JPH06312123A - 撹拌装置 - Google Patents

撹拌装置

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JPH06312123A
JPH06312123A JP10161293A JP10161293A JPH06312123A JP H06312123 A JPH06312123 A JP H06312123A JP 10161293 A JP10161293 A JP 10161293A JP 10161293 A JP10161293 A JP 10161293A JP H06312123 A JPH06312123 A JP H06312123A
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JP
Japan
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stirring
drive shaft
rack
shaft
gear box
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Application number
JP10161293A
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English (en)
Inventor
Masakichi Horikoshi
政吉 堀越
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HORIKOSHI SEISAKUSHO YUGEN
Original Assignee
HORIKOSHI SEISAKUSHO YUGEN
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/02Stirrer or mobile mixing elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/18Flow directing inserts
    • C12M27/24Draft tube

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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撹拌槽内の液状の配合物を上下左右方向に立
体的に複雑な乱流を発生させて撹拌及び分散効果を高め
る。 【構成】 撹拌槽たる発酵槽51内に固定した無端環状
のラック11を駆動軸56の軸心と同心円上に外装す
る。駆動軸56の外周に固定したギヤボックス16に撹
拌軸17を軸承し、撹拌軸17に前記ラック11に噛合
するピニオン18を設ける。駆動軸56と共にギヤボッ
クス16が回転するとピニオン18がラック11上を移
動して撹拌軸17及び撹拌軸の先端に設けた撹拌羽根2
1が回転し、撹拌羽根21は駆動軸56の周囲の配合物
を上下方向に撹拌しながら駆動軸56の周囲を旋回する
ため、撹拌槽内の液状の配合物に複雑な乱流を発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撹拌槽や発酵槽内に投
入した種々の成分から成る液状の配合物を撹拌し、ある
いは液状の配合物内の固形物を分散する撹拌装置に関
し、特に、ある特定の菌を植菌して培養する発酵槽内の
液状の配合物を撹拌する撹拌装置、並びに撹拌槽内の塗
料やインキ等の顔料や溶剤などから成る液状の配合物を
分散せしめる撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の撹拌装置においては、例え
ば、図6に示すように、ある特定の菌を培養する発酵槽
51内に、発酵槽51の上端壁53に設けた注入口61
から投入した液状の配合物を撹拌する撹拌装置が設けら
れている。
【0003】図6において、発酵槽51は円筒状の側壁
52の両端を上端壁53と底壁54で内部を密閉状態に
閉塞して形成され、上端壁53には菌の培養に必要な液
状の配合物や菌を発酵槽51内へ注入又は植菌するため
の注入口61を設け、この注入口61を蓋62で密閉し
ている。
【0004】発酵槽51内は、円筒状の側壁52の断面
円形の略中心位置に上下方向に駆動軸56を設け、この
駆動軸56の上端を上端壁53に軸承し、駆動軸56の
下端を底壁54の内壁面に設置したマグネットカップリ
ング59の従動マグネット592に連結している。従動
マグネット592は底壁54の内壁面に形成した凹み内
に回転可能に嵌挿されており、凹みの底面は薄い壁部6
5を形成している。また、前記駆動軸56の外周には複
数の撹拌羽根57が固定されている。
【0005】撹拌羽根57は図7及び図8に示すように
様々な形状を成すもので、図7では円板状を成す撹拌羽
根支持体63の周縁に等間隔に6枚の撹拌羽根57aを
対称的に配置されており、撹拌羽根支持体63の円板中
央の基部に設けた挿孔に駆動軸56を嵌挿し、撹拌羽根
支持体63を駆動軸56に固定している。図8では、円
筒状を成す撹拌羽根支持体63aの外周面に流液孔64
を有する2枚の撹拌羽根57bを対照的に突設し、前記
撹拌羽根支持体63aを駆動軸56に固定している。
【0006】55はモータハウジングで、ボックス形状
を成し、内部にマグネットカップリング59の駆動マグ
ネット591及び駆動マグネット591を回転駆動せし
めるモータ58を収納し、さらにモータ58の運転を制
御する配電盤や他の装置、例えば発酵槽51内の液状の
配合物の温度を制御する温度制御装置を収納している。
【0007】前記発酵槽51はモータハウジング55の
上面に載置され、モータハウジング55内の駆動マグネ
ット591は底壁54の凹み底面の薄い壁部65を介し
て前記従動マグネット592に対峙している。したがっ
て、駆動マグネット591と従動マグネット592は互
いに吸引され駆動マグネット591の回転運動が従動マ
グネット592に伝達される。
【0008】注入口61の蓋62を開けて、菌を培養す
るために必要な種々の成分を配合した液状の配合物を注
入口61から発酵槽51内へ注入して蓋62で注入口6
1を閉め、モータ58を駆動して駆動マグネット591
を回転させると従動マグネット592が回転し、駆動軸
56の撹拌羽根57が回転して前記液状の配合物が撹拌
される。
【0009】さらに、液状の配合物内に上下左右方向の
循環流を生じさせるために、図6の二点鎖線で示すよう
に、上方の液状の配合物を下方へ流動せしめる吸引力を
発生する撹拌羽根57cを駆動軸56に固定し、この撹
拌羽根57cの上方に円筒状を成すドラフトチューブ6
6を液状の配合物内に没した状態で発酵槽51内に設け
る。撹拌羽根57cを回転させると、撹拌羽根57cの
吸引力により上方の配合物がドラフトチューブ66の上
方の開口からドラフトチューブ66内へ流入して下降
し、撹拌羽根57cを通過して下方の中央から底壁面に
沿って側壁52の方向へ流動し、側壁52の内壁面に沿
って上昇し再度ドラフトチューブ66の上方の開口から
ドラフトチューブ66内へ流入し、発酵槽51内に循環
流が形成され配合物が撹拌される。
【0010】また、塗料やインキ等の顔料などの固形物
を含む塗料組成物は、一般に顔料、樹脂ワニス、溶剤、
さらに添加物などから成る液状の配合物をバスケットミ
ルなどの撹拌ないし分散装置によって微粒化して分散さ
れている。
【0011】上記撹拌ないし分散装置はタンク内に前記
配合物を装填し、前記タンク槽の上方から配合物中に到
達する長さに設けられた駆動軸の先端に撹拌羽根を付設
し、この撹拌羽根を前記駆動軸を介して回転駆動装置で
回転することにより、配合物間のずり応力で分散が行な
われる。この分散効果を上げるために、前記撹拌羽根の
外側を、側壁及び底壁に小孔が多数穿設されている金属
製薄板材、又は細かいメッシュの金網でなるバスケット
(籠体)で囲み、撹拌羽根を回転すると、前記配合物内
の固形物の大きな粒子はバスケット内で分散され、分散
された細かい粒子はバスケットの底壁及び側方の前記小
孔やメッシュから流出し、撹拌槽内を滞留して再度バス
ケットの上方からバスケット内に流入してさらに細かく
分散される(例えば、特開昭60−122033号、特
開昭61−293536号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の撹拌装置におい
ては、前記発酵槽51内に設けた撹拌装置では、撹拌羽
根57が回転すると発酵槽51内の液状の配合物全体は
旋回流による渦状になるが、液状の配合物内は前述した
ドラフトチューブ66を設けた場合のような上下対流な
いし、循環流があまり生じないため、液状の配合物が充
分に撹拌されないという問題点があった。
【0013】なお、図8の撹拌羽根57bでは流液孔6
4を設けて液状の配合物の乱流を生じさせるよう工夫し
ているが、このとき生じる乱流では上下対流は生ぜず発
酵槽51内の液状の配合物を充分に撹拌できないという
問題点があった。
【0014】また、図6の二点鎖線で示すようなドラフ
トチューブ66を設けた撹拌装置においては、旋回流が
生じ発酵槽51内の配合物の液面は常にドラフトチュー
ブ66の上方の開口より上方に位置していなければ循環
流が発生せず、しかも液状の配合物内に効果的な循環流
を生じさせるためには、配合物の液面とドラフトチュー
ブ66の上方の開口との距離を適正な位置にする必要が
あるので、発酵槽51内へ投入する液状の配合物の量は
ドラフトチューブ66の高さに左右され限定されるとい
う問題点があった。
【0015】また、インキ等の撹拌・分散装置において
は、配合物中の塗料やインキ等の顔料などの固形物は液
体中では比重が大きく相当の量が、分散媒体及び配合物
間のずり応力で細かく分散されることなくバスケット底
壁の小孔から、そのままバスケット下方に流出し、また
タンク内に沈殿する傾向にあるので、充分な分散効果を
上げることができないという問題点があった。
【0016】本発明は叙上の問題点を解決するために開
発されたもので、駆動軸の周囲で撹拌羽根を回転させ、
さらにこの撹拌羽根を駆動軸の周囲に旋回させ、撹拌槽
内の液状の配合物を上下左右方向に立体的に複雑な乱流
を発生させる撹拌及び分散効果の高い撹拌装置を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の撹拌装置においては、回転駆動手段たるモ
ータ58に連結され、回転駆動される駆動軸56を撹拌
槽たる発酵槽51内に設け、前記撹拌槽内に固定した無
端環状のラック11又は11a、11cを前記駆動軸5
6の軸心と同心円上に外装する。さらに、前記駆動軸5
6の外周にギヤボックス16又は16a、16cを固定
し、該ギヤボックスに撹拌軸17を軸承し、該撹拌軸1
7に前記ラックに噛合するピニオン18を設け且つギヤ
ボックスの外壁面より突出した撹拌軸17の先端に撹拌
羽根21を設けたものである。
【0018】なお、前記撹拌軸17を駆動軸56の軸心
と直交又は平行な方向に、あるいは所望の傾斜角をもっ
て軸承することができる。
【0019】また、本発明の他の撹拌装置においては、
前記撹拌槽たる発酵槽51内に固定した無端環状のラッ
ク11又は11a、11cを複数個、前記駆動軸56の
軸線方向に駆動軸56の軸心と同心円上に所定間隔を介
して外装する。さらに、前記駆動軸56の外周に前記各
ラック11又は11a、11cに対応するギヤボックス
16又は16a、16cをそれぞれ固定し、これらのギ
ヤボックスに撹拌軸17を駆動軸56の軸心とそれぞれ
異なる方向すなわち、直交又は平行な方向に、あるいは
所望の傾斜角に突出するよう軸承する。そして、前記各
撹拌軸17に前記各ラックに噛合するピニオン18を設
け且つギヤボックスの外壁面より突出した撹拌軸17の
先端に撹拌羽根21を設けたものである。
【0020】また、前記ギヤボックス16又は16a、
16cに複数の撹拌軸17を設け、各撹拌軸17に前記
ラックに噛合するピニオン11又は11a、11cを設
け且つ各撹拌軸17の先端に撹拌羽根21を設けること
ができる。
【0021】さらに、本発明の他の撹拌装置において
は、回転駆動手段に連結された駆動軸を撹拌槽内に設
け、前記撹拌槽内に前記駆動軸の軸心と同心円上に設け
た一の無端環状のラック本体の上端面の水平面のラック
11aと、ラック本体の上端の外周縁に下方に略45度
傾斜して形成したラック11cと、ラック本体12cの
上端面に前記ラック11cと水平方向で対称を成す角度
で下方に略45度傾斜して形成したラック11dとをそ
れぞれ設け、前記ラック本体12cの下端面には、ラッ
ク本体12cの上端面に形成した前記各ラック11a,
11c,11dと上下方向に対称を成すラック11
a’,11c’,11d’を形成すると共に、前記駆動
軸の外周に固定したギヤボックスに6個の撹拌軸17
a,17c,17dおよび17a’,17c’,17
d’を軸承し、これらの撹拌軸にそれぞれ前記各ラック
に噛合するピニオンを設け、さらに、前記ギヤボックス
の外壁面より突出した撹拌軸の先端に撹拌羽根を設けた
ことを特徴とする。
【0022】尚、前記ラック本体の上端面及び下端面の
水平面のラック11a及び11a’は省略でき、またラ
ック本体の上下端の外周縁に下方に略45度傾斜して形
成したラック及びこれらと上下対称のラック11c,1
1d,11c’,11d’はその組み合わせにおいて任
意に選択できるので、撹拌軸、したがって、撹拌羽根の
数および、軸線方向も任意に選択できる。さらに、前記
撹拌軸の取り付け角度も、前記45°に限らず、実施に
応じて、適宜任意に選択できる。
【0023】
【作用】上記のように構成された撹拌装置のモータ58
を作動して駆動軸56を回転駆動するとギヤボックス1
6が回転し、ギヤボックス16内に軸承された撹拌軸1
7のピニオン18がラック本体12のラック11に噛合
しながら移動し、撹拌軸17が駆動軸56に対して公転
し且つ自転して撹拌羽根21が回転する。
【0024】撹拌羽根21が駆動軸56の周囲の配合物
を各撹拌羽根21の回転方向に応じて上下又は水平方
向、あるいは斜め方向に撹拌しながら駆動軸56の周囲
を旋回するので、さらに発酵槽51内の液状の配合物を
駆動軸56の軸心の円周方向に撹拌する。したがってギ
ヤボックス16の回転に伴う撹拌と共に発酵槽51内の
液状の配合物に複雑な旋回流、上下対流が発生し、発酵
槽51内の液状の配合物は効率良く分散又は撹拌され
る。
【0025】前記駆動軸56の軸心と直交する方向に軸
承された撹拌軸17の撹拌羽根21は垂直方向に回転し
て発酵槽51内の液状の配合物を上下方向に撹拌し、駆
動軸56の軸心と平行な前記撹拌軸17の撹拌羽根21
は水平方向に回転して旋回流を生じ、発酵槽51内の液
状の配合物を水平方向に撹拌し、駆動軸56の軸心と所
望の傾斜角をもって軸承された撹拌軸17の撹拌羽根2
1は駆動軸56の周囲で斜め方向に回転して発酵槽51
内の液状の配合物を斜め方向に撹拌するので、これらの
撹拌装置を組み合わせて駆動軸56に軸線方向の任意位
置に配設したものは、駆動軸56に一の撹拌装置を設け
たものに比して、ギヤボックス16の回転に伴う撹拌と
共に液状の配合物内により一層複雑な乱流を発生せし
め、発酵槽51内の液状の配合物はより一層効率良く分
散又は撹拌される。
【0026】駆動軸56とギヤボックス16cが回転す
ると、たとえば、各撹拌軸(17a,17c,)17d
および(17a’,)17c’(,17d’)のピニオ
ン18がそれぞれラック(11a,)11c,11d
(と11a’,11c’,11d’)に噛合しながら各
ラック(11a,)11c,11d(と11a’,11
c’,11d’)上を回転移動し、各撹拌軸(17a,
17c,)17dおよび(17a’,)17c’(,1
7d’)が回転し且つ駆動軸56に対して公転し、(2
個の撹拌羽根21が垂直面で自転し、他の)2個の撹拌
羽根21が駆動軸56の軸心と略45度の角度をもって
斜め下向き方向に、(自転し残りの2個の撹拌羽根21
が駆動軸56と軸心と略45度の角度をもって)斜め上
向き方向に自転し、ギヤボックス16の回転に伴う撹拌
と共に、発酵槽51内は複雑な乱流を発生せしめ、発酵
槽51内の液状の配合物はさらにより一層効率良く分散
又は撹拌される。
【0027】又、前記ラック本体の上下単面に設けたラ
ックにそれぞれ撹拌軸のピニオンを噛合すれば、撹拌軸
の回転方向は、それぞれ反対方向となり、さらに、より
複雑な乱流が発生する。
【0028】
【実施例】図6に示すような撹拌槽たる発酵槽51内に
本発明の撹拌装置を設けた場合の実施例について、「従
来の技術」と同様の部分は省略して図面を参照して説明
する。
【0029】図1において、12はラック本体で、駆動
軸56を嵌挿可能な挿孔15を有する円筒状を成し、こ
の挿孔15内に軸受13を介して駆動軸56を回転自在
に垂直方向に嵌挿し、ラック本体12を発酵槽51内に
支持固定している。すなわち、ラック本体12の外周に
3個の棒状を成す支持部材14の一端をそれぞれ約12
0度毎の等間隔に溶接又はネジ止めで取付け、各支持部
材14の他端を発酵槽51の内壁面に固定してラック本
体12を発酵槽51内に固定している。
【0030】なお、ラック本体12の外周に支持部材1
4を取付けずに、支持部材14の一端側上又は下面から
前記約120度毎の等間隔で、上又は下方に延びる3本
の支持杆71を設け前述した上端壁53又は、底壁54
に取り付けるようにしても良い。
【0031】なお、ラック本体12と駆動軸56間に軸
受13を設けることにより、駆動軸56が発酵槽51内
に安定した状態で軸承され、ラック本体12と駆動軸5
6との位置関係が常に一定に保たれるので、後述するラ
ック11aとピニオン18aとの噛み合いが良好な状態
で維持される。しかし、駆動軸56が発酵槽51内に安
定した状態で軸承され且つ駆動軸56の回転による振動
やたわみが僅かであれば、ラック本体12と駆動軸56
間に前記軸受13を設けなくとも、単に挿孔15内に適
当な間隔を介して駆動軸56を嵌挿するだけでもよい。
【0032】11aはラックで、前記ラック本体12の
上端面に駆動軸56の軸心と同心円の水平面上に無端環
状に形成されている。
【0033】16はギヤボックスで、前記ラック11a
の直上方に位置して駆動軸56の外周に固定し、このギ
ヤボックス16内に4個の撹拌軸17を駆動軸56の周
囲を等間隔ごとに配置した位置に軸受19を介して駆動
軸56の軸線方向と直交する方向に軸承されている。前
記各撹拌軸17はそれぞれ先端がギヤボックス16の外
周壁面より発酵槽51内へ突出し、この撹拌軸17の先
端に垂直面で回転する撹拌羽根21を設けており、一
方、撹拌軸17の後端はそれぞれギヤボックス16に設
けた4個のピニオン収納室23内へ延び、この撹拌軸1
7の後端に前記ラック11aに噛合するピニオン18a
を固着している。
【0034】なお、撹拌羽根21は、図7に示す撹拌羽
根57と同様に、円板状を成す撹拌羽根支持体22の周
縁に等間隔に6枚の羽根21aを対称的に配置している
ものであるが、撹拌羽根の形状は図8に示すような形
状、或いは羽根21aに撹拌羽根21の回転面に対して
傾斜角を設けて噴流を発生させる形状や他の形状でもよ
く撹拌の処理対象に対応して任意の形状を選択できる。
【0035】次に、前述した実施例の作用を説明する
と、図6において菌を培養するために必要な種々の成分
を配合した液状の配合物を上端壁53の注入口61から
発酵槽51内へ注入して蓋62で注入口61を閉めた
後、モータ58を駆動して駆動マグネット591を回転
させると従動マグネット592が回転し、駆動軸56が
回転するので、図1において駆動軸56に固定されてい
るギヤボックス16が回転し、ギヤボックス16内に軸
承された撹拌軸17のピニオン18aがラック本体12
のラック11aに噛合しながらラック11a上を回転移
動し、撹拌軸17が回転し且つ駆動軸56に対して公転
し、撹拌羽根21が垂直面で自転する。
【0036】したがって、撹拌羽根21は駆動軸56の
軸心と平行を成す垂直面で回転して発酵槽51内に上下
対流を発生し、液状の配合物を上下方向に撹拌しながら
駆動軸56の周囲を旋回し、さらにギアボックス16の
回転に伴い発酵槽51内の液状の配合物を駆動軸56の
軸心の円周方向に撹拌する。この結果、発酵槽51内の
液状の配合物に複雑な乱流が発生されるため、発酵槽5
1内の液状の配合物は効率良く分散又は撹拌される。
【0037】なお、撹拌羽根21を各撹拌軸17に装着
した場合は、撹拌羽根21は駆動軸56付近の配合物を
発酵槽51の側壁52の方向へ噴射しながら駆動軸56
の周囲を旋回する。
【0038】次に、他の実施例について図2を参照して
図1と同様の部分は省略して説明する。ラック本体12
aは上端側の外周に円盤状のフランジが形成され、この
フランジの外周面に駆動軸56の軸心と同心円上に無端
環状を成すラック11bが形成されている。
【0039】ギヤボックス16aはラック11bより大
径に設けられており、ギヤボックス16aの周縁側に4
個の撹拌軸17を駆動軸56の周囲を等間隔ごとに配置
した位置に軸受19を介して駆動軸56の軸心と平行を
成す方向に軸承され、各撹拌軸17の両端はギヤボック
ス16aの上下端面から突出している。各撹拌軸17の
下端にはそれぞれ前記ラック11bに噛合するピニオン
18bが固定され、各撹拌軸17の上端にはそれぞれ図
1と同様に撹拌羽根支持体22を介して撹拌羽根21が
設けられている。
【0040】モータ58を作動して駆動軸56を回転さ
せると、図2において駆動軸56に固定されているギヤ
ボックス16aが回転し、ギヤボックス16aに軸承さ
れた各撹拌軸17のピニオン18bがラック本体12a
のラック11bに噛合しながら移動するので、各撹拌軸
17が回転し各撹拌羽根21が回転する。
【0041】したがって、各撹拌羽根21はそれぞれ駆
動軸56の周囲4ヵ所で水平方向に回転して発酵槽51
内の液状の配合物を水平面で撹拌しながら駆動軸56の
周囲を旋回し、発酵槽51内の液状の配合物を駆動軸5
6の軸心の円周方向に撹拌するので、発酵槽51内の液
状の配合物に図1の前述実施例とは異なった複雑な乱流
を発生せしめ、発酵槽51内の液状の配合物は効率良く
分散又は撹拌される。
【0042】なお、液状の配合物を噴流する撹拌羽根2
1を各撹拌軸17に装着した場合は、撹拌羽根21は下
方の液状の配合物を上方へ噴射しながら駆動軸56の周
囲を旋回する。
【0043】次に、他の実施例について図3を参照して
図1と同様の部分は省略して説明する。ラック本体12
bは上端の外周縁に、所望の傾斜角、図3において、下
方に45度傾斜して形成したラック11cを駆動軸56
の軸心と同心円上に無端環状に設けている。
【0044】ギヤボックス16bはラック11cより大
径に設けられ前記ラック11cの外方を覆うような状態
で張り出しており、ギヤボックス16bの外周壁面に4
個の撹拌軸17を駆動軸56の周囲を等間隔ごとに配置
した位置に軸受19を介して駆動軸56の軸心と所望の
傾斜角、図3において約45度で軸承されている。各撹
拌軸17はそれぞれ先端がギヤボックス16の外周壁面
より発酵槽51内へ突出し、この撹拌軸17の先端に撹
拌羽根21を設けており、一方、撹拌軸17の後端はそ
れぞれギヤボックス16bに設けた4個のピニオン収納
室23b内へ突出し、この撹拌軸17の後端に前記ラッ
ク11cに噛合するピニオン18cを固定している。
【0045】モータ58を駆動して駆動軸56を回転さ
せると、図3において駆動軸56に固定されているギヤ
ボックス16bが回転し、ギヤボックス16b内に軸承
された各撹拌軸17のピニオン18cがラック本体12
bのラック11cに噛合しながら移動するので、各撹拌
軸17及び撹拌羽根21が回転する。
【0046】したがって、各撹拌羽根21はそれぞれ駆
動軸56の周囲4ヵ所で、駆動軸56の軸心と所望の角
度、図3において約45度をもって斜め方向に回転し、
発酵槽51内の液状の配合物を斜め方向に撹拌しながら
駆動軸56の周囲を旋回し、発酵槽51内の液状の配合
物を駆動軸56の軸心の円周方向に撹拌するので、発酵
槽51内の液状の配合物に図1及び図2の前述実施例と
は異なった複雑な乱流が発生され、発酵槽51内の液状
の配合物は効率良く分散又は撹拌される。
【0047】なお、液状の配合物を噴流する撹拌羽根2
1を各撹拌軸17に装着した場合は、撹拌羽根21は駆
動軸56付近の配合物に発酵槽51の側壁52方向へ斜
めの旋回流を与え且つ駆動軸56の周囲を公転する。
【0048】また、図3においては、撹拌軸17及び撹
拌羽根21の方向を斜め下向きに設けているが、ラック
本体12bとギヤボックス16bの位置を図3の場合と
上下に逆向きに設けて撹拌軸17及び撹拌羽根21を斜
め上向きに設置することもできる。
【0049】なお、図1、図2、図3の実施例におい
て、ギヤボックス16、16a、16bにそれぞれ4個
の撹拌軸17を設けた場合について説明したが、各撹拌
軸17はそれぞれ1個だけでもよく、或いは可能な範囲
で、例えば5、6個の撹拌軸を駆動軸56の周囲に等間
隔に数多く設けることができ撹拌軸及び撹拌羽根の設置
数は以上の実施例に限定されない。
【0050】なお、図1、図2、図3の実施例で示した
撹拌装置を一種又は数種を複数、例えば2個ないし3個
任意に組み合わせて発酵槽51内の駆動軸56に設け
る。
【0051】すなわち、駆動軸56に上から下に順に図
3、図1、図2の撹拌装置を設ける。そして撹拌羽根2
1を各撹拌軸17に装着した場合、発酵槽51内の液状
の配合物の上方では図3で示す撹拌羽根21が配合物を
斜め下向きに流れを発生させ、配合物の中央では図1の
撹拌羽根21が配合物を周囲方向へ噴流し、配合物の下
方では図2の撹拌羽根21が下方の配合物を上昇させる
ので発酵槽51内の液状の配合物の全体に上下対流によ
る循環流が生じ、発酵槽51内の液状の配合物全体が充
分に効果的に撹拌される。
【0052】あるいは、駆動軸56に上から下に順に図
1、図2の撹拌装置を設けてもよく、複数個の同じ撹拌
装置を駆動軸56に設けることもでき、処理対象に応じ
てそれぞれの組み合わせを選択し、所望の異なった複雑
な乱流を発生せしめる。
【0053】次に、本発明の他の実施例について図4及
び図5を参照して説明する。
【0054】図5において、円盤状を成すラック本体1
2cの下端面をラック本体12cより小径の円柱形状を
成す基部112と一体もしくはこれに固着して設け、こ
の基部112の下端に設けたフランジを発酵槽51の底
壁54にネジ止めなどで固定し、ラック本体12cの上
端面の中央から前記基部112内へ軸孔を設け、この軸
孔内に軸受を介して駆動軸56を軸承する。
【0055】そして、ラック本体12cの上端面に、駆
動軸56の軸心と同心円の水平面上に無端環状のラック
11aを設け、さらにラック本体12cの上端の外周縁
に下方に45度傾斜して形成したラック11cを駆動軸
56の軸心と同心円上に無端環状に設け、ラック本体1
2cの上端面に前記ラック11cと前記ラック11aと
の間に駆動軸56の軸心と同心円上に溝を形成し、この
溝の側壁面に、前記ラック11cと水平方向で対称を成
す角度で下方に45度傾斜して形成したラック11dを
駆動軸56の軸心と同心円上に設ける。
【0056】さらに、ラック本体12cの下端面には、
ラック本体12cの上端面に形成したラック11a,1
1c,11dと上下方向に対称を成すラック11a’,
11c’,11d’を形成する。
【0057】さらに、下端に開口を有するギヤボックス
16c内に前記ラック本体12c全体を覆うようにして
ギヤボックス16cを前記駆動軸56に固定する。すな
わち、駆動軸56の上端面の略中央に、上方に狭くなる
テーパ孔31を設け、このテーパ孔31内に駆動軸56
を挿通し、駆動軸56とテーパ孔31との間に、円筒状
を成し且つその外周面に下方に広がるテーパを有するシ
ール32をギヤボックス16c内から上方へ向けて挿入
し、前記ラック本体12の上端をギヤボックス16cの
上端面より突出させ、このラック本体12の上端の外周
に、内周面の一部にテーパを有するナット33を螺合し
て前記シール32を上方へ引っ張り、ギヤボックス16
cを駆動軸56へ水密に固定する。さらにシール32の
上端にナット34を螺合してダブルロックする。
【0058】さらに、ギヤボックス16cの下端の開口
を蓋35で被蓋し、パッキンやオイルシール等でギヤボ
ックス16c内を水密に閉塞する。
【0059】また、ギヤボックス16cには、図4およ
び図5に示すように6個の撹拌軸17a,17c,17
dおよび17a’,17c’,17d’を駆動軸56の
周囲を等間隔ごとに配置した位置に軸受19を介して軸
承されている。6個の撹拌軸17a,17c,17dお
よび17a’,17c’,17d’のうち2個の撹拌軸
17a,および17a’は駆動軸56の軸線方向と直交
する方向に水平に軸承され、他の4個17c,17dお
よび17c’,17d’は駆動軸56の軸心と45度の
傾斜角で軸承されている。各撹拌軸17a,17c,1
7dおよび17a’,17c’,17d’の先端はギヤ
ボックス16c内に突出し、各撹拌軸17の先端にそれ
ぞれピニオン18を設け、各ピニオン18は前記ラック
11a,11c,11dと11a’,11c’,11
d’へそれぞれ噛合している。
【0060】すなわち、6個の撹拌軸17のうち2個の
水平の撹拌軸17a,および17a’のピニオン18は
ラック本体12cの上下端面に水平に形成したラック1
1a,11a’へ噛合し、他の2個の45度の上方に傾
斜した撹拌軸17d,17cのピニオン18はラック本
体12cの上下端面に設けたラック11d,11cへそ
れぞれ噛合し、残りの2個の45度の下方に傾斜した撹
拌軸17c’,17d’のピニオン18はラック12c
の上下端面に設けたラック11c,11d’へそれぞれ
噛合されている。
【0061】また、各撹拌軸17a,17c,17dお
よび17a’,17c’,17d’の後端にはそれぞれ
撹拌羽根21を設けている。したがって、駆動軸56と
ギヤボックス16cが回転すると、各撹拌軸17a,1
7c,17dおよび17a’,17c’,17d’のピ
ニオン18がそれぞれラック11a,11c,11dと
11a’,11c’,11d’に噛合しながら各ラック
11a,11c,11dと11a’,11c’,11
d’上を回転移動し、各撹拌軸17a,17c,17d
および17a’,17c’,17d’が回転し且つ駆動
軸56に対して公転し、2個の撹拌羽根21が垂直面で
自転し、他の2個の撹拌羽根21が駆動軸56の軸心と
45度の角度をもって斜め下向き方向に自転し、残りの
2個の撹拌羽根21が駆動軸56と軸心と45度の角度
をもって斜め上向き方向に自転し、又、前記各撹拌羽根
は、それぞれの撹拌軸が、ラック本体12cの上又は下
端面のいづれかに噛合するかで、それぞれ、回転方向が
逆となり、発酵槽51内は複雑な乱流が発生される。
【0062】尚、図4および図5に示す装置を駆動軸5
6に対して上下に2個取り付けることができ、又、図1
〜図3に示す装置と併用することができることは言うま
でもない。
【0063】また、図1、図2、図3、図5の実施例で
示した撹拌装置は、撹拌・分散装置として用いることが
できる。例えば、バスケットミルのバスケット内の駆動
軸56の周囲にラック11を有するラック本体12を配
置し、このラック本体12を3個の支持部材14でバス
ケットの内壁面に固定する。さらに駆動軸56の外周に
図1ないし図3に示すようなギヤボックス16、16
a、16bを固定し、各ギヤボックス16、16a、1
6bに撹拌軸17をそれぞれ設け、各撹拌軸17にピニ
オン18及び撹拌羽根21を設けることができる。
【0064】また、図1ないし図3の実施例の撹拌装置
を複数個を任意に組み合わせてタンク内の駆動軸56に
設けることもできる。
【0065】したがって、バスケット内で発生する複雑
な乱流により、塗料やインキ等の顔料などの固形物は液
体中では重量物ではあるが、直ちにバスケットの底壁か
ら下方に流出することなく、バスケット内で分散媒体及
び配合物間のずり応力で充分に細かく分散される。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0067】撹拌羽根はその回転方向に応じて駆動軸の
周囲の配合物を上下又は水平方向、あるいは斜め方向に
撹拌しながら駆動軸の周囲を旋回するため、ギヤボック
スの回転に伴う撹拌と共に撹拌槽内の液状の配合物に複
雑な乱流を発生させることができ、撹拌槽内の液状の配
合物を効率良く分散又は撹拌できる。
【0068】撹拌槽内に固定した無端環状のラックを複
数個、駆動軸の軸線方向の任意位置に駆動軸の軸心と同
心円上に外装したもの、およびラクウ本体に6面のラッ
クを形成し、一のギヤボックスにより6個の撹拌軸を設
けたものにあっては、前記駆動軸の外周に前記各ラック
に対応するギヤボックスを固定し、それぞれのギヤボッ
クスに撹拌軸を駆動軸の軸心と直交又は平行な方向に、
あるいは所望の傾斜角をもって軸承したので、撹拌軸に
1個の撹拌装置を設けたものに比して液状の配合物内に
より一層複雑な乱流を発生させることができ、ギヤボッ
クスの回転に伴う撹拌と共に撹拌槽内の液状の配合物を
より一層効率良く分散又は撹拌でき、発泡の激しい培養
や、高い酵素移動速度が要求される醗酵装置の醗酵槽と
して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撹拌装置の実施例を示すもので、部分
断面を示す要部正面図である。
【図2】本発明の撹拌装置の他の実施例を示すもので、
部分断面を示す要部正面図である。
【図3】本発明の撹拌装置の他の実施例を示すもので、
部分断面を示す要部正面図である。
【図4】本発明の撹拌装置の他の実施例を示すもので、
部分断面を示す要部平面図である。
【図5】図4の矢視E−E線断面図である。
【図6】従来の撹拌装置を備えた発酵槽全体を示す正面
図である。
【図7】撹拌羽根の一例を示す斜視図である。
【図8】撹拌羽根の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11a,11b,11c,11d,11e,11f ラ
ック 12,12a,12b,12c ラック本体 112 基部 13 軸受 14 支持部材 15 挿孔 16,16a,16b,16c ギヤボックス 17 撹拌軸 18a,18b,18c,18d,18e,18f ピ
ニオン 19 軸受 21 撹拌羽根 22 撹拌羽根支持体 23 ピニオン収納室 31 テーパ孔 32 シール 33 ナット 34 ナット 35 蓋 51 発酵槽 52 側壁 53 上端壁 54 底壁 55 モータハウジング 56 駆動軸 57,57a,57b,57c 撹拌羽根 58 モータ 59 マグネットカップリング 61 注入口 62 蓋 63 撹拌羽根支持体 64 流液孔 65 壁部 66 ドラフトチューブ 591 駆動マグネット 592 従動マグネット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動手段に連結された駆動軸を撹拌
    槽内に設け、前記撹拌槽内に固定した無端環状のラック
    を前記駆動軸の軸心と同心円上に外装すると共に、前記
    駆動軸の外周にギヤボックスを固定し、該ギヤボックス
    に撹拌軸を軸承し、該撹拌軸に前記ラックに噛合するピ
    ニオンを設け且つギヤボックスの外壁面より突出した撹
    拌軸の先端に撹拌羽根を設けたことを特徴とする撹拌装
    置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌軸を駆動軸の軸心と直交又は平
    行な方向に、あるいは所望の傾斜角をもって軸承した請
    求項1記載の撹拌装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動手段に回転駆動される駆動軸を
    撹拌槽内に設け、前記撹拌槽内に固定した無端環状のラ
    ックを複数個、前記駆動軸の軸線方向に駆動軸の軸心と
    同心円上に所定間隔を介して外装すると共に、前記駆動
    軸の外周に前記各ラックに対応するギヤボックスをそれ
    ぞれ固定し、これらのギヤボックスに撹拌軸を駆動軸の
    軸心とそれぞれ異なる方向に突出するよう軸承し、前記
    各撹拌軸に前記各ラックに噛合するピニオンを設け且つ
    ギヤボックスの外壁面より突出した撹拌軸の先端に撹拌
    羽根を設けたことを特徴とする撹拌装置。
  4. 【請求項4】 前記ギヤボックスに複数の撹拌軸を設
    け、各撹拌軸に前記ラックに噛合するピニオンを設け且
    つ各撹拌軸の先端に撹拌羽根を設けた請求項1、2又は
    3記載の撹拌装置。
  5. 【請求項5】 回転駆動手段に連結された駆動軸を撹拌
    槽内に設け、前記撹拌槽内に前記駆動軸の軸心と同心円
    上に設けた無端環状の一のラック本体外周縁に傾斜して
    形成したラックと、前記ラックと平行もしくは水平方向
    で対称を成す角度で傾斜して形成したラックとをそれぞ
    れ設けると共に、前記駆動軸の外周に固定したギヤボッ
    クスに少なくとも2個の撹拌軸を軸承し、これらの撹拌
    軸にそれぞれ前記各ラックに噛合するピニオンを設け、
    さらに、前記ギヤボックスの外壁面より突出した撹拌軸
    の先端に撹拌羽根を設けたことを特徴とする撹拌装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動手段に連結された駆動軸を撹拌
    槽内に設け、前記撹拌槽内に前記駆動軸の軸心と同心円
    上に設けた無端環状の一のラック本体の上端の外周縁に
    下方に傾斜して形成したラックと、ラック本体の上端面
    に前記ラックと水平方向で対称を成す角度で下方に傾斜
    して形成したラックとをそれぞれ設け、前記ラック本体
    の下端面には、ラック本体の上端面に形成した前記各ラ
    ックと上下方向に対称を成すラックを形成すると共に、
    前記駆動軸の外周に固定したギヤボックスに4個の撹拌
    軸を軸承し、これらの撹拌軸にそれぞれ前記各ラックに
    噛合するピニオンを設け、さらに、前記ギヤボックスの
    外壁面より突出した撹拌軸の先端に撹拌羽根を設けたこ
    とを特徴とする撹拌装置。
  7. 【請求項7】 回転駆動手段に連結された駆動軸を撹拌
    槽内に設け、前記撹拌槽内に前記駆動軸の軸心と同心円
    上に設けた無端環状のラック本体の上端面の水平面のラ
    ックと、ラック本体の上端の外周縁に下方に略45度傾
    斜して形成したラックと、ラック本体の上端面に前記ラ
    ックと水平方向で対称を成す角度で下方に略45度傾斜
    して形成したラックとをそれぞれ設け、前記ラック本体
    の下端面には、ラック本体の上端面に形成した前記各ラ
    ックと上下方向に対称を成すラックを形成すると共に、
    前記駆動軸の外周に固定したギヤボックスに3個以上複
    数の撹拌軸を軸承し、これらの撹拌軸にそれぞれ前記各
    ラックに噛合するピニオンを設け、さらに、前記ギヤボ
    ックスの外壁面より突出した撹拌軸の先端に撹拌羽根を
    設けたことを特徴とする撹拌装置。
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