JPH06311729A - 電源装置 - Google Patents
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- JPH06311729A JPH06311729A JP8860793A JP8860793A JPH06311729A JP H06311729 A JPH06311729 A JP H06311729A JP 8860793 A JP8860793 A JP 8860793A JP 8860793 A JP8860793 A JP 8860793A JP H06311729 A JPH06311729 A JP H06311729A
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- circuit
- power supply
- input
- output
- power
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入出力電圧の変動にかかわらずエネルギー変
換効率の良い状態で使用できる電源装置を提供する。 【構成】 回路Aは、入出力条件が、入力電圧<出力電
圧となったときにエネルギー変換効率の良い、昇圧型チ
ョッパ方式のコンバータ回路であり、回路Bはすべての
入出力条件を満足すが電力変換効率の良くない、スイッ
チングレギュレータのフライバック方式のコンバータ回
路である。不図示の制御部で入出力条件を判定し、入力
電圧<出力電圧のときは、ポート35をオン、ポート3
6をオフして、回路Aのみ駆動し、入力電圧>出力電圧
のときは、ポート35をオフ、ポート36をオンして、
回路Bのみ駆動する。このように使用状況に応じてコン
バータ回路を選択し、電源装置のエネルギー変換効率を
上げることができる。
換効率の良い状態で使用できる電源装置を提供する。 【構成】 回路Aは、入出力条件が、入力電圧<出力電
圧となったときにエネルギー変換効率の良い、昇圧型チ
ョッパ方式のコンバータ回路であり、回路Bはすべての
入出力条件を満足すが電力変換効率の良くない、スイッ
チングレギュレータのフライバック方式のコンバータ回
路である。不図示の制御部で入出力条件を判定し、入力
電圧<出力電圧のときは、ポート35をオン、ポート3
6をオフして、回路Aのみ駆動し、入力電圧>出力電圧
のときは、ポート35をオフ、ポート36をオンして、
回路Bのみ駆動する。このように使用状況に応じてコン
バータ回路を選択し、電源装置のエネルギー変換効率を
上げることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電力変換回路を
選択的に使用する電源装置に関するものである。
選択的に使用する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印字装置の電源には、電力供給源
からの入力電圧変動範囲と出力電圧範囲のすべてで安定
出力が供給できる1つのコンバータ回路を備えたものが
ある。また、同じ入出力電圧条件で動作する複数のコン
バータ回路を備えたものがあり、この場合出力電流容量
値が違っている。
からの入力電圧変動範囲と出力電圧範囲のすべてで安定
出力が供給できる1つのコンバータ回路を備えたものが
ある。また、同じ入出力電圧条件で動作する複数のコン
バータ回路を備えたものがあり、この場合出力電流容量
値が違っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、入力電圧変動範囲と幅広い出力電圧範囲に
対応しなければならないために、コンバータ回路のエネ
ルギー変換効率は、各入出力電圧の関係において必ずし
も最適な状態とはならず、状態によってはエネルギー変
換効率が悪いという問題がある。
従来例では、入力電圧変動範囲と幅広い出力電圧範囲に
対応しなければならないために、コンバータ回路のエネ
ルギー変換効率は、各入出力電圧の関係において必ずし
も最適な状態とはならず、状態によってはエネルギー変
換効率が悪いという問題がある。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、入出力電圧の変動にかかわらずエネルギー変
換効率の良い状態で使用できる電源装置を提供すること
を目的とするものである。
たもので、入出力電圧の変動にかかわらずエネルギー変
換効率の良い状態で使用できる電源装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では電源装置を次の(1),(2),
(3),(4)のとおりに構成する。
め、本発明では電源装置を次の(1),(2),
(3),(4)のとおりに構成する。
【0006】(1)入力端と出力端の間に、回路方式の
異なる複数の電力変換回路を並列に接続した電源装置で
あって、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判
定する判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記
複数の電力変換回路から所定の1個の電力変換回路を選
択し駆動する駆動制御手段とを備えた電源装置。
異なる複数の電力変換回路を並列に接続した電源装置で
あって、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判
定する判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記
複数の電力変換回路から所定の1個の電力変換回路を選
択し駆動する駆動制御手段とを備えた電源装置。
【0007】(2)入力端と出力端の間に、回路方式の
異なる複数の電力変換回路を直列に接続した電源装置で
あって、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判
定する判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記
複数の電力変換回路を全て駆動するか、所定の一部の電
力変換回路を選択し駆動すると共に他の電力変換回路を
その入出力間が導通状態となるように制御する駆動制御
手段とを備えた電源装置。
異なる複数の電力変換回路を直列に接続した電源装置で
あって、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判
定する判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記
複数の電力変換回路を全て駆動するか、所定の一部の電
力変換回路を選択し駆動すると共に他の電力変換回路を
その入出力間が導通状態となるように制御する駆動制御
手段とを備えた電源装置。
【0008】(3)電力変換回路はDC−DCコンバー
タである前記(1)または(2)記載の電源装置。
タである前記(1)または(2)記載の電源装置。
【0009】(4)入力電源が当該装置に内蔵の電池と
ACアダプタであって、このACアダプタを当該装置に
接続したとき、入力電源を前記電池側からこのACアダ
プタ側に切り換える電源切換えスイッチを備えた前記
(1)または(2)記載の電源装置。
ACアダプタであって、このACアダプタを当該装置に
接続したとき、入力電源を前記電池側からこのACアダ
プタ側に切り換える電源切換えスイッチを備えた前記
(1)または(2)記載の電源装置。
【0010】
【作用】前記(1),(3),(4)の構成により入力
電圧条件および/または出力電圧条件により、並列接続
された複数の電力変換回路から1つの電力変換回路が選
択され駆動される。前記(2),(3),(4)の構成
により、入力電圧条件および/または出力電圧条件によ
り直列接続された複数の電力変換回路が全て駆動される
か、或は所定の一部の電力変換回路が選択・駆動され、
他の電力変換回路がその入出力間で導通状態になるよう
制御される。
電圧条件および/または出力電圧条件により、並列接続
された複数の電力変換回路から1つの電力変換回路が選
択され駆動される。前記(2),(3),(4)の構成
により、入力電圧条件および/または出力電圧条件によ
り直列接続された複数の電力変換回路が全て駆動される
か、或は所定の一部の電力変換回路が選択・駆動され、
他の電力変換回路がその入出力間で導通状態になるよう
制御される。
【0011】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0012】(実施例1)図1は、実施例1である“熱
転写印字装置”の全体構成を示すブロック図である。図
において、1は電源であるところのニッケル・カドミウ
ム電池パック(以下NiCd電池パックと記す)、2は
もう一つの電源であるところのACアダプタ、3はAC
アダプタ2が本体に装着されるとACアダプタ2側へ切
り換わる電源切換えスイッチ、4は電源に接続され負荷
への電源供給を制御する電源スイッチである。
転写印字装置”の全体構成を示すブロック図である。図
において、1は電源であるところのニッケル・カドミウ
ム電池パック(以下NiCd電池パックと記す)、2は
もう一つの電源であるところのACアダプタ、3はAC
アダプタ2が本体に装着されるとACアダプタ2側へ切
り換わる電源切換えスイッチ、4は電源に接続され負荷
への電源供給を制御する電源スイッチである。
【0013】5はロジック電源であるDC/DCコンバ
ータ回路、6はプリンタのアクチュエータ用電源である
DC/DCコンバータ回路、7はNiCd電池パック1
の電圧検出用分圧抵抗、8は入力電圧検出用分圧抵抗、
9は制御部、10は読出し専用メモリ(以下ROMとい
う)、11は読み書き可能メモリ(以下RAMという)
である。
ータ回路、6はプリンタのアクチュエータ用電源である
DC/DCコンバータ回路、7はNiCd電池パック1
の電圧検出用分圧抵抗、8は入力電圧検出用分圧抵抗、
9は制御部、10は読出し専用メモリ(以下ROMとい
う)、11は読み書き可能メモリ(以下RAMという)
である。
【0014】12はプリンタユニット、13はモータ、
14は印字用サーマルヘッド、15は位置センサ、16
はモータ13を駆動するためのドライバ、17はサーマ
ルヘッド14をヒートするためのドライバである。
14は印字用サーマルヘッド、15は位置センサ、16
はモータ13を駆動するためのドライバ、17はサーマ
ルヘッド14をヒートするためのドライバである。
【0015】18はLCDの表示器、19はキーボー
ド、20は外部記憶装置であるフロッピ・ドライバ、2
1は温度センサ、22は印字濃度切換え用スイッチ、2
3は充電用スイッチ、24は充電電流制限用抵抗であ
る。
ド、20は外部記憶装置であるフロッピ・ドライバ、2
1は温度センサ、22は印字濃度切換え用スイッチ、2
3は充電用スイッチ、24は充電電流制限用抵抗であ
る。
【0016】前述の構成において、電源スイッチ4を投
入すると、NiCd電池パック1もしくはACアダプタ
2より本実施例の熱転写印字装置(以下印字装置とい
う)へ電源を供給します。この電力を得てロジック用電
源5とアクチュエータ用電源6は動作を開始して、印字
装置内部へ所定の電圧を供給する。この電力供給で制御
部9は、メモリの中のROM10のプログラムに従って
RAM11や各種周辺装置の初期化を行い、オペレータ
からの指示を待つ。
入すると、NiCd電池パック1もしくはACアダプタ
2より本実施例の熱転写印字装置(以下印字装置とい
う)へ電源を供給します。この電力を得てロジック用電
源5とアクチュエータ用電源6は動作を開始して、印字
装置内部へ所定の電圧を供給する。この電力供給で制御
部9は、メモリの中のROM10のプログラムに従って
RAM11や各種周辺装置の初期化を行い、オペレータ
からの指示を待つ。
【0017】通常オペレータは、印字装置立ち上げ後キ
ーボード19を通じて制御部9へ指示を入力し、制御部
9は、この命令よりプリンタユニット12で印字を行う
ために、モータ用ドライバ16やサーマルヘッド用ドラ
イバ17に信号を出力し、モータ13やサーマルヘッド
14を動作させ印字を行う。またその他、表示器18へ
画像信号を出力したり、外部記憶装置20へデータの読
込み,書込みを行います。
ーボード19を通じて制御部9へ指示を入力し、制御部
9は、この命令よりプリンタユニット12で印字を行う
ために、モータ用ドライバ16やサーマルヘッド用ドラ
イバ17に信号を出力し、モータ13やサーマルヘッド
14を動作させ印字を行う。またその他、表示器18へ
画像信号を出力したり、外部記憶装置20へデータの読
込み,書込みを行います。
【0018】前述の印字を行うためには図8に示す回路
を用いる。同図において、抵抗体R1〜R40が並列に
並んでいるサーマルヘッド14に対して、ドライバ17
の各トランジスタが各々に直列接続されており、ドライ
バ17へデータラッチ・クロックに同期してデータを転
送後、ヒート信号を加えることでヒートデータがある部
分の抵抗体にヘッド電圧(VH )から通電される。ヘッ
ドを移動しながらデータを書き換えていくことで、イン
クリボンを通して用紙へ文字を印字するが、ここではサ
ーマルヘッド14の抵抗体が40個あり、文字Boxと
しては36(横)×40(縦)のものとする。これにお
いて、40cpsの印字を行った場合、1ドット当りの
時間は、 1/40×1/36=694(μsec) となる。この時間内にサーマルヘッド14の抵抗体へ約
450(μsec)の通電を行うが、これに対し、印字
濃度スイッチの設定や環境温度の変化によりサーマルヘ
ッドの抵抗体に加えるエネルギーを変化しなければなら
ない。
を用いる。同図において、抵抗体R1〜R40が並列に
並んでいるサーマルヘッド14に対して、ドライバ17
の各トランジスタが各々に直列接続されており、ドライ
バ17へデータラッチ・クロックに同期してデータを転
送後、ヒート信号を加えることでヒートデータがある部
分の抵抗体にヘッド電圧(VH )から通電される。ヘッ
ドを移動しながらデータを書き換えていくことで、イン
クリボンを通して用紙へ文字を印字するが、ここではサ
ーマルヘッド14の抵抗体が40個あり、文字Boxと
しては36(横)×40(縦)のものとする。これにお
いて、40cpsの印字を行った場合、1ドット当りの
時間は、 1/40×1/36=694(μsec) となる。この時間内にサーマルヘッド14の抵抗体へ約
450(μsec)の通電を行うが、これに対し、印字
濃度スイッチの設定や環境温度の変化によりサーマルヘ
ッドの抵抗体に加えるエネルギーを変化しなければなら
ない。
【0019】このエネルギーを変化させる手法として
は、ヘッド電圧を一定にしてヒート時間を変化させる手
法と、ヒート時間を一定にしてヘッド電圧を変化させる
手法があるが、ヒートエネルギー補正のための変化量が
多い場合は、ヒート時間を変化させる手法はソフト処理
との時間的関係から不適当である。従って本実施例装置
においては、ヘッド電圧を段階的に切り換えて対応する
手法を使用した。
は、ヘッド電圧を一定にしてヒート時間を変化させる手
法と、ヒート時間を一定にしてヘッド電圧を変化させる
手法があるが、ヒートエネルギー補正のための変化量が
多い場合は、ヒート時間を変化させる手法はソフト処理
との時間的関係から不適当である。従って本実施例装置
においては、ヘッド電圧を段階的に切り換えて対応する
手法を使用した。
【0020】このためアクチュエータ用電源6のヘッド
電圧用のコンバータ回路の出力電圧変動範囲は、図2に
示すように制御部9のポート3より出力されるVHDL 0
〜4の5ビット信号により17.0〜7.7〔V〕の間
を0.3〔V〕間隔で切換えができる構成となってい
る。
電圧用のコンバータ回路の出力電圧変動範囲は、図2に
示すように制御部9のポート3より出力されるVHDL 0
〜4の5ビット信号により17.0〜7.7〔V〕の間
を0.3〔V〕間隔で切換えができる構成となってい
る。
【0021】電源回路方式としては、まず、印字装置の
電源の条件を考えなければならない。電源としては、電
源切換えスイッチ3により切り換えられるNiCd電池
パック1(定格6.0V)とドロッパ式のACアダプタ
2があり、ACアダプタ2の出力は商用コンセントの電
圧変動や装置の負荷により6.0〜12.0〔V〕内で
変動する。
電源の条件を考えなければならない。電源としては、電
源切換えスイッチ3により切り換えられるNiCd電池
パック1(定格6.0V)とドロッパ式のACアダプタ
2があり、ACアダプタ2の出力は商用コンセントの電
圧変動や装置の負荷により6.0〜12.0〔V〕内で
変動する。
【0022】従って、全ての入出力条件を満足する電源
回路方式としては、図3の回路Bに示すスイッチングレ
ギュレータのフライバック方式(RCC方式:リンギン
グ・チョーク・コンバータ)を使用することになるが、
この方式には、エネルギー(電力)変換効率が良くない
という欠点がある。
回路方式としては、図3の回路Bに示すスイッチングレ
ギュレータのフライバック方式(RCC方式:リンギン
グ・チョーク・コンバータ)を使用することになるが、
この方式には、エネルギー(電力)変換効率が良くない
という欠点がある。
【0023】入出力条件が“入力電圧<出力電圧”とな
ったときには、図3の回路Aに示す、エネルギー変換効
率の良い昇圧型チョッパ方式のコンバータ回路が使用可
能となる。また、回路A,回路Bは制御部9のポート3
5,ポート36(図1ではポート3として一括表示して
いる)の信号により動作/非動作を選択される。
ったときには、図3の回路Aに示す、エネルギー変換効
率の良い昇圧型チョッパ方式のコンバータ回路が使用可
能となる。また、回路A,回路Bは制御部9のポート3
5,ポート36(図1ではポート3として一括表示して
いる)の信号により動作/非動作を選択される。
【0024】そこで図3に示す電源回路について、図4
に示すフローチャートに従って入出力条件より回路Aが
動作可能なとき(S1,YES)には回路Aを選択し
(S3)、それ以外の場合(S1,NO)は回路Bを使
用して(S2)、プリンタ動作するために電力を供給
し、エネルギー変換効率を回路B単独の場合より良くす
ることができる。
に示すフローチャートに従って入出力条件より回路Aが
動作可能なとき(S1,YES)には回路Aを選択し
(S3)、それ以外の場合(S1,NO)は回路Bを使
用して(S2)、プリンタ動作するために電力を供給
し、エネルギー変換効率を回路B単独の場合より良くす
ることができる。
【0025】(実施例2)本実施例は、図1に示した実
施例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源
6に、図5に示す回路構成を使用するものである。図2
のヘッド電圧対応表よりVHDL 4のビットが“Hig
h”になるとヘッド電圧が12.5V以上であることか
ら、図5に示すように、この信号を回路A,Bの選択に
使用し、VHDL 4が“High”のときには強制的に回
路Aを、またそれ以外のヘッド電圧の場合は回路Bを選
択し、ソフトウエアによる電源回路の選択を行わないよ
うにしたものである。
施例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源
6に、図5に示す回路構成を使用するものである。図2
のヘッド電圧対応表よりVHDL 4のビットが“Hig
h”になるとヘッド電圧が12.5V以上であることか
ら、図5に示すように、この信号を回路A,Bの選択に
使用し、VHDL 4が“High”のときには強制的に回
路Aを、またそれ以外のヘッド電圧の場合は回路Bを選
択し、ソフトウエアによる電源回路の選択を行わないよ
うにしたものである。
【0026】(実施例3)本実施例は、図1,図3に示
した実施例1のハード構成をそのまま使用するものであ
る。
した実施例1のハード構成をそのまま使用するものであ
る。
【0027】供給電源としてのNiCd電池パック1の
出力は定格6.0V(1.2V×5セル)で、電圧変動
幅としては7.5〜5.5Vの範囲である。この電圧は
ヘッド電圧可変範囲17.0〜7.7Vの下にあるの
で、NiCd電池パッチ1使用時には、図3のアクチュ
エータ用電源6のコンバータ回路としては、エネルギー
変換効率の良い回路Aを使用する。また、供給電源とし
てACアダプタ2を使用したときは、細かいパワーマネ
ージメントを行わず、回路Bを使用する。このときの制
御フローを図6のフローチャートに示す。これに従うと
装置本体への電源供給がACアダプタ2であるかNiC
d電池パック1であるかを制御部9のポート1,2の入
力により判断し、NiCd電源パック1の場合(S1
0,YES)、昇圧型チョッパ方式の回路Aを選択する
(S12)ことで、エネルギー変換効率が上昇し、これ
に伴い電池寿命を延ばすことができる。
出力は定格6.0V(1.2V×5セル)で、電圧変動
幅としては7.5〜5.5Vの範囲である。この電圧は
ヘッド電圧可変範囲17.0〜7.7Vの下にあるの
で、NiCd電池パッチ1使用時には、図3のアクチュ
エータ用電源6のコンバータ回路としては、エネルギー
変換効率の良い回路Aを使用する。また、供給電源とし
てACアダプタ2を使用したときは、細かいパワーマネ
ージメントを行わず、回路Bを使用する。このときの制
御フローを図6のフローチャートに示す。これに従うと
装置本体への電源供給がACアダプタ2であるかNiC
d電池パック1であるかを制御部9のポート1,2の入
力により判断し、NiCd電源パック1の場合(S1
0,YES)、昇圧型チョッパ方式の回路Aを選択する
(S12)ことで、エネルギー変換効率が上昇し、これ
に伴い電池寿命を延ばすことができる。
【0028】(実施例4)本実施例は、図1に示した実
施例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源
6に、図7に示す回路構成を使用するものである。図7
の左に示したサーミスタ31と抵抗30の直列回路は図
1に示す温度センサ21である。サーミスタ31は高温
時に抵抗値が下がり、低温時に抵抗値が上がる特性を有
する。一方、サーマルヘッド(図8の14参照)への印
加電圧VH は環境温度が低いときに強いヒートが必要な
ために高い電圧にする。比較器32で温度センサ21の
値と基準電圧33と比較して、設定温度以下のときは回
路Aにインバータ34を介し、“High”を送ってこ
れを選択し、設定温度以上のときは回路Bにバッファ3
5を介して“High”を送ってこれを選択する。
施例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源
6に、図7に示す回路構成を使用するものである。図7
の左に示したサーミスタ31と抵抗30の直列回路は図
1に示す温度センサ21である。サーミスタ31は高温
時に抵抗値が下がり、低温時に抵抗値が上がる特性を有
する。一方、サーマルヘッド(図8の14参照)への印
加電圧VH は環境温度が低いときに強いヒートが必要な
ために高い電圧にする。比較器32で温度センサ21の
値と基準電圧33と比較して、設定温度以下のときは回
路Aにインバータ34を介し、“High”を送ってこ
れを選択し、設定温度以上のときは回路Bにバッファ3
5を介して“High”を送ってこれを選択する。
【0029】このようにして、回路B単独の場合より、
エネルギー変換効率を良くすることができる。
エネルギー変換効率を良くすることができる。
【0030】(実施例5)本実施例は図1に示した実施
例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源6
に、図9に示す回路構成を使用するものである。入力電
源に対して最初に降圧型チョッパ回路Cを通し、続いて
昇圧型チョッパ回路Dに入り、制御部9のポート3のV
HDL 0〜4信号に従って図2に示すヘッド電圧を出力す
る。この構成においてポート37は常にスイッチングレ
ギュレータ・コントローラをアクティブ状態にする信号
を保つ。またポート38に“High”を出力すると、
降圧型チョッパ回路Cは、そのチョッパ動作を停止し導
通状態となることで全体のエネルギー変換効率は上昇す
る。この構成において、図10に示すフローチャートに
より回路の動作選択を行う。すなわち印加しようとする
ヘッド電圧VH より入力電圧が低い場合(S20,YE
S)は、制御部9のポート38に“High”を出力
し、昇圧型チョッパ回路Dのみ動作させてエネルギー変
換効率の良い状態で電源を使用することができる。
例1の全体構成を使用し、そのアクチュエータ用電源6
に、図9に示す回路構成を使用するものである。入力電
源に対して最初に降圧型チョッパ回路Cを通し、続いて
昇圧型チョッパ回路Dに入り、制御部9のポート3のV
HDL 0〜4信号に従って図2に示すヘッド電圧を出力す
る。この構成においてポート37は常にスイッチングレ
ギュレータ・コントローラをアクティブ状態にする信号
を保つ。またポート38に“High”を出力すると、
降圧型チョッパ回路Cは、そのチョッパ動作を停止し導
通状態となることで全体のエネルギー変換効率は上昇す
る。この構成において、図10に示すフローチャートに
より回路の動作選択を行う。すなわち印加しようとする
ヘッド電圧VH より入力電圧が低い場合(S20,YE
S)は、制御部9のポート38に“High”を出力
し、昇圧型チョッパ回路Dのみ動作させてエネルギー変
換効率の良い状態で電源を使用することができる。
【0031】なお、以上の実施例はいずれもDC/DC
コンバータを用いるものであるが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これ以外の電力変換回路を用いる
形で実施することができる。また、各実施例は2個のD
C/DCコンバータを用いるものであるが、3個以上の
電力変換回路を用いる形で実施することもできる。
コンバータを用いるものであるが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これ以外の電力変換回路を用いる
形で実施することができる。また、各実施例は2個のD
C/DCコンバータを用いるものであるが、3個以上の
電力変換回路を用いる形で実施することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力電圧条件および/または出力電圧条件に応じて複数
の電力変換回路から所定の電力変換回路を選択し駆動す
ることにより、入出力電圧の変動にかかわらずエネルギ
ー変換効率の良い状態で電源装置を使用することができ
る。
入力電圧条件および/または出力電圧条件に応じて複数
の電力変換回路から所定の電力変換回路を選択し駆動す
ることにより、入出力電圧の変動にかかわらずエネルギ
ー変換効率の良い状態で電源装置を使用することができ
る。
【図1】 実施例1の全体構成を示すブロック図
【図2】 実施例1におけるヘッド電圧対応表
【図3】 実施例1におけるアクチュエータ用電源の回
路図
路図
【図4】 実施例1における、図3の回路A,回路Bの
選択動作を示すフローチャート
選択動作を示すフローチャート
【図5】 実施例2におけるアクチュエータ用電源の回
路図
路図
【図6】 実施例3における、図3の回路A,回路Bの
選択動作を示すフローチャート
選択動作を示すフローチャート
【図7】 実施例4におけるアクチュエータ用電源の回
路図
路図
【図8】 サーマルヘッドとその駆動回路を示す図
【図9】 実施例5におけるアクチュエータ用電源の回
路図
路図
【図10】 実施例5における、図9の回路C,回路D
の選択動作を示すフローチャート
の選択動作を示すフローチャート
1 ニッケル・カドミウム電池パック 2 ACアダプタ 3 電源切換えスイッチ 6 アクチュエータ用電源 9 制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 入力端と出力端の間に、回路方式の異な
る複数の電力変換回路を並列に接続した電源装置であっ
て、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判定す
る判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記複数
の電力変換回路から所定の1個の電力変換回路を選択し
駆動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする電源
装置。 - 【請求項2】 入力端と出力端の間に、回路方式の異な
る複数の電力変換回路を直列に接続した電源装置であっ
て、入力電圧条件および/または出力電圧条件を判定す
る判定手段と、この判定手段の出力にもとづき前記複数
の電力変換回路を全て駆動するか、所定の一部の電力変
換回路を選択し駆動すると共に他の電力変換回路をその
入出力間が導通状態となるように制御する駆動制御手段
とを備えたことを特徴とする電源装置。 - 【請求項3】 電力変換回路はDC−DCコンバータで
あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
源装置。 - 【請求項4】 入力電源が当該装置に内蔵の電池とAC
アダプタであって、このACアダプタを当該装置に接続
したとき、入力電源を前記電池側からこのACアダプタ
側に切り換える電源切換えスイッチを備えたことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8860793A JPH06311729A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8860793A JPH06311729A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311729A true JPH06311729A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=13947505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8860793A Withdrawn JPH06311729A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06311729A (ja) |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP8860793A patent/JPH06311729A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |