JP2003312032A - サーマル印刷方式 - Google Patents
サーマル印刷方式Info
- Publication number
- JP2003312032A JP2003312032A JP2002125749A JP2002125749A JP2003312032A JP 2003312032 A JP2003312032 A JP 2003312032A JP 2002125749 A JP2002125749 A JP 2002125749A JP 2002125749 A JP2002125749 A JP 2002125749A JP 2003312032 A JP2003312032 A JP 2003312032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing method
- temperature
- control circuit
- printer
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電池駆動型のサーマル印刷システム又はそれを
内蔵する端末において、電池電源の電圧低下による影響
を解消又は軽減するサーマル印刷方式を提供する。 【解決手段】サーマル印刷動作するプリンタユニット1
2、このプリンタユニットの動作を制御するプリンタ制
御回路13、動作電力を供給する電池電源17および周
囲温度を検出する温度センサ16を備える。温度センサ
16の検出温度に1以上の閾値A、Bを設け、この温度
センサ16の検出温度と閾値A、Bの関係によりサーマ
ル印刷方式を切り替え選択する。
内蔵する端末において、電池電源の電圧低下による影響
を解消又は軽減するサーマル印刷方式を提供する。 【解決手段】サーマル印刷動作するプリンタユニット1
2、このプリンタユニットの動作を制御するプリンタ制
御回路13、動作電力を供給する電池電源17および周
囲温度を検出する温度センサ16を備える。温度センサ
16の検出温度に1以上の閾値A、Bを設け、この温度
センサ16の検出温度と閾値A、Bの関係によりサーマ
ル印刷方式を切り替え選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーマル印刷方式に
関し、特に環境温度の影響を最小限にするよう印刷方式
を切り替え選択する電池駆動型のサーマル印刷方式に関
する。
関し、特に環境温度の影響を最小限にするよう印刷方式
を切り替え選択する電池駆動型のサーマル印刷方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータによる情報処理技術が発達
すると、マン―マシンインターフェースとしての出力手
段は、ブラウン管その他のディスプレイ装置による可視
的な表示と共にプリンタ等による紙等への印刷出力(ハ
ードコピー)がある。印刷出力技術としては、インクジ
ェット印刷、レーザプリントと共にサーマルプリント
(熱印刷又は熱印字)が知られている。また、サーマル
プリンタを内蔵する携帯情報端末等の電子応用機器のニ
ーズも高くなっている。
すると、マン―マシンインターフェースとしての出力手
段は、ブラウン管その他のディスプレイ装置による可視
的な表示と共にプリンタ等による紙等への印刷出力(ハ
ードコピー)がある。印刷出力技術としては、インクジ
ェット印刷、レーザプリントと共にサーマルプリント
(熱印刷又は熱印字)が知られている。また、サーマル
プリンタを内蔵する携帯情報端末等の電子応用機器のニ
ーズも高くなっている。
【0003】ここで、サーマルプリンタに関する従来技
術は、例えば特開平2001-205834号公報の
「サーマルプリンタ」、特開平5-4368号公報の
「サーマルラインヘッド制御装置」、特開平5-319
30号公報の「プリンタ装置」、特開平5-33024
4号公報の「記録装置」、特開平7-246740号公
報の「熱転写カラープリンタの用紙搬送装置」および特
開平8-258302号公報の「熱転写プリンタおよび
その複写印字方法」等に開示されている。
術は、例えば特開平2001-205834号公報の
「サーマルプリンタ」、特開平5-4368号公報の
「サーマルラインヘッド制御装置」、特開平5-319
30号公報の「プリンタ装置」、特開平5-33024
4号公報の「記録装置」、特開平7-246740号公
報の「熱転写カラープリンタの用紙搬送装置」および特
開平8-258302号公報の「熱転写プリンタおよび
その複写印字方法」等に開示されている。
【0004】特に、上述した特開平7-246740号
公報には、プリンタ装置自体を小型に保ちつつ、低温時
においても、印刷用紙を適切に搬送することを意図して
いる。そのため、CPU(中央処理装置)は、熱転写カ
ラープリンタの内部の温度を検出する温度センサによる
温度データに基づき、印刷用紙の搬送速度を制御してい
る。例えば、温度データが所定値よりも低い場合には、
搬送速度を半分にする。これにより、温度が低くて印刷
用紙の剛性が大きくなっている場合でも、印刷用紙を搬
送ローラに馴染ませながら巻き付けることができ、また
印刷用紙のシートガイドへの突き当たりも低減するよう
にした技術を開示している。
公報には、プリンタ装置自体を小型に保ちつつ、低温時
においても、印刷用紙を適切に搬送することを意図して
いる。そのため、CPU(中央処理装置)は、熱転写カ
ラープリンタの内部の温度を検出する温度センサによる
温度データに基づき、印刷用紙の搬送速度を制御してい
る。例えば、温度データが所定値よりも低い場合には、
搬送速度を半分にする。これにより、温度が低くて印刷
用紙の剛性が大きくなっている場合でも、印刷用紙を搬
送ローラに馴染ませながら巻き付けることができ、また
印刷用紙のシートガイドへの突き当たりも低減するよう
にした技術を開示している。
【0005】パーソナルコンピュータ(PC)等の情報
処理装置は、小型軽量化が進行する共に情報量を増加す
るためにカラー化(多色化)している。また、これらの
PCと共に(一体又は別体で)使用される出力装置とし
てのプリンタも小型軽量化し、電池駆動タイプの必要性
が生じている。電池駆動型のサーマルプリンタでは、動
作電源を電池から直接得るのが一般的である。しかし、
低温下では電池の見かけ上の容量が小さくなることが知
られている。また、サーマル印刷を行う場合には、常温
と同様の発色性を得るには、低温時には余分な熱量を必
要とする。
処理装置は、小型軽量化が進行する共に情報量を増加す
るためにカラー化(多色化)している。また、これらの
PCと共に(一体又は別体で)使用される出力装置とし
てのプリンタも小型軽量化し、電池駆動タイプの必要性
が生じている。電池駆動型のサーマルプリンタでは、動
作電源を電池から直接得るのが一般的である。しかし、
低温下では電池の見かけ上の容量が小さくなることが知
られている。また、サーマル印刷を行う場合には、常温
と同様の発色性を得るには、低温時には余分な熱量を必
要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き電池駆動型
のサーマルプリンタにあっては、電池の電圧変動の影響
を受けやすい。特に、低温時には、システムを安全又は
安定的に動作させるために必要な最低電圧が得られない
場合が生じた。その結果、比較的大きい電力を消費する
サーマルプリンタが動作不可能になり又はこれと一体的
に構成された携帯端末等の使用が不可能になることがあ
った。
のサーマルプリンタにあっては、電池の電圧変動の影響
を受けやすい。特に、低温時には、システムを安全又は
安定的に動作させるために必要な最低電圧が得られない
場合が生じた。その結果、比較的大きい電力を消費する
サーマルプリンタが動作不可能になり又はこれと一体的
に構成された携帯端末等の使用が不可能になることがあ
った。
【0007】
【発明の目的】本発明は、従来技術の上述した課題に鑑
みなされたものであり、低温下でも一定範囲の動作をさ
せることが可能な電池駆動型のサーマル印刷方式を提供
することを目的とする。
みなされたものであり、低温下でも一定範囲の動作をさ
せることが可能な電池駆動型のサーマル印刷方式を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるサーマル印刷方式は次のような特徴的
な構成を採用している。
め、本発明によるサーマル印刷方式は次のような特徴的
な構成を採用している。
【0009】(1)サーマル印刷を行うプリンタユニッ
トおよび該プリンタユニットの動作を制御するプリンタ
制御回路を備え、電池から動作電源を得て文字や図形を
印刷する電池駆動型のサーマル印刷方式において、周囲
温度を検出する温度センサを設け、前記プリンタ制御回
路は、前記温度センサの検出温度を閾値と比較して前記
プリンタユニットの印刷方式を切り替え選択するサーマ
ル印刷方式。
トおよび該プリンタユニットの動作を制御するプリンタ
制御回路を備え、電池から動作電源を得て文字や図形を
印刷する電池駆動型のサーマル印刷方式において、周囲
温度を検出する温度センサを設け、前記プリンタ制御回
路は、前記温度センサの検出温度を閾値と比較して前記
プリンタユニットの印刷方式を切り替え選択するサーマ
ル印刷方式。
【0010】(2)前記プリンタ制御回路は、印刷開始
時およびその後の所定タイミングで前記温度センサが検
出する温度情報を得る上記(1)のサーマル印刷方式。
時およびその後の所定タイミングで前記温度センサが検
出する温度情報を得る上記(1)のサーマル印刷方式。
【0011】(3)前記プリンタ制御回路は、前記プリ
ンタユニットの印刷方式を、全てのドットに印加する通
常印刷方式およびドット毎に印加をON/OFFする低
温印刷方式に切り替え選択する上記(1)又は(2)の
サーマル印刷方式。
ンタユニットの印刷方式を、全てのドットに印加する通
常印刷方式およびドット毎に印加をON/OFFする低
温印刷方式に切り替え選択する上記(1)又は(2)の
サーマル印刷方式。
【0012】(4)前記低温印刷方式のとき、行単位で
前記ドットのON/OFFを相互にオフセットする上記
(3)のサーマル印刷方式。
前記ドットのON/OFFを相互にオフセットする上記
(3)のサーマル印刷方式。
【0013】(5)前記閾値は、予め選定された単一閾
値である上記(1)乃至(4)の何れかのサーマル印刷
方式。
値である上記(1)乃至(4)の何れかのサーマル印刷
方式。
【0014】(6)前記閾値として、少なくとも2つの
閾値を設定する上記(1)乃至(4)の何れかのサーマ
ル印刷方式。
閾値を設定する上記(1)乃至(4)の何れかのサーマ
ル印刷方式。
【0015】(7)前記閾値を、必要に応じて変更可能
にする上記(1)乃至(6)の何れかのサーマル印刷方
式。
にする上記(1)乃至(6)の何れかのサーマル印刷方
式。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるサーマル印刷
方式の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参
照して詳細に説明する。
方式の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0017】先ず、図1は、本発明による、サーマル印
刷方式を適用する印刷システム(又は携帯端末)の好適
実施形態のシステム構成図を示す。尚、この印刷システ
ム10は、単なる印刷のみならず、その他各種の情報処
理機能を備えるものである。この印刷システム10は、
プリンタユニット12、プリンタ制御回路13、メイン
制御回路14、表示装置15、温度センサ16、電池電
源17および入力装置18により構成される。
刷方式を適用する印刷システム(又は携帯端末)の好適
実施形態のシステム構成図を示す。尚、この印刷システ
ム10は、単なる印刷のみならず、その他各種の情報処
理機能を備えるものである。この印刷システム10は、
プリンタユニット12、プリンタ制御回路13、メイン
制御回路14、表示装置15、温度センサ16、電池電
源17および入力装置18により構成される。
【0018】次に、サーマル印刷システム10を構成す
る構成要素12〜18の主要機能を説明する。プリンタ
ユニット12は、入力された情報を紙等に印刷する。プ
リンタ制御回路13は、プリンタユニット12の印刷を
制御する。メイン制御回路14は、印刷データを送るメ
イン側を制御する。入力装置18は、端末操作を処理す
る。表示装置15は、端末の処理状態を確認する。電池
電源17は、端末を動作させる電源を供給する。温度セ
ンサ16は、 周囲温度を検出する。
る構成要素12〜18の主要機能を説明する。プリンタ
ユニット12は、入力された情報を紙等に印刷する。プ
リンタ制御回路13は、プリンタユニット12の印刷を
制御する。メイン制御回路14は、印刷データを送るメ
イン側を制御する。入力装置18は、端末操作を処理す
る。表示装置15は、端末の処理状態を確認する。電池
電源17は、端末を動作させる電源を供給する。温度セ
ンサ16は、 周囲温度を検出する。
【0019】本発明のサーマル印刷方式は、温度センサ
16により周囲(環境)温度を検出し、この温度検出結
果をメイン制御回路14に入力する。そして、この温度
検出結果に基づいてプリンタ制御回路13により、プリ
ンタユニット12の印刷方式を制御又は変更する。以
下、この印刷制御方式について説明する。
16により周囲(環境)温度を検出し、この温度検出結
果をメイン制御回路14に入力する。そして、この温度
検出結果に基づいてプリンタ制御回路13により、プリ
ンタユニット12の印刷方式を制御又は変更する。以
下、この印刷制御方式について説明する。
【0020】図2は、本発明によるサーマル印刷方式に
おける印刷方式の切り替え選択を説明する説明図であ
る。図2中において、横軸は温度センサ16により検出
される温度を示し、縦軸は印刷ヘッドへの印加熱量を示
す。本発明の好適実施形態では、温度センサ16は、温
度閾値Aおよび閾値Bの2つの閾値を設定する。そし
て、温度センサ16により検出される周囲温度が閾値A
以下の場合、閾値B以上の場合および閾値A−B間に応
じて印刷方式の切り替え選択を可能にする。
おける印刷方式の切り替え選択を説明する説明図であ
る。図2中において、横軸は温度センサ16により検出
される温度を示し、縦軸は印刷ヘッドへの印加熱量を示
す。本発明の好適実施形態では、温度センサ16は、温
度閾値Aおよび閾値Bの2つの閾値を設定する。そし
て、温度センサ16により検出される周囲温度が閾値A
以下の場合、閾値B以上の場合および閾値A−B間に応
じて印刷方式の切り替え選択を可能にする。
【0021】即ち、温度センサ16により検出された周
囲温度が閾値A以下の場合には、例えば図4に示す第2
印刷方式である低温印刷方式1を選択する。一方、温度
センサ16により検出された周囲温度が閾値Bより高い
場合には、例えば図3に示す如き第1印刷方式である通
常印刷方式3を選択する。また、温度センサ16の検出
温度が両閾値AおよびB間の場合には、後述するマージ
ン領域2とする。
囲温度が閾値A以下の場合には、例えば図4に示す第2
印刷方式である低温印刷方式1を選択する。一方、温度
センサ16により検出された周囲温度が閾値Bより高い
場合には、例えば図3に示す如き第1印刷方式である通
常印刷方式3を選択する。また、温度センサ16の検出
温度が両閾値AおよびB間の場合には、後述するマージ
ン領域2とする。
【0022】本発明のサーマル印刷方式は、上述の如
く、温度環境により例えば図2に示すように閾値A、B
に応じてサーマルヘッドへの印加熱量を制御すること
で、電圧降下を制御するものである。印加熱量を、図4
に示す如く、サーマルプリンタにおけるラインドット毎
に印加をON/OFFすることで、1ライン当りの発生
熱量を制御(低下)させるものである。以下、図3を通
常印刷(又は印字)方式といい、図4を低温印刷(又は
印字)方式という。
く、温度環境により例えば図2に示すように閾値A、B
に応じてサーマルヘッドへの印加熱量を制御すること
で、電圧降下を制御するものである。印加熱量を、図4
に示す如く、サーマルプリンタにおけるラインドット毎
に印加をON/OFFすることで、1ライン当りの発生
熱量を制御(低下)させるものである。以下、図3を通
常印刷(又は印字)方式といい、図4を低温印刷(又は
印字)方式という。
【0023】図3および図4において、横軸は1ドット
からnドット目までのサーマルライン、縦軸は時間経過
を示す。図3に示す通常印刷では、1ドット目からnド
ット目まで全て一様に印加する。一方、図4に示す低温
印刷では、最初に1ドット、3ドット、5ドット、・・
・の如く1ドットおき(奇数ドット)に印加し、次には
2ドット、4ドット、6ドット、・・・の如く1ドット
おき(偶数ドット)に印加する。即ち、交互にON/O
FFすることにより印加熱量を半減させる。
からnドット目までのサーマルライン、縦軸は時間経過
を示す。図3に示す通常印刷では、1ドット目からnド
ット目まで全て一様に印加する。一方、図4に示す低温
印刷では、最初に1ドット、3ドット、5ドット、・・
・の如く1ドットおき(奇数ドット)に印加し、次には
2ドット、4ドット、6ドット、・・・の如く1ドット
おき(偶数ドット)に印加する。即ち、交互にON/O
FFすることにより印加熱量を半減させる。
【0024】次に、図5および図6のシーケンス図を参
照して、本発明によるサーマル印刷方式の動作を説明す
る。これら図5および図6において、図1に示すサーマ
ル印刷システムの温度センサ16、プリンタ制御回路1
3およびプリンタユニット12の動作を、温度が高温か
ら低温に温度低下する場合(上半分)および低温から高
温へ温度上昇する場合(下半分)について説明する。
照して、本発明によるサーマル印刷方式の動作を説明す
る。これら図5および図6において、図1に示すサーマ
ル印刷システムの温度センサ16、プリンタ制御回路1
3およびプリンタユニット12の動作を、温度が高温か
ら低温に温度低下する場合(上半分)および低温から高
温へ温度上昇する場合(下半分)について説明する。
【0025】先ず、図5を参照して温度低下の場合を説
明する。最初に、プリンタ制御回路13が印字(又は印
刷)開始を指示する(ステップS1)。すると、プリン
タ制御回路13は、温度センサ16に対して温度検出を
指示する(ステップS2)。温度センサ16による検出
温度が図2に示す閾値Bより高い場合(ステップS3)
には、プリンタ制御回路13は、プリンタユニット12
に対して図3に示す如き通常印字方式による印字を指示
する(ステップS4)。その後は、例えば予め決められ
た一定頻度でプリンタ制御回路13は、温度センサ16
に対して温度検出を指示する(ステップS5)。このと
き、温度センサ16の検出温度が図2に示す閾値Bおよ
び閾値A間であることをプリンタ制御回路13に回答し
た(ステップS6)と仮定する。この場合にも、プリン
タ制御回路13は、プリンタユニット12に対して通常
印字方式を指示する(ステップS7)。次に、プリンタ
制御回路13は、温度センサ16に対して温度検出を指
示する(ステップS8)。このとき、温度センサ16の
検出温度が閾値Aより低い(ステップS9)とプリンタ
制御回路13に回答する。そこで、プリンタ制御回路1
3は、プリンタユニット12に対して図4に示す如き低
温印字方式を指示する(ステップS10)。
明する。最初に、プリンタ制御回路13が印字(又は印
刷)開始を指示する(ステップS1)。すると、プリン
タ制御回路13は、温度センサ16に対して温度検出を
指示する(ステップS2)。温度センサ16による検出
温度が図2に示す閾値Bより高い場合(ステップS3)
には、プリンタ制御回路13は、プリンタユニット12
に対して図3に示す如き通常印字方式による印字を指示
する(ステップS4)。その後は、例えば予め決められ
た一定頻度でプリンタ制御回路13は、温度センサ16
に対して温度検出を指示する(ステップS5)。このと
き、温度センサ16の検出温度が図2に示す閾値Bおよ
び閾値A間であることをプリンタ制御回路13に回答し
た(ステップS6)と仮定する。この場合にも、プリン
タ制御回路13は、プリンタユニット12に対して通常
印字方式を指示する(ステップS7)。次に、プリンタ
制御回路13は、温度センサ16に対して温度検出を指
示する(ステップS8)。このとき、温度センサ16の
検出温度が閾値Aより低い(ステップS9)とプリンタ
制御回路13に回答する。そこで、プリンタ制御回路1
3は、プリンタユニット12に対して図4に示す如き低
温印字方式を指示する(ステップS10)。
【0026】次に、温度上昇の場合を説明する。プリン
タ制御回路13が、温度センサ16に対して温度検出を
指示する(ステップS11)。温度センサ16の検出温
度が上述した閾値Aおよび閾値B間の温度であることを
プリンタ制御回路13に回答する(ステップS12)。
この場合には、プリンタ制御回路13は、プリンタユニ
ット12に対して図4に示す低温印字方式を指示する
(ステップS13)。その後、プリンタ制御回路13が
温度センサ16に対して温度検出を指示する(ステップ
S14)。このとき、温度センサ16の検出温度が上述
した閾値Bを超えている(ステップS15)と仮定す
る。この場合には、プリンタ制御回路13は、プリンタ
ユニット12に対して図3に示す通常印字方式を指示す
る(ステップS16)。
タ制御回路13が、温度センサ16に対して温度検出を
指示する(ステップS11)。温度センサ16の検出温
度が上述した閾値Aおよび閾値B間の温度であることを
プリンタ制御回路13に回答する(ステップS12)。
この場合には、プリンタ制御回路13は、プリンタユニ
ット12に対して図4に示す低温印字方式を指示する
(ステップS13)。その後、プリンタ制御回路13が
温度センサ16に対して温度検出を指示する(ステップ
S14)。このとき、温度センサ16の検出温度が上述
した閾値Bを超えている(ステップS15)と仮定す
る。この場合には、プリンタ制御回路13は、プリンタ
ユニット12に対して図3に示す通常印字方式を指示す
る(ステップS16)。
【0027】一方、図6に示す他のサーマル印刷方式に
ついて説明する。この実施形態にあっては、温度センサ
16の検出温度が、例えば閾値B以上か否かに応じて印
字(又は印刷)方式を切り替え選択する。即ち、プリン
タ制御回路13が印字開始を指示し(ステップS1
7)、温度センサ16に対して温度検出を指示する(ス
テップS18)。温度センサ16の検出温度が、上述し
た閾値B以下に低下したことをプリンタ制御回路13に
回答すると(ステップS19)、プリンタ制御回路13
は、プリンタユニット12に対して図4に示す如き低温
印字方式を指示する(ステップS20)。
ついて説明する。この実施形態にあっては、温度センサ
16の検出温度が、例えば閾値B以上か否かに応じて印
字(又は印刷)方式を切り替え選択する。即ち、プリン
タ制御回路13が印字開始を指示し(ステップS1
7)、温度センサ16に対して温度検出を指示する(ス
テップS18)。温度センサ16の検出温度が、上述し
た閾値B以下に低下したことをプリンタ制御回路13に
回答すると(ステップS19)、プリンタ制御回路13
は、プリンタユニット12に対して図4に示す如き低温
印字方式を指示する(ステップS20)。
【0028】次に、プリンタ制御回路13が温度センサ
16に対して温度検出を指示し(ステップS21)、温
度センサ16の検出温度が閾値Bを超えていると(ステ
ップS22)する。この場合には、プリンタ制御回路1
3は、プリンタユニット12に対して図3に示す如き通
常印字方式を指示する(ステップS23)。
16に対して温度検出を指示し(ステップS21)、温
度センサ16の検出温度が閾値Bを超えていると(ステ
ップS22)する。この場合には、プリンタ制御回路1
3は、プリンタユニット12に対して図3に示す如き通
常印字方式を指示する(ステップS23)。
【0029】上述の如く、プリンタ制御回路13の制御
下でプリンタユニット12が印刷を開始する時点(ステ
ップS1、S17)で、温度センサ16が温度検出を行
う(ステップS2、S18)。このとき、温度センサ1
6の検出温度が閾値Bを境界として、閾値Bよりも高温
環境であれば、図5に示す動作になる。一方、閾値B以
下であれば図6に示す動作となる。
下でプリンタユニット12が印刷を開始する時点(ステ
ップS1、S17)で、温度センサ16が温度検出を行
う(ステップS2、S18)。このとき、温度センサ1
6の検出温度が閾値Bを境界として、閾値Bよりも高温
環境であれば、図5に示す動作になる。一方、閾値B以
下であれば図6に示す動作となる。
【0030】図5に示す動作の場合には、印刷開始した
後に、タイマ(図示せず)により所定間隔で温度センサ
16による温度検出を行う。温度センサ16の検出温度
が低下した際に、閾値Aよりも低下した時点で低温印字
方式(図4)へ切り替わる。一方、温度が上昇する場合
には、閾値Bを境界として低温印字方式(図4)から通
常印字方式(図3)へ切り替わる。
後に、タイマ(図示せず)により所定間隔で温度センサ
16による温度検出を行う。温度センサ16の検出温度
が低下した際に、閾値Aよりも低下した時点で低温印字
方式(図4)へ切り替わる。一方、温度が上昇する場合
には、閾値Bを境界として低温印字方式(図4)から通
常印字方式(図3)へ切り替わる。
【0031】一方、図6に示す場合には、温度センサ1
6による検出温度が閾値Bを境界にして、それ以下の温
度であれば低温印字方式(図4)を行う。閾値Bと閾値
Aの間では電池の特性によりマージンとして設定する領
域となる。また、閾値Aは端末自身の動作可能電圧より
も高く設定して、印刷動作による電圧降下により動作が
強制切断されないようにマージンを見た値とする。
6による検出温度が閾値Bを境界にして、それ以下の温
度であれば低温印字方式(図4)を行う。閾値Bと閾値
Aの間では電池の特性によりマージンとして設定する領
域となる。また、閾値Aは端末自身の動作可能電圧より
も高く設定して、印刷動作による電圧降下により動作が
強制切断されないようにマージンを見た値とする。
【0032】次に、図3に示す通常印刷(印字)方式お
よび図4に示す低温印刷(印字)方式により印刷した場
合の例を、図7(A)および(B)を参照して説明す
る。図7(A)は、サーマル印刷されたラインの部分拡
大図であり、図7(B)はサーマル印刷された面(エリ
ア)の部分拡大図である。これら図7(A)および
(B)において、Aは図3に示す通常印刷の場合、Bは
低温印刷の例である。低温印刷の場合(図7のB)に
は、間引いたイメージ(文字又は図形)となるので分解
能は低下するが、電圧低下による機能停止の回避および
/又は電池消耗の軽減が可能になる。
よび図4に示す低温印刷(印字)方式により印刷した場
合の例を、図7(A)および(B)を参照して説明す
る。図7(A)は、サーマル印刷されたラインの部分拡
大図であり、図7(B)はサーマル印刷された面(エリ
ア)の部分拡大図である。これら図7(A)および
(B)において、Aは図3に示す通常印刷の場合、Bは
低温印刷の例である。低温印刷の場合(図7のB)に
は、間引いたイメージ(文字又は図形)となるので分解
能は低下するが、電圧低下による機能停止の回避および
/又は電池消耗の軽減が可能になる。
【0033】以上、本発明によるサーマル印刷方式の好
適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯か
る実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発
明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱するこ
となく、特定用途に応じて、種々の変形変更が可能であ
ること、当業者には容易に理解できよう。尚、上述の実
施形態において、閾値A又はBは、固定である必要はな
く、ユーザが希望により変更可能にしてもよい。例え
ば、常温であっても上述した低温印刷と同様の動作をさ
せることにより、電池の消耗を抑えることが可能であ
る。また、低温になり電池電圧が低下してプリンタの動
作限界以下となるために他の機能が使用不能になる事態
を回避することも可能である。
適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯か
る実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発
明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱するこ
となく、特定用途に応じて、種々の変形変更が可能であ
ること、当業者には容易に理解できよう。尚、上述の実
施形態において、閾値A又はBは、固定である必要はな
く、ユーザが希望により変更可能にしてもよい。例え
ば、常温であっても上述した低温印刷と同様の動作をさ
せることにより、電池の消耗を抑えることが可能であ
る。また、低温になり電池電圧が低下してプリンタの動
作限界以下となるために他の機能が使用不能になる事態
を回避することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のサーマル印刷方式によると、次の如き実用上の顕著な
効果が得られる。即ち、電池駆動型のサーマルプリンタ
又はそれを内蔵する電子機器を低温環境下でも動作させ
ることが可能になる。また、環境温度を検出する温度セ
ンサに閾値を設定することで、印字動作による電圧降下
で突然強制切断されてしまうといったシステム的なリス
クが回避可能である。更に、低温印刷方式の場合にも、
ライン毎にオフセット(奇数ドット又は偶数ドットの如
く)することにより、全体の見かけ上の印刷品質を維持
することが可能である。
のサーマル印刷方式によると、次の如き実用上の顕著な
効果が得られる。即ち、電池駆動型のサーマルプリンタ
又はそれを内蔵する電子機器を低温環境下でも動作させ
ることが可能になる。また、環境温度を検出する温度セ
ンサに閾値を設定することで、印字動作による電圧降下
で突然強制切断されてしまうといったシステム的なリス
クが回避可能である。更に、低温印刷方式の場合にも、
ライン毎にオフセット(奇数ドット又は偶数ドットの如
く)することにより、全体の見かけ上の印刷品質を維持
することが可能である。
【図1】本発明によるサーマル印刷方式が適用可能なシ
ステムのシステム構成図である。
ステムのシステム構成図である。
【図2】本発明によるサーマル印刷方式の動作説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明のサーマル印刷方式における通常(第
1)印刷方式の説明図である。
1)印刷方式の説明図である。
【図4】本発明のサーマル印刷方式における低温(第
2)印刷方式の説明図である。
2)印刷方式の説明図である。
【図5】本発明のサーマル印刷方式の第1実施形態の動
作を示すシーケンス図である。
作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明のサーマル印刷方式の第2実施形態の動
作を示すシーケンス図である。
作を示すシーケンス図である。
【図7】本発明のサーマル印刷方式における図4に示す
低温印刷方式の説明図である。
低温印刷方式の説明図である。
10 印刷システム(又は携帯端末)
12 プリンタユニット
13 プリンタ制御回路
16 温度センサ
17 電池電源
Claims (7)
- 【請求項1】サーマル印刷を行うプリンタユニットおよ
び該プリンタユニットの動作を制御するプリンタ制御回
路を備え、電池から動作電源を得て文字や図形を印刷す
る電池駆動型のサーマル印刷方式において、 周囲温度を検出する温度センサを設け、前記プリンタ制
御回路は、前記温度センサの検出温度を閾値と比較して
前記プリンタユニットの印刷方式を切り替え選択するこ
とを特徴とするサーマル印刷方式。 - 【請求項2】前記プリンタ制御回路は、印刷開始時およ
びその後の所定タイミングで前記温度センサが検出する
温度情報を得ることを特徴とする請求項1に記載のサー
マル印刷方式。 - 【請求項3】前記プリンタ制御回路は、前記プリンタユ
ニットの印刷方式を、全てのドットに印加する通常印刷
方式およびドット毎に印加をON/OFFする低温印刷
方式に切り替え選択することを特徴とする請求項1又は
2に記載のサーマル印刷方式。 - 【請求項4】前記低温印刷方式のとき、行単位で前記ド
ットのON/OFFを相互にオフセットすることを特徴
とする請求項3に記載のサーマル印刷方式。 - 【請求項5】前記閾値は、予め選定された単一閾値であ
ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のサ
ーマル印刷方式。 - 【請求項6】前記閾値として、少なくとも2つの閾値を
設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記
載のサーマル印刷方式。 - 【請求項7】前記閾値を、必要に応じて変更可能にする
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のサー
マル印刷方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125749A JP2003312032A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | サーマル印刷方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125749A JP2003312032A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | サーマル印刷方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312032A true JP2003312032A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29540378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002125749A Pending JP2003312032A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | サーマル印刷方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312032A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234085A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Sinfonia Technology Co Ltd | プリンタ |
CN107776217A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 湖南长城计算机系统有限公司 | 一种pos机的打印驱动方法和打印驱动装置 |
US11439287B2 (en) | 2018-01-25 | 2022-09-13 | Lg Electronics Inc. | Controlling method of robot cleaner |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002125749A patent/JP2003312032A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234085A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Sinfonia Technology Co Ltd | プリンタ |
CN107776217A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 湖南长城计算机系统有限公司 | 一种pos机的打印驱动方法和打印驱动装置 |
US11439287B2 (en) | 2018-01-25 | 2022-09-13 | Lg Electronics Inc. | Controlling method of robot cleaner |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6330069B1 (en) | Power supply controlling method and printer adopting the power supply controlling method | |
US20090213125A1 (en) | Image processing apparatus | |
JPS58160169A (ja) | サ−マルプリンタ | |
JP2012139902A (ja) | 画像形成装置 | |
CN103856670A (zh) | 信息处理装置及其控制方法 | |
US9104422B2 (en) | Image processing apparatus and method of image processing | |
JP6672803B2 (ja) | 液体吐出装置、液体吐出方法、プログラム | |
JP2003072058A (ja) | 印刷装置、印刷ヘッド機構の制御装置及び方法 | |
US9395807B2 (en) | Power management apparatus, image forming apparatus and power management method | |
US9354829B2 (en) | Print device which, when authentication print job data at a timing when transition is about to occur is received, causes the print device to transition and interferes transition if normal print job is received | |
JP2003312032A (ja) | サーマル印刷方式 | |
US20150062603A1 (en) | Image forming system and information processing apparatus | |
JP2016068289A (ja) | サーマルプリンタ | |
JP2024013936A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム | |
JP2002059621A (ja) | プリンタ装置 | |
JP2005070681A (ja) | 印刷装置 | |
JPH1195626A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4259004B2 (ja) | プリンタを含むネットワーク | |
JP2005193402A (ja) | 印字装置 | |
US20220371342A1 (en) | Processing apparatus | |
JP2019165373A (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP2982994B2 (ja) | 電源制御装置 | |
JP6381356B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法並びにプログラム | |
JP2004202845A (ja) | プリンタの制御方法 | |
JP2005169649A (ja) | 印刷システム、およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040420 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060322 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060804 |