JPH06313529A - 焼却炉空冷壁の設置方法 - Google Patents

焼却炉空冷壁の設置方法

Info

Publication number
JPH06313529A
JPH06313529A JP10382593A JP10382593A JPH06313529A JP H06313529 A JPH06313529 A JP H06313529A JP 10382593 A JP10382593 A JP 10382593A JP 10382593 A JP10382593 A JP 10382593A JP H06313529 A JPH06313529 A JP H06313529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling wall
cooled wall
area
incinerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10382593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Takahashi
時生 高橋
Toru Nakanishi
亨 中西
Yoshiro Inoue
芳郎 井上
Shoji Nishio
正二 西尾
Masao Yagyu
雅雄 柳生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP10382593A priority Critical patent/JPH06313529A/ja
Publication of JPH06313529A publication Critical patent/JPH06313529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の空冷壁プレートにより空冷壁を形成
し、空冷壁の背面側に冷却空気を通気する焼却炉におい
て、焼却炉の燃焼室におけるごみの低位発熱量をHuと
し、この低位発熱量Huに相応して空冷壁を冷却するに
要する空冷壁必要空気量をQとし、この空冷壁必要空気
量Qを確保するために送風機に求められる送風機設計必
要空気量をVとし、一枚の空冷壁プレートの面積をSa
とし、空冷壁プレートの設置枚数をNとし、空冷壁の総
面積をSとし、制御係数をα=1.3として、Q=Hu
/2、V=α・Q・S、S=Sa・Nの各式を満足する
空冷壁プレートの枚数Nおよび各空冷壁プレートの面積
Saを求め、求めた枚数Nおよび面積Saに相応する空
冷壁プレートにより空冷壁を形成する。 【効果】 焼却炉において投入するごみの低位発熱量に
相応する空冷壁の面積、空冷壁を形成する空冷壁プレー
トの枚数および各空冷壁プレートの面積を設定すること
ができ、過剰な空冷壁プレートの設置および空冷壁の背
面側に通気する冷却空気の過不足をなくすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉空冷壁の設置方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のごみ焼却炉としては、例えば図9
〜図10に示すようなものがある。図9〜図10におい
て、焼却炉1の燃焼室は、乾燥帯域、主燃焼帯域、後燃
焼帯域等の複数の帯域を段状に設けて形成しており、各
帯域の炉床はストーカ2によって構成している。ストー
カ2は固定ロストル3と可動ロストル4を交互に配置し
たもので、可動ロストル4の出退によってストーカ2上
のごみを乾燥帯域から主燃焼帯域へ、主燃焼帯域から後
燃焼帯域へと移動させるものである。焼却炉1の側壁は
耐火煉瓦等で形成しており、側壁のストーカ2に近い下
部は耐熱鋳鋼製の空冷壁プレート5で構成している。
【0003】この空冷壁プレート5からなる側壁6は、
炉内側Aに位置する鉄製のサポート板7と、炉外側Bに
位置する外壁8と、外壁8とサポート板7の間に位置す
る仕切板9と、サポート板7の炉内側Aに位置する耐熱
鋳鋼製の空冷壁プレート5とで構成しており、外壁8は
内部に断熱材10を内包している。仕切板9は外壁8と
の間に空気通路11aを形成し、サポート板7との間に
空気通路11bを形成している。また、サポート板7と
空冷壁プレート5の間には通気用間隙12を形成してい
る。
【0004】サポート板7には空冷壁プレート5を取り
付けるための取付用孔13を形成しており、取付用孔1
3は空気通路11bと通気用間隙12を連通し通気路を
兼ねている。空冷壁プレート5の背面側には取付用孔1
3に挿通可能なフック部14を設けており、フック部1
4は鉤状をなして取付用孔13の開口周縁部13aに係
合し、サポート板7に対して空冷壁プレート5を係止し
ている。また、空冷壁プレート5の背面にはサポート板
7に当接する突起部15を設けており、突起部15は空
冷壁プレート5とサポート板7との間の通気用間隙12
を保持するものである。フック部14および突起部15
は空冷壁プレート5に一体的に形成したものである。サ
ポート板7に配置した空冷壁プレート5は相対向する端
面5a,5b間に空気出口16をなす適当間隙をあけて
離間している。
【0005】この構成において、空気通路11aを流れ
る空気17は仕切板9の上端縁側から空気通路11bに
流入し、空気通路11bに流入した空気17は取付用孔
13を通して通気用間隙12に流入し、空冷壁プレート
5を背面側から冷却する。通気用間隙12に流入した空
気17は空気出口16から炉内に二次空気として噴出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成におい
て、空冷壁プレート5を設ける目的は燃焼室内の高温雰
囲気化の防止およびクリンカの付着の防止であるが、設
けるべき空冷壁プレート5の枚数やその冷却空気量は焼
却炉の燃焼室の形状や対象となるごみ質によって異な
り、その適値を予測することは困難であった。このた
め、余剰な空冷壁プレート5が生じたり、冷却空気量が
不足したりする問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、予め
空冷壁プレートの適値を求めることができる焼却炉空冷
壁の設置方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の焼却炉空冷壁の設置方法は、複数の空冷壁
プレートにより空冷壁を形成し、空冷壁の背面側に冷却
空気を通気する焼却炉において、焼却炉の燃焼室におけ
るごみの低位発熱量をHuとし、この低位発熱量Huに
相応して空冷壁を冷却するに要する空冷壁必要空気量を
Qとし、この空冷壁必要空気量Qを確保するために送風
機に求められる送風機設計必要空気量をVとし、一枚の
空冷壁プレートの面積をSaとし、空冷壁プレートの設
置枚数をNとし、空冷壁の総面積をSとし、制御係数を
α=1.3として、Q=Hu/2、V=α・Q・S、S
=Sa・Nの各式を満足する空冷壁プレートの枚数Nお
よび各空冷壁プレートの面積Saを求め、求めた枚数N
および面積Saに相応する空冷壁プレートにより空冷壁
を形成するものである。
【0009】
【作用】上記した構成により、焼却炉において投入する
ごみ質を予測し、ごみの低位発熱量を設定すれば、空冷
壁の面積、空冷壁を形成する空冷壁プレートの枚数およ
び各空冷壁プレートの面積を設定することができ、過剰
な空冷壁プレートの設置および空冷壁の背面側に通気す
る冷却空気の過不足をなくすことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。先に図9〜図10において説明したものと同様
の作用を行う部材について同一番号を付して説明を省略
する。図1〜図3において、焼却炉1は二つの燃焼帯域
を有しており、各帯域の炉壁の一部をなす空冷壁20は
複数の空冷壁プレート21、R形空冷壁22および下部
空冷壁23によって形成しており、空冷壁20の背面側
に冷却空気24を通気するように構成している。空冷壁
プレート21は上段の燃焼帯域に二段に配置し、下段の
燃焼帯域に一段で配置している。
【0011】この焼却炉1における空冷壁プレート21
で構成する空冷壁20aの面積および冷却空気24の量
を下記のようにして求める。焼却炉1の燃焼室における
ごみの低位発熱量をHuとし、この低位発熱量Huに相
応して空冷壁20aを冷却するに要する空冷壁必要空気
量をQとし、この空冷壁必要空気量Qを確保するために
送風機に求められる送風機設計必要空気量をVとし、一
枚の空冷壁プレート21の面積をSaとし、空冷壁プレ
ート21の設置枚数をNとし、空冷壁20aの総面積を
Sとし、制御係数をα=1.3として、Q=Hu/2、
V=α・Q・S、S=Sa・Nの各式を満足する空冷壁
プレート21の枚数Nおよび各空冷壁プレート21の面
積Saを求め、求めた枚数Nおよび面積Saに相応する
空冷壁プレート21により空冷壁20aを形成する。
【0012】したがって、焼却炉1において投入するご
み質を予測し、ごみの低位発熱量を設定すれば、空冷壁
20aの面積および空冷壁20aを形成する空冷壁プレ
ート21の枚数および各空冷壁プレート21の面積を設
定することができ、過剰な空冷壁プレート21の設置お
よび空冷壁20aの背面側に通気する冷却空気の過不足
をなくすことができる。
【0013】図4〜図5に示すように、焼却炉1の燃焼
帯域が一つの場合には、R形空冷壁22の上方に空冷壁
プレート21を二段に配置する。さらに、図6〜図8に
示すように、焼却炉1の燃焼帯域が一つで先のものより
冷却空気量を絞る場合には、ごみの移動方向における下
流側に位置する空冷壁プレート21の一部を除去する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、焼却
炉において投入するごみの低位発熱量に相応する空冷壁
の面積、空冷壁を形成する空冷壁プレートの枚数および
各空冷壁プレートの面積を設定することができ、過剰な
空冷壁プレートの設置および空冷壁の背面側に通気する
冷却空気の過不足をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における焼却炉の空冷壁の正
面図である。
【図2】同実施例におけるA−A矢視断面図である。
【図3】同実施例におけるB−B矢視断面図である。
【図4】本発明の他の実施例における焼却炉の空冷壁の
正面図である。
【図5】同実施例におけるC−C矢視断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例における焼却炉の空
冷壁の正面図である。
【図7】同実施例におけるD−D矢視断面図である。
【図8】同実施例におけるE−E矢視断面図である。
【図9】従来の焼却炉の燃焼室を示す斜視図である。
【図10】従来の焼却炉の空冷壁の断面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 16 空気気出口 20 空冷壁 21 空冷壁プレート 22 R形空冷壁プレート 23 下部空冷壁プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 正二 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 柳生 雅雄 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空冷壁プレートにより空冷壁を形
    成し、空冷壁の背面側に冷却空気を通気する焼却炉にお
    いて、 焼却炉の燃焼室におけるごみの低位発熱量をHuとし、
    この低位発熱量Huに相応して空冷壁を冷却するに要す
    る空冷壁必要空気量をQとし、この空冷壁必要空気量Q
    を確保するために送風機に求められる送風機設計必要空
    気量をVとし、一枚の空冷壁プレートの面積をSaと
    し、空冷壁プレートの設置枚数をNとし、空冷壁の総面
    積をSとし、制御係数をα=1.3として、 Q=Hu/2、V=α・Q・S、S=Sa・Nの各式を
    満足する空冷壁プレートの枚数Nおよび各空冷壁プレー
    トの面積Saを求め、求めた枚数Nおよび面積Saに相
    応する空冷壁プレートにより空冷壁を形成することを特
    徴とする焼却炉空冷壁の設置方法。
JP10382593A 1993-04-30 1993-04-30 焼却炉空冷壁の設置方法 Pending JPH06313529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10382593A JPH06313529A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 焼却炉空冷壁の設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10382593A JPH06313529A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 焼却炉空冷壁の設置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06313529A true JPH06313529A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14364196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10382593A Pending JPH06313529A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 焼却炉空冷壁の設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06313529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013093A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Takuma Co Ltd 焼却炉の空冷壁表面温度の制御方法および該制御方法を用いた焼却炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014013093A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Takuma Co Ltd 焼却炉の空冷壁表面温度の制御方法および該制御方法を用いた焼却炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5274452B2 (ja) 水平型コークス炉の床構造
US4271815A (en) Prefabricated fireplace for permanent installation
US20060011114A1 (en) Grate panel, as well as corresponding incineration grate and waste incineration plant
JPS5925923B2 (ja) 特に廃棄物焼却のための焼却炉
JPH06313529A (ja) 焼却炉空冷壁の設置方法
US4069008A (en) Method and apparatus for heating a workpiece
JP3315877B2 (ja) ゴミ焼却炉の冷却壁の構造
NO154772B (no) Arrangement for brenning av fast brensel i ovner, kaminer, komfyrer og andre ildsteder.
JP3164755B2 (ja) 焼却炉の空冷壁構造
JP3990721B2 (ja) ピザ用窯
US4199652A (en) Air cooled electric arc furnace
JP4427098B2 (ja) ピザ用窯
CN111102577A (zh) 一种适合垃圾焚烧炉炉墙的风冷系统
CZ29994A3 (en) Distribution system for secondary air in a heating equipment
FI85305C (fi) Spisugn.
JPH06313528A (ja) 焼却炉空冷壁の冷却空気供給装置
FI105948B (fi) Varaava tulisija
JPS609559Y2 (ja) 焼却炉
CN214891208U (zh) 一种垃圾焚烧炉排片强制空冷装置和垃圾焚烧炉
FI104345B (fi) Uunin lämmönvaihdinrakenne sekä menetelmä palamislämmön ottamiseksi talteen
JPH10103656A (ja) 下方向取付バーナタイル構造
SU992904A1 (ru) Механическа топка
JPH06313531A (ja) 焼却炉の空冷壁プレートの取付構造
US133127A (en) Improvement in brick-kilns
JP3024791U (ja) 完全燃焼式焼却炉