JPH0631333A - 溶接管製造用冷却装置付スクイズロール - Google Patents

溶接管製造用冷却装置付スクイズロール

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JPH0631333A
JPH0631333A JP4194999A JP19499992A JPH0631333A JP H0631333 A JPH0631333 A JP H0631333A JP 4194999 A JP4194999 A JP 4194999A JP 19499992 A JP19499992 A JP 19499992A JP H0631333 A JPH0631333 A JP H0631333A
Authority
JP
Japan
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roll
roll piece
cooling
shaft
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP4194999A
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Inventor
Tsuneo Hidaka
恒夫 日高
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPH0631333A publication Critical patent/JPH0631333A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却効果が大で、かつ小型化が可能な溶接管
製造用冷却装置付スクイズロールの提供。 【構成】 ロール片および前記ロール片と協働して水等
の冷却媒体通路壁を形成し、かつ、軸受箱内の軸受によ
り回転可能に支持された軸もしくは該軸に一体的に支持
された軸部材からなり、これらロール片と軸もしくは軸
部材は、ロールと同心のねじにより締付一体化された溶
接管製造用冷却装置付スクイズロール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接管製造用冷却装置
付スクイズロールに関する。
【0002】
【従来の技術】電縫管等の溶接管製造用スクイズロール
は、溶接のため縁部を高温に加熱された被溶接材と接
し、さらに溶接用高周波電流による誘導渦電流等の作用
により、内部が加熱され高温化され、焼付きを発生し易
くなる等の弊害を生ずる。このロールの加熱の問題解決
法として、従来、スクイズロールを含む溶接部全体に注
水する、スクイズロール体内に冷却水通路を設け、冷却
水を通水する等の方法がとられていた。しかし、前者は
酸化による溶接部の性能、信頼性に問題があり、また、
後者は、一般に冷却を効果的ならしめるため、冷却水等
の冷却媒体が直接ロール片と接触するごとく、ロール片
の内径部分、内径部分から端面にかけての部分もしくは
端面部分と協働して冷却媒体の通路壁が形成されるよう
軸、スリーブ等を組合せ、これらと前記ロール片とを所
定のピッチ円径上にロール片の軸芯に平行に配列した複
数のボルトで結合一体化するものや、さらに一般にスク
イズロールは無駆動遊転型とされるが、この回転のため
転がり軸受等の軸受をロール体内に設けるものが公知で
あった。しかし、これ等はいずれもロールが大径化する
欠点があった。
【0003】溶接管の製造において、高い溶接品質達成
のためには、被溶接材の縁部の近寄り角度(溶接点近傍
における被溶接両縁相互がなす角度)を適正に保持する
ことが必要で、また、溶接の電力効率向上のためには、
コンタクトシューまたはワークコイルから溶接点までの
距離を短縮することが必要である。このため、特に小径
管の場合、スクイズロールを小径化することが要求され
ている。図5は、前記ボルトによる結合のため、大型化
したスクイズロールの例を示すものであり、ロール全体
は、冷却水通路を形成するため、作用ロール片1、スリ
ーブ2−1、リング2−2、キャップ2−3およびロー
タリージョイント3、仕切板4〔(b)参照〕、多数の
シール用Oリング、プラグ、ボルト等の多数点の部品か
らなり、冷却水はA〜Kの通路を流れるものであり、こ
こで、ボルト5,6はロール片1とスリーブ2−1、リ
ング2−2を結合一体化するため、それぞれ定ピッチ円
径上に配列されており、小径ロールについては、これを
大径化する原因となるものであった。
【0004】図6も同様に、作用ロール片1、スリーブ
2−1、リング2−2、キャップ2−3を一体化するた
め、ボルト6を使用する構造であり、該ボルト6は、ス
リーブ2−1の断面形状を大きくし、ロールの小型化を
阻害するものである。なお、スクイズロールを小型化
し、かつ、ロール内部を水冷する構造として、図7のよ
うに、胴軸一体型ロールのロール軸心部のみに貫通穴を
設け、両端部に入出水用ロータリージョイントを接続し
た簡単な構造のものも用いられているが、このようなロ
ールは、ロール表面部と冷却水路間の距離が大きいた
め、十分な冷却効果が与えられなかった。
【0005】また、最近は、ロールの作業面にセセラミ
ックコーティングを施すことにより、焼付きの発生を抑
制し、またはさらにロール体をセラミック製とすること
により誘導による加熱作用も防止するものが提案されて
いる。しかし、このセラミックを応用したロールは、亀
裂発生等信頼性が未だ不十分である。前記の如く、従来
の冷却装置付きロールは、ボルトにより一体化したもの
では、構造が複雑でスクイズロール全体を小型化するこ
とが困難であり、小型成形装置および小径管用ロールへ
の適用が困難である。また、図7のような簡易型では十
分な冷却効果を与えられないものであった。本発明は、
協働して冷却媒体通路壁を形成するロール片と、軸、ス
リーブ等の軸部片との結合一体化手段および軸受の配置
を合理化することにより、効果的冷却を達成し、特に小
径管製造用小径スクイズロールに最適の溶接管製造用冷
却装置付スクイズロールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール片と、
軸、スリーブ等の軸部材間で協働して冷却媒体通路を形
成させるに際し、これ等の締付一体化をロール片と同心
のねじにより行なうと共に、軸部材の回転支持をロール
体外に設けた軸受箱で行なうことにより、効果的冷却を
達成しつつ、ロールの小径化を可能としたものである。
すなわち、本発明は高温の被溶接材と接するロール片お
よび前記ロール片と協働して冷却媒体通路壁を形成し、
かつ、軸受箱内の軸受により回転可能に支持された軸も
しくは該軸に一体的に支持された軸部材からなり、前記
ロール片と前記軸もしくは軸部材は、該ロールと同心の
ねじにより、締付一体化されたことを特徴とする溶接管
製造用冷却装置付スクイズロールである。
【0007】
【作用】一般に、直径dmmのボルトで物品同士を締結す
る場合、被締結材は、ボルト軸に直角の方向に約2dmm
以上の肉厚を要するから、前記従来の所定ピッチ円径上
にボルトを配列する締結方法では、この肉厚がロール直
径の大径化に繋がり易く、また、ロール片にタップ穴を
設ける場合、ロール片の肉厚が増加し、その結果熱伝導
距離を増して伝導伝熱を減少する。これに対し、後述の
各実施例からも判るように、本発明のロール片と同芯の
ねじは、一般にこれを軸やスリーブにおねじとして設け
る場合は、ロール片の幅寸法外の部分に設けられ、ま
た、ロール片にめねじとして設ける場合は被溶接材の被
溶接側、つまり強い冷却を必要としない側に設けること
ができるから、ロール片を大径化しない。これより、ロ
ール片を大径化せず、かつ十分な冷却効果を得ることが
可能となる。また、本発明でロール片は、該ロール片外
に設けた軸受箱で回転支持された軸部材に直接的に装架
されるから、ロール片の内径部には軸受けはなく、ロー
ル片の大径化を防止できる。
【0008】
【実施例】図1〜図4に本発明による実施例を示す。図
1および図2において、それぞれロール片1に密接して
組み立てられる冷却リング2−2の端部およびスリーブ
2−1の外周部に、ロール片1の端面部分および内径部
分と協働して冷却水通路壁を形成するごとく、冷却水通
路溝を設け、ロール軸15の下端部に取り付けられたロ
ータリージョイント3より給水された冷却水が経路A〜
Hを経て排水されるようにされている。ロール片1およ
び冷却水リング2−2は、スリーブ2−1の上部側外周
に刻されたロール片1と同芯のねじ16−1と、それに
螺合するナット16−2により、該スリーブの他端側に
設けられたつば部との間で締付一体化され、Oリング9
〜13で漏れ防止が行なわれている。
【0009】図1は、軸15の両端部を軸受箱内の転が
り軸受で支持する場合を示す。また、図2および後述の
図4は軸の延長端部の二箇所で支持する場合の実施例を
示す。図1,2の2例は、ロール片1の図示しない被溶
接材の溶接側部と接する側の端面に冷却リング2−2を
配し、このリングとの間にも冷却水通路を形成し、冷却
効果の増加を図っている。また、該2実施例および後述
の図4の実施例では、スリーブ2−1とロール片を一体
としてロール交換することで、ねじ16−1の着脱によ
るねじの消耗を防止している。図3は、軸15上に直接
ロール片1を組み立てた場合の冷却ロールを示す。冷却
水通路およびロール固定用ねじは軸外周部に設けられて
いる。本実施例は、スリーブを使用しないから、ロール
径を他の実施例よりさらに小径化可能とすることができ
る。図4は、ロール片1に本発明を特徴つけるねじ16
−1を刻設したものであり、ロール組立体の幅寸法短縮
により狭隘な部分への適用を図ったものの例を示すもの
である。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、従来の冷却媒体通路
方式のロール構造が複雑かつ大型(小型化ができなかっ
た)であったのに対し、本発明により小型化かつ高い冷
却効果を有するものとすることが可能となったため、溶
接効率および溶接品質の向上が可能となり、従来小型造
管機および小径管用スクイズロールに適用が不可能であ
ったロール内部冷却が可能となった。これにより、従来
溶接部に放水する等の冷却方法を改善できる効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の図である。
【図2】本発明を適用した他の実施例の図である。
【図3】本発明を適用した実施例の図である。
【図4】本発明を適用した他の実施例の図である。
【図5】従来の水路方式のロールの例である。
【図6】従来の水路方式のロールの他の例である。
【図7】従来の水路方式のロールの他の例である。
【符号の説明】
1 ロール片、2 冷却リング、2−1 スリーブ、2
−2 リング、2−3キャップ、4 仕切板、5,6,
7,8 ボルト、9〜14 Oリング、15軸、16−
1 同芯ねじ部、16−2 ナット、A〜K 冷却水経

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の被溶接材と接するロール片および
    前記ロール片と協働して冷却媒体通路壁を形成し、か
    つ、軸受箱内の軸受により回転可能に支持された軸もし
    くは該軸に一体的に支持された軸部材からなり、前記ロ
    ール片と前記軸もしくは軸部材は、該ロールと同心のね
    じにより、締付一体化されたことを特徴とする溶接管製
    造用冷却装置付スクイズロール。
JP4194999A 1992-07-22 1992-07-22 溶接管製造用冷却装置付スクイズロール Pending JPH0631333A (ja)

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JP4194999A JPH0631333A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 溶接管製造用冷却装置付スクイズロール

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JP4194999A JPH0631333A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 溶接管製造用冷却装置付スクイズロール

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JPH0631333A true JPH0631333A (ja) 1994-02-08

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ID=16333852

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JP4194999A Pending JPH0631333A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 溶接管製造用冷却装置付スクイズロール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0747650B1 (en) * 1995-06-09 1998-04-08 Sanden Corporation Inlet and outlet union mechanisms of a heat exchanger

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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