JPH05342101A - 階層キャッシュ・メモリ - Google Patents

階層キャッシュ・メモリ

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JPH05342101A
JPH05342101A JP4153498A JP15349892A JPH05342101A JP H05342101 A JPH05342101 A JP H05342101A JP 4153498 A JP4153498 A JP 4153498A JP 15349892 A JP15349892 A JP 15349892A JP H05342101 A JPH05342101 A JP H05342101A
Authority
JP
Japan
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tag
cache memory
address
level cache
storage means
Prior art date
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Application number
JP4153498A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Sugino
正敏 杉野
Naozumi Aoki
直純 青木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タグ部のアドレス部のビット数を削減し、ハ
ードウェア物量を減少させること。 【構成】 中央処理装置1には、キャッシュ・メモリ2
が設けられ、また、記憶制御装置5には、複数の中央処
理装置によって共有されうるキャッシュ・メモリ3と、
キャッシュ・メモリ2のタグ部の写しを保持するタグ部
記憶手段4とが設けられている。タグ部記憶手段4には
キャッシュ・メモリ3のタグ部に格納されるアドレスの
一部のビットと、キャッシュ・メモリ2の該当ブロック
がキャッシュ・メモリ3のどのウェイに格納されている
かを示すウェイ番号が格納されている。ウェイ番号を用
いて、タグ部記憶手段4を検索することができるので、
タグ部記憶手段4とキャッシュ・メモリ3のアドレス部
の重複部分をタグ部記憶手段4が保持する必要はなく、
そのビット数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置の主記
憶装置アクセスを高速に行うための階層キャッシュ・メ
モリに関し、特に、本発明はタグ部のアドレス部のビッ
ト数を削減し、ハードウェア物量を減少させた階層キャ
ッシュ・メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの性能向上の要求に
伴い、中央処理装置(以下、CPUという)と主記憶装
置の間に緩衝記憶装置(バッファ・ストレージ、以下、
BSという)を持ち、実効的な主記憶装置のアクセス時
間を短縮するものが多い。BSでは、他のCPUやチャ
ネル装置からのメモリへの書き込み要求に対して、自B
S内にもし同一アドレスのデータがあれば、それを無効
化する必要がある。大型計算機では、この処理の高速化
のために、記憶制御装置内にBSのタグ部の写しを持つ
方式が一般的になってきている。また、BSの容量も年
々増加しており、それに付随してタグ部として必要な記
憶容量も増加し、非常に大規模なハードウェアが要求さ
れてきている。このため、よりハードウェアの少ない方
式が求められてきている。
【0003】図6は本発明の前提となる階層キャッシュ
・メモリ・システムの構成を示す図であり、同図は2つ
のCPUによって共有される大容量のキャッシュ・メモ
リを記憶制御装置中に備えた階層キャッシュ・メモリ・
システムを示した図である。同図において、100,1
01は第1および第2のCPU、110,111は第1
および第2のCPUに設けられた小容量で高速な第1レ
ベルのキャッシュ・メモリ(ローカル・バッファ・スト
レージ、以下、LBSという)、200は記憶制御装置
(メモリ・コントロール・ユニット、以下、MCUとい
う)、210はMCU200内に設けられた第2レベル
のキャッシュ・メモリ(グローバル・バッファ・ストレ
ージ、以下、GBSという)である。
【0004】220,221は、それぞれLBS110
およびLBS111のタグ部の写しを持つ第1および第
2のタグ部記憶手段(以下、TAGという)であり、前
記したように他のCPUやチャネル装置からのメモリへ
の書き込み要求に対して、LBS110,LBS111
内に同一アドレスのデータが存在するか否かを検索し、
存在する場合にそれを無効化するための処理を高速化す
るために設けられたものである。また、300は主記憶
装置(メイン・ストレージ・ユニット、以下、MSUと
いう)である。
【0005】図6において、CPU100からMCU2
00にアクセス要求が発行されると、要求アドレスを用
いて、GSB210の検索が行われる。処理要求アドレ
スを含むブロックがGBS210に存在することが検出
されると、TAG221の検索指示が発行され、TAG
221の検索が行われる。図5(a)は従来の階層キャ
ッシュ・メモリ・システムにおけるTAG220,TA
G221のデータ構造を示す図であり、同図に示すよう
に、TAG220,TAG221は、それぞれ、LBS
110,111のエントリ制御情報と、LBS110,
111の比較アドレスを完全な形で保持している。
【0006】上記のように、TAG221の検索指示が
発行されると、図5(a)に示すTAG221に保持さ
れた比較アドレスと処理要求アドレスが比較され、これ
が一致し、処理要求アドレスを含むブロックがLBS1
11内に存在することが検出されると、そのヒット信号
が無効化処理回路に送られ、LBS111の無効化など
の処理が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
方式においては、図5(a)に示すように、MCU20
0内に設けらたTAG220,TAG221がLBS1
10,LBS111のタグ部の写しを完全な形で保持し
ていた。そのため、GBS210のアドレス部とTAG
220,TAG221のアドレス部に重複する部分が生
じ、大量のメモリ素子を必要とし、製品のコストを高く
するとともに、処理装置内での信号伝播にかかる時間を
大きくし、性能にも悪影響があるという欠点があった。
【0008】本発明は上記した従来技術の欠点に鑑みな
されたものであって、TAG220,TAG221のア
ドレス部のビット数を削減し、ハードウェア物量を減少
させることにより、製品のコストを低減化するととも
に、その性能を向上させた階層キャッシュ・メモリを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。本発明においては、図1に示すように、中央
処理装置1と、データ部とタグ部からなる中央処理装置
固有の第1レベルのキャッシュ・メモリ2と、記憶制御
装置と複数の中央処理装置によって共有されうるデータ
部とタグ部を備えた第2レベルのキャッシュ・メモリ3
と、第1レベルのキャッシュ・メモリ2のタグ部の写し
を保持するタグ部記憶手段4とを備え、第2レベルのキ
ャッシュ・メモリ3のデータが上位にある全ての第1レ
ベルのキャッシュ・メモリ2のデータを包含するように
制御される情報処理装置の階層キャッシュ・メモリにお
いて、タグ部記憶手段4に、第2レベルのキャッシュ・
メモリ3のタグ部に格納されるアドレスの一部のビット
と、第1レベルのキャッシュ・メモリ2の該当ブロック
が第2レベルのキャッシュ・メモリ3のどのウェイに格
納されているかを示す情報を格納し、データの一元性制
御のためのタグ部記憶手段4の参照は、処理要求アドレ
スを含むブロックが第2レベルのキャッシュ・メモリ3
に存在する場合にのみ行われるように構成したものであ
る。
【0010】
【作用】本発明においては、タグ部記憶手段4に、第1
レベルのキャッシュ・メモリ2の該当ブロックが第2レ
ベルのキャッシュ・メモリ3のどのウェイに格納されて
いるかを示す情報を格納し、この情報も、タグ部記憶手
段4の検索に用いるようにしている。
【0011】そして、第1レベルのキャッシュ・メモリ
2に格納されるデータは必ず第2レベルのキャッシュ・
メモリ3に存在するように制御しているため、第1レベ
ルのキャッシュ・メモリ2のタグ部内のアドレス部の一
部が必ず第2レベルのキャッシュ・メモリ3に存在して
いる。従って、処理要求アドレスから検索されたタグ部
記憶手段4のエントリ内のアドレス部の情報、および、
そのエントリ内のウェイ情報が第2レベルのキャッシュ
・メモリ3にヒットした時のウェイ番号に等しいこと、
のアンド条件より、第2レベルのキャッシュ・メモリ3
のタグ部内アドレス部への1対1対応をとることができ
る。
【0012】このため、タグ部記憶手段4と第2レベル
のキャッシュ・メモリ3のアドレス部の重複部分をタグ
部記憶手段4が保持していなくても、従来方式と同等の
比較を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】図2は本発明の1実施例を示す図であり、同
図は前記した図6におけるMCU200の内部の処理を
示した図であり、図6において、アクセス要求がCPU
100より発行された場合を示している。本実施例にお
いては、アドレス幅が31ビット、LBSおよびGBS
が共にストアイン方式で制御され、LBSは64バイト
/ブロック、256ライン、4ウェイ、GBSは512
バイト/ブロック、8192ライン、4ウェイのセット
・アソシアティブ方式で実現されるものとして説明す
る。
【0014】同図において、図6と同一のものには同一
の符号が付されており、210は上記した構成のGB
S、2301はCPUが発行した要求アドレスを保持す
る第1の処理要求アドレス・レジスタであり、2301
aはそのアドレスの0〜9ビット、2301bはそのア
ドレスの10〜17ビット,2301cはそのアドレス
の18〜22ビット、2301dは23〜25ビットを
示す。
【0015】2101は処理要求アドレスの10〜22
ビット(2301b,2301c)により検索されたG
BS210のタグ部の内容と、処理要求アドレス・レジ
スタ2301に保持されたアドレスの0〜9ビット(2
301a)とを比較するGBSタグ・アドレス比較回
路、2102はGBSタグ・アドレス比較回路2101
が一致信号を発生したとき、TAG221の検索指示
と、ヒットしたGBS210のウェイの番号(210
4)を出力するGBSヒット制御回路、2302はCP
Uが発行した要求アドレスを保持する第2の処理要求ア
ドレス・レジスタであり、2302a、2302b、2
302c、2302dは、それぞれ、第1の処理要求ア
ドレス・レジスタ2301と同様、そのアドレスの0〜
9ビット、10〜17ビット,18〜22ビット、23
〜25ビットを示す。
【0016】221は図6に示したLBS111のタグ
部に写しを持つTAGであり、本実施例におけるTAG
221には、図5(b)に示すように、LSB111の
エントリ制御情報、GBS210のエントリ・ウェイ番
号、LBS111のタグ部に保持されたアドレスの内の
10〜17ビットが保持されている。2211は処理要
求アドレスの10〜17ビット(2302b)およびG
BS210においてヒットしたエントリ・ウェイ番号
(2104)と、処理要求アドレスの18〜25ビット
(2301c,2301d)により検索されたTAG2
21のタグ部の内容とを比較するTAGアドレス・ウェ
イ番号比較回路、2212はLBS比較アドレス保持信
号(2213)および無効化処理要求信号(2214)
を出力するTAG一致制御回路、231は無効化処理対
象アドレスを保持する無効化処理対象アドレス・レジス
タである。
【0017】なお、図示されていないが、MCU200
内には、TAG221と同様、TAG220および、そ
の周辺回路であるTAGアドレス・ウェイ番号比較回
路、TAG一致制御回路、無効化処理対象アドレス・レ
ジスタが設けられており、TAG220も、図5(b)
に示したTAG221と同様な構造を持つ。図3は図2
に示した実施例の制御タイム・チャートを示す図であ
り、図2の実施例の動作を図3のタイム・チャートを参
照しながら説明する。
【0018】CPU100からMCU200(図6参
照)にアクセス要求が発行されると、処理要求アドレス
は第1の処理要求アドレス・レジスタ2301に保持さ
れる(図3の(t1)参照)。処理要求アドレスの10
〜22ビット(2301b,c)はGBS210に与え
られて、そのタグ部の内容が検索され、検索されたGB
S210のタグ部の内容と処理要求アドレスの0〜9ビ
ット(2301a)が一致するか否かがGBSタグ・ア
ドレス比較回路2101で調べられる(図3の(t2)
参照)。
【0019】処理要求アドレスを含むブロックがGBS
210に存在することが検出されると、GBSヒット制
御回路2102からTAG221の検索指示(210
3)が発行される。また、同時に、GBS210のヒッ
ト・ウェイ番号(2104)がTAGアドレス・ウェイ
番号比較回路2211に与えられる。一方、GBS21
0の検索の間に、処理要求アドレスは第2の処理要求ア
ドレス・レジスタ2302に送られ、保持される。
【0020】次に、処理要求アドレスの18〜25ビッ
ト(2302c,2302d)を用いて、TAG221
の検索が行われ、検索されたTAG221のアドレス部
(処理要求アドレスの10〜17ビット)およびGBS
エントリのウェイ番号と、処理要求アドレスの10〜1
7ビット(2302b)およびGBS210より与えら
れるヒット・ウェイ番号(2104)とがTAGアドレ
ス・ウェイ番号比較回路2211で比較される(図3の
(t3)参照)。
【0021】その比較結果が一致し、処理要求アドレス
のエントリがLBS111(図6参照)に存在すること
が検出されると、TAG一致制御回路2212からLS
B比較アドレス保持信号(2213)および無効化処理
要求信号(2214)が発行され、処理要求アドレスの
0〜17ビット(2302a,2302b)がLBS比
較アドレスとして無効化処理対象アドレス・レジスタ2
31に送られるとともに、LBS111(図6参照)の
エントリの無効化処理等が行われる(図3の(t4)参
照)。
【0022】図4は上記実施例と従来例におけるTAG
220,TAG221に格納されるデータを比較した図
であり、同図において、「比較」は処理要求アドレスに
おける比較器による比較部分、「検索」は処理要求アド
レスにおける各BSによる検索部分、また、「LBST
AG」はLBS110,111のタグ部に格納されるデ
ータ、「GBSTAG」はGBS210のタグ部に格納
されるデータ、「TAG(本発明)」は本発明の実施例
においてTAG220,TAG221に格納されるデー
タ、「TAG(従来例)」は従来例においてTAG22
0,TAG221に格納されるデータを示している。
【0023】同図から明らかなように、従来例において
は、GBS210のタグ部とTAG220,TAG22
1のデータは重複しているが、本発明の実施例において
は、上記重複部分をもっていない。そして、本発明の実
施例においては、TAG220,TAG221に、前記
した図5(b)に示すように、GBS210のウェイの
番号情報を示す1つ以上のビットを記憶させているの
で、GBS210の比較用アドレス部の重複部分を削除
することができる。
【0024】なお、上記実施例では、2CPU、LBS
容量64キロバイト、GBS容量16メガバイトとして
いるが、本発明は、特定のCPU数、LBS、GBSの
容量、ウェイ数などに制限されるものではなく、その他
のCPU数、LBS、GBSの容量、ウェイ数のものに
も適用することができる。また、GBSとTAGの検索
を逐次的ではなく、同時に実行し、ヒットしていないこ
とが判ってからその結果をキャンセルするような方法を
とることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明においては、TAGに、GBSのタグ部に格納さ
れるアドレスの全ビットを格納せず、LBSの該当ブロ
ックがGBSのどのウェイに格納されているかを示す情
報を格納したので、より少ないハードウェアで、MC
U、特に、TAGを構成することが可能となり、データ
処理装置のデータ量の削減に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるタイム・チャートであ
る。
【図4】実施例と従来例におけるTAGに格納されるデ
ータを比較した図である。
【図5】実施例と従来例におけるTAGの構造を示す図
である。
【図6】本発明の前提となる階層キャッシュ・メモリの
構成を示す図である。
【符号の説明】
1,100,101 CPU 2,110,111 第1レベルのキャッシュ・メモリ 200 記憶制御装置 3、210 第2レベルのキャッシュ・メモリ 220,221 タグ部記憶手段(TAG) 300 主記憶装置(MSU) 2301,2302 処理要求アドレス・レジスタ 2101 GBSタグ・アドレス比較回路 2102 GBSヒット制御回路 2211 TAGアドレス・ウェイ番号比較
回路 231 無効化処理対象アドレス・レジス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置(1) と、 データ部とタグ部からなる中央処理装置固有の第1レベ
    ルのキャッシュ・メモリ(2) と、 記憶制御装置と複数の中央処理装置によって共有されう
    るデータ部とタグ部を備えた第2レベルのキャッシュ・
    メモリ(3) と、 第1レベルのキャッシュ・メモリ(2) のタグ部の写しを
    保持するタグ部記憶手段(4) とを備え、 第2レベルのキャッシュ・メモリ(3) のデータが上位に
    ある全ての第1レベルのキャッシュ・メモリ(2) のデー
    タを包含するように制御される情報処理装置の階層キャ
    ッシュ・メモリにおいて、 タグ部記憶手段(4) に、第2レベルのキャッシュ・メモ
    リ(3) のタグ部に格納されるアドレスの一部のビット
    と、第1レベルのキャッシュ・メモリ(2) の該当ブロッ
    クが第2レベルのキャッシュ・メモリ(3) のどのウェイ
    に格納されているかを示す情報を格納し、 データの一元性制御のためのタグ部記憶手段(4) の参照
    は、処理要求アドレスを含むブロックが第2レベルのキ
    ャッシュ・メモリ(3) に存在する場合にのみ行われるこ
    とを特徴とする階層キャッシュ・メモリ。
JP4153498A 1992-06-12 1992-06-12 階層キャッシュ・メモリ Pending JPH05342101A (ja)

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Effective date: 19980922