JPH06309563A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

商品販売データ処理装置

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JPH06309563A
JPH06309563A JP11662193A JP11662193A JPH06309563A JP H06309563 A JPH06309563 A JP H06309563A JP 11662193 A JP11662193 A JP 11662193A JP 11662193 A JP11662193 A JP 11662193A JP H06309563 A JPH06309563 A JP H06309563A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欠落データのリカバリー処理の際のオペレー
タの負担を軽減するとともに、作成する管理資料の信頼
性を向上し得る商品販売データ処理装置を提供する。 【構成】 端末機1は取引データおよび、その取引を識
別する識別データを識別データ記憶手段33より抽出し
てホスト機器3に送信する取引データ送信手段(ST1
1)を有し、更に、プリンタ20に対しジャーナル用紙
に前記識別データを印字させるとともに登録した単品コ
ードデータの印字をバーコード印字させるジャーナル印
字制御手段(ST5)をも有することを特徴とした商品
販売データ処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端末機で発生させた
取引データを通信回線で接続されたホスト機器で集計さ
せる商品販売データ処理装置、より詳しくは取引データ
を集計できなかった場合の障害修復処理に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、商品販売データ処理装置を構成
するPOS端末機においては、バーコードを光学的に読
み取るためのスキャナーが設けられており、各商品には
商品を個々に識別するための単品コードがバーコード化
されて印刷または貼付されている。そして、通常の販売
登録においては、キャッシャがスキャナーなどを用いて
客が買い上げる商品のバーコードを読み取って、買上商
品に係わる単品コードを入力する。そうすると装置はこ
の入力データに基づいて単品コードデータや販売金額デ
ータを含む商品データを作成し、それをレシート用紙お
よびジャーナル用紙などに印字登録するとともに、登録
用メモリや送信バッファにも登録処理する。こうして、
1人の客が買い上げる全商品の登録を完了すると、キャ
ッシャは表示器などにより買い上げ合計金額を確認し
て、客からそれに見合った支払を受ける。この支払いに
関する合計データはその1取引を識別する識別データと
ともに、レシート用紙およびジャーナル用紙などに印字
登録され、また、登録用メモリや送信バッファにも登録
処理される。そして、1取引が終了すると送信バッファ
に蓄積された商品データ、合計データ、識別データなど
の取引データは通信回線を介して接続されたホスト機器
に送信される。ホスト機器はそれを集計、分析して、店
舗運営についての各種管理資料を作成する。
【0003】ところで、POSシステムにおいては回線
異常などによって、POS端末機からの登録データがホ
スト機器に受信されないで欠落してしまう場合がある。
このような時は、POS端末機は取引データの送信結果
が異常終了であることを検知出来るので、ジャーナル用
紙にエラーメッセージを印字させている。また、伝送上
は正常終了したが、ホスト機器のデータ処理に障害が発
生して取引データが欠落する場合もある。この場合に
は、POS端末機自体は障害の発生を検知できないの
で、前記のようなエラーメッセージは印字されない。い
ずれにせよ、このような欠落データが発生すると、作成
した管理資料の信頼性が損なわれるので、POS端末機
のキャッシャは障害修復処理をして、欠落データのみを
再送信させる必要があった。このため従来のPOS端末
機では通常の登録モードとは別の再登録モードを備えて
いる。キャッシャが装置を再登録モードに切り換えて、
欠落データに対応する単品コードデータなどを入力する
と、前記登録用メモリには登録処理しないで取引データ
を作成し、それをホスト機器に送信処理している。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】前記再登録モードで
は、キャッシャーはジャーナルの印字内容を検索して、
エラーメッセージあるいは別途ホスト機器側から通知さ
れた識別データに基づいて、欠落データを見出して、対
応する単品コードデータなどを入力するのであるが、キ
ャッシャは通常の登録モードにおいて、スキャナーを用
いた単品コード入力に慣れている。しかしながら、再登
録モードでは単品コードデータを入力するための買い上
げ商品は手元になく、やむを得ず、ジャーナルの印字内
容から欠落データの単品コードを読取って、それを逐次
キーボード上のキーから打ち込むことを余技なくさせら
れた。単品コードとしては現在JANコードが一般的で
あるが、標準タイプで13桁、短縮タイプでも8桁の数
字を入力しなくてはならない。このためコード入力作業
が煩雑であるばかりか、ミスが多くなり時間もかかるた
め作成した各種管理資料の信頼性が低下するようになっ
た。本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、予
め通常登録の時、プリンタによりジャーナル用紙には、
前記商品データに含まれる単品コードデータを対応する
バーコードで印字させておき、障害修復処理として欠落
データを再送信させるには、当該バーコードをそのまま
スキャナーで読み取って単品コードの入力を可能とした
商品販売データ処理装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力手段か
ら、単品コードデータを含み販売取引に関する一取引単
位の入力データが入力され、入力された一取引単位の入
力データに基づいて取引データを作成してその取引の内
容を登録するための端末機と、この端末機に通信手段を
介して接続され、端末機から前記取引データを収集して
管理データを作成するホスト機器とからなる商品販売デ
ータ処理装置において、前記端末機は、ジャーナル用紙
に印字を行うためのプリンタと、前記取引データの所定
数に対応して更新された前記取引データを識別するため
の識別データを記憶する識別データ記憶手段と、前記入
力手段から入力される入力データに基づいて作成される
前記取引データに、前記識別データ記憶手段に記憶さ
れ、作成された取引データを示す識別データを付して前
記通信手段を介して前記ホスト機器に送信出力する取引
データ送信手段と、前記入力データに基づいて、単品コ
ードデータを含むジャーナル印字データおよび前記識別
データのうち少なくとも単品コードデータをバーコード
で前記プリンタによりジャーナル用紙に印字するジャー
ナル印字制御手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】このような構成の本発明であれば、端末機は通
常登録モードでホスト機器に送信した取引データに対応
するジャーナル印字データの単品コードデータはバーコ
ードで印字される。また、ジャーナルには取引データを
識別するためデータが併せて印字される。したがって、
障害修復処理においては、ジャーナルに印字された識別
印字データから入力すべき取引データを容易に識別で
き、更に単品コード入力は印字されたバーコードをバー
コード読取り手段で読取って入力することもできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例では図1に示すように端
末機としてのPOSターミナル1が通信手段としての通
信回線2を介してホスト機器としてのホストコンピュー
タ3とオンラインで接続されている場合について述べて
いる。ホストコンピュータ3は、POSターミナル1に
て登録された1取引ごとの単品コードデータと販売金額
を含む商品データおよび合計データからなる取引データ
を通信回線2を介して収集し、それを集計し、分析して
各種管理資料を作成する。また、POSターミナル1
は、制御部本体としてのCPU(中央処理装置)11を
有するとともに、また、前記CPU11が各部を制御す
るためのプログラムデータ等が予め格納されたROM
(リード・オンリ・メモリ)12、商品データを登録処
理するために必要な各種メモリエリアが形成されるRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)13を設けている。
ここで、RAM13はバッテリ13aからバックアップ
電源が供給されるようになっており、POSターミナル
の主電源をオフさせたときにもRAMに記憶したデータ
を保持させている。さらに、POSターミナルは、日付
や時刻を計時する時計回路14、前記ホストコンピュー
タ3との間で通信回線2を介しておこなわれるデータ通
信を制御する通信インターフェイス15、入力手段とし
てのキーボード16を制御して入力キーに対応するキー
信号を取り込むキーボードコントローラ17、表示器を
制御して販売商品の品名や値段などを表示させる表示コ
ントローラ19、プリンタ20を制御してレシートやジ
ャーナルに文字データやバーコードデータなどを印字さ
せるプリンタコントローラ21、バーコードを光学的に
読み取るバーコード読取手段としてのスキャナ22のバ
ーコード読み取り操作を制御するスキャナコントローラ
23、モード選択手段としてのモードスイッチ24から
の信号を入力させるとともに現金などを収納するための
ドロワ16を開放するドロワ開放装置25とにそれぞれ
駆動信号を出力するI/Oポート26などの各信号入出
力部を備えている。前記モードスイッチ24は適合する
鍵に応じて、キャッシャが「登録」、「再登録」「設
定」などの各種業務を切り換えて処理させるために設け
てある。前記CPU11と、ROM12、RAM13、
時計回路14および各信号入出力部とは、アドレスバ
ス、データバス、制御バスなどのバスライン27を介し
て相互に接続されている。
【0008】図2は前記キーボード16に設けられた主
要なキー配置を示している。同図において、キーボード
16には、数値データを入力するための置数キーK1、
各商品に付されるPLU(プライス・ルック・アップ)
コードの入力を指示するPLUキーK2、金額データの
入力を指示する金額キーK3、個数データの入力を指示
するXキーK4、合計金額の出力を指示する小計キーK
5、登録の締めを指示すると同時に現金による代金支払
を宣言するための預/現計キーK6、エラー状態の解除
などに使用するクリアキーK7などを配置している。
【0009】図3はRAM13に形成される主要なメモ
リエリアを示す図である。同図において、各商品の単品
コードデータに対応して商品名や単価などを記憶する単
品テーブル31、一人の客に対しての販売金額すなわち
1取引の販売金額を合計するための顧客合計器32、1
取引ごとに更新させて1取引の商品データおよび合計デ
ータからなる取引データを識別させるための識別データ
としての一連番号を格納する識別データ記憶手段として
の取引合計器33、取引ごとの税額を合計するための税
額合計器34、現金で支払われた金額を合計するための
現金売上合計器35、1取引ごとの取引データを蓄積す
るための送信バッファ36、再登録の際入力した一連番
号を保管する一時保管エリア37などが形成されてい
る。前記単品テーブル31の商品名および単価などの記
憶内容は、例えば店舗の開店前に、ホストコンピュータ
3からのダウン・ライン・ローディングなどにより受信
したデータを書き込むほかに、前記モードスイッチ6を
「設定」モードにセット後キーボード10上の各種キー
を使用した設定操作によっても、設定記憶される。ま
た、前記送信バッファ36に蓄積された取引データおよ
び前記取引合計器33の一連番号は1取引の登録が終了
するごとに、前記通信インターフェイス15により前記
ホストコンピュータ3に送信される。
【0010】しかして、モードスイッチ24により「登
録」モードが選択された状態で、商品を個々に識別する
単品コードデータなどの入力データが入力されると、前
記CPU11は図4に示す単品データ登録処理を実行す
るようにプログラム制御されている。なお、単品コード
データを入力するには、各商品に印刷または貼付したバ
ーコードを前記スキャナ22で読み取り操作して入力す
る場合と、キーボード16の置数キーK1で単品コード
データを置数し次いで、PLUキーK2を入力して入力
する場合とがある。
【0011】図4において、先ずST1では入力した単
品コードデータに該当する前記単品テーブル31の商品
名に基づいて、それぞれの出力データを作成し、それを
出力装置に出力する。その結果、買い上げ商品名が表示
器18に表示されるとともに、プリンタ20上のレシー
ト用紙とジャーナル用紙に印字される。ST2では前も
って置数キーK1とXキーK4との組合せ入力によって
個数が入力されている場合はそれをプリンタ20により
レシート用紙とジャーナル用紙に印字するとともに表示
器18にも表示する。なお、もしも個数入力がなければ
個数は1であるとして、この場合はプリンタ20や表示
器18には出力しない。ST3では、入力した単品コー
ドに該当する前記単品テーブル31の単価にST2で得
られた個数とを乗算して販売金額を求め、それをプリン
タ20によりレシート用紙とジャーナル用紙に印字する
とともに表示器18にも表示する。なおこのとき個数が
2以上の場合は、販売金額のみならず単価も同時に出力
する。ST4では以上の処理結果得られた商品データに
基づいてメモリ処理をおこなう。すなわち、単品コー
ド、個数および販売金額などの商品データを前記送信バ
ッファ36に格納するとともにこの販売金額は前記顧客
合計器32の内容に加算する。ST5では入力した単品
コードデータをプリンタ20によりジャーナル用紙にバ
ーコード印字する。図5(b)はこのとき印字したジャ
ーナルの印字例を示す。図5(b)において、36は単
品コードデータに対応するバーコード印字である。なお
このバーコード印字は、各商品に印刷または貼付したバ
ーコードを前記スキャナ22で読み取り入力した場合に
はそのバーコードをそのまま印字するが、キーボード1
6の置数キーK1によって数字入力した場合には数字デ
ータをバーコードデータに変換してからバーコード印字
する。図5(a)はジャーナルと対比するためレシート
印字例を示してある。このST5が単品コードデータを
バーコードでジャーナル印字するジャーナル印字手段に
相当する。以上で単品データ登録処理を終了する。
【0012】また、「登録」モードが選択されている状
態で、キーボード16より小計キーK5が入力された場
合には、CPU11は図6に示す処理を実行するように
プログラム制御されている。すなわち前記顧客合計器3
2の内容に一定税率を乗算して税額を求め、これを更に
前記顧客合計器33の内容に加算させて合計金額求め、
これを表示器18に表示する。以上で小計処理を終了す
る。小計処理の結果、キャッシャは表示器18に表示さ
れた合計金額に見合った支払を客に対して請求する。そ
の結果、客が現金による代金の支払をした場合はキャッ
シャは「登録」モードが選択されている状態で、キーボ
ード16上の預/現計キーK6を入力する。するとCP
U11は図7に示す預/現計処理を実行するようにプロ
グラム制御されている。すなわち、ST6ではこの直前
に置数キーK1により置数入力されているか否かを判別
する。その結果置数入力されている場合は、ST7でそ
れを現金の預かり金額として釣銭計算をおこなうが、置
数入力されていない場合は、合計金額どうりに現金で支
払われたとする。ST8では顧客合計器32に基づいて
合計金額を算出後、この合計金額、預かり金額、釣銭な
どとともに、取引合計器33の一連番号をプリンタ20
でレシート用紙およびジャーナル用紙などに印字させ
る。なお、図5(a)および(b)に示すレシート用紙
およびジャーナル用紙において、前記一連番号は1取引
の最終行に時刻、キャッシャの名前とともに37のよう
に印字されている。次にST9ではドロワ開放装置25
に信号を出力してドロワを開放する。ST10ではメモ
リ処理をおこなう。すなわち、前記現金売上合計器35
に合計金額を加算し、また、前記送信バッファ36に合
計金額、税額、預かり金額、釣銭などとともに、一連番
号を蓄積する。この後、前記顧客合計器32を帰零し、
一連番号に”1”を加算したものを、前記取引合計器3
3に格納する。次に、ST11では取引データ送信手段
であるところの取引データの送信処理をする。すなわ
ち、送信バッファ36に蓄積された取引データを通信回
線2を介してホストコンピュータ3に送信する。その結
果、回線異常などによりこの取引データ送信処理が異常
終了した場合は、プリンタ20によりメッセージをジャ
ーナル印字する。以上で預/現計処理を終了する。な
お、信計などその他の締めキーよってもキャッシャは客
との一取引を終了させることが可能であるが、略これと
同じ処理内容であるので説明を省略する。上記のように
送信された取引データに対するホストコンピュータ3の
処理において、取引データに欠落があるか否かはこの一
連番号に基づいて判断し、もしも欠落がある場合には別
途、POSターミナル1に対し一連番号を通知してその
一連番号に該当する取引データを再送信するよう指示し
ている。
【0013】また、キャッシャは欠落した取引データの
一連番号を通知されると、ジャーナル用紙に印字された
一連番号37を確認して、ホストコンピュータ3に対す
る取引データの障害修復処理操作をおこなうので、この
処理内容について説明する。前記CPU11はモードス
イッチ24により「再登録」モードが選択された状態
で、欠落した取引データの一連番号が入力されると、図
8に示す再登録処理を実行するようにプログラム制御さ
れている。同図において、先ずST12では入力した一
連番号を一時保管エリア37に保管する。次にST13
では入力した単品コードに該当する前記単品テーブル3
1の商品名を抽出しプリンタ20によりレシート用紙な
どに印字するとともに表示器18にも表示する。ST1
4では前もって置数キーK1とXキーK4との組合せ入
力によって個数が入力されている場合はそれをプリンタ
20によりレシート用紙などに印字するとともに表示器
18にも表示する。なお、もしも個数入力がなければ個
数は1であるとするが、この場合はプリンタ20や表示
器18には出力しない。ST15では、入力した単品コ
ードに該当する前記単品テーブル31の単価にST14
で得られた個数とを乗算して販売金額を算出し、それを
プリンタ20によりレシート用紙などに印字するととも
に表示器18にも表示する。なおこのとき個数が2以上
の場合は、販売金額のみならず単価も同時に出力する。
ST16では以上の処理結果得られた単品コード、個数
および販売金額などの商品データを前記送信バッファ3
6に格納する。この後、ST13にもどって次の単品デ
ータを処理する。かくて、1取引分の欠落した商品デー
タを全て入力処理おわると、キャッシャはキーボード1
6上の預/現計キーK6などの締めキーを入力する。す
るとST17で、前記顧客合計器33の内容に基づいて
合計金額を算出後、この合計金額、税額、預かり金額、
釣銭などを前記送信バッファ36に格納するとともに、
プリンタ20によりレシート用紙などに印字する。更に
ST18では、再登録データの送信処理をする。すなわ
ち、前記送信バッファ36に蓄積された再登録データに
対して一時保管エリア37に格納された一連番号を付加
してこれらを前記通信回線2を介してホストコンピュー
タ3に送信する。なお、信計などその他の締めキーよっ
て再登録を終了させることも可能であるが、略これと同
じ処理内容であるので説明を省略する。以上で再登録を
終了する。このように構成された本実施例のPOSター
ミナル1においては、RAM13の単品テーブル31は
システムの立ち上げ時や、開店前には、ホストコンピュ
ータ3からのダウン・ライン・ローディングによって受
信されたデータを書込み記憶する。これらのRAM13
の記憶内容はバッテリ13aによって主電源がオフされ
た後もバックアップされる。そこで、POSターミナル
1のキーボード16またはスキャナ22より単品コード
データなどを入力させると、商品データがプリンタ20
によってレシート用紙などに印字されるとともに、入力
した単品コードデータがプリンタ20によりジャーナル
用紙にバーコード印字される。また、メモリ処理におい
ては販売金額が顧客合計器32に加算され、また、商品
データが前記送信バッファ36に蓄積される。キーボー
ド16上の預/現計キーK6などの締めキーを入力した
場合には、前記顧客合計器33の内容に一定税率を乗算
した税額およびこの税額を更に前記顧客合計器33の内
容に加算させて算出した合計金額がそれぞれメモリ処理
される。1取引が終了すると、送信バッファに蓄積され
た商品データ、合計データなどの取引データおよびその
取引を識別する一連番号が通信回線2を介してホストコ
ンピュータ3に送信される。したがって、再登録の際に
はジャーナルに印字された一連番号印字37により欠落
データを見出したなら、買い上げ商品は無くとも、ジャ
ーナルに印字された単品コードデータに対応したバーコ
ード印字をスキャナで読み取って欠落データに該当する
単品コードデータを入力することを可能とした。その結
果、合計金額などを含む取引データおよび一連番号が通
信回線2を介してホストコンピュータ3に再送信され
る。したがって、再登録の際のキャッシャの負担を軽減
するとともに、迅速に再登録することを可能とした。
【0014】なお、前記実施例では、一連番号は取引デ
ータごとに更新したが、数取引分まとまめて更新するよ
うにしてもよく、また一連番号のジャーナル用紙への印
字は一取引分ごとでなく、一連番号が更新されるごとに
印字してもよい。また、ホストコンピュータ3とPOS
ターミナル1ホストコンピュータ3とPOSターミナル
1とが一連番号に基づいて欠落データを判断したが、一
連番号の代わりに時刻データを用いてもよい。更に、前
記実施例では再登録では1取引ごとの取引データをホス
トコンピュータ3に送信したが、複数取引分まとめて送
信するようにしてもよい。なお、ホストコンピュータに
複数台のPOSターミナルが接続されている場合には、
別のPOSターミナルの取引データの欠落データについ
ても入力をおこなって、再送信させることも可能であ
る。その場合には再登録のときに、一連番号とともにP
OSターミナルを識別する識別番号も入力するようにな
る。したがって、欠落データを再登録する機能は複数台
のうちのいずれか1台にあればよく、更に、ホストコン
ピュタにバーコード読取り手段を設けて、ホストコンピ
ュータで直接入力するようにしてもよい。この他本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能であ
ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末機は取引データを識別する識別データをジャーナル
用紙に印字するとともに、登録した単品コードデータの
印字をジャーナル用紙にバーコード印字させておくの
で、欠落データのリカバリー処理の際にはジャーナルの
印字から当該欠落データを抽出するとともに、そのまま
バーコード印字をスキャナーで読み取ることにより単品
コードデータの入力を可能とした。その結果、リカバリ
ー処理の際のキャッシャなどのオペレータの負担を軽減
するとともに、処理の迅速化、入力ミスの登録防止によ
り作成する管理資料の信頼性を向上し得る商品販売デー
タ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるPOSシステムの全体
構成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるPOSターミナルのキーボー
ドの配置図。
【図3】同実施例におけるPOSターミナルのRAMの
主要なメモリ構成を示す図。
【図4】同実施例におけるPOSターミナルのCPUの
単品データ処理を示すフローチャート。
【図5】同実施例におけるPOSターミナルの発行した
レシートおよびジャーナルの一例を示す図。
【図6】同実施例におけるPOSターミナルのCPUの
小計処理を示すフローチャート。
【図7】同実施例におけるPOSターミナルのCPUの
預/現計処理を示すフローチャート。
【図8】同実施例におけるPOSターミナルのCPUの
再登録処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 POSターミナル(端末機)。 2 通信回線(通信手段)。 3 ホストコンピュータ(ホスト機器)。 16 キーボード(入力手段)。 20 プリンタ。 22 スキャナー(入力手段)。 11 CPU。 12 ROM。 13 RAM。 33 取引合計器(識別データ記憶手段)。 ST5 ジャーナル印字制御手段。 ST11 取引データ送信手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段から、単品コードデータを含み販
    売取引に関する一取引単位の入力データが入力され、入
    力された一取引単位の入力データに基づいて取引データ
    を作成してその取引の内容を登録するための端末機と、
    この端末機に通信手段を介して接続され、端末機から前
    記取引データを収集して管理データを作成するホスト機
    器とからなる商品販売データ処理装置において、 前記端末機は、ジャーナル用紙に印字を行うためのプリ
    ンタと、 前記取引データの所定数に対応して更新された前記取引
    データを識別するための識別データを記憶する識別デー
    タ記憶手段と、 前記入力手段から入力される入力データに基づいて作成
    される前記取引データに、前記識別データ記憶手段に記
    憶され、作成された取引データを示す識別データを付し
    て前記通信手段を介して前記ホスト機器に送信出力する
    取引データ送信手段と、 前記入力データに基づいて、単品コードデータを含むジ
    ャーナル印字データおよび前記識別データのうち少なく
    とも単品コードデータをバーコードで前記プリンタによ
    りジャーナル用紙に印字するジャーナル印字制御手段と
    を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08315255A (ja) * 1995-05-23 1996-11-29 Nec Corp 電子キャッシュレジスタ
US6091510A (en) * 1996-09-12 2000-07-18 Nec Corporation Journal device which facilitates retrieval of data printed on journal paper
US6501558B2 (en) * 1998-08-28 2002-12-31 Seiko Epson Corporation Data separating interface apparatus and method

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JP2918766B2 (ja) 1999-07-12

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