JPH06313317A - アンカ−頭部の定着具 - Google Patents
アンカ−頭部の定着具Info
- Publication number
- JPH06313317A JPH06313317A JP12466593A JP12466593A JPH06313317A JP H06313317 A JPH06313317 A JP H06313317A JP 12466593 A JP12466593 A JP 12466593A JP 12466593 A JP12466593 A JP 12466593A JP H06313317 A JPH06313317 A JP H06313317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- anchor head
- tension member
- head
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アンカ−ヘッド自体を角度調整可能に構成す
ることによって、アンカ−頭部の定着構造を簡素化し、
定着具の製造コストを低減させると共に、定着作業を容
易に行えるよう構成した、アンカ−頭部の定着具を提供
する。 【構成】 地中に設置したアンカ−の頭部を構造物6面
に定着する定着具において、アンカ−の引張材2の基端
部を挿入して固定するための挿入孔を貫通させた凸曲面
を有するアンカ−ヘッド1と、このアンカ−ヘッドの凸
曲面部を保持し、アンカ−ヘッドを移動可能に設置する
設置孔31を開設したアンカ−プレ−ト3とよりなる、
アンカ−頭部の定着具である。
ることによって、アンカ−頭部の定着構造を簡素化し、
定着具の製造コストを低減させると共に、定着作業を容
易に行えるよう構成した、アンカ−頭部の定着具を提供
する。 【構成】 地中に設置したアンカ−の頭部を構造物6面
に定着する定着具において、アンカ−の引張材2の基端
部を挿入して固定するための挿入孔を貫通させた凸曲面
を有するアンカ−ヘッド1と、このアンカ−ヘッドの凸
曲面部を保持し、アンカ−ヘッドを移動可能に設置する
設置孔31を開設したアンカ−プレ−ト3とよりなる、
アンカ−頭部の定着具である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に設置したアンカ
−の頭部を構造物面に定着する定着具に関するものであ
る。
−の頭部を構造物面に定着する定着具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】斜面の安定を図るための技術として用い
られるアンカ−工法は、アンカ−を構造物面に直角かつ
水平線に対して所定の角度で設置する必要がある。とこ
ろが、斜面の角度は、現場によって、さらには斜面の部
分的な場所によって異なるため、アンカ−頭部の台座
を、それらの異なった斜角に合わせて作製する必要が出
てくる。しかし、これではコストが非常に高くなり、ま
た転用ができない等の問題が発生する。そこで従来は、
アンカ−の台座と、その上に設置するアンカ−プレ−ト
との角度を変更可能に構成することによって、上記のよ
うな異なる斜面の角度に対応させてアンカ−を設置する
技術が種々存在している。
られるアンカ−工法は、アンカ−を構造物面に直角かつ
水平線に対して所定の角度で設置する必要がある。とこ
ろが、斜面の角度は、現場によって、さらには斜面の部
分的な場所によって異なるため、アンカ−頭部の台座
を、それらの異なった斜角に合わせて作製する必要が出
てくる。しかし、これではコストが非常に高くなり、ま
た転用ができない等の問題が発生する。そこで従来は、
アンカ−の台座と、その上に設置するアンカ−プレ−ト
との角度を変更可能に構成することによって、上記のよ
うな異なる斜面の角度に対応させてアンカ−を設置する
技術が種々存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、ア
ンカ−の台座とアンカ−プレ−トとを角度調整可能に構
成し、さらに引張材の基端部にアンカ−ヘッドを装着し
て定着が行われる。そのため、アンカ−頭部の定着構造
が複雑化し、定着具の製造コストが高くなると共に、定
着作業が煩雑になるという問題がある。
ンカ−の台座とアンカ−プレ−トとを角度調整可能に構
成し、さらに引張材の基端部にアンカ−ヘッドを装着し
て定着が行われる。そのため、アンカ−頭部の定着構造
が複雑化し、定着具の製造コストが高くなると共に、定
着作業が煩雑になるという問題がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、アンカ−ヘッド自体を角度
調整可能に構成することによって、アンカ−頭部の定着
構造を簡素化し、定着具の製造コストを低減させると共
に、定着作業を容易に行えるよう構成した、アンカ−頭
部の定着具を提供することを目的とする。
するためになされたもので、アンカ−ヘッド自体を角度
調整可能に構成することによって、アンカ−頭部の定着
構造を簡素化し、定着具の製造コストを低減させると共
に、定着作業を容易に行えるよう構成した、アンカ−頭
部の定着具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、地中に
設置したアンカ−の頭部を構造物面に定着する定着具に
おいて、アンカ−の引張材の基端部を挿入して固定する
ための挿入孔を貫通させた凸曲面を有するアンカ−ヘッ
ドと、このアンカ−ヘッドの凸曲面部を保持し、アンカ
−ヘッドを移動可能に設置する設置孔を開設したアンカ
−プレ−トとよりなる、アンカ−頭部の定着具である。
設置したアンカ−の頭部を構造物面に定着する定着具に
おいて、アンカ−の引張材の基端部を挿入して固定する
ための挿入孔を貫通させた凸曲面を有するアンカ−ヘッ
ドと、このアンカ−ヘッドの凸曲面部を保持し、アンカ
−ヘッドを移動可能に設置する設置孔を開設したアンカ
−プレ−トとよりなる、アンカ−頭部の定着具である。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 <イ>アンカ−ヘッド 図2〜4にアンカ−ヘッド1を示す。このアンカ−ヘッ
ド1は、外面に凸曲面11を形成した鋼製部材であり、
引張材を挿入するための挿入孔12を任意数貫通させて
ある。例えば、鋼球の対向する2か所に平面部13、1
4を形成し、それらの平面部13、14に両端を開口し
た挿入孔12を貫通させて作製する。また、一方の平面
部、例えは平面部14の周縁部には、止水用ヘッドキャ
ップを装着するためのねじ部15または/およびバイオ
ネットの切欠き部16を刻設しておく。引張材2を固定
する場合は、図4に示すように、先ず平面部13側より
挿入孔12内に引張材2の基端部を挿入し、次に平面部
14側よりくさび21を挿入孔12内に圧入することに
よって行う。
例について説明する。 <イ>アンカ−ヘッド 図2〜4にアンカ−ヘッド1を示す。このアンカ−ヘッ
ド1は、外面に凸曲面11を形成した鋼製部材であり、
引張材を挿入するための挿入孔12を任意数貫通させて
ある。例えば、鋼球の対向する2か所に平面部13、1
4を形成し、それらの平面部13、14に両端を開口し
た挿入孔12を貫通させて作製する。また、一方の平面
部、例えは平面部14の周縁部には、止水用ヘッドキャ
ップを装着するためのねじ部15または/およびバイオ
ネットの切欠き部16を刻設しておく。引張材2を固定
する場合は、図4に示すように、先ず平面部13側より
挿入孔12内に引張材2の基端部を挿入し、次に平面部
14側よりくさび21を挿入孔12内に圧入することに
よって行う。
【0007】<ロ>アンカ−プレ−ト アンカ−プレ−ト3は、図5、6に示すような円盤状な
どの鋼板である。このアンカ−プレ−ト3の中央部に
は、アンカ−ヘッド1の凸曲面11を保持し、アンカ−
ヘッド1を移動可能に設置する設置孔31を開設する。
この設置孔31の上縁部32の径は、図6に示すよう
に、アンカ−ヘッド1の凸曲面11を保持できる寸法と
する。また、設置孔31は、引張材が傾斜する側33を
拡径しておき、引張材が設置孔31内面に接触しないよ
う構成しておくと良い。
どの鋼板である。このアンカ−プレ−ト3の中央部に
は、アンカ−ヘッド1の凸曲面11を保持し、アンカ−
ヘッド1を移動可能に設置する設置孔31を開設する。
この設置孔31の上縁部32の径は、図6に示すよう
に、アンカ−ヘッド1の凸曲面11を保持できる寸法と
する。また、設置孔31は、引張材が傾斜する側33を
拡径しておき、引張材が設置孔31内面に接触しないよ
う構成しておくと良い。
【0008】
【作用】図1に示すように、構造物6の斜面に削孔した
アンカ−孔4内に、引張材2を挿入し、その先端部を定
着する。次に、引張材2の基端部を、設置孔31に貫通
させてアンカ−プレ−ト3を斜面上に設置する。さらに
引張材2の基端部をアンカ−ヘッド1の挿入孔12に貫
通させ、アンカ−ヘッド1の凸曲面11をアンカ−プレ
−ト3の上縁部32に保持させる。このとき、アンカ−
ヘッド1は、その凸曲面11と設置孔21の上縁部32
が線接触しているだけなので、摩擦抵抗が少なく、自由
に移動することができる。そのため、引張材2の所定の
設置角度に合わせて、アンカ−ヘッド1の保持角度を調
節することができる。そして、ジャッキにより引張材2
の基端部をグリップして緊張し、アンカ−ヘッド1の挿
入孔12内にくさび21を圧入して引張材2を固定す
る。アンカ−ヘッド1のねじ部15等には、樹脂製等の
ヘッドキャップ5を螺合し、引張材2が雨水等と接触す
るのを防止する。以上でアンカ−頭部の定着を完了す
る。
アンカ−孔4内に、引張材2を挿入し、その先端部を定
着する。次に、引張材2の基端部を、設置孔31に貫通
させてアンカ−プレ−ト3を斜面上に設置する。さらに
引張材2の基端部をアンカ−ヘッド1の挿入孔12に貫
通させ、アンカ−ヘッド1の凸曲面11をアンカ−プレ
−ト3の上縁部32に保持させる。このとき、アンカ−
ヘッド1は、その凸曲面11と設置孔21の上縁部32
が線接触しているだけなので、摩擦抵抗が少なく、自由
に移動することができる。そのため、引張材2の所定の
設置角度に合わせて、アンカ−ヘッド1の保持角度を調
節することができる。そして、ジャッキにより引張材2
の基端部をグリップして緊張し、アンカ−ヘッド1の挿
入孔12内にくさび21を圧入して引張材2を固定す
る。アンカ−ヘッド1のねじ部15等には、樹脂製等の
ヘッドキャップ5を螺合し、引張材2が雨水等と接触す
るのを防止する。以上でアンカ−頭部の定着を完了す
る。
【0009】
【実施例2】図7、8に示すように、アンカ−プレ−ト
3の設置孔31の上縁部32に、複数の突起34を、設
置孔31の中心方向等に突出させる場合がある。この場
合、アンカ−ヘッドの凸曲面11と突起34とは点接触
であるため、両者の摩擦抵抗がさらに少なくなり、移動
を容易に行わせることができる。
3の設置孔31の上縁部32に、複数の突起34を、設
置孔31の中心方向等に突出させる場合がある。この場
合、アンカ−ヘッドの凸曲面11と突起34とは点接触
であるため、両者の摩擦抵抗がさらに少なくなり、移動
を容易に行わせることができる。
【0010】
【実施例3】図9〜11に示すように、アンカ−プレ−
ト3の設置孔31に、アンカ−ヘッド1の凸曲面11と
係合する凹曲面状の係合面35を形成する場合がある。
この場合、アンカ−ヘッドの凸曲面11と係合面35と
は面接触であるため摩擦抵抗は大きくなるが、アンカ−
ヘッド1の保持強度が高まるという利点を有している。
なお、引張材が傾斜する側33の係合面35の面積は小
さく形成し、引張材が係合面35内面に接触しないよう
構成しておくと良い。また、係合面35の内面に沿っ
て、シ−ルリング36を設置しておいても良い。
ト3の設置孔31に、アンカ−ヘッド1の凸曲面11と
係合する凹曲面状の係合面35を形成する場合がある。
この場合、アンカ−ヘッドの凸曲面11と係合面35と
は面接触であるため摩擦抵抗は大きくなるが、アンカ−
ヘッド1の保持強度が高まるという利点を有している。
なお、引張材が傾斜する側33の係合面35の面積は小
さく形成し、引張材が係合面35内面に接触しないよう
構成しておくと良い。また、係合面35の内面に沿っ
て、シ−ルリング36を設置しておいても良い。
【0011】
【本発明の効果】本発明は、アンカ−プレ−トとアンカ
−ヘッドのみで、アンカ−頭部を角度調整可能に定着す
ることができる。従って、アンカ−頭部の定着構造が簡
素化され、定着具の製造コストが低減すると共に、定着
作業が容易になる。
−ヘッドのみで、アンカ−頭部を角度調整可能に定着す
ることができる。従って、アンカ−頭部の定着構造が簡
素化され、定着具の製造コストが低減すると共に、定着
作業が容易になる。
【図1】 本発明の定着具によりアンカ−頭部を定着し
た状態の説明図
た状態の説明図
【図2】 アンカ−ヘッドの平面図
【図3】 アンカ−ヘッドの側面図
【図4】 アンカ−ヘッドの断面図
【図5】 アンカ−プレ−トの平面図
【図6】 アンカ−プレ−ト平面図のA−A断面図
【図7】 実施例2のアンカ−プレ−トの平面図
【図8】 実施例2のアンカ−プレ−ト平面図のA−A
断面図
断面図
【図9】 実施例3のアンカ−プレ−トの平面図
【図10】 実施例3のアンカ−プレ−ト平面図のA−A
断面図
断面図
【図11】 実施例3のアンカ−プレ−ト平面図のB−B
断面図
断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 地中に設置したアンカ−の頭部を構造物
面に定着する定着具において、 アンカ−の引張材の基端部を挿入して固定するための挿
入孔を貫通させた凸曲面を有するアンカ−ヘッドと、 このアンカ−ヘッドの凸曲面部を保持し、アンカ−ヘッ
ドを移動可能に設置する設置孔を開設したアンカ−プレ
−トとよりなる、 アンカ−頭部の定着具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12466593A JPH06313317A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | アンカ−頭部の定着具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12466593A JPH06313317A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | アンカ−頭部の定着具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06313317A true JPH06313317A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14891027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12466593A Pending JPH06313317A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | アンカ−頭部の定着具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06313317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101036173B1 (ko) * | 2010-11-10 | 2011-05-23 | 영인산업 주식회사 | 구면 지지식 지압장치 |
KR101273160B1 (ko) * | 2011-04-05 | 2013-06-14 | 서울시립대학교 산학협력단 | 비정형 콘크리트 구조물의 프리스트레스 도입을 위한 긴장재 정착장치 및 이를 이용한 비정형 콘크리트 구조물의 긴장재 정착구조 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP12466593A patent/JPH06313317A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101036173B1 (ko) * | 2010-11-10 | 2011-05-23 | 영인산업 주식회사 | 구면 지지식 지압장치 |
KR101273160B1 (ko) * | 2011-04-05 | 2013-06-14 | 서울시립대학교 산학협력단 | 비정형 콘크리트 구조물의 프리스트레스 도입을 위한 긴장재 정착장치 및 이를 이용한 비정형 콘크리트 구조물의 긴장재 정착구조 |
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