JPH06312760A - 防水カメラ用パッキン - Google Patents
防水カメラ用パッキンInfo
- Publication number
- JPH06312760A JPH06312760A JP9759593A JP9759593A JPH06312760A JP H06312760 A JPH06312760 A JP H06312760A JP 9759593 A JP9759593 A JP 9759593A JP 9759593 A JP9759593 A JP 9759593A JP H06312760 A JPH06312760 A JP H06312760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- front cover
- back cover
- hinge
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装着される防水カメラの構造の複雑化を招く
ことなく、また、部品形状の管理の煩雑化を招くことな
く、均一な防水効果を得ることのできる防水カメラ用パ
ッキンを提供することを目的とする。 【構成】 前カバー1と、この前カバー1に蝶番2を介
して回動自在に取り付けられるとともに、その回動側の
端部に設けられた係止手段により、前記前カバー1に係
止される裏蓋3との間に介装されて、両者間を液密に封
止する防水カメラ用パッキン11であって、環状に形成
されているとともに、前記蝶番2と係止手段との中間に
位置させられる部分の肉厚が最も厚くなるように形成さ
れていることを特徴とする。
ことなく、また、部品形状の管理の煩雑化を招くことな
く、均一な防水効果を得ることのできる防水カメラ用パ
ッキンを提供することを目的とする。 【構成】 前カバー1と、この前カバー1に蝶番2を介
して回動自在に取り付けられるとともに、その回動側の
端部に設けられた係止手段により、前記前カバー1に係
止される裏蓋3との間に介装されて、両者間を液密に封
止する防水カメラ用パッキン11であって、環状に形成
されているとともに、前記蝶番2と係止手段との中間に
位置させられる部分の肉厚が最も厚くなるように形成さ
れていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水カメラ用パッキン
に係わり、前カバーとこの前カバーに蝶番を介して回動
自在に取り付けられた裏蓋とを備えた防水カメラに用い
て好適なパッキンに関するものである。
に係わり、前カバーとこの前カバーに蝶番を介して回動
自在に取り付けられた裏蓋とを備えた防水カメラに用い
て好適なパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防水カメラとして、図4に示すよ
うに、前カバー1と、この前カバー1に蝶番2を介して
回動自在に取り付けられるとともに、前記前カバー1の
開口部を閉塞する裏蓋3とを備え、これらの突き合わせ
部分に、両者間を液密に封止する環状のパッキン4を介
装させた構成のものが知られている。
うに、前カバー1と、この前カバー1に蝶番2を介して
回動自在に取り付けられるとともに、前記前カバー1の
開口部を閉塞する裏蓋3とを備え、これらの突き合わせ
部分に、両者間を液密に封止する環状のパッキン4を介
装させた構成のものが知られている。
【0003】そして、この従来の防水カメラでは、前記
蝶番2の反対側、すなわち、裏蓋3の回動側の端部にお
いて、前記前カバー1と裏蓋3とが適宜の係止手段(図
示略)によって相互に固定され、この状態において、前
記パッキン4が前カバー1と裏蓋3とによって弾性変形
させられるとともに両者に圧着させられて、これらの突
き合わせ部分が液密に封止されるようになっている。
蝶番2の反対側、すなわち、裏蓋3の回動側の端部にお
いて、前記前カバー1と裏蓋3とが適宜の係止手段(図
示略)によって相互に固定され、この状態において、前
記パッキン4が前カバー1と裏蓋3とによって弾性変形
させられるとともに両者に圧着させられて、これらの突
き合わせ部分が液密に封止されるようになっている。
【0004】ところで、このような構成の防水カメラ1
においては、パッキン4の弾発力の支持が、前記蝶番2
と係止手段とによって行われるが、通常、前カバー1や
裏蓋3がプラスチック等によって形成されて、ある程度
の弾性を有していることから、前カバー1と裏蓋3とに
よるパッキン4の挟持力が、前記蝶番2と係止手段との
間において弱まり、この部分において、図4に示すよう
に、裏蓋3あるいは前カバー1(図示例では裏蓋3)
が、パッキン4の弾性力によって押し広げられて相互に
離間する方向に湾曲させられる現象が生じる。
においては、パッキン4の弾発力の支持が、前記蝶番2
と係止手段とによって行われるが、通常、前カバー1や
裏蓋3がプラスチック等によって形成されて、ある程度
の弾性を有していることから、前カバー1と裏蓋3とに
よるパッキン4の挟持力が、前記蝶番2と係止手段との
間において弱まり、この部分において、図4に示すよう
に、裏蓋3あるいは前カバー1(図示例では裏蓋3)
が、パッキン4の弾性力によって押し広げられて相互に
離間する方向に湾曲させられる現象が生じる。
【0005】そして、このような現象が生じると、前述
した前カバー1と裏蓋3とが離間した位置において、前
記パッキン4と前カバー1や裏蓋3との圧着力が弱ま
り、防水機能が低下するおそれがある。
した前カバー1と裏蓋3とが離間した位置において、前
記パッキン4と前カバー1や裏蓋3との圧着力が弱ま
り、防水機能が低下するおそれがある。
【0006】一方、このような不具合への対処方法の一
例として、例えば、図5に示すように、前述した裏蓋3
の湾曲量を想定して、前記裏蓋3を、予め逆向きに湾曲
させておき、裏蓋3を前カバー1に装着した際に、湾曲
部分に前カバー1に向かう変形力を生じさせ、この変形
力と前記パッキン4の弾発力とを平衡させることによ
り、図6に示すように、裏蓋3を前カバー1と平行な状
態に保持することが挙げられている。
例として、例えば、図5に示すように、前述した裏蓋3
の湾曲量を想定して、前記裏蓋3を、予め逆向きに湾曲
させておき、裏蓋3を前カバー1に装着した際に、湾曲
部分に前カバー1に向かう変形力を生じさせ、この変形
力と前記パッキン4の弾発力とを平衡させることによ
り、図6に示すように、裏蓋3を前カバー1と平行な状
態に保持することが挙げられている。
【0007】ところが、このような対処方法であると、
裏蓋3を逆向きに湾曲させるための成形条件の設定や後
加工が必要であり、また、裏蓋3を前カバー1に装着し
た際に、この裏蓋3が直線となるような適切な湾曲量を
与えることが難しいといった問題点がある。特に、この
ような防水カメラは大量生産によって生産されるもので
あるから、個々の裏蓋3の湾曲量を常に一定に保持する
ことはきわめて難しい。
裏蓋3を逆向きに湾曲させるための成形条件の設定や後
加工が必要であり、また、裏蓋3を前カバー1に装着し
た際に、この裏蓋3が直線となるような適切な湾曲量を
与えることが難しいといった問題点がある。特に、この
ような防水カメラは大量生産によって生産されるもので
あるから、個々の裏蓋3の湾曲量を常に一定に保持する
ことはきわめて難しい。
【0008】また、他の方法として、実開昭57ー60
129号公報に示されるように、前記蝶番に、前カバー
と裏蓋とをその突き合わせ方向に所定量相対移動させる
逃がし機構を設け、裏蓋の閉塞時において前記裏蓋の端
部を逃がしてやることにより、この裏蓋を全体として直
線状に保持するようにした技術や、特開昭55ー594
50号公報に示されるように、蝶番や係止部材に前述と
同様の逃がし機構を設けるとともに、この逃がし機構
に、裏蓋を前カバーに向けて押圧する弾発部材を介装し
て、この弾発部材により、裏蓋の両端部を前カバーから
適宜距離離間させることによって、前記裏蓋の湾曲量を
軽減させる技術が提案されている。
129号公報に示されるように、前記蝶番に、前カバー
と裏蓋とをその突き合わせ方向に所定量相対移動させる
逃がし機構を設け、裏蓋の閉塞時において前記裏蓋の端
部を逃がしてやることにより、この裏蓋を全体として直
線状に保持するようにした技術や、特開昭55ー594
50号公報に示されるように、蝶番や係止部材に前述と
同様の逃がし機構を設けるとともに、この逃がし機構
に、裏蓋を前カバーに向けて押圧する弾発部材を介装し
て、この弾発部材により、裏蓋の両端部を前カバーから
適宜距離離間させることによって、前記裏蓋の湾曲量を
軽減させる技術が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の対処方法においても、なおつぎのような解決
すべき問題点が残されている。
うな従来の対処方法においても、なおつぎのような解決
すべき問題点が残されている。
【0010】すなわち、前者の場合、水中において十分
な水圧が得られる状態においては、裏蓋が直線状態を保
持したままパッキンを圧縮するから、全体として均一な
防水機能が得られるものの、前記水圧が十分でない場
合、蝶番側におけるパッキンの圧着力が弱いために、防
水機能の低下が予測されるといった問題点である。
な水圧が得られる状態においては、裏蓋が直線状態を保
持したままパッキンを圧縮するから、全体として均一な
防水機能が得られるものの、前記水圧が十分でない場
合、蝶番側におけるパッキンの圧着力が弱いために、防
水機能の低下が予測されるといった問題点である。
【0011】また、後者の場合、蝶番や係止部材に弾発
部材を組み込まなければならないから、構造が複雑にな
るばかりでなく、部品点数の増加を招いて組立作業が煩
雑化してしまうといった問題点である。
部材を組み込まなければならないから、構造が複雑にな
るばかりでなく、部品点数の増加を招いて組立作業が煩
雑化してしまうといった問題点である。
【0012】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みさ
れたもので、装着される防水カメラの構造の複雑化を招
くことなく、また、部品形状の管理の煩雑化を招くこと
なく、均一な防水機能を得ることのできる防水カメラ用
パッキンを提供することを目的とする。
れたもので、装着される防水カメラの構造の複雑化を招
くことなく、また、部品形状の管理の煩雑化を招くこと
なく、均一な防水機能を得ることのできる防水カメラ用
パッキンを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明に係わる防水カメラ用パッキンは、前カ
バーと、この前カバーに蝶番を介して回動自在に取り付
けられるとともに、その回動側の端部に設けられた係止
手段により、前記前カバーに係止される裏蓋との間に介
装されて、両者間を液密に封止する防水カメラ用パッキ
ンであって、環状に形成されているとともに、前記蝶番
と係止手段との中間に位置させられる部分の肉厚が最も
厚くなるように形成されていることを特徴とする。
ために、本発明に係わる防水カメラ用パッキンは、前カ
バーと、この前カバーに蝶番を介して回動自在に取り付
けられるとともに、その回動側の端部に設けられた係止
手段により、前記前カバーに係止される裏蓋との間に介
装されて、両者間を液密に封止する防水カメラ用パッキ
ンであって、環状に形成されているとともに、前記蝶番
と係止手段との中間に位置させられる部分の肉厚が最も
厚くなるように形成されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係わる防水カメラ用パッキンは、前カ
バーと裏蓋とによって挟持された状態において、蝶番と
係止部材との間に位置する部分の裏蓋あるいは前カバー
が湾曲した場合、パッキンの前記湾曲部分に位置させら
れる部分が厚肉に形成されていることにより、この部分
において、前カバーと裏蓋とにより、蝶番や係止部材に
対応した位置における変形量と同等の変形が与えられ
る。これによって、パッキンの全周にわたって均一な圧
着力が得られ、均一な防水機能が得られる。
バーと裏蓋とによって挟持された状態において、蝶番と
係止部材との間に位置する部分の裏蓋あるいは前カバー
が湾曲した場合、パッキンの前記湾曲部分に位置させら
れる部分が厚肉に形成されていることにより、この部分
において、前カバーと裏蓋とにより、蝶番や係止部材に
対応した位置における変形量と同等の変形が与えられ
る。これによって、パッキンの全周にわたって均一な圧
着力が得られ、均一な防水機能が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1ない
し図4に基づき説明する。なお、以下の説明中、図4な
いし図6と共通する部分については同一符号を用いて説
明を簡略化する。
し図4に基づき説明する。なお、以下の説明中、図4な
いし図6と共通する部分については同一符号を用いて説
明を簡略化する。
【0016】図1中符号10は、本実施例が適用された
防水カメラを示し、この防水カメラ10は、図1および
図4に示すように、前カバー1と、この前カバー1に蝶
番2を介して回動自在に取り付けられた裏蓋3と、これ
らの突き合わせ部分に介装されたパッキン11と、前記
裏蓋3の回動側の端部に設けられ、この裏蓋3の端部を
前記前カバー1に係止するための係止部材(図示略)と
によって概略構成されている。
防水カメラを示し、この防水カメラ10は、図1および
図4に示すように、前カバー1と、この前カバー1に蝶
番2を介して回動自在に取り付けられた裏蓋3と、これ
らの突き合わせ部分に介装されたパッキン11と、前記
裏蓋3の回動側の端部に設けられ、この裏蓋3の端部を
前記前カバー1に係止するための係止部材(図示略)と
によって概略構成されている。
【0017】ついでこれらの詳細について説明すれば、
前記前カバー1および裏蓋3は、樹脂の射出成形によっ
て形成されている。そして、前記前カバー1は、図1に
示すように、その中央部に前方へ突出するようにしてレ
ンズ収納部12が形成されており、このレンズ収納部1
2の前部開口13には、透明な保護カバー14が、Oリ
ング15を介して取り付けられている。
前記前カバー1および裏蓋3は、樹脂の射出成形によっ
て形成されている。そして、前記前カバー1は、図1に
示すように、その中央部に前方へ突出するようにしてレ
ンズ収納部12が形成されており、このレンズ収納部1
2の前部開口13には、透明な保護カバー14が、Oリ
ング15を介して取り付けられている。
【0018】また、前記前カバー1の後部開口16に
は、後方へ突出する矩形状の鍔17が一体に設けられて
おり、この鍔17を取り囲むようにして、前記裏蓋3が
取り付けられるようになっている。
は、後方へ突出する矩形状の鍔17が一体に設けられて
おり、この鍔17を取り囲むようにして、前記裏蓋3が
取り付けられるようになっている。
【0019】前記裏蓋3は、前記前カバー1に取り付け
られた状態において前記鍔17と対向する位置に、矩形
状の溝18が形成され、この溝18内に、本実施例に係
わるパッキン11が取り付けられている。したがって、
このパッキン11は、前記裏蓋3が前カバー1に取り付
けられた際に、前記鍔17が当接させられて圧縮される
ようになっている。
られた状態において前記鍔17と対向する位置に、矩形
状の溝18が形成され、この溝18内に、本実施例に係
わるパッキン11が取り付けられている。したがって、
このパッキン11は、前記裏蓋3が前カバー1に取り付
けられた際に、前記鍔17が当接させられて圧縮される
ようになっている。
【0020】前記パッキン11は、ゴムの成形品であ
り、その全体形状が、図2に示すように、前記溝18と
同様に矩形状に形成されているとともに、対向する一対
の辺11a・11bの厚さが、その長さ方向の中央にお
いて最大厚さbとなるように、漸次厚くなるように設定
されているとともに、他の一対の辺11c・11dの厚
さが、厚肉となされた辺11a・11bの最小厚さaと
同一寸法で均一な厚さに形成されている。
り、その全体形状が、図2に示すように、前記溝18と
同様に矩形状に形成されているとともに、対向する一対
の辺11a・11bの厚さが、その長さ方向の中央にお
いて最大厚さbとなるように、漸次厚くなるように設定
されているとともに、他の一対の辺11c・11dの厚
さが、厚肉となされた辺11a・11bの最小厚さaと
同一寸法で均一な厚さに形成されている。
【0021】そして、このパッキン11は、厚肉となさ
れた辺11a・11bが前記蝶番2と直交し、他の辺1
1c・11dが蝶番2と平行となるように前記溝18内
に装着されるようになっている。
れた辺11a・11bが前記蝶番2と直交し、他の辺1
1c・11dが蝶番2と平行となるように前記溝18内
に装着されるようになっている。
【0022】また、前記辺11a・11bにおける最小
肉厚aから最大肉厚bに至るまでの厚みの増加率は、そ
の湾曲線が、従来のパッキン4を用いた場合に生じる裏
蓋3の湾曲線に沿うように設定されている。
肉厚aから最大肉厚bに至るまでの厚みの増加率は、そ
の湾曲線が、従来のパッキン4を用いた場合に生じる裏
蓋3の湾曲線に沿うように設定されている。
【0023】このように形成された本実施例のパッキン
11は、前述したように、均一な肉厚とされた辺11c
・11dが蝶番2や係止部材が設けられた側に位置する
ようにして裏蓋3の溝18に装着される。
11は、前述したように、均一な肉厚とされた辺11c
・11dが蝶番2や係止部材が設けられた側に位置する
ようにして裏蓋3の溝18に装着される。
【0024】そして、前記裏蓋3を回動させて前カバー
1の後部開口16を閉塞したのち、その回動側の端部を
係止部材によって係止すると、前記パッキン11が前カ
バー1に形成されている鍔17に圧接させられて弾性変
形させられることにより、前カバー1と裏蓋3との突き
合わせ部が液密に封止される。
1の後部開口16を閉塞したのち、その回動側の端部を
係止部材によって係止すると、前記パッキン11が前カ
バー1に形成されている鍔17に圧接させられて弾性変
形させられることにより、前カバー1と裏蓋3との突き
合わせ部が液密に封止される。
【0025】ここで、パッキン11の弾発力により、前
記蝶番2と係止部材の間の挟持力の弱い部分において、
前記裏蓋3が前カバー1から離間する方向に湾曲させら
れるが、この部分におけるパッキン11が、前記裏蓋3
の湾曲形状とほぼ同一形状となるように肉厚形状となさ
れていることから、前記パッキン11に他の部分と略同
一の変形量が与えられ、パッキン11と前カバー1およ
び裏蓋3との圧着力が、パッキン11の全周にわたって
ほぼ均一化される。したがって、前記裏蓋3の湾曲部分
における防水機能の低下が抑制される。
記蝶番2と係止部材の間の挟持力の弱い部分において、
前記裏蓋3が前カバー1から離間する方向に湾曲させら
れるが、この部分におけるパッキン11が、前記裏蓋3
の湾曲形状とほぼ同一形状となるように肉厚形状となさ
れていることから、前記パッキン11に他の部分と略同
一の変形量が与えられ、パッキン11と前カバー1およ
び裏蓋3との圧着力が、パッキン11の全周にわたって
ほぼ均一化される。したがって、前記裏蓋3の湾曲部分
における防水機能の低下が抑制される。
【0026】しかも、パッキン11をゴム等の成形品で
形成することにより、寸法精度の高い製品が容易に得ら
れるとともに、防水カメラ自体への加工が不要であるこ
とから、寸法管理が容易となり、かつ、組み立て工程の
煩雑化も防止される。
形成することにより、寸法精度の高い製品が容易に得ら
れるとともに、防水カメラ自体への加工が不要であるこ
とから、寸法管理が容易となり、かつ、組み立て工程の
煩雑化も防止される。
【0027】なお、前記実施例に示した諸形状や寸法等
は一例であって、適用する防水カメラの形状あるいは設
計要求等に基づき種々変更可能である。
は一例であって、適用する防水カメラの形状あるいは設
計要求等に基づき種々変更可能である。
【0028】例えば、前記実施例においては、パッキン
11の断面形状を四角形状とした例について示したが、
円形あるいは多角形の断面形状としてもよいものであ
る。
11の断面形状を四角形状とした例について示したが、
円形あるいは多角形の断面形状としてもよいものであ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の防水カメ
ラ用パッキンは、前カバーと、この前カバーに蝶番を介
して回動自在に取り付けられるとともに、その回動側の
端部に設けられた係止手段により、前記前カバーに係止
される裏蓋との間に介装されて、両者間を液密に封止す
る防水カメラ用パッキンであって、環状に形成されてい
るとともに、前記蝶番と係止手段との中間に位置させら
れる部分の肉厚が最も厚くなるように形成されているこ
とを特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏す
る。
ラ用パッキンは、前カバーと、この前カバーに蝶番を介
して回動自在に取り付けられるとともに、その回動側の
端部に設けられた係止手段により、前記前カバーに係止
される裏蓋との間に介装されて、両者間を液密に封止す
る防水カメラ用パッキンであって、環状に形成されてい
るとともに、前記蝶番と係止手段との中間に位置させら
れる部分の肉厚が最も厚くなるように形成されているこ
とを特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏す
る。
【0030】裏蓋を回動させて前カバーを閉塞し、その
回動側の端部を係止部材によって係止すると、パッキン
の弾発力により、前記蝶番と係止部材の間の挟持力の弱
い部分において、前記裏蓋が前カバーから離間する方向
に湾曲させられるが、この部分におけるパッキンを、そ
の中央部が最大厚さとなるような形状としたから、パッ
キンに、他の部分と略同一の変形量を与えることがで
き、パッキンと前カバーおよび裏蓋との圧着力を、パッ
キンの全周にわたってほぼ均一にすることができる。し
たがって、前記裏蓋の湾曲部分における防水機能の低下
を抑制することができる。
回動側の端部を係止部材によって係止すると、パッキン
の弾発力により、前記蝶番と係止部材の間の挟持力の弱
い部分において、前記裏蓋が前カバーから離間する方向
に湾曲させられるが、この部分におけるパッキンを、そ
の中央部が最大厚さとなるような形状としたから、パッ
キンに、他の部分と略同一の変形量を与えることがで
き、パッキンと前カバーおよび裏蓋との圧着力を、パッ
キンの全周にわたってほぼ均一にすることができる。し
たがって、前記裏蓋の湾曲部分における防水機能の低下
を抑制することができる。
【0031】しかも、パッキンはゴム等の成形品で形成
することができるので、寸法精度の高い製品が容易に得
られるとともに、防水カメラ自体への加工が不要である
ことから、寸法管理が容易であり、かつ、組み立て工程
の煩雑化も防止することができる。
することができるので、寸法精度の高い製品が容易に得
られるとともに、防水カメラ自体への加工が不要である
ことから、寸法管理が容易であり、かつ、組み立て工程
の煩雑化も防止することができる。
【図1】本発明の一実施例が適用された防水カメラの縦
断面側面図である。
断面側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図4】従来および本発明の一実施例が適用された防水
カメラの平面図である。
カメラの平面図である。
【図5】従来の裏蓋の湾曲防止構造の一例を示す平面図
である。
である。
【図6】従来の裏蓋の湾曲防止構造が適用された防水カ
メラの平面図である。
メラの平面図である。
1 前カバー 2 蝶番 3 裏蓋 10 防水カメラ 11 パッキン 16 後部開口 18 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 前カバーと、この前カバーに蝶番を介し
て回動自在に取り付けられるとともに、その回動側の端
部に設けられた係止手段により、前記前カバーに係止さ
れる裏蓋との間に介装されて、両者間を液密に封止する
防水カメラ用パッキンであって、環状に形成されている
とともに、前記蝶番と係止手段との中間に位置させられ
る部分の肉厚が最も厚くなるように形成されていること
を特徴とする防水カメラ用パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09759593A JP3182023B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 防水カメラ用パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09759593A JP3182023B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 防水カメラ用パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312760A true JPH06312760A (ja) | 1994-11-08 |
JP3182023B2 JP3182023B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=14196595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09759593A Expired - Fee Related JP3182023B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 防水カメラ用パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182023B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6002884A (en) * | 1996-01-26 | 1999-12-14 | Minolta Co., Ltd. | Waterproof mechanism, sealing member, and camera including the same |
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