JPH063103A - 変位検出器 - Google Patents

変位検出器

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Publication number
JPH063103A
JPH063103A JP18294492A JP18294492A JPH063103A JP H063103 A JPH063103 A JP H063103A JP 18294492 A JP18294492 A JP 18294492A JP 18294492 A JP18294492 A JP 18294492A JP H063103 A JPH063103 A JP H063103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
short
magnetic flux
coil
circuit ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP18294492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Niwa
英夫 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanmei Electric Co Ltd filed Critical Sanmei Electric Co Ltd
Priority to JP18294492A priority Critical patent/JPH063103A/ja
Publication of JPH063103A publication Critical patent/JPH063103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位体の変位を、その変位に対して直線的に
変化する電気信号の形で検出できる変位検出器を提供す
る。 【構成】 変位体である短絡環がコアの腕部に沿って変
位すると、検出コイルにおいて磁束がそのコイルの内側
を貫く範囲が短絡環の変位に対して直線的に変化する。
その結果検出コイルには短絡環の変位に対して直線的に
変化する電気信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変位する部材の位置を検
出する為に用いられる変位検出器に関し、詳しくは、上
記変位部材の位置に対応する電気信号が得られるように
した変位検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の変位検出器としては差動トラン
スがある。これは励磁コイルと検出コイルとが軸線方向
に縦列状態に配置され、それらの内部にコアを上記軸線
方向に移動自在に備えた構造である。そして上記コアを
変位部材に連結することによって、その変位部材の変位
に対応した電気信号を上記検出コイルから得ることが出
来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような変位検出器
は、変位部材の変位に対し上記電気信号が非直線となる
問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、変位部材の変位
に対して直線的に変化する電気信号を得ることができる
ようにした変位検出器を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における変位検出器は、一対の腕部を有す
るコアには、上記両腕部に相互に逆極性となる磁束を与
える為の励磁コイルを付設すると共に、上記コアにおけ
る一方の腕部沿って長寸の検出コイルを配設し、上記腕
部の少なくとも一方には、腕部において磁束の通過を遮
断する為の良導電材料製の短絡環を周設すると共に、該
短絡環は腕部に沿ってその長手方向に変位可能に構成し
たものである。
【0006】
【作用】短絡環がコアの腕部に沿って変位すると、検出
コイルにおいて磁束がそのコイルの内側を貫く範囲が短
絡環の変位に対して直線的に変化する。その結果検出コ
イルには短絡環の変位に対して直線的に変化する電気信
号が得られる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1に示される変位検出器1において、2はコア
で、高周波損失が少ない材料例えばフェライトコアをも
って構成される。3,4はコア2における二つの腕部
で、間隙5を隔てて平行に配置されている。腕部3は丸
棒状に形成され、腕部4は腕部3を取り囲む円筒状に形
成してある。6はそれらの腕部3,4の各一端相互を機
械的並びに磁気的に連結する連結部である。このような
形状のコア2はツボ形コアとして知られているものであ
る。上記コア2としては、少なくとも二つの腕部を有す
るものであれば他の任意のコア例えばコ字状或いはE字
状のコアの利用も可能である。7は上記コア2に付設し
た励磁コイルで、上記両腕部3,4に逆極性となる磁束
を与え得るよう間隙5の深部において腕部3に周設して
ある。8は筒状の検出コイルで、間隙5において腕部4
の内周面に添わせて設けてある。該コイル8の長さは図
示の如く励磁コイル7の部分を除いて腕部4の全長にわ
たる長寸に形成してある。
【0008】次に9は上記腕部3に周設した短絡環で、
上記間隙5内に腕部3に沿ってその長手方向即ち図1の
左右方向への移動を自在に設けてある。この短絡環9は
銅等の導電性の良い材料で構成される。10は短絡環9と
変位の検出対象とを繋ぐ連結部材で、銅パイプをもって
構成してあり、腕部3に沿ってその軸線方向に進退する
ようにしてある。連結部材10は短絡環9と一材で構成し
ても良い。連結部材10は絶縁材料で形成しても良い。16
は交流信号源で、検出コイル励磁用の交流信号として例
えば数キロヘルツ以上の一定周波数で且つ定電圧の正弦
波を生ずる発振回路が用いられる。18は出力端子であ
る。
【0009】次に上記変位検出器の動作について説明す
る。励磁コイル7に信号源16からの電圧が加えられると
励磁コイル7は図1に示される如く磁束φを発生する。
総磁束は信号源16の電圧Eiと周波数からほぼ一義的に
決定される。即ち励磁コイル7の巻数をNとするとφ=
Ei/ωN。この場合、短絡環9は前述のような材料で
形成してある為、磁束φが腕部3において短絡環9が位
置している箇所を通過する事を阻止する。即ち磁束がそ
こを通過しようとするとその磁束に対応する渦電流が短
絡環9に生じ、その渦電流によって上記通過しようとす
る磁束と同数で反対向きの磁束が発生される。この為、
磁束は腕部3において短絡環9が位置している箇所を実
質的に通過する事が出来ない。従って上記励磁コイル7
によって発生される上記総磁束は、短絡環9よりも連結
部6の側のみを通ることが出来、その分布は図1に示す
如き状態となる。
【0010】短絡環9が図2の(A)〜(C)の如く変
位すると上記磁束φは夫々図示される如き範囲内に分布
する状態となる。従って検出コイル8の受ける磁束は常
にほぼ一定であるがその鎖交位置が短絡環9の位置に応
じて変化する。つまり上記磁束が検出コイル8の内側を
貫く範囲が短絡環9の位置に応じて変化する。検出コイ
ル8に得られる出力電圧Eoは、検出コイルにおいて上
記磁束が貫く部分の巻数とそこを貫く磁束数との積に比
例する。上記検出コイル8はその長さ方向に均一巻に構
成されている。その結果、上記出力電圧Eoとしては短
絡環9の変位xにほぼ比例した電圧を得ることができ
る。図3参照。
【0011】次に、上記検出コイル8と短絡環9の位置
関係は内外を逆にしても良い。即ち検出コイル8を腕部
3の外周面に沿って配設し、そのコイル8と腕部4との
間を短絡環9が移動するようにしても良い。
【0012】次に図4の(A)及び(B)は上記検出コ
イルの異なる例を示すもので、検出コイル8から得られ
る出力電圧の直線性を更に良好にすることができるよ
う、検出コイル8を傾斜巻即ち軸線方向に巻数を変化さ
せて構成した例を示すものである。巻数の変化の度合い
は、コアにおける磁束の分布の特性に応じて、検出コイ
ル8の出力が前記短絡環の変位に対し正確に直線的変化
をする状態となるように定める。
【0013】次に図5は変位検出器の異なる実施例を示
すもので、コア2eとしてコの字状コアを用いると共に、
短絡環9eを、検出コイル8eを付設した側の腕部4eに沿っ
て移動するようにした例を示すものである。このような
コアを用いる例では、励磁コイル7eはコア2eにおける連
結部6eに周設しても良い。なお、機能上前図のものと同
一又は均等構成と考えられる部分には、前図と同一の符
号にアルファベットのeを付して重複する説明を省略し
た。(また次図以降のものにおいても順次同様の考えで
アルファベットのf,g・・を順に付して重複する説明
を省略する。)
【0014】次に図6は変位検出器の更に異なる例を示
すもので、検出コイルから差動出力が得られるようにし
た例を示すものである。この例では二つのコア2fを対向
状に配設し、各々に励磁コイル7fを備えさせてある。コ
アにおける腕部3fはフェライトでもって別体に構成さ
れ、腕部4fに対して軸線方向に進退自在にしてある。そ
してこの腕部3fに短絡環9fを取付けて腕部3fが連結部材
10fを兼ねるようにしてある。尚21は励磁コイル7fや検
出コイル8fのリード線を引き出す為の引出口を示す。こ
のように構成したものにあっては、短絡環9fが両検出コ
イル7fの中間位置を基準として、一方の励磁コイル7fの
側或いは他方の励磁コイル7fの側へ変位するに伴い、
(B)の如き出力信号を検出コイル8fから得ることがで
きる。
【0015】次に図7の(A)、(B)は短絡環9gを動
かす構造が異なる変位検出器の例を示すもので、コア2g
に形成した透孔22に挿通した連結ピン24によって、短絡
環9gと変位の被検出部材23とを連結した例を示すもので
ある。尚腕部3gに(C)に示す如き溝25を形成し、上記
連結ピンがこの溝25を通るようにしても良い。
【0016】次に図8は短絡環9hを動かす構造の更に異
なる変位検出器の例を示すもので、コア2hの腕部4hに形
成したスリット27を連結部材10hが移動するようにした
例を示すものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、短絡
環9が腕部3に沿って変位した場合、励磁コイル7によ
り発せられる磁束の分布範囲が短絡環9の変位に対して
直線的に変わり、その結果、検出コイル8において上記
磁束と鎖交する巻数が短絡環9の変位に対して直線的に
変わり、従って検出コイル8には短絡環9の変位に対し
て直線的に変化する電気信号を得ることのできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】変位検出器の縦断面図。
【図2】(A)〜(C)は変位検出器の動作を説明する
為の縦断面図。
【図3】変位と出力電圧との関係を示すグラフ。
【図4】(A)、(B)は夫々検出コイルの巻き方の異
なる例を示す断面図。
【図5】(A)は変位検出器の異なる例を示す斜視図、
(B)は(A)の例の水平断面図。
【図6】(A)は変位検出器の更に異なる実施例を示す
縦断面図、(B)は短絡環の変位と出力信号との関係を
示すグラフ。
【図7】(A)は変位検出器の更に異なる実施例を示す
縦断面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図、
(C)は腕部の断面形状の異なる例を示す図。
【図8】(A)は変位検出器の更に異なる実施例を示す
縦断面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図。
【符号の説明】
2 コア 3,4 腕部 7 励磁コイル 8 検出コイル 9 短絡環

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の腕部を有するコアには、上記両腕
    部に相互に逆極性となる磁束を与える為の励磁コイルを
    付設すると共に、上記コアにおける一方の腕部沿って長
    寸の検出コイルを配設し、上記腕部の少なくとも一方に
    は、腕部において磁束の通過を遮断する為の良導電材料
    製の短絡環を周設すると共に、該短絡環は腕部に沿って
    その長手方向に変位可能に構成したことを特徴とする変
    位検出器。
JP18294492A 1992-06-17 1992-06-17 変位検出器 Pending JPH063103A (ja)

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JP18294492A JPH063103A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 変位検出器

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JP18294492A JPH063103A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 変位検出器

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JPH063103A true JPH063103A (ja) 1994-01-11

Family

ID=16127100

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JP18294492A Pending JPH063103A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 変位検出器

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JP (1) JPH063103A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6600311B1 (en) 1999-05-26 2003-07-29 Matsushita Electric Works, Ltd. Magnetic sensor for detecting the angular displacement of a rotating shaft
US6682714B2 (en) 2001-03-06 2004-01-27 Alchemix Corporation Method for the production of hydrogen gas
CN111811422A (zh) * 2020-07-30 2020-10-23 中国水利水电科学研究院 一种基于锚索稳固的岩石边坡形变在线监测采集装置

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US6682714B2 (en) 2001-03-06 2004-01-27 Alchemix Corporation Method for the production of hydrogen gas
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