JPH0631155B2 - 走行クレーンのずれを矯正する装置と方法 - Google Patents
走行クレーンのずれを矯正する装置と方法Info
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- JPH0631155B2 JPH0631155B2 JP1158455A JP15845589A JPH0631155B2 JP H0631155 B2 JPH0631155 B2 JP H0631155B2 JP 1158455 A JP1158455 A JP 1158455A JP 15845589 A JP15845589 A JP 15845589A JP H0631155 B2 JPH0631155 B2 JP H0631155B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheels
- wheel
- rail
- flange
- crane
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C17/00—Overhead travelling cranes comprising one or more substantially horizontal girders the ends of which are directly supported by wheels or rollers running on tracks carried by spaced supports
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は間隔をおいて離れて位置するレール上で作動す
る天井走行クレーン、特に、それらのレール上でそのク
レーンのずれを矯正する装置及び方法に関する。
る天井走行クレーン、特に、それらのレール上でそのク
レーンのずれを矯正する装置及び方法に関する。
間隔をおいて離れて位置するほぼ平行なレールに沿って
車輪によって走行する天井クレーンは、レール上でクレ
ーンがずれるという問題をかかえている。そのずれを生
じさせる力は、レール支持体の交換によって生じるレー
ルの変位や、駆動モーター及びブレーキの加速力や減速
力の不適正な調整によって生じるレールの質の低下や、
レールが水蒸気や空中粒子により汚染されることによる
牽引力の変動によって発生する。ずれそれ自体により、
レール構造に応力が生じ、これが又、レールを変位させ
るので、ずれ自体も種々の問題を生じさせる。さらに、
ずれにより、クレーン車輪に大きな応力と摩耗を生じさ
せる。レールの変位や質の低下、それによるずれの増加
は、レールの寿命も短縮し、レールや車輪をしばしば取
替える必要が生じる。
車輪によって走行する天井クレーンは、レール上でクレ
ーンがずれるという問題をかかえている。そのずれを生
じさせる力は、レール支持体の交換によって生じるレー
ルの変位や、駆動モーター及びブレーキの加速力や減速
力の不適正な調整によって生じるレールの質の低下や、
レールが水蒸気や空中粒子により汚染されることによる
牽引力の変動によって発生する。ずれそれ自体により、
レール構造に応力が生じ、これが又、レールを変位させ
るので、ずれ自体も種々の問題を生じさせる。さらに、
ずれにより、クレーン車輪に大きな応力と摩耗を生じさ
せる。レールの変位や質の低下、それによるずれの増加
は、レールの寿命も短縮し、レールや車輪をしばしば取
替える必要が生じる。
従来、このずれ問題に対して種々の試みがなされてきた
が、それは、感知装置を使ってずれを検知し、クレーン
の駆動モータを調整してずれを矯正するといった制御手
段であった。例えば、クレーンの両ブリッジ端に、個々
に駆動される駆動車輪を有するクレーンにおいて、ずれ
のある先行ブリッジ端にある駆動車輪のモータを減速に
することにより、ずれを矯正している。もうひとつの方
法は、ブリッジのずれを感知する際、ブリッジの先行ず
れ端に摩擦抗力をかけるか、ずれたブリッジの先行駆動
車輪に車輪ブレーキをかける方法であった。さらにもう
ひとつの方法は、デーン(Dehn)の米国特許第3,095,82
9号に開示するように、個々に駆動され、コントロール
されるような駆動車輪を有するクレーンにおいて、レー
ルと駆動車輪の外側フランジとの間のクリアランスを小
さくすることである。その結果、先行駆動車輪の外側フ
ランジは、クレーンがずれ位置へ移動する時、それをの
せるレールの外側と接触し、そこで生じる摩擦により車
輪とその駆動システムとを低速にし、それによってずれ
を矯正した。従来のずれ矯正法に使用されたずれ感知装
置は、典型的には、接触装置であって、例えば、クーレ
ーンに取付られたスイッチや近接型スイッチに接続させ
たローラーであって、そのスイッチがレールからのズレ
距離を示す出力信号を出す仕組になっている。
が、それは、感知装置を使ってずれを検知し、クレーン
の駆動モータを調整してずれを矯正するといった制御手
段であった。例えば、クレーンの両ブリッジ端に、個々
に駆動される駆動車輪を有するクレーンにおいて、ずれ
のある先行ブリッジ端にある駆動車輪のモータを減速に
することにより、ずれを矯正している。もうひとつの方
法は、ブリッジのずれを感知する際、ブリッジの先行ず
れ端に摩擦抗力をかけるか、ずれたブリッジの先行駆動
車輪に車輪ブレーキをかける方法であった。さらにもう
ひとつの方法は、デーン(Dehn)の米国特許第3,095,82
9号に開示するように、個々に駆動され、コントロール
されるような駆動車輪を有するクレーンにおいて、レー
ルと駆動車輪の外側フランジとの間のクリアランスを小
さくすることである。その結果、先行駆動車輪の外側フ
ランジは、クレーンがずれ位置へ移動する時、それをの
せるレールの外側と接触し、そこで生じる摩擦により車
輪とその駆動システムとを低速にし、それによってずれ
を矯正した。従来のずれ矯正法に使用されたずれ感知装
置は、典型的には、接触装置であって、例えば、クーレ
ーンに取付られたスイッチや近接型スイッチに接続させ
たローラーであって、そのスイッチがレールからのズレ
距離を示す出力信号を出す仕組になっている。
従来のずれ防止装置に伴う問題は、それらの装置がクレ
ーンブリッジの両端にある駆動車輪に対して別個の駆動
手段に依存しているか、又は、1個の車輪が他方とは異
なる速度で移動するように、可変速駆動手段に依存して
いるという事実にある。これらの型の駆動システムで
は、クレーンがレールに対して平行な走行位置へ戻るよ
うに先導車輪を適切な方法で減速させることができる。
ーンブリッジの両端にある駆動車輪に対して別個の駆動
手段に依存しているか、又は、1個の車輪が他方とは異
なる速度で移動するように、可変速駆動手段に依存して
いるという事実にある。これらの型の駆動システムで
は、クレーンがレールに対して平行な走行位置へ戻るよ
うに先導車輪を適切な方法で減速させることができる。
そこで本発明の全体的目的は、間隔をおいて位置するレ
ール上で回転する駆動車輪が常に同一速度で回転するよ
うな、或る間隔をおいて位置するレール上で作動する走
行クレーンのずれを矯正する方法と装置を提供すること
である。
ール上で回転する駆動車輪が常に同一速度で回転するよ
うな、或る間隔をおいて位置するレール上で作動する走
行クレーンのずれを矯正する方法と装置を提供すること
である。
本発明は各平行レール上を移動する駆動車輪を有する複
数の車輪によって、或る間隔をおいて位置するほぼ平行
なレールにクレーンを支持することにより達成する。駆
動車輪が同一速度で回転するように、間隔をおいて位置
するレール上を移動する駆動車輪を、接続手段で接続す
る。2個の駆動車輪の各々は、それが接触するレール上
を線速度で移動する単一直径の円筒面と、その円筒面の
直径より大きい直径を有する第1及び第2の軸方向に間
隔をおいて位置するフランジとを有する。各車輪の第1
及び第2フランジは、その車輪が移動するレールの内側
と外側にそれぞれ対面する。各車輪の第1フランジとそ
れが対面するレールの内側までのスペースの距離は、ク
レーンがずれる時、車輪の第1フランジがレールのこの
側と接触するような大きさに構成される。かくして、ク
レーンがずれ位置にある時、遅延車輪は、その車輪の円
筒面の直径に比して大直径の所でレールに対して第1フ
ランジを回転させる。その結果、遅延車輪の第1フラン
ジは、レール上で回転するので、先行車輪の速度より高
速で線移動する。その結果、ずれのあるクレーンの遅れ
た端がそのクレーンの先行端に追いつき、ずれが矯正さ
れる。レールの内側に対面する車輪の第1フランジの側
壁は、レールから離れる方向へテーパーをなす、即ち角
度を形成する。かくして、クレーンがずれを生じ、第1
フランジがレールの内側に接触する時、そのフランジの
対面する側壁の角度は、車輪がレールに沿って移動する
時、フランジの大径により車輪が回転するのを容易にす
る。
数の車輪によって、或る間隔をおいて位置するほぼ平行
なレールにクレーンを支持することにより達成する。駆
動車輪が同一速度で回転するように、間隔をおいて位置
するレール上を移動する駆動車輪を、接続手段で接続す
る。2個の駆動車輪の各々は、それが接触するレール上
を線速度で移動する単一直径の円筒面と、その円筒面の
直径より大きい直径を有する第1及び第2の軸方向に間
隔をおいて位置するフランジとを有する。各車輪の第1
及び第2フランジは、その車輪が移動するレールの内側
と外側にそれぞれ対面する。各車輪の第1フランジとそ
れが対面するレールの内側までのスペースの距離は、ク
レーンがずれる時、車輪の第1フランジがレールのこの
側と接触するような大きさに構成される。かくして、ク
レーンがずれ位置にある時、遅延車輪は、その車輪の円
筒面の直径に比して大直径の所でレールに対して第1フ
ランジを回転させる。その結果、遅延車輪の第1フラン
ジは、レール上で回転するので、先行車輪の速度より高
速で線移動する。その結果、ずれのあるクレーンの遅れ
た端がそのクレーンの先行端に追いつき、ずれが矯正さ
れる。レールの内側に対面する車輪の第1フランジの側
壁は、レールから離れる方向へテーパーをなす、即ち角
度を形成する。かくして、クレーンがずれを生じ、第1
フランジがレールの内側に接触する時、そのフランジの
対面する側壁の角度は、車輪がレールに沿って移動する
時、フランジの大径により車輪が回転するのを容易にす
る。
本発明のその他の目的及び効果は、添付図面に関連して
読むことにより明らかとなるであろう。
読むことにより明らかとなるであろう。
第1図及び第2図を全体的に参照すると、天井走行クレ
ーンは、一対のブリッジ横行部材4を含む枠2と、横行
部材4の両端10,12にそれぞれ位置するトラック6,8
と、フットウォーク14とを有する。運転室16は、枠2か
ら懸架されている。駆動車輪18,20はそれぞれ、レール
22,24と接触してトラック6,8に回転自在に装着され
るので、それらのレールはクレーンを支持する。非駆動
車輪21,23が、さらに、トラック6,8に回転自在にそ
れぞれ装着され、レール22,24と接触してクレーンを支
持する。それらのレールは、梁材26,28、又は他の適切
な支持手段上に装着される。駆動車輪及び非駆動車輪と
レール22,24との回転接触により、クレーンはレールに
沿って走行する。
ーンは、一対のブリッジ横行部材4を含む枠2と、横行
部材4の両端10,12にそれぞれ位置するトラック6,8
と、フットウォーク14とを有する。運転室16は、枠2か
ら懸架されている。駆動車輪18,20はそれぞれ、レール
22,24と接触してトラック6,8に回転自在に装着され
るので、それらのレールはクレーンを支持する。非駆動
車輪21,23が、さらに、トラック6,8に回転自在にそ
れぞれ装着され、レール22,24と接触してクレーンを支
持する。それらのレールは、梁材26,28、又は他の適切
な支持手段上に装着される。駆動車輪及び非駆動車輪と
レール22,24との回転接触により、クレーンはレールに
沿って走行する。
モータ駆動手段32により駆動され、その駆動手段32とジ
ャーナルボックス34,36により支持される軸30は、2個
の駆動車輪18,20を相互に接続するので、それらの駆動
車輪は、レール22,24に沿って移動する時、同一回転速
度を有する。負荷用フック42を有するホイスト40は、ク
レーンの横行部材4に装着された軌道44,45上に移動自
在に支持される。このホイスト40は、また、ホイスト40
を軌道44,45に沿って移動させ、負荷用フック42を上下
動させるために、モータ(図示せず)を有する。このク
レーンは、図示していないが従来の制御装置により操作
され、この制御装置は、モータ駆動手段32の操作と、軌
道44,45上のホイスト40の動きと、負荷用フック42の上
下動を制御する。
ャーナルボックス34,36により支持される軸30は、2個
の駆動車輪18,20を相互に接続するので、それらの駆動
車輪は、レール22,24に沿って移動する時、同一回転速
度を有する。負荷用フック42を有するホイスト40は、ク
レーンの横行部材4に装着された軌道44,45上に移動自
在に支持される。このホイスト40は、また、ホイスト40
を軌道44,45に沿って移動させ、負荷用フック42を上下
動させるために、モータ(図示せず)を有する。このク
レーンは、図示していないが従来の制御装置により操作
され、この制御装置は、モータ駆動手段32の操作と、軌
道44,45上のホイスト40の動きと、負荷用フック42の上
下動を制御する。
第2及び第4図には、駆動車輪18,20が示され、これら
の駆動車輪は、クレーンがレール22,24と平行位置で移
動する位置で、レール22,24と接触する。駆動車輪18,
20はそれぞれ円筒面46,48を有し、その各円筒面はその
軸幅に沿って単一直径を有する。駆動車輪18,20は、ま
た、それぞれ、第1内側フランジ50,52と、第2外側フ
ランジ54,56を有する。レール22,24は、頂面62,64を
有するヘッド38,39と、内側面66,68と、外側面70,72
とを有する。駆動車輪の内側フランジ50,52はそれぞ
れ、内周壁58,60を有し、それらの内周壁は、それぞ
れ、レールヘッド38の内側面66と、レールヘッド39の内
側面68に対面する。駆動車輪18,20の外側フランジ54,
56はそれぞれ、内周壁59,61を有し、これらの内周壁は
順次、それぞれ、レールヘッド38の外側面70と、レール
ヘッド39の外側面72とに対面する。外側フランジ54の内
壁59とレールヘッド38の外側面70との間の浮動距離、即
ちクリアランス距離aは、第4図に示すように、駆動車
輪18の第1内側フランジ50の内側壁58とレールヘッド38
の内側面66との間の浮動距離、即ちクリアランス距離b
より大きい。駆動車輪20のフランジとレールヘッド39と
に関しても、これと同じスペース関係がある。望ましい
クリアランス距離は、例えばaの場合、3/4インチ、b
の場合、3/8インチである。しかしながら、駆動車輪の
内側フランジとレールヘッドとの間のクリアランス距離
とが駆動車輪の外側フランジとレールヘッドとの間のク
リアランス距離aより常に小さい限り、その他のクリア
ランス距離にすることもできる。
の駆動車輪は、クレーンがレール22,24と平行位置で移
動する位置で、レール22,24と接触する。駆動車輪18,
20はそれぞれ円筒面46,48を有し、その各円筒面はその
軸幅に沿って単一直径を有する。駆動車輪18,20は、ま
た、それぞれ、第1内側フランジ50,52と、第2外側フ
ランジ54,56を有する。レール22,24は、頂面62,64を
有するヘッド38,39と、内側面66,68と、外側面70,72
とを有する。駆動車輪の内側フランジ50,52はそれぞ
れ、内周壁58,60を有し、それらの内周壁は、それぞ
れ、レールヘッド38の内側面66と、レールヘッド39の内
側面68に対面する。駆動車輪18,20の外側フランジ54,
56はそれぞれ、内周壁59,61を有し、これらの内周壁は
順次、それぞれ、レールヘッド38の外側面70と、レール
ヘッド39の外側面72とに対面する。外側フランジ54の内
壁59とレールヘッド38の外側面70との間の浮動距離、即
ちクリアランス距離aは、第4図に示すように、駆動車
輪18の第1内側フランジ50の内側壁58とレールヘッド38
の内側面66との間の浮動距離、即ちクリアランス距離b
より大きい。駆動車輪20のフランジとレールヘッド39と
に関しても、これと同じスペース関係がある。望ましい
クリアランス距離は、例えばaの場合、3/4インチ、b
の場合、3/8インチである。しかしながら、駆動車輪の
内側フランジとレールヘッドとの間のクリアランス距離
とが駆動車輪の外側フランジとレールヘッドとの間のク
リアランス距離aより常に小さい限り、その他のクリア
ランス距離にすることもできる。
フランジ50,52の内側壁58,60は、また、第4図に示す
ように、角度Cをなすテーパーを有するのが好ましく、
これはレール壁面から軸方向へ離れ、半径方向で外方へ
伸長する。駆動車輪18,20の軸に対して直角をなす半径
面に対する壁58,60の角度Cの好ましい値は、15゜とさ
れているが、壁58,60の位置がそのような角度にのみ制
限される訳ではない。内側フランジ50,52の直径は、駆
動車輪18,20の円筒面46,48の直径より大きい。第4図
から判るように、内側フランジ50,52の直径dは、内側
壁58,60がそれと円筒面46,48との接合部近くの位置か
らフランジの外周の位置に対応する最大値までテーパー
をなすために、それらの内側壁58,60に沿って増大す
る。第4図に示す直径dは、最大値と最小値とのほぼ中
間値で示されている。
ように、角度Cをなすテーパーを有するのが好ましく、
これはレール壁面から軸方向へ離れ、半径方向で外方へ
伸長する。駆動車輪18,20の軸に対して直角をなす半径
面に対する壁58,60の角度Cの好ましい値は、15゜とさ
れているが、壁58,60の位置がそのような角度にのみ制
限される訳ではない。内側フランジ50,52の直径は、駆
動車輪18,20の円筒面46,48の直径より大きい。第4図
から判るように、内側フランジ50,52の直径dは、内側
壁58,60がそれと円筒面46,48との接合部近くの位置か
らフランジの外周の位置に対応する最大値までテーパー
をなすために、それらの内側壁58,60に沿って増大す
る。第4図に示す直径dは、最大値と最小値とのほぼ中
間値で示されている。
駆動車輪18,20の第1内側フランジ50,52を、第2外側
フランジ54,56とレールヘッドの側部との間のクリアラ
ンス距離よりレール側部から一層小さなクリアランス距
離に位置づける位置づけは、いくつかの異なる方法で行
うことができる。まず、駆動車輪18,20は、その各駆動
車輪にとって所望のクリアランス距離が得られるような
駆動軸30上の位置に位置づける。しかしながら、クリア
ランス差を与えるもって望ましいやり方は、第1内側フ
ランジ50,52を軸方向へ肉厚にし、第2外側フランジ5
4,56を軸方向へ肉薄になるように各駆動車輪18,20を
加工することである。それらの駆動車輪18,20をそれか
ら、軸30に位置づけるが、その時、各駆動車輪の全幅が
それをのせるレールの上方で中心づけられるような軸方
向の位置に位置づける。この後者の方法は、駆動車輪全
体の厚みに変化がない場合、レールとの接触部分が外側
フランジのそれより大きいために最も摩耗し易い内側フ
ランジをより肉厚に、従ってより強力にするという効果
がさらにある。
フランジ54,56とレールヘッドの側部との間のクリアラ
ンス距離よりレール側部から一層小さなクリアランス距
離に位置づける位置づけは、いくつかの異なる方法で行
うことができる。まず、駆動車輪18,20は、その各駆動
車輪にとって所望のクリアランス距離が得られるような
駆動軸30上の位置に位置づける。しかしながら、クリア
ランス差を与えるもって望ましいやり方は、第1内側フ
ランジ50,52を軸方向へ肉厚にし、第2外側フランジ5
4,56を軸方向へ肉薄になるように各駆動車輪18,20を
加工することである。それらの駆動車輪18,20をそれか
ら、軸30に位置づけるが、その時、各駆動車輪の全幅が
それをのせるレールの上方で中心づけられるような軸方
向の位置に位置づける。この後者の方法は、駆動車輪全
体の厚みに変化がない場合、レールとの接触部分が外側
フランジのそれより大きいために最も摩耗し易い内側フ
ランジをより肉厚に、従ってより強力にするという効果
がさらにある。
非駆動車輪21,23は、第3図に示すように、駆動車輪1
8,20とレール方向へ一線に並んで配置される。非駆動
車輪21は半径方向へ伸長する周囲フランジ74,76を有
し、これらの周囲フランジはそれぞれ、レールヘッド38
の内側面66と、外側面70とに対面し、そこから離れて位
置する。非駆動車輪23は半径方向へ伸長する周囲フラン
ジ78,80を有し、これらのフランジはそれぞれ、レール
ヘッド39の内側面68と、外側面72とに対面し、そこから
間隔をおいて位置する。各非駆動車輪21,23の両フラン
ジのクリアランススペース、即ちクリアランス距離は、
駆動車輪の内側フランジ壁59,61とレールヘッドのそれ
に対面するレールの外側面70,72との間のクリアランス
距離aに少くとも等しいかそれ以上であることが望まし
い。
8,20とレール方向へ一線に並んで配置される。非駆動
車輪21は半径方向へ伸長する周囲フランジ74,76を有
し、これらの周囲フランジはそれぞれ、レールヘッド38
の内側面66と、外側面70とに対面し、そこから離れて位
置する。非駆動車輪23は半径方向へ伸長する周囲フラン
ジ78,80を有し、これらのフランジはそれぞれ、レール
ヘッド39の内側面68と、外側面72とに対面し、そこから
間隔をおいて位置する。各非駆動車輪21,23の両フラン
ジのクリアランススペース、即ちクリアランス距離は、
駆動車輪の内側フランジ壁59,61とレールヘッドのそれ
に対面するレールの外側面70,72との間のクリアランス
距離aに少くとも等しいかそれ以上であることが望まし
い。
クレーンは、それがレール22,24に平行方向へ移動し、
駆動車輪18,20が第3図に示す位置でレール22,24上を
移動する状態で移動する間、通常の平行な位置を有す
る。レール22と24はほぼ平行をなすけれども、それらの
レールは、また、多くの場合、前述した理由により、そ
の長さに沿った種々の位置でその平行関係から外れるこ
とがある。更に、レール22,24上での駆動車輪18,20の
牽引は、レール、又は駆動車輪、又はその両方に付着し
た湿気、粒子その他の物質によって影響を受ける。レー
ルの平行性の欠如や牽引問題の結果、駆動車輪18,20の
一方がレール22,24の一方へ接触したり、スリップする
ことによって、駆動車輪18,20のいずれかの回転が遅れ
る場合、その遅れた方の駆動車輪の位置が他方の駆動車
輪より遅れることになり、他方の駆動車輪が先行輪とな
る。クレーンとその駆動車輪は、どちらの駆動車輪が遅
れたかによって第5図及び第6図に示す2つの反対にず
れた位置の片方の位置へ移動し、それらの駆動車輪は、
ずれ角を有する。第5図及び6図のずれ角は図示する目
的で誇張して示されている。
駆動車輪18,20が第3図に示す位置でレール22,24上を
移動する状態で移動する間、通常の平行な位置を有す
る。レール22と24はほぼ平行をなすけれども、それらの
レールは、また、多くの場合、前述した理由により、そ
の長さに沿った種々の位置でその平行関係から外れるこ
とがある。更に、レール22,24上での駆動車輪18,20の
牽引は、レール、又は駆動車輪、又はその両方に付着し
た湿気、粒子その他の物質によって影響を受ける。レー
ルの平行性の欠如や牽引問題の結果、駆動車輪18,20の
一方がレール22,24の一方へ接触したり、スリップする
ことによって、駆動車輪18,20のいずれかの回転が遅れ
る場合、その遅れた方の駆動車輪の位置が他方の駆動車
輪より遅れることになり、他方の駆動車輪が先行輪とな
る。クレーンとその駆動車輪は、どちらの駆動車輪が遅
れたかによって第5図及び第6図に示す2つの反対にず
れた位置の片方の位置へ移動し、それらの駆動車輪は、
ずれ角を有する。第5図及び6図のずれ角は図示する目
的で誇張して示されている。
ずれの矯正は、遅延車輪が駆動車輪18であっても20であ
っても、同一方向で本発明に従って行われる。その結
果、駆動車輪18が遅延車輪であって、駆動車輪20が先行
車輪であるような、第6図に示すずれ状態の矯正のみに
ついて詳述する。第6図に示すように、クレーンがレー
ル22,24上を矢印の方向へ移動している場合のずれ位置
において、駆動車輪18の第1内側フランジ50の内側壁58
は、レール22の内側面66に接触する。クレーンと駆動車
輪が第6図に示すずれ角をもって移動する時、フランジ
50はレール22のヘッド38の内側面66の内方でそれに当接
状態で回転する。駆動車輪18のこの動きは、第4図に示
すように、円筒面46の小径部ではなくて、フランジ50の
内側壁58の大径の所でレール22のヘッド38の側面66に駆
動車輪18を接触させて回転させることになる。内側壁58
が大径部分でレール側面66と接触すると、順次、駆動車
輪18はレール24のヘッド39の面64上でその円筒面48に沿
って移動し続ける駆動車輪20の線速度より一層速い線速
度で移動する。かくして、駆動車輪18と20は、それらが
同一速度で回転するように相互に接続されているので、
遅延車輪18のより速い線速度によって遅延車輪18は先行
車輪20に追いつくので、ずれが矯正される。かくしてこ
のクレーンはレール22,24上でその平行位置へ戻る。
っても、同一方向で本発明に従って行われる。その結
果、駆動車輪18が遅延車輪であって、駆動車輪20が先行
車輪であるような、第6図に示すずれ状態の矯正のみに
ついて詳述する。第6図に示すように、クレーンがレー
ル22,24上を矢印の方向へ移動している場合のずれ位置
において、駆動車輪18の第1内側フランジ50の内側壁58
は、レール22の内側面66に接触する。クレーンと駆動車
輪が第6図に示すずれ角をもって移動する時、フランジ
50はレール22のヘッド38の内側面66の内方でそれに当接
状態で回転する。駆動車輪18のこの動きは、第4図に示
すように、円筒面46の小径部ではなくて、フランジ50の
内側壁58の大径の所でレール22のヘッド38の側面66に駆
動車輪18を接触させて回転させることになる。内側壁58
が大径部分でレール側面66と接触すると、順次、駆動車
輪18はレール24のヘッド39の面64上でその円筒面48に沿
って移動し続ける駆動車輪20の線速度より一層速い線速
度で移動する。かくして、駆動車輪18と20は、それらが
同一速度で回転するように相互に接続されているので、
遅延車輪18のより速い線速度によって遅延車輪18は先行
車輪20に追いつくので、ずれが矯正される。かくしてこ
のクレーンはレール22,24上でその平行位置へ戻る。
フランジ50の内側壁58のテーパーにより、普通、駆動車
輪18は、第7図に示すように、内側壁58の変化する大径
dが“乗り上げる”ので大きい線速度が得られる。駆動
車輪18がテーパーフランジ壁58の大径方向へレーに当接
して回転する範囲は、そのレールに対する駆動車輪のず
れ力の程度で決まる。駆動車輪18のずれ角と回転方向に
より、駆動車輪18は、レールの方向へ直線状に移動す
る。この点に関して、円筒面46,48の直径より大きいフ
ランジ50,52の最大直径は、予想される最大ずれ力を克
服するため線速度を上げるのに必要なフランジの直径に
より決定される。
輪18は、第7図に示すように、内側壁58の変化する大径
dが“乗り上げる”ので大きい線速度が得られる。駆動
車輪18がテーパーフランジ壁58の大径方向へレーに当接
して回転する範囲は、そのレールに対する駆動車輪のず
れ力の程度で決まる。駆動車輪18のずれ角と回転方向に
より、駆動車輪18は、レールの方向へ直線状に移動す
る。この点に関して、円筒面46,48の直径より大きいフ
ランジ50,52の最大直径は、予想される最大ずれ力を克
服するため線速度を上げるのに必要なフランジの直径に
より決定される。
非駆動車輪21,23は、また、クレーンガずれ位置にある
時にもずれることに留意すべきである。しかしながら、
レールヘッドの側面からのフランジのクリアランス距離
を、クレーンがずれを生じた時でさえ、このクリアラン
ス距離の少くとも一部がまだ残るような長さにする必要
がある。かくして、非駆動車輪21,23のフランジは、レ
ールヘッドの側部と接触することはなく、レールヘッド
の側部と駆動車輪18,20との接触を妨げたり、ずれの矯
正を妨げたりすることもない。
時にもずれることに留意すべきである。しかしながら、
レールヘッドの側面からのフランジのクリアランス距離
を、クレーンがずれを生じた時でさえ、このクリアラン
ス距離の少くとも一部がまだ残るような長さにする必要
がある。かくして、非駆動車輪21,23のフランジは、レ
ールヘッドの側部と接触することはなく、レールヘッド
の側部と駆動車輪18,20との接触を妨げたり、ずれの矯
正を妨げたりすることもない。
本発明の以上の説明は例示の目的で行ったものであり、
本発明は、特許請求の範囲に記載された範囲内で多くの
変形が可能であることはいう迄もない。
本発明は、特許請求の範囲に記載された範囲内で多くの
変形が可能であることはいう迄もない。
以上説明したように、本発明は、平行レール上を走行し
同一回転速度で駆動される駆動車輪を有する天井クレー
ンのずれを、迅速かつ容易に矯正することができる。ま
た、本発明における前記ずれの矯正は、通常のクレーン
駆動機構以上に感知装置や矯正装置を付加することなく
行なうことができる。
同一回転速度で駆動される駆動車輪を有する天井クレー
ンのずれを、迅速かつ容易に矯正することができる。ま
た、本発明における前記ずれの矯正は、通常のクレーン
駆動機構以上に感知装置や矯正装置を付加することなく
行なうことができる。
第1図は本発明の実施例に係る走行クレーンの斜視図で
あり、 第2図は第1図に示すクレーンの前面図であって、第1
図の2−2線に沿って縦断したもので一部、部品を除外
して示したものである。 第3図は第1図及び第2図に示すクレーンの平面図であ
って、第2図の3−3線に沿って横断したもので、一部
部品を除外して示したものである。 第4図は第1図ないし第3図のクレーンの駆動車輪だけ
を示す前面図であって、この駆動車輪は平行なずれのな
い移動位置でレール上に位置する状態を示す。 第5図はレール上でずれ位置にあるクレーンの駆動車輪
だけを示す平面図であって、図示する目的で、ずれ角は
誇張して示す。 第6図は第5図に示すずれ角とは反対にずれた、レール
上のずれ位置で示すクレーンの駆動車輪だけを示す平面
図であって、図示する目的でずれ角を誇張して示す。 第7図はずれ位置にある第1図ないし第3図のクレーン
の駆動車輪だけの前面図であって、ずれた遅延車輪は、
ずれの矯正が行われる位置にある状態を示す。 2……枠, 4……ブリッジ横行部材, 6,8……トラック, 14……フットウォーク, 16……運転室, 18,20……駆動車輪, 22,24……レール, 21,23……非駆動車輪, 26,28……梁材, 30……軸, 32……駆動手段, 34,36……ジャーナルボックス, 40……ホイスト, 42……負荷用フック, 46,48……円筒面, 50,52……第1内側フランジ, 54,56……第2外側フランジ, 58,60……周囲内側壁, 38,39……レールヘッド, 62,64……レール頂面, 66,68……レールの内側面, 70,72……レールの外側面
あり、 第2図は第1図に示すクレーンの前面図であって、第1
図の2−2線に沿って縦断したもので一部、部品を除外
して示したものである。 第3図は第1図及び第2図に示すクレーンの平面図であ
って、第2図の3−3線に沿って横断したもので、一部
部品を除外して示したものである。 第4図は第1図ないし第3図のクレーンの駆動車輪だけ
を示す前面図であって、この駆動車輪は平行なずれのな
い移動位置でレール上に位置する状態を示す。 第5図はレール上でずれ位置にあるクレーンの駆動車輪
だけを示す平面図であって、図示する目的で、ずれ角は
誇張して示す。 第6図は第5図に示すずれ角とは反対にずれた、レール
上のずれ位置で示すクレーンの駆動車輪だけを示す平面
図であって、図示する目的でずれ角を誇張して示す。 第7図はずれ位置にある第1図ないし第3図のクレーン
の駆動車輪だけの前面図であって、ずれた遅延車輪は、
ずれの矯正が行われる位置にある状態を示す。 2……枠, 4……ブリッジ横行部材, 6,8……トラック, 14……フットウォーク, 16……運転室, 18,20……駆動車輪, 22,24……レール, 21,23……非駆動車輪, 26,28……梁材, 30……軸, 32……駆動手段, 34,36……ジャーナルボックス, 40……ホイスト, 42……負荷用フック, 46,48……円筒面, 50,52……第1内側フランジ, 54,56……第2外側フランジ, 58,60……周囲内側壁, 38,39……レールヘッド, 62,64……レール頂面, 66,68……レールの内側面, 70,72……レールの外側面
Claims (11)
- 【請求項1】一対の間隔をおいて位置するほぼ平行なレ
ール上に支持された移動クレーンであって、前記両レー
ル間のスペースをまたがって伸びる枠と、各レールの近
くで枠に取付られるトラックと、平行レールの方向へ線
速度で移動するように一方のレールと接触状態で各トラ
ックに回転自在に装着された少くとも1個の車輪とを有
し、それによって、前記クレーンはレールに沿って、そ
れに平行な位置で移動し、前記クレーンは、またレール
上を移動しながら2つの反対方向にずれた位置を有する
と共に、一方のトラック上で第1車輪を他方のトラック
上で第2車輪を回転駆動する駆動手段とを有する走行ク
レーンにおいて; 第1及び第2車輪が同一速度で回転するように、それら
を相互に接続する手段を備え; 各レールは頂側と内側と外側を有するヘッドをもち; 前記第1及び第2車輪の各々は、レールヘッドと接触す
る単一直径の円筒面と、前記円筒面の直径より大きい直
径をもち、軸方向に間隔をおいて位置し、半径方向に伸
長する第1及び第2の周囲フランジとを有し、同第1及
び第2フランジは、それぞれ、レールヘッドの内側と外
側に対面し、そこから或る距離だけ、離れて位置し、前
記車輪の第1フランジがそれぞれ対面するレールヘッド
の内側からの各第1及び第2車輪の第1フランジのスペ
ースの距離は、クレーンがずれ位置のうちの片方の位置
にある時、第1及び第2車輪の第1フランジだけがレー
ルヘッドの側部と接触するような大きさに形成され、そ
れによって前記1つのずれ位置において、第1及び第2
車輪のうちの遅延車輪が、前記1つのずれ位置におい
て、第1及び第2車輪のうちの先行車輪の円筒面の直径
より大きな前記直径でその第1フランジをレールヘッド
に当接状態で回転させ、遅延車輪は、より速い線速度で
移動し、それによってクレーンを前記平行位置へ移動さ
せることを特徴とする走行クレーンのずれを矯正する装
置。 - 【請求項2】第1フランジの各々は、レールヘッドの内
側に対面する周側壁を有し、同周側壁は、レールヘッド
から離れる方向へ或る角度をもって半径方向へ伸長して
クレーンがずれ位置にある時、レールヘッドと接触し、
それによって、前記周側壁の角度は、第1フランジの大
径の所で、レールヘッドの内側上でその第1フランジに
よる遅延車輪の回転を行なわせることを特徴とする請求
項1に記載の走行クレーンのずれを矯正する装置。 - 【請求項3】前記周側壁は半径方向へ向うに従って大き
さを増す直径をもち、前記遅延車輪は、それにかかるず
れ力により決定される周側壁が直径で、レールヘッドの
内側で回転することを特徴とする請求項2に記載の走行
クレーンのずれを矯正する装置。 - 【請求項4】第1及び第2車輪のうちの遅延車輪は、ず
れ角を有し、かつ、車輪の線移動がレールへ向うような
方向へ回転し、それによって遅延車輪は前記大径でレー
ルヘッドに当接して回転することを特徴とする、請求項
1,2,又は3に記載の走行クレーンのずれを矯正する
装置。 - 【請求項5】各車輪の第2フランジの軸方向の厚みは、
各車輪の第1フランジの軸方向の厚みより肉薄であるこ
とを特徴とする、請求項1,2,又は3に記載の走行ク
レーンのずれを矯正する装置。 - 【請求項6】第1及び第2車輪はクレーンの唯一の駆動
車輪であり;さらに、 各レールに隣接する軌道のうちの異なる軌道にそれぞれ
装着される第3,第4車輪を備え、同第3,第4車輪は
さらに、第1及び第2車輪のひとつと共に、各レールの
方向へそれぞれ一線に配置され; 第3,第4車輪の各々は、第1及び第2の半径方向へ伸
長する周囲フランジを有し、このフランジはそれぞれ、
レールヘッドの内側と外側に対面し、かつそこからクリ
アランス距離だけ離れて位置し、レールヘッドからの第
3及び第4輪の各第1及び第2フランジのスペースのク
リアランス距離は、クレーンがずれ位置の1つにある時
でさえ、第3及び第4輪の各フランジのクリアランス距
離の一部分が残るように設定され、それによって、第3
及び第4車輪は、レールヘッドの側部と接触することは
なく、さらに、第1及び第2駆動車輪の1つが行うずれ
矯正を妨害することはないようにしたことを特徴とする
請求項1に記載の走行クレーンのずれを矯正する装置。 - 【請求項7】一対の間隔をおいて位置するほぼ平行なレ
ール上に支持される移動クレーンであって、前記レール
間のスペースをまたがって伸びる枠と、各レールに隣接
して枠に取付られるトラックと、前記平行レールの方向
へ線速度で移動するように前記レールの1つと接触状態
で各トラックに回転自在に取付られた少くとも1個の車
輪とを有し、それによってクレーンはレールと平行な位
置をレールに沿って移動するし、前記クレーンは、また
レール上を移動しながら2つの反対方向にずれた位置を
有すると共に、一方のトラック上で第1車輪を、他方の
トラック上で第2車輪を回転させる駆動手段とを有する
移動クレーンにおいて; 第1及び第2車輪が同一速度で回転するようにそれらの
車輪を相互に接続する手段を備え; 各レールは頂側と内側と外側とを有するヘッドをもち; 複数の各車輪は、レールヘッドに接触する平らな円筒面
と、レールヘッドの内側と外側にそれぞれ対面し、そこ
から或る距離だけ離れて位置し軸方向へ間隔をおいて半
径方向へ伸長する第1及び第2の周囲フランジとを有
し、前記各車輪の第1フランジが対面するレールヘッド
の内側からの各第1及び第2車輪の第1フランジのスペ
ースの距離は、前記車輪の第2フランジが対面するレー
ルヘッドの外側からの各第1及び第2車輪の第2フラン
ジのスペースの距離より小さく設定され; 第1及び第2車輪の第1フランジは、クレーンがずれ位
置の1つにある時、前記第1及び第2車輪の第1フラン
ジのスペース距離の方が小さいために、レールヘッドの
側部と接触し; 第1及び第2車輪のうちの遅延車輪は、クレーンが前記
ずれ位置の1つにある時、先行車輪の円筒面の直径より
大きな第1フランジの直径に沿って第1フランジで接触
し、レールヘッドへ向って移動するので遅延車輪の線速
度は、第1及び第2車輪のうちの先行車輪の線速度より
速い値で増大し、クレーンをレール上で平行位置に移動
させることを特徴とする走行クレーンのずれを矯正する
装置。 - 【請求項8】クレーンがずれ位置のうちの1つの位置に
ある時、第1及び第2車輪の第1フランジだけがレール
ヘッドの側部に接触することを特徴とする請求項7に記
載の走行クレーンのずれを矯正する装置。 - 【請求項9】一対のほぼ平行なレール上を走行する複数
の車輪を有する天井クレーンであって、前記複数の車輪
は一対の駆動車輪を含み、その各駆動車輪は中心円筒部
分と、その中心部分に接続し、その中心部分より大きい
直径を有する第1及び第2フランジとを有し、前記円筒
部分はレールのヘッドの頂側と接触し、第1フランジは
レールのヘッドの内側に対面し、第2フランジはレール
のヘッドの外側に対面する天井クレーンにおいて; クレーンがずれる時、レールヘッドの内側面だけが各車
輪の第1フランジと接触するように、各車輪の第1フラ
ンジを、レールヘッドの外側から同一車輪の第2フラン
ジまでのクリアランス距離よりレールヘッド内側から一
層短いクリアランス距離の所に位置づけ; クレーンがずれている時、一対の車輪を同一回転速度で
駆動し、一対の車輪の一方は、遅延車輪となり、遅延車
輪の第1フランジをレールヘッド上で回転させ、遅延車
輪が回転する時、レールヘッドと接触する遅延車輪の第
1フランジの直径が大きいために、遅延車輪の線速度が
上り、ずれを矯正することとの段階で成ることを特徴と
する天井クレーンのずれを矯正する方法。 - 【請求項10】各第1フランジは、それが対面するレー
ルヘッドの内側部から離れて半径方向へ伸長するテーパ
ー面を有し、遅延車輪が接触するレールヘッド上でその
車輪の第1フランジを回転させるため一対の車輪を駆動
する前記段階では、前記遅延車輪の第1フランジのテー
パー部分をレールヘッド上で回転させ、前記レールヘッ
ド上で前記第1フランジを動かすことを特徴とする請求
項9に記載の天井クレーンのずれを矯正する方法。 - 【請求項11】前記複数の車輪は一対の非駆動車輪を含
み、各非駆動車輪は駆動車輪の1つと一線に並んでレー
ル上を移動し、前記非駆動車輪は、また、中心円筒部分
と、その中心部分に接続し、それぞれ、レールの内側と
レールの外側とに対面する第1及び第2フランジを有
し、前記非駆動車輪の第1及び第2フランジをレールの
側部から或る距離だけ離して位置づけることにより、遅
延駆動輪の第1フランジが前記レール上で回転するのを
それらが妨げないようにする段階を更に有することを特
徴とする、請求項10に記載の走行クレーンのずれを矯
正する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US21118788A | 1988-06-23 | 1988-06-23 | |
US211,187 | 1988-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248393A JPH0248393A (ja) | 1990-02-19 |
JPH0631155B2 true JPH0631155B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=22785900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1158455A Expired - Lifetime JPH0631155B2 (ja) | 1988-06-23 | 1989-06-22 | 走行クレーンのずれを矯正する装置と方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631155B2 (ja) |
KR (1) | KR960009190B1 (ja) |
AR (1) | AR240625A1 (ja) |
BR (1) | BR8903040A (ja) |
CA (1) | CA1315743C (ja) |
MX (1) | MX173209B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6110713A (en) * | 1993-03-23 | 2000-08-29 | Regents Of The University Of Minnesota | Production of glutamic acid and lysine using auxotrophic mutants of Bacillus methanolicus |
KR100402687B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-10-22 | 삼성중공업 주식회사 | 크레인의 트롤리 차륜각도 조절장치 |
FI128020B (fi) | 2018-04-20 | 2019-08-15 | Konecranes Global Oy | Siltanosturijärjestely |
-
1989
- 1989-06-22 BR BR898903040A patent/BR8903040A/pt not_active IP Right Cessation
- 1989-06-22 CA CA000603692A patent/CA1315743C/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-22 JP JP1158455A patent/JPH0631155B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-22 AR AR31422289A patent/AR240625A1/es active
- 1989-06-23 MX MX016578A patent/MX173209B/es unknown
- 1989-06-23 KR KR1019890008689A patent/KR960009190B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1315743C (en) | 1993-04-06 |
JPH0248393A (ja) | 1990-02-19 |
KR960009190B1 (ko) | 1996-07-16 |
MX173209B (es) | 1994-02-09 |
KR900000282A (ko) | 1990-01-30 |
BR8903040A (pt) | 1990-02-06 |
AR240625A1 (es) | 1990-06-30 |
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