JPH0631205Y2 - レンズの固定構造 - Google Patents

レンズの固定構造

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JPH0631205Y2
JPH0631205Y2 JP1987122204U JP12220487U JPH0631205Y2 JP H0631205 Y2 JPH0631205 Y2 JP H0631205Y2 JP 1987122204 U JP1987122204 U JP 1987122204U JP 12220487 U JP12220487 U JP 12220487U JP H0631205 Y2 JPH0631205 Y2 JP H0631205Y2
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JP
Japan
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lens
housing
end side
claw portion
claw
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JP1987122204U
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JPS6427511U (ja
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将人 倭
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用空調装置の照明表示装置等に用いられ
るレンズの固定構造に関するものである。
[従来の技術] 一般に少しの変形でも破損する性質を有する脆弱な材料
であるアクリル樹脂等からなるレンズをハウジングに固
定する場合には細心の注意を必要とし、組付作業性が極
めて困難なものとなる。
その一例として自動車用空調装置の照明表示装置につい
て説明するならば、第4図においてハウジング201内
に収納されるレンズ202はアクリル樹脂等からなる透
明な光導体であって、一端がハウジング201に設けら
れた係止孔203に挿入され他端はハウジング201に
立設した爪部204と支持リブ205によって形成され
る係合部に係合することによって固定されている。
[従来技術の問題点] しかしながら、アクリル樹脂等からなるレンズ202は
クラックなどの入り易い脆いものであるために、レンズ
202をハウジング201に固定するため、レンズ20
2の他端を爪部204と支持リブ205からなる係合部
に係合させる際レンズ202は支持リブ205を支点に
曲げ応力が働き支持リブ205近傍で破損する虞があ
る。更に、レンズ202を組込んだハウジング201を
ビス等により自動車の内装部に組付ける際、ビス等の締
付力、締付方向によりハウジング201にねじれ状態が
発生する。ハウジング201にねじれが生じた場合レン
ズ202は、ハウジング201に設けられた爪部204
と支持リブ205から負荷がかかりは端部に破損を生ず
る虞がある。
また、レンズ202或いはハイジング201自体にも、
その製造過程から寸法精度誤差が生じることにより、レ
ンズ202がハウジング201より相対的に大きい場合
には、ハウジング201への組付けの際レンズ202に
破損が生じる虞があり、また、レンズ202がハウジン
グ201より相対的に小さい場合には、レンズが上記爪
部204と支持リブ205により形成される係合部に、
強固に係合されないためガタ付きが生じ振動により不快
な騒音が発生する等の欠点があった。
[本考案の目的] 本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、、脆性材料からなるレンズを、ハウジングに固定
する場合でも破損の虞がなくしかもガタ付きなく固定で
きる固定構造を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 照明表示装置に用いられるレンズをハウジングに固定す
る構造であって、ハウジングの一端側に設けられ、前記
レンズの一端側を係止する係止孔部と、ハウジングの他
端側に立設され、前記レンズの他端側上面に係合する可
塑性を有する爪部と、該爪部の近傍に立設され、且つ前
記レンズの他端側下面に当接する支持部とから構成さ
れ、該支持部と前記爪部が立設されたハウジングには、
該支持部と前記爪部の少なくとも一方が、前記レンズに
対し垂直方向に弾性的に変位可能なように切り欠きが形
成されているレンズの固定構造とした。
[作用] 上記構成によれば、レンズの他端側ををハウジングに組
み付ける際、爪部と支持部の少なくとも一方を弾性変位
させてに係合することができる。また、ハウジングにね
じれ等の負荷がかかっても爪部および/または支持部が
弾性変位することによりレンズに負荷はからない。
[実施例] 以下、本考案の実施例に係るレンズの固定構造を図面に
基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第3図において、1は自動車用ヒーターコン
トロールの固定部材(ハウジング)であり、該ハウジン
グ1は、合成樹脂からなっている。そして該ハウジング
1内に収納されるレンズ2は、その前方にある表示板
(図示せず)に対し図示しない光源からの光を均等に誘
導し得るアクリル樹脂製の透明な光誘導体であって、一
端がハウジング1に設けられた係止孔3に挿入されまた
他端は、前記ハウジング1より立設された可塑性を有す
る爪4と該爪4の近傍に設けられた支持リブ5によって
形成される係合部に係合されることによりハウジング1
に固定される。この爪4と支持リブ5によって形成され
る係合部について更に詳述すれば、ハウジング1に立設
された支持リブ5は、第2図に示されるように、その立
設面には逆コに字状の切り欠き7が形成されている。こ
れにより、支持リブ5はレンズ2に対して垂直方向に弾
性変位可能に形成されている。
さらに作用を説明すれば、レンズ2の一端をハウジング
1に設けられた係止孔3に挿入しつつレンズ2の他端
を、ハウジング1の立設された爪4を弾性変位しながら
嵌込み、爪4と支持リブ5にて係合する。このとき支持
リブ5は下方へ弾性変位するため、レンズ2には無理な
力が作用しないためレンズ2が破損する虞はない。
また、レンズ2を組付けたハウジング1をタッピングス
クリューで車両に組付ける際、ハウジング1にレンズ2
の幅方向に対してねじりが生じても、第3図に示される
ように弾性を有する支持リブ5が下方にたわむことによ
り、レンズ2にかかる負荷を逃すため、レンズ2に破損
する虞はなく組付け作業がスムースに行われる。
さらに、ハウジング1にレンズ2の幅方向に対するねじ
りが生じても、爪部4がその可塑性により弾性的に変位
するため、レンズ2にかかる負荷を逃すため、レンズ2
に破損する虞はなく、上記と同様組付け作業がスムーズ
に行われる。
また、上述の構成を有する固定構造はハウジング1もし
くはレンズ2の寸法精度不良に対応できる。すなわちレ
ンズ2がハウジング1より相対的に、規定の寸法関係よ
り大きい場合、支持リブ5は下方にたわむことによりレ
ンズ2を弾性的に係合し得ることができレンズ2が破損
する虞はない。
更に、支持リブ5の形状を、高さを若干高めに設定して
おけばレンズ2がハウジング1より相対的に規定の寸法
関係より小さい場合でもレンズ2は支持リブ5によって
上方に付勢され、係合部に弾性的に係合し得ることがで
きる。よって、規定寸法より小さいものから大きなもの
まで弾性的に係合し得ることができる。従って、寸法精
度不良によりガタ付きが生じることはなく、ひいては振
動時における不快な騒音の発生を防止することができ
る。
本考案では、その適切な実施例として支持リブにハウジ
ング垂直方向への弾性をもたせたものを紹介したが、支
持リブに限らず爪部もしくは爪部と支持リブ両方にハウ
ジング垂直方向への弾性を有するようにしても本考案の
効果に差異は生じない。
以上の説明においては、自動車用空調装置の照明表示装
置について例示したのであるが、本考案は必ずしもこれ
に限定されるものではなく、オーディオ装置、過程用電
化製品等の照明装置に用いられるレンズの固定にも適用
可能である。
この外にも本考案はその主旨を逸脱しない範囲において
適宜変形、改良を加えた態様で実施し得ることはいうま
でもないことである。
[効果] 本考案に係わるレンズの固定構造は上述のような構成を
有しているため、レンズをハウジングに固定する際、無
理な応力が作用しないためアクリル等の脆弱な材料で形
成されたレンズであっても、その端部等が破損すること
はなく、また、レンズをハウジングに固定した状態でひ
ねり等の負荷が生じてもレンズに損傷が生じることはな
く、スムーズに組付け作業を行うことができる。
また、レンズの製造工程において発生した寸法精度誤差
に対してもガタ付きなく保持でき、ひいては、振動によ
って発生する不快な騒音をも防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる自動車用空調装置におけるレ
ンズのハウジングの固定構造を示す断面図、 第2図は、上記固定構造に関し係合部を構成する爪部と
支持部を示す斜視図、 第3図は、レンズを組付けた時の係合部位の作用を示す
断面図、 第4図は、従来の自動車用空調装置におけるレンズのハ
ウジングへの固定構造を示す断面図。 1,201…ハウジング 2,202…レンズ 3,203…係止孔 4,204…爪部 5,105,205…支持部 7…切り欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明表示装置に用いられるレンズをハウジ
    ングに固定する構造であって、 ハウジングの一端側に設けられ、前記レンズの一端側を
    係止する係止孔部と、 ハウジングの他端側に立設され、前記レンズの他端側上
    面に係合する可塑性を有する爪部と、 該爪部の近傍に立設され、且つ前記レンズの他端側下面
    に当接する支持部とから構成され、 該支持部と前記爪部が立設されたハウジングには、該支
    持部と前記爪部の少なくとも一方が、前記レンズに対し
    垂直方向に弾性的に変位可能なように切り欠きが形成さ
    れていることを特徴とするレンズの固定構造。
JP1987122204U 1987-08-10 1987-08-10 レンズの固定構造 Expired - Lifetime JPH0631205Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987122204U JPH0631205Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10 レンズの固定構造

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JP1987122204U JPH0631205Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10 レンズの固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS6427511U JPS6427511U (ja) 1989-02-16
JPH0631205Y2 true JPH0631205Y2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=31369913

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JP1987122204U Expired - Lifetime JPH0631205Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10 レンズの固定構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5142944B2 (ja) * 2008-10-23 2013-02-13 シャープ株式会社 照明装置
JP7304990B2 (ja) * 2018-03-06 2023-07-07 三菱電機株式会社 光源ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4996444U (ja) * 1972-12-12 1974-08-20
JPS5187171U (ja) * 1975-01-08 1976-07-13

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JPS6427511U (ja) 1989-02-16

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