JPH06312927A - アンジオテンシンii拮抗薬 - Google Patents

アンジオテンシンii拮抗薬

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JPH06312927A
JPH06312927A JP3111094A JP3111094A JPH06312927A JP H06312927 A JPH06312927 A JP H06312927A JP 3111094 A JP3111094 A JP 3111094A JP 3111094 A JP3111094 A JP 3111094A JP H06312927 A JPH06312927 A JP H06312927A
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JP
Japan
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biphenyl
angiotensin
methyl
butyl
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Pending
Application number
JP3111094A
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English (en)
Inventor
Yasushi Honma
靖 本間
Yasuo Sekine
康雄 関根
Sumihiro Nomura
純宏 野村
Kazuaki Naito
一秋 内藤
Hiroshi Narita
寛 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化12】 〔但し、R1 は低級アルキル基、R2 は水素原子等、環
Aは置換基を有していてもよいフェニル基、mは0又は
1を表す。〕で示されるイミダゾインドリジン誘導体又
はその薬理的に許容しうる塩を有効成分としてなるアン
ジオテンシンII拮抗薬。 【効果】 本発明の有効成分であるイミダゾインドリジ
ン誘導体は優れたアンジオテンシンII拮抗作用を示
し、高血圧等の予防・治療剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンジオテンシンII
拮抗薬に関する。
【0002】
【従来の技術】アンジオテンシンIIは、アンジオテン
シンIが主として肺循環中でアンジオテンシン変換酵素
により限定分解された8個のアミノ酸からなる生理活性
ペプチドであり、血管平滑筋を収縮させると共に、副腎
皮質でのアルドステロン分泌を促進させることにより、
血圧を上昇させる。このため、アンジオテンシンII拮
抗薬は、高血圧の治療剤として利用し得ることが知られ
ている。
【0003】上記作用機序にもとづく降圧薬としては、
例えば、2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシ
メチル−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチルイミダゾ−ル等(特
開昭63−23868号)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強いアンジ
オテンシンII拮抗作用を有する新規イミダゾインドリ
ジン誘導体を有効成分としてなるアンジオテンシンII
拮抗薬を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式〔I〕
【0006】
【化2】
【0007】〔但し、R1 は低級アルキル基、R2 は水
素原子、シアノ基、低級アルキル基、低級アルカノイル
基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルコ
キシカルボニル基、低級アルキルスルホニル基、置換基
を有していてもよいフェニル基、アリールカルボニル
基、又は含窒素5〜6員環複素単環式基置換カルボニル
基、環Aは置換基を有していてもよいフェニル基、mは
0又は1を表す。〕で示されるイミダゾインドリジン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩を有効成分として
なるアンジオテンシンII拮抗薬に関する。
【0008】本発明の有効成分であるイミダゾインドリ
ジン誘導体〔I〕において、R2 で示される置換基を有
していてもよいフェニル基としては、例えば、ハロゲン
原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基及
びカルバモイル基から選ばれる基で置換されていてもよ
いフェニル基があげられ、環Aで示される置換基を有し
ていてもよいフェニル基としては、例えば、保護されて
いてもよいテトラゾリル基、保護されていてもよいカル
ボキシル基及び低級アルキルスルホニルアミノ基から選
ばれる基で置換されていてもよいフェニル基があげられ
る。
【0009】また、保護されていてもよいテトラゾリル
基の保護基としては、トリチル基、トリ低級アルキルシ
リル基、シアノ低級アルキル基及び低級アルコキシベン
ジル基等があげられ、保護されていてもよいカルボキシ
ル基の保護基としては、低級アルキル基等があげられ
る。
【0010】本発明の有効成分であるイミダゾインドリ
ジン誘導体〔I〕の内、薬効上好ましい化合物群として
は、R1 が低級アルキル基、R2 がシアノ基;低級アル
カノイル基;低級アルコキシカルボニル基;フェニル低
級アルコキシカルボニル基;置換基を有していてもよい
フェニル基;又はアリールカルボニル基であり、環Aが
保護されていてもよいテトラゾリルフェニル基及び保護
されていてもよいカルボキシル基から選ばれる基で置換
されていてもよいフェニル基であり、mが0又は1であ
る化合物があげられる。より好ましい化合物群として
は、R1 が低級アルキル基、R2 がシアノ基;低級アル
カノイル基;低級アルコキシカルボニル基;フェニル低
級アルコキシカルボニル基;ハロゲン原子で置換されて
いてもよいフェニル基;又はアリールカルボニル基、環
Aがテトラゾリルフェニル基、カルボキシフェニル基で
あり、mが0又1である化合物があげられ、さらに好ま
しい化合物としては、R2 がシアノ基、低級アルカノイ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アル
コキシカルボニル基、ハロゲノフェニル基又はベンゾイ
ル基である化合物、とりわけR2 がシアノ基、低級アル
カノイル基、低級アルコキシカルボニル基、ハロゲノフ
ェニル基又はベンゾイル基であり、mが1である化合
物、特にR2 がシアノ基、低級アルコキシカルボニル基
又はベンゾイル基である化合物があげられる。
【0011】他の薬効上好ましいものとしては、R1
低級アルキル基、R2 がシアノ基又は低級アルカノイル
基、環Aがテトラゾリルフェニル基、mが1である化合
物があげられる。
【0012】薬効上より好ましいものとしては、R1
エチル基、n−プロピル基又はn−ブチル基、R2 がシ
アノ基、アセチル基、メトキシカルボニル基、エトキシ
カルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、クロロフ
ェニル基又はベンゾイル基、環Aがテトラゾリルフェニ
ル基又はカルボキシフェニル基である化合物、例えば2
−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−9−ヒドロキ
シ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テト
ラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン
−7−オン、2−n−ブチル−8−シアノ−9−ヒドロ
キシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)
ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テ
トラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジ
ン−7−オン及び2−n−ブチル−8−アセチル−9−
ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−
イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9
a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イン
ドリジン−7−オン等があげられる。
【0013】本発明の有効成分であるイミダゾインドリ
ジン誘導体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許
容しうる塩の形でも医薬用途に用いることができる。薬
理的に許容しうる塩としては、例えばナトリウム塩、カ
リウム塩の如きアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩の如きアルカリ土類金属塩、亜鉛塩の如き重金
属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、ピリジン
塩、エタノ−ルアミン塩、塩基性アミノ酸塩の如き有機
アミン塩をあげることができる。
【0014】本発明の有効成分である一般式〔I〕で示
されるイミダゾインドリジン誘導体は、2種の位置異性
体、即ち一般式〔I−a〕
【0015】
【化3】
【0016】及び一般式〔I−b〕
【0017】
【化4】
【0018】〔但し、記号は前記と同一意味を有す
る。〕で示されるイミダゾインドリジン化合物のいずれ
をも包含するものであり、さらにイミダゾインドリジン
誘導体〔I〕は、不斉炭素原子に基づく光学異性体及び
その混合物をいずれも含むものである。
【0019】本発明のアンジオテンシンII拮抗薬は、
経口的にも非経口的(例えば、静脈内、筋肉内、皮下)
にも投与することができる。
【0020】経口投与する場合の剤形は、錠剤、顆粒
剤、カプセル剤、散剤の如き固形剤であってもよく、溶
液、懸濁液の如き液剤であってもよく、経口投与に適し
た医薬担体と共に医薬製剤として使用することができ
る。かかる医薬担体としては、例えば、結合剤(シロッ
プ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガン
ト、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂糖、
コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グリシ
ン等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、
ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バレイ
ショデンプン等)又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウム
等)等慣用のものをいずれも使用できる。
【0021】一方、非経口投与する場合の剤形は、例え
ば、注射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液等を
用いて、注射剤や点滴注射剤とするのが好ましい。
【0022】イミダゾインドリジン誘導体〔I〕又はそ
の薬理的に許容し得る塩の投与量は、投与方法・患者の
年齢・体重・状態あるいは疾患の程度により異なるが、
通常1日当たりの投与量は、経口投与の場合には、0.
01〜10mg/kg、とりわけ0.03〜5mg/k
g、非経口投与の場合には、0.002〜1mg/k
g、とりわけ0.01〜0.3mg/kgとするのが好
ましい。
【0023】本発明の有効成分であるイミダゾインドリ
ジン誘導体〔I〕は、一般式〔II〕
【0024】
【化5】
【0025】〔但し、−COOR3 は保護されていても
よいカルボキシル基、環A’は置換基を有していてもよ
いフェニル基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。〕で示されるイミダゾピリジン化合物またはその塩
を分子内閉環反応させ、環A’が保護されたテトラゾリ
ル基又は保護されたカルボキシル基で置換されたフェニ
ル基の場合、所望により該保護基を除去して製造するこ
とができる。
【0026】化合物〔II〕の保護基(R3 )は、分子
内閉環反応に際し、容易に脱アルコ−ルされうる基であ
ればいずれも用いることができ、具体的にはメチル基、
エチル基等の炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜4の
アルキル基、ベンジル基等のフェニル基で置換された炭
素数1〜6、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基を好
適に使用することができる。
【0027】化合物〔II〕の塩としては、例えばアル
カリ金属塩及びアルカリ土類金属塩を適宜用いることが
できる。
【0028】分子内閉環反応は、適当な溶媒中、塩基の
存在下で適宜実施することができる。
【0029】更に、イミダゾインドリジン誘導体〔I〕
のうち、環Aがテトラゾリルフェニル基又はカルボキシ
フェニル基である化合物は、原料化合物〔II〕におい
て、環A’が保護されたテトラゾリル基置換フェニル基
又は保護されたカルボキシル基置換フェニル基である化
合物を、上記と同様に分子内閉環反応に付した後或いは
閉環反応と同時に、該保護基を除去して製することもで
きる。
【0030】これら保護基の除去は、その種類に応じ、
加水分解、還元等、常法により実施することができる。
【0031】また上記反応はいずれもラセミ化を伴わず
に進行するため、光学活性な原料化合物〔II〕を用い
て分子内閉環反応を行えば、光学活性なイミダゾインド
リジン誘導体〔I〕を得ることができる。
【0032】なお、本発明の原料化合物〔II〕は、新
規化合物であり、例えば、特開昭61−167687号
又は特開平2−101062号記載の方法に準じて製造
した一般式〔III〕
【0033】
【化6】
【0034】〔但し、記号は前記と同一意味を有す
る。〕で示されるイミダゾピリジン化合物をカルボキシ
ル基に隣接するイミノ基を保護しながら一般式〔IV〕
【0035】
【化7】
【0036】〔但し、X1 はハロゲン原子を表し、環
A’は前記と同一意味を有する。〕で示されるビフェニ
ル化合物と脱酸剤の存在下で反応させ、イミノ基の保護
基を除去して一般式〔V〕
【0037】
【化8】
【0038】〔但し、記号は前記と同一意味を有す
る。〕で示されるイミダゾピリジン化合物を得た後、該
化合物〔V〕又はその塩と一般式〔VI〕
【0039】
【化9】
【0040】〔但し、R2 は前記と同一意味を有す
る。〕で示される遊離のカルボン酸化合物とを慣用の脱
水剤の存在下で反応させるか、又は化合物〔V〕又はそ
の塩とカルボン酸化合物〔VI〕の反応性誘導体とを脱
酸剤の存在又は非存在下で反応させて製造することがで
きる。また原料化合物〔II〕においてR2 がアセチル
基の場合は、化合物〔V〕とジケテンとを反応させて製
造することもできる。
【0041】上記反応において化合物〔IV〕の環A’
がテトラゾリルフェニル基もしくはカルボキシフェニル
基の場合、該テトラゾリル基及びカルボキシル基は反応
に際し、慣用の保護基で保護しておくのが好ましい。
【0042】また光学活性な原料化合物〔II〕は、例
えばラセミ型の化合物〔II〕を光学異性体分離カラム
クロマトに付すことにより製することができる。
【0043】なお、一般式〔II〕、〔III〕及び
〔V〕で示される化合物において、下式
【0044】
【化10】
【0045】で示される部分構造は、式
【0046】
【化11】
【0047】で示される構造を示す。
【0048】なお本明細書中において、低級アルキル基
及び低級アルコキシ基としては、炭素数1〜6、好まし
くは炭素数1〜4のものを表し、低級アルカノイル基と
しては、炭素数2〜6、好ましくは炭素数2〜4のもの
を表し、アリール基としては、炭素数6〜15、好まし
くは炭素数6〜10のものを表す。
【0049】また、炭素数1〜4のアルキル基として
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル基等があげられ、炭素数1〜4のアルコキシ基とし
ては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、
tert−ブトキシ基等があげられ、炭素数2〜4の低
級アルカノイル基としては、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、イソブチリル基等があげられ、炭素数6〜1
0のアリール基としては、フェニル基、ナフチル基等が
あげられ、含窒素5〜6員複素単環式基としては、ピリ
ジル基、ピロリル基、イミダゾリル基等があげられる。
【0050】
【作用】
実験例1 〔アンジオテンシンII収縮抑制作用〕Hartley
系雄性モルモット(SLC、体重280〜400g)の
大動脈から、幅約5mmのリング状標本を作製した。標
本を栄養液(NaCl;119.0mM,KCl;4.
7mM,CaCl2 ;2.5mM,NaHCO3 ;2
5.0mM,KH2 PO4 ;1.2mM,MgSO4
1.5mM,glucose;11.0mM,95%O
2 −5%CO2 混合ガスを通気)中に懸垂した後、アン
ジオテンシンIIを3×10-10 M〜10-7Mの濃度の
間で累積的に投与し、この時の収縮高をストレインゲー
ジトランスデューサーを用いて測定し、用量依存的に収
縮することを確認した。次いで洗浄により標本を収縮状
態から回復させた後、検体3×10-7Mを添加し、さら
に15分後にアンジオテンシンIIを同様に累積的に投
与し、アンジオテンシンIIを10-7M添加した時の標
本の収縮高を測定した。検体のアンジオテンシンII収
縮抑制作用は次式に従って算出される収縮抑制率 (%)
で評価した。
【0051】
【数1】
【0052】結果は下記第1表記載の通りである。
【0053】
【表1】
【0054】実験例2 〔高血圧自然発症ラット(SHR)における降圧作用〕
26週齢の雄性高血圧自然発症ラット(SHR/NCr
j、体重330〜400g)を、一晩絶食させた後、水
に溶解した検体を、体重1kg当り5mlの割合で経口
投与(投与量3.0mg/kg)した。
【0055】検体投与前及び投与1、2、5時間後の収
縮期血圧を、tail cuff法で測定し、検体投与
前の血圧値に対する最大の血圧変化値を最大降圧作用と
した。結果は下記第2表記載の通りである。
【0056】
【表2】
【0057】実験例3 (麻酔犬におけるアンジオテンシンII昇圧抑制作用)
正常血圧のイヌ(体重9.6〜19.9kg;1群2
匹)をペントバルビタールで麻酔後、イオン交換水に溶
解または懸濁した検体3mg/kgを十二指腸内投与し
た。検体を投与してから、15分、30分及び60分後
にアンジオテンシンIIを静脈投与し、アンジオテンシ
ンII昇圧に対する検体の昇圧抑制作用を次式に従って
算出される昇圧抑制率 (%)で評価した。
【0058】
【数2】
【0059】結果は15分、30分及び60分後におい
て、昇圧抑制率 (%)が最大となったものの平均値を下
記第3表に記載した。
【0060】
【表3】
【0061】製造例1 (1)2−n−ブチル−5−ベンジルオキシカルボニル
−1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−
5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸メチルエステル1.26g及び触媒量
の10%パラジウム−炭素をメタノ−ル300mlに加
え、水素雰囲気下かくはんする。反応後、パラジウム−
炭素をろ去し、ろ液を減圧下留去して、2−n−ブチル
−1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−
5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸メチルエステル0.94gを泡状物と
して得る。
【0062】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t)、3.68(3H,s)、4.86(2H,
s) (2)本品0.96gを塩化メチレン25mlに溶解
し、トリエチルアミン0.2gを加え、氷冷下エトキシ
カルボニルアセチルクロリド0.22mlを滴下し、室
温で2時間かくはん後、クロロホルム及び水を加えて分
液する。水層をクロロホルムで抽出し、クロロホルム層
と合わせて乾燥後、溶媒を留去する。残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(溶媒:酢酸エチル−クロロ
ホルム)で精製して、2−n−ブチル−5−エトキシカ
ルボニルアセチル−1−{2’−(1−トリチル−1H
−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メ
チル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル0.7
4gを無色油状物として得る。
【0063】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t)、4.56(2H,s)、4.87(2H,A
Bq ) (3)本品0.67gをテトラヒドロフラン2mlに溶
解し、90%ギ酸5mlを加えて室温で4時間かくはん
する。溶媒を減圧下留去し、残査をメタノ−ル20ml
に溶解し、さらに1N水酸化ナトリウム水溶液4.8m
lを加える。この溶液を室温で一夜かくはん後、溶媒を
留去して水及びエ−テルを加えて分液する。水層を減圧
下留去して得られる油状物を非イオン性吸着樹脂(商品
名:HP−20;三菱化成社製)充填カラムクロマトで
精製後、凍結乾燥して、2−n−ブチル−7−エトキシ
カルボニル−8−ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テ
トラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル
−1,4,8a,9−テトラヒドロ−6H−イミダゾ
〔4,5−f〕インドリジン−6−オン・2ナトリウム
塩0.39gを粉末として得る。
【0064】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、1.15(3H,t)、4.02(2
H,q)、5.07(2H,s)。
【0065】製造例2 (1)2−n−ブチル−1−{2’−(1−トリチル−
1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステ
ル0.81g,ジシクロヘキシルカルボジイミド0.2
6g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ル0.17g、
シアノ酢酸0.11g及びアセトニトリル10mlの混
合物を室温で一夜かくはんする。反応後、酢酸エチルを
加え、重曹水で洗浄し、乾燥後、減圧下溶媒を留去す
る。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶
媒:酢酸エチル)で精製して、2−n−ブチル−5−シ
アノアセチル−1−{2’−(1−トリチル−1H−テ
トラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル
−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル0.83
gを泡状物として得る。
【0066】NMR(CDCl3 )δ:0.87(3
H,t)、3.61(3H,s)、3.63(2H,
s)、4.88(2H,ABq ) (2)本品を製造例1−(3)と同様に処理して、2−
n−ブチル−7−シアノ−8−ヒドロキシ−1−{2’
−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−
イル}メチル−1,4,8a,9−テトラヒドロ−6H
−イミダゾ〔4,5−f〕インドリジン−6−オン・2
ナトリウム塩を得る。
【0067】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、5.06(2H,s)。
【0068】製造例3 (1)2−n−ブチル−5−ベンジルオキシカルボニル
−3−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−
5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸メチルエステルを製造例1−(1)と
同様に処理して、2−n−ブチル−3−{2’−(1−
トリチル−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチル
エステルを得る。
【0069】NMR(CDCl3 )δ:0.87(3
H,t)、3.75(3H,s)、4.81(2H,
s) (2)本品及びメトキシカルボニルアセチルクロリドを
製造例1−(2)と同様に処理して、2−n−ブチル−
5−メトキシカルボニルアセチル−3−{2’−(1−
トリチル−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチル
エステルを得る。
【0070】(3)本品を製造例1−(3)と同様に処
理して、2−n−ブチル−7−メトキシカルボニル−8
−ヒドロキシ−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,8
a,9−テトラヒドロ−6H−イミダゾ〔4,5−f〕
インドリジン−6−オン・2ナトリウム塩を得る。
【0071】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、5.06(2H,ABq)。
【0072】製造例4 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1−トリチル−
1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステ
ル及びエトキシカルボニルアセチルクロリドを製造例1
−(2)と同様に処理して、2−n−ブチル−5−エト
キシカルボニルアセチル−3−{2’−(1−トリチル
−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステ
ルを得る。
【0073】NMR(CDCl3 )δ:0.81−0.
91(3H,m)、4.80(2H,br−s) (2)本品を製造例1−(3)と同様に処理して、2−
n−ブチル−7−エトキシカルボニル−8−ヒドロキシ
−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル−1,4,8a,9−テトラ
ヒドロ−6H−イミダゾ〔4,5−f〕インドリジン−
6−オン・2ナトリウム塩を得る。
【0074】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、1.15(3H,t)、4.02(2
H,q)、5.07(2H,s)。
【0075】製造例5 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステル及びエトキシカル
ボニルアセチルクロリドを製造例1−(2)と同様に処
理して、2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルアセ
チル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)
ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テト
ラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボ
ン酸メチルエステルを得る。
【0076】NMR(CDCl3 )δ:0.95(3
H,t)、1.18(3H,t)、3.50(2H,
s)、5.28(2H,ABq )、5.40(1H,
s) (2)本品0.24gをエタノ−ル15mlに溶解し、
これに水素化ナトリウム(オイル分散型)0.035g
を加えて室温で一夜かくはんする。溶媒を減圧下留去
し、残査を非イオン性吸着樹脂(商品名:HP−20;
三菱化成社製)充填カラムクロマトで精製後、凍結乾燥
して、2−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−9−
ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−
イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9
a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イン
ドリジン−7−オン・2ナトリウム塩0.15gを得
る。
【0077】NMR(DMSO−d6 )δ:0.81
(3H,t)、1.15(3H,t)、4.41(1
H,s)。
【0078】製造例6 (1)2−n−ブチル−5−エトキシカルボニルアセチ
ル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラ
ヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン
酸メチルエステル2.0g、トリエチルアミン0.69
g及びクロロホルム20mlの混合物にトリチルクロリ
ド1.43gを加え、室温で30分間かくはんする。反
応液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去し、残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:酢酸エチル−
n−ヘキサン)で精製して、2−n−ブチル−5−エト
キシカルボニルアセチル−3−{2’−(1−トリチル
−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メチルエステ
ル1.29gを針状晶として得る。
【0079】M.P.124−126℃(分解) (2)本品を光学異性体分離用HPLCカラム(商品
名:キラルセルOD;ダイセル化学工業(株)社製)に
て分割(溶媒:n−ヘキサン−エタノ−ル=7:3)し
て、(+)−体及び(−)−体を各々得る。
【0080】(+)−体 〔α〕D :+25.2°(C=0.5,クロロホルム、
25℃) (−)−体 〔α〕D :−22.8°(C=0.5,クロロホルム、
25℃)。
【0081】(3)(+)−2−n−ブチル−5−エト
キシカルボニルアセチル−3−{2’−(1−トリチル
−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メチルエステ
ル395mg及びテトラヒドロフラン4mlの混合物に
90%ギ酸8mlを氷冷下加え、室温で30分間かくは
ん後、溶媒を減圧下留去する。残査をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(溶媒:クロロホルム−メタノ−
ル)で精製して、(+)−2−n−ブチル−5−エトキ
シカルボニルアセチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステル270mgを泡状
物として得る。
【0082】〔α〕D :+70.4°(C=0.5,ク
ロロホルム,20℃) (4)本品270mg、エタノ−ル3.5ml及び水
1.5mlの混合物に炭酸水素ナトリウム77mgを加
え、60℃で1時間かくはんする。溶媒を減圧下留去
し、非イオン性吸着樹脂(商品名:HP−20;三菱化
成社製)充填カラムクロマトで精製後、凍結乾燥して、
(−)−2−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−9
−ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,
9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イ
ンドリジン−7−オン・2ナトリウム塩244mgを粉
末として得る。
【0083】〔α〕D :−165°(C=0.42,メ
タノ−ル、20℃)。
【0084】製造例7 (1)(−)−2−n−ブチル−5−エトキシカルボニ
ルアセチル−3−{2’−(1−トリチル−1H−テト
ラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−4−カルボン酸メチルエステルを製造例6−
(3)と同様に処理して、(−)−2−n−ブチル−5
−エトキシカルボニルアセチル−3−{2’−(1H−
テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチ
ル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−4−カルボン酸メチルエステルを泡状物
として得る。
【0085】〔α〕D :−70.8°(C=0.5,ク
ロロホルム,20℃) (2)本品を製造例6−(4)と同様に処理して、
(+)−2−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−9
−ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,
9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イ
ンドリジン−7−オン・2ナトリウム塩を粉末として得
る。
【0086】〔α〕D :+162°(C=0.42,メ
タノ−ル、20℃)。
【0087】製造例8 (1)2−n−プロピル−3−{2’−(1H−テトラ
ゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩0.
53g、エトキシカルボニル酢酸0.32g、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾ−ル0.32g、トリエチルアミ
ン0.335ml、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩0.46g及び
塩化メチレン10mlの混合物を室温で一夜かくはんす
る。反応液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。油状残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロ
ホルム−メタノ−ル)で精製して、2−n−プロピル−
5−エトキシカルボニルアセチル−3−{2’−(1H
−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メ
チル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル0.3
3gを無色泡状物として得る。
【0088】NMR(CDCl3 )δ:0.93(3
H,t)、1.14−1.28(3H,m)、3.43
−3.50(2H,m)、3.65and3.68(3
H,each s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して(但
し、反応時間は15分間)、2−n−プロピル−7−エ
トキシカルボニル−8−ヒドロキシ−3−{2’−(1
H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}
メチル−1,4,8a,9−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−f〕インドリジン−6−オン・2ナトリウム
塩を粉末として得る。
【0089】NMR(DMSO−d6 )δ:0.90
(3H,t)、5.07(2H,ABq)。
【0090】製造例9 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩及びシア
ノ酢酸を製造例8−(1)と同様に処理して、2−n−
ブチル−5−シアノアセチル−3−{2’−(1H−テ
トラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル
−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステルを得る。
【0091】IRNujol νMax (cm-1):1740、
1670 (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して(但
し、反応時間は15分間)、2−n−ブチル−7−シア
ノ−8−ヒドロキシ−3−{2’−(1H−テトラゾ−
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,
4,8a,9−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−f〕イ
ンドリジン−6−オン・2ナトリウム塩を粉末として得
る。
【0092】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、5.06(2H,s)。
【0093】製造例10 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−6−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩及びベン
ジルオキシカルボニル酢酸を製造例8−(1)と同様に
処理して、2−n−ブチル−5−ベンジルオキシカルボ
ニルアセチル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6
−カルボン酸メチルエステルを得る。
【0094】IRNujol νMax (cm-1):1740、
1660 (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して(但
し、反応時間は15分間)、2−n−ブチル−7−ベン
ジルオキシカルボニル−8−ヒドロキシ−3−{2’−
(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−1,4,8a,9−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−f〕インドリジン−6−オン・2ナトリウム
塩を粉末として得る。
【0095】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、5.10(2H,s)。
【0096】製造例11 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステル及びシアノ酢酸を
製造例2−(1)と同様に処理して、2−n−ブチル−
5−シアノアセチル−3−{2’−(1H−テトラゾ−
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステルを得る。
【0097】NMR(CDCl3 )δ:0.94(3
H,t)、3.67(2H,s)、3.75(3H,
s)、5.29(2H,s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
n−ブチル−8−シアノ−9−ヒドロキシ−1−{2’
−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−
イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ−7H
−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オン・2
ナトリウム塩を得る。
【0098】NMR(DMSO−d6 )δ:0.81
(3H,t)、4.48(1H,s)。
【0099】製造例12 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステル0.50g及びメ
タノ−ル10mlの混合物中へジケテン0.20gを加
え、室温で2時間かくはんする。溶媒を減圧下留去し、
クロロホルムを加え、洗浄、乾燥後、さらに溶媒を減圧
下留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
−(溶媒:クロロホルム−酢酸エチル−メタノ−ル)で
精製して、2−n−ブチル−5−アセトアセチル−3−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メチル
エステル0.29gを泡状物として得る。
【0100】NMR(CDCl3 )δ:0.96(3
H,t)、2.22(3H,s)、3.74(3H,
s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して(但
し、反応時間は15分間)、2−n−ブチル−8−アセ
チル−9−ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,
4,5,9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5
−g〕インドリジン−7−オン・2ナトリウム塩を粉末
として得る。
【0101】NMR(D2 O)δ:0.78(3H,
t)、2.26(3H,s)、4.49(1H,s)。
【0102】製造例13 (1)2−n−プロピル−3−{2’−(1H−テトラ
ゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−4−カルボン酸メチルエステル及びエトキシ
カルボニル酢酸を製造例8−(1)と同様に処理して、
2−n−プロピル−5−エトキシカルボニルアセチル−
3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メ
チルエステルを得る。
【0103】NMR(CDCl3 )δ:1.03(3
H,t)、1.18(3H,t)、3.73(3H,
s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して(但
し、反応時間は15分間)、2−n−プロピル−8−エ
トキシカルボニル−9−ヒドロキシ−1−{2’−(1
H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}
メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ−7H−イミ
ダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オン・2ナトリ
ウム塩を粉末として得る。
【0104】NMR(DMSO−d6 )δ:0.87
(3H,t)、1.14(3H,t)、4.41(1
H,s)。
【0105】製造例14 (1)2−n−ブチル−3−{2’−(1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステル及び(4−クロロ
フェニル)酢酸を製造例8−(1)と同様に処理して、
2−n−ブチル−5−(4−クロロフェニル)アセチル
−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸
メチルエステルを得る。
【0106】NMR(CDCl3 )δ:0.97(3
H,t)、3.75(3H,s)、3.78(2H,
s) (2)本品304mg及びt−ブタノ−ル10mlの混
合物中へカリウムt−ブトキシド120mgを加え、室
温で40分間かくはんする。溶媒を減圧下留去し、残査
を塩酸酸性とし、クロロホルム−メタノ−ル混液で抽出
後、洗浄、乾燥し、溶媒を減圧下留去する。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロホルム
−メタノ−ル)で精製して、2−n−ブチル−8−(4
−クロロフェニル)−9−ヒドロキシ−1−{2’−
(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ−7H−
イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オン131
mgを粉末として得る。
【0107】NMR(DMSO−d6 )δ:0.80
(3H,t)、4.54(1H,s) (3)本品165mg及びメタノ−ル20mlの混合物
中へ1N水酸化ナトリウム水溶液0.56mlを加え
る。その後、溶媒を減圧下留去し、残査を非イオン性吸
着樹脂(商品名:HP−20;三菱化成社製)充填カラ
ムクロマトで精製後、凍結乾燥して、2−n−ブチル−
8−(4−クロロフェニル)−9−ヒドロキシ−1−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ
−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オ
ン・2ナトリウム塩99mgを粉末として得る。
【0108】NMR(D2 O)δ:0.77(3H,
t)、4.63(1H,s)。
【0109】製造例15 (1)2−n−ブチル−3−(2’−メトキシカルボニ
ルビフェニル−4−イル)メチル−4,5,6,7−テ
トラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カル
ボン酸エチルエステル及びエトキシカルボニル酢酸を製
造例8−(1)と同様に処理して、2−n−ブチル−5
−エトキシカルボニルアセチル−3−{2’−メトキシ
カルボニル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−4−カルボン酸エチルエステルを得る。
【0110】NMR(CDCl3 )δ:0.84−0.
96(3H,m)、3.57(2H,s) (2)本品409mg及びエタノ−ル4mlの混合物中
へ水素化ナトリウム(オイル分散型、62%)30mg
及びエタノ−ル4mlの混合物を加え、室温で10分間
かくはん後、溶媒を減圧下留去し、残査に飽和塩化アン
モニウム水を加え、クロロホルム抽出を行い、乾燥後、
溶媒を減圧下留去して、2−n−ブチル−8−エトキシ
カルボニル−9−ヒドロキシ−1−(2’−メトキシカ
ルボニルビフェニル−4−イル)メチル−1,4,5,
9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イ
ンドリジン−7−オン372mgを泡状物として得る。
【0111】(3)本品を製造例14−(3)と同様に
処理して、2−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−
9−ヒドロキシ−1−(2’−カルボキシビフェニル−
4−イル)メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ−
7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オン
・2ナトリウム塩を粉末として得る。
【0112】NMR(D2 O)δ:0.82(3H,
t)、1.27(3H,t)、4.76(1H,s)。
【0113】製造例16 (1)2−n−プロピル−3−{2’−(1H−テトラ
ゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−4−カルボン酸エチルエステル1.00g、
シアノ酢酸0.36g及び塩化メチレン20mlの混合
物に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド・塩酸塩0.82gを加えて室温で一夜
かくはんする。反応液を洗浄後、有機層を分取し、乾燥
後、溶媒を減圧下留去する。残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−(溶媒:クロロホルム−メタノ−ル)
で精製して、2−n−プロピル−3−{2’−(1H−
テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチ
ル−5−シアノアセチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸エ
チルエステル0.76gを白色泡状物として得る。
【0114】FAB−MS(m/z):539(M
+ )、207(base) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
n−プロピル−8−シアノ−9−ヒドロキシ−1−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ
−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オ
ン・2ナトリウム塩を得る。
【0115】NMR(D2 O)δ:0.80(3H,
t)、4.51(1H,s)、5.22(1H,d)、
5.90(1H,d)。
【0116】製造例17 (1)2−n−プロピル−3−{2’−(1H−テトラ
ゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−4−カルボン酸エチルエステルを製造例12
− (1)と同様に処理して、2−n−プロピル−5−ア
セトアセチル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4
−カルボン酸エチルエステルを白色泡状物として得る。
【0117】NMR(CDCl3 )δ:1.03(3
H,t)、2.22(3H,s)、3.61(2H,A
Bq)、5.30(2H,ABq)、5.36(1H,
s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
n−プロピル−8−アセチル−9−ヒドロキシ−1−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ
−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オ
ン・2ナトリウム塩を得る。
【0118】NMR(D2 O)δ:0.80(3H,
t)、4.38(1H,brs)、5.24(1H,
d)、6.03(1H,d)。
【0119】製造例18 (1)2−n−プロピル−5−アセトアセチル−3−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸エチル
エステル200mg、塩化マグネシウム34mg、ピリ
ジン58μl及びアセトニトリル2mlの混合物に、氷
冷下ベンゾイルクロリド42μlを加え、室温で一夜か
くはんする。反応液をクロロホルム50mlで希釈後、
洗浄、乾燥し、溶媒を減圧下留去する。得られた油状残
査に10%塩酸1.0ml及びエタノール5.0mlを
加え、1時間加熱還流する。反応液をクロロホルム30
mlで希釈し、洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去する。
残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:ク
ロロホルム−エタノ−ル)で精製して、2−n−プロピ
ル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル}メチル−5−ベンゾイルアセチル
−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−4−カルボン酸エチルエステル144m
gを白色泡状物として得る。
【0120】FAB−MS(m/z):618(M
+ )、207(base) NMR(CDCl3 )δ:1.04(3H,t)、4.
00−4.28(5H,m)、5.30(2H,s)、
5.40(1H,s) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
n−プロピル−8−ベンゾイル−9−ヒドロキシ−1−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒドロ
−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オ
ン・2ナトリウム塩を白色粉末として得る。
【0121】FAB−MS(m/z):616(M
+ )、119(base) NMR(D2 O)δ:0.80(3H,t)、4.57
(1H,s)、5.24(1H,d)、5.90(1
H,d)。
【0122】製造例19 (1)2−n−プロピル−3−{2’−(t−ブトキシ
カルボニル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−4−カルボン酸エチルエステル・シュウ酸塩1.00
gをクロロホルムに懸濁し、懸濁液を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄、乾燥後、溶媒を減
圧下留去する。残査0.75g、エトキシカルボニル酢
酸0.33g及び塩化メチレン10mlの混合物に、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド・塩酸塩0.48gを加えて室温で1時間かく
はんする。反応液を洗浄後、有機層を分取し、乾燥後、
溶媒を減圧下留去する。残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(溶媒:クロロホルム−酢酸エチル)で精
製して、2−n−プロピル−3−{2’−(t−ブトキ
シカルボニル)ビフェニル−4−イル}メチル−5−エ
トキシカルボニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒ
ドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸
エチルエステル0.70gを得る。
【0123】FAB−MS(m/z):618(M
+ )、211(base) NMR(CDCl3 )δ:1.12(3H,t)、1.
28(9H,s)、3.57(2H,s)、5.37
(2H,ABq) (2)本品657mg、トリフルオロ酢酸3ml及び塩
化メチレン10mlの混合物を室温で一夜かくはんす
る。反応液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去する。残
査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロ
ロホルム−メタノール)で精製して、2−n−プロピル
−3−(2’−カルボキシビフェニル−4−イル)メチ
ル−5−エトキシカルボニルアセチル−4,5,6,7
−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−
カルボン酸エチルエステル516mgを得る。
【0124】FAB−MS(m/z):562(M
+ )、211(base) NMR(CDCl3 )δ:0.76(3H,t)、3.
55(2H,s)、5.34(2H,ABq) (3)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
n−プロピル−8−エトキシカルボニル−9−ヒドロキ
シ−1−(2’−カルボキシビフェニル−4−イル)メ
チル−1,4,5,9a−テトラヒドロ−7H−イミダ
ゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−オン・2ナトリウ
ム塩を得る。
【0125】FAB−MS(m/z):582(M+N
a)、560(MH+ )、177(base) NMR(D2 O)δ:0.86(3H,t)、5.38
(1H,d)、6.25(1H,d)。
【0126】製造例20 (1)2−エチル−3−{2’−(1−トリチル−1H
−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メ
チル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5
−c〕ピリジン−4−カルボン酸エチルエステル1.9
4g、マロン酸モノエチルエステル0.74g、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド・塩酸塩0.80g及びトリエチルアミン1.40
gのジクロロメタン20ml溶液の混合物を室温で一夜
かくはんする。反応液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留
去する。残査をエタノール30mlに溶解し、フマル酸
2.00gを加え、3時間加熱還流する。溶媒を減圧下
留去し、残査に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、
クロロホルムで抽出する。有機層を分取し、乾燥後、溶
媒を減圧下留去する。残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(溶媒:クロロホルム−メタノ−ル)で精製
して、2−エチル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル
−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−5−エト
キシカルボニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸エ
チルエステル1.07gを泡状物として得る。
【0127】NMR(CDCl3 )δ:5.29(2
H,s)、5.48(1H,s)、6.92(2H,
d)、7.10(2H,d) (2)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
エチル−8−エトキシカルボニル−9−ヒドロキシ−1
−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル}メチル−1,4,5,9a−テトラヒド
ロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インドリジン−7−
オン・2ナトリウム塩を白色粉末として得る。
【0128】NMR(DMSO−d6 )δ:1.10
(3H,t)、1.15(3H,t)、4.45(1
H,s)、5.05(1H,d)、6.45(1H,
d)。
【0129】製造例21 (1)2−エチル−3−{2’−(t−ブトキシカルボ
ニル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,6,7
−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−
カルボン酸エチルエステルを製造例20−(1)と同様
に処理して、2−エチル−3−{2’−(t−ブトキシ
カルボニル)ビフェニル−4−イル}メチル−5−エト
キシカルボニルアセチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸エ
チルエステルを油状物として得る。
【0130】NMR(CDCl3 )δ:1.12(3
H,t)、1.28(9H,s)、5.35(2H,
q)、6.00(1H,s) (2)本品を製造例19−(2)と同様に処理して、2
−エチル−3−(2’−カルボキシビフェニル−4−イ
ル)メチル−5−エトキシカルボニルアセチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸エチルエステルを白色泡状物とし
て得る。
【0131】NMR(CDCl3 )δ:0.98(3
H,t)、1.16(3H,t)、1.27(3H,
t)、5.33(2H,q)、6.00(1H,s) (3)本品を製造例5−(2)と同様に処理して、2−
エチル−8−エトキシカルボニル−9−ヒドロキシ−1
−(2’−カルボキシビフェニル−4−イル)メチル−
1,4,5,9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ
〔4,5−g〕インドリジン−7−オン・2ナトリウム
塩を白色泡状物として得る。
【0132】NMR(DMSO−d6 )δ:4.50
(1H,s)、5.17(1H,d)、6.36(1
H,d)。
【0133】参考例1 (1)2−n−ブチル−4−ヒドロキシメチルイミダゾ
−ル33.3gをメタノ−ル50mlに溶解し、さらに
18%塩化水素−メタノ−ル溶液160mlを加えた
後、溶媒を減圧下留去する。残査に、トルエン150m
lを加え、氷冷下、チオニルクロリド52mlを滴下
し、50℃で2時間かくはん後、減圧乾固して、2−n
−ブチル−4−クロロメチルイミダゾ−ル・塩酸塩5
8.3gを油状物として得る。アルゴン雰囲気中、N−
アセチルアミノマロン酸ジエチルエステル140.8g
をナトリウムエチラ−ト44gのエタノ−ル500ml
溶液に氷冷下加え、0℃で15分間かくはんする。この
溶液に2−n−ブチル−4−クロロメチルイミダゾ−ル
・塩酸塩のエタノ−ル250ml溶液を滴下した後、室
温で一夜かくはんする。溶媒を減圧下留去し、残査に酢
酸エチル1リットル及び飽和塩化アンモニウム水溶液5
00mlを加えて分液する。水層を酢酸エチルで抽出
し、有機層と合わせて留去する。残査に10%塩酸を加
え、酢酸エチルで洗浄後、重曹で中和し、酢酸エチルで
抽出して、2−n−ブチル−4−{2−アセチルアミノ
−2,2−ビス(エトキシカルボニル)エチル}イミダ
ゾ−ル56.8gを粉末として得る。
【0134】M.P.80−92℃ NMR(CDCl3 )δ:0.91(3H,t)、1.
24(6H,t)、2.01(3H,s) (2)本品58.9gを6N塩酸600mlに加え、一
夜加熱還流する。減圧乾固後、得られる残査をメタノ−
ル200mlに溶解し、油状残査をトルエンを用いて共
沸により水分を除去して、2−n−ブチル−4−{2−
アミノ−2−(メトキシカルボニル)エチル}イミダゾ
−ル・塩酸塩46.0gを油状物として得る。
【0135】NMR(DMSO−d6 )δ:0.96
(3H,t)、3.28(2H,d)、3.73(3
H,s) (3)本品45gを37%ホルマリン水溶液45ml及
び水600mlに加え、2時間還流する。反応液を減圧
下留去し、得られる結晶性残査をアセトン中で粉末と
し、その後ろ取して、2−n−ブチル−4,5,6,7
−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−
カルボン酸・塩酸塩50gを得る。
【0136】M.P.176−179℃(分解) (4)本品30gをメタノ−ル300mlに懸濁させ、
チオニルクロリド30mlを加え、一夜加熱還流する。
反応液を減圧下留去して、2−n−ブチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−6−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩28.3gを
油状物として得る。
【0137】NMR(D2 O)δ:0.90(3H,
t)、3.92(3H,s) (5)N−ヒドロキシスクシンイミド0.69g及びト
リエチルアミン0.6gを無水ジメチルホルムアミド5
mlに溶解し、氷冷下、ベンジルオキシカルボニルクロ
リド1.02gを滴下する。この混合物を10分間かく
はんした後、トリエチルアミン2.0gを加え、次に2
−n−ブチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステ
ル・塩酸塩1.55gのジメチルホルムアミド5ml溶
液を加え、室温で一夜かくはん後、反応液を減圧下濃縮
し、水及びクロロホルムを加えて分液する。水層をさら
にクロロホルムで抽出し、クロロホルム層と合わせて乾
燥後、溶媒を減圧下留去する。得られる油状物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロホルム−
メタノ−ル)で精製して、2−n−ブチル−5−ベンジ
ルオキシカルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチル
エステル1.21gを淡黄色油状物として得る。
【0138】NMR(CDCl3 )δ:0.90(3
H,t)、3.63(3H,s)、5.20(2H,
s) (6)本品12.69gをジメチルホルムアミド300
mlに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(60%オイ
ル分散型)1.83gを加え、0℃で3時間かくはんし
た後、2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イルメチルブロミド23.8
1gを加え、氷冷下1時間さらに室温で1時間かくはん
する。反応液を減圧下濃縮し、酢酸エチル及び水を加え
て分液する。有機層を乾燥後、減圧下留去すると黄色泡
状物が得られ、これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−で分離精製する。まず、クロロホルム:酢酸エチル
=3:1の流出部より2−n−ブチル−5−ベンジルオ
キシカルボニル−1−{2’−(1−トリチル−1H−
テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチ
ル−4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−
c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル(以下、
生成物〔A〕と略称)14.68gが、次にクロロホル
ム:酢酸エチル=2:1の流出部より2−n−ブチル−
5−ベンジルオキシカルボニル−3−{2’−(1−ト
リチル−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−
4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイミ
ダゾ〔4,5−c〕ピリジン−6−カルボン酸メチルエ
ステル(以下、生成物〔B〕と略称)8.23gがそれ
ぞれ泡状物として得られる。
【0139】生成物〔A〕: NMR(CDCl3 )δ:0.86(3H,t)、3.
60(3H,s) 生成物〔B〕: NMR(CDCl3 )δ:0.85(3H,t)、3.
58and3.63(3H,each s)(各sin
gletを合わせて3H分)。
【0140】参考例2 (1)1−t−ブトキシカルボニル−4−{2−(t−
ブトキシカルボニルアミノ)エチル}イミダゾ−ル7
8.1gをアセトニトリル500mlに溶解し、メトキ
シメチルクロリド22.2gを加え、室温で一夜かくは
んする。反応液を10%炭酸水素ナトリウム水溶液に注
加し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去して、4−{2−(t−ブトキシカルボニル
アミノ)エチル}−3−メトキシメチルイミダゾ−ル5
4.4gを油状物として得る。
【0141】NMR(CDCl3 )δ:1.43(9
H,s)、3.27(3H,s)、5.20(2H,
s) (2)本品55gをテトラヒドロフラン1.5リットル
に溶解し、−40℃に冷却する。これに1.6Mn−ブ
チルリチウム−n−ヘキサン溶液150mlを滴下し、
30分間かくはんする。その後、ヘキサメチルホスホア
ミド150mlを加え、更にn−ブチルリチウム137
mlを加え、この溶液を−30℃に保ち、ヨウ化n−ブ
チル37.5gを滴下する。滴下後10分間かくはんを
続けた後、塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を止
め、酢酸エチルを加えて分液する。
【0142】有機層を分取し、洗浄、乾燥後、溶媒を留
去する。得られる油状残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(溶媒:クロロホルム−酢酸エチル−メタノ
−ル)で精製して、2−n−ブチル−4−{2−(t−
ブトキシカルボニルアミノ)エチル}−3−メトキシメ
チルイミダゾ−ル44.8gを油状物として得る。
【0143】NMR(CDCl3 )δ:0.94(3
H,t)、1.44(9H,s)、3.27(3H,
s)、5.09(2H,s) (3)本品80.7g及びクロロギ酸エチルエステル8
4.5gにクロロホルム1.3リットルを加え、2.5
時間還流する。反応液を減圧下留去し、残査にエタノ−
ル300ml及び10%水酸化ナトリウム水溶液200
mlを加えて氷冷下20分間かくはんする。溶媒を留去
した後、水及びクロロホルムを加えて分液し、有機層を
乾燥後、溶媒留去し、得られる固体をイソプロピルエ−
テルから再結晶して、2−n−ブチル−4−{2−(t
−ブトキシカルボニルアミノ)エチル}イミダゾ−ル5
0.3gを得る。
【0144】M.P.:118−120℃ (4)本品及び2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチルブロミド
を参考例1−(6)と同様に処理して、2−n−ブチル
−4−{2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)エチ
ル}−1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−
ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチルイミダゾ
−ルを得る。
【0145】NMR(CDCl3 )δ:0.89(3
H,t)、1.43(9H,s)、4.85(2H,
s) (5)本品15.2g、10%塩酸40ml及びメタノ
−ル60mlの混合物を1時間加熱還流する。反応後、
メタノ−ルを留去し、水層を酢酸エチルで洗浄し、その
後減圧下乾固して得られる残査から、無水トルエンによ
り共沸で水分を除去すると、ほぼ定量的に粗製の2−n
−ブチル−4−(2−アミノエチル)−1−{2’−
(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル}メチルイミダゾ−ル・塩酸塩9.7gをカラメルと
して得る。
【0146】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(3H,t)、1.43(9H,s)、5.40(2
H,s) (6)本品8.09g、グリオキシル酸水和物1.73
g、1N水酸化ナトリウム水溶液53ml及びジオキサ
ン50mlの混合物を約50℃で2日間かくはんする。
反応液を塩酸酸性とした後、減圧下留去し、残査をメタ
ノ−ル100mlに溶解する。これを−30℃に冷却し
てチオニルクロリド12.4gを滴下する。そして、約
60℃で2日間かくはん後、溶媒を減圧下留去し、残査
に水を加え、重曹水で中和した後、クロロホルムで抽出
する。抽出液を乾燥後、減圧下留去して得られる油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロ
ホルム−メタノ−ル)で精製して、2−n−ブチル−3
−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ
イミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メチ
ルエステル4.22gを粉末として得る。
【0147】NMR(DMSO−d6 )δ:0.90
(3H,t)、3.72(3H,s)、5.20(2
H,s)。
【0148】参考例3 (1)2−n−プロピル−4−ヒドロキシメチルイミダ
ゾ−ル及びN−アセチルアミノマロン酸ジエチルエステ
ルを参考例1−(1)と同様に処理して、2−n−プロ
ピル−4−{2−アセチルアミノ−2,2−ビス(エト
キシカルボニル)エチル}イミダゾ−ルを粉末として得
る。
【0149】M.P.94−97℃ (2)本品を参考例1−(2)と同様に処理して、2−
n−プロピル−4−{2−アミノ−2−(メトキシカル
ボニル)エチル}イミダゾ−ル・塩酸塩を油状物として
得る。
【0150】NMR(DMSO−d6 )δ:0.91
(3H,t)、3.28(2H,d)、3.73(3
H,s) (3)本品5.74g、トリエチルアミン6.81g及
びクロロホルム200mlの混合物に、氷冷下ベンジル
オキシカルボニルクロリド2.87gのクロロホルム1
00ml溶液を滴下する。室温で一夜かくはん後、反応
液を洗浄、乾燥し、溶媒を留去する。残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロホルム−メタ
ノ−ル)で精製して、2−n−プロピル−4−{2−
(N−ベンジルオキシカルボニル)アミノ−2−(メト
キシカルボニル)エチル}イミダゾ−ル3.36gを油
状物として得る。
【0151】NMR(CDCl3 )δ:0.92(3
H,t)、3.05(2H,d)、3.67(3H,
s)、5.10(2H,s) (4)本品及び2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチルブロミド
を参考例1−(6)と同様に処理して(但し、反応時間
は一夜)、2−n−プロピル−1−{2’−(1−トリ
チル−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4
−イル}メチル−4−{2−(N−ベンジルオキシカル
ボニル)アミノ−2−(メトキシカルボニル)エチル}
イミダゾ−ルを泡状物として得る。
【0152】NMR(CDCl3 )δ:0.89(3
H,t)、3.63(3H,s)、4.83(2H,
s)、5.11(2H,s) (5)本品5.18g及びメタノ−ル40mlの混合物
に、9%塩化水素−メタノ−ル溶液60mlを加え、室
温で1時間かくはん後、溶媒を留去する。残査をメタノ
−ル50mlに溶解させ、10%パラジウム−炭素を触
媒として接触還元する。反応後、触媒をろ過して除き、
溶媒を留去する。得られる油状残査をメタノ−ル50m
l中ホルマリン水溶液4mlと共に1時間加熱還流す
る。溶媒留去後、生成物を酢酸エチル中で粉末とし、ろ
過して、2−n−プロピル−3−{2’−(1H−テト
ラゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−
4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕
ピリジン−6−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩3.
73gを粉末として得る。
【0153】NMR(CDCl3 )δ:0.92(3
H,t)、3.71(3H,s)、4.86(2H,A
Bq)。
【0154】参考例4 (1)2−n−プロピル−4−ヒドロキシメチルイミダ
ゾ−ル2.61gをチオニルクロリド4.5mlに加
え、50℃で2時間加温する。溶媒を留去し、残査をジ
メチルホルムアミド20mlに溶解させ、シアン化ナト
リウム5.47gのジメチルホルムアミド120ml溶
液に滴下する。室温で一夜かくはん後、溶媒を留去し、
残査に酢酸エチルを加え、洗浄、乾燥して溶媒を留去
し、さらに得られる残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ−(溶媒:酢酸エチル)で精製して、2−n−プ
ロピル−4−シアノメチルイミダゾ−ル3.08gを油
状物として得る。
【0155】NMR(CDCl3 )δ:0.95(3
H,t)、3.67(2H,d) (2)本品3.08gを酢酸30mlに溶解し、10%
塩酸10mlを加え、酸化白金を触媒として接触還元す
る。反応後触媒をろ過して除去し、溶媒を減圧留去し
て、2−n−プロピル−4−(2−アミノエチル)イミ
ダゾ−ル・塩酸塩4.83gを得、精製することなく次
の工程に用いる。
【0156】(3)本品4.83g、無水フタル酸3.
04g、酢酸ナトリウム6.10g及び酢酸50mlの
混合物を19時間加熱還流する。減圧下溶媒を留去し、
水を加えて重曹で中和した後、クロロホルムで抽出す
る。抽出液を乾燥し、溶媒を留去後、得られる残査をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロホル
ム−メタノ−ル)で精製して、2−n−プロピル−4−
(2−フタルイミドエチル)イミダゾ−ル2.72gを
泡状物として得る。
【0157】NMR(CDCl3 )δ:0.90(3
H,t)、3.95(2H,t)、7.61−7.86
(4H,m) (4)本品及び2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ
−ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチルブロミド
を参考例1−(6)と同様に処理して(但し、反応時間
は一夜)、2−n−プロピル−4−(2−フタルイミド
エチル)−1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラ
ゾ−ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチルイミ
ダゾ−ルを泡状物として得る。
【0158】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t)、4.82(2H,s) (5)本品4.11g及びエタノ−ル100mlの混合
物に、100%ヒドラジンヒドラ−ト2mlを加えて室
温で5時間かくはんする。反応後、反応液にクロロホル
ムを加え、洗浄、乾燥後、溶媒を留去して、粗製の2−
n−プロピル−4−(2−アミノエチル)−1−{2’
−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビ
フェニル−4−イル}メチルイミダゾ−ル3.68gを
油状物として得る。
【0159】(6)本品を参考例2−(5)と同様に処
理して、2−n−プロピル−4−(2−アミノエチル)
−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフ
ェニル−4−イル}メチルイミダゾ−ル・塩酸塩を得
る。
【0160】(7)本品及びグリオキシル酸水和物を参
考例2−(6)と同様に処理して、2−n−プロピル−
3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸メ
チルエステルを泡状物として得る。
【0161】NMR(DMSO−d6 )δ:0.98
(3H,t)、3.84(3H,s)、5.06(2
H,ABq)。
【0162】参考例5 (1)2−n−ブチル−4−{2−(t−ブトキシカル
ボニルアミノ)エチル}イミダゾ−ル及び2’−メトキ
シカルボニルビフェニル−4−イルメチルブロミドを参
考例1−(6)と同様に処理して(但し、反応時間は一
夜)、2−n−ブチル−4−{2−(t−ブトキシカル
ボニルアミノ)エチル}−1−(2’−メトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチルイミダゾ−ルを得
る。
【0163】NMR(CDCl3 )δ:0.91(3
H,t)、3.66(3H,s)、5.02(2H,
s) (2)本品を参考例2−(5)と同様に処理して、粗製
の2−n−ブチル−4−(2−アミノエチル)−1−
(2’−メトキシカルボニルビフェニル−4−イル)メ
チルイミダゾ−ル・塩酸塩を得、さらに、得られた化合
物及びグリオキシル酸水和物を参考例2−(6)と同様
に処理して、粗製の2−n−ブチル−3−(2’−メト
キシカルボニルビフェニル−4−イル)メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸メチルエステルを得る。
【0164】参考例6 (1)2−n−プロピル−4−(2−アミノエチル)−
1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ−ル−5
−イル)ビフェニル−4−イル}メチルイミダゾ−ル2
1.95g及びテトラヒドロフラン200mlの混合物
にグリオキシル酸エチルエステル水和物4.25gのテ
トラヒドロフラン20ml溶液を5℃で加えた後、室温
で一夜かくはんし、さらに30分間加熱還流する。反応
液を室温まで冷却し、その中に8%塩化水素−エタノー
ル溶液100mlを加え、同温度で30分間かくはんし
た後、溶媒を減圧下留去する。残査をクロロホルムに溶
解し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。得られる残査に
シュウ酸及びエタノールを加えて結晶化させて、2−n
−プロピル−3−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−
イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,6,7
−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−
カルボン酸エチルエステル・シュウ酸塩10.84gを
得る。
【0165】M.P.140−142℃ (2)本品4.0gのクロロホルム300ml溶液を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、
乾燥、減圧下溶媒を留去して、2−n−プロピル−3−
{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イル)ビフェニル
−4−イル}メチル−4,5,6,7−テトラヒドロイ
ミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カルボン酸エチル
エステル3.69gを白色泡状物として得る。
【0166】NMR(CDCl3 )δ:1.00(3
H,t)、3.98(1H,s)、5.09(2H,
q)。
【0167】参考例7 (1)2−n−プロピル−4−(2−フタルイミドエチ
ル)イミダゾ−ル10.0g、2’−t−ブトキシカル
ボニルビフェニル−4−イルメチルブロミド13.5
g、テトラヒドロフラン150ml及びジメチルホルム
アミド15mlの混合物に、カリウムt−ブトキシド
4.16gのテトラヒドロフラン40ml溶液を−60
℃で加え、その後室温になるまで徐々に昇温させながら
2.5時間かくはんする。反応液に水を加えて反応を止
め、酢酸エチルで抽出し、有機層を洗浄、乾燥後、溶媒
を減圧下留去する。得られた残査にシュウ酸及びエタノ
ール−エーテル混液を加えて結晶化させて、2−n−プ
ロピル−4−(2−フタルイミドエチル)−1−{2’
−(t−ブトキシカルボニル)ビフェニル−4−イル}
メチルイミダゾ−ル・シュウ酸塩15.6gを得る。
【0168】M.P.128−131℃ (2)本品を参考例4−(5)と同様に処理して(但
し、反応時間は一夜)、2−n−プロピル−4−アミノ
エチル−1−{2’−(t−ブトキシカルボニル)ビフ
ェニル−4−イル}メチルイミダゾ−ルを得る。
【0169】(3)本品10.0g及びテトラヒドロフ
ラン100mlの混合物にグリオキシル酸エチルエステ
ル水和物2.90gのテトラヒドロフラン溶液を室温で
加えた後、一夜かくはんし、さらに30分間加熱還流す
る。反応後、溶媒を減圧下留去し、残査をクロロホルム
に溶解し、2%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及
び飽和食塩水で洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。得られ
る残査をシュウ酸、エタノール及びエーテルで処理し
て、2−n−プロピル−3−{2’−(t−ブトキシカ
ルボニル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,5,
6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン
−4−カルボン酸エチルエステル・シュウ酸塩8.45
gを得る。
【0170】M.P.166−168℃。
【0171】参考例8 (1)2−エチルイミダゾール100g及びトリエチル
アミン115gのクロロホルム800ml溶液を0℃で
かくはんしながら、その中にジメチルスルファモイルク
ロリド153gのクロロホルム200ml溶液を加え、
室温で一夜かくはんする。反応液に水1.5リットルを
加え、有機層を分取後、濃縮する。濃縮残査を酢酸エチ
ル1リットルに溶解し、洗浄、乾燥後、濃縮し、さらに
減圧蒸留して、1−ジメチルスルファモイル−2−エチ
ルイミダゾール182gを無色液体として得る。
【0172】b.p.139−142℃(5mmHg) NMR(CDCl3 )δ:1.37(3H,t)、2.
89(6H,s)、6.94(1H,d)、7.23
(1H,d) (2)本品53gのテトラヒドロフラン1リットル溶液
を−78℃でかくはんしながら、1.6Mn−ブチルリ
チウム−n−ヘキサン溶液185mlを加えて同温度で
1時間かくはんし、さらにN−t−ブトキシカルボニル
アジリジン52gのテトラヒドロフラン300ml溶液
を加え、続いてボロントリフルオリド−エチルエーテル
錯体147gを加え、同温度で2時間かくはんする。そ
の後、反応液を飽和炭酸カリウム水溶液2リットル中へ
冷却下注ぐ。テトラヒドロフランを減圧下留去し、水層
を酢酸エチルで抽出、洗浄、乾燥後、濃縮する。残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:クロロホ
ルム−メタノ−ル)で精製して、1−ジメチルスルファ
モイル−2−エチル−5−{2−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)エチル}イミダゾール67gを黄色油状物
として得る。
【0173】NMR(CDCl3 )δ:1.35(3
H,t)、1.43(9H,s)、2.87(6H,
s)、6.72(1H,s) (3)本品67gの10%塩酸600ml溶液を2時間
加熱還流後、溶媒を減圧下留去する。残査(黒色油状
物)を酢酸300mlに溶解後、無水フタル酸及び酢酸
ナトリウムを加え、参考例4−(3)と同様に処理し
て、粗製の2−エチル−4−(2−フタルイミドエチ
ル)イミダゾール26gを白色粉末として得る。
【0174】(4)本品及び2’−(1−トリチル−1
H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメ
チルブロミドを参考例7−(1)と同様に処理後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶媒:n−ヘキサン
−酢酸エチル)で精製して、2−エチル−4−(2−フ
タルイミドエチル)−1−{2’−(1−トリチル−1
H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル}
メチルイミダゾールを白色泡状物として得る。 M.P.173−174℃(フマル酸塩) (5)本品を参考例4−(5)と同様に処理して(但
し、反応時間は一夜)、2−エチル−4−アミノエチル
−1−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル}メチルイミダゾール
を泡状物として得る。
【0175】(6)本品7.48gをテトラヒドロフラ
ン60mlに溶解し、さらにグリオキシル酸エチルエス
テル水和物1.56gを加えた後、室温で一夜かくはん
し、さらに1時間加熱還流する。反応後、溶媒を減圧下
留去し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(溶媒:クロロホルム−メタノ−ル)で精製して、2−
エチル−3−{2’−(1−トリチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
ジン−4−カルボン酸エチルエステル・シュウ酸塩5.
54gを得る。
【0176】M.P.142−146℃。
【0177】参考例9 (1)2−エチル−4−(2−フタルイミドエチル)イ
ミダゾール及び2’−t−ブトキシカルボニルビフェニ
ル−4−イルメチルブロミドを参考例8−(4)と同様
にして、2−エチル−4−(2−フタルイミドエチル)
−1−(2’−t−ブトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチルイミダゾールを油状物として得る。 NMR(CDCl3 )δ:1.20(3H,t)、1.
25(9H,s)、5.02(2H,s)、6.64
(1H,s) (2)本品を参考例4−(5)と同様に処理して(但
し、反応時間は一夜)、2−エチル−4−アミノエチル
−1−(2’−t−ブトキシカルボニルビフェニル−4
−イル)メチルイミダゾールを油状物として得る。
【0178】(3)本品を参考例7−(3)と同様に処
理して、2−エチル−3−(2’−t−ブトキシカルボ
ニルビフェニル−4−イル)メチル−4,5,6,7−
テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−4−カ
ルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得る。
【0179】NMR(CDCl3 )δ:1.22(3
H,t)、1.28(9H,s)、1.31(3H,
t) FAB−MS(m/z):490(MH+ )、211
(base)
【0180】
【発明の効果】本発明の有効成分であるイミダゾインド
リジン誘導体〔I〕及びその薬理的に許容し得る塩は、
優れたアンジオテンシンII拮抗作用を有するので、高
血圧症、腎炎、糖尿病性腎症、原発性アルドステロン
症、動脈硬化症、痴呆症、脳循環不全、慢性心不全、狭
心症の予防及び/又は治療に効果的に用いることができ
る。
【0181】さらにイミダゾインドリジン誘導体〔I〕
及びその薬理的に許容し得る塩は、毒性が低く、例え
ば、2−n−ブチル−8−エトキシカルボニル−9−ヒ
ドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イ
ル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9a
−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インド
リジン−7−オン・2ナトリウム塩をマウスに300m
g/kgを1週間経口投与しても、死亡例は全く観察さ
れなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 471/14 102 7602−4C (72)発明者 成田 寛 埼玉県浦和市大字大門1436

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔但し、R1 は低級アルキル基、R2 は水素原子、シア
    ノ基、低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アル
    コキシカルボニル基、フェニル低級アルコキシカルボニ
    ル基、低級アルキルスルホニル基、置換基を有していて
    もよいフェニル基、アリールカルボニル基、又は含窒素
    5〜6員環複素単環式基置換カルボニル基、環Aは置換
    基を有していてもよいフェニル基、mは0又は1を表
    す。〕で示されるイミダゾインドリジン誘導体またはそ
    の薬理的に許容しうる塩を有効成分とするアンジオテン
    シンII拮抗薬。
  2. 【請求項2】 R2 がシアノ基;低級アルカノイル基;
    低級アルコキシカルボニル基;フェニル低級アルコキシ
    カルボニル基;置換基を有していてもよいフェニル基;
    又はアリールカルボニル基であり、環Aが保護されてい
    てもよいテトラゾリル基及び保護されていてもよいカル
    ボキシル基から選ばれる基で置換されていてもよいフェ
    ニル基である請求項1記載のアンジオテンシンII拮抗
    薬。
  3. 【請求項3】 R2 がシアノ基、低級アルカノイル基、
    低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルコキシ
    カルボニル基、ハロゲノフェニル基又はベンゾイル基、
    環Aがテトラゾリルフェニル基又はカルボキシフェニル
    基である請求項1記載のアンジオテンシンII拮抗薬。
  4. 【請求項4】 R2 がシアノ基、低級アルカノイル基、
    低級アルコキシカルボニル基、ハロゲノフェニル基又は
    ベンゾイル基であり、mが1である請求項3記載のアン
    ジオテンシンII拮抗薬。
  5. 【請求項5】 R2 がシアノ基、低級アルコキシカルボ
    ニル基又はベンゾイル基である請求項4記載のアンジオ
    テンシンII拮抗薬。
  6. 【請求項6】 R2 がシアノ基又は低級アルカノイル
    基、環Aがテトラゾリルフェニル基である請求項4記載
    のアンジオテンシンII拮抗薬。
  7. 【請求項7】 R1 がエチル基、n−プロピル基又はn
    −ブチル基、R2 がシアノ基、アセチル基、メトキシカ
    ルボニル基、エトキシカルボニル基、ベンジルオキシカ
    ルボニル基、クロロフェニル基又はベンゾイル基である
    請求項6記載のアンジオテンシンII拮抗薬。
  8. 【請求項8】 2−n−ブチル−8−エトキシカルボニ
    ル−9−ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−
    ル−5−イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,
    4,5,9a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5
    −g〕インドリジン−7−オンまたはその薬理的に許容
    しうる塩を有効成分とするアンジオテンシンII拮抗
    薬。
  9. 【請求項9】 2−n−ブチル−8−シアノ−9−ヒド
    ロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−イ
    ル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9a
    −テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕インド
    リジン−7−オンまたはその薬理的に許容しうる塩を有
    効成分とするアンジオテンシンII拮抗薬。
  10. 【請求項10】 2−n−ブチル−8−アセチル−9−
    ヒドロキシ−1−{2’−(1H−テトラゾ−ル−5−
    イル)ビフェニル−4−イル}メチル−1,4,5,9
    a−テトラヒドロ−7H−イミダゾ〔4,5−g〕イン
    ドリジン−7−オンまたはその薬理的に許容しうる塩を
    有効成分とするアンジオテンシンII拮抗薬。
  11. 【請求項11】 高血圧症、腎炎、糖尿病性腎症、原発
    性アルドステロン症、動脈硬化症、痴呆症、脳循環不
    全、慢性心不全又は狭心症の予防及び/又は治療剤であ
    る請求項1〜10記載のアンジオテンシンII拮抗薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530851A (ja) * 2002-06-27 2005-10-13 アングルディア 高血圧症の治療のためのカゼインペプチドの使用方法

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