JPH06312255A - 金属溶解炉へのインゴット供給方法 - Google Patents
金属溶解炉へのインゴット供給方法Info
- Publication number
- JPH06312255A JPH06312255A JP12524693A JP12524693A JPH06312255A JP H06312255 A JPH06312255 A JP H06312255A JP 12524693 A JP12524693 A JP 12524693A JP 12524693 A JP12524693 A JP 12524693A JP H06312255 A JPH06312255 A JP H06312255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ingot
- melting furnace
- aluminum
- metal
- hot water
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- Pending
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】作業者による湯残量の確認作業及びインゴット
の投入作業をなくしてダイキャスト成形作業を効率化及
び省力化する。金属溶解炉内に対するインゴット供給に
伴う湯温の変化を少なくして金属が溶解される温度経歴
をほぼ均一化する。成形された製品の金属特性を均一化
する。 【構成】ダイキャスト成形用金型に供給される金属を溶
解する金属溶解炉に対して保持された長尺状のインゴッ
トを、ダイキャスト成形による溶融金属の消費量に応じ
て多段階的に投入して溶解させる。
の投入作業をなくしてダイキャスト成形作業を効率化及
び省力化する。金属溶解炉内に対するインゴット供給に
伴う湯温の変化を少なくして金属が溶解される温度経歴
をほぼ均一化する。成形された製品の金属特性を均一化
する。 【構成】ダイキャスト成形用金型に供給される金属を溶
解する金属溶解炉に対して保持された長尺状のインゴッ
トを、ダイキャスト成形による溶融金属の消費量に応じ
て多段階的に投入して溶解させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイキャスト成形す
る際にアルミニウム、亜鉛及び真鍮等の金属のインゴッ
トを溶解する金属溶解炉へのインゴット供給方法に関す
る。
る際にアルミニウム、亜鉛及び真鍮等の金属のインゴッ
トを溶解する金属溶解炉へのインゴット供給方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】金属材料をダイキャスト成形する際、金属
のインゴットを溶解する金属溶解炉から溶解金属(以
下、湯という)を所定量づつ取り出してダイキャスト成
形機(以下、成形機という)における一対の金型内に圧
入して製品を成形している。
のインゴットを溶解する金属溶解炉から溶解金属(以
下、湯という)を所定量づつ取り出してダイキャスト成
形機(以下、成形機という)における一対の金型内に圧
入して製品を成形している。
【0003】上記した成形作業時に、作業者は、金属溶
解炉内における湯の残量を逐次、目視にて確認し、その
残量が少なくなったときには溶解内へインゴットを投入
して溶解させることにより補充している。
解炉内における湯の残量を逐次、目視にて確認し、その
残量が少なくなったときには溶解内へインゴットを投入
して溶解させることにより補充している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法によりインゴットを供給して溶解させる場合、作
業者は、作業の合間に絶えず金属溶解炉内の湯の残量を
確認しなければならないと共に湯の残量が少なくなった
ときには消費された湯量に見合うインゴットを投入しな
ければならず、作業性が極めて悪かった。特に、金属溶
解炉の周囲は高温化して作業環境が悪いため、作業性及
び安全性も悪かった。
た方法によりインゴットを供給して溶解させる場合、作
業者は、作業の合間に絶えず金属溶解炉内の湯の残量を
確認しなければならないと共に湯の残量が少なくなった
ときには消費された湯量に見合うインゴットを投入しな
ければならず、作業性が極めて悪かった。特に、金属溶
解炉の周囲は高温化して作業環境が悪いため、作業性及
び安全性も悪かった。
【0005】また、消費された湯量に見合う多数のイン
ゴットを一度に投入して補充した場合、金属溶解炉の湯
温が大きく低下している。この場合、金属溶解炉中にお
ける湯の温度経歴(ヒステリシス)が不均一化するた
め、このような温度経歴が異なる湯で製品を成形した場
合には、製品の金属特性が不均一化して製品の品質がば
らつく問題を有している。
ゴットを一度に投入して補充した場合、金属溶解炉の湯
温が大きく低下している。この場合、金属溶解炉中にお
ける湯の温度経歴(ヒステリシス)が不均一化するた
め、このような温度経歴が異なる湯で製品を成形した場
合には、製品の金属特性が不均一化して製品の品質がば
らつく問題を有している。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記した従来
の欠点を解決するため、ダイキャスト成形用金型に供給
される金属を溶解する金属溶解炉にインゴットを供給す
る方法において、金属溶解炉内に対し、保持された長尺
状のインゴットを、ダイキャスト成形による溶融金属の
消費量に応じて多段階的に投入して溶解させることを特
徴としている。
の欠点を解決するため、ダイキャスト成形用金型に供給
される金属を溶解する金属溶解炉にインゴットを供給す
る方法において、金属溶解炉内に対し、保持された長尺
状のインゴットを、ダイキャスト成形による溶融金属の
消費量に応じて多段階的に投入して溶解させることを特
徴としている。
【0007】
【発明の作用】本発明は上記のように構成されるため、
ダイキャスト成形に伴って金属溶解炉内の湯が消費され
ると、保持された長尺状の金属インゴットを成形に伴う
湯の消費量に応じて徐々に金属溶解炉の湯内に投入して
溶解させる。
ダイキャスト成形に伴って金属溶解炉内の湯が消費され
ると、保持された長尺状の金属インゴットを成形に伴う
湯の消費量に応じて徐々に金属溶解炉の湯内に投入して
溶解させる。
【0008】これにより金属溶解炉中における湯の残量
をほぼ一定に保つことができると共にインゴットの溶解
に伴う湯の温度変化を最小限に抑えることができる。
をほぼ一定に保つことができると共にインゴットの溶解
に伴う湯の温度変化を最小限に抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明方法をアルミ溶解炉に実施した
実施例に従って説明する。
実施例に従って説明する。
【0010】アルミ溶解炉1は内蔵されたヒーターによ
り、例えばアルミニウムを溶解可能な温度に加熱すると
共にアルミニウムの溶解状態を保つように構成されてい
る。そしてアルミ溶解炉1の側方には成形機(図示せ
ず)が配置され、該成形機はアルミ溶解炉1から供給さ
れた溶解アルミ(アルミ湯)を型締めされた可動金型と
固定金型との成形空間内に圧入することにより所定の形
状の製品を成形している。
り、例えばアルミニウムを溶解可能な温度に加熱すると
共にアルミニウムの溶解状態を保つように構成されてい
る。そしてアルミ溶解炉1の側方には成形機(図示せ
ず)が配置され、該成形機はアルミ溶解炉1から供給さ
れた溶解アルミ(アルミ湯)を型締めされた可動金型と
固定金型との成形空間内に圧入することにより所定の形
状の製品を成形している。
【0011】尚、該成形機は製品の取り出しに伴って可
動金型が型開きされた際、後述するインゴット供給装置
の制御装置へ成形終了信号を出力する。
動金型が型開きされた際、後述するインゴット供給装置
の制御装置へ成形終了信号を出力する。
【0012】アルミ溶解炉1と後述する搬入装置31と
の間にはインゴット供給装置3が配置されている。該イ
ンゴット供給装置3の本体フレーム5は水平方向へ延出
し、該本体フレーム5には水平方向に軸線を有して本体
フレーム5に取り付けられた第1電動モーター7に連結
された第1送りねじ9が回転可能に支持されている。
の間にはインゴット供給装置3が配置されている。該イ
ンゴット供給装置3の本体フレーム5は水平方向へ延出
し、該本体フレーム5には水平方向に軸線を有して本体
フレーム5に取り付けられた第1電動モーター7に連結
された第1送りねじ9が回転可能に支持されている。
【0013】また、本体フレーム5には水平走行体11
が水平方向へ移動可能に支持され、該水平走行体11の
ナット(図示せず)に第1送りねじ9が噛み合わされて
いる。そして第1電動モーター7の駆動に伴って回転す
る第1送りねじ9により、水平走行体11がアルミイン
ゴット13の取り出し位置と供給位置との間で移動され
る。
が水平方向へ移動可能に支持され、該水平走行体11の
ナット(図示せず)に第1送りねじ9が噛み合わされて
いる。そして第1電動モーター7の駆動に伴って回転す
る第1送りねじ9により、水平走行体11がアルミイン
ゴット13の取り出し位置と供給位置との間で移動され
る。
【0014】水平走行体11には上下フレーム15が取
り付けられ、該上下フレーム15には上下方向に軸線を
有し、上下フレーム15の上部に取り付けられた数値制
御可能な第2電動モーター17に連結された第2送りね
じ19が回転可能に支持されている。また、上下フレー
ム15には上下走行体21が上下方向へ移動可能に支持
され、該上下走行体21のナット(図示せず)に第2送
りねじ19が噛み合わされている。そして上下走行体2
1は第2電動モーター17の駆動に伴って上下方向へ移
動される。
り付けられ、該上下フレーム15には上下方向に軸線を
有し、上下フレーム15の上部に取り付けられた数値制
御可能な第2電動モーター17に連結された第2送りね
じ19が回転可能に支持されている。また、上下フレー
ム15には上下走行体21が上下方向へ移動可能に支持
され、該上下走行体21のナット(図示せず)に第2送
りねじ19が噛み合わされている。そして上下走行体2
1は第2電動モーター17の駆動に伴って上下方向へ移
動される。
【0015】上下走行体21には保持部材としてのチャ
ック22が取り付けられている。該チャック22の支持
アーム23は、図2に示す左方へ延出した後に垂下する
L字形に形成され、該支持アーム23の先端部には挟持
アーム25が回動可能に支持されている。挟持アーム2
5の上端部には基端部が上下走行体21に取り付けられ
た挟持用シリンダー27のロッドが連結され、該挟持用
シリンダー27の作動により挟持アーム25が開閉作動
される。
ック22が取り付けられている。該チャック22の支持
アーム23は、図2に示す左方へ延出した後に垂下する
L字形に形成され、該支持アーム23の先端部には挟持
アーム25が回動可能に支持されている。挟持アーム2
5の上端部には基端部が上下走行体21に取り付けられ
た挟持用シリンダー27のロッドが連結され、該挟持用
シリンダー27の作動により挟持アーム25が開閉作動
される。
【0016】尚、挟持アーム25に対向する支持アーム
23の垂下壁面には滑走防止用の凹凸部23aが、また
該凹凸部23aに対向する挟持アーム25の側面には突
刺体29が取り付けられている。
23の垂下壁面には滑走防止用の凹凸部23aが、また
該凹凸部23aに対向する挟持アーム25の側面には突
刺体29が取り付けられている。
【0017】図1及び図2に示す本体フレーム5の右側
には搬入装置31が配置されている。該搬入装置31の
フレーム33には支持用円盤35が回転可能に支持さ
れ、該支持用円盤35のボス37にはフレーム33に取
り付けられた数値制御可能な第3電動モーター39が連
結されている。そして第3電動モーター39に間欠駆動
に伴って支持用円盤35が後述する支持フレーム41相
互の配置間隔と一致する所定の角度毎に回動される。
には搬入装置31が配置されている。該搬入装置31の
フレーム33には支持用円盤35が回転可能に支持さ
れ、該支持用円盤35のボス37にはフレーム33に取
り付けられた数値制御可能な第3電動モーター39が連
結されている。そして第3電動モーター39に間欠駆動
に伴って支持用円盤35が後述する支持フレーム41相
互の配置間隔と一致する所定の角度毎に回動される。
【0018】支持用円盤35の外周側上面には複数の支
持フレーム41が周方向へ所定の間隔をおいて取り付け
られ、各支持フレーム41には溶解される縦長状のアル
ミインゴット13の下部が挿入保持されている。該支持
フレーム41に支持されたアルミインゴット13はその
上部が、上下走行体21の下動限位置とほぼ一致するよ
うに設定されている。
持フレーム41が周方向へ所定の間隔をおいて取り付け
られ、各支持フレーム41には溶解される縦長状のアル
ミインゴット13の下部が挿入保持されている。該支持
フレーム41に支持されたアルミインゴット13はその
上部が、上下走行体21の下動限位置とほぼ一致するよ
うに設定されている。
【0019】次に、アルミインゴット13の供給方法を
説明するアルミ溶解炉1内に投入されたアルミインゴッ
ト13は溶解された後、溶解状態に保たれている。ま
た、図2に示すように水平走行体11が左方へ移動され
ると共に上下走行体21が上方へ移動されている。この
状態にて作動された挟持用シリンダー27により支持ア
ーム23の垂下壁と挟持アーム25の突刺体29との間
に上端部が挟持されたアルミインゴット13は、図2に
示すようにその下端がアルミ溶解炉1内の湯面より若干
上方に位置されている。
説明するアルミ溶解炉1内に投入されたアルミインゴッ
ト13は溶解された後、溶解状態に保たれている。ま
た、図2に示すように水平走行体11が左方へ移動され
ると共に上下走行体21が上方へ移動されている。この
状態にて作動された挟持用シリンダー27により支持ア
ーム23の垂下壁と挟持アーム25の突刺体29との間
に上端部が挟持されたアルミインゴット13は、図2に
示すようにその下端がアルミ溶解炉1内の湯面より若干
上方に位置されている。
【0020】成形作業に伴ってアルミ溶解炉1内の湯が
取り出されて消費されると、アルミ溶解炉1内の湯面が
徐々に低下される。また、成型後の製品取り出しに伴っ
て可動金型が型開きされると、インゴット供給装置3の
制御装置は成形機の制御装置からの成形終了信号に基づ
いてカウンター回路(いずれも図示せず)をインクリメ
ントして成形回数、従って湯の消費量を計測させる。
取り出されて消費されると、アルミ溶解炉1内の湯面が
徐々に低下される。また、成型後の製品取り出しに伴っ
て可動金型が型開きされると、インゴット供給装置3の
制御装置は成形機の制御装置からの成形終了信号に基づ
いてカウンター回路(いずれも図示せず)をインクリメ
ントして成形回数、従って湯の消費量を計測させる。
【0021】そしてインゴット供給装置3の制御装置
は、カウンター回路により計数された成形回数が予め設
定された所定数に達した時、図3に示すように第2電動
モーター17を所定ステップ数、駆動制御して上下走行
体21を下方向に向って所定の距離(この所定の距離は
湯の消費量に見合うアルミインゴットの上下長さに応じ
て設定される)移動し、チャック22に保持されたアル
ミインゴット13の一部をアルミ溶解炉1の湯内へ投入
して溶解させる。これによりアルミ溶解炉1の湯面を初
期状態に戻させる。
は、カウンター回路により計数された成形回数が予め設
定された所定数に達した時、図3に示すように第2電動
モーター17を所定ステップ数、駆動制御して上下走行
体21を下方向に向って所定の距離(この所定の距離は
湯の消費量に見合うアルミインゴットの上下長さに応じ
て設定される)移動し、チャック22に保持されたアル
ミインゴット13の一部をアルミ溶解炉1の湯内へ投入
して溶解させる。これによりアルミ溶解炉1の湯面を初
期状態に戻させる。
【0022】そして上記動作と同様にインゴット供給装
置3の制御装置は製品の成形回数が所定数に達する毎
に、上下走行体21を順次、所定の距離移動してチャッ
ク22に保持されたアルミインゴット13をアルミ溶解
炉1の湯内へ順次投入して溶解させる。
置3の制御装置は製品の成形回数が所定数に達する毎
に、上下走行体21を順次、所定の距離移動してチャッ
ク22に保持されたアルミインゴット13をアルミ溶解
炉1の湯内へ順次投入して溶解させる。
【0023】上記した上下走行体21の逐次移動に伴っ
て該上下走行体21が最下限位置へ移動されると、図4
に示すようにインゴット供給装置3の制御装置は挟持用
シリンダー27を復動して挟持アーム25によるアルミ
インゴット13の挟持を解除させることにより、残りの
アルミインゴット13をアルミ溶解炉1の湯内に投入し
て溶解させる。
て該上下走行体21が最下限位置へ移動されると、図4
に示すようにインゴット供給装置3の制御装置は挟持用
シリンダー27を復動して挟持アーム25によるアルミ
インゴット13の挟持を解除させることにより、残りの
アルミインゴット13をアルミ溶解炉1の湯内に投入し
て溶解させる。
【0024】そして上記動作後、アルミ供給装置3の制
御装置は第1電動モーター7を駆動制御して水平走行体
11を図2に示す原位置へ戻させる。このとき、チャッ
ク22は上記した動作により溶解されたアルミインゴッ
ト13が取り出された支持フレーム41の上方に位置さ
れる。次に、図5に示すように上記状態にて制御装置は
第3電動モーター39を間欠駆動して支持用円盤35を
所定の角度回動させてチャック22の支持アーム23と
挟持アーム25との間に、次に溶解されるアルミインゴ
ット13の上端部を位置させた後、挟持用シリンダー2
7を作動してアルミインゴット13の上端部を挟持さ
せ、次に第2電動モーター17を駆動して上下走行体2
1を上下フレーム15の上動限位置へ移動させる。これ
によりチャック22に挟持されたアルミインゴット13
を支持フレーム41内から取り出させる。
御装置は第1電動モーター7を駆動制御して水平走行体
11を図2に示す原位置へ戻させる。このとき、チャッ
ク22は上記した動作により溶解されたアルミインゴッ
ト13が取り出された支持フレーム41の上方に位置さ
れる。次に、図5に示すように上記状態にて制御装置は
第3電動モーター39を間欠駆動して支持用円盤35を
所定の角度回動させてチャック22の支持アーム23と
挟持アーム25との間に、次に溶解されるアルミインゴ
ット13の上端部を位置させた後、挟持用シリンダー2
7を作動してアルミインゴット13の上端部を挟持さ
せ、次に第2電動モーター17を駆動して上下走行体2
1を上下フレーム15の上動限位置へ移動させる。これ
によりチャック22に挟持されたアルミインゴット13
を支持フレーム41内から取り出させる。
【0025】そして、インゴット供給装置3の制御装置
は第1電動モーター7を駆動して水平走行体11を供給
装置3の左方限位置へ移動させた後、上記した動作と同
様に新たに挟持されたアルミインゴット13を、成形回
数、従ってアルミ溶解炉1における湯の消費量に応じて
アルミ溶解炉1の湯内に徐々に投入して溶解させる。
は第1電動モーター7を駆動して水平走行体11を供給
装置3の左方限位置へ移動させた後、上記した動作と同
様に新たに挟持されたアルミインゴット13を、成形回
数、従ってアルミ溶解炉1における湯の消費量に応じて
アルミ溶解炉1の湯内に徐々に投入して溶解させる。
【0026】このように本実施例方法は、作業者による
湯消費量の確認作業及びアルミインゴット13の投入作
業をなくしてインゴット溶解作業を省力化及び効率化す
ることができる。また、アルミ溶解炉1の湯内に対して
アルミインゴット13が一度に投入させるのではなく、
徐々に投入させるため、湯温の変化を最小限に抑えて溶
解させることができ、湯の温度経歴のばらつきを少なく
して製品を高品質に成形することを可能にしている。
湯消費量の確認作業及びアルミインゴット13の投入作
業をなくしてインゴット溶解作業を省力化及び効率化す
ることができる。また、アルミ溶解炉1の湯内に対して
アルミインゴット13が一度に投入させるのではなく、
徐々に投入させるため、湯温の変化を最小限に抑えて溶
解させることができ、湯の温度経歴のばらつきを少なく
して製品を高品質に成形することを可能にしている。
【0027】上記説明は、第2電動モーター17を数値
制御して上下走行体21を徐々に移動してアルミ溶解炉
1の湯内に対し、アルミインゴット13を順次投入させ
て溶解する方法としたが、上下フレーム15の各所定位
置に、例えばリミットスイッチを取り付け、上下走行体
21の移動に伴って夫々のリミットスイッチがON作動
或いはOFF作動した際に第2電動モーター17を停止
制御する方法によりアルミ溶解炉1の湯内に対し、アル
ミインゴット13を順次投入させて溶解する方法であっ
てもよい。また、水平走行体11の駆動部材として第1
電動モーター7を、また上下走行体21の上下駆動部材
としての第2電動モーターを使用したが、シリンダーを
使用してもよいことは勿論である。
制御して上下走行体21を徐々に移動してアルミ溶解炉
1の湯内に対し、アルミインゴット13を順次投入させ
て溶解する方法としたが、上下フレーム15の各所定位
置に、例えばリミットスイッチを取り付け、上下走行体
21の移動に伴って夫々のリミットスイッチがON作動
或いはOFF作動した際に第2電動モーター17を停止
制御する方法によりアルミ溶解炉1の湯内に対し、アル
ミインゴット13を順次投入させて溶解する方法であっ
てもよい。また、水平走行体11の駆動部材として第1
電動モーター7を、また上下走行体21の上下駆動部材
としての第2電動モーターを使用したが、シリンダーを
使用してもよいことは勿論である。
【0028】また上記説明の搬入装置31は、支持用円
盤35の外周上面に多数の支持フレーム41を取り付
け、該支持用円盤35を間欠回動することにより溶解し
ようとするアルミインゴット13を保持した支持フレー
ム41を所定の取り出し位置へ回動させるものとした
が、搬入装置としてはコンベヤー形式のものであっても
よい。即ち、コンベヤーの搬送ベルト上に、多数の支持
フレーム41を搬送方向に対して当ピッチで取り付ける
と共に該コンベヤーを間欠駆動制御することにより、溶
解しようとするアルミインゴット13を順次所定の取り
出し位置へ移動させることができる。
盤35の外周上面に多数の支持フレーム41を取り付
け、該支持用円盤35を間欠回動することにより溶解し
ようとするアルミインゴット13を保持した支持フレー
ム41を所定の取り出し位置へ回動させるものとした
が、搬入装置としてはコンベヤー形式のものであっても
よい。即ち、コンベヤーの搬送ベルト上に、多数の支持
フレーム41を搬送方向に対して当ピッチで取り付ける
と共に該コンベヤーを間欠駆動制御することにより、溶
解しようとするアルミインゴット13を順次所定の取り
出し位置へ移動させることができる。
【0029】更に、上記説明はるつぼ炉のアルミ溶解炉
について説明したが、本発明は湯を連続的に供給する連
続溶解炉に対してインゴットを供給する際の供給方法と
しても実施可能である。
について説明したが、本発明は湯を連続的に供給する連
続溶解炉に対してインゴットを供給する際の供給方法と
しても実施可能である。
【0030】
【発明の効果】このため本発明は、作業者による湯残量
の確認作業及びインゴットの投入作業をなくして成形作
業の効率化及び省力化を図ることができる。
の確認作業及びインゴットの投入作業をなくして成形作
業の効率化及び省力化を図ることができる。
【0031】また、インゴット供給に伴う金属溶解炉内
における湯温の変化を少なくして安定した品質の製品を
ダイキャスト成形することを可能にする。
における湯温の変化を少なくして安定した品質の製品を
ダイキャスト成形することを可能にする。
【図1】本発明方法を具体化した装置例を示す全体斜視
図である。
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】投入初期状態を示す部分正面図である。
【図4】解放状態を示す部分正面図である。
【図5】アルミインゴットの取り出し状態を示す部分正
面図である。
面図である。
1 金属溶解炉としてのアルミ溶解炉 3 インゴット供給装置 13 アルミインゴット 22 保持部材としてのチャック
Claims (1)
- 【請求項1】ダイキャスト成形用金型に供給される金属
を溶解する金属溶解炉にインゴットを供給する方法にお
いて、金属溶解炉内に対し、保持された長尺状のインゴ
ットを、ダイキャスト成形による溶融金属の消費量に応
じて多段階的に投入して溶解させることを特徴とするイ
ンゴット供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12524693A JPH06312255A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属溶解炉へのインゴット供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12524693A JPH06312255A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属溶解炉へのインゴット供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312255A true JPH06312255A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14905390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12524693A Pending JPH06312255A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属溶解炉へのインゴット供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06312255A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0790475A1 (en) * | 1996-05-03 | 1997-08-20 | OFF. MECC. LUMPRESS FONDERIA LEGHE LEGGERE DI ZANI ACHILLE & C. S.N.C. | Process and apparatus for charging metal ingots into a melting furnace |
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1993
- 1993-04-28 JP JP12524693A patent/JPH06312255A/ja active Pending
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