JPH0631234A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH0631234A
JPH0631234A JP21478592A JP21478592A JPH0631234A JP H0631234 A JPH0631234 A JP H0631234A JP 21478592 A JP21478592 A JP 21478592A JP 21478592 A JP21478592 A JP 21478592A JP H0631234 A JPH0631234 A JP H0631234A
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spray pattern
film thickness
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Yukifumi Taniguchi
幸文 谷口
Takakazu Yamane
貴和 山根
Makoto Aizawa
誠 相澤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 制御可能な塗膜の膜厚差を小さくし、膜厚を
均一にして色むらの発生を防止することのできる塗装方
法を提供する。 【構成】 塗装機1は、距離Lで定まる前後方向(X方
向)の径Dを有する噴霧パターン11を得るように塗料を
噴霧するもので、左右方向(Y方向)及び上下方向(Z
方向)に移動可能に上方に配置されている。塗装機1と
被塗装物2との距離Lを一定にして噴霧パターン11の径
Dを一定に保持し、塗布間隔dと噴霧パターン11の径D
との比d/Dを0<d/D<0.3 内の一定値に固定する
と、塗布間隔dが一定になり、膜厚差の小さい即ち均一
な厚さの塗膜を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の塗装に用い
られ、深みのある透明感の高い塗膜を得る塗装方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車等の塗装は、車体を保護
し、耐久性を向上させるためのことを目的としている
が、近年は感性に訴える外観品質(塗装質感)の向上に
対する要求が強くなってきている。このような要求に応
えて、塗装質感を向上させるための深みのある透明感の
高い塗膜構造として、例えば、下地層に重ねて顔料を用
いたカラーベース層を形成した後、該カラーベース層上
にウェットオンウェットで染料を含むカラークリヤー層
を塗布して設け、さらに透明クリヤー層を塗布するもの
(実開平1−108726号公報参照)が知られている。
【0003】また、従来の塗装方法としては、被塗装物
の上方に複数の下向きの塗装機を水平方向移動可能に設
置するとともに、被塗装物の両側方に複数の横向きの塗
装機を上下方向移動可能に配設し、塗料をそれぞれの塗
装機から噴霧するもの(例えば、特開昭59−4471号公
報、特開平2− 68169号公報参照)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の塗装方法においては、被塗装物を水平方向に移動さ
せながら、被塗装物の移動方向に対して略直交する方向
に往復動する上方及び側方にそれぞれ配設された塗装機
から塗料を噴霧するものであるから、上方及び側方の各
塗装機で行われる塗装範囲をオーバーラップさせる必要
があり、重なった部分と重ならない部分とで塗膜の膜厚
に差を生じる、また、被塗装面に対して描かれる各塗装
機の軌跡がピッチの小さいジグザグ状になり、噴霧され
た塗料の重なり具合を均一にすることができず、塗膜の
膜厚を均一にすることが困難であるという問題があっ
た。特に、顔料に較べて光透過性が高く、彩かな発色が
可能である染料を含むカラークリヤー層を有する塗膜に
おいては、塗膜の膜厚が塗膜の色に与える影響が大き
く、膜厚を均一にできないことによる色むらが生じるも
のであり、また、光が下層のカラーベース層までカラー
クリヤー層を透過して反射し、再びカラークリヤー層を
透過して人間の眼に届くため、カラーベース明度yが高
いほど色むらが発生することになり、膜厚差が大きい
(例えば、10μm)ために殆ど黒に近い色しか使用する
ことができないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、制御可能な塗膜の膜厚を
小さくし、膜厚を均一にして色むらの発生を防止するこ
とのできる塗装方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の塗装方法は、塗装機の中心が被塗装面上に描
く隣合った軌跡の間の距離である塗布間隔dと、塗装機
と被塗装面との距離によって定まる噴霧パターンのパタ
ーン径Dとの比を零を超え0.3 未満の範囲(0<d/D
<0.3 )の一定値に固定し、その状態を保持して塗装機
と被塗装物との間で相対的に移動させながら塗装するも
のであり、形成する塗膜の膜厚の制御可能範囲を拡大す
る、即ち制御可能膜厚を小さくすることができるから、
膜厚の変動を小さくして均一化することができ、色むら
の発生を防止できる。また、染料を含有したクリヤー塗
料を塗装することにより、一層の効果を得ることが出来
る。さらに、被塗装物を移動方向を回転軸として回転さ
せながら塗装することにより、塗膜の厚膜化が図れ、色
むらの発生を抑制する効果を高めることができる。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を参照して説明す
る。塗装機1は、距離Lで定まる前後方向(X方向)の
径Dを有する噴霧パターン11を得るように塗料を噴霧す
るもので、左右方向(Y方向)及び上下方向(Z方向)
に移動可能に上方に配置されている。被塗装物(本実施
例では自動車の車体)2は、上記塗装機1の下方に位置
し、上記左右方向(Y方向)及び上下方向(Z方向)と
直角な前後方向(X方向)に速度Vで移動するととも
に、前後方向(X方向)を回転軸として角速度ωで回転
する(矢印R)ことにより、塗装機1による噴霧パター
ンの中心が被塗装物2の表面に描く軌跡3が略螺旋状と
なる。
【0008】塗装機1の上下方向(Z方向)位置を制御
し、塗装機1と被塗装物2との距離Lを調節して噴霧パ
ターン11の径Dを設定するとともに、被塗装物2の移動
速度Vと角速度ωとを制御して塗装機1の中心が被塗装
物2の表面に描く軌跡3の螺旋のピッチである塗布間隔
d及び軌跡3の傾斜角即ち左右方向(Y方向)に対する
角度を調節する。この時、塗布間隔dと噴霧パターン11
の径Dとの比を、零を超え0.3 未満の範囲(0<d/D
≦0.3 )内の一定値に固定し、この比(d/D)を変化
させることなく、塗装を行うものである。本実施例で
は、塗装機1と被塗装物2との距離Lを一定にして噴霧
パターン11の径Dを一定に保持し、塗布間隔dと噴霧パ
ターン11の径Dとの比d/Dを0<d/D<0.3 内の一
定値に固定すると、塗布間隔dが一定になり、等間隔の
塗装を行う。
【0009】図2に示すように、塗布間隔dと噴霧パタ
ーン11の径Dとの比d/Dを大きくして0.3 以上(d/
D≧0.3 )になると、制御可能膜厚が大きくなり、膜厚
を均一化する効果が低減する。但し、使用染料を DBK−
02(日本ペイント株式会社)、使用樹脂を OTO 571−1
(日本ペイント株式会社)、染料使用濃度を 0.5重量
%、平均膜厚を50μm としている。
【0010】この構成によると、制御可能膜厚を小さく
して膜厚差を低減させて均一な膜厚を得るとともに厚膜
化を図ることができ、色むらの発生を防止することがで
きるから、カラーベース明度の領域を拡大することがで
きるものであり、塗装機を広範囲で移動させる必要がな
く、塗装機側設備を簡略化でき、設備対応上も有利であ
る。
【0011】染料を含有するクリヤー塗料を用いた塗膜
として、図3において、被塗装面に電着塗装による電着
層4を形成し、電着層4の上面に中塗層5を設け、中塗
層5の上面に顔料(着色材)入りカラーベース層6を形
成し、さらにカラーベース層6の上面に入射光が透過で
きる染料(着色材)の濃度と膜厚とを備えた単層または
複数層から成るカラークリヤー層7を形成して成り、少
なくともこのカラークリヤー層7を形成する際に上記本
発明の塗装方法を用いると良いものである。
【0012】実験結果を図4に示す。但し、使用染料を
DBK−02(日本ペイント株式会社)、使用樹脂を OTO 5
71−1 (日本ペイント株式会社)、染料使用濃度を 0.5
重量%、平均膜厚を70μm としている。塗布間隔dと噴
霧パターン径Dの比d/Dが0.3 以上(d/D≧0.3 )
になると、色むらを生じるカラーベース明度yの限界が
低下し、カラーベース明度yが2.5 以下(y≦2.5 )の
殆ど黒に近いものしか使用できない。本発明において
は、塗布間隔dと噴霧パターン径Dとの比d/Dを0<
d/D<0.3 としているから、カラーベース明度yを高
くすることができ、使用できる色の範囲が著しく広くな
る。
【0013】例えば、d/D=0.075 に固定して染料を
含有したカラークリヤー層を塗布すると、制御可能膜厚
は約3μmとなり、色むらにならない領域が拡大し(図
2参照)、カラーベース面度y=10となり、使用できる
色の範囲が拡大される(図4参照)。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。制御可能膜厚
を小さくして膜厚差を低減させて均一な膜厚を得るとと
もに厚膜化を図ることができ、色むらの発生を防止する
ことができるから、カラーベース明度の領域を拡大する
ことができるものであり、使用できる色の範囲を拡大す
ることができる。また、塗装機を広範囲で移動させる必
要がなく、塗装機側設備を簡略化でき、設備対応上も有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る塗装方法の説明図であ
る。
【図2】 本発明による塗布間隔dと噴霧パターン径D
との比d/Dに対する制御可能膜厚のグラフである。
【図3】 本発明を適用する塗膜の断面図である。
【図4】 本発明による塗布間隔dと噴霧パターン径D
との比d/Dに対するカラーベース明度のグラフであ
る。
【符号の説明】
1 塗装機、2 被塗装物、3 塗装機の軌跡 4 電着層、5 中塗層、6 カラーベース層、7 染
料入りカラークリヤー層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布間隔のパターン径に対する比を零を
    超え0.3 未満の範囲の一定値に固定し、その状態を保持
    して塗装装置と被塗装物との間で相対的に移動させなが
    ら塗装することを特徴とする塗装方法。
  2. 【請求項2】 染料を含有したクリヤー塗料を塗装する
    ことを特徴とする請求項1記載の塗装方法。
  3. 【請求項3】 被塗装物を回転させながら塗装すること
    を特徴とする請求項1または2記載の塗装方法。
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