対の舌片162a,162bが一体に成形されている。
一方の舌片162aは、フレーム82の第2の取り付け
部125bにねじ157を介して共締めされているとと
もに、他方の舌片162bは、底壁5a上の他のボス部
163にねじ止めされている。
【0081】シールド板83bの延長部161には、第
1の取り付け部125aの上面に重ね合わされる固定片
165が一体成形されている。この固定片165は、ね
じ157を介してボス部156に締め付け固定されてい
る。図1や図13に示すように、シールド板83bの前
端中央部には、下向きに延びる一対の支持片166a,
166bが一体に形成されている。支持片166a,1
66bの先端部は、フレーム82の第3の取り付け部1
25cの上面にねじ27を介して共締めされている。
【0082】シールド板83bの後端縁部には、後方に
延びるフランジ部167が一体に成形されている。フラ
ンジ部167は、第1のコネクタ支持板89のフランジ
部90および第2のコネクタ支持板93のフランジ部9
4の上面に重ねられている。このことから、第1および
第2のシールド板83a,83bは、第1および第2の
コネクタ支持板89,93と協同して回路基板81a,
81bおよびフレーム82の下面から後面および上面に
かけての範囲を連続して取り囲んでおり、回路部品84
が発する高周波ノイズの漏洩を防止するようになってい
る。
【0083】また、第2のシールド板83bには、キー
ボードコネクタ96や拡張用コネクタ97を露出させる
一対の切り欠き168a,168bが形成されていると
ともに、回路基板81bの上面にねじ止めされる端子片
169が形成されている。この端子片169は配線パタ
ーン116に接しており、このことにより、第2のシー
ルド板83bと回路基板81bとが導通されている。
【0084】なお、フランジ部167には、ディスプレ
イコネクタ92を露出させる切り欠き170が形成され
ている。
【0085】図17に示すように、第2のシールド板8
3bの右端部は、回路基板81bの右端部上面との間に
第2のカード収容部173を構成している。第2のカー
ド収容部173は、第1のカード収容部133の上側に
位置されている。このため、基板ユニット82の右端部
には、第1のカード収容部173と第2のカード収容部
173とが上下二段に積み重ねて配置されている。
【0086】第2のカード収容部173には、モデムカ
ードのような拡張カード174が収容されるようになっ
ている。第2のカード収容部173の終端部には、カー
ドコネクタ175が配置されている。カードコネクタ1
75は、回路基板81bの上面に取り付けられており、
このカードコネクタ175に拡張カード174の挿入先
端部が取り外し可能に嵌合されるようになっている。
【0087】第2のカード収容部173は、挿入された
拡張カード174を押し出すためのイジェクター176
を備えている。このイジェクター176は、シールド板
83bの下面に重ねられたスライド板177を有する。
スライド板177は、カードコネクタ175に接離する
方向にスライド可能となっており、このスライド板17
7は、拡張カード174の挿入先端面に引っ掛かる図示
しない係止片を備えている。また、スライド板177
は、カードコネクタ175とは反対側の端部に引き出し
片178を備えている。引き出し片178は、第2のカ
ード収容部173の外方に導出されており、この引き出
し片178の先端を指先で摘んで引き出すことで、上記
スライド板177がスライドされるようになっている。
【0088】ところで、このような構成の基板ユニット
80をボトムケース5に固定した状態では、図4や図8
に示すように、回路基板81a上の第1のコネクタ87
がHDD30のHDDコネクタ33と対向される。そし
て、本実施例の場合、HDD30は、ボトムケース5の
底壁5aに載置した後、これを図8の矢印で示すように
基板ユニット80に向けてスライドさせることで、その
HDDコネクタ33が第1のコネクタ87に接続される
ようになっている。このHDD30のスライドにより、
ボトムケース5の前面を構成する周壁5bとHDD30
との間に収納スペース181が形成され、この収納スペ
ース181にレジューム機能を設定するためののサブバ
ッテリ182が収容されている。
【0089】サブバッテリ182は、コネクタ183を
有するリード線184を備えている。コネクタ183
は、上記第1のコネクタ87に隣接した位置で回路基板
81aに接続されている。そして、リード線184は、
図9に示すように、HDD30とバッテリ収容部40の
側壁41bとの間の隙間185を通して回路基板81a
に向けて導かれている。この場合、図10に示すよう
に、リード線184は、硬質合成樹脂製の差し込みガイ
ド186によって覆われている。差し込みガイド186
は、偏平状に折り曲げられてリード線184を挾み込ん
でおり、この差し込みガイド186の開口端部は接着剤
187を介して接着されている。このため、差し込みガ
イド186はリード線184と一体化されて、このリー
ド線184を直線状態に保持しており、リード線184
を隙間185に差し込む際の作業性が高められている。
【0090】図18に示すように、基板ユニット80を
ボトムケース5に固定した状態では、複数のインターフ
ェイスコネクタ91a,91b,95は、ボトムケース
5の後端部において、その左右両端部よりも中央側に偏
った位置に配置されている。このため、図27に示すよ
うに、基盤ユニット80の後面の左右両端部とボトムケ
ース5の後面を構成する周壁5bとの間には、夫々設置
スペース188が確保されている。
【0091】ボトムケース5の後面を構成する周壁5b
は、インターフェイスコネクタ91a,91b,95を
露出させる一対のコネクタ露出口191a,191bを
備えている。コネクタ露出口191a,191bは、ボ
トムケース5の後面上において、その左右両端部よりも
中央側に偏った位置で隣接されており、これらコネクタ
露出口191a,191bは、第1のコネクタカバー1
92aと第2のコネクタカバー192bとによって個別
に開閉されるようになっている。コネクタカバー192
a,192bは、図4に示すように、ボトムケース5と
トップカバー6との間で左右方向にスライド可能に挾み
込まれている。
【0092】そして、上記のようにコネクタ露出口19
1a,191bがボトムケース5の中央寄りに偏ってい
ることから、第1および第2のコネクタカバー192
a,192bは、図19に示すように、コネクタ露出口
191a,191bを閉じる閉じ位置と、図18に示す
ように、コネクタ露出口191a,191bを開く開き
位置との間に亘って左右方向に互いに逆向きにスライド
されるようになっており、コネクタ露出口191a,1
91bを閉じた状態では、コネクタカバー192a,1
92bは互いに隣接されている。
【0093】また、基板ユニット80をボトムケース5
に固定した状態において、そのフレーム82の左右両端
部の後端は、トップカバー6の脚取り付け部10a,1
0bの下方から対向し合うようになっており、このフレ
ーム82の対向部分には、略平坦なカバー取り付け座1
93a,193bが形成されている。これらカバー取り
付け座193a,193bは、上記設置スペース188
の真上に位置されており、夫々のカバー取り付け座19
3a,193bの上面には、前後方向に延びる左右一対
の位置決め溝194a,194bが形成されている。
【0094】なお、上記回路基板81a上の給電コネク
タ86は、基板ユニット80をボトムケース5に固定し
た時に、バッテリ収容部40の後端壁42に開けた連通
孔42aを通じてバッテリ収容部40内に露出されてい
る。
【0095】図21や図22に示すように、筐体4の後
半部は、基板ユニット82の第1および第2のカード収
容部133,173に連なる開口部195を備えてい
る。この開口部195は、筐体4の右側面に開口された
側面開口部195aと、この側面開口部195aに連続
してトップカバー6の上壁6aに開口された上面開口部
195bとを備えている。
【0096】そして、筐体4のボトムケース5には、開
口部195を開閉するカバー196が取り付けられてい
る。カバー196は、ボトムケース5に固定されるカバ
ー支持体197と、このカバー支持体197に開閉可能
に枢支された第1のカバー部材198および第2のカバ
ー部材199とを備えている。
【0097】カバー支持体197は、上下の横棧200
a,200bと、これら横棧200a,200bの前後
両端部間を結ぶ一対の縦棧201a,201bとを備
え、全体として四角形枠状なしている。これら横棧20
0a,200bおよび縦棧201a,201bは、第1
のカード収容部133に連なる第1のカード挿入口20
2を構成しており、その縦棧201a,201bがボト
ムケース5のねじ受け座203にねじ204を介して固
定されている。そして、各縦棧201a,201bは、
枢支孔205を有する支持突部206a,206bと、
係止凹部207a,207bとを備えている。
【0098】第1のカバー部材198は、第1のカード
挿入口202を開閉するためのもので、略長方形の板状
をなしている。第1のカバー部材198の前後両端の下
部には、軸部209(一方のみを図示)が突設されてお
り、この軸部209は支持突部206a,206bの枢
支孔205に回動可能に嵌合されている。この嵌合によ
り、第1のカバー部材198は、軸部209を支点とし
て第1のカード挿入口202を閉じる閉じ位置と、筐体
4の右側方に回動されて、第1のカード挿入口202を
開放する開き位置との間に亘って回動されるようになっ
ている。そして、第1のカバー部材198が閉じ位置に
回動された状態では、この第1のカバー部材198がボ
トムケース5の周壁5bに面一に連続し、この周壁5b
の一部を構成している。
【0099】第1のカバー部材198の内面には、一対
の係止突起210a,210bが突設されている。これ
ら係止突起210a,210bは、第1のカバー部材1
98を閉じ位置に回動させた時に、カバー支持体197
の係止凹部207a,207bに係脱可能に引っ掛か
り、第1のカバー部材198を閉じ位置に保持してい
る。
【0100】なお、第1のカバー部材198の上縁部に
は、これを開く際に指先を引っ掛ける溝状の指掛け部2
11が形成されている。
【0101】第1のカバー部材198は、第1のカード
挿入口202を通じて第1のカード収容部133に連な
る第2のカード挿入口215を備えている。第2のカー
ド挿入口215は、第1のカバー部材198が閉じられ
ている時に、カードコネクタ136と対向し合うような
位置に設けられている。この第2のカード挿入口215
は、第1のカバー部材198を開かなくても済むような
薄いカード(図示せず)を挿入する際に使用するもの
で、第1のカード挿入口202よりも小さな細長い長方
形状をなしている。
【0102】第1のカバー部材198には、第2のカー
ド挿入口215を開閉する蓋板216が取り付けられて
いる。蓋板216は、第2のカード挿入口215の開口
形状に合致した細長い板状をなしており、その前後両端
の下部が図示しない枢軸を介して第1のカバー部材19
8に回動可能に枢支されている。このことから、蓋板2
16は、第2のカード挿入口215を閉じる閉じ位置
と、第1のカバー部材198の右側方に回動されて、第
2のカード挿入口215を開く開き位置との間に亘って
回動されるようになっている。そして、図21に示すよ
うに、蓋板216をを閉じ位置に回動させると、その内
面に突設された一対の係合突起217a,217bが第
2のカード挿入口215の開口縁部に係脱可能に引っ掛
かり、蓋板216を閉じ位置に保持するようになってい
る。
【0103】なお、蓋板216を閉じた状態では、この
蓋板216が第1のカバー部材198に面一に連続し、
このカバー部材198の一部を構成している。
【0104】カバー支持体197の一方の縦棧201a
には、カードストッパ218が取り付けられている。カ
ードストッパ218は、図21や図23に示すように、
第1のカード挿入口202内に突出する第1の位置と、
このカード挿入口202から引っ込む第2の位置との間
に亘ってスライド可能となっている。そして、第1のカ
ード挿入口202にインタフェイスカード134を挿入
した状態において、カードストッパ218を第1の位置
にスライドさせると、このカードストッパ218がイン
ターフェイスカード134の挿入後端面に引っ掛かるよ
うになっている。
【0105】このため、インターフェイスカード134
の端子部135bと外部機器との接続を解除した際に、
これに追従してインターフェイスカード134が第1の
カード収容部133から引き出されるのを防止すること
ができる。
【0106】第2のカバー部材199は、第2のカード
収容部173の開口端を開閉するもので、側面開口部1
95aの上部を覆う側壁部220と、この側壁部220
に連続して上面開口部195bを覆う上壁部221とを
備えている。これら側壁部220および上壁部221
は、共に筐体4の前後方向に延びる細長い長方形板状を
なしている。側壁部220の前後両端の下部には、軸受
孔222を有するボス部223が形成されており、軸受
孔222が上記縦棧201a,201bの上端の枢支用
凸部224(一方のみを図示)に回動可能に嵌合されて
いる。この嵌合により、第2のカバー部材199は、軸
受孔222を支点として、側面開口部195aおよび上
面開口部195bを覆う閉じ位置と、筐体4の右側方に
回動されて側面開口部195aおよび上面開口部195
bを開く開き位置との間に亘って回動されるようになっ
ている。
【0107】第2のカバー部材199が閉じ位置に回動
されている状態では、上壁部221がトップカバー6の
上壁6aに面一に連続するとともに、側壁部220がト
ップカバー6の周壁6bに面一に連続し、このトップカ
バー6の一部を構成している。そして、上壁部221
は、上面開口部195b内に張り出す係合部225a,
225bに上方から重なり合い、トップカバー6の上壁
6aの浮き上がりを抑えている。それとともに、第2の
カバー部材199が閉じ位置に回動されている状態で
は、上壁部221の内面が係合部225a,225bに
引っ掛かり、第2のカバー部材199を閉じ位置に保持
するようになっている。
【0108】図20に示すように、コンピュータ1の筐
体4は、この筐体4を手前側が低くなるような姿勢にテ
ィルトアップさせる左右一対の脚231,232を備え
ている。脚231,232は、上記基板ユニット82の
左右両端部とボトムケース5の周壁5bとの間の設置ス
ペース188を利用して配置されており、このボトムケ
ース5の底壁5aから突没されるようになっている。こ
れら脚231,232の取り付け構造については左右共
通であるので、右側の脚232を代表して説明する。
【0109】図27に示すように、ボトムケース5の底
壁5aには、脚取り付け部233が一体に形成されてい
る。脚取り付け部233は、上下方向に延びる筒状をな
しており、この脚取り付け部233の上端は閉塞されて
いる。脚取り付け部233は、図26に示すように、底
壁5aに開口する開口部234と、上下方向に延びるガ
イド溝235とを備えている。このガイド溝235の下
端は、底壁5aよりも上方に位置されている。そして、
この脚取り付け部233内に脚232が上下動可能に収
容されている。脚232は、その上端部にガイド溝23
5に入り込む係止突起236を備えており、この係止突
起236とガイド溝235の下端とによって脚232の
上下方向へのストローク量が定められている。
【0110】脚232の上端と脚取り付け部233の上
端との間には、圧縮コイルばね238が介在されてい
る。圧縮コイルばね238は脚232を常時下方に向け
て押圧している。この押圧により、脚232は係止突起
236がガイド溝235の下端に当接する位置まで脚取
り付け部233から押し出され、ボトムケース5の底壁
5aから下向きに突出されている。そして、脚232の
周面には、第1の凹部240aと第2の凹部240bと
が形成されており、これら凹部240a,240bは、
脚232の上下方向に離間して配置されている。
【0111】ボトムケース5の底壁5a上には、脚取り
付け部233に隣接してストッパ241が配置されてい
る。ストッパ241は、脚取り付け部233を貫通する
嵌合凸部242を備えており、この嵌合凸部242は、
脚232のいずれかの凹部240a,240bに選択的
に嵌合するようになっている。
【0112】このストッパ241は、スライドノブ24
4を備えている。スライドノブ244は、底壁5aの下
面に露出された指掛け部245と、この指掛け部245
とストッパ241とを連結する爪部246とを備え、こ
の爪部246は、底壁5aに開けたガイド孔247を貫
通してボトムケース5内に導入されている。このガイド
孔247はボトムケース5の左右方向に延びているとと
もに、脚232が突没する開口部234の左隣りに位置
されている。ガイド孔247は、脚232とは反対側の
端部にはばね受け部248を備えている。ばね受け24
8とスライドノブ244との間には、圧縮コイルばね2
49が介在されている。圧縮コイルばね249は、スラ
イドノブ244およびストッパ241を常時脚232に
向けて押圧付勢しており、この押圧により、嵌合凸部2
42と凹部240a,240bとの嵌合状態が保持され
ている。そして、ストッパ241や脚取り付け部233
は、上記基板ユニット80とボトムケース5の周壁5b
との間の設置スペース188に収められている。
【0113】このような構成において、脚231,23
2を突出させるためには、底壁5aの下面に露出された
指掛部245に指先を引っ掛け、スライドノブ244を
脚231,232から遠ざかる方向にスライドさせる。
すると、ストッパ241の嵌合凸部242が下側の凹部
240aから離脱し、脚231,232がコイルばね2
38によって下向きに突出する。この状態で指掛け部2
45から指先を離すと、圧縮コイルばね249によって
スライドノブ244およびストッパ241が元の位置に
復帰し、嵌合凸部242が上側の凹部240bに嵌合す
る。この嵌合により、脚231,232は図26の
(a)に示すように底壁5aから突出したままの状態に
ロックされる。
【0114】脚231,232を引っ込めるには、脚2
31,232を突出させる時と同様に、指掛部245に
指先を引っ掛け、スライドノブ244を脚231,23
2から遠ざかる方向にスライドさせる。このスライドに
より、嵌合凸部242が凹部240bから離脱し、脚2
31,232のロックが解除されるので、この脚23
1,232を脚取り付け部233に向けて押し込む。
【0115】この際、図26の(a)に示すように、突
出された脚231,232の下端面に指の腹を押し当て
た状態でその指先を指掛部245に当てがい、この指掛
部245を脚231,232から遠ざかる方向にスライ
ドさせるようにすれば、図26の(b)に示すように、
折れ曲がった指先が直線状に延びる時に、この指の腹で
以て脚231,232を脚取り付け部233内に押し込
むことができる。このため、一本の指でスライドノブ2
44のスライド操作と、脚231,232の押し込み操
作を同時に行うことができ、操作性が良好となる。
【0116】なお、脚231,232を脚取り付け部2
33に押し込んだ状態で指掛け部245から指先を離せ
ば、圧縮コイルばね249によってスライドノブ244
およびストッパ241が元の位置に復帰し、嵌合凸部2
42が下側の凹部240aに嵌合する。この嵌合によ
り、脚231,232は、図25に示すように脚取り付
け部233に押し込まれた状態にロックされる。
【0117】図4や図28に示すように、トップカバー
6は、コンピュータ1の動作状態を表示するインディケ
ータ254を備えている。インディケータ254は、8
つの表示窓255を備えている。これら表示窓255
は、図5に示すように、トップカバー6の凸部8に左右
方向に間隔を存して配置されており、この凸部8の前面
壁8aから上面壁8bに亘って連続して開口されてい
る。
【0118】各表示窓255には、凸部8の内側からレ
ンズ256が装着されている。レンズ256は、光透過
性を有する半透明な合成樹脂材料にて構成され、上記表
示窓255の前面開口部分に入り込む前面レンズ部25
6aと、表示窓255の上面開口部分に入り込む上面レ
ンズ部256bとを備えている。そして、各表示窓25
5に装着される8つのレンズ256は、ブリッジ部25
7によって一体に連結され、このブリッジ257が凸部
8の上面壁8bの内面に接着等の手段により固着されて
いる。
【0119】8つのレンズ256は、上記回路基板81
bの後端部の真上に位置されている。この回路基板81
bの後端部の上面には、8つの発光ダイオード260が
左右方向に間隔を存して並置されている。発光ダイオー
ド260は、インディケータ254の光源となるもの
で、各発光ダイオード260の真上にレンズ256の上
面レンズ部256bが位置されている。各レンズ256
は、発光ダイオード260に向って延びる導光部261
を一体に備えている。導光部261は、中実な棒状をな
して上下方向に延びており、その下端面が発光ダイオー
ド260に近接されている。このため、発光ダイオード
260から発せられた光は、導光部261を通じてレン
ズ256に導かれるようになっている。
【0120】そして、本実施例の場合、導光部261の
後面は、平坦面をなすとともに、図28に示すように、
発光ダイオード260からレンズ256に近づくに従い
後方に向けて傾斜された第1の傾斜面262をなしてい
る。この第1の傾斜面262の鉛直線に対する傾斜角度
αは、2゜〜3゜に設定されている。また、レンズ25
6の後端部は、上方に進むに従い前面レンズ部256a
に近づく方向に傾斜された第2の傾斜面263をなして
いる。この第2の傾斜面263は、第1の傾斜面262
の上方に位置されるとともに、前面レンズ256aより
もやや低い位置において、この前面レンズ256aと向
き合っている。
【0121】凸部8の内面には、図29に示すように、
隣り合うレンズ256およびその導光部261の間に介
在される仕切り壁264が一体に形成されており、この
仕切り壁264の存在により、隣り合う導光部261お
よびレンズ256との間での光干渉が防止されている。
【0122】なお、上記第2のシールド板81bの後端
部には、図1や図28に示すように、発光ダイオード2
60を露出させる8つの通孔265が左右に並んで開口
されており、これら各通孔265内に導光部261の下
端部が入り込んでいる。
【0123】このような構成のインディケータ254に
よると、発光ダイオード260から発せられた光は、導
光部261内を通ってレンズ256に到達し、ここから
コンピュータ1の外方に照射される。この際、導光部2
61の後面は、上方のレンズ256側に進むに従い後方
に傾斜された第1の傾斜面262をなしているので、発
光ダイオード260から発せられた光のうち、導光部2
61の後面に向う光は、図28の矢印で示すように、第
1の傾斜面262で前方斜め上向きに屈折するように反
射され、前面レンズ部256aに導かれる。
【0124】しかも、この第1の傾斜面262の上方に
は、前面レンズ部256aに近づく方向に傾斜された第
2の傾斜面263が存在するので、この第2の傾斜面2
63に入射された光もやはり前方斜め上向きに屈折する
ように反射され、前面レンズ部256aに導かれる。
【0125】このことから、発光ダイオード260から
の光を、その真上の上面レンズ部256bばかりでな
く、前面レンズ部256aに向けて効率良く導くことが
できる。したがって、前面レンズ部256aの輝度が向
上し、インディケータ254の表示をコンピュータ1の
前方からも確実に視認することができる。
【0126】図5に示すように、ディスプレイユニット
3は、薄い箱状をなすハウジング270と、このハウジ
ング270内に収容された液晶ディスプレイ271とを
備えている。ハウジング270は、フロントパネル27
0aとリアパネル270bとに分割され、フロントパネ
ル270aは、液晶ディスプレイ271を露出させる表
示窓272を備えている。
【0127】ハウジング270は、第1の枢支用脚部2
73と第2の枢支用脚部274とを備えている。これら
脚部273,274は、ハウジング270の左右方向に
離間して配置されている。第1の枢支用脚部273およ
び第2の枢支用脚部274は、上記トップカバー6の脚
取り付け部10a,10bに挿入され、夫々第1のヒン
ジ装置275および第2のヒンジ装置276を介してボ
トムケース5に連結されている。これらヒンジ装置27
5,276は、導電製を有する金属材料にて構成されて
いる。
【0128】図30に示すように、第1のヒンジ装置2
75は、第1の枢支用脚部273の左側面から突出され
たヒンジ軸277を備えている。ヒンジ軸277は、第
1の枢支用脚部273内に収容されたブラケット(図示
せず)に固定されており、このヒンジ軸277の外方へ
の突出端部には、連結ブラケット278が軸回り方向に
回動可能に連結されている。このブラケット278とヒ
ンジ軸277との間には、ウエーブワッシャ279が介
在されている。ウエーブワッシャ279は、ブラケット
278とヒンジ軸277との間に摩擦抵抗を付与してお
り、この摩擦抵抗の存在により、ヒンジ軸277の自由
な回動が制限されている。
【0129】図32に示すように、第2のヒンジ装置2
76は、第2の枢支用脚部274の右側面から突出され
たヒンジ軸281を備えている。ヒンジ軸281は、第
2の枢支用脚部274内に収容されたブラケット(図示
せず)に回動可能に支持されており、このヒンジ軸28
1の外方への突出端部には、連結ブラケット282が固
定されている。
【0130】第1および第2のヒンジ装置275,27
6の連結ブラケット278,282は、前後方向に延び
る細長いステー283,284を夫々備えている。ステ
ー283,284は、上記フレーム80の前後方向の寸
法と同等の長さを有している。ステー283,284
は、フレーム80にシールド板83bを被せる以前に、
このフレーム80の第1および第2の取り付け部125
a,125bの上面に重ね合わされ、これらステー28
3,284の下面がフレーム82を覆うメッキ層115
に接している。そして、ステー283,284は、その
前後両端の二箇所が底壁5a上のボス部156にフレー
ム82と共にねじ157を介して固定されており、これ
らステー283,284の前端がキーボード装置70の
直前にまで達している。
【0131】このことから、第1および第2のヒンジ装
置275,276のヒンジ軸277,281がディスプ
レイユニット3の回動支点となっており、このディスプ
レイユニット3は、キーボード装置70を上方から覆う
第1の位置と、液晶ディスプレイ271をキーボード装
置70の後方で起立させる第2の位置と、上記キーボー
ド装置70とは反対側に水平に近い角度にまで倒し込ん
だ第3の位置との間に亘って略180゜回動可能となっ
ている。そして、図6に示すように、ディスプレイユニ
ット3を第1の位置に回動させた状態では、このディス
プレイユニット3のハウジング270が筐体4の前面や
側面および凸部8に面一に連続し、コンピュータ1が携
帯に便利な箱形状をなすようになっている。
【0132】上記のような構成の第1および第2のヒン
ジ装置275,276によれば、その連結ブラケット2
78,282がフレーム82の前後寸法と同等の細長い
ステー283,284を備え、これらステー283,2
84の前後両端がフレーム82と共にボトムケース5に
固定されているので、左右に細長いフレーム82の両端
部は、ボトムケース5の底壁5aとステー283,28
4との間で挾み込まれていることになる。このため、フ
レーム82の両端部の浮き上がりを防止でき、フレーム
82をボトムケース5にしっかりと固定できる。
【0133】また、ディスプレイユニット3を第1の位
置から第3の位置に向けて回動させると、第1および第
2のヒンジ装置275,276の連結ブラケット27
8,282には、これをボトムケース5から上向きに引
き出そうとするような力が加わる。この場合、連結ブラ
ケット278,282のステー283,284は、フレ
ーム82の前後寸法と同等の長さを有し、その前端がキ
ーボード装置70の直前まで達しているので、ディスプ
レイユニット3の回動時に加わる力を、広い範囲で受け
止めることができる。したがって、連結ブラケット27
8,282を受け止めるボトムケース5に局部的に大き
な力が作用するのを防止でき、ボトムケース5の変形や
破損を防ぐ意味で好都合となる。
【0134】しかも、ステー283,284はフレーム
82のメッキ層115に接しているので、これらステー
283,284をフレーム82に固定するだけで、ディ
スプレイユニット3を筐体4側に導通させることがで
き、このディスプレイユニット3の接地が可能となる。
【0135】筐体4のトップカバー6は、ディスプレイ
ユニット3をボトムケース5に取り付けた後、このディ
スプレイユニット3を第2の位置よりも第3の位置に向
けて回動させた状態でボトムケース5に被せられる。こ
れにより、第1および第2のヒンジ装置275,276
の連結ブラケット278,282およびヒンジ軸27
7,281の一部がトップカバー6で覆われるととも
に、見掛け上、第1および第2の枢支用脚部273,2
74が脚取り付け部10a,10b内に入り込むように
なっている。
【0136】この場合、第1の枢支用脚部273の内部
には、図30に示すように、液晶ディスプレイ271の
駆動回路部(図示せず)に接続されたケーブル287が
導かれている。ケーブル287は、第1の枢支用脚部2
73の右側面から導出されている。このケーブル287
の導出部分は、脚取り付け部10aの右側面に開口され
たケーブル通路288を介して凸部8の内側に引き回さ
れ、その先端の図示しないコネクタが上記基板ユニット
80の上側の回路基板81bに接続されている。そし
て、ケーブル287のうち、ケーブル通路288を貫通
して凸部8の内側に入り込む部分には、硬質な合成樹脂
製の保護チューブ289が取り付けられている。この保
護チューブ289は、トップカバー6をボトムケース5
上に被せる際に、ケーブル287がトップカバー6とボ
トムケース5との間に挾み込まれるのを防止して、凸部
8の内側に導く機能を有している。
【0137】また、脚取り付け部10a,10bの底面
の開口部11a,11bは、第1のカバー300および
第2のカバー301によって夫々覆われている。これら
第1および第2のカバー300,301は、図30およ
び図32に示すように、上記フレーム82のカバー取り
付け座193a,193b上に重ね合わされる底壁30
2,303を備えている。底壁302,303の周縁部
には、トップカバー6の内側から開口部11a,11b
の開口周縁部に引っ掛かる係止部302a,303aが
形成されているとともに、底壁302,303の左右両
端部には、トップカバー6の内側から脚取り付け部10
a,10bの左右側面の下端に引っ掛かる係止壁304
a,304bおよび305a,305bが突設されてい
る。
【0138】図33の(a)(b)に示すように、底壁
302,303の下面には、夫々前後方向に延びる左右
一対の位置決め突起306a,306bが突設されてい
る。位置決め突起306a,306bは、底壁302,
303をカバー取り付け座193a,193bに重ね合
わせた時に、その位置決め溝194a,194bに嵌合
するようになっており、この嵌合により、カバー取り付
け座193a,193bに対する第1および第2のカバ
ー300,301の前後左右方向の位置決めがなされて
いる。
【0139】そして、第1および第2のカバー300,
301は、これをカバー取り付け座193a,193b
の上面に載置した状態で、トップカバー6をボトムケー
ス5に被せることで固定される。すなわち、第1および
第2のカバー300,301の係止部302a,303
aが開口部11a,11bの開口周縁部で押えられると
ともに、係止壁304a,304bおよび305a,3
05bが脚取り付け部10a,10bの左右側面の下端
で押えられ、これら第1および第2のカバー300,3
01がトップカバー6とカバー取り付け座193a,1
93bとの間で挾み込まれるようになっている。
【0140】このことにより、第1および第2のカバー
300,301は、トップカバー6の内側から開口部1
1a,11bを覆い、その底壁302,303がトップ
カバー6の上壁6aに略面一に連続するとともに、係止
壁304a,305aが脚取り付け部10a,10bの
側面の一部を構成している。
【0141】したがって、この構成によれば、第1およ
び第2のカバー300,301は、トップカバー6とフ
レーム82のカバー取り付け座193a,193bとの
間で挾み込むことにより筐体4に固定されるので、固定
用の専用のねじ等が不用となり、その分、部品点数を削
減できる。
【0142】図35ないし図37に示すように、ボトム
ケース5の前半部の右端部には、トラックボール310
を接続するための増設用コネクタ311が配置されてい
る。トラックボール310は、液晶ディスプレイ271
の画面上の位置指定に用いられるポインティングデバイ
スの一種であり、図34に示すように、本体ケース31
2の上面に球形の操作部313を備えている。操作部3
13は、指先で回転操作されるもので、この回転により
画面上のカーソル等が自由に移動される。
【0143】本体ケース312の一端には、増設用コネ
クタ311に取り外し可能に接続されるボールコネクタ
314が配置されている。このボールコネクタ314
は、一対の嵌合突起315a,315bを有し、これら
嵌合突起315a,315bの間に接触端子316が配
置されている。
【0144】図36に示すように、ボトムケース5の増
設用コネクタ311は、合成樹脂製のコネクタボデー3
18を備えている。コネクタボデー318は、ボトムケ
ース5の前後方向に延びる細長い箱状をなしており、そ
の長手方向に沿う両端部にフランジ部319a,319
bを備えている。コネクタボデー318は、ボトムケー
ス5の右側面を構成する周壁5bと上記FDD20との
間に配置されている。そして、コネクタボデー318の
フランジ部319a,319bは、FDD20のケーシ
ング21から延びる舌片320と共に、底壁5a上に突
設したボス部321a,321bにねじ322を介して
固定されている。
【0145】図35に示すように、コネクタボデー31
8は、ボールコネクタ314の嵌合突起315a,31
5bが取り外し可能に嵌合する嵌合凹部324を備えて
いる。嵌合凹部324は、ボトムケース5の右側面を構
成する周壁5bと対向し合い、この嵌合凹部324の終
端面には、ボールコネクタ314の接触端子316に接
触する端子板325が配置されている。端子板325は
フレキシブルな配線基板326に接続され、この配線基
板326は基板ユニット80の拡張コネクタ97に接続
されている。
【0146】また、図7に示すように、FDD20の右
側面の後半部は、増設用コネクタ311の後方に位置さ
れており、このFDD20のブラケット24の右側面に
は、コネクタ基板330がねじ331を介して固定され
ている。コネクタ基板330には、例えばマウスを接続
するマウスコネクタ332と、外部キーボードを接続す
るキーボードコネクタ333とが前後に並べて取り付け
られている。コネクタ332,333は上記配線基板3
26に接続されており、これらコネクタ332,333
は、ボトムケース5の右側面を構成する周壁5bの内面
に近接されている。
【0147】図35に示すように、ボトムケース5の右
側面を構成する周壁5bには、第1のコネクタ導出口3
35と第2のコネクタ導出口336とが前後に並んで開
口されている。第1のコネクタ導出口335は、増設用
コネクタ311の嵌合凹部324や端子板325を露出
させるためのもので、ボトムケース5の前後方向に延び
る細長い長方形状をなしている。第2のコネクタ導出口
336は、マウスコネクタ332やキーボードコネクタ
333を露出させるためのもので、その下端部が底壁5
aに連続して開口されている。
【0148】ボトムケース5は、第1および第2のコネ
クタ導出口335,336を開閉するシャッター板33
8を備えている。シヤッター板338は、コネクタ導出
口335の開口形状に合致するような長方形板状をなし
ている。このシヤッター板338は、ボトムケース5の
周壁5bの内面に沿っており、図39の(a)に示すよ
うに、第1のコネクタ導出口335を閉じる閉じ位置
と、図39の(b)に示すように、第1のコネクタ導出
口335を開いて増設用コネクタ311を露出させる開
き位置との間に亘って前後にスライドされるようになっ
ている。そして、シャッター板330が閉じ位置にスラ
イドされた状態においては、このシャッター板330は
第2のコネクタ導出口336の内側から離脱し、この第
2のコネクタ導出口336が開かれる。逆に、シヤッタ
ー板338が開き位置にスライドされると、このシヤッ
ター板338が第2のコネクタ導出口336の内側に進
出し、この第2のコネクタ導出口336が閉じられる。
【0149】したがって、シャッター板338は、第1
および第2のコネクタ導出口335,336のいずれか
一方を選択的に開閉するようになっている。
【0150】なお、図37に示すように、シヤッター板
338が閉じ位置にスライドされている状態では、この
シャッター板338はコネクタボデー318の側面と周
壁5bの内面との間で摺動可能に保持されている。
【0151】図36に示すように、ボトムケース5の内
側には、周壁5bとの間でシャッター板338を保持す
るガイド壁340が配置されている。ガイド壁340
は、増設用コネクタ311に連続するとともに、マウス
コネクタ332やキーボードコネクタ333と周壁5b
との間に位置されている。このガイド壁340には、一
対のコネクタ孔341a,341bが前後に並んで開口
されており、これらコネクタ孔341a,341bに上
記コネクタ332,333が臨んでいる。このため、シ
ャッター板338が開き位置にスライドされると、この
シャッター板338がガイド壁340と周壁5bとの間
に入り込んでコネクタ332,333を覆い隠すように
なっており、トラックボール310の使用時には、マウ
スコネクタ332やキーボードコネクタ333の使用を
不可としている。
【0152】図35に示すように、ボトムケース5に
は、第2のコネクタ導出口336を開閉するコネクタカ
バー345が支持されている。コネクタカバー345
は、図41に示すように、その下端縁部が底壁5aに連
なっており、このコネクタカバー345の左右両側の下
端に軸部346a,346bを有している。これら軸部
346a,346bは、第2のコネクタ導出口336の
開口縁部に回動可能に枢支されている。
【0153】このため、コネクタカバー345は、図4
0の(a)に示すように、軸部346a,346bを支
点として第2のコネクタ導出口336を閉じる閉じ位置
と、図40の(b)に示すように、ボトムケース5の右
側方に回動されて、第2のコネクタ導出口336を開く
開き位置との間に亘って回動されるようになっている。
そして、コネクタカバー345が閉じ位置に回動された
状態では、このコネクタカバー345がボトムケース5
の周壁5bに面一に連続し、この周壁5bの一部を構成
している。また、コネクタカバー345の下端部内面に
は、受け部347が突設されている。受け部347は、
軸部346a,346bの間に位置されている。この受
け部347の上面は、平坦な押圧面347aをなしてお
り、この押圧面347aの先端から受け部347の下面
に亘る部分は、円弧状に彎曲された曲面347bをなし
ている。
【0154】ボトムケース5の底壁5a上には、コネク
タカバー345を閉じ位置に保持する合成樹脂製の保持
部材348が配置されている。保持部材348は、ガイ
ド壁340の下端部を貫通して第2のコネクタ導出口3
36に突没可能に突出する押圧突起349と、この押圧
突起349に連なる弾性変形が可能な一対のアーム部3
50a,350bとを一体に備えている。アーム部35
0a,350bは、弓なり状に彎曲されているととも
に、ガイド壁340に沿うようにして配置されており、
各アーム部350a,350bの自由端が、底壁5a上
のアーム受け351a,351bに係止されている。
【0155】このため、アーム部350a,350b
は、ガイド壁340の下端部とアーム受け351a,3
51bとの間で挾み込まれて強制的に変形されており、
これらアーム部350a,350bが元の形状に復帰し
ようとする弾力によって、保持部材348がガイド壁3
40に向けて押圧され、この保持部材348の押圧突起
349が第2のコネクタ導出口336に常時突出されて
いる。
【0156】そして、図40の(a)に示すように、押
圧突起349は、コネクタカバー345が閉じ位置に回
動されている時に、このコネクタカバー345の受け部
347の押圧面347aに当接されている。この当接に
より、受け部347が下向きに押圧されて、コネクタカ
バー345に軸部346a,346bを支点に上向きに
回動させようとする回動力が付与され、このコネクタカ
バー345が閉じ位置にロックされている。
【0157】保持部材348は、スライドノブ355を
備えている。スライドノブ355は、底壁5aの下面に
露出された指掛部356と、この指掛部356と保持部
材348とを連結する爪部357とを一体に備え、この
爪部357は、底壁5aに開けた通孔358を貫通して
ボトムケース5内に導入されている。指掛け部356
は、図41に示すように、コネクタカバー345の下端
縁部の左隣りに位置されており、この指掛部356を指
先でスライド操作することで、保持部材348がボトム
ケース5の左右方向にスライドされるようになってい
る。
【0158】このような構成において、コネクタカバー
345を開くには、底壁5aの下面に露出された指掛部
356に指先を引っ掛け、スライドノブ355をコネク
タカバー345の下端縁部から遠ざかる方向にスライド
させる。すると、保持部材348の押圧突起349が受
け部347の押圧面347aから離脱し、コネクタカバ
ー345を閉じ位置に保持しようとする回動力が消失さ
れる。このため、コネクタカバー345が自重により軸
部346a,346bを支点に右側に自動的に回動し、
第2のコネクタ導出口336が開かれる。
【0159】この際、図40の(a)に示すように、コ
ネクタカバー345の下端縁部に指の腹を押し当てた状
態でその指先を指掛部356に当てがい、この指掛部3
56をコネクタカバー345から遠ざかる方向にスライ
ドさせるようにすれば、この指の腹で以てコネクタカバ
ー345の下端縁部を開き方向に回動させることができ
る。このため、コネクタカバー345のロック解除と同
時に、このコネクタカバー345に開方向の回動力を付
与することができ、コネクタカバー345を簡単に開く
ことができる。
【0160】なお、コネクタカバー345を閉じる際に
は、このコネクタカバー345を指先で把持して上向き
に回動させる。すると、受け部347の曲面347bが
保持部材348の押圧突起349に接触したまま回動を
続ける。そして、この曲面347bが押圧突起349か
ら外れると、押圧突起349がアーム部350a,35
0bの付勢力を受けて押圧面347a上に突出し、コネ
クタカバー345を閉じ位置に保持するようになってい
る。
【0161】この場合、上記実施例の保持部材348
は、これを強制的にスライドさせるスライドノブ355
を備えているが、このスライドノブ355を省略し、図
20に二点鎖線で示すように、コネクタカバー345の
上縁部に指掛け用の切り欠き361を設け、この切り欠
き361に指先を引っ掛けることでコネクタカバー34
5を開くようにしても良い。
【0162】このような構成のポータブルコンピュータ
1においては、二枚の回路基板81a,81bを筐体4
の厚み方向に上下二段に積み上げて設置するに当たり、
これら回路基板81a,81bを支持するフレーム82
と、回路基板81a,81bの周囲を取り囲む板金製の
シールド板83a,83bとを別体としたので、これら
シールド板83a,83bに回路基板81a,81bを
支持する部分や、回路部品84,118,119,12
0との干渉を避けるための逃げを設ける必要はなく、こ
れらシールド板83a,83bの形状を簡略化できる。
【0163】しかも、回路基板81a,81bを支持し
て複雑な形状をなすフレーム82は、合成樹脂材料の射
出成形品であるから、金型を用いて板金加工する場合に
比べて簡単かつ精度良くに成形できる。したがって、シ
ールド板83a,83bおよびフレーム82の加工に手
間を要さず、基板ユニット80を安価に提供することが
できる。
【0164】また、シールド板83a,83bで回路基
板81a,81bを支える必要がなくなるので、これら
シールド板83a,83bは、ただ単に回路基板81
a,81bやフレーム82を覆っていれば良く、その
分、シールド板83a,83bの板厚を薄くして、基板
ユニット80ひいてはコンピュータ1を軽量化すること
ができる。
【0165】さらに、上記構成においては、回路基板8
1a,81bに取り付けられた金属製のコネクタ支持板
89,93は、回路基板81a,81bをフレーム82
に取り付けた際に、互いに略面一に連続し、かつ第1の
シールド板83aと第2のシールド板83bとの間に跨
がって、これらシールド板83a,83bと協同して回
路基板81a,81bを覆うので、これらコネクタ支持
板89,93にシールド板としての機能を兼用させるこ
とができる。このため、シールド板83a,83bをフ
レーム82の後方にまで大きく回り込ませる必要はな
く、この点でもシールド板83a,83bの形状の簡略
化や小型化に寄与する。
【0166】そして、この場合、コネクタ支持板89,
93は、その互いに対向し合う端部に内向きに折れ曲が
る嵌合片110a,110bを備え、これら嵌合片11
0a,110bが互いに突き合わされて面接触されてい
るので、シールド板として機能するコネクタ支持板8
9,93の接触距離が増すとともに、接触状態が安定す
る。このことから、コネクタ支持板89,93相互の導
通が確実になされ、これらコネクタ支持板89,93の
間の継ぎ目からのノイズの漏洩を防止することができ
る。
【0167】また、上記構成によると、回路基板81
a,81bは、その周縁部にグランド用の配線パターン
116を備えており、この配線パターン116は、回路
基板81a,81bの周縁部をフレーム82の嵌合部1
00a,100bに嵌め込んだ際に、このフレーム82
を覆うメッキ層115に接触するので、二枚の回路基板
81a,81bをフレーム82を介して接地させること
ができる。このため、回路基板81a,81bを接地さ
せるための専用のリード線やコネクタ類が不要となり、
部品点数を削減することができる。
【0168】なお、本発明は、上記実施例に特定される
ものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施可能
である。例えば、基板ユニットのフレームは合成樹脂材
料の射出成形品にメッキを施したものに特定されず、マ
グネシウムのような導電製の金属材料をダイカスト成形
することで構成しても良い。
【0169】また、回路基板の積み重ね段数も二段に限
らず、三段あるいはそれ以上としても良い。
【0170】さらに、本発明に係る携帯型電子機器は、
ブック型のポータブルコンピュータに限らず、ワードプ
ロセッサのような他の機器にも同様に実施可能である。
【0171】
【発明の効果】請求項1ないし3の構成によれば、板金
製のシールド板に回路基板を支持する部分や、回路部品
との干渉を避けるための逃げを設ける必要がないので、
これらシールド板の形状を簡略化できる。しかも、回路
基板を支持して複雑な形状をなすフレームは鋳造又はモ
ールド成形品であるから、金型を用いて板金加工する場
合に比べて簡単かつ精度良くに成形できる。したがっ
て、シールド板およびフレームの加工に手間を要さず、
基板ユニットを安価に提供することができる。
【0172】また、シールド板は、ただ単に回路基板や
フレームを覆っていれば良いので、その分、シールド板
の板厚を薄くすることができ、基板ユニットひいては機
器の軽量化を実現することができる。
【0173】請求項4の構成によれば、回路基板の周縁
部をフレームの嵌合部に嵌め込むと、配線パターンがフ
レーム側のメッキ層に接触するので、回路基板をフレー
ムを介して接地させることができ、回路基板を接地させ
るための専用のリード線やコネクタ類が不要となる。
【0174】請求項5の構成によれば、コネクタ支持板
にシールド板としての機能を兼用させることができるの
で、シールド板の形状の簡略化や小型化を実現すること
ができ、この点でもコストの低減に寄与する。
【0175】請求項6の構成によれば、シールド板とし
て機能するコネクタ支持板の接触距離が増すとともに、
これら両者の接触状態が安定するので、コネクタ支持板
間の導通が確実になされる。このため、コネクタ支持板
の間の継ぎ目からのノイズの漏洩を防止でき、周囲機器
への電波障害を少なく抑えることができる。
【0176】請求項7の構成によれば、カード収容部
は、コネクタの部分を除きカバーで覆われているので、
このカード収容部に異物が入り込んだとしても、この異
物が回路基板上に達することはない。このため、異物の
除去を容易に行えるとともに、回路基板や回路部品の損
傷も未然に防止できる。
【0177】請求項8の構成によれば、機能部品を基板
ユニットに接続した後に生じたスペースを他の機能部品
の設置スペースとして有効に活用できるので、限られた
大きさの筐体の内部に無駄なスペースが生じるようなこ
とはなく、筐体内部の実装密度を高めて、筐体のコンパ
クト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基板ユニットにおい
て、そのフレームとシールド板とを分離させた状態を示
す斜視図。
【図2】フレームと回路基板とを分離させた状態を示す
斜視図。
【図3】ボトムケース内に基板ユニットとFDDやHD
Dを組み込んだ状態を示す斜視図。
【図4】ベースユニットの断面図。
【図5】ディスプレイユニットを見易い角度に起立させ
た状態を示すポータブルコンピュータの斜視図。
【図6】ディスプレイユニットを閉じた状態を示すポー
タブルコンピュータの斜視図。
【図7】FDDの斜視図。
【図8】HDDをボトムケース上に載置した状態を示す
断面図。
【図9】ボトムケースをバッテリ収容部の部分で断面し
た断面図。
【図10】図9のA部を拡大した断面図。
【図11】バッテリ収容部の断面図。
【図12】バッテリパックのロック機構の断面図。
【図13】基板ユニットを筐体の内部に組み込んだ状態
を示す断面図。
【図14】図13のB部を拡大した断面図。
【図15】フレームにコネクタ支持板を取り付けた状態
を示す背面図。
【図16】図15のCーC線に沿う断面図。
【図17】基板ユニットの第1のカード収容部の断面
図。
【図18】脚を突出させ、かつコネクタカバーを開いた
状態のポータブルコンピュータの背面図。
【図19】脚を突出させ、かつコネクタカバーを閉じた
状態のポータブルコンピュータの背面図。
【図20】脚を突出させ、筐体をティルトアップさせた
状態を示すポータブルコンピュータの側面図。
【図21】カバーを開いて第1のカード収容部を開口さ
せた状態を示す斜視図。
【図22】カバーを分解して示す斜視図。
【図23】カバーを開いて第1のカード収容部を開口さ
せた状態を示す側面図。
【図24】脚の取り付け部分をボトムケースの下面側か
ら見た底面図。
【図25】図24のDーD線に沿う断面図。
【図26】(a)は、脚が突出された状態を示す断面
図。(b)は、脚を指で押し込んだ状態を示す断面図。
【図27】脚の取り付け部分の斜視図。
【図28】インディケータの取り付け部分の断面図。
【図29】図28のE線方向から見た矢視図。
【図30】ディプレイユニットとベースユニットとを連
結する第1のヒンジ装置の取り付け部分を示す斜視図。
【図31】ベースユニットに対する第1のヒンジ装置の
取り付け部分を示す断面図。
【図32】ディプレイユニットとベースユニットとを連
結する第2のヒンジ装置の取り付け部分を示す斜視図。
【図33】(a)は、第1のカバーの取り付け部分の断
面図。(b)は、第2のカバーの取り付け部分の断面
図。
【図34】ボールポイントの斜視図。
【図35】第1および第2のコネクタ導出口を開いた状
態を示す斜視図。
【図36】ボトムケースに対する増設用コネクタの取り
付け構造を分解して示す斜視図。
【図37】FDDおよび増設用コネクタの取り付け部分
を一部断面して示す平面図。
【図38】図37のEーE線に沿う断面図。
【図39】(a)は、第1のコネクタ導出口を閉じ、第
2のコネクタ導出口を開いた状態を示す側面図。(b)
は、第1のコネクタ導出口を開き、第2のコネクタ導出
口を閉じた状態を示す側面図。
【図40】(a)は、コネクタカバーを閉じた状態を示
す断面図。(b)は、コネクタカバーを開いた状態を示
す断面図。
【図41】図40(a)のF線方向から見た矢視図。
【符号の説明】
4…筐体、 5a…底壁、5b…
周壁、 30…機能部品(HD
D)、80…基板ユニット、 81a,8
1b…回路基板、82…フレーム、
83a,83b…シールド板、84…回路部品、
89,93…コネクタ支持板(第1のコネ
クタ支持板、第2のコネクタ支持板)、90,94…フ
ランジ部、 98…外壁、100a,100b
…嵌合部、 110a,110b…嵌合片、115
…メッキ層、 116…配線パターン、
133…カード収容部(第1のカード収容部)、134
…カード(インターフェイスカード)、136…コネク
タ(カードコネクタ)、140…カバー、
181…スペース(収納スペース)、182…他
の機能部品(サブバッテリ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7165−5B 320 E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料にて構成された筐体と、 この筐体の内部に収容され、動作中にノイズを発する回
    路部品が実装された回路基板を有する基板ユニットと、
    を備えている携帯型電子機器において、 上記基板ユニットは、鋳造またはモールド成形品にて構
    成され、上記回路基板を支持するフレームと、このフレ
    ームおよび回路基板の周囲を取り囲む板金製のシールド
    板とを有することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記回路基板
    は複数枚備えられており、これら回路基板は、筐体の厚
    み方向に間隔を存して上記フレームに支持されているこ
    とを特徴とする携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記フレーム
    は、回路基板を取り囲む外壁を有し、この外壁の内面に
    回路基板の周縁部が取り外し可能に嵌合される嵌合部を
    備えていることを特徴とする携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記フレーム
    は、合成樹脂材料にて構成され、このフレームの少なく
    とも上記嵌合部に導電性のメッキ層を被着するととも
    に、上記回路基板は、その周縁部に上記メッキ層に接触
    する配線パターンを備えていることを特徴とする携帯型
    電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、上記複数の回
    路基板は、その一側縁部に板金製のコネクタ支持板を有
    し、このコネクタ支持板の一端部は、各回路基板をフレ
    ームに取り付けた時に互いに対向されて上記フレームの
    外壁に沿って略面一に連続するとともに、上記シールド
    板と協同して回路基板を外側から覆うことを特徴とする
    携帯型電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記コネクタ
    支持板は、その互いに対向し合う端部にフランジ状に折
    り曲げられた嵌合片を有し、この嵌合片は互いに重なり
    合って面接触されていることを特徴とする携帯型電子機
    器。
  7. 【請求項7】 請求項3の記載において、上記フレーム
    の外壁は、下側に位置された回路基板の端部よりも外側
    に突出するように延長された延長部を有し、この延長部
    は、上記基板ユニットの内部に上記シールド板と協同し
    てオプションカードが取り出し可能に収容されるカード
    収容部を形成するとともに、このカード収容部に臨む回
    路基板の端部に、オプションカードが取り外し可能に接
    続されるカードコネクタを配置し、かつ、上記カード収
    容部に、上記カードコネクタを除いた部分を内側から覆
    うカバーを配置したことを特徴とする携帯型電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1の記載において、上記筐体は、
    底壁と、この底壁に連なる周壁とを有し、この底壁は、
    上記基板ユニットが載置される後半部と、一つのモジュ
    ールとしてユニット化された機能部品が載置される前半
    部とを有し、上記機能部品は、上記基板ユニットに向け
    て底壁上をスライドさせることで上記基板ユニットに取
    り外し可能に接続されるとともに、このスライドによっ
    て上記周壁と機能部品との間に生じたスペースに、他の
    機能部品を配置したことを特徴とする携帯型電子機器。
JP5104786A 1993-04-30 1993-04-30 携帯型電子機器 Pending JPH06314139A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104786A JPH06314139A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 携帯型電子機器
US08/216,923 US5552967A (en) 1993-04-30 1994-03-23 Portable electronic apparatus having a housing for containing circuits board and functional components
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