JPH0631134Y2 - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JPH0631134Y2
JPH0631134Y2 JP1987193255U JP19325587U JPH0631134Y2 JP H0631134 Y2 JPH0631134 Y2 JP H0631134Y2 JP 1987193255 U JP1987193255 U JP 1987193255U JP 19325587 U JP19325587 U JP 19325587U JP H0631134 Y2 JPH0631134 Y2 JP H0631134Y2
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JP
Japan
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metal catalyst
catalyst carrier
exhaust gas
catalytic converter
plates
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JP1987193255U
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JPH0239521U (ja
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勉 今村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両排気系に装着される触媒コンバータの改
良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、車両排気系には、エンジンから吐出された排気
ガスを浄化するために例えば実開昭62−160727
号公報に開示されるような触媒コンバータが装着されて
いる。
第5図はこの種の触媒コンバータを示し、図中、符号1
は楕円筒状をなす金属製のシェル、3,5はその両端開
口に溶接等により一体に接合したディフューザで、シェ
ル1内には断面楕円形状に成形したメタル触媒担体7が
装着されている。
上記メタル触媒担体7は、第6図に示すように金属薄板
製の波板9と平板11とを交互に積層して楕円柱状に成
形され、これをディフューザ3,5の接合前にシェル1
内に装着した後、メタル触媒担体7の端面側をろう材槽
内にドブ漬けする等して端面周縁とシェル内面間及び各
波板9と平板11間をろう付けしている。そして、斯様
に成形されたメタル触媒担体7には触媒剤が塗布され、
排気ガス導入口13を介して触媒コンバータ内に導入さ
れた高温の排気ガスは、上記メタル触媒担体7を通過す
る間の触媒反応により浄化されて排気ガス排出口15か
ら後段の排気系へ排出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、上述の如き従来の触媒コンバータにあって
は、導入された排気ガスがメタル触媒担体7の端面中央
部(第6図中、符号Aで示す斜線部分)に多く流れるも
のの、その長径方向の端面側(第6図中、符号Bで示す
部分)に流れ難く、排気ガスがメタル触媒担体7全体に
十分に分布されない不具合があった。
〔考案の目的〕
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、導入され
た排気ガスをメタル触媒担体全体に均一に分布させ、排
気ガスの浄化を良好に行なえる触媒コンバータを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するために、本考案は、両端に縮径部
を有するシェル内に、金属薄板製の波板と平板とを交互
に積層して形成した断面楕円形状のメタル触媒担体を配
設した触媒コンバータに於て、上記メタル触媒担体を、
その長径方向に複数の波板及び平板を交互に平行に積層
して形成すると共に、排気ガス導入口側のメタル触媒担
体端面に、導入された排気ガスをメタル触媒担体の長径
方向に案内する複数の整流板を一体に設けたものであ
る。
〔考案の作用〕
本考案によれば、触媒コンバータ内に導入された高温の
排気ガスは、メタル触媒担体の中央部のみならず、上記
整流板によってメタル触媒担体の長径方向に積極的に案
内され、メタル触媒担体を通過する間の触媒反応によっ
て浄化される。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。尚、上記従来例と同一のものには同一符号を付して
それらの構造説明は省略する。
第1図は本考案の第一実施例に係る触媒コンバータの横
断面図を示し、図に於て、符号17はシェル1の内面に
ろう付けされた楕円柱状のメタル触媒担体で、このメタ
ル触媒担体17は、第2図に示すようにその長径方向に
波板19及び平板21が交互に積層して形成されてい
る。そして、当該メタル触媒担体17の排気ガス導入口
側端面171には、波板19に設けた突片191と平板
21に設けた突片211とのサンドイッチ構造からなる
整流板23が、中心部から離れた左右両側に夫々所定間
隔を開けて2枚宛設けられており、斯かる整流板23に
よって、排気ガスGをメタル触媒担体17の長径方向
(第2図中、符号Cで示す部分)に案内するようになっ
ている。
上記各整流板23は、メタル触媒担体17を形成する波
板19及び平板21のうち、4枚の波板192と8枚の
平板212に予め突片191,211を設けておき、他
の波板19や平板21と共に上記メタル触媒担体17を
成形する際に、各突片191,211を排気ガス導入口
13側に突出させ乍ら波板192と平板212をメタル
触媒担体17の中心部から離れた位置で積層し、突片1
91を平板212側の突片211で夫々挾持した後、第
3図の如く各突片191,211をメタル触媒担体17
の中心方向に折曲することによって形成したものであ
る。
而して、上記整流板23を有するメタル触媒担体17
は、第6図に示す従来のメタル触媒担体7と同様、ディ
フューザ3,5の接合前にシェル1内に装着した後、そ
の排気ガス導入口側端面171及び他方の端面側をろう
材槽内にドブ漬けしてその周縁とシェル内面間及び各波
板19,192と平板21,212間をろう付けして、
触媒剤が塗布される。
本実施例に於けるメタル触媒担体17はこのように構成
されているから、触媒コンバータ内に導入された高温の
排気ガスGは、メタル触媒担体17の中央部のみなら
ず、上記各整流板23によってメタル触媒担体17の長
径方向に積極的に案内され、そして、メタル触媒担体1
7を通過する間の触媒反応によって浄化されることとな
る。
このように、本実施例によれば、触媒コンバータに導入
された高温の排気ガスGが、整流板23によりメタル触
媒担体17の長径方向に積極的に案内されるので、従来
の触媒コンバータに比しメタル触媒担体17への排気ガ
スGの分布が一定となった。従って、排気ガスの浄化が
メタル触媒担体17全体でなされることとなり、触媒コ
ンバータの性能が向上することとなった。又、整流板2
3はメタル触媒担体17の一部であるため、当該整流板
23によっても触媒反応を得ることが可能である。
尚、上記実施例では、整流板23を突片191,突片2
11のサンドイッチ構造としたが、第4図に示すように
波板192に突設した突片191のみによって整流板2
31を形成してもよく、斯かる構造によっても所期の目
的を達成することが可能である。
又、第1図乃至第3図に示す実施例にあっては、各突片
191,211を積層した後で、これをメタル触媒担体
17の中心方向に折曲させて整流板23を形成したが、
予め突片191,211を折曲させておき、これらを交
互に積層して整流板を形成してもよい。又、第4図に示
す整流板231にあっても、突片191を上述の如く予
め折曲させておいてもよいし、波板19,192と平板
21を積層した後で突片191を折曲させて整流板23
1を形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、両端に縮径部を有するシ
ェル内に、金属薄板製の波板と平板とを交互に積層して
形成した断面楕円形状のメタル触媒担体を配設した触媒
コンバータに於て、上記メタル触媒担体を、その長径方
向に複数の波板及び平板を交互に平行に積層して形成す
ると共に、排気ガス導入口側のメタル触媒担体端面に、
導入された排気ガスをメタル触媒担体の長径方向に案内
する複数の整流板を一体に設けたから、触媒コンバータ
内に導入された高温の排気ガスは、メタル触媒担体の中
央部のみならず、整流板によってメタル触媒担体の長径
方向に積極的に案内されることとなり、メタル触媒担体
への排気ガスの分布が一定となる。
従って、本考案によれば、排気ガスの浄化がメタル触媒
担体全体によってなされることとなり、触媒コンバータ
の性能が向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る触媒コンバータの横断
面図である。 第2図はメタル触媒担体の排気ガス導入口端面の正面図
である。 第3図は整流板の拡大斜視図である。 第4図は整流板の変形例の拡大図斜視図である。 第5図は従来の触媒コンバータの縦断面図である。 第6図は排気ガスの分布状態を示す第5図のVI−VI線断
面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1……シェル 3,5……ディフューザ 17……メタル触媒担体 171……排気ガス導入口側端面 19,192……波板 21,212……平板 191,211……突片 23……整流板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に縮径部を有するシェル内に、金属薄
    板製の波板と平板とを交互に積層して形成した断面楕円
    形状のメタル触媒担体を配設した触媒コンバータに於
    て、上記メタル触媒担体を、その長径方向に複数の波板
    及び平板を交互に平行に積層して形成すると共に、排気
    ガス導入口側のメタル触媒担体端面に、導入された排気
    ガスをメタル触媒担体の長径方向に案内する複数の整流
    板を一体に設けたことを特徴とする触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】整流板は、排気ガス導入口側に突出する波
    板の突片と、これを挟持する平板に設けた突片とのサン
    ドイッチ構造からなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】整流板は、排気ガス導入口側に突出する平
    板の突片であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の触媒コンバータ。
JP1987193255U 1987-12-18 1987-12-18 触媒コンバータ Expired - Lifetime JPH0631134Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006028319B4 (de) * 2005-07-27 2012-12-20 Mitsubishi Denki K.K. Verbrennungsmotor-Zündvorrichtung

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