JPH06312322A - 中空可動軸およびその製造方法 - Google Patents

中空可動軸およびその製造方法

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JPH06312322A
JPH06312322A JP5099717A JP9971793A JPH06312322A JP H06312322 A JPH06312322 A JP H06312322A JP 5099717 A JP5099717 A JP 5099717A JP 9971793 A JP9971793 A JP 9971793A JP H06312322 A JPH06312322 A JP H06312322A
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press
shaft
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fitting
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JP5099717A
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Hachiro Matsunaga
八郎 松永
Kunio Hanada
久仁夫 花田
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Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H7/00Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons
    • B21H7/18Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons grooved pins; Rolling grooves, e.g. oil grooves, in articles
    • B21H7/187Rolling helical or rectilinear grooves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • F16C3/023Shafts; Axles made of several parts, e.g. by welding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L2001/0475Hollow camshafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/10Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
    • F16D2001/103Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially the torque is transmitted via splined connections

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管状の軸本体の端部に端部部材を組み付ける
カムシャフトにおいて、端部部材の組み付けを容易にす
る。 【構成】 端部部材16は、軸本体11に圧入する圧入部22
を有する。この圧入部22の外周面には、三角歯セレーシ
ョン状の凹凸部23を形成する。この凹凸部23の山部を軸
本体11の内周面に食い込ませることにより、端部部材16
を軸本体11に固定する。圧入部22の先端面に凹窪部26を
形成する。これにより、圧入部22の圧入時、この圧入部
22の先端部は、径が小さくなるように変形する。 【効果】 したがって、圧入部22の圧入が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンに用
いられるカムシャフトなどの中空可動軸およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンに用いられるカムシャ
フトは、従来、鋳鉄製のものが多かった。これに対し
て、カムの耐摩耗性を高めるために、焼結合金からなる
カムを鋼製の軸本体に組み付けたカムシャフトが用いら
れるようになった。また、軽量化のために、軸本体を中
空な管状のものとすることも行われるようになった。こ
のように軸本体とカムとを別体とした場合、カムの組み
付けは圧入であるため、軸本体は直線的なものでなけれ
ばならない。これに対して、カムシャフトの端部は、そ
の支持などのために所定の形状を有していなければなら
ないので、カムの組み付け後に、軸本体の端部に別体の
端部部材を組み付けるようにしている。この端部部材
は、従来、例えばろう付けにより軸本体に固定している
が、ろう付けでは、熱による歪みの発生等の問題があ
る。
【0003】これに対して、特開昭63-89229号公報に
は、管状の軸本体に圧入される端部部材の圧入部の外周
面に三角歯セレーション状の凹凸部を形成し、その山部
を軸本体の内周面に食い込ませることにより、軸本体に
端部部材を組み付けることが提案されている。しかし、
凹凸部の大径は軸本体の内径よりも大きいのであるか
ら、単に軸本体の内周面や端部部材の圧入部の外周部の
端部に面取り部を形成するのみでは、軸本体への圧入部
の圧入は非常に面倒である。特に、軸本体と端部部材の
圧入部との最初の芯合わせが面倒なのである。
【0004】そこで、圧入を容易にするために、従来、
図11に示すような構造も採られていている。同図にお
いて、1は円筒形管状の軸本体である。また、2は端部
部材で、この端部部材2は、軸本体1の端面に突き当た
るフランジ3から、円柱形状の圧入部4が突出した形状
になっている。この圧入部4の外周面には、セレーショ
ン状の凹凸部5が形成されているが、圧入部4の先端部
は、外周面に凹凸部5のない径小部6になっている。こ
の径小部6の径は、凹凸部5の小径と同じであって軸本
体1の内径よりも若干小さい。そして、端部部材2の組
み付け時には、まず圧入部4の先端側の径小部6が軸本
体1内に容易に入る。これにより、軸本体1と圧入部4
とが芯合わせされる。さらに圧入部4を押し込んでいく
と、この圧入部4は、その凹凸部5の山部が軸本体1の
内周面に食い込みながら、この軸本体1内に入ってい
く。しかし、径小部6は、軸本体1に対する端部部材2
の固定に対しては何ら寄与しておらず、固定に関しては
無駄なものであり、カムシャフト全体の軽量化に対して
も阻害要因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、端部部
材の圧入部の外周面にセレーション状の凹凸部を形成
し、この凹凸部の山部を軸本体の内周面に食い込ませる
ことにより、この軸部材に端部部材を固定する従来のカ
ムシャフトにおいては、軸本体内への圧入部の圧入が面
倒である問題があった。また、この圧入を容易にするた
めに、圧入部の先端部に径小部を形成した従来のカムシ
ャフトでは、固定に寄与していない径小部が軽量化の阻
害要因になる問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、管状の軸本体の端部に端部部材を組み付
けるために、セレーション状の凹凸部を形成した端部部
材の圧入部を軸本体内に圧入するカムシャフトなどの中
空可動軸において、軽量化を損なうことなく、端部部材
の軸本体内への圧入を容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、金属製の管状の軸本体と、この
軸本体の端部に組み付けられる金属製の端部部材とを備
え、この端部部材は、軸本体内に圧入される圧入部を有
し、この圧入部は、セレーション状の凹凸部を外周面に
有し、この凹凸部の山部を軸本体の内周面に食い込ませ
た中空可動軸において、前記圧入部の先端面に凹窪部を
形成したものである。
【0008】さらに、請求項2の発明は、前記中空可動
軸の端部部材を製造するに際して、圧入部の先端面に凹
窪部を形成した後、圧入部の外周面の凹凸部をロール加
工により形成するものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の中空可動軸では、管状の軸本
体の端部に端部部材を組み付けるとき、端部部材の圧入
部を軸本体内に圧入するが、この圧入部のセレーション
状の凹凸部の山部が軸本体の内周面に食い込むことによ
り、軸本体に端部部材が固定される。前記圧入部の圧入
時、この圧入部の先端面に凹窪部があることにより、圧
入部の先端部は径が小さくなるように変形し、これによ
り、圧入部は容易かつ円滑に圧入される。
【0010】さらに、請求項2の発明の中空可動軸の製
造方法では、端部部材の圧入部の外周面の凹凸部をロー
ル加工により形成する。このとき、転造用のローラーダ
イスは、圧入部に対して径方向内方へ圧を加えることに
なるが、圧入部の先端面に凹窪部があるために、この圧
入部の先端部は、ほぼテーパー形状に径が小さくなるよ
うに若干塑性変形する。このテーパー形状は、圧入部を
軸部材内に圧入するとき案内になる。したがって、圧入
部の外周面先端部や軸本体の内周面先端部に面取り部を
別途加工する必要はない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1か
ら図4を参照しながら説明する。本実施例の中空可動軸
は、自動車のエンジンに用いられるカムシャフトであ
り、その全体を図4に示してある。同図において、11は
鋼製の軸本体で、この軸本体11は円筒形管状になってい
る。そして、軸本体11の外周中間部には、焼結合金から
なるカム12およびジャーナル13が複数固定されている。
これらカム12およびジャーナル13は、その内周面と軸本
体11の外周面との圧接により、この軸本体11に固定され
ている。また、軸本体11の両端部には、その開口を閉塞
する端部部材16,17がそれぞれ組み付けられている。こ
れら端部部材16,17は、熱処理していない、すなわち焼
入していない鋼材からなっている。
【0012】一方の端部部材16は、図2に示すように、
円柱形状のフランジ21と、このフランジ21から同軸的に
突出したほぼ円柱形状の圧入部22とを有している。この
圧入部22は、軸本体11内に同軸的に圧入されるものであ
り、フランジ21は、軸本体11の端面に突き当たるもので
ある。そして、圧入部22の外周面には、その軸方向に沿
う三角歯セレーション状の凹凸部23が形成されている。
凹凸部23の大径は軸本体11の内径よりも大きく、小径は
同内径よりも小さい。なお、嵌合部22のフランジ21側の
基部は、凹凸部23のない首部24となっている。この首部
24の径は、凹凸部23の小径とほぼ等しい。一方、軸本体
11の内周面端部には面取り部25が形成されているが、こ
の面取り部25の先端の径は、凹凸部23の大径よりも若干
大きくなっている。さらに、圧入部22におけるフランジ
21と反対側の先端面には、凹窪部26が同心的に形成され
ている。この凹窪部26は、径が圧入部22の径よりもやや
小さいが、深さが半径の半分程度である。
【0013】そして、軸本体11に端部部材16を組み付け
るときには、端部部材16の圧入部22を軸本体11内に圧入
し、フランジ21を軸本体11の端面に突き当てる。この状
態で、図3に示すように、圧入部22の凹凸部23の山部が
軸本体11の内周面に食い込み、これにより、軸本体11に
端部部材16が固定される。前記圧入部22の圧入時、この
圧入部22の先端部は、軸本体11の先端部の面取り部25内
に入り、この面取り部25により案内される。ついで、凹
凸部23の山部が軸本体11の内周面に突き当たって食い込
み始めるが、圧入部22の先端面に凹窪部26があるので、
このとき、図3に鎖線で示すように、圧入部22の先端部
は、容易に径が小さくなるように変形(縮径)する。こ
れにより、軸本体11と圧入部22との最初の芯合わせも円
滑になされることになり、圧入部22を容易かつ円滑に軸
本体11内に圧入できる。なお、図3において、変形の様
子を誇張して表現してある。また、特に圧入部22の先端
部以外においては、凹凸部23の山部が軸本体11の内周面
にしっかりと食い込み、端部部材16が軸本体11に確実に
固定される。
【0014】そして、圧入部22の先端面に形成した凹窪
部26により圧入を容易にできることにより、従来のよう
に圧入部の先端部に凹凸部がなく固定に寄与しない径小
部を形成するような必要もなくなり、カムシャフト全体
の軽量化上も有利である。
【0015】なお、他方の端部部材17も、図示していな
いが、前記一方の端部部材16と同様に、外周面に凹凸部
を有する圧入部が軸本体11内に圧入されたものである。
【0016】ところで、前記第1実施例では、軸本体11
の内周面端部に圧入の案内のための面取り部25を形成し
ているが、端部部材16の圧入部22の端部に面取り部を形
成してもよいし、また、両方に形成してもよい。さら
に、凹窪部26の形状および寸法は、前記第1実施例のも
のに限らず、図5に示す第2実施例のように球面状の凹
窪部26としてもよいし、また、図6に示す第3実施例の
ように円錐状の凹窪部26としてもよい。
【0017】つぎに、本発明の第4実施例について、図
7および図8を参照しながら説明する。本実施例は、端
部部材16の圧入部22の凹凸部23をロール加工(転造)に
より形成するものであり、それに用いるロール加工機の
概略を図8に示してある。同図において、31は機枠で、
この機枠31にはワーク保持軸32が軸支されている。この
ワーク保持軸32は、図示していないモーターから動力が
伝達されて回転駆動されるものである。また、機枠31に
はワーク固定軸33が回転自在に設けられている。このワ
ーク固定軸33は、前記ワーク保持軸32に対して同軸的に
移動するものである。さらに、機枠31には、左右一対の
ローラー台34が設けられている。これらローラー台34
は、ワーク保持軸32およびワーク固定軸33を挟んで位置
しており、油圧シリンダー35の駆動により左右方向へ移
動するものである。そして、両ローラー台34には、それ
ぞれローラーダイス36が回転軸37により回転自在に支持
されている。これら回転軸37は、前記ワーク保持軸32と
平行であって、モーターから動力が伝達され、ワーク保
持軸32と同期して回転駆動されるものである。
【0018】そして、凹窪部26を形成した後に、凹凸部
23を形成する。このロール加工に際しては、ワークであ
る端部部材16をワーク保持軸32に装着した後、ワーク固
定軸33を端部部材16の方へ移動させて、これらワーク保
持軸32とワーク固定軸33とにより端部部材16を挟み込ん
で固定する。そして、ローラー台34を端部部材16の方へ
移動させて、この端部部材16の圧入部22の外周面に一対
のローラーダイス36の外周面を圧接させる。これととも
に、ワーク保持軸32および両ローラーダイス36を同期し
て回転させる。これにより、端部部材16の圧入部22の外
周面に凹凸部23が形成される。
【0019】このロール加工時、転造用のローラーダイ
ス36は、圧入部22に対して径方向内方へ圧を加えること
になるが、圧入部22の先端面に凹窪部26があるために、
この圧入部22の先端部は、図7に示すように、ほぼテー
パー状に径が小さくなるように若干塑性変形する。その
テーパー部27の先端の大径は、軸本体11の内径よりも若
干小さくなる。なお、図7には、圧入部22のローラー加
工前の形状を鎖線で示してあり、また、実線で示すテー
パー部27の形状は、誇張して示してある。そして、端部
部材16の圧入部22を軸本体11内に圧入するときには、テ
ーパー部27が案内となる。もちろん、圧入時、凹窪部26
により圧入部22の先端部が縮径する。
【0020】したがって、圧入部22の外周面先端部や軸
本体11の内周面先端部に面取り部を別途加工する必要は
ない。
【0021】つぎに、本発明の第5実施例について、図
9および図10を参照しながら説明する。本実施例は、
端部部材16の凹凸部23を有する圧入部22を押し出し加工
により成形するものであり、それに用いる金型の概略を
図10に示してある。同図において、41はダイスで、こ
のダイス41は、段差部42を有するとともに、この段差部
42よりも下方で内周面に凹凸部43を有している。また、
44は補強リング、45は圧受け板、46はエジェクターであ
る。さらに、47はポンチで、このポンチ47は、上下動し
ダイス41内に上方から挿脱自在に挿入されるものであ
る。
【0022】図10には、押し出し前の素材48を鎖線で
示してある。この素材48には、凹窪部26を予め形成して
おく。そして、適宜加熱した素材48をダイス41内に挿入
した後、ポンチ47を下降させてダイス41内に挿入する。
このポンチ47の加圧に伴い、素材48は塑性変形し、ダイ
ス41内で段差部42よりも下方へ流動して押し出されてい
く。これにより、外周に凹凸部43のある圧入部22が成形
される。この圧入部22の先端面には、先に加工された前
記凹窪部26が残る。また、段差部42よりも下方へ押し出
されずに残った部分がフランジ21となる。その後、ポン
チ47が上昇するとともに、エジェクター46が上昇し、成
形された端部部材16がダイス41から抜き出される。な
お、ポンチ47による加圧時、押し出された圧入部22は、
若干軸方向中央部が膨らんだような形状になるが、抜き
出し時に矯正されてほぼ真っ直ぐな形状になる。しか
し、圧入部22の先端部には若干テーパー形状が残る。
【0023】このテーパー形状は、端部部材16の圧入部
22を軸本体11内に圧入するとき案内になる。また、以上
のような押し出し加工によれば、ロール加工のときには
必要な径小の首部24が圧入部22の基部に不要になり、こ
の圧入部22の基部まで凹凸部23を形成できる。したがっ
て、圧入部22全体を軸本体11への固定に寄与させられ、
無駄がなくなる。
【0024】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例の中空可動軸は、自動車のエンジンに用いら
れるカムシャフトであったが、それに限るものではな
く、ロータリーコンプレッサーのシャフトなど他の中空
可動軸にも本発明を適用できる。また、材質について
も、軸本体や端部部材は、鋼製のものに限らない。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、管状の軸本体
の端部に端部部材を組み付けるために、セレーション状
の凹凸部を形成した端部部材の圧入部を軸本体内に圧入
する中空可動軸において、圧入部の先端面に凹窪部を形
成したので、圧入部の圧入時、圧入部の先端部が縮径す
るように変形することにより、圧入部を容易かつ円滑に
圧入できる。したがって、圧入部の先端部に凹凸部がな
く固定に寄与しない径小部を形成するような必要もなく
なり、中空可動軸全体の軽量化上も有利である。
【0026】さらに、請求項2の発明によれば、前記端
部部材を製造するに際して、圧入部の先端面に凹窪部を
形成した後、圧入部の外周面の凹凸部をロール加工によ
り形成するので、このロール加工に伴い、圧入部の先端
部はほぼテーパー形状に径が小さくなって、これが圧入
時には案内となり、したがって、圧入時の案内のため
に、圧入部の外周面先端部や軸本体の内周面先端部に面
取り部を別途加工する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、中空可動軸
であるカムシャフトの一部を断面にした側面図である。
【図2】同上端部部材の圧入部の軸本体への圧入時の作
用説明図である。
【図3】同上圧入状態における一部の横断面図である。
【図4】同上カムシャフト全体の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すもので、圧入部の先
端部の断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すもので、圧入部の先
端部の断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示すもので、圧入部の先
端部および軸本体の一端部の断面図である。
【図8】同上凹凸部の加工に用いるロール加工機の概略
水平断面図である。
【図9】本発明の第5実施例を示すもので、カムシャフ
トの一部を断面にした側面図である。
【図10】同上端部部材の製造に用いる押し出し用金型
の概略断面図である。
【図11】従来のカムシャフトの一例を示す一部を断面
にした側面図である。
【符号の説明】
11 軸本体 16 端部部材 17 端部部材 22 圧入部 23 凹凸部 26 凹窪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 3/02 9242−3J F16D 1/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の管状の軸本体と、この軸本体の
    端部に組み付けられる金属製の端部部材とを備え、この
    端部部材は、軸本体内に圧入される圧入部を有し、この
    圧入部は、セレーション状の凹凸部を外周面に有し、こ
    の凹凸部の山部を軸本体の内周面に食い込ませた中空可
    動軸において、前記圧入部の先端面に凹窪部を形成した
    ことを特徴とする中空可動軸。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中空可動軸の端部部材
    を製造するに際して、圧入部の先端面に凹窪部を形成し
    た後、圧入部の外周面の凹凸部をロール加工により形成
    することを特徴とする中空可動軸の製造方法。
JP5099717A 1993-04-26 1993-04-26 中空可動軸およびその製造方法 Pending JPH06312322A (ja)

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