JPH06313697A - クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 - Google Patents
クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器Info
- Publication number
- JPH06313697A JPH06313697A JP12308693A JP12308693A JPH06313697A JP H06313697 A JPH06313697 A JP H06313697A JP 12308693 A JP12308693 A JP 12308693A JP 12308693 A JP12308693 A JP 12308693A JP H06313697 A JPH06313697 A JP H06313697A
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- JP
- Japan
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- heat transfer
- chain
- heat exchanger
- lower support
- upper support
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- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 伝熱壁面の全面に渡って効果的に煤塵を除去
する。 【構成】 1は上部支持体、2は下部支持体、3及び4
はガイド装置である。上部の駆動装置5によって、歯車
式駆動機構を介して排ガス通路の長手方向に移動させら
れる上部支持体1は棒状体の上部ガイド装置3の中を摺
動する。下部の駆動装置6によって、歯車式駆動機構を
介して排ガス通路の長手方向に移動させられる下部支持
体2は棒状体の下部ガイド装置4の中を摺動する。鎖列
7は上部で上部支持体1に下部で下部支持体2に連結さ
れ、通路の長手方向に変位をする。鎖列7の各鎖環は相
互に約90°の角度を以て交差し、伝熱壁8の通路の長
手方向の軸線に対して約45°の角度で配置されてい
る。全鎖環の伝熱壁面に平行な側面は、伝熱壁8面と摺
動する。鎖列7を例えば、熱収縮性のフッ素樹脂(テフ
ロン)製チューブのような樹脂被覆により被覆すること
により、加熱流体が特に腐触性排ガスの場合に鎖列7の
腐蝕を防止することが可能となる。
する。 【構成】 1は上部支持体、2は下部支持体、3及び4
はガイド装置である。上部の駆動装置5によって、歯車
式駆動機構を介して排ガス通路の長手方向に移動させら
れる上部支持体1は棒状体の上部ガイド装置3の中を摺
動する。下部の駆動装置6によって、歯車式駆動機構を
介して排ガス通路の長手方向に移動させられる下部支持
体2は棒状体の下部ガイド装置4の中を摺動する。鎖列
7は上部で上部支持体1に下部で下部支持体2に連結さ
れ、通路の長手方向に変位をする。鎖列7の各鎖環は相
互に約90°の角度を以て交差し、伝熱壁8の通路の長
手方向の軸線に対して約45°の角度で配置されてい
る。全鎖環の伝熱壁面に平行な側面は、伝熱壁8面と摺
動する。鎖列7を例えば、熱収縮性のフッ素樹脂(テフ
ロン)製チューブのような樹脂被覆により被覆すること
により、加熱流体が特に腐触性排ガスの場合に鎖列7の
腐蝕を防止することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ゴミ焼却炉、各種
燃焼炉等から排出される高煤塵を含有する排ガスから廃
熱を回収するプレート型熱交換器の伝熱面に付着する煤
塵を除去するクリーニング装置を備えたプレート型熱交
換器に関するものである。
燃焼炉等から排出される高煤塵を含有する排ガスから廃
熱を回収するプレート型熱交換器の伝熱面に付着する煤
塵を除去するクリーニング装置を備えたプレート型熱交
換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来型のクリーニング装置としては、高
圧空気又は蒸気をノズルより噴射するスートブロワ方
式、鋼球を伝熱面全体に散布する鋼球散布方式、長尺の
スクレイパーを伝熱面上に摺動せしめて煤塵を掻き落す
掻取方式等のクリーニング装置を装備したプレート型熱
交換器がある。図4に示すスクレイパー式クリーニング
装置においては、振子式円弧型往復動を行なうスクレイ
パー上部吊金物10とスクレイパー下部吊金物11との
間にスクレイパー12が連結され、伝熱壁面間に存在す
る通路に延在されたスクレイパーが通路内を揺動腕13
の振子式運動によって前後進し、伝熱面壁と摺動して煤
塵を掻き取る。揺動腕13は、駆動装置14よりリンク
機構15を通じて駆動される軸16に固定されており、
軸16の円弧回転によって振子式運動を行なう。
圧空気又は蒸気をノズルより噴射するスートブロワ方
式、鋼球を伝熱面全体に散布する鋼球散布方式、長尺の
スクレイパーを伝熱面上に摺動せしめて煤塵を掻き落す
掻取方式等のクリーニング装置を装備したプレート型熱
交換器がある。図4に示すスクレイパー式クリーニング
装置においては、振子式円弧型往復動を行なうスクレイ
パー上部吊金物10とスクレイパー下部吊金物11との
間にスクレイパー12が連結され、伝熱壁面間に存在す
る通路に延在されたスクレイパーが通路内を揺動腕13
の振子式運動によって前後進し、伝熱面壁と摺動して煤
塵を掻き取る。揺動腕13は、駆動装置14よりリンク
機構15を通じて駆動される軸16に固定されており、
軸16の円弧回転によって振子式運動を行なう。
【0003】しかしながら、高煤塵を含有する排ガスか
ら廃熱を回収するプレート型熱交換器の伝熱面に付着す
る煤塵の付着力が強力な場合には、スートブロワ方式で
は、ノズルより遠い位置にある伝熱面の煤塵除去効果が
得難く、鋼球散布方式では、煤塵の粘着性が高い場合、
鋼球が煤塵に付着して、かえって伝熱壁面間の排ガス通
路を閉塞するといった現象が生じ、スクレイパーによる
掻取方式では、伝熱面の平面度を正確に出すことが工作
上また熱変形上困難であるため、伝熱面に波打ち状凹凸
が存在することが多く、スクレイパーが当接する伝熱面
と当接しない伝熱面とが生じ易い。更に、スクレイパー
による掻取方式においては、伝熱面間に長尺のスクレイ
パーを挿入介在させる必要から、スクレイパーの変形を
防ぐ強度を持たせる必要上、伝熱壁間の通路の間隙寸法
を比較的に大きく取る必要性があるため、それに応じ
て、熱交換器自体の占める全体体積も大きくしなければ
ならないという欠点も生じる。スクレイパーは煤塵掻き
取り上、刃物状にすることが好ましく、それに応じて薄
肉材使用の構造体とせざるを得ず、特に加熱流体が腐蝕
性のガスの場合、薄肉材部が容易に腐蝕を受けて損耗し
やすい等の問題点がある。
ら廃熱を回収するプレート型熱交換器の伝熱面に付着す
る煤塵の付着力が強力な場合には、スートブロワ方式で
は、ノズルより遠い位置にある伝熱面の煤塵除去効果が
得難く、鋼球散布方式では、煤塵の粘着性が高い場合、
鋼球が煤塵に付着して、かえって伝熱壁面間の排ガス通
路を閉塞するといった現象が生じ、スクレイパーによる
掻取方式では、伝熱面の平面度を正確に出すことが工作
上また熱変形上困難であるため、伝熱面に波打ち状凹凸
が存在することが多く、スクレイパーが当接する伝熱面
と当接しない伝熱面とが生じ易い。更に、スクレイパー
による掻取方式においては、伝熱面間に長尺のスクレイ
パーを挿入介在させる必要から、スクレイパーの変形を
防ぐ強度を持たせる必要上、伝熱壁間の通路の間隙寸法
を比較的に大きく取る必要性があるため、それに応じ
て、熱交換器自体の占める全体体積も大きくしなければ
ならないという欠点も生じる。スクレイパーは煤塵掻き
取り上、刃物状にすることが好ましく、それに応じて薄
肉材使用の構造体とせざるを得ず、特に加熱流体が腐蝕
性のガスの場合、薄肉材部が容易に腐蝕を受けて損耗し
やすい等の問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる煤塵
除去上の問題点を解決するためになされたもので、伝熱
壁面の全面に渡って効果的に煤塵を除去することができ
るクリーニング装置を備えたプレート型熱交換器を提供
しようとするものである。
除去上の問題点を解決するためになされたもので、伝熱
壁面の全面に渡って効果的に煤塵を除去することができ
るクリーニング装置を備えたプレート型熱交換器を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のクリーニング装
置を備えたプレート型熱交換器は、加熱流体と被加熱流
体とを相隣接する通路に交互に通過せしめるプレート型
熱交換器において、加熱流体が通過する伝熱壁間に存在
する通路の上方部に装備された上部支持体と、該上部支
持体を駆動する駆動装置と、該上部支持体の移動を案内
するガイド装置と、加熱流体が通過する伝熱壁間に存在
する通路の下方部に装備された下部支持体と、該下部支
持体を駆動する駆動装置と、該下部支持体の移動を案内
するガイド装置と、該上部支持体に連結されて伝熱壁間
に存在する通路を通って、伝熱壁間の下方に向かって延
在する鎖列と、から構成されることを特徴とする。上部
支持体の移動は、摺動式の棒状ガイド装置によって行わ
れてもよい。下部支持体の移動も、摺動式の棒状ガイド
装置によって行われる。上部支持体及び/又は下部支持
体への鎖列の連結は、バネを介して行われる。 鎖列
は、各伝熱壁面間において、通路の長手方向の中心線に
対して、各鎖環の軸線が約45°以上に回転しないよう
な寸法を有する鎖列で構成される。また、鎖列は、表面
に熱収縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブを被覆
した鎖列で構成される。
置を備えたプレート型熱交換器は、加熱流体と被加熱流
体とを相隣接する通路に交互に通過せしめるプレート型
熱交換器において、加熱流体が通過する伝熱壁間に存在
する通路の上方部に装備された上部支持体と、該上部支
持体を駆動する駆動装置と、該上部支持体の移動を案内
するガイド装置と、加熱流体が通過する伝熱壁間に存在
する通路の下方部に装備された下部支持体と、該下部支
持体を駆動する駆動装置と、該下部支持体の移動を案内
するガイド装置と、該上部支持体に連結されて伝熱壁間
に存在する通路を通って、伝熱壁間の下方に向かって延
在する鎖列と、から構成されることを特徴とする。上部
支持体の移動は、摺動式の棒状ガイド装置によって行わ
れてもよい。下部支持体の移動も、摺動式の棒状ガイド
装置によって行われる。上部支持体及び/又は下部支持
体への鎖列の連結は、バネを介して行われる。 鎖列
は、各伝熱壁面間において、通路の長手方向の中心線に
対して、各鎖環の軸線が約45°以上に回転しないよう
な寸法を有する鎖列で構成される。また、鎖列は、表面
に熱収縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブを被覆
した鎖列で構成される。
【0006】
【作用】鎖列は、排ガスの通路が非常に狭く、しかもそ
の巾が不均一である場合でも、個々の鎖環の相互配置関
係を変化させるのにかなりの自由度を持っているから、
通路の形状の変化に応じて、その形態を自由に順応させ
て通過することができる。鎖列が、各伝熱壁面間におい
て、通路の長手方向の中心線に対して、各鎖環の軸線が
約45°以上に回転しないような寸法を有する鎖列を使
用する場合には、鎖環全数の伝熱壁面に平行な側面はそ
れぞれ均等な条件で伝熱壁面と摺動するため、通路の長
手方向の中心線に垂直な断面に投影された鎖環の伝熱壁
面間方向の巾が通路の巾より小さい状態で使用される鎖
環よりも各鎖環の煤塵との摺動機会が多くなる。動力装
置によって移動させられる上部支持体叉は下部支持体に
よって鎖列は通路の長手方向に変位しながら伝熱壁面と
摺動し、煤塵を掻き取る。変位中の鎖列が、煤塵の過剰
な堆積、工作誤差等による通路の狭隘部分で強く拘束さ
れた場合、鎖列の上端又は下端に着装されたバネは、鎖
列の駆動機構や鎖列の接触している伝熱壁に衝撃力を与
えることを和らげる。衝動力がバネで吸収されている間
に、個々の鎖環は相互配置関係を変化して狭隘路にでき
るだけ順応して拘束力を低減する。加熱流体が腐触性排
ガスである場合には、鎖列を熱収縮性のフッ素樹脂(テ
フロン)製チューブにて被覆することにより、鎖列の腐
蝕を防止する。
の巾が不均一である場合でも、個々の鎖環の相互配置関
係を変化させるのにかなりの自由度を持っているから、
通路の形状の変化に応じて、その形態を自由に順応させ
て通過することができる。鎖列が、各伝熱壁面間におい
て、通路の長手方向の中心線に対して、各鎖環の軸線が
約45°以上に回転しないような寸法を有する鎖列を使
用する場合には、鎖環全数の伝熱壁面に平行な側面はそ
れぞれ均等な条件で伝熱壁面と摺動するため、通路の長
手方向の中心線に垂直な断面に投影された鎖環の伝熱壁
面間方向の巾が通路の巾より小さい状態で使用される鎖
環よりも各鎖環の煤塵との摺動機会が多くなる。動力装
置によって移動させられる上部支持体叉は下部支持体に
よって鎖列は通路の長手方向に変位しながら伝熱壁面と
摺動し、煤塵を掻き取る。変位中の鎖列が、煤塵の過剰
な堆積、工作誤差等による通路の狭隘部分で強く拘束さ
れた場合、鎖列の上端又は下端に着装されたバネは、鎖
列の駆動機構や鎖列の接触している伝熱壁に衝撃力を与
えることを和らげる。衝動力がバネで吸収されている間
に、個々の鎖環は相互配置関係を変化して狭隘路にでき
るだけ順応して拘束力を低減する。加熱流体が腐触性排
ガスである場合には、鎖列を熱収縮性のフッ素樹脂(テ
フロン)製チューブにて被覆することにより、鎖列の腐
蝕を防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は上部支持体1、下部支持体2
共に棒状体であり、ガイド装置3、4が上部下部共に棒
状体であるクリーニング装置の例である。上部の駆動装
置5によって、歯車式駆動機構を介して排ガス通路の長
手方向に移動させられる棒状体の上部支持体1は棒状体
の上部ガイド装置3の中を摺動する。下部の駆動装置6
によって、歯車式駆動機構を介して排ガス通路の長手方
向に移動させられる棒状体の下部支持体2は棒状体の下
部ガイド装置4の中を摺動する。鎖列7は上部で上部支
持体1に下部で下部支持体2に連結され、通路の長手方
向に変位をする。
しながら説明する。図1は上部支持体1、下部支持体2
共に棒状体であり、ガイド装置3、4が上部下部共に棒
状体であるクリーニング装置の例である。上部の駆動装
置5によって、歯車式駆動機構を介して排ガス通路の長
手方向に移動させられる棒状体の上部支持体1は棒状体
の上部ガイド装置3の中を摺動する。下部の駆動装置6
によって、歯車式駆動機構を介して排ガス通路の長手方
向に移動させられる棒状体の下部支持体2は棒状体の下
部ガイド装置4の中を摺動する。鎖列7は上部で上部支
持体1に下部で下部支持体2に連結され、通路の長手方
向に変位をする。
【0008】図2は伝熱壁8間通路に延在する鎖列7の
横断面を示す図である。各鎖環7aは相互に約90°の
角度を以て交差し、更に通路8aの長手方向の軸線Lに
対して約45°の角度で配置されている。全鎖環7aの
伝熱壁面に平行な側面は、伝熱壁8面と摺動する。従っ
て、伝熱壁8面上の煤塵面の全面に渡って、全鎖環7a
が摺動することができて、鎖環7aが摺動し得ない面は
非常に少なくなる。
横断面を示す図である。各鎖環7aは相互に約90°の
角度を以て交差し、更に通路8aの長手方向の軸線Lに
対して約45°の角度で配置されている。全鎖環7aの
伝熱壁面に平行な側面は、伝熱壁8面と摺動する。従っ
て、伝熱壁8面上の煤塵面の全面に渡って、全鎖環7a
が摺動することができて、鎖環7aが摺動し得ない面は
非常に少なくなる。
【0009】図3に示すごとく、鎖列7を例えば、熱収
縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブのような樹脂
被覆9により被覆することにより、加熱流体が特に腐触
性排ガスの場合に鎖列7の腐蝕を防止するようにしても
よい。図4は上部支持体1及び下部支持体2への鎖列7
の連絡をバネ17を介して行ったクリーニング装置の例
である。
縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブのような樹脂
被覆9により被覆することにより、加熱流体が特に腐触
性排ガスの場合に鎖列7の腐蝕を防止するようにしても
よい。図4は上部支持体1及び下部支持体2への鎖列7
の連絡をバネ17を介して行ったクリーニング装置の例
である。
【0010】
1)本発明は前述の構成を採用することによって、排ガ
スの通路の狭隘さと、伝熱壁面の凹凸さに対して、鎖列
が自身の形状をかなり自由に変形して順応することがで
きるため、伝熱壁面全面に渡って均等に接触でき、伝熱
面に付着した煤塵を掻取る効果が向上する。 2)鎖列が、各伝熱壁面間において、通路の長手方向の
中心線に対して各鎖環の軸線が約45°以上に回転しな
いような寸法を有する鎖列方式では、伝熱壁全面に全鎖
環の側面が接触する。 3)鎖の端部にバネを連結することによって、鎖の駆動
機構や鎖の接触している伝熱壁面に衝撃力を与えること
を緩和する効果がある。 4)更に鎖は伝熱壁面間の通路の間隔寸法(巾)に従っ
て、鎖環の伝熱壁面間方向の巾を自由に隘狭できるの
で、スクレイパーによる掻取方式におけるように通路の
巾にスクレイパーの強度上の制限を受けることがなく、
従って、熱変換器自体の占める全体体積をより小さくす
ることができる。 5)熱収縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブにて
被覆した鎖列を使用する場合には、腐蝕性ガス中で使用
することができる。
スの通路の狭隘さと、伝熱壁面の凹凸さに対して、鎖列
が自身の形状をかなり自由に変形して順応することがで
きるため、伝熱壁面全面に渡って均等に接触でき、伝熱
面に付着した煤塵を掻取る効果が向上する。 2)鎖列が、各伝熱壁面間において、通路の長手方向の
中心線に対して各鎖環の軸線が約45°以上に回転しな
いような寸法を有する鎖列方式では、伝熱壁全面に全鎖
環の側面が接触する。 3)鎖の端部にバネを連結することによって、鎖の駆動
機構や鎖の接触している伝熱壁面に衝撃力を与えること
を緩和する効果がある。 4)更に鎖は伝熱壁面間の通路の間隔寸法(巾)に従っ
て、鎖環の伝熱壁面間方向の巾を自由に隘狭できるの
で、スクレイパーによる掻取方式におけるように通路の
巾にスクレイパーの強度上の制限を受けることがなく、
従って、熱変換器自体の占める全体体積をより小さくす
ることができる。 5)熱収縮性のフッ素樹脂(テフロン)製チューブにて
被覆した鎖列を使用する場合には、腐蝕性ガス中で使用
することができる。
【図1】本発明のプレート型熱交換器の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】クリーニング装置の要部の説明図である。
【図3】鎖列を樹脂により被覆した別の実施例の説明図
である。
である。
【図4】本発明の別の実施例を示す要部説明図である。
【図5】従来のプレート型熱交換器の説明図である。
1 上部支持体 2 下部支持体 3 ガイド装置 4 ガイド装置 5 駆動装置 6 駆動装置 7 鎖列 7a 鎖環 8 伝熱壁 9 樹脂被覆 10 スクレイパー上部吊金物 11 スクレイパー下部吊金物 12 スクレイパー 13 揺動腕 14 駆動装置 15 リンク機構 16 軸 17 バネ L 軸線
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱流体と被加熱流体とを相隣接する通
路に交互に通過せしめるプレート型熱交換器において、
加熱流体が通過する伝熱壁間に存在する通路の上方部に
装備された上部支持体と、該上部支持体を駆動する駆動
装置と、該上部支持体の移動を案内するガイド装置と、
加熱流体が通過する伝熱壁間に存在する通路の下方部に
装備された下部支持体と、該下部支持体を駆動する駆動
装置と、該下部支持体の移動を案内するガイド装置と、
該上部支持体に連結されて伝熱壁間に存在する通路を通
って、伝熱壁間の下方に向かって延在する鎖列と、から
構成されることを特徴とするクリーニング装置を備えた
プレート型熱交換器。 - 【請求項2】 上部支持体の移動が摺動式の棒状ガイド
装置によって行われることを特徴とする請求項1記載の
クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器。 - 【請求項3】 下部支持体の移動が摺動式の棒状ガイド
装置によって行われることを特徴とする請求項1又は2
記載のクリーニング装置を備えたプレート型熱交換器。 - 【請求項4】 上部支持体及び/又は下部支持体への鎖
列の連結が、バネを介して行われることを特徴とする請
求項1、2又は3記載のクリーニング装置を備えたプレ
ート型熱交換器。 - 【請求項5】 鎖列が、各伝熱壁面間において、通路の
長手方向の中心線に対して、各鎖環の軸線が約45°以
上に回転しないような寸法を有する鎖列で構成されるこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のクリーニ
ング装置を備えたプレート型熱交換器。 - 【請求項6】 鎖列が、表面に熱収縮性のフッ素樹脂
(テフロン)製チューブを被覆した鎖列で構成されるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のクリ
ーニング装置を備えたプレート型熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308693A JPH06313697A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308693A JPH06313697A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06313697A true JPH06313697A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14851864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12308693A Pending JPH06313697A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | クリーニング装置を備えたプレート型熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06313697A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017087126A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 大同特殊鋼株式会社 | 汚泥の炭化処理設備 |
CN108801004A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-11-13 | 苏州协宏泰节能科技有限公司 | 一种在线清洗出渣板式污水换热器 |
CN115143815A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-10-04 | 涿州瑞特韦尔机械设备有限公司 | 带有清洁结构的板式换热器 |
CN118391947A (zh) * | 2024-06-17 | 2024-07-26 | 涿州瑞特韦尔机械设备有限公司 | 一种多隔板可调型板式换热器 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP12308693A patent/JPH06313697A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017087126A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | 大同特殊鋼株式会社 | 汚泥の炭化処理設備 |
CN108801004A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-11-13 | 苏州协宏泰节能科技有限公司 | 一种在线清洗出渣板式污水换热器 |
CN115143815A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-10-04 | 涿州瑞特韦尔机械设备有限公司 | 带有清洁结构的板式换热器 |
CN118391947A (zh) * | 2024-06-17 | 2024-07-26 | 涿州瑞特韦尔机械设备有限公司 | 一种多隔板可调型板式换热器 |
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