JPH0630977U - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JPH0630977U JPH0630977U JP7000192U JP7000192U JPH0630977U JP H0630977 U JPH0630977 U JP H0630977U JP 7000192 U JP7000192 U JP 7000192U JP 7000192 U JP7000192 U JP 7000192U JP H0630977 U JPH0630977 U JP H0630977U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- front lid
- arm
- cassette
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 8mmビデオのような小型テープカセットの
前蓋の側板に突起を設けることなく、ばねの自由端を仮
止めし、しかもハーフへの組み込みにより円滑にこの仮
止め端が前蓋の仮止め部から、ハーフの壁の係止部へ移
行させる。 【構成】 テープをカセット前面に架張し、そのテープ
をカセット側面に回動自在に軸支した前蓋9により保護
し、前蓋9は、側面内側の軸に設けた弾性部材により閉
蓋方向に押圧され、前記弾性部材は第1の腕37と第2
の腕39とを有し、第1の腕は前蓋内側にあるリブに係
止され、第2の腕はハーフ側面上部の前方へ突出する係
止壁57に係止する。前蓋上面には、組み立て状態で係
止壁57の上へ向けて突出する仮止め用壁を形成し、組
み立て前に前記第2の腕を前蓋上面の仮止め用壁に仮止
めし、組み立て時に第2の腕39と前蓋上面の壁との間
にハーフ側面上部の係止壁が侵入して、第2の腕が前蓋
上面の壁から外れて、前記係止壁に係止する。
前蓋の側板に突起を設けることなく、ばねの自由端を仮
止めし、しかもハーフへの組み込みにより円滑にこの仮
止め端が前蓋の仮止め部から、ハーフの壁の係止部へ移
行させる。 【構成】 テープをカセット前面に架張し、そのテープ
をカセット側面に回動自在に軸支した前蓋9により保護
し、前蓋9は、側面内側の軸に設けた弾性部材により閉
蓋方向に押圧され、前記弾性部材は第1の腕37と第2
の腕39とを有し、第1の腕は前蓋内側にあるリブに係
止され、第2の腕はハーフ側面上部の前方へ突出する係
止壁57に係止する。前蓋上面には、組み立て状態で係
止壁57の上へ向けて突出する仮止め用壁を形成し、組
み立て前に前記第2の腕を前蓋上面の仮止め用壁に仮止
めし、組み立て時に第2の腕39と前蓋上面の壁との間
にハーフ側面上部の係止壁が侵入して、第2の腕が前蓋
上面の壁から外れて、前記係止壁に係止する。
Description
【0001】
本考案はテープカセットのロック装置に関する。
【0002】
従来、8mmビデオテープ、デジタルテープ用等のテープカセットは、テープ がカセット前面に架張されており、不使用時や保管時にテープが塵埃の影響を受 けたりあるいは損傷したりしないように、カセット前面のテープをカセット側面 で回動自在に軸支した前蓋により保護し、前記前蓋をカセット側面側に設けられ たロック部材によりテープを保護する位置に固定するように構成されている。 図1、及び図2は従来のこの型のテープカセットの分解斜視図であり、下ハー フ1の内部に一対のリール2(右側のものは上フランジの図示を省略)を収納し 、その上に上ハーフ5を被せ、上下ハーフをねじ11で固定し、またテープ13 の前面架張部を背面から保護する中蓋7を、テープ13の前面架張部を前面から 保護する前蓋9に枢着した上、前蓋9の側板10に設けた軸8を上下ハーフの側 壁の合わせ面に設けた軸孔6に支持させる。不使用時に前蓋9が開かないように 常時ロックし、またテープレコーダへの装着時にレコーダ側から操作部23を引 いてロックを解除できるように、テープカセットの前部左右の側壁において下ハ ーフ1と上ハーフ5の対向面の間に形成した溝12に回動式ロック部材15を装 入し、捩りばね17によりロック部材15を前蓋へ向けて偏倚せさせ、ロック部 材の先端の係止片19を前蓋の側壁内面に設けた突起21に係止させる。
【0003】 また、前蓋9を常時閉蓋位置へ向けて付勢するために、軸8の周りに設けたボ スに捩じりばね(弾性部材)25のコイル部(主たる弾性発生部)を支持させ、 その第1の腕27を係止部33に係止させ、他方の第2の腕29をケース(通常 上ハーフ)5の壁に係止させることが行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 図2から分かるようにばね25の第1の腕27の一端は前蓋9の係止部33に 係止させた状態で、第2の腕29の端部を適当な治具で保持しながら上ハーフ5 側へ軸8が軸穴6に嵌合するまで押し込む必要があり、作業が面倒であり、また ばねが外れ易い欠点がある。しかも、このようにして組み込まれた状態でばねが 加える力は軸8を軸穴6からはずす方向であるから、下ハーフ1を組み込む前に 軸8が外れることがしばしば起きる。一方、VHSビデオテープカセットのよう な大型のテープカセットでは前蓋の側板10の内面に第2の腕29を仮止めする 突起を設け、前蓋をハーフに組み込む際に自然に第2の腕29が仮止め突起から 離れてハーフの係止壁に係合するようにすることができるが、8mmビデオのよ うな小型ケースでは、このような仮止め突起を設ける余地がないし、またVHS ビデオカセットでも軸8をその軸穴6から外す傾向がある点は変わらない。 従って、本考案は、8mmビデオのような小型テープカセットにおいて、前蓋 の側板10に突起を設けることなく、ばねの自由端を仮止めし、しかもハーフへ の組み込みにより自然にこの仮止め端が前蓋の仮止め部から、ハーフの壁の係止 部へ移行するようにすることを目的とする。
【0005】
本考案は、テープをカセット前面に架張し、そのテープをカセット側面に回動 自在に軸支した前蓋により保護したテープカセットであって、前蓋が、側面内側 の軸に設けた弾性部材により閉蓋方向に押圧され、弾性部材が第1の腕と第2の 腕とを有し、第1の腕は前蓋内側にあるリブに係止され、第2の腕はハーフ側面 上部の前方へ突出する係止壁に係止されているテープカセットにおけるばね端係 止手段の改良であり、前蓋上面には、組み立て状態で前記係止壁の上へ重畳する ように突出する仮止め用壁が形成されたことを特徴とする。 この構成により、上下ハーフへの組み込み前にはばねの第1の腕は前蓋に形成 した係止部に係止されると共に、第2の腕の端部は前記前蓋上面の仮止め用壁に 仮止めされる。この状態のまま、前蓋をハーフに組み込むと、第2の腕と前蓋上 面の壁との間にハーフ側面上部の前記係止壁が侵入して、第2の腕が前蓋上面の 壁から外れて、前記係止壁に係止する。 こうして前蓋の側壁にばねの第2の腕の仮止め部を設ける必要がなくなり、組 立を円滑かつ能率的に実行することができる。また前蓋を上ハーフに組み込んだ ばかりで、未だ下ハーフを組み込んでいない状態を考えると、ばねの作用する方 向は前蓋を上ハーフの方へ付勢する方向であるため、組み込み作業中に前蓋が上 ハーフからはずれる問題は起きない。
【0006】
以下、本考案を実施例により詳しく説明する。 図3は本考案のテープカセットの要部を示す側面図であり下ハーフは省略して ある。図4は本考案のテープカセットの前蓋を上下左右に反転して示した斜視図 である。また図5は上ハーフを示す斜視図であり、同時に下ハーフの一部を鎖線 で示してある。 従来例と同様に、テープの前面架張部を背面から保護する中蓋(図示せず)を 、テープの前面架張部を前面から保護する前蓋9に軸穴4を利用して枢着した上 、前蓋9の側板10に設けた軸8を上下ハーフ1、5の側壁の合わせ面に設けた 軸孔6に支持させる。軸孔6は下ハーフ1の対応した傾斜壁(図5参照)により その開放部が閉鎖されて軸8を軸穴6と共同して保持する。 前蓋9を常時閉蓋位置へ向けて付勢するために、前蓋の軸8の周りに設けたボ ス43に捩じりばね(弾性部材)25のコイル部(主たる弾性発生部)41を支 持させ、その第1の腕37を係止部33に係止させ、そして他方の第2の腕39 を上ハーフ5の上壁45の前方に突出する係止壁57に係止させる。 このようなばねの組み込み構造を容易にするために、本考案では前蓋の側面部 と、上ハーフ5の前端部の構造を特別な構造とする。
【0007】 すなわち、図4のように前蓋9は前壁55と、上壁57と、左右側板10とを 有し、また少なくとも一方の側板10の内面に沿って、上壁55から後方(上ハ ーフ5の方向)に向かって突出するばね仮止め用壁53が設けてある。 一方、図3及び図5に示すように、上ハーフ5の側面上部の上壁45には前方 (前蓋の方向)へ突出する係止壁57が形成されている。この係止壁57は前蓋 9を所定位置に組み込んだ際に前蓋の仮止め用壁53が係止壁57の上に近接し て重畳するような位置に設けてあり、また仮止め用壁53を収納できるように凹 部59を有する。更に前蓋9を開放位置(図3の鎖線位置)に移動させた時に仮 止め用壁53が上ハーフに干渉しないようにするための逃げとなる凹所61を形 成してある。
【0008】
次に本考案の作用を説明する。前蓋9を上ハーフ5に組み込み、次いで下ハー フ1を組み込むに当たって、まず前蓋9にばね35を組み込む。すなわち、ばね 35のコイル部41を軸8の周りに設けたボス43の周りにはめて支持させ、第 1の腕37を係止部33に係止させ、そして他方の第2の腕39を仮止め用壁5 3に仮止めさせる。この状態でばね35は安定にその位置に保持される。 次に、前蓋9を図3に示したように上ハーフ5にむけて差し込み、軸8が軸穴 6に嵌合するまで押す。それにより、仮止め用壁53は収納凹所59に入る。そ の際に係止壁57はばね35の第2の腕39の先端と仮止め用壁53との間に入 り込み、ばねの先端は係止壁57により抑えられることになる。 このようにして、前蓋の組込みと同時にばねの組込みが実行されることになる 。
【0009】
以上のように、本考案によると、 従って、本考案は、8mmビデオのような 小型テープカセットにおいて、前蓋の側板10に突起を設けることなく、ばねの 自由端を仮止めし、しかもハーフへの組み込みによりばねの仮止め端が前蓋の仮 止め部から、ハーフの上壁の係止壁へスムーズに移行させることができる。 また前蓋を上ハーフに組み込んだばかりで、未だ下ハーフを組み込んでいない 状態では、ばねの作用する方向は前蓋を上ハーフの方へ付勢する方向であるため 、組み込み作業中に前蓋が上ハーフからはずれる問題は起きない。
【図1】従来のテープカセットの分解図である。
【図2】従来のテープカセットの要部を示す右側面図で
ある。
ある。
【図3】本考案のテープカセットの要部を示す右側面図
である。
である。
【図4】本考案の前蓋の内面を示すために左右上下を反
転した斜視図である。
転した斜視図である。
【図5】本考案のテープカセットの上ハーフを示す斜視
図である。
図である。
1 下ハーフ 5 上ハーフ 6 軸孔 8 軸 9 前蓋 10 前蓋側板 25 ロック部材 27 操作部 31 ばね 33 係止部 35 ばね 41 コイル部 43 ボス 37 第1の腕 39 第2の腕 45 上壁 57 係止壁
Claims (3)
- 【請求項1】 テープをカセット前面に架張し、そのテ
ープをカセット側面に回動自在に軸支した前蓋により保
護したテープカセットであって、前記前蓋は、側面内側
の軸に設けた弾性部材により閉蓋方向に押圧され、前記
弾性部材は第1の腕と第2の腕とを有し、第1の腕は前
蓋内側にあるリブに係止され、第2の腕はハーフ側面上
部の前方へ突出する係止壁に係止されているテープカセ
ットにおいて、前記前蓋上面には、組み立て状態で前記
係止壁の上へ向けて突出する仮止め用壁が形成され、そ
れにより、組み立て前に前記第2の腕が前記前蓋上面の
仮止め用壁に仮止めされ、組み立てに際しては、第2の
腕と前蓋上面の壁との間にハーフ側面上部の前記係止壁
が侵入して、第2の腕が前蓋上面の壁から外れて、前記
係止壁に係止する用になっていることを特徴とする、テ
ープカセット。 - 【請求項2】 カセットのハーフ側に、前記前蓋上面の
弾性部材仮止め用壁が、解蓋時に収納できる凹部を有す
ることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。 - 【請求項3】 カセットのハーフ側に、前記蓋上面の弾
性部材仮止め用壁が、閉鎖蓋時に収納できる凹部を有す
ることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000192U JPH0630977U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000192U JPH0630977U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630977U true JPH0630977U (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=13418944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7000192U Withdrawn JPH0630977U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630977U (ja) |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP7000192U patent/JPH0630977U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |