JPH06312316A - 放電加工機 - Google Patents

放電加工機

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JPH06312316A
JPH06312316A JP12349093A JP12349093A JPH06312316A JP H06312316 A JPH06312316 A JP H06312316A JP 12349093 A JP12349093 A JP 12349093A JP 12349093 A JP12349093 A JP 12349093A JP H06312316 A JPH06312316 A JP H06312316A
Authority
JP
Japan
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discharge
capacitor
abnormal
electric discharge
capacitance
Prior art date
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Pending
Application number
JP12349093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutarou Miyatani
保太朗 宮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Priority to JP12349093A priority Critical patent/JPH06312316A/ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常放電による被加工物への影響を少なく
し、加工コストを低減できる放電加工機を提供する。 【構成】 放電加工機1の放電回路10上に、回路電流
を測定する電流計12を設ける。検知部11は電流計1
2によって異常放電に伴う異常電流を検知すると、放電
回路10上の可変容量型のコンデンサ8の静電容量Cを
小さくして、放電エネルギを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工機に関する。
具体的には、コンデンサの静電容量の大きさを変化させ
ることにより加工特性を制御する放電加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放電加工機として、被加工物と加
工電極との間に挿入したコンデンサの静電容量を放電加
工を開始する前に手動又は自動で切替えることにより、
被加工物の加工面の表面粗さや加工速度などの加工特性
を制御できるようになっている放電加工機が、例えば特
開平2−250719号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開示さ
れた従来例の放電加工機においては、放電加工中に異常
放電が生じた場合には、加工電極を加工進行方向に向っ
て後退させるといった処理を行なうのみであり、異常放
電は通常連続的に発生するものであるので、加工電極を
後退させた後に引続いて放電加工を行なうと、繰り返し
異常放電を生じやすい。このため、被加工物の加工面に
大きな放電痕が生じ、加工面の表面粗さが粗くなるとい
った悪影響を生じていた。
【0004】また、連続して異常放電が生じると電極が
破損される恐れがあり、特にワイヤカット放電加工機の
場合には、ワイヤ電極の断線という事態を生じていた。
このため、ワイヤ電極の再結線などの電極修理費にコス
トが掛かっていた。
【0005】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、異常放電を
生じた場合でも被加工物への悪影響を少なくするととも
に、加工コストを低減できる放電加工機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の放電加工
機は、放電エネルギを溜めることのできる容量可変なコ
ンデンサと、異常放電を検知する検知手段と、前記検知
手段が異常放電を検知すると放電エネルギを減少させる
ように前記コンデンサの静電容量の値を変化させる静電
容量変更手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】また、第2の放電加工機は、放電エネルギ
を溜めることのできる2以上の並列に配置されたコンデ
ンサと、異常放電を検知する検知手段と、前記検知手段
が異常放電を検知すると放電エネルギを減少させるよう
に前記コンデンサを切り替える静電容量変更手段とを備
えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明による放電加工機は、放電エネルギを溜
めることのできる容量可変なコンデンサ若しくは放電エ
ネルギを溜めることのできる2以上の並列に配置された
コンデンサと、異常放電を検知する検知手段と、検知手
段が異常放電を検知すると放電エネルギを減少させるよ
うにコンデンサの静電容量の値を変化させ、若しくはコ
ンデンサを切り替える静電容量変更手段とを備えている
ので、検知手段が異常放電を検知した場合には、静電容
量変更手段はコンデンサの静電容量の値を大きくし、放
電回路に流れる電流を減少させ異常放電の放電エネルギ
を減少させる。したがって、異常放電が連続的に発生し
た場合でも、放電エネルギが小さいため被加工物の加工
面に大きな加工痕が残ることがない。また、異常放電に
よる加工面への影響が少なくなり、加工面の品質低下を
抑え、精密な放電加工をすることができる。
【0009】また、異常放電の発生とともに放電エネル
ギを減少させることとしているので、電極の損傷も軽減
することができ、電極の損傷に伴うコストを低下させる
ことができる。
【0010】さらに、放電エネルギを減少させるように
コンデンサの静電容量の値を大きくすることにしている
ので、放電エネルギを一旦コンデンサに蓄積することが
できる。したがって、異常放電が納まり、加工開始時の
コンデンサの静電容量の値に小さくした場合には、コン
デンサに蓄積された電荷を放電エネルギとして利用する
ことができるので、放電加工の消費電力を少なくするこ
ともできる。
【0011】
【実施例】図1に本発明の一実施例である放電加工機1
の概略構成図を示す。2は電極、3は被加工物であっ
て、被加工物3は絶縁油などの加工液6の入った加工槽
5内に浸漬させられている。また、被加工物3は加工テ
ーブル4上に載置されていて、電極2と被加工物3との
間には加工テーブル4を介して、電源7、コンデンサ8
及び抵抗9a,9b等からなる放電回路10が接続され
ている。また、コンデンサ8は可変容量型のものであっ
て、その静電容量Cを調整することにより被加工物3の
加工面の表面粗さや加工速度等の加工特性を調整するこ
とができる。また、放電回路10には検知部11が接続
されていて、検知部11は電流計12により放電回路1
0に流れる回路電流を検知し、放電加工中の異常放電に
伴って生じる異常電流に応じて、電極送り機構部(図示
せず)により電極2を被加工物3から遠ざけると共に、
放電エネルギを減少するようにコンデンサ8の静電容量
Cを変化させることができるようになっている。
【0012】しかして、コンデンサ8の静電容量Cを所
望する加工特性が得られるように初期静電容量C0に設
定したのち放電回路10をオンにし、電極送り機構部に
よって電極2を徐々に被加工物3に近づけて行くと、電
極2と被加工物3との間でスパーク放電が起こり、被加
工物表面が加工される。電極送り機構部によって電極2
と被加工物3との間の隙間を一定の微小間隔に保ちなが
ら電極2を移動させていくと、その結果、被加工物3は
電極2の形状と同じ形状に型彫り加工される。
【0013】放電加工中に異常放電が生じると、放電回
路10には異常電流が流れる。検知部11は異常電流を
検知するとリアルタイムに、電極送り機構部により電極
2を被加工物3から遠ざけるとともに、異常電流の大き
さに応じてコンデンサ8の静電容量C(C>C0)を小
さくする。コンデンサ8の静電容量Cが小さくなると、
放電回路10中に流れる電流が減少し、放電エネルギを
小さくすることができる。検知部11がコンデンサ8の
静電容量Cを小さくすると、放電加工機1は、再び電極
送り機構部により電極2を被加工物3に近づけ放電加工
を再開する。しばらくして、異常放電の発生が少なくな
り回路電流の電流値が一定した値を示すようになれば、
コンデンサ8の静電容量Cの値を放電加工開始時に設定
した初期静電容量C0に戻し、放電加工を続けることが
できる。
【0014】このように異常放電に伴ってコンデンサ8
の静電容量Cを小さくすれば、放電エネルギを小さくす
ることができるので、引き続いて放電加工を行なった場
合でも被加工物3の加工面に大きな放電痕を生じること
がなくなり、異常放電による影響を少なくすることがで
きる。また、異常放電の回数も少なくなるので、電極2
に与える損傷も少なくすることができる。
【0015】図2に本発明の別な実施例である放電加工
機21を示す概略構成図を示す。放電加工機21におい
ては、放電エネルギを減少させるために異なる静電容量
を有する複数個のコンデンサ22からなるコンデンサ部
23を設けてある。コンデンサ部23は、オーダの異な
る任意の静電容量(C1,C2,C3,…,Cn)を持つコ
ンデンサ22が複数個並列に並べられ、検知部11は放
電回路10に接続するコンデンサ22をスイッチ24に
より切替え、異常電流の大きさに応じた静電容量Cを持
つコンデンサ22を接続できるように構成されている。
【0016】しかして、検知部11が異常電流を検知す
ればリアルタイムに、電極送り機構部(図示せず)によ
り電極2を被加工物3から遠ざけるとともに、スイッチ
24を切替え、異常電流に応じた静電容量Cを持つコン
デンサ22(例えばC3の静電容量を有するコンデンサ
22)を放電回路10に接続する。放電加工機21は適
当な静電容量Cを有するコンデンサ22に接続した後
に、再び電極2を被加工物3に近づけ放電加工を再開す
る。その後、検知部11は回路電流が一定した値を示す
ようになり異常放電が落着けば、放電回路10に接続し
たコンデンサ22を放電加工開始時の初期静電容量C0
を有するコンデンサ22に切替えることにすればよい。
【0017】なお、コンデンサ部23においては、異な
る静電容量(C1,C2,C3,…,Cn)を持つコンデン
サ22を複数個並列に配置し、スイッチ24により切替
えるようにしてあるが、リレーなどによって放電回路1
0に接続するコンデンサの個数を増やして、静電容量の
大きさを変化させることにしてもよい。
【0018】また、電極2と被加工物間3の電圧を直接
測定し異常放電を検知することにしてもよく、その他い
ろいろな実施例が考えられる。なお、本実施例では型彫
り放電加工機を例にして説明したが、ワイヤカット放電
加工機においても同様な構成とすることが可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明にあっては、異常放電を生じた場
合には、コンデンサの静電容量を小さくすることによっ
て、放電エネルギを減少することとしているので、異常
放電が連続的に発生した場合でも、放電エネルギが小さ
いため被加工物の加工面に大きな加工痕が残ることがな
い。また、異常放電による加工面への影響が少なくな
り、加工面の品質低下を抑え、精密な放電加工をするこ
とができる。
【0020】また、異常放電の発生とともに放電エネル
ギを減少させることとしているので、電極の損傷も軽減
することができ、電極の損傷に伴うコストを低下させる
ことができる。
【0021】さらに、放電エネルギを一旦コンデンサに
蓄積することができるので、異常放電が納まり、加工開
始時の静電容量に戻した場合には、コンデンサに蓄積し
た電荷を放電エネルギとして利用できるので、放電加工
の消費電力を少なくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による放電加工機の概略構成
図である。
【図2】本発明の別な実施例である放電加工機の概略構
成図である。
【符号の説明】
2 電極 3 被加工物 7 電源 8 コンデンサ 11 検知部 23 コンデンサ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電エネルギを溜めることのできる容量
    可変なコンデンサと、 異常放電を検知する検知手段と、 前記検知手段が異常放電を検知すると放電エネルギを減
    少させるように前記コンデンサの静電容量の値を変化さ
    せる静電容量変更手段とを備えたことを特徴とする放電
    加工機。
  2. 【請求項2】 放電エネルギを溜めることのできる2以
    上の並列に配置されたコンデンサと、 異常放電を検知する検知手段と、 前記検知手段が異常放電を検知すると放電エネルギを減
    少させるように前記コンデンサを切り替える静電容量変
    更手段とを備えたことを特徴とする放電加工機。
JP12349093A 1993-04-26 1993-04-26 放電加工機 Pending JPH06312316A (ja)

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JP12349093A JPH06312316A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 放電加工機

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JP12349093A JPH06312316A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 放電加工機

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JP12349093A Pending JPH06312316A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 放電加工機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000073007A1 (fr) * 1999-06-01 2000-12-07 Sodick Co., Ltd. Alimentation pour usinage par decharges electriques et procede d'usinage par decharges electriques
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