JPH06309227A - キャッシュメモリ装置 - Google Patents

キャッシュメモリ装置

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Publication number
JPH06309227A
JPH06309227A JP5100867A JP10086793A JPH06309227A JP H06309227 A JPH06309227 A JP H06309227A JP 5100867 A JP5100867 A JP 5100867A JP 10086793 A JP10086793 A JP 10086793A JP H06309227 A JPH06309227 A JP H06309227A
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JP
Japan
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data
way
signal
write
control circuit
Prior art date
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Application number
JP5100867A
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English (en)
Inventor
Itsuko Kinoshita
伊都子 木下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトスルー方式のキャッシュメモリ装置に
おいて、連続してライトミスした場合にはそのデータを
無効なデータとリプレースすることにより、キャッシュ
メモリ装置のヒット率を向上させる。 【構成】 ライトスルー方式のキャッシュメモリ装置に
おいて、データバッファとアドレスの一部を記憶するラ
ッチとリプレース判定回路を設け、その制御回路を付加
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコントローラ付きのキ
ャッシュメモリ装置に関し、特にライトスルー方式を採
用しているキャッシュメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はキャッシュメモリシステムを説明
するブロック図で、キャッシュメモリシステムはデータ
処理装置27と、システムバス28を介してデータ処理
装置27に接続された主メモリ29と、データ処理装置
27に接続されたキャッシュメモリ装置30とで構成さ
れている。このキャッシュメモリ装置30では4ウェイ
セットアソシアティブ方式とライトスルー方式とが採用
されており、常に主メモリ29と、データの一致が維持
されている。データ処理装置27のリード動作におい
て、キャッシュメモリ装置30は該当するアドレスのデ
ータがストアされているかを判定する。ストアされてい
る場合をキャッシュヒットと呼び、キャッシュメモリ装
置30はそのデータをデータ処理装置27に転送する。
一方、ストアされていない場合をキャッシュミスと呼
び、キャッシュメモリ装置30は、主メモリ29からス
トアすべきデータを含む4ワードのデータを転送する。
【0003】図6は従来のキャッシュメモリ装置を示す
ブロック図である。このキャッシュメモリ装置は、4つ
のウェイの各々について設けられたアドレスタグメモリ
2及びデータメモリ3と、セレクタ4と、デコーダ5
と、LRUビットメモリ6と、LRU制御回路7と、比
較器8と、4つのワードセレクタ13と、4つの論理回
路10と、バリッドビット制御回路11と、論理回路1
0やアドレスタグメモリ2から出力される信号に基づい
てキャッシュヒットを判定するヒット判定部12と、ウ
ェイを選択するためのウェイセレクタ9とを含む。な
お、この図では、アドレス信号1は、アドレスタグ(1
A)、セットセレクト(1B)、ワードセレクト(1
C)に分けることができる。また、(HT)はヒット信
号、(WS)はウェイセレクト信号、(RW)はリード
/ライト信号、(D)はデータ信号、(RP)はリプレ
ース信号、(V)はバリッド信号、(IV)はインバッ
リド信号を示す。
【0004】アドレス信号1が入力されると、アドレス
タグ(1A)が比較器8に転送される。セットセレクト
(1B)はデコーダ5に与えられ、デコードによりLR
Uビットメモリ6とアドレスタグメモリ2とデータメモ
リ3のエントリが指定される。アドレスタグメモリ2
は、デコーダ5により指定されたエントリのアドレスタ
グを比較器8に送り、比較器8においてそのアドレスタ
グと外部からのアドレスタグ(1A)とを比較する。同
時に、データメモリ3もデコーダ5により指定されたエ
ントリのデータ(4ワード)をワードセレクタ13に送
る。ワードセレクタ13では外部から入力されたワード
セレクト(1C)に従って、4ワードのデータのうちの
1ワードをウェイセレクタ9に送る。比較器8における
比較結果を示す信号は、論理回路10によってバリッド
ビットと論理和され、そのアドレスタグ(キャッシュメ
モリ装置中にストアされているデータ)が有効かどうか
を判断する。各論理回路10の出力は、ヒット判定部1
2に与えられる。ヒット判定部12でどのウェイがヒッ
トしているか判定され、ウェイセレクト信号(WS)及
びヒット信号(HT)を出力する。
【0005】リード/ライト信号(RW)がリードを示
し、アドレスタグが一致し、かつ。バリッドビットも有
効であった場合、キャッシュヒットとして、ウェイセレ
クト信号(WS)のうちの1つがアクティブになり(ヒ
ットしたウェイを示す)、ヒット信号(HT)もアクテ
ィブになる。ウェイセレクタ9はウェイセレクト信号
(WS)によって指定されるウェイのデータをデータ処
理装置27に出力する。これと同時に、ウェイセレクト
信号(WS)及びヒット信号(HT)はLRU制御回路
7にも送られる。LRU制御回路7では、どのウェイが
ヒットしたかをLRU情報としてLRUビットメモリ6
に送り、LRUビットメモリ6はこの情報をデコーダ5
により指定されたエントリに記憶する。
【0006】リード/ライト信号(RW)がリードを示
し、アドレスタグが一致せず、または、バリッドビット
が無効であった場合、キャッシュミスとして、ウェイセ
レクト信号(WS)はいずれもアクティブにならない。
また、ヒット信号(HT)もノンアクティブになる。ウ
ェイセレクタ9はヒット信号(HT)がアクティブでな
いのでデータを出力しない。外部から該当するデータを
含むブロックのデータ(4ワード)が読み込まれる。L
RU制御回路7は、ノンアクティブのヒット信号(H
T)に応答してキャッシュミスしたことを認識し、LR
Uビットメモリ6からデコーダ5により指定されたエン
トリのデータを読み出す。そして、LRU制御回路7
は、どのウェイをリプレースするかをセレクタ4バリッ
ドビット制御回路11、及びウェイセレクタ9に知らせ
る。セレクタ4は、LRU制御回路7により指定された
ウェイのアドレスタグメモリ2中の、デコーダ5により
指定されたエントリにアドレスタグ(1A)を記憶す
る。バリッドビット制御回路11も該当するウェイの該
当するエントリのバリッドビットを有効にする。ウェイ
セレクタ9は、該当するウェイのデータメモリ3の該当
するエントリに外部から読み込まれたデータ(4ワー
ド)を記憶する。LRU制御回路7は、リプレースする
ウェイの情報を出力した後、リプレースしたウェイが一
番新しいウェイになるよう、LRUビットメモリ6を書
き換える。
【0007】リード/ライト信号(RW)がライトを示
し、アドレスタグが一致し、かつ、バリッドビットが有
効であった場合、ライトヒットとして、ウェイセレクト
信号(WS)のうちの1つがアクティブになり、ヒット
信号(HT)もアクティブになる。ウェイセレクタ9は
ウェイセレクト信号(WS)によって指定されるウェイ
にデータ処理装置27からのデータ(1ワード)を入力
する。該当するウェイのワードセレクタ13は、外部か
らのワードセレクト(1C)に従って、デコーダ5によ
り指定されたエントリの該当するワードのデータを書き
換える。これと同時に、LRU制御回路7は、ライトヒ
ットしたことを認識し、該当するエントリの該当するウ
ェイが一番新しいウェイになるよう、LRUビットメモ
リ6を書き換える。
【0008】リード/ライト信号(RW)がライトを示
し、アドレスタグが一致せず、または、バリッドビット
が無効であった場合、ライトミスとして、ウェイセレク
ト信号(WS)はいずれもアクティブにならない。ま
た、ヒット信号(HT)もノンアクティブになる。バリ
ッドビット制御回路11、ウェイセレクタ9及びLRU
制御回路7はライトミスであることを認識し、何も動作
しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ライトスルー方式を採
用しているので、ライトミスしたときには何も動作せ
ず、従って、キャッシュメモリ装置内に無効なデータが
多いときにもデータを取り込まないため、キャッシュメ
モリ装置の容量を効率よく使うことができないという問
題があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、連続してライトミスした場合に
はそのデータを無効なデータとリプレースすることによ
り、キャッシュメモリ装置のヒット率を向上させること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるキャ
ッシュメモリ装置は、データバッファとアドレスの一部
を記憶するラッチとリプレース判定回路を設け、その制
御回路を付加する。
【0012】
【作用】この発明におけるラッチは、連続してライトミ
スしたデータを無効なデータとリプレースすることによ
り、ヒット率を向上させる。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1にこの発明の一実施例であるキャッシュメモ
リ装置のブロック図を示す。このキャッシュメモリ装置
は、4つのウェイ(図では、省略して2つのウェイを示
している。)の各々について設けられたアドレスタグメ
モリ2及びデータメモリ3と、セレクタ4と、デコーダ
5と、LRUビットメモリ6と、LRU制御回路7と、
比較器8と、ウェイを選択するためのウェイセレクタ9
と、4つの論理回路10と、バリッドビット制御回路1
1と、論理回路10からのヒットしたウェイを示すウェ
イヒット信号に基づいてキャッシュヒットを判定するヒ
ット判定部12と、ワードセレクタ13とを含む。ま
た、連続したライトミスを検出してキャッシングするの
を制御するデータバッファ制御回路14と入力されたデ
ータをデータバッファ制御回路14に送るか、データメ
モリ3に送るかを選択する第1マルチプレクサ15と、
ワードセレクタ13からのデータとデータバッファ制御
回路14からのデータのどちらかを選択する第2マルチ
プレクサ16と、連続してライトミスしたデータのアド
レスと同じエントリの各ウェイについてリプレース可能
なデータがあるかどうかを判定するリプレース判定回路
17を含む。なお、この図では、アドレス信号1は、ア
ドレスタグ(1A)、セットセレクト(1B)、及びワ
ードセレクト(1C)に分けることができる。また、こ
の図において、(HT)はヒット信号、(WS)はウェ
イセレクト信号、(RW)はリード/ライト信号、
(D)はデータ、(RP)はリプレース信号、(V)は
バリッド信号、(1V)はインバリッド信号、(CL
K)はクロック信号、(WD)はライトデータ、(WM
D)はライトミスデータ、(BW)はバッファライト信
号、(VB)バリッドビット、(IW)は無効ウェイ信
号、(RE)はリプレースイネーブル信号を示す。
【0014】まず、リード動作について説明する。リー
ド/ライト信号(RW)がリードを示し、アドレス1が
入力されると、アドレスタグ(1A)、セットセレクト
(1B)及びワードセレクト(1C)はデータバッファ
制御回路14に入力されるが、それらはそのままアドレ
スタグ(1A’)、セットセレクト(1B’)およびワ
ードセレクト(1C’)として出力される。アドレスタ
グ(1A’)は比較器8に転送される。セットセレクト
(1B’)はデコーダ5に与えられ、デコードによりL
RUビットメモリ6とアドレスタグメモリ2とデータメ
モリ3のエントリが指定される。アドレスタグメモリ2
は、デコーダ5により指定されたエントリのアドレスタ
グを比較器8に送り、比較器8においてそのアドレスタ
グと外部からのアドレスタグ(1A’)とを比較する。
同時に、データメモリ3もデコーダ5により指定された
エントリのデータ(4ワード)をウェイセレクタ9に送
る。比較器8における比較結果を示す信号は、論理回路
10によってバリッドビットと論理和され、そのアドレ
スタグ(キャッシュメモリ装置中にストアされているデ
ータ)が有効かどうかを判断する。各論理回路10の出
力は、ヒット判定部12に与えられる。ヒット判定部1
2はどのウェイがヒットしたかを判定し、ウェイセレク
ト信号(WS)をアクティブにする。リプレース判定回
路17ではライトミスでないため、無効ウェイ信号(I
W)とリプレースイネーブル信号(RE)をアクティブ
にしない。
【0015】リード/ライト信号(RW)がリードを示
し、アドレスタグが一致し、かつ、バリッドビット(V
B)が有効である場合、キャッシュヒットとして、ウェ
イセレクト信号(WS)のうちの1つがアクティブにな
り(ヒットしたウェイを示す)、ヒット信号(HT)も
アクティブになる。ウェイセレクタ9はウェイセレクト
信号(WS)によって指定されるウェイのデータを第2
マルチプレクサ16を通してワードセレクタ13に送
る。ワードセレクタ13は、ワードセレクト(1C’)
で指定されるワードを第1マルチプレクサ15を通して
データ処理装置27へ出力する。これと同時に、ウェイ
セレクト信号(WS)及びヒット信号(HT)はLRU
制御回路7にも送られる。LRU制御回路7はリードヒ
ットしたことを認識し、該当するエントリの該当するウ
ェイが一番新しいウェイになるよう、LRUビットメモ
リ6を書き換える。
【0016】リード/ライト信号(RW)がリードを示
し、全てのアドレスタグが一致せず、または、一致して
もバリッドビット(VB)が無効である場合、キャッシ
ュミスとして、ウェイセレクト信号(WS)はいずれも
アクティブにならない。また、ヒット信号(HT)もノ
ンアクティブになる。ウェイセレクタ9はヒット信号
(HT)がアクティブでないので、データを出力しな
い。外部から該当するデータを含むブロックのデータ
(4ワード)が第1マルチプレクサ15を通してデータ
メモリ3へ読み込まれる。LRU制御回路7は、ノンア
クティブのヒット信号(HT)に応答してキャッシュミ
スしたことを認識し、LRUビットメモリ6から、デコ
ーダ5により指定されたエントリのデータを読み出す。
そして、LRU制御回路7は、どのウェイをリプレース
するかをセレクタ4、バリッドビット制御回路11、及
びウェイセレクタ9にリプレース信号(RP)によって
知らせる。セレクタ4は、LRU制御回路7からのリプ
レース信号(RP)で指定されたウェイのアドレスタグ
メモリ2中の、デコーダ5により指定されたエントリに
アドレスタグ(1A’)を記憶する。バリッドビット制
御回路11も該当するウェイの該当するエントリのバリ
ッドビットを有効にする。ウェイセレクタ9は、該当す
るウェイのデータメモリ3の該当するエントリに外部か
ら読み込まれたデータ(4ワード)を記憶する。LRU
制御回路7は、リプレースするウェイの情報を出力した
後、リプレースしたウェイが一番新しいウェイになるよ
う、LRUビットメモリ6を書き換える。
【0017】次にライト動作について説明する。リード
/ライト信号(RW)がライトを示し、アドレス信号1
が入力されると、アドレスタグ(1A)、セットセレク
ト(1B)及びワードセレクト(1C)はデータバッフ
ァ制御回路14に入力されるが、それらはそのままアド
レスタグ(1A’)、セットセレクト(1B’)および
ワードセレクト(1C’)として出力される。リード動
作と同様にして外部からのアドレスタグ(1A’)とア
ドレスタグメモリ2中のアドレスタグとが比較される。
【0018】リード/ライト信号(RW)がライトを示
し、アドレスタグが一致し、かつ、バリッドビット(V
B)が有効である場合、ライトヒットとして、ウェイセ
レクト信号(WS)のうちの1つがアクティブになり、
ヒット信号(HT)もアクティブになる。第1マルチプ
レクサ15はデータ処理装置27からのデータ(1ワー
ド)をワードセレクタ13に送る。ワードセレクタ13
は、第2マルチプレクサ16を通してウェイセレクタ9
にそのデータを送り、ウェイセレクタ9はウェイセレク
ト信号(WS)によって指定されるウェイにデータを入
力し、デコーダ5によって指定されるエントリのワード
セレクト(1C’)によって指定されるワードのデータ
を書き換える。これと同時に、LRU制御回路7は、ラ
イトヒットしたことを認識し、該当するエントリの該当
するウェイが一番新しいウェイになるよう、LRUビッ
トメモリ6を書き換える。
【0019】リード/ライト信号(RW)がライトを示
し、全てのアドレスタグが一致せず、または、一致して
もバリッドビット(VB)が無効であった場合、ライト
ミスとして、ウェイセレクト信号(WS)はいずれもア
クティブにならない。また、ヒット信号(HT)もノン
アクティブになる。データ処理装置27からのデータ
(1ワード)は、第1マルチプレクサ15でデータバッ
ファ制御回路14に送られる。データバッファ制御回路
14はライトミスしたことを認識し、アドレスタグ(1
A)とセットセレクト(1B)を記憶する。第1マルチ
プレクサ15から送られたデータは、ワードセレクト
(1C)に従ってデータバッファ制御回路14内に記憶
される。
【0020】図2にリプレース判定回路17の回路図を
示す。リプレース判定回路17では、ライトミスと判断
すると各ウェイのバリッドビット(VB)を参照し、デ
ータが無効であるウェイを4本(図においては省略して
2本示している。)の無効ウェイ(IW)で示す。4本
のバリッドビット(VB)のうち1本でもインバリッド
を示していれば、リプレースイネーブル信号(RE)を
アクティブにする。LRU制御回路7は、該当するエン
トリのLRUビットメモリと無効ウェイ信号(IW)と
リプレースイネーブル信号(RE)を参照して、無効で
あり最も古くアクセスされているウェイをリプレース信
号(RP)で示す。無効ウェイ信号(IW)がどれもア
クティブにならない(どのウェイも有効なデータが格納
されている)場合、リプレースイネーブル信号(RE)
はアクティブにならず、LRU制御回路7はリプレース
するウェイを示さない。
【0021】図3にデータバッファ制御回路14のブロ
ック図を示す。ライトミスしたとき、外部からのアドレ
スタグ(1A)は第1ラッチ18に、セットセレクト
(1B)は第2ラッチ19に記憶される。リプレース判
定回路17からのリプレースイネーブル信号(RE)が
アクティブであれば、外部からのワードセレクト(1
C)に従って(制御回路24でデコードされてセレクト
信号として出力される)、第1マルチプレクサ15から
のライトミスデータ(WMD)は第1レジスタ20〜第
4レジスタ23のうちのどれかに記憶される。この場
合、ワードセレクト(1C)が01だったとすると、デ
ータは第2レジスタ21に記憶される。そして、制御回
路24内で、カウントが1とされる(図4は、図3の制
御回路24の詳細を示した回路図である。)
【0022】次にアクセスされたアドレスもライトミス
だとする。第1ラッチ18の中のアドレスタグと、新し
いアドレスタグとを第1比較器25で比較し、また、第
2ラッチ19の中のセットセレクトと新しいセットセレ
クトとを第2比較器26で比較した結果、どちらも一致
しており、リプレース判定回路17からのリプレースイ
ネーブル信号(RE)がアクティブである場合、制御回
路24でのカウントを2とする。同時に、第1マルチプ
レクサ15からのライトミスデータ(WMD)をワード
セレクト(1C)に従って第3レジスタ22に記憶す
る。同様にして、アドレスタグとセットセレクトが一致
するライトデータが4つ入力されると(カウントが4に
なると)、4回目のライトミスのサイクル中に、制御回
路24はバッファライト信号(BW)をアクティブにし
てデータバッファ制御回路14からライトデータ(W
D)を出力する。すると、第2マルチプレクサ16によ
ってデータバッファ制御回路14からのライトデータ
(WD)(4ワード)がウェイセレクタ9に送られ、リ
プレース信号(RP)で指定されるウェイのデータメモ
リ3に4ワード同時に記憶される。これらの動作と同時
に、LRU制御回路7からはリプレース判定回路17か
らの無効ウェイ信号(IW)を参照したリプレース信号
(RP)が出力され、リードミスが起こったときと同様
に、バリッドビット制御回路11はリプレース信号(R
P)で指定されたウェイのデコーダ5で指定されたエン
トリのバリッドビットを有効にする。また、LRU制御
回路7はリプレースされたウェイが一番新しくなるよう
に、LRUビットメモリ6のデコーダ5で指定されたエ
ントリのデータを書き換える。
【0023】ライトミスが連続しなかった場合、また
は、ライトミスが連続しても同じアドレスタグとセット
セレクトではなかった場合、または、ライトミスが連続
しても4回に達しなかった場合、または、ライトミスが
連続しても無効なウェイが存在しなかった場合、カウン
トを0としてキャッシングしない。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、連続し
て同じブロック内のデータに関してライトミスした場
合、キャッシュメモリ装置内の無効なデータとリプレー
スするようにすれば、キャッシュメモリ装置内には常に
多くの有効なデータが記憶されていることになり、キャ
ッシュメモリ装置の容量を効率よく使用することができ
るという効果がある。また、4ワードをライトミスのサ
イクル中に同時に記憶するため、無駄なバスサイクルが
なく、システムとして効率がよいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるキャッシュメモリ装
置のブロック図である。
【図2】図1に示すリプレース判定回路の回路図であ
る。
【図3】図1に示すデータバッファ制御回路のブロック
図である。
【図4】図3に示す制御回路の詳細な図である。
【図5】キャッシュメモリシステムの一例を示した図で
ある。
【図6】従来のキャッシュメモリ装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 アドレス信号 1A アドレスタグ 1B セットセレクト 1C ワードセットセレクト 2 アドレスタグメモリ 3 データメモリ 4 セレクタ 5 デコーダ 6 LRUビットメモリ 7 LRU制御回路 8 比較器 9 ウェイセレクタ 10 論理回路 11 バリッドビット制御回路 12 ヒット判定部 13 ワードセレクタ 14 データバッファ制御回路 15 第1マルチプレクサ 16 第1マルチプレクサ 17 リプレース判定回路 18 第1ラッチ 19 第2ラッチ 20 第1レジスタ 21 第2レジスタ 22 第3レジスタ 23 第4レジスタ 24 制御回路 25 第1比較器 26 第2比較器 27 データ処理装置 28 システムバス 29 主メモリ 30 キャッシュメモリ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライトスルー方式のキャッシュメモリ装
    置において、 連続してライトミスが起こったことを認識する認識手段
    と、 データを記憶するデータバッファと、 アドレスの一部を記憶する少なくとも1つのラッチと、 複数のワードをデータメモリに一度に書き込む手段と、 キャッシュメモリ装置内のデータの有効/無効を示す指
    示手段とを持ち、 連続してライトミスが起こったときにそのデータを無効
    なデータとリプレースすることを特徴とするキャッシュ
    メモリ装置。
JP5100867A 1993-04-27 1993-04-27 キャッシュメモリ装置 Pending JPH06309227A (ja)

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