JPH06312356A - Cnc治具研削盤の駆動制御装置 - Google Patents

Cnc治具研削盤の駆動制御装置

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JPH06312356A
JPH06312356A JP10416793A JP10416793A JPH06312356A JP H06312356 A JPH06312356 A JP H06312356A JP 10416793 A JP10416793 A JP 10416793A JP 10416793 A JP10416793 A JP 10416793A JP H06312356 A JPH06312356 A JP H06312356A
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calculating
taper
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Fuchio Miyazawa
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下に連なるテーパー部と垂直部との連続加
工を可能ならしめて、その加工時間の短縮と無人運転を
可能にしたCNC治具研削盤の駆動制御装置を提供する
ことにある。 【構成】 上下に連なるテーパー部5aと垂直部5bとを連
続加工するCNC治具研削盤であって、被研削物1の輪
郭加工面5の長さを算出する算出手段A6、算出手段A
6により算出された被研削物の輪郭加工面の長さに基づ
き該加工面の加工分割回数を算出する算出手段B7、テ
ーパー部5aの加工距離とこのテーパー部に連なる垂直部
5bの加工距離を算出する算出手段C8、テーパー部のテ
ーパー角度θに基づき前記スピンドル2と作業テーブル
1との移動距離を算出する算出手段D9、算出手段D9
により算出された移動距離に基づいてスピンドル2とテ
ーブル1とを移動させる駆動機構A10、駆動機構A10に
よるスピンドルの移動量が前記算出手段C8により算出
されたテーパー部5aの加工距離に到達した時点でスピン
ドル2のみが単独で移動して垂直部を加工する様に前記
駆動機構A10を制御する制御手段A11、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右・前後に移動する
作業テーブル上に載置セットされたコーナー円弧状で平
面矩形形状の被研削物の輪郭加工面に、前記テーブルの
移動と上下に移動するスピンドルの移動とによって該ス
ピンドルに取り付けた研削砥石を沿わせながら上下に連
なるテーパー部と垂直部とを連続加工するCNC治具研
削盤に関し、特に上下に連なるテーパー部と垂直部とを
連続加工するその加工動作の駆動制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、この種のCNC治
具研削盤は、作業テーブル上に載置セットされた被研削
物の輪郭加工面に、テーパー部と垂直部とを上下に連ね
て研削加工する場合、まず初めに砥石を取り付けたスピ
ンドルの角度を垂直な姿勢から加工するテーパー部のテ
ーパー角度に合わせてこの角度に沿わせたスピンドルの
下降及び上昇方向の移動とNC装置からのNC指令によ
るテーブルの左右・前後方向の移動によって砥石を前記
加工面に沿わせながら該加工面にテーパー部を加工し、
テーパー部の加工が終了した後に、スピンドルを垂直な
元の姿勢に戻してテーパー部に連なる垂直部を加工して
いた。然るに、従来の研削盤は被研削物を載置する作業
テーブルを左右・前後方向即ちX軸方向とY軸方向に移
動させるその駆動はNC指令によるNC自動運転が可能
なものの、砥石を支持するスピンドルを上下方向即ちZ
軸方向に移動させるその駆動はシリンダーによる機械的
に行なっているために、テーパー部のみ、或いは垂直部
のみの単独加工であれば可能であるが、両者を連続加工
することができない。即ち、従来の研削盤はテーブルを
移動させるX軸とY軸の駆動部のみを自動運転を可能と
する二次源制御であるために、テーパー部と垂直部とを
被研削物の加工面に連続加工することはできいものであ
った。従って、従来ではテーパー部と垂直部とを被研削
物の輪郭加工面に加工するためにはスピンドルの角度を
変える段取りを行なわなければならない。即ちテーパー
部を加工するための段取りとテーパー部の加工が終了し
た後に垂直部を加工する段取りとを行なわなければなら
ないために、作業能率が極めて悪い。しかも2工程に分
けてテーパー部と垂直部の加工を行なわなければならな
いことから、加工時間が長くなってしまうと言う問題が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
事情に鑑みてなされたもので、上下に連なるテーパー部
と垂直部との連続加工を可能ならしめて、その加工時間
の短縮と無人運転を可能にしたCNC治具研削盤の駆動
制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じる技術的手段は、左右・前後に移動する
作業テーブル上に載置セットされた被研削物の輪郭加工
面に、前記テーブルの移動と上下に移動するスピンドル
の移動とによって該スピンドルに取り付けた研削砥石を
沿わせながら上下に連なるテーパー部と垂直部とを連続
加工するCNC治具研削盤であって、被研削物の輪郭加
工面の長さを算出する算出手段A、算出手段Aにより算
出された被研削物の輪郭加工面の長さに基づき該加工面
の加工分割回数を算出する算出手段B、テーパー部の加
工距離とこのテーパー部に連なる垂直部の加工距離を算
出する算出手段C、テーパー部のテーパー角度に基づき
前記スピンドルと作業テーブルとの移動距離を算出する
算出手段D、算出手段Dにより算出された移動距離に基
づいてスピンドルとテーブルとを移動させる駆動機構
A、駆動機構Aによるスピンドルの移動量が前記算出手
段Cにより算出されたテーパー部の加工距離に到達した
時点でスピンドルのみが単独で移動して垂直部を加工す
る様に前記駆動機構Aを制御する制御手段A、を備えた
ことを特徴とする。
【0005】又、左右・前後に移動する作業テーブル上
に載置セットされたリング状被研削物の輪郭加工面に、
前記テーブルの移動と上下に移動するスピンドルの移動
とによって該スピンドルに取り付けた研削砥石を沿わせ
ながら上下に連なるテーパー部と垂直部とを連続加工す
るCNC治具研削盤であって、被研削物の輪郭加工面の
円周長さを算出する算出手段A、算出手段Aにより算出
された被研削物の輪郭加工面の円周長さに基づき該加工
面の加工分割回数を算出する算出手段B、テーパー部の
加工距離とこのテーパー部に連なる垂直部の加工距離を
算出する算出手段C、テーパー部のテーパー角度に基づ
き前記スピンドルと作業テーブルとの移動距離を算出す
る算出手段D、算出手段Dにより算出された移動距離に
基づきスピンドルとテーブルとを移動させる駆動機構
A、駆動機構Aによるスピンドルの移動量が前記算出手
段Cにより算出されたテーパー部の加工距離に到達した
時点でスピンドルのみが単独で移動して垂直部を加工す
る様に前記駆動機構Aを制御する制御手段A、前記算出
手段Bにより算出された加工分割回数に基づく駆動機構
Aによるテーブルの移動に追動させて砥石の偏心方向を
常に加工面に対し直角に向ける様にスピンドルを回転さ
せる駆動機構B、を備えたことを特徴とする。
【0006】更に、左右・前後に移動する作業テーブル
上に載置セットされたコーナー円弧状で平面矩形形状の
被研削物の輪郭加工面に、前記テーブルの移動と上下に
移動するスピンドルの移動とによって該スピンドルに取
り付けた研削砥石を沿わせながら上下に連なるテーパー
部と垂直部とを連続加工するCNC治具研削盤であっ
て、被研削物の輪郭加工面の各辺直線部の長さと各四隅
コーナーRの円弧長さを算出する算出手段A、算出手段
Aにより算出された被研削物の輪郭加工面の各辺直線部
の長さと各四隅コーナーRの円弧長さに基づき該直線部
と四隅コーナーRの加工分割回数を算出する算出手段
B、直線部とコーナーRのテーパー部の加工距離とこの
テーパー部に連なる垂直部の加工距離を算出する算出手
段C、直線部とコーナーRのテーパー部のテーパー角度
に基づき前記スピンドルと作業テーブルとの移動距離を
算出する算出手段D、算出手段Dにより算出された移動
距離に基づきスピンドルとテーブルとを移動させる駆動
機構A、駆動機構Aによるスピンドルの移動量が前記算
出手段Cにより算出されたテーパー部の加工距離に到達
した時点でスピンドルのみが単独で移動して垂直部を加
工する様に前記駆動機構Aを制御する制御手段A、前記
算出手段Bにより算出されたコーナーRの加工分割回数
に基づき該コーナーRに沿って前記駆動機構Aによるテ
ーブルの移動に追動させながらその移動に伴い変わる砥
石の偏心方向を常に加工面に対し直角に向ける様にスピ
ンドルを回転制御する駆動機構B、及び駆動機構Bによ
るスピンドルの前記駆動回転を、駆動機構Aによるテー
ブルの移動に同期させる制御手段B、を備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作 用】而して、上記した本発明の請求項1に記載
の技術的手段によれば、被研削物を載置セットする作業
テーブルの左右・前後の動きと研削砥石を独自駆動回転
可能に支持するスピンドルの上下の動きは、算出手段A
〜Dにより算出されて設定される加工条件(内容を含
む)に基づく駆動機構Aの駆動と、制御手段Aによる駆
動機構Aの前記駆動制御とによって実行されて、被研削
物の輪郭加工面に上下に連なるテーパー部と垂直部との
連続加工が行なわれる。
【0008】又、請求項2に記載の技術的手段によれ
ば、被研削物を載置セットする作業テーブルの左右・前
後の動きと研削砥石を独自駆動回転可能に支持するスピ
ンドルの上下の動きは、算出手段A〜Dにより算出され
て設定される加工条件(内容を含む)に基づく駆動機構
Aの駆動と、制御手段Aによる駆動機構Aの前記駆動制
御と、駆動機構Bにより砥石の偏心方向を常に加工面に
対し直角に(方線方向に)向けるスピンドルの回転制御
とによって実行されて、リング状被研削物の輪郭加工面
に上下に連なるテーパー部と垂直部との連続加工が行な
われる。
【0009】更に、請求項3に記載の技術的手段によれ
ば、被研削物を載置セットする作業テーブルの左右・前
後の動きと研削砥石を独自駆動回転可能に支持するスピ
ンドルの上下の動きは、算出手段A〜Dにより算出され
て設定される加工条件(内容を含む)に基づく駆動機構
Aの駆動と、制御手段Aによる駆動機構Aの前記駆動制
御とによって実行され、且つ駆動機構Bにより砥石の偏
心方向を常に加工面に対し直角に(方線方向に)向ける
スピンドルの駆動回転を、前記駆動機構Aの駆動に同期
させる動きは、制御手段Bによって実行されて、コーナ
ー円弧状で平面矩形形状を呈する被研削物の四隅コーナ
ーRと各辺直線部の輪郭加工面に上下に連なるテーパー
部と垂直部との連続加工が行なわれる。
【0010】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて以下説
明すれば、図1はCNC治具研削盤の外観(全体)を示
した側面図で、作業テーブル1は架台上に左右・前後方
向即ちX軸方向とY軸方向に移動自在に配設され、後述
する駆動機構A10のX軸サーボモーターX-1 により左右
方向に移動、そしてY軸サーボモーターY-1 により前後
方向に移動せしめて、その上面にセットされた平面矩形
形状を呈する被研削物3を前記左右・前後方向に移送す
る様になっている一方、スピンドル2は作業テーブル1
の上方位置に装着したスライド機構に固着支持させて上
下方向即ちZ軸方向に移動自在に配設され、駆動機構A
10により上下方向に移動せしめて、後述する自動切込み
装置12を介して下端に支持する高周波モーター13により
独自に駆動回転し被研削物4の輪郭加工面5を研削加工
する研削砥石3を、該加工面5に沿わせて上下往復移動
させる様になっている。
【0011】図3は本発明の駆動制御装置の第1実施例
に係る機能ブロック図で、図において6は被研削物4の
輪郭加工面5の長さを算出する算出手段A、7は算出手
段A6により算出された被研削物4の前記長さに基づき
輪郭加工面5の加工分割回数を算出する算出手段B、8
は輪郭加工面5のテーパー部5aの加工距離Lとこのテ
ーパー部5aに連なる垂直部5bの加工距離Lを算出する
算出手段C、9はテーパー部5aのテーパー角度θに基づ
き前記スピンドル2と作業テーブル1との同期させた移
動距離を算出する算出手段D、10は算出手段D9により
算出された移動距離に基づいてスピンドル2とテーブル
1とを移動させる駆動機構A、11は駆動機構A10による
スピンドル2の移動量が前記算出手段C8により算出さ
れたテーパー部5aの加工距離Lに到達した時点でスピ
ンドル2のみが単独で下降移動して垂直部5bを加工する
様に前記駆動機構A10を制御する制御手段Aであり、算
出手段A〜D6,7,8,9により算出されて設定され
る加工条件(内容を含む)に基づく駆動機構A10の駆動
と、この駆動を制御する制御手段A11による駆動機構A
10の制御動作とによって、作業テーブル1の左右・前後
方向の動きと研削砥石3を支持するスピンドル2の上下
方向の動きが実行されて、被研削物4の輪郭加工面5に
上下に連なるテーパー部5aと垂直部5bとの連続加工が行
なわれる様に構成してある。
【0012】上記した算出手段A〜D6,7,8,9
は、中央処理装置(CPU)に接続されいるメモリに、
各算出内容に応じて記憶した算出方程式である。例えば
算出手段A6による被研削物4の輪郭加工面5のX軸方
向又はY軸方向の長さ、即ち被研削物4の長辺方向L
又は短辺方向Lの長さを算出の場合、その長さを算出
(演算)し得る内容にてメモリに記憶した算出方程式
で、算出内容に応じて中央処理装置(CPU)に入力さ
れて算出(演算)処理される様に構成してある。そし
て、これら算出手段A〜D6,7,8,9により算出さ
れる上記した各種のデータは中央処理装置(CPU)に
接続されいるRAMに記憶され駆動機構A10は、中央処
理装置(CPU)に適宜の構成(電気)機器を介して接
続され、作業テーブル1を左右方向に移動させるX軸サ
ーボモーターA-1 と前後方向に移動させるY軸サーボモ
ーターY-1 、そしてスピンドル2を上下方向に移動させ
るZ軸サーボモーターZ-1 で、これら各サーボモーター
X-1 ,Y-1 ,Z-1 は駆動回路等の適宜の構成機器を介し
て中央処理装置(CPU)に接続され、該装置(CP
U)からの出力信号(データ)により作動せしめて、X
軸サーボモーターX-1 はテーブル1を左右(横)方向に
移動させる動きを与えると共に、Y軸サーボモーターY-
1 はテーブル1を前後方向に移動させる動きを与え、そ
してZ軸サーボモーターZ-1 はスピンドル2を上下方向
に移動される動きを与える様に構成してある。ちなみ
に、X軸・Y軸両サーボモーターX-1 ,Y-1 はボールネ
ジとボールナットとにより作業テーブル1の裏面におい
て該テーブル1に連繋されており、そして,Z軸サーボ
モーターZ-1 はボールネジとボールナット及びその他の
連結部材によりスピンドル2を垂直に支持する昇降枠12
に連繋されている。
【0013】制御手段A11は、Z軸サーボモーターZ-1
によるスピンドル2の下降移動量が前記算出手段C8に
より算出されたテーパー部5aの加工距離Lに到達した
時点でスピンドル2のみが単独で下降移動して垂直部5b
を加工する、即ち算出手段D9により算出された移動距
離に基づきZ軸サーボモーターA-3 によりスピンドル2
を下降移動させながら、この動きに同期させて行なうテ
ーパー部5aの研削加工が終了した時点で同期するX軸サ
ーボモーターX-1 又はY軸サーボモーターY-1による作
業テーブル1の左右又は前後方向の移動を止めてスピン
ドル2のみがその動きを止めることなく下降移動して垂
直部5bを加工する様に、そしてスピンドル1が単独で上
昇移動して垂直部5bを加工し、その動きを止めることな
く再びテーパー部5aの加工に入る時には該動きにX軸サ
ーボモーターX-1 又はY軸サーボモーターY-1 による作
業テーブル1の左右又は前後方向の移動を前記算出手段
D9により算出された移動距離に基づき同期させる働き
をなす。
【0014】上記自動切込み装置12は、被研削物4の輪
郭加工面5に沿ってスピンドル2が一周した時点で、継
続して行なう該加工面5に対する砥石3の1回当たりの
切込み量を、予め設定されている“総切込み量”に到達
するまで自動的に変更する働きをなすもので、U軸サー
ボモーターU-1 によるボールネジの回転に伴うボールナ
ットの上下移動を、ガイド傾斜面に沿って横方向即ちU
軸方向(砥石3の切込み方向)に変換するボールナット
に連結させた楔形状の方向変換部材により砥石を切込み
方向に移動させる様に構成してある。即ち砥石3を着脱
自在に支持し、該砥石3を所定の回転数(rpm)にて
駆動回転させる高周波モーター13を、方向変換部材によ
り砥石3の切込み方向にスライド移動するスライド部材
14に取り付けて高周波モーター13を砥石3の切込み方向
に移動させる様に構成してある。そして、U軸サーボモ
ーターU-1 は中央処理装置(CPU)に駆動回路等の適
宜の構成機器を介して接続され、該装置(CPU)から
の出力信号(データ)に基づいて作動せしめて、上記し
た動きを与える様にしてある。
【0015】図4は本発明の駆動制御装置の第2実施例
に係る機能ブロック図で、駆動機構B15を備えた以外は
上記した第1実施例の機能ブロック図と変わりないこと
から、同じ構成部分に同じ符号を用いることでその説明
は省略する。斯る第2実施例の機能ブロック図は上記算
出手段B15により算出された加工分割回数に基づく駆動
機構A10のX軸サーボモーターX-1 とY軸サーボモータ
ーY-1 による作業テーブル1の左右・前後方向の移動に
追動させて砥石3の偏心方向を常に輪郭加工面5に対し
直角に(法線方向に)向ける様にスピンドル2を回転さ
せる駆動機構B15を備えたものである。即ち、リング状
の被研削物4の円周輪郭加工面5やコーナーが円弧状で
平面矩形形状を呈する被研削物4の四隅コーナーRの輪
郭加工面5に沿わせて上記したテーパー部5aと垂直部5b
とを連続加工する際、X軸サーボモーターX-1 とY軸サ
ーボモーターY-1 による作業テーブル1の左右・前後方
向の移動により向きが変わる砥石3の偏心方向を常に輪
郭加工面5に対し直角に向ける様にスピンドル2を、前
記作業テーブル1の左右・前後方向の移動に追動させて
回転させる駆動機構B15を備えたものである。
【0016】駆動機構B15は、中央処理装置(CPU)
に適宜の構成(電気)機器を介して接続され、X軸サー
ボモーターX-1 とY軸サーボモーターY-1 による作業テ
ーブル1の左右・前後方向の移動により向きが変わる砥
石3の偏心方向が常に輪郭加工面5に対し直角に向く様
にスピンドル2を回転させるC軸サーボモーターC-1
で、駆動回路等の適宜の構成機器を介して中央処理装置
(CPU)に接続され、該装置(CPU)からの出力信
号(データ)により作動せしめて、砥石3の偏心方向を
常に輪郭加工面5に対し直角に向ける様にスピンドル2
を駆動回転させる。
【0017】図5は本発明の駆動制御装置の第3実施例
に係る機能ブロック図で、制御手段B16を備えた以外は
上記した第2実施例の機能ブロック図と変わりないこと
から、同じ構成部分に同じ符号を用いることでその説明
は省略する。斯る第3実施例の機能ブロック図は駆動機
構B16のC軸サーボモーターC-1 により上記した様に砥
石3の偏心方向が常に輪郭加工面5に対し直角に向く様
にスピンドル2を回転させる駆動回転を、駆動機構A10
のX軸サーボモーターX-1 とY軸サーボモーターY-1 に
よる作業テーブル1の移動に同期させる制御手段B16を
備えたものである。即ち、コーナーが円弧状で平面矩形
形状を呈する被研削物4の輪郭加工面5の各辺直線部と
四隅コーナーRに上記したテーパー部5aと垂直部5bとを
上下に、そして上下に連なる該テーパー部5aと垂直部5b
とを夫々周方向に連設させて連続加工する際、X軸サー
ボモーターX-1 又はY軸サーボモーターY-1 による作業
テーブル1の左右又は前後方向の直線的な移動による各
辺直線部の輪郭加工面5、そしてX軸サーボモーターX-
1 とY軸サーボモーターY-1 による作業テーブル1の左
右・前後両方向の円弧移動による四隅コーナーRの輪郭
加工面5に対して自動切込み装置13のU軸サーボモータ
ーU-1 による砥石3の切込み方向を常に直角に向ける方
向補正を行なう。即ち遊星回転させずに制御手段B16を
備えたものである。
【0018】制御手段B16は、駆動機構B15のC軸サー
ボモーターC-1 により上記した様に砥石3の偏心方向が
常に輪郭加工面5に対し直角に向く様にスピンドル2を
回転させる駆動回転を、算出手段B7により算出された
直線部の加工分割回数にスピンドル2の上下往復移動回
数が達した時点で駆動機構A10のX軸サーボモーターX-
1 とY軸サーボモーターY-1 による作業テーブル1の移
動に同期させ、そして該同期動作を算出手段B7により
算出されたコーナーRの加工分割回数にスピンドル2の
上下往復移動回数が達した時点で解除する働きをなす。
【0019】次に、以上の如く構成したCNC治具研削
盤の駆動制御装置による被研削物4の研削加工の一実施
例を説明すれば、図6乃至図9及び図11乃至図14は図17
に示したコーナーが円弧状で平面矩形形状を呈するリン
グ状被研削物4の外側輪郭加工面5に上下に連なるテー
パー部5aと垂直部5bを、内側輪郭加工面5-1 に外向き傾
斜のテーパー部5a-1と内向き傾斜のテーパー部5a-2(逆
向きテーパー部)を加工する場合の動作の一例を示した
中央処理装置(CPU)がROMに記憶されている制御
プログラムを実行することにより進行するRAMに記憶
されているフローチャートであり、これらのフローチャ
ートは一連の動きによって進行する。即ち、被研削物4
の外側輪郭加工面5の各辺直線部と四隅コーナーRへの
テーパー部5aと垂直部5bの加工、そして内側輪郭加工面
5-1 への外向き傾斜のテーパー部5a-1の加工、最後に内
側輪郭加工面5-1 への内向き傾斜のテーパー部5a-2の加
工が一連の動作により行なわれる。
【0020】作業者が研削盤の起動操作スイッチを入れ
ると、算出手段A6による被研削物4の外側輪郭加工面
5の長辺と短辺の直線部の長さL,Lと四隅コーナ
ーRの円弧長さを算出されると共に、算出手段A6によ
り算出された直線部の長さL ,Lと四隅コーナーR
の円弧長さに基づき該直線部と四隅コーナーRの加工分
割回数が算出手段B7により算出される。次に直線部と
コーナーRのテーパー部5aの加工距離Lとこのテーパ
ー部5aに連なる垂直部5bの加工距離Lが算出手段C8
により算出され、最後に直線部とコーナーRのテーパー
部5aのテーパー角度θに基づきスピンドル2の上下と作
業テーブル1の左右・前後の移動距離が算出手段D9に
より算出されてRAMに記憶される。算出手段A〜D
6,7,8,9により算出され設定された加工条件(内
容を含む)がRAMに記憶されると、RAMに予めプロ
グラムメモリにて記憶させておいた図6に示すフローチ
ャートのステップ順にてまず初めに奥側直線部(図10
(イ)において上側)のプログラムメモリが呼び出され
る(ステップ20)。奥側直線部のプログラムが呼び出さ
れると、図7のフローチャートに示す様に直線部の上記
加工分割回数に基づきスピンドル2の上下往復移動回数
をカウントするカウンタの初期化が行なわれる(ステッ
プ31)。本実施例においてスピンドル2が上下に1往復
することで加工分割回数、1回を更新する様にしてあ
る。例えば加工分割回数が5の場合、スピンドル2が上
下に5往復することで繰り返しカウンタが更新される。
カウンタの初期化が行なわれると、高周波モーター13が
作動して砥石3を回転させ、X軸サーボモーターX-1 、
Y軸サーボモーターY-1 、Z軸サーボモーターZ-1 が作
動を開始して作業テーブル1左右(X軸)・前後(Y
軸)方向の移動に同期させてスピンドル2を下降(Z
軸)移動させてテーパー部5aの加工(ステップ32)、垂
直部5bの加工(ステップ33)を行なうと共に、スピンド
ル2を上昇させて垂直部5bの加工(ステップ34)、テー
パー部5aの加工(ステップ35)を上記奥側直線部の加工
分割回数に基づき該分割回数分、カウンタが更新する
(ステップ36)まで繰り返し行なう(図10参照)。この
時点で繰り返しカウンタが加工分割回数より小さいか否
かを判断し(ステップ37)、大きい場合には今回移動し
たテーブル1の左右(X軸)移動距離を算出する(ステ
ップ38)と共に、残りの移動距離を算出する(ステップ
39)。残り移動距離の有無を判断し(ステップ40)、残
りの移動距離がある場合にはその残りの移動距離を2分
割して(ステップ41)スピンドル2を作業テーブル1の
移動に同期させて再び上下往復移動させる(ステップ42
〜45)ことで、奥側直線部の輪郭加工面5に対するテー
パー部5aと垂直部5bの加工が終了となる。
【0021】奥側直線部の加工が終了すると、次に左奥
コーナーR(図10(イ)において上側左)のプログラム
メモリが呼び出される(ステップ21)。左奥コーナーR
のプログラムが呼び出されると、図8のフローチャート
に示す様にコーナーRの上記加工分割回数に基づきスピ
ンドル2の上下往復移動回数をカウントするカウンタの
初期化が行なわれる(ステップ50)。カウンタの初期化
が行なわれると、高周波モーター13が作動して砥石3を
回転させ、X軸サーボモーターX-1 、Y軸サーボモータ
ーY-1 、Z軸サーボモーターZ-1 が作動を開始すると共
に、制御手段B16によりC軸サーボモーターC-1 も作動
を開始し、作業テーブル1の左右(X軸)・前後(Y
軸)方向の移動に同期して砥石3の偏心方向が常に輪郭
加工面5に対し直角に向く様にスピンドル2を回転(C
軸)させると共に、スピンドル2を下降(Z軸)移動さ
せてテーパー部5aの加工(ステップ51)、垂直部5bの加
工(ステップ52)を行なうと共に、スピンドル2を上昇
させて垂直部5bの加工(ステップ53)、テーパー部5aの
加工(ステップ54)を上記コーナー部の加工分割回数に
基づき該分割回数分、カウンタが更新する(ステップ5
5)まで繰り返し行なう。この時点で繰り返しカウンタ
が加工分割回数より小さいか否かを判断し(ステップ5
6)、大きい場合には再度上記した動作を繰り返すこと
で左奥コーナー部の輪郭加工面5に対するテーパー部5a
と垂直部5bの加工が終了となる。
【0022】左奥コーナー部の加工が終了すると、次に
左側直線部(図10(イ)において左側)のプログラムメ
モリが呼び出される(ステップ22)。左側直線部のプロ
グラムが呼び出されると、図9のフローチャートに示す
様に左側直線部の上記加工分割回数に基づきスピンドル
2の上下往復移動回数をカウントするカウンタの初期化
が行なわれる(ステップ31)。カウンタの初期化が行な
われると、以後は上記した奥側直線部のステップ32〜35
順にて左側直線部の加工分割回数に基づき該分割回数
分、カウンタが更新する(ステップ36)まで繰り返し行
なう。即ち、左側直線部の加工あってはステップ37によ
る判断により繰り返しカウンタが加工分割回数より大き
い場合には今回移動したテーブル1の前後(Y軸)移動
距離を算出し(ステップ60)。ステップ60を得ること
で、左側直線部の輪郭加工面5に対するテーパー部5aと
垂直部5bの加工が終了となる。
【0023】以後は左手前コーナーR(図10(イ)にお
いて下側左)のプログラムメモリ(ステップ23)、手前
直線部(図10(イ)において下側)のプログラムメモリ
(ステップ24)、右手前コーナーR(図10(イ)におい
て下側右)のプログラムメモリ(ステップ25)、右側直
線部(図10(イ)において右側)のプログラムメモリ
(ステップ26)、右奥コーナーR(図10(イ)において
上側右)のプログラムメモリ(ステップ27)を呼び出し
て、上記した如く図7乃至図9に夫々示すフローチャー
トにより実行することで、各辺直線部と四隅コーナーR
に対するテーパー部5aと垂直部5bの加工が終了となり、
最後にニゲRのプログラムメモリを呼び出し(ステップ
28)、そしてX軸サーボモーターX-1 、Y軸サーボモー
ター Y-1、Z軸サーボモーターZ-1 、C軸サーボモー
ターC-1 が作動してスピンドル2を原点位置まで移動さ
せて戻す(ステップ29)と共に、作業テーブル1及び砥
石3の向きを原点位置まで移動させて戻す(ステップ3
0)ことによって、被研削物4の外側輪郭加工面5の加
工が終了する。
【0024】被研削物4の外側輪郭加工面5の加工が終
了すると、内側輪郭加工面5-1 への外向き傾斜のテーパ
ー部5a-1の加工に入り、RAMに予めプログラムメモリ
にて記憶させておいた図11に示すフローチャートのステ
ップ順にてまず初めにアプローチコーナーR(図15
(イ)において下側左)のプログラムメモリが呼び出し
(ステップ70)、該コーナーRの加工分割回数を2分割
する(ステップ71)。同コーナーRの2分割後、アプロ
ーチRの角度指示して左手前コーナーRのプログラムを
呼び出す(ステップ72)。左手前コーナーRのプログラ
ムが呼び出されると、図13のフローチャートに示す様に
同コーナーRの加工分割回数に基づきスピンドル2の上
下往復移動回数をカウントするカウンタの初期化が行な
われる(ステップ90)。カウンタの初期化が行なわれる
と、高周波モーター13が作動して砥石3を回転させ、X
軸サーボモーターX-1 、Y軸サーボモーターY-1 、Z軸
サーボモーターZ-1 及び制御手段B16によるC軸サーボ
モーターC-1 が作動を開始して、作業テーブル1の左右
(X軸)・前後(Y軸)方向の移動に同期して砥石3の
偏心方向が常に輪郭加工面5-1 に対し直角に向く様にス
ピンドル2を回転(C軸)させると共に、スピンドル2
を下降(Z軸)移動させてテーパー部5a-1の加工(ステ
ップ91)を行なうと共に、スピンドル2を上昇させてテ
ーパー部5a-1の加工(ステップ92)を上記コーナー部の
加工分割回数に基づき該分割回数分、カウンタが更新す
る(ステップ93)まで繰り返し行なう。この時点で繰り
返しカウンタが加工分割回数より小さいか否かを判断し
(ステップ94)、大きい場合には再度上記したステップ
91〜93を繰り返すことで左奥コーナー部の輪郭加工面5-
1 に対するテーパー部5a-1の加工が終了となる。
【0025】左手前コーナーRの加工が終了すると、次
に左側直線部(図15(イ)において左側)のプログラム
メモリが呼び出される(ステップ73)。左側直線部のプ
ログラムが呼び出されると、図12のフローチャートに示
す様に左側直線部の上記加工分割回数に基づきスピンド
ル2の上下往復移動回数をカウントするカウンタの初期
化が行なわれる(ステップ100 )。カウンタの初期化が
行なわれると、高周波モーター13が作動して砥石3を回
転させ、X軸サーボモーターX-1 、Y軸サーボモーター
Y-1 、Z軸サーボモーターZ-1 が作動を開始して作業テ
ーブル1を左右(X軸)・前後(Y軸)方向の移動に同
期させてスピンドル2を下降(Z軸)移動させてテーパ
ー部5a-1の加工(ステップ101 )を行なうと共に、スピ
ンドル2を上昇させてテーパー部5aの加工(ステップ10
2 )を上記コーナー部の加工分割回数に基づき該分割回
数分、カウンタが更新する(ステップ103 )まで繰り返
し行なう(図15参照)。この時点で繰り返しカウンタが
加工分割回数より小さいか否かを判断し(ステップ104
)、大きい場合には今回移動したテーブル1の前後
(Y軸)移動距離を算出する(ステップ105 )と共に、
残りの移動距離を算出する(ステップ106 )。残り移動
距離の有無を判断し(ステップ106 )、残りの移動距離
がある場合にはその残りの移動距離を2分割して(ステ
ップ107 )スピンドル2を作業テーブル1の移動に同期
させて再び上下往復移動させる(ステップ109 〜110 )
ことで、左側直線部の輪郭加工面5-1 に対するテーパー
部5a-1の加工が終了となる。
【0026】以後は左奥コーナーR(図15(イ)におい
て上側左)のプログラムメモリ(ステップ74)、奥側直
線部(図15(イ)において上側)のプログラムメモリ
(ステップ75)、右奥コーナーR(図15(イ)において
上側右)のプログラムメモリ(ステップ76)、左側直線
部(図15(イ)において左側)のプログラムメモリ(ス
テップ77)、右手前コーナーR(図15(イ)において下
側右)のプログラムメモリ(ステップ78)、手前直線部
(図15(イ)において下側)のプログラムメモリ(ステ
ップ79)、そしてコーナーRの加工分割回数を2分割す
る(ステップ80)。同コーナーRの2分割後、アプロー
チRの角度指示して左手前コーナーRのプログラムメモ
リ(ステップ81)を呼び出して、上記した如く図12乃至
図13に夫々示すフローチャートにより実行することで、
各辺直線部と四隅コーナーRに対するテーパー部5a-1の
加工が終了となり、最後にニゲRのプログラムメモリを
呼び出し(ステップ82)及びC軸の数値更新(ステップ
83)、そしてX軸サーボモーターX-1 、Y軸サーボモー
ターY-1 、Z軸サーボモーターZ-1 、C軸サーボモータ
ーC-1 が作動してスピンドル2を原点位置まで移動させ
て戻す(ステップ84)と共に、作業テーブル1及び砥石
3の向きを原点位置まで移動させて戻す(ステップ85)
ことによって、被研削物4の内側輪郭加工面5-1 の外向
き傾斜のテーパー部5a-1の加工が終了する。
【0027】被研削物4の内側輪郭加工面5-1 の外向き
傾斜のテーパー部5a-1の加工が終了すると、内側輪郭加
工面5-1 への内向き傾斜のテーパー部5a-2の加工に入
り、上記した様に図11に示すフローチャートのステップ
73〜81順にて図12乃至図13に夫々示すフローチャートが
呼び出されて、各辺直線部と四隅コーナーRに対する内
向き傾斜のテーパー部5a-2の加工が終了となる(図15参
照)。
【0028】而して、本発明CND治具研削盤の駆動制
御装置によれば、作業テーブル1を左右・前後に移動さ
せるX軸,Y軸、スピンドル2を上下に移動させるZ軸
の三次元制御(同時三軸制御)が可能となり、上下に連
なるテーパー部5aと垂直部5bとを同時に連続加工するこ
とができる。しかもこれらX軸,Y軸,Z軸の同時制御
に加えて、作業テーブル1の左右・前後の移動に追動さ
せながらその移動に伴い変わる砥石3の偏心方向を常に
被研削物4の輪郭加工面5に対し直角に向けるC軸をも
同時に制御する四次元制御(同時四軸制御)が可能とな
り、円錐,垂直,外向きテーパー,内向きテーパー,底
面,コーナーR面等を同時に連続加工することができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明CND軸研削盤の駆動制御装置は
叙上の如く構成してなるから、下記の効果を秦する。作
業テーブルを左右・前後に移動させるX軸,Y軸、スピ
ンドルを上下に移動させるZ軸の三次元制御(同時三軸
制御)が可能であることから、上下に連なるテーパー部
と垂直部とを同時に連続加工することができる。しかも
これらX軸,Y軸,Z軸の同時制御に加えて、作業テー
ブル1の左右・前後の移動に追動させながらその移動に
伴い変わる砥石の偏心方向を常に被研削物の輪郭加工面
に対し直角に向けるC軸をも同時に制御する四次元制御
(同時四軸制御)が可能であることから、円錐,垂直,
外向きテーパー,内向きテーパー,底面,コーナーR面
等を同時に連続加工することができ、加工時間の大幅な
短縮化と無人運転が可能となり、同時に高精度にて加工
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CNC治具研削盤の外観(全体)を示した側
面図
【図2】 同正面図
【図3】 本発明CNC治具研削盤の駆動制御装置の第
1実施例に係る機能ブロック図
【図4】 第2実施例に係る同機能ブロック図
【図5】 第3実施例に係る同機能ブロック図
【図6】 本発明CNC治具研削盤の駆動制御装置の一
実施例を示す外側輪郭加工面にテーパー部と垂直部を加
工する動作フローチャート
【図7】 同外側輪郭加工面のX軸方向の直線部にテー
パー部と垂直部を加工する動作フローチャート
【図8】 同外側輪郭加工面のコーナーRにテーパー部
と垂直部を加工する動作フローチャート
【図9】 同外側輪郭加工面のY軸方向の直線部にテー
パー部と垂直部を加工する動作フローチャート
【図10】 同フローチャートによる加工状態を示した被
研削物の概略図で、(イ)は平面図、(ロ)はその一部
を示した正面図
【図11】 内側輪郭加工面にテーパー部を加工する動作
フローチャート
【図12】 同内側輪郭加工面の直線部にテーパー部を加
工する動作フローチャート
【図13】 同内側輪郭加工面のコーナーRにテーパー部
を加工する動作フローチャート
【図14】 同フローチャートによる外向き傾斜のテーパ
ー部の加工状態を示した被研削物の概略図で、(イ)は
平面図、(ロ)はその一部を示した正面図
【図15】 同フローチャートによる内向き傾斜のテーパ
ー部(逆向きテーパー部)の加工状態を示した被研削物
の概略図で、(イ)は平面図、(ロ)はその一部を示し
た正面図
【図16】 本発明CNC治具研削盤の駆動制御装置の一
実施例により加工した被研削物を示し、(イ)は平面
図、(ロ)は同縦断面図
【符号の説明】
1…作業テーブル 2…スピンド
ル 3…砥石 4…被研削物 5…輪郭加工面 6…算出手段
A 7…算出手段B 8…算出手段
C 9…算出手段D 10…駆動機構
A 11…制御手段A 15…駆動機構
B 16…制御手段B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右・前後に移動する作業テーブル上に
    載置セットされた被研削物の輪郭加工面に、前記テーブ
    ルの移動と上下に移動するスピンドルの移動とによって
    該スピンドルに取り付けた研削砥石を沿わせながら上下
    に連なるテーパー部と垂直部とを連続加工するCNC治
    具研削盤であって、 被研削物の輪郭加工面の長さを算出する算出手段A、算
    出手段Aにより算出された被研削物の前記長さに基づき
    輪郭加工面の加工分割回数を算出する算出手段B、テー
    パー部の加工距離とこのテーパー部に連なる垂直部の加
    工距離を算出する算出手段C、テーパー部のテーパー角
    度に基づき前記スピンドルと作業テーブルとの移動距離
    を算出する算出手段D、算出手段Dにより算出された移
    動距離に基づきスピンドルとテーブルとを移動させる駆
    動機構A、駆動機構Aによるスピンドルの移動量が前記
    算出手段Cにより算出されたテーパー部の加工距離に到
    達した時点でスピンドルのみが単独で移動して垂直部を
    加工する様に前記駆動機構Aを制御する制御手段A、を
    備えたことを特徴とするCNC治具研削盤の駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 左右・前後に移動する作業テーブル上に
    載置セットされた被研削物のリング状の輪郭加工面に、
    前記テーブルの移動と上下に移動するスピンドルの移動
    とによって該スピンドルに取り付けた研削砥石を沿わせ
    ながら上下に連なるテーパー部と垂直部とを連続加工す
    るCNC治具研削盤であって、 被研削物の輪郭加工面の円周長さを算出する算出手段
    A、算出手段Aにより算出された被研削物の前記円周長
    さに基づき輪郭加工面の加工分割回数を算出する算出手
    段B、テーパー部の加工距離とこのテーパー部に連なる
    垂直部の加工距離を算出する算出手段C、テーパー部の
    テーパー角度に基づき前記スピンドルと作業テーブルと
    の移動距離を算出する算出手段D、算出手段Dにより算
    出された移動距離に基づきスピンドルとテーブルとを移
    動させる駆動機構A、駆動機構Aによるスピンドルの移
    動量が前記算出手段Cにより算出されたテーパー部の加
    工距離に到達した時点でスピンドルのみが単独で移動し
    て垂直部を加工する様に前記駆動機構Aを制御する制御
    手段A、前記算出手段Bにより算出された加工分割回数
    に基づく駆動機構Aによるテーブルの移動に追動させな
    がらその移動に伴い変わる砥石の偏心方向を常に加工面
    に対し直角に向ける様にスピンドルを回転させる駆動機
    構B、を備えたことを特徴とするCNC治具研削盤の駆
    動制御装置。
  3. 【請求項3】 左右・前後に移動する作業テーブル上に
    載置セットされた四隅コーナーが円弧状で平面矩形形状
    を呈する被研削物の輪郭加工面に、前記テーブルの移動
    と上下に移動するスピンドルの移動とによって該スピン
    ドルに取り付けた研削砥石を沿わせながら上下に連なる
    テーパー部と垂直部とを連続加工するCNC治具研削盤
    であって、 被研削物の輪郭加工面の各辺直線部の長さと各四隅コー
    ナーRの円弧長さを算出する算出手段A、算出手段Aに
    より算出された被研削物の前記各辺直線部の長さと各四
    隅コーナーRの円弧長さに基づき該直線部と四隅コーナ
    ーRの加工分割回数を算出する算出手段B、直線部とコ
    ーナーRのテーパー部の加工距離とこのテーパー部に連
    なる垂直部の加工距離を算出する算出手段C、直線部と
    コーナーRのテーパー部のテーパー角度に基づき前記ス
    ピンドルと作業テーブルとの移動距離を算出する算出手
    段D、算出手段Dにより算出された移動距離に基づき前
    記スピンドルとテーブルとを移動させる駆動機構A、駆
    動機構Aによるスピンドルの移動量が前記算出手段Cに
    より算出されたテーパー部の加工距離に到達した時点で
    スピンドルのみが単独で移動して垂直部を加工する様に
    前記駆動機構Aを制御する制御手段A、前記算出手段B
    により算出された各辺直線部及び四隅コーナーRの加工
    分割回数に基づく前記駆動機構Aによるテーブルの移動
    に追動させながらその移動に伴い変わる砥石の偏心方向
    を常に各辺直線部と四隅コーナーRの輪郭加工面に対し
    直角に向ける様にスピンドルを駆動回転させる駆動機構
    B、及び駆動機構Bによるスピンドルの前記駆動回転
    を、駆動機構Aによるテーブルの移動に同期させる制御
    手段B、を備えたことを特徴とするCNC治具研削盤の
    駆動制御装置。
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