JPH06308925A - パレット装置、システム及び方法における多絵素深度のパケットバス選択 - Google Patents

パレット装置、システム及び方法における多絵素深度のパケットバス選択

Info

Publication number
JPH06308925A
JPH06308925A JP3147083A JP14708391A JPH06308925A JP H06308925 A JPH06308925 A JP H06308925A JP 3147083 A JP3147083 A JP 3147083A JP 14708391 A JP14708391 A JP 14708391A JP H06308925 A JPH06308925 A JP H06308925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
circuit
bus
register
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3147083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3164379B2 (ja
Inventor
Aken Jerry R Van
アール ファン アーカン ジェリー
R Killebrew Carrell Jr
アール キルブルー ジュニア カーレル
Jeffrey L Nye
エル ナイ ジェフリー
Karl M Guttag
エム グッタグ カール
D Asar Michael
ディー アサル マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/545,421 external-priority patent/US5309551A/en
Application filed by Texas Instruments Inc filed Critical Texas Instruments Inc
Publication of JPH06308925A publication Critical patent/JPH06308925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3164379B2 publication Critical patent/JP3164379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/02Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed
    • G09G5/06Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed using colour palettes, e.g. look-up tables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各バスサイクルにおいてパレット装置に複数
のカラーコードを供給するバスを有するビデオメモリー
のあるディジタルコンピュータにより制御可能なパレッ
ト装置を提供する。 【構成】 パレット装置4000は、バス136からカ
ラーコードを入力させるための多ビット入力4011
と、入力4011からのカラーコードに応じてカラーデ
ータワードを供給する参照用テーブルメモリー4021
とを包含する。カラーコード転送回路4051が入力ラ
ッチ4011と参照用テーブルメモリー4021との間
に接続されて、参照用テーブルメモリーに、入力から、
バス136の全幅を埋める選択可能な幅のカラーコード
を逐次に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の一般的範囲を限定せずに、その背
景を、一例としてコンピューターグラフィックスとの関
連で記述する。
【0002】
【従来技術とその問題点】コンピューターグラフィック
スシステムでは、ダイナミック・ランダムアクセスメモ
リー(DRAM)が低価格であるために、ビットマップ
又は絵素マップメモリーをシステムに設けることが経済
的となっている。その様なビットマップ又は絵素マップ
メモリーでは、表示されるべき各絵素に対応する記憶場
所にカラーコードが格納される。各絵素についてのカラ
ーコードを検索し、その検索したカラーコードに対応す
るラスタースキャンビデオ信号を生成するビデオシステ
ムが設けられる。よって、該メモリーに格納されている
データは、ディスプレイの各絵素について生成されるカ
ラーを決定することによってディスプレイを決定する。
【0003】ディスプレイを自然に見せるという要求
と、必要なメモリーをなるべく小さくするという要求と
は矛盾する。ディスプレイを自然に見せるためには、利
用できるカラーを多数持たなければならない。そのため
には、多数の可能性の中から特定のカラーを指定するの
に、名絵素について多数のビットが必要となる。しか
し、絵素毎に多数のビットを設けるには、記憶のために
多量のメモリーが必要である。ディスプレイ内の各絵素
について数個のビットを設けなければならないので、余
り大きくないディスプレイでも大きなメモリーを必要と
する。よって、多数のカラーから選択をする能力を保ち
ながらディスプレイを記憶するのに必要なメモリーの量
を減少させる何らかの方法を得ると有益である。
【0004】カラーパレットと呼ばれる回路を設ける
と、これらの矛盾する要件を折衷することが出来る。カ
ラーパレットは、実際のカラーデータワードの代わり
に、絵素マップメモリーに記憶されているカラーコード
より長いビット長さを有するカラーデータワードを記憶
する。カラーデータワードは、パレットから直接DA変
換出来る形で表示されるべきカラーを指定することが出
来る。各絵素についてメモリーに記憶されているカラー
コードは、限られた数のビットを有し、これによりメモ
リー要件を減少させる。カラーコードは、数個のカラー
レジスター又はパレット記憶場所の中から一つを選択す
るのに使用される。よって、カラーコード自体はカラー
を定義しないで、選択されたパレット記憶場所を指定す
る。これらのカラーレジスター又はパレット記憶場所
は、各々、絵素マップメモリー内のカラーコードより長
いカラーデータワードを記憶する。カラーパレット内に
設けられるこの様なカラーレジスター又はパレット記憶
場所の数は、カラーコードによりもたらされる選択肢の
数に等しい。例えば、4ビットのカラーコードを使って
n (2−to−the −n)又は16個のパレット記憶場
所を選択することが出来る。カラーデータワードをパレ
ット内でフレームからフレームへと定義し直して、いず
れか一つのフレーム内に存在するよりも遥かに多くのカ
ラーを進行中のフレームのシーケンスにもたらすことが
出来る。
【0005】カラーパレット装置、システム及び方法の
利点の故に、その実施における何らかの改善はコンピュ
ーターカラーグラフィックス技術に有益である。
【0006】
【発明の概要】一般的に、本発明の一つの形は、各バス
サイクルにおいてパレット装置に複数のカラーコードを
供給するバスを有するビデオメモリーのあるディジタル
コンピュータにより制御可能なパレット装置である。該
パレット装置は、該バスからのカラーコードの入力のた
めの多ビット入力と、該入力からのカラーコードに応じ
てカラーデータワードを供給する参照用テーブルメモリ
ーとを含む。参照用テーブルメモリーに、該バスの全幅
を含む選択可能な幅のカラーコードを該入力から順次供
給するためにカラーコード転送回路が該入力と該参照用
テーブルメモリーとの間に接続されている。
【0007】本発明の技術的利点は、同一のパレット装
置を、異なるバス幅又は絵素幅を有するシステムに広く
適用できることである。本発明のこれらの特徴及びその
他の特徴は、図面とともに以下の記述を考察すれば明ら
かとなろう。
【0008】
【実施例】本発明を詳しく説明する前に、図1及び2に
関して、上位システムと関連して動作するグラフィック
プロセッサの基本的動作を簡単に回顧するのが役立つ。
より完全で詳しい説明は、1989年4月27日に出願
されて本願の譲受人に譲渡された特許出願第346,38
8号に見出すことが出来る。前記の出願を、参照により
本書に取り入れるものとする。また、テキサツ・インス
ツルメントTMS34010ユーザーズガイド(198
8年8月);TIGA−340(TM)インターフェー
ス、テキサツ・インスツルメント・グラフィックスアー
キテクチャ、ユーザーズガイド、1989、TMS34
020ユーザーズガイド(1990年1月)、及びTM
S44C251明細書も参照により本書に取り入れるも
のとするが、これらの文献は全て、現在、誰でもテキサ
ス・インスツルメント社から入手することが出来るもの
である。
【0009】システムにおける本発明の実際の実施例
は、発明思想が具体化されている実際のシステム動作に
大きく依存するので、便宜上、本書に記載してある発明
思想の理解を容易にするために、全ての動作及びデータ
移動を事細かに示そうとはしていない。図1は、本発明
の原理に従って構成されたグラフィックスコンピュータ
ーシステム100のブロック図である。グラフィックス
コンピューターシステム100は、上位処理システム1
10に接続されたグラフィックス印刷配線板105を含
む。印刷配線板105上には、グラフィックスプロセッ
サ120、メモリー130、シフトレジスター140、
ビデオパレット150及びディジタル−ビデオ変換器1
60がある。ビデオディスプレイ170は、板105の
ビデオ出力から駆動される。
【0010】上位処理システム110は、グラフィック
スコンピューターシステム100の主要な計算能力をも
たらすものである。上位処理システム110は、好まし
くは、少なくとも一つのマイクロプロセッサ、読み出し
専用メモリー、ランダムアクセスメモリー、及び、完全
なコンピューターシステムを形成するための雑多な周辺
装置を包含する。上位処理システム110は、例えばキ
ーボードやマウスなどの、何らかの形の入力装置と、例
えばディスク駆動機能などの何らかの形の長時間記憶装
置とをも包含するのが好ましい。上位処理システム11
0の構成の詳細はあり触れたものであって当該分野にお
いて周知されているので、本明細書は、この要素につい
てはこれ以上詳しく説明しない。上位処理システム11
0の必須の特徴は、本発明に関するかぎりは、ユーザー
に提示されるべき視覚的表示の内容を上位処理システム
110が決定することである。
【0011】グラフィックスプロセッサ120は、ユー
ザーに提示されるビデオ表示を生成するために本発明に
よる主要なデータ処理を行う。グラフィックスプロセッ
サ120は、上位バス115を介して上位処理システム
110に双方向結合されている。本発明に従って、グラ
フィックスプロセッサ120は上位処理システム110
から独立したデータプロセッサとして動作するけれど
も、グラフィックスプロセッサ120は上位バス115
を介する上位処理システム110からの要求に応答する
ものと思われる。グラフィックスプロセッサ120は、
更に、メモリー130と通信し、且つビデオメモリーバ
ス122を介してビデオパレット150と通信する。グ
ラフィックスプロセッサ120は、ビデオメモリーバス
122を介してビデオRAM132内に記憶されている
データを制御する。また、グラフィックスプロセッサ1
20は、ビデオRAM132又は読み出し専用メモリー
134に記憶されているプログラムにより制御されるこ
とが出来る。読み出し専用メモリー134は、更に、例
えば1種類以上の字体の文字を数字及び頻繁に使われる
アイコンなどの種々のグラフィックイメージデータを包
含することが出来る。また、グラフィックスプロセッサ
120は、ビデオパレット150に記憶されているデー
タを制御する。最後に、グラフィックスプロセッサ12
0はビデオ制御バス124を介してディジタル−ビデオ
変換器160を制御する。グラフィックスプロセッサ1
20は、ビデオ制御バス124を介するディジタル−ビ
デオ変換器160の制御によって、ユーザーに提示され
るビデオイメージのフレーム当たりのライン長さ及びラ
インの数を制御することが出来る。
【0012】ビデオメモリー130は、ビデオメモリー
バス125を介してグラフィックスプロセッサ120に
双方向結合されたビデオRAM132を含む。前述した
様に、ビデオRAM130は、ユーザーに提示されるビ
デオイメージを制御するビットマッピングされたグラフ
ィックスデータを包含する。このビデオデータは、ビデ
オメモリーバス125を介してグラフィックスプロセッ
サ120により操作されることが出来る。また、現行の
表示スクリーンに対応するビデオデータは、ビデオ出力
バス136を介してビデオRAM132から出力され
る。ビデオ出力バス136からのデータは、ユーザーに
提示されるべき絵素に対応する。好適な実施例では、ビ
デオRAM132は、本願の譲受人であるテキサス・イ
ンスツルメント社から市販されている複数のTMS44
251 256KX4型ダイナミックランダムアクセス
集積回路から成る。TMS44251集積回路は、表示
再生及び表示更新を干渉無しに行わせるデュアルポート
を含む。
【0013】ビデオランダムアクセスメモリー132の
典型的構成では、このメモリーは数個の別々のランダム
アクセスメモリー集積回路のバンクから成る。これらの
集積回路の各々の出力は、典型的には、1ないし4ビッ
ト幅に過ぎず、ビデオ出力バス136で出力される。ビ
デオパレット150は、バス136を介してビデオラン
ダムアクセスメモリー132から高速ビデオデータを受
け取る。ビデオパレット150は、ビデオメモリーバス
122を介してグラフィックスプロセッサ120からも
データを受け取る。ビデオパレット150は、並列バス
136で受け取ったデータをバス155を介してビデオ
レベル出力に変換する。この変換は、ビデオメモリーバ
ス122を介してグラフィックスプロセッサ120によ
り指定される参照用テーブルによって達成される。ビデ
オパレット150の出力は、各絵素についての色の色相
及び飽和度から成り、或いは各絵素についての赤、緑及
び青の原色のレベルから成ることが出来る。ビデオメモ
リー132に記憶されているコードと、バス155を介
して出力されるディジタルレベルとからの変換のテーブ
ルは、ビデオメモリーバス122を介してグラフィック
スプロセッサ120から制御される。
【0014】ディジタル−ビデオ変換器160は、バス
155を介してビデオパレット150からディジタルビ
デオ情報を受け取る。ディジタル−ビデオ変換器160
は、ビデオ制御バス124を介してグラフィックスプロ
セッサ120により制御される。ディジタル−ビデオ変
換器160は、ビデオパレット150のディジタル出力
を、ビデオ出力165を介してのビデオディスプレイ1
70への適用のための所望のアナログレベルへ変換する
のに役立つ。
【0015】ビデオパレット150及びディジタル−ビ
デオ変換器160は結合されていて、それらの回路は新
しい装置4000(本書では、これを『プログラマブル
パレット』又は単に『パレット』と称する)を形成する
様に相当改良されている。パレット4000には、複数
のクロック発振器及びプログラマブルクロック選択のた
めのクロック回路4100が随伴している。これらは、
グラフィックスコンピューターシステム及びその動作を
改善するものであり、これについて図22から初めて一
層詳しく説明する。
【0016】最後に、ビデオディスプレイ170は、ビ
デオ出力ライン165を介してディジタル−ビデオ変換
器160からビデオ出力を受け取る。ビデオディスプレ
イ170は、グラフィックスコンピューターシステム1
00のオペレータが見る指定されたビデオイメージを生
成する。ビデオパレット150、ディジタル−ビデオ変
換器160及びビデオディスプレイ170が二つの主要
なビデオ技術に従って動作することが出来るものである
ことに留意しなければならない。第1の技術では、ビデ
オデータは、各絵素についての色の色相及び飽和度で指
定される。他方の技術では、各絵素について赤、青及び
緑の個々の原色レベルが指定される。これらの主要な技
術のうちのいずれを採用する設計とするかの選択に当た
っては、ディジタル−ビデオ変換器160及びビデオデ
ィスプレイ170は、この技術と両立するように構成さ
れなければならない。しかし、本発明の原理はグラフィ
ックスプロセッサ120の動作に関してはビデオ技術の
選択の如何に係わらず不変である。何らかの方法で色を
表示するのに貢献する全ての信号は、それが赤、青、緑
技術のものでなくてもカラー信号と見なされる。
【0017】図2は、グラフィックスプロセッサ120
を詳しく示す。グラフィックスプロセッサ120は、中
央処理装置200、特殊グラフィックスハードウェア2
10、レジスターファイル220、命令キャッシュ23
0、上位インターフェース240、メモリーインターフ
ェース250、入出力レジスター260及びビデオディ
スプレイコントローラ270を含む。
【0018】グラフィックスプロセッサ120の心臓部
は中央処理装置200である。中央処理装置200は、
汎用中央処理装置に通常包含される幾つかの算術及び論
理演算を含む汎用データ処理を行う能力を有する。ま
た、中央処理装置200は、幾つかの特殊目的グラフィ
ックス命令を、単独で又は特殊グラフィックスハードウ
ェア210との関連において制御する。
【0019】グラフィックスプロセッサ120は、中央
処理装置200を含むグラフィックスプロセッサ120
の大半の部分に接続されている主バス205を含む。中
央処理装置200は、数個のデータレジスターを含むレ
ジスターファイルの組に双方向レジスターバス202を
介して双方向接続されている。レジスターファイル22
0は、中央処理装置200が使用する直接アクセス可能
なデータの貯蔵所として役立つ。以下に更に詳しく説明
する様に、レジスターファイル220は、中央処理装置
200が使用することの出来る汎用レジスターのほか
に、グラフィックス命令のための暗示オペランドを記憶
するために使用される数個のデータレジスターを含む。
【0020】中央処理装置200は、命令キャッシュバ
ス204を介して命令キャッシュ230に接続されてい
る。命令キャッシュ230は、バス205に更に接続さ
れており、ビデオメモリーバス122及びメモリーイン
ターフェース250を介してビデオメモリー132(図
1)から該命令キャッシュに命令ワードを格納すること
が出来る。命令キャッシュ230の目的は、中央処理装
置200の或る機能の実行を高速化することである。反
復性の機能、即ち、中央処理装置200により実行され
るプログラムの特定の部分の中で頻繁に使われる機能を
命令キャッシュ230に記憶させることが出来る。命令
キャッシュバス204を介する命令キャッシュ230へ
のアクセスは、ビデオメモリー130へのアクセスより
遥かに高速である。従って、反復される又は頻繁に使わ
れる命令の系列を予め命令キャッシュ230に格納して
おくことによって、中央処理装置200が実行するプロ
グラムを高速化することが出来る。すると、これらの命
令をより迅速に取り出すことが出来るので、それらをよ
り迅速に実行することが出来る。命令キャッシュ230
は、必ずしも常に同じ命令の組を内蔵している必要はな
く、中央処理装置200が実行するプログラムの特定の
部分の中で頻繁に使われる命令の特定の組を該命令キャ
ッシュに格納することが出来る。
【0021】上位インターフェース240は、上位イン
ターフェースバス206を介して中央処理装置200に
接続されている。上位インターフェース240は、更
に、上位システムバス115を介して上位処理システム
110(図1)に接続されている。上位インターフェー
ス240は、上位処理システム110とグラフィックス
プロセッサ120とのあいだの通信を制御する。上位イ
ンターフェース240は、上位処理システム110とグ
ラフィックスプロセッサ120とのあいだのデータ転送
のタイミングを制御する。これに関して、上位インター
フェース240は、上位処理システム110がグラフィ
ックスプロセッサ120に割り込むことを可能にし、或
いは逆にグラフィックスプロセッサ120が上位位置シ
ステム110に割り込むことを可能にする。また、上位
インターフェース240は主バス205に接続されてお
り、上位処理システム110がメモリー130に記憶さ
れているデータを直接制御出来る様になっている。典型
的には、上位インターフェース240は、グラフィック
ス要求を上位処理システム110からグラフィックスプ
ロセッサ120へ伝達して、ビデオディスプレイ170
により生成されるべきディスプレイの種類を上位システ
ムが指定出来るようにすると共にグラフィックスプロセ
ッサ120に所望のグラフィック機能を行わせる。
【0022】中央処理装置200は、グラフィックスハ
ードウェアバス208を介して特殊グラフィックスハー
ドウェア210に接続されている。特殊グラフィックス
ハードウェア210は、更に、主バス205に接続され
ている。特殊グラフィックスハードウェア210は、中
央処理装置200と関連して動作して特殊グラフィック
ス処理動作を行う。中央処理装置200は、汎用データ
処理機能を備えると共に、特殊目的グラフィックス命令
を行うために特殊グラフィックスハードウェア210の
適用を制御する。これらの特殊目的グラフィックス命令
は、ビデオRAM132のビットマッピングされた部分
の中でのデータの操作に関する。特殊グラフィックスハ
ードウェア210は、中央処理装置200の制御下で動
作して、ビットRAM132の中でのデータに関する特
別な有益なデータ操作を可能にする。
【0023】メモリーインターフェース250は、バス
205に接続され、更にビデオメモリーバス122に接
続されている。メモリーインターフェース250は、グ
ラフィックスプロセッサ120とメモリー130とのあ
いだでのデータ及び命令の伝達を制御する。メモリー1
30は、ビデオディスプレイ170を介して表示される
べきビットマッピングされたデータと、グラフィックス
プロセッサ120の動作の制御に必要な命令及びデータ
との両方を包含する。これらの機能は、メモリーアクセ
スのタイミングの制御、及びデータ及びメモリー多重化
の制御を含む。好適な実施例では、ビデオメモリーバス
125は、多重化されたアドレス及びデータ情報を含
む。メモリーインターフェース250は、メモリー13
0へのアクセスのために適切なときにグラフィックスプ
ロセッサ120が適切な出力をビデオメモリーバス12
5上に提供出来るようにする。
【0024】グラフィックスプロセッサ120は、最後
に、入出力レジスター260及びビデオディスプレイコ
ントローラ270を含む。入出力レジスター260は、
これらのレジスター内での読み書きを可能にするために
バス205に双方向接続されている。入出力レジスター
260は、好ましくは、中央処理装置200の普通の記
憶スペース内にある。入出力レジスター260は、ビデ
オディスプレイコントローラ270の制御パラメータを
指定するデータを包含する。ビデオディスプレイコント
ローラ270は、パレット4000からのビデオクロッ
ク信号VCLKにより刻時される。入出力レジスター2
60に記憶されているデータに従って、ビデオディスプ
レイコントローラ270は、パレット4000の所望の
制御のためにビデオ制御バス124上に信号を生成す
る。入出力レジスター260の中のデータは、水平ライ
ン当たりの絵素の数、水平同期及びブランキング間隔、
フレーム当たりの水平ラインの数、及び垂直同期及びブ
ランキング間隔を指定するデータを含む。入出力レジス
ター260は、フレームインターレースの種類を指定す
ると共に他の種類のビデオ制御機能を指定するデータを
含むことも出来る。最後に、入出力レジスター260
は、以下により詳細に説明する他の特別の種類の入力及
び出力パラメータのための貯蔵所である。
【0025】グラフィックスプロセッサ120は、メモ
リー130をアドレス指定する二つの異なるアドレスモ
ードで動作する。これら二つのアドレスモードはxyア
ドレス指定及び線型アドレス指定である。グラフィック
スプロセッサ120は、ビットマッピングされたグラフ
ィックデータと、通常のデータ及び命令との両方に対し
て作用するので、メモリー130の異なる部分には異な
るアドレス指定モードを介してアクセスするのが最も好
都合である。選択したアドレス指定モードが何であるか
に係わらず、メモリーインターフェース250は、アク
セスされるべき適切なデータについての適切な物理的ア
ドレスを生成する。線型アドレス指定では、フィールド
の開始アドレスは、単一の多ビット線型アドレスから成
る。フィールドのサイズは、中央処理装置200内の状
況レジスター内のデータによって決まる。xyアドレス
指定では、開始アドレスは、x及びy座標値の対であ
る。フィールドのサイズは、絵素のサイズに等しい、即
ち、特定の絵素で特定のデータを指定するのに必要なビ
ットの数に等しい。
【0026】図3を参照して、この発明の実施例の機能
についての実際の説明に入る前に、典型的グラフィック
スメモリーシステムのメモリー構造について簡単に説明
する。ビデオRAM(VRAM)についての背景情報が
共通譲渡された特許4,330,852号、4,639,890
号及び4,683,555号に開示されており、これらを参
照により本書の一部とする。使用できるメモリー構造及
びシステムは多数あるければも、アレーを成す8個のV
RAMメモリー130を使う例えば図3に示されている
ものなどの構造を使用するのが一般的となっている。各
VRAMメモリー、又はユニット、は4個のセクション
又は平面0、1、2及び3を有する。各平面の構成は、
その平面への情報の書込みに単一のデータ導線が使われ
るようになっている。データバス125などの、32ビ
ットデータバスを使用するシステムでは、8個のVRA
Mメモリー(そのうちの2個が図3に示されている)が
あり、各VRAMメモリーが、該入力データバスに接続
された4本のデータ導線を有する。
【0027】よって、32ビットデータバスについて
は、VRAMメモリー132の4本のデータ導線は、そ
れぞれ、データバス導線0、1、2、3に接続されてい
る。同じく、次のVRAMメモリーの、4本の導線0、
1、2、3はデータバス導線4、5、6、7にそれぞれ
接続されている。これは、残りの6個のVRAMについ
ても続き、最後のVRAMの導線はバス125の導線2
8、29、30、31に接続されている。
【0028】メモリーは、グラフィックスディスプレイ
についての絵素情報が平面上で同じ行内に逐次格納され
るようになっている。絵素あたり4ビットのシステムを
仮定すると、各絵素についてのビットは別のVRAMメ
モリーに格納される。この様な場合、絵素0は第1のV
RAMにあり、絵素1は第2のVRAM内にある。絵素
2ないし7についての絵素格納は図示されていない。次
に絵素8についての絵素情報は第1VRAMにおいて、
なお行0の中に、しかしその列2に、格納される。絵素
情報のこの構成の理由は、情報がメモリーからどの様に
して検索されるかについての理解からより良く分かる。
【0029】引続き図3を参照すると、各VRAM平面
は、メモリーの行から外へ情報をシフトさせる逐次レジ
スター139を有する。このシフトは、パレット400
0からのシフトクロック信号SCLKにより決まる率で
起きる。これらのレジスターからの出力は、データ入力
導線が入力バスに接続されているのと同じ態様でバス1
36に接続されている。よって、行0などのメモリーの
行からのデータは、レジスター139内に移され、各レ
ジスター139から逐次にバス136上に並列に出てく
る。これは8メモリーアレーの各平面について起こるこ
とである。
【0030】或る瞬間においてデータ出力バス136を
見ると、各シフトレジスターの第1ビットは該バス上に
ある。よって、行0が該バスに出力されていると仮定す
ると、バスの導線0上にはメモリー130の行0、ビッ
トA0(平面0)があることになる。バス136の導線
1の上には行0ビットA0(平面1)があり、導線2の
上には行0、ビットA0(平面2)があり、導線3の上
には行0、ビットA0(平面3)がある。これらのビッ
トには、次にVRAMからのビットが続く。よって、第
1の時点では、データバス上には、絵素0を形成する4
ビットがあり、その隣には絵素1を形成する4ビットが
あり、その隣には絵素2を形成する4ビットがある。こ
れは、絵素0−7を形成する32ビットがデータバス1
36の並列導線上に乗るまで続く。これらのビットはグ
ラフィックスディスプレイに供給され、シフトレジスタ
ーは全て1位置だけシフトして該バスに次の8個の絵素
即ち、絵素8〜15についての絵素情報を提供する。た
のシフトは、VRAM内の行全体が外にシフトされるま
で続き、その後、出力逐次レジスターへ格納されるべく
新しい行が選択される。
【0031】ここまでは、絵素当たりのビット情報は4
ビットであると仮定されている。若し絵素情報が例えば
8ビットであるならば、絵素当たり2個のVRAMを使
用しなければならない。これはビットパターンを幾分変
化させる。また、メモリーのサイズ及び構造は変化し続
けるものであり、図示したサイズ及び構造は単なる解説
を目的としており、多様なメモリー構成及び異なる絵素
サイズでこの発明を使用出来ることに注意するべきであ
る。
【0032】前述した様に、各メモリーのための逐次レ
ジスター139は512ビット長であり、これによりメ
モリーから逐次レジスターへの各読み出しサイクルに1
6384ビットがディスプレイに転送される。この16
384ビットは、各絵素が8ビットを包含すると仮定し
て、2048表示絵素についてのデータを表す。しか
し、各走査線は1280絵素を必要とするだけであると
仮定する。すると、メモリーの各線上にメモリーの各行
からの768絵素を表示することは出来ない。このメモ
リーは他の目的には使いにくく、従って実際上無駄に使
われる。
【0033】この問題を解決するために、逐次出力レジ
スター139は半部に分割され、その各半部がVRAM
からデータを出力するのに使われる。32個のシフトレ
ジスター139が使われるけれども、メモリーの平面の
うちの一つだけについて説明をするが、すべての平面が
同様に働くことが分かる。レジスター139の2個の半
部は、半部A及び半部Bと称する。有利なことに、シフ
トレジスター139は、メモリーからスクリーンメモリ
ーの行全体を取って、その行を絵素毎に滑らかで整然と
した流れとしてスクリーンに提示する。
【0034】前述したように、これが単一の、分割され
ていない逐次レジスター139で行われるならば、ディ
スプレイの1走査線全体についての情報をメモリー13
2から逐次レジスター139へ移動させ、次にスクリー
ンのクロッキング速度でスクリーンへシフトさせなけれ
ばならないであろう。そのとき、これは、メモリーの各
行がスクリーンの1本の線(又はその整数倍)だけの情
報を含むことを必要とする。分割された逐次レジスター
の場合には、これとは異なっており、この場合には、ビ
ットをAセクションからシフトさせながら他のビットを
Bセクションに格納し、Bセクションからスクリーンへ
シフトさせながら他のビットをAセクションに格納する
ことが出来る。
【0035】ここで図4を参照すると、その面に40個
の絵素と、下に数行の絵素とを有するグラフィックスス
クリーン401が示されている。ここで使用した数は説
明だけを目的としていて、例としてのグラフィックスス
クリーンの面上の絵素の数(例えば1280個)とは全
く似ていないことが理解されなければならない。実際の
数は大きいので、引用する例が、その様な実際の数に近
い数を使用するならば本発明の作用は煩雑になってしま
う。同じことが図5のメモリー501についての以下の
説明にも当てはまるが、実際の数を使うシステム構成
は、説明を不明瞭にするだけである。実際、説明の目的
で使用されるメモリー501は、絵素に関して、スクリ
ーン401より少ない列容量(16)を持っている。実
際には、これは典型的には逆である。
【0036】暫時余談になるが、線当たり1280個の
絵素があって1024本の線を有するシステムは、1秒
に60回の割合で再生され、従って絵素は12.7nsに1
個の割合で表示されなければならない。2個の4ビット
VRAMが1絵素についてのデータを提供する場合に8
ビット絵素を使うと、4個のVRAMの組が32ビット
バスに接続される。これは、50.8ns毎に1回の割合で
(これは19.6MHzの周波数である)VRAMを刻時
することが必要である。この様な高速でデータが移動さ
せられていると、(逐次レジスターに格納し直すなどの
ための)小さな休止も顕著である。その上、この問題
は、クロックユニット4100内のどのクロックにおけ
るクロック速度にも関係する可能性がある。
【0037】ここで図5を参照すると、メモリー501
が示されており、各絵素は4ビットを有する。ここでの
目的上、その様なメモリーユニットが2個使用され、そ
の一つは偶数個の絵素を包含し、一つ(図示せず)は奇
数の絵素を包含するということも仮定する。これは、各
メモリーユニットから4ビットずつ、バスの8ビット
(又は導線)だけを使用する結果となる。また、メモリ
ーが16列(0ないし15と称する)だけを有すること
も仮定する。よって、行0にはA0〜A15の名称が付
され、行1にはB1〜B15の名称が付される。偶数絵
素だけを包含するメモリーユニットに議論を更に限定す
るならば、ビットA0は絵素0についてのデータを表
し、ビットA1は絵素2についてのデータを表すと考え
ることが出来る。見えない第2のVRAMの中のA0ビ
ットは絵素1の情報を包含するので、これが続く。
【0038】この極めて非現実的ではあるけれども実例
となる実施例によると、図5に示されている様に、(偶
数)絵素0−30についての情報が行A内にあり、(偶
数)絵素32−62についての情報が行B内にある、時
々、ということになる。ここで、スクリーンの第2行に
必要な絵素を表すスクリーン絵素40−79(図4)に
ついての絵素情報をスクリーンに転送したいと仮定す
る。
【0039】この仕事を達成するために、絵素40−7
9についての情報は上記したようにメモリーの行B及び
Cの中にあるので(図5)、システムは、メモリーの行
Bをアドレス指定する命令ビットをメモリーに送る。こ
の動作の結果として、行Bからの絵素32−62につい
ての絵素情報が逐次レジスターに格納されることにな
る。これは図6に示されている。しかし、レジスター全
体がスクリーンにシフトされるべきであれば、ビットB
0ないしB3もシフトされるければも、これらのビット
は(図4から分かる様に)スクリーンの行0上にある絵
素32−38に属するので、問題が生じる。この問題を
避けるために、メモリー転送を制御するプロセッサ(図
示せず)は、シフトを開始する適切なビット位置を見失
わないようにして、この情報を前記の命令の一部として
メモリーに与える。この位置はタップ点と称せられる。
【0040】動作の分割レジスターの面を制御するため
にレジスターの第1部分に格納し直すべきとき、即ち、
データが第2部分から除去されつつあって且つデータが
既に第1部分から除去されてしまっているとき、又は
線間隔の直後に起こり得る様に第1部分の中のデータが
先のスクリーン行に関連するとき、を知る必要がある。
勿論、レジスターの第2部分に格納し直すべきとき、即
ち、データが第2部分から読み出された後に第1部分か
ら読み出されているときを知ることも必要である。この
機能を達成するために、与えられたときに活動している
逐次レジスターの部分を見失わないようにするためにカ
ウンタが使用される。該カウンタが適切に動作するに
は、それは、第1データシフトのレジスターにおける開
始点(タップ点)を知らなければならない。これは必要
なことであって、その理由は、上記したように、出発点
が必ずしもメモリー行の初めにはないことである。逐次
レジスターの二つの半部の格納及び再格納を制御するた
めにカウンタを行毎に較正する幾つかのステップを行わ
なければならない。
【0041】該レジスターの第1半部がデータの送りを
完了したとき該半部はクリアされ再格納が行われること
が出来て、ビットが該レジスターの第2半部から送られ
ている間に新しいデータビットを第1半部に格納するこ
とが出来ることとなる様に、逐次レジスターの制御が行
われる。若し、実際に、最初に送られるべきビットが該
レジスターの第2半部、即ちB半部の中にあるならば、
A半部に直に再格納が行われなければならない。この事
実も判定されなければならない。その判定は、メモリー
に提供されるアドレス情報から行われ、ビット位置と、
アドレスを指定するのに必要なビットの数とに依存す
る。
【0042】この問題の例として、或る典型的アドレス
ビット構成が図9及び10に示されている。図9は、1
0ビットの行及び列アドレスと、これに先立つ3個のバ
ンク選択ビット及び5個の雑アドレスビットとを示す。
図10は、8ビットの行及び列アドレスビットを示して
おり、これに先立つのは雑アドレスビットだけである。
【0043】システム構成を適合させるためにマスクが
ユーザーによって作られる。図11は、図9のアドレス
構成に使用するマスクを示し、図12は図10の構成に
利用するマスクを示す。図13は、2バンク選択ビット
が先行する3タップ点ビット(各半シフトレジスターに
8個、合計16列)を伴うシステムに使用されるマスク
を示す。これらのビットは、説明のために付加された。
【0044】図14は、これらのマスクがどのように使
用されるかを示す。図15ないし20は、例を示す。図
15は、選択されたスクリーン行についての第1絵素4
0が存在している場所であるメモリーの行1、列4につ
いての行及び列アドレスビットを示す。図15に示され
ているビットワードは、他のアドレスビット0−4、及
びバンクビット5−6も有する。タップ点ビットはタッ
プ点レジスター91に格納される。タップ点は、最初に
バスに読み出されるレジスター内のビット位置と定義さ
れる。このタップ点は、図15のアドレス情報から計算
される。この例では、アドレス(0−4)の初めの5ビ
ットは、設計事項として全ての構成について一定される
ので、無視することが出来る。該アドレスの次の13ビ
ットは、タップレジスター91に転送される(図1
6)。
【0045】図17及び18に示されている様に、図1
4に支配されて、例としてのシステム(図13)のため
に作られたマスク93はマスクシフトレジスター92の
中に複写される。このマスクは、バンク選択ビットの変
化のためにタップ点を調整するのに役立つ。この例で
は、この様なビットが2個あったので、該マスクの先頭
の2ビットは0である。すると、シフトレジスター92
の最も右側の位置に1が現れるまで(図19)、クロッ
クによりレジスター92及び91は右へシフトされる。
この動作はバンクビットをタップ点から除去し、そのと
き、これは図20のレジスター91から分かるように1
00になる。
【0046】これはタップ点カウンタ94(図21)に
格納される。シフトされたマスク92(図19は、カウ
ンタ94の何個のビットが重要であるかを決定する)。
このタップ点は、最初にデータバスに読み出される逐次
レジスター内の位置として定義されるものであるが、図
6に見ることが出来、半レジスターAのビットB4によ
り制御される絵素40に対応する。
【0047】図15において最も左の列ビットが0に等
しいので、レジスターBに対してレジスターAが選択さ
れる。列アドレスの最も左の位置が1を内蔵していれ
ば、逐次レジスターのB半部が選択される。シフトされ
たタップ点が選択されると、メモリーシフトクロックS
CLKと関連して動作するクロック2001は、逐次レ
ジスターから読み出されるデータと関連してタップ点シ
フトレジスターをインクリメントする。よって、タップ
点レジスターが全111を内蔵するときには、それは図
6の半レジスターAの位置111からのデータがバスに
読み出されつつあることを意味する。これは絵素46、
メモリービットB7に対応する。半レジスターBからシ
フトが始まるとタップ点カウンタは000にオーバーフ
ローし、該レジスターのメモリー位置B8ないしB15
はグラフィックスディスプレイに送られる。今記載した
レジスター動作は、データの実際のシフトアウトを制御
するものではなくて、逐次レジスターへのデータの再格
納を制御することに注意する必要がある。
【0048】この時、図7に示されている様に、半レジ
スターAはクリアされ、次のメモリー行のメモリー位置
C0ないしC7の情報が半レジスターAに格納される。
この交互動作は、スクリーンが該行の終わりに達するま
で、即ち、絵素79がスクリーンに送られるまで、続
く。この半行の再格納は、再格納される半行における第
1ビットを指すアドレスを必要とする。このアドレスは
『行アドレスのインクリメント可能なコピー』、95か
ら来る。レジスター95は、レジスター91がレジスタ
ー90から格納されるときにレジスター90から格納さ
れる。それは、その後、列アドレスの最も左のビットに
インクリメントされて次の半行を指す。このインクリメ
ントのためのビット位置(最も左の1の左側のビット)
を決定するためにレジスター93が使われる。該アドレ
スが出力されるとき、この点の右側のすべてのビットが
0であること(シフトレジスターの第1ビットを指す0
タイプアドレスを意味する)を保証するためにもレジス
ター93が使われる。該カウンタがオーバーフローする
毎に、このレジスターのアドレスが出力され、その後イ
ンクリメントされる。
【0049】よって、タップ点SCLKクロック200
1が再び111に達し、絵素62、メモリー位置B1
5、が絵素79より小さいときには、タップ点カウンタ
は000にリセットし、図8に示されている様に、メモ
リービットC0ないしC7は半レジスターAからバスへ
転送される。この時、半レジスターBにメモリービット
C8ないしC15が格納される。しかし、該クロックが
再び111に到達するときには帰線間隔にも達し、プロ
セッサにより決定された通りにスクリーンに読み出され
るべき次の線全体でレジスターがリセットされる。この
時、サイクルは繰り返し、新しいタップ点が計算され
る。
【0050】絵素行80〜119が次である場合にそう
である様に、読み出されるべき最初のビットがレジスタ
ーのB半部内にあることを新しいタップ点が示している
ならば、レジスターA半部は図8に示されている様にな
って、タップ点が位置C8にある。これは、第1半レジ
スターAからのデータの読み出しに続くためにタップ点
カウンタが再び111に達して転がる準備のためにA半
レジスターを直にクリアしてメモリービットD0〜D7
を格納しなければならないことを意味する。
【0051】分割されたシフトレジスターVRAMは、
完全シフトレジスター転送サイクルと分割転送サイクル
との間にSCLK信号を使う。この仕事は、これら二つ
の転送が、ブランキング期間中にSCLK信号が不能に
されているときに順次に行われるべきことを認める。本
実施例は、有益なことに、この二つの転送間の間隔を識
別して、ニブルモードではなくてSSRTモード時にパ
レットSSRTピンに信号を送るので、この時に該回路
はSCLKパルスを生成する。この改良は、シフトクロ
ック信号SCLKの付加的外部制御手段のあるパレット
及びクロック発生器を提供するものである。
【0052】一つの分割シフトレジスター・アプリケー
ションでは、完全再格納は図23に示されている様にブ
ランキング時に行われる。そのとき、SCLKが再開し
た後に分割再格納が開始される。しかし、これが作用す
るのは、逐次データの流れをシフトレジスター140の
第1半部から第2半部へ移動させるのに充分なSCLK
パルスが得られる前に分割再格納が行われる場合であ
る。実際にしばしばこうなるけれども、完全に随意の境
界を有することの出来るシステム(例えば水平にパンニ
ング出来るもの)を実現するには、ブランキング後の第
1(又は他の初期の)SCLKパルスがポインタを再格
納された半部の外へ移動させるならば課されることのあ
る実時間制約を避けるのが有益である。
【0053】図22は、余分のSCLKパルスを挿入す
るべき期間を特定する論理を示す。VRAM活動状態の
ためにSSVモードビットをセットすることにより示さ
れる分割逐次レジスターVRAMモードでは、TMS3
4020 GSP 120は、該VRAMのために分割
逐次レジスター転送サイクルを生成する。水平ブランキ
ング時に、次のVRAM行を初期値設定するために、規
則的逐次レジスター転送サイクルが生成される。その直
ぐ後に、図24の波形 memcy−に示されている様に分割
逐次レジスター転送サイクルが続いて、VRAMを分割
モードにすると共に、非活動状態の半逐次レジスターが
前に表示されたデータではなくて未表示のデータを内蔵
することを保証する。
【0054】動作を適切な順序で行わせるために、VR
AMへのSCLK入力は、通常転送の終わりのTR−/
QE−の立ち上がりと分割転送の始めのRAS−の立ち
下がりエッジとの間に刻時されて、普通の逐次レジスタ
ー転送サイクル時に与えられたタップ点が重ね書きされ
ないことを保証する。図22のデコーダ論理回路220
1は、パレット4000のビデオバックエンド論理に、
このパルスを挿入するべき時を知らせる信号を与える。
この回路2201は、GSP120に、又はVRAM1
30又はパレット4000に、これらを改善するものと
して適宜物理的に組み込まれ、或いは印刷配線板105
上に独立の論理として設けられる。
【0055】デコーダ論理2201は、各GSP120
メモリーサイクルの始まりにTMS34020LADバ
ス205上に出力される状況コードを入力として受け取
る。若し0100が検出されてTMS34020のSF
ピンが低レベルである(普通のVRAM逐次レジスター
転送を示す)ならば、SAS2−が低レベルであるとき
にLCLK1の立ち下がりエッジでSSRT信号が高レ
ベルで出力される。これはTR−/QE−の立ち上がり
エッジと同時である。分割逐次レジスター転送サイクル
が生じるまでSSRTは出力され続ける。該論理が01
00状況コードを検出すると共にSFピンが高レベルで
ある(分割VRAM逐次レジスター転送を示す)とき、
CAS2−の立ち下がりエッジでSSRT信号は低レベ
ルに下げられる。パレット4000のビデオバックエン
ド論理は、SSRTの立ち上がりエッジを使って単一の
SCLKパルスを挿入する。
【0056】図22において、TMS34020GSP
120はバス125によってVRAM130に接続さ
れ、シフトレジスター139はバス136によってパレ
ット4000に接続されている。グラフィックスシステ
ム100内の無駄にされるメモリースペースをなるべく
少なくするために、図1−21で説明した分割シフトレ
ジスターVRAMとしてVRAM130及びシフトレジ
スター139を設けるのが有益である。パレット400
0は、バス122及び124によってGSP120に接
続されている。パレット4000のSSRT入力は、図
2のLAD205のLADライン0−3上の所定のコー
ドを検出するデコーダ2201の出力により供給され
る。このデコーダは、GSP120からのブランキング
信号が低レベルであるときに動作可能にされるだけであ
る。デコーダ2201は、RAS(行アンドレスストロ
ーブ)信号の立ち下がりにより刻時される。該デコーダ
の出力は、RAS信号の立ち上がりにより可能にされ
て、パレット4000のSSRTピンを駆動すると共に
図23及び24の波形図を使用して前記のSCLKパル
スの挿入を行わせる。
【0057】図25において、プログラマブルパレット
4000がグラフィックスシステム板105上に設けら
れている。板105には、1メガビットVRAM13
0、TMS34020GSP120、DRAM121、
及び1組のクロック発振器4100も備えている。シス
テム板105は対向するバスコネクタを備えており、バ
ス115のためのものと、VGAパススルーのための特
徴コネクタ6521とである。随意のインターフェース
論理123は、主チップの外側に希望されることのある
論理機能を供給する。板105は、バス115のための
コネクタにより、その上位コンピュータの母板に挿入さ
れる。
【0058】更にシステム板105において、コネクタ
165は、NTSC標準複合ビデオ出力を図1のカラー
ディスプレイ装置170に供給する。同期発生機構が例
えば緑などのカラー出力チャネルの一つに組み込まれて
いる。VGAパススルーモードは、唯一のモニターでV
GA及び非VGAディスプレイを提供する。図26にお
いて、コンピューターは母板6501を有し、その上に
マイクロコンピュータチップ6502とメモリーチップ
6504とが搭載されている。母板6501はバス65
03に接続されている。VGA両立のグラフィックス板
6505がバス6503により母板6501に接続され
ている。VGAだけを使用するならば、モニター651
1は板6505上のDB−15ビデオコネクタ6512
に接続される。板6505にはグラフィックス回路が搭
載されていて、VGA標準に従ってカラーコード信号を
作る。該回路は母板6501上のマイクロコンピュータ
チップにより制御される。
【0059】進歩した非VGAディスプレイを得るため
に、図1の板105がバス6503に接続されている。
板105は、グラフィックスプロセッサ120を有し、
母板6501上の80386などのマイクロプロセッサ
6502による制御に応答する。ビデオメモリー130
は、印刷配線板105上に搭載され、グラフィックスプ
ロセッサ120に接続されて、板105上の印刷配線に
よりVRAM130に接続されたパレット4000のた
めに例えばテキサツ・インスツルメントTIGAグラフ
ィックスアーキテクチャなどの第2のグラフィックス標
準に従ってカラーコード信号を他のバス136上に発生
させる。板105上の特徴コネクタ6521は、VGA
バス6523によりグラフィックス板6505上の特徴
コネクタ6525に接続されている。特徴コネクタ65
25は、VGA標準に従うカラーコード信号を提供す
る。板105上の特徴コネクタ6521は、VGAカラ
ーコード信号を入力する。
【0060】VGAパススルーのおかげで、モニター6
511は不要であり、モニター6513はDB−15ビ
デオコネクタ6527に接続されて、VGAグラフィッ
クス及びTIGAグラフィックスの両方をユーザーが選
ぶ通りに表示する。パレット4000は、TIGAアー
キテクチャに従うカラーコードビットの第1の組を入力
するために図26のビデオメモリー130に接続された
第1領域を伴う図31の入力レジスター4011を有す
る。入力レジスター4011は、VGA標準に従うカラ
ーコードビットの第2の組を入力するために特徴コネク
タ6521に接続された第2領域を有する。図31の参
照用テーブルメモリー4021は、入力レジスター40
11からのカラーコードに応答してカラーデータワード
を供給する。選択回路4051が入力レジスター401
1と参照用テーブルメモリー4021との間に接続され
ている。選択回路4051は、制御レジスター4371
を介してグラフィックスプロセッサ120へバス122
を介して接続されることにより、選択された第1又は第
2のグラフィックス標準に従って選択されたバス136
又は6523上の選択されたカラーコードを参照用テー
ブルメモリー4021へ転送するべく制御可能である。
【0061】IBM両立のPC(パーソナルコンピュー
ター)などの典型的な80386に基づくコンピュータ
ーのハードウェア及びソフトウェアの作動態様の故に、
該PCの直後のブートアップ動作(boot-up opetration
s)は図26のVGAグラフィックス板6505を探して
強化されるが、これはIBM両立のPCにおいて標準の
板として設けられる。VGA板6505がIBMモニタ
ー6511に接続されるならば、板105への接続のた
めに別のモニター6513が必要である。ブートアップ
時に、PCのCPUは、VGAハードウェア6505を
発見して、テキストをモニター6511上に置く始動シ
ーケンスを行う。その後、高解像度グラフィックスが要
求されたとき、システムはVGAモニター6511をオ
フにし又は該モニターを使わず、モニター6513を動
作可能にする。各モニター6511及び6513を同種
の装置とすることが出来るので、多くの場合、単一のモ
ニターを使用するのが望ましい。両方の板6505及び
105を唯一のモニターと共に使う場合には、VGAパ
ススルー・モードは、始めに表示されるプロンプトなど
のVGAデータを見ることを可能にする。VGAパスス
ルーは、有益なことに、パレット4000上に又は板1
05上の何処かにVGA自体を設ける必要を無くする。
VGA板6505は、ブートアップ時に母板6501上
のCPUに応答し、パレット4000に設けられたVG
Aパススルーモードにより始めのテキスト及び始めのプ
ロンプトをモニター6513に直接与え、このとき板1
05により与えられる高解像度モードに転換することが
出来る。よって、VGA板6505及び高解像度板10
5のために別々のモニターを設ける必要はない。板10
5は、VGAパワーアップ初期値設定ソフトウェアやそ
の他のVGAの複製を必要としない。
【0062】また、VGAパススルー・モードは、VG
A両立のアプリケーションソフトウェアをCPU650
2により実行し、VGAグラフィックスを板6505に
より又は母板自体のうえに作ることを可能にし、このと
きVGAグラフィックスはVGAパススルー・モードで
板105を通される。高解像度モードが呼び出されると
き、グラフィックスは、板6501上のCPUにより制
御されるが、グラフィックスプロセッサ120(TIG
A TIグラフィックスアーキテクチャを使用するテキ
サツ・インスツルメント社製のTMS34010又は3
4020GSPなど)により組み立てられ、VRAM1
30及びパレット4000を通されてモニター6513
へ送られる。
【0063】このパススルー改良点は、VGA又はTI
GAの特別の特性には依存しない。従って、二つ以上の
グラフィックスアーキテクチャ、標準又は方法を収容す
ることが出来る。8/6−DAC幅選択特徴及びVGA
パススルー特徴の両方が有利に協働する。VGAは、基
本6ビット・グラフィックス幅と、より広い8ビット特
徴とを有する。VGAでは、この6ビットは各バイトの
下位端部にある。パレットRAM4021にカラーデー
タワードが格納されるとき(VGAでは基本6ビットが
使われるときに各バイトの最下位6ビットになけれはな
らないVRAMカラーコードでRAM4021にアクセ
スするのに対して)、各カラーデータワードについての
データはパレットの最下位6ビットに到達する。しか
し、出力は、最下位6ビットが各カラーデータワードの
3バイトの最上位6ビット位置に格納される場合になる
様になされるべきである。この8ビット/6ビットの選
択は、6個の最下位RAM4021ビットをしてDAC
の最上位入力を駆動せしめる。RAM4021の記憶場
所に最初に格納するための8/6選択とは異なって、V
GAパススルー・モードは、内部多重化を有利に迂回し
て6個のVGAカラーコードVRAMビットが真っ直ぐ
にRAM4021アドレス入力デコーダに行ってカラー
データワードにアドレスするのを可能にする。一組の特
徴は、パレットアクセスのためのVGAパススルーによ
るVGAビットへの干渉を回避するとともに、信号対雑
音比を最高にするためにVGA信号について可能な最高
の出力をDACに生成させる(8/6選択特徴)。
【0064】ブートアップ時には、パレット4000
は、ケーブル6523を介してVGA特徴コネクタ65
25に接続されたCLK0クロック入力に対して懈怠す
るので、パレット4000は、そのドットクロックをV
GA板6505から得てVGA絵素に同期化される。ケ
ーブル6523は絵素をラインVGA0−7に送るだけ
ではなくてVGA水平及び垂直同期信号をも送り、これ
らの信号は図27のマルチプレクサ6611によって選
択されてパレット4000のHSYNC及びVSYNC
入力に供給される。VGAブランキング信号もテーブル
6523によって供給される。有利なことに、マルチプ
レクサ6611の機能はVGA板6505上の、そして
既にグラフィックスプロセッサ120内の、3状態バッ
ファーにより潜在的に実現されるのに対して、ブランク
信号BLANK−及びVGABLANK−の両方は、そ
の『もっとしばしば臨界的なタイミング』(often-more
-critical timing) の故に選択のために好適な実施例パ
レット装置4000ではチップ上でもたらされる。
【0065】パレット装置4000は、図28の改良さ
れたコンピューターグラフィックスシステムに配慮する
ニブルモードを有する。図28において、上位コンピュ
ータ110はデータを上位バス115を介してGSP1
20に供給する。GSP120は2個のVRAM130
A及び130Bを制御する。VRAM130Aは4個の
VRAMセクションを有し、並列に作動する4ビット・
ニブル幅シフトレジスター139A(図示せず)があっ
て16ビットの出力を供給し、該出力は、モニター17
0に信号を供給するパレット4000内の4バイト幅入
力ラッチ4011の各バイトの4個の高レベル・ニブル
に接続されている。VRAM130Bも、ニブル幅出力
を各々有する4個のVRAMセクションを有し、その1
6ビットの出力は入力ラッチ4011の4バイトの低レ
ベルの4個のニブルにそれぞれ接続されている。ニブル
モードでは、パレット4000はVRAM130AとV
RAM130Bとの間で切り換わって例えば2個のイメ
ージの間で切り換わる。NFの高レベルは入力のために
4個の高レベル・ニブルを選択し、NFの低レベルは入
力のために4個の低レベル・ニブルを選択するので、ニ
ブルフラグNF入力は、その切替えを制御する。有利な
ことに、同一システム内の、異なるニブルが格納された
VRAM130A及び130Bの同一の対を使用して、
2個のイメージのための4ビット・カラーコードの代わ
りに1個のイメージのための8ビット・カラーコードを
生成することが出来る。この後者の2イメージ動作を達
成するために、4個の8ビット・バイトでカラーコード
を送出するようにラッチ4011に要求するモード・ビ
ットが制御レジスター4371に格納され、下記の表6
との関連で後述する他の制御レジスター4398でニブ
ル・モード・ビットがゼロにされる。
【0066】別のニブル・モードでは、高レベル・ニブ
ル及び低レベル・ニブルは入力ラッチ4011の相対す
る半部に入力される。高レベル・ニブル又は低レベル・
ニブルを選択するモードを持つために、又は所望のとき
に高レベル半部及び低レベル半部からのニブルを結合さ
せるために選択回路が設けられている。好適な高レベル
−低レベル−高レベル−低レベル−高レベル−低レベル
−高レベル−低レベル実施例において、又は代わりに高
レベル−高レベル−高レベル−高レベル−低レベル−低
レベル−低レベル−低レベル実施例において、又はその
他の随意の実施例のニブルの混合において、パレット4
000は、有利なことに、ニブル入力の高レベル−低レ
ベル状態に応答すると共に入力ラッチ4011と参照用
テーブルメモリー4021との間に接続されて、該ニブ
ル入力の高レベル状態又は低レベル状態に応じて該入力
ラッチの複数のバイトからの高レベル・ニブルを該参照
用テーブルメモリーへ送り又は該ラッチの複数のバイト
からの低レベル・ニブルを該参照用テーブルメモリーへ
送るニブル回路を提供する。
【0067】パレット4000の好適な実施例では、図
28の高レベル/低レベルNF入力は図22のSSRT
入力と機能的に組み合わされる。図31は、プログラマ
ブルなニブル選択ピンSSRT/NFとして組み合わさ
れたこれらの入力を示し、この機能は制御レジスター4
398により確立される(表6を参照のこと)。一つの
ピンの多機能性は、余分のピンを設ける必要がないこと
を意味しており、従って、アプリケーション上の理由か
らパッケージに許される最大数のピンが与えられたとき
のパレット4000の機能性を高める。
【0068】SSRTは1280×1024程度の解像
度で有益であり、ニブル・フラグは1K×768程度の
解像度で有益であるので、これらの機能SSRT及びニ
ブル・モードは、本実施例では相互に排他的であると考
えることの出来るものである。SSRTパルス挿入が最
初に意味をなすのは、ニブル・フラグが使われるときよ
り高い解像度である。1280は2の冪ではない第1線
解像度であるので、これらは異なる解像度で落ち着く。
これは、2048絵素幅の走査線を記憶するように構成
されたVRAMを使用するならば、分割シフトレジスタ
ー転送を図1−24に示されている様に使用しない限り
はVRAMスペースを効率的に使えないということを意
味する。線0の終わりは線1の始まりと一致し、イメー
ジ全体がVRAMの中に圧縮される。よって、2048
のうちの始めの1280は線1であり、次の768はそ
の2048を完全なものとし、残りは次の線上にあり、
タップ点は線毎に異なる。
【0069】ニブル・モードは低解像度に限定されるも
のではなく、もっと広い(例えば32ビット)データ経
路に分散された絵素当たり4ビットのあるロー・エンド
(low-end system) のシステムに特に有益である。その
様なロー・エンドのシステムにおける一つの選択肢とし
て、その32ビットデータ経路を通して絵素当たり追加
の4ビットを提供するモジュールを付加するのが望まし
いことをユーザーは理解するであろう。ニブル・フラグ
は、VRAM130Bを付加し、既に存在するVRAM
130Aからパレットへの結線を変更しないことによっ
て、切替え可能な2イメージ・ニブル絵素能力又は絵素
当たり8ビット能力のいずれか又は両方をもたらすため
に図28の様なロー・エンドのシステムから追加のモジ
ュールを差し込むことが出来るようにする。よって、こ
の二つの機能を、これらが相互に排他的であるかの如く
に組み合わせることを可能にする実用的且つ技術的な分
割線がある。
【0070】図29及び30は、種々の用途のある画像
システムプロセッサの種々の実施態様を示す。例えば、
図29は、複数の入力装置及び出力装置を有する個人用
卓上イメージング・コンピューターを示す。このシステ
ムは、パーソナルコンピューター又はワークステーショ
ン、ファクシミリシステム、プリンタシステム、及びO
CR(光学キャラクター認識システム、及び汎用イメー
ジ認識システムとして、全て一つで、作用する。図に示
されている様に、光学装置4907及び電荷結合素子イ
メージセンサーCCD4906で複写用の物体又は文書
4908の像が映され又は感知される。CCD4906
は、提示されたイメージに応じて電気入力信号を作る様
になっている光感知素子の例として作用する。この感知
された情報はA/Dデータ収集ユニット4904でアナ
ログからディジタル情報に変換されるが、このユニット
は、1989年11月17日に出願された特許出願TI
−14608(参照により本書の一部とする)のISP
兼メモリー4900イメージング・システム・プロセッ
サに、感知されたディジタル情報を与える。このISP
兼メモリー4900は、該光感知素子に結合されて該イ
メージに応答してディスプレイ制御信号とカラー情報を
表すカラーコードとを生成する処理回路の多くの例のう
ちの一つである。
【0071】コントローラエンジン4905は、CCD
ユニット4906及びプリント組立体4090の両方に
所要のタイミング信号を与える。このプリント組立体は
文書4910を提供する。他の入力又は出力能力は、他
のユニットへの通信を行う変復調装置4901により示
されている電話線である。変復調装置4901は、該電
話線又は無線リンクなどの通信経路へ、又は他のコンピ
ューターやその他の電子装置へ、カラーデータワードか
ら成るカラー情報を中継するためにISP兼メモリー4
900に接続されている。制御コンソール4902は、
キーボード、マウス又はその他の前述したイメージング
装置から成る。ユーザーに情報を提供するためにLCD
又はCRT表示装置4903が使われる。LCD液晶表
示装置4903は、ISP兼メモリー4900及びプリ
ント組立体4909と、イメージ情報バスにより接続さ
れており、これは、処理されたイメージのデータを包含
する。パレット装置4000は、ISP兼メモリー49
00から情報を得て、ラスター走査CRTモニターなど
のカラー表示装置4921にディスプレイ出力を供給す
る。
【0072】図30はホスト5205を伴う回路網構成
におけるISP兼メモリー5200の適用を説明するも
のであり、該ホストは、遠隔地で又は何らかの中央オフ
ィスでオフラインで収集されてバッファー5201に分
配されるイメージ情報を提供し、これは、その後、イメ
ージシステムプロセッサ5200に情報を提供するイメ
ージグPC構成に使用される。情報を得る代わりの方法
は、前置プロセッサ5206と関連して作用する選択可
能なカメラ5211又はスキャナ5207を介する。こ
のイメージングシステムの形は、有利なことに、回路網
イメージ収集装置による資源共有を可能にする。プリン
タインターフェース5203と、プリンタメカニズム5
204へのその接続とを介してプリンタポートも設けら
れており、これは、イメージ又は強化されたイメージに
加えて文字又はグラフの情報を含む複合文書をユーザー
がイメージシステムプロセッサ5200を介して印刷す
ることを可能にする。メモリー5202は、ISP52
00内のメモリーを補う。パレット装置4000は,シ
ステムバス5213に接続されており、アナログカラー
信号をカラー表示装置5221に提供する。この装置5
221はCRTモニターとして示されているが、カラー
プリンタなどの随意のカラー表示装置であってもよく、
これはカラーコードに応じてのカラーデータワードの参
照により改善される。
【0073】動作時に、カメラ5211は、2という
数、又は勝利のVを知らせる2本の上に伸ばした指を示
す手Hのイメージを感知する。前置プロセッサ5206
及びISP5200は、イメージ鮮明化アルゴリズムを
走らせ、且つ、鮮明化されたイメージ上にイメージ認識
ルーチンを走らせる。該システムは、システムにより認
識された数TWOの文字数字オーバーレー5235及び
魅力的な多色グラフィックス背景5233と共に上に上
げた手Hのカラーイメージ5231を表示する。
【0074】全チップが制御される多様なプロセッサメ
モリー構成及び動作モードと接続された単一のチップ上
に並列処理及びメモリー相互作用の全てが利用できるイ
メージ処理システムのコンパクトな構造は、該イメージ
ングシステムの、ASCII入力及びイメージデータ入
力を受け取って、その2種類のデータを同時に利用する
能力に寄与する。パレット4000は、該イメージ処理
システムの柔軟性及び機能性を更に向上させる。ユーザ
ーは、ASCIIコードでキーボードその他のあり触れ
た方法で情報を得ると共に、カメラ5211やビデオレ
コーダー装置やその他のイメージングコード入力を使用
する種類のビデオ入力などの視覚又はビデオソースから
情報を得てスプレッドシート及びその他の情報を利用す
ることが出来る。ビデオ入力をテープ、ディスク又はそ
の他の媒体上に記録し、情報がコンピューターに提示さ
れるべく現在記憶されているのと同じ態様で記憶させる
ことが出来る。
【0075】イメージングシステムが持つことの出来る
特徴の幾つかは、1)カメラ、スキャナ及びその他のセ
ンサーからイメージを収集すること、2)文書内の情報
又は対象を理解すること、3)文書又は絵から関連する
情報を抽出すること、4)データベースを通ってイメー
ジ及び文字文書を組み合わせること、5)ジェスチュア
認識などの高等なイメージングインターフェースを提供
すること、である。
【0076】該システムは、該システムに入力された情
報を読んで、他のシステムで更に処理することなく該情
報の内容を直に抽象することが出来るので、即座のデー
タベースを作るのに有益である。これにより、格納前に
は識別されていなかった特定のワードを単に突き合わせ
ることによりアクセスすることの出来るデータベースが
作られる。これは、ワードを越えて幾何学的形状、絵に
拡張することが出来、多くの用途において有益である。
例えば、カタログや新聞を走査して、全ての樹木や全て
の赤い車や高速道路上の或るサイズ以上の全てのトラッ
クなどの特定の物体を発見する様にシステムを設計する
ことが出来る。そのとき概念的には、データベースは、
ワード、物体、及び、イメージングプロセッサが抽象し
てユーザーに役立つようにする形状により形成される。
【0077】イメージング能力のあるこの様なシステム
の一つの効用は、単に画をシステムにより走査させるこ
とによって静止画及び動画の両方及びビデオをシステム
又は文書に統合できることである。その後、情報を抽象
して、ユーザーの制御下で更に処理を行わせるために出
力をイメージングシステムに利用出来る様にする。図示
のシステムの下で多くのイメージング能力が利用できる
理由の一つは、単一のチップ5200が、システムの実
質的に即時の再構成を考慮するクロスバースイッチの下
で全てアクセス可能な、数個のメモリーと並列に動作す
る数個のプロセッサを内蔵していることである。これ
は、これまで知られていなかった程度の力と柔軟性とを
与えるものである。これは、これまで知られていなかっ
た種類のサービスを提供するために他の処理能力と関連
させて利用することの出来るイメージング処理能力の量
の巨大な増加を考慮に入れるものである。このことの例
は、写真及びその他のイメージの復元や、背景中の異質
な材料を除去して鮮明な或いは送りイメージングより鮮
明な受信イメージングを作る様なファクシミリ文書の浄
化である。主として一つの動作ユニットの中に処理能力
が組み込まれているので、このシステム全体を割合に小
さなパッケージに詰め込むことが出来る。バンド幅制限
や、例えば配線接続部などの他の物理的制限が無くな
る。
【0078】この思想の拡張は、図30に示されている
様に入力のために表示装置の上でユーザーが指を振り動
かすことが出来る様に、手首に載せることの出来る小さ
なユニットにイメージングシステムを組み込み、大きな
ビデオ表示装置が小さくて平らなパネル表示装置と置換
することである。イメージングシステムは、前述した様
に、種々の運動を認識し、その運動を入力に変換する。
これは、キーボード及びその他の機械的入力装置の問題
を実際上無くし、それらを入力としての視覚イメージと
置き換える。この場合、入力は、二重の目的に役立つ表
示装置であっても良い。これは、光学的キャラクタ認識
を、現在利用されているよりも重要な道具にする。
【0079】この改良されたバックエンドチップ400
0においては、アーキテクチャは水平周波数クロック分
配から自由となる。CAD/CAMワークステーショ
ン、イメージ及びビデオ処理におけるアプリケーション
は、このアーキテクチャに適している。図31におい
て、プログラマブル・カラーパレットチップ4000は
入力ラッチ4011を有し、このラッチは、入力ピンP
0−P31の32ビット幅の組と、バス124からのロ
ー・アクティブ(low active) のHSYNC−、VSY
NC−及びBLANK−入力とに接続されている。レジ
スターマップ4013は、読み出しストローブ及び書込
みストローブのための入力(RD−、WR−)と、解読
及び制御回路4015への4個のレジスター選択入力R
S0−RS3と、パレットチップ4000への格納又は
該チップのプログラミングのためのバス122へのデー
タピンD0−7とを有する。
【0080】回路4015は、パレット4000をパワ
ーアップ及びRESETからの復帰で構成し、更に8/
6選択ピンを有する。この8/6ピンは、256×24
カラーパレットRAM4021への8又は6ビット幅デ
ータ経路を選択するのに使われる。この8/6−入力が
低レベルに保たれているとき、データバスの最下位6ビ
ットは内部的に2ビットだけシフトアップされて上位6
ビットを占め、底の2ビットが0にされる。この動作
は、DAC(DA変換器)4031、4033及び40
35の最大範囲を利用する。
【0081】クロック選択回路4040は図25のドッ
ト・クロック4100からの5個のクロック入力CLK
0−3及びCLK3−を有し、入力クロック選択レジス
ターICS4361によってプログラムされる。クロッ
ク選択回路4040は、出力クロック選択レジスターO
CS4363からのデコードによりプログラムされるク
ロック制御ブロックとも呼ばれるプログラマブルな分周
器4041にクロックパルスを供給する。シフトクロッ
クSCLK及びビデオクロックVCLKのための2個の
バッファー付き出力4341及び4343がクロック選
択回路4041により供給される。
【0082】パワーアップで使われるクロック・ソース
は、入力ピンで指定され、後にソフトウェア選択で無効
にされることが出来る。ドットクロック周波数は、モニ
ター170への絵素レートである。約100MHz以上
では、現在のところ、ECL発振器はTTL発振器より
容易に利用することが出来る。よって、好ましくはパレ
ット4000は、コモンモード除去を達成するために互
いの逆である2個の信号を供給するECL発振器のかめ
の入力の標準モードである差動入力又はシングルエンド
TTL入力を受け取ることが出来る。これは2個のピン
CLK3及びCLK3−を利用する。よって、例えば1
35MHzドット・クロック速度を得るために駆動され
るピンが2個ある。ICS4361をプログラムするこ
とにより、ピンCLK3及びCLK3−をシングルエン
ドTTLに構成してクロック入力の柔軟性を高めること
が出来る。
【0083】異なるスクリーン解像度は、互いの倍数で
ないドットクロック速度を要求するので、本選択回路
は、異なるドットクロック周波数を発生させるためだけ
の分周回路の代替の実施例に比べて利益をもたらす。複
数の発振器と選択回路4040との使用は、入力発振器
周波数を取って、それをより高い周波数レベルに高める
位相ロックループの代替実施例より安定したクロックを
提供すると考えられる。しかし、将来は、PLL技術
は、その様にして得られた高い周波数レベルにおけるビ
デオの目的のために一層の安定性を与えることが出来、
従って代替の実施例である。
【0084】図25及び31の実施例において、複数の
所望の周波数が選択される。各周波数はビデオディスプ
レイ170の一つの種類としてのモニターの所望の解像
度に対応する。よって640×480解像度は25MH
z発振器を必要とする。1024×768解像度は64
MHz発振器で得られる。換言すると、後者の解像度を
得るために該モニターは64MHzのドットクロック速
度を与えられる。
【0085】320×200から1600×1200に
及ぶ今日の解像度及び将来の改良はパレット装置400
0によって効果的に支えられる。パレット4000のク
ロック選択特徴は、異なる解像度の多様なシステムのい
ずれかを改良するために使用されるべくプログラムする
ことを可能にするものであり、その適用の幅を広げる。
【0086】例えば、医療用イメージング技術は、高い
解像度を必要とし、プロセッサの速度の重要性は低い。
高解像度は多数の絵素を意味し、それを生成するために
プロセッサの大量の能力を使うので、兼ね合いが必要で
ある。一方、CAD/CAAMアプリケーション(コン
ピューター支援設計及びコンピューター支援製造)は高
速ドロー・レート(draw rates) を必要とし、より低い
解像度が許容出来る。種々のハードウェア及びソフトウ
ェアアプリケーションを支えるために、パレット400
0は種々の解像度をささえるのが望ましい。これらの解
像度の各々は、特別の入力ドットクロック周波数を意味
する。
【0087】多重化回路MUX4051は、有利なこと
に、利用可能なRAMの量にパレット4000を適合さ
せる。例えば、512Kのメモリーだけが利用可能であ
るならば、入力P0−15に接続された16ビット幅の
絵素バスを使って4ビット平面を伴う1024×768
モードを実施出来る。後日に512Kのメモリーを更に
付加すれば、他の16ビットP16−31が使われ、絵
素バス速度を高めずに8ビット平面を伴う1024×7
68モードが実施される。
【0088】シフトクロックSCLK及びビデオクロッ
クVCLKは、表3bに示されている比によりドットク
ロックからプログラマブルに分周される。ドットクロッ
クからシフトクロックへの分周比は、バス・ロード当た
りの絵素数に等しいが、その理由は、シフトクロック関
連パルスLOADが複数の絵素を同時に入力ラッチ40
11に入力し、一方、ドットクロックは、パレットRA
M4021への絵素毎のカラーコードの回路4051に
よる一層高速の多重化転送を制御するからである。
【0089】レジスターマップ4013は、入力クロッ
ク選択レジスター4361、出力クロック選択レジスタ
ー4363、mux 制御レジスター4371、読み出しマ
スクレジスター4353、ページレジスター4399、
読み出し及び書込みモードのためのRAMアドレスレジ
スター4351、R,G,BバイトをRAM4021に
入力するためのカラーパレットデータ保持レジスター4
391、なかんずく同期出力のために論理4393を構
成する汎用制御レジスター4398、及び累算値及びア
ナログ比較のための試験レジスター4395を包含す
る。
【0090】図31はブランキングサンプリング回路4
384も示す。選択回路4386はVGABLANK−
又はBLANK−を選択する。VGAのためのブランキ
ングは、回路4321で固定したスイッチ選択される遅
延を与えられる。ブランキングBLANK−は、0−3
2ドットクロック周期モード依存可変遅延回路4322
を通過し、次に回路4321における遅延を通過する。
同期信号VSYNC−及びHSYNC−は、同期論理4
393をHSYNCOUT及びVSYNCOUT出力に
供給する回路43、22、4321において同様のモー
ド依存遅延と、それに続く固定したスイッチ選択される
遅延により遅延される。
【0091】TLC34075グラフィックスインター
フェースチップは、グラフィックスシステムに普通に随
伴している全ての高速タイミング、同期、及び多重化論
理を一つの素子に組み込み、斯くしてチップ総数を大幅
に減らすことによって、より高度の集積を行って、シス
テムのコストを低くするように設計されている。すべて
の高速信号(クロックソースを除外する)はチップ上に
包含されるので、高周波ノイズについての考慮事項は簡
単になる。回路修正を要することなく32、16、8及
び4ビット絵素バスを収容することを可能にする絵素多
重化方式を通じて最大限の柔軟性が与えられ、これは利
用できるいろいろな量のビデオRAMについてシステム
を容易に再構成することを可能にする。データを1、
2、4又は8ビット平面に分割することが出来る。該素
子は、IMSG176/8及びBt476/8カラーパ
レットとソフトウェア両立する。図33を見よ。
【0092】該素子は、独立のVGAバスを特徴とし、
のこバスは、外部データ多重化を要することなく殆どの
VGA支援されるパーソナルコンピューターの特徴コネ
クタからのデータをパレットに直接供給することを可能
にするものである。これにより、しばしば母板上にある
既存のグラフィックス回路を利用することにより交代グ
ラフィックス板は『下方両立』(downwards compatibl
e) であり続けることが出来る。
【0093】24(3×8)ビットのカラー情報が絵素
ポートからDACへ直接転送される真カラーモードも設
けられている。この動作モードでは、絵素バスの残りの
8ビットを使ってオーバーレー機能が設けられる。TL
C34075は、二重端子付き75Ωラインを直接駆動
することの出来る三重8ビット・ビデオDA変換器と共
に256×24カラー参照用テーブルを有する。同期発
生機能が緑出力チャネルに組み込まれている。Hsync 及
び Vsyncは、該素子を通じて供給され、モニターにスク
リーン解像度を示すために随意に反転される。1、2、
又は4ビット・パネルが使われるときには、パレットア
ドレスの追加のビットを提供するためにパレット・ペー
ジ・レジスターが使われる。これにより、唯一のMPU
書込みサイクルでスクリーンの色を変化させることが出
来る。
【0094】刻時は4個の入力(TTLが3個、及びE
CL/TTL両立が1個)のうちの一つを通じてもたら
され、ソフトウェア選択可能である。ビデオ及びシフト
クロック出力は、選択されたクロック入力のソフトウェ
ア選択された分周比を提供する。TLC34075は、
VRAM素子のシリアルポートに直結されることが出
来、分離した論理を不要とする。分割シフトレジスター
転送のための支援も設けられている。 1 回路解説 1.1 MPUインターフェース プロセッサインターフェースは、読み出し及び書込みス
トローブ(RD−,WR−)、4個のレジスター選択ピ
ン(RS0−RS3)、及び8/6選択ピンを介して制
御される。この8/6ピンは、カラーパレットRAMへ
の8ビット又は6ビット幅のデータ経路を選択する。8
/6ピンが低レベルに保たれていれば、データバスの最
下位6ビットは内部的に2ビットだけシフトアップされ
て出力MUXで上位6ビットを占め、そのとき底の2ビ
ットは0にされる。この動作は、DACの最大範囲を利
用するために実行される。
【0095】内部レジスターマップが表1に示されてい
る。MPUインターフェースは非同期に動作し、データ
転送は内部論理によって同期化される。全てのレジスタ
ー記憶場所が読み出し及び書込み動作を支援する。 〔表1〕 内部レジスターマップ RS3 RS2 RS1 RS0 MPUによりアドレス指定されるレジスター 0 0 0 0 パレットアドレスレジスター − 書込みモード 0 0 0 1 カラーパレット保持レジスター 0 0 1 0 絵素読み出しマスク 0 0 1 1 パレットアドレスレジスター − 読み出しモード 0 1 0 0 予備 0 1 0 1 予備 0 1 1 0 予備 0 1 1 1 予備 1 0 0 0 汎用制御レジスター 1 0 0 1 入力クロック選択レジスター 1 0 1 0 出力クロック選択レジスター 1 0 1 1 MUX 制御レジスター 1 1 0 0 パレットページレジスター 1 1 0 1 予備 1 1 1 0 試験レジスター 1 1 1 1 リセット状態 1.2 カラーパレット カラーパレットは、RAMとの間のデータの読み書きの
ために一つの内部8ビットレジスターによりアドレス指
定される。これらのレジスターは、RAM転送後に自動
的にインクリメントされて、パレット全体がアドレスレ
ジスターの只1回のアクセスで読み書きされることを可
能にする。アドレスレジスターがRAM内の最後の記憶
場所を越えてインクリメントするとき、それは第1記憶
場所(アドレス0)にリセットされる。RAMへの全て
の読み書きアクセスはSCLK、VCLK、及びドット
クロックに対して非同期であるが1ドットクロック以内
に行われるので、ディスプレイに顕著な乱れを生じさせ
ない。
【0096】カラーRAMは各記憶場所について24ビ
ット幅であり、各カラーについて8ビット幅である。全
てのMPUアクセスは8ビット幅であるので、6ビット
・モードが選択されたときでも(8/6−=0)カラー
パレットに格納されるデータは8ビットである。6ビッ
ト・モードが選ばれたならば、カラーパレット内の2個
のMSBは、書き込まれる値を持つ。しかし、若しそれ
らが6ビット・モードで読み戻されるならば、この2個
のMSBは0となる。カラーパレットの後の出力MUX
は、6個のLSBビットを6個のMSB位置へシフトさ
せ、2個のLBSを0で満たし、次にそれらをDACへ
送る。試験レジスター及び1の累算レジスターは共に出
力MUXの前にデータを取って、ユーザーに最大の柔軟
性を与える。
【0097】カラーパレットアクセスについて次の2節
で説明する。 1.2.1 カラーパレットRAMへの書込み カラーパレットに格納を行うには、MPUは最初に、修
正を開始するアドレスでアドレスレジスターに書込み
(書込みモード)をしなければならない。その次に、
赤、緑及び青のデータの8ビットでパレット保持レジス
ターへの3回の連続する書込みが行われる。青書込みサ
イクル後に、カラーの3バイトは24ビット・ワードに
連結されて、アドレスレジスターにより指定されるRA
M記憶場所に書き込まれる。該アドレスレジスターは、
その後、次の記憶場所にインクリメントし、MPUは、
これを、単に赤、緑及び青のデータの他のシーケンスを
書き込むことによって修正することがある。スタートア
ドレスを書込み、ブロック全体が書き込まれてしまうま
で連続する赤、緑及び青書込みサイクルを行うことによ
って、連続する記憶場所内のカラー値のブロックを書き
込むことが出来る。 1.2.2 カラーパレットRAMからの読み出し パレットからの読み出しは、読み出されるべき記憶場所
でのアドレスレジスター(読み出しモード)への書込み
によって実行され、その後これはパレットRAMから保
持レジスターへの転送を開始し、次にアドレスレジスタ
ーのインクリメントが行われる。保持レジスターからの
3回の連続するMPU読み出しにより、指定された記憶
場所について赤、緑及び青のカラーデータ(8/6−モ
ードに応じて6ビット又は8ビット)が生成される。青
読み出しサイクルに続いて、カラーパレットRAMの、
アドレスレジスターにより指定されたアドレスの内容が
保持レジスターにコピーされ、アドレスレジスターは再
びインクリメントされる。パレットへの書込みと同じ
く、スタートアドレスを書込み、ブロック全体が読み出
されてしまうまで連続する赤、緑、及び青読み出しサイ
クルを行うことによって連続する記憶場所内のカラー値
のブロックを読み出すことが出来る。 1.2.3 パレットページレジスター パレットページレジスターはレジスターマップ(§1.
1を見よ)上に8ビット・レジスターとして現れる。そ
の目的は、パレット再格納の必要を無くすることによっ
て高速カラー変化をもたらすことである。1、2又は4
ビットの平面を使うときには、追加の平面はページレジ
スターから供給されるが、例えば4ビット平面を使うと
きには、絵素入力はパレットアドレスの下位4ビットを
指定し、上位4ビットはページレジスターから指定され
る。これにより、ユーザーに、只1回のチップアクセス
で16個の『パレットページ』から選択を行う能力が与
えられ、従って全てのスクリーンカラーをライン周波数
で変化させることが可能になる。ビット対ビット対応を
使用するので、上記の構成では、ページレジスターのビ
ット7ないし4は、パレットアドレスビット7ないし4
にそれぞれマッピンクされる。これを以下に説明する。 注: ページレジスターからの追加のビットは読み出し
マスクの前に挿入され、従ってマスキングを受ける。 〔表2〕 パレットページレジスターのビットの割り振り ビット平面 msb パレットアドレスビット lsb No. 8 M M M M M M M M 4 P7 P6 P5 P4 M M M M 2 P7 P6 P5 P4 P3 P2 M M 1 P7 P6 P5 P4 P3 P2 P1 M Pn=ページレジスターからのnビット M=絵素ポートからのビット 1.3 入力/出力クロック選択及び発生 TLC34075は、最大5クロック入力を提供する。
そのうちの3個はTTL入力のためのものである。他の
2個は、1ECL入力又は2個の余分のTTL入力とし
て選択することが出来る。TTL入力は80MHzに及
ぶビデオ・レートに使用することが出来、それ 以上で
はECLクロックソースを使用することが出来るが、そ
のECLクロックは、もっと低い周波数でも使用するこ
とが出来る。二重モードクロック入力(ECL/TT
L)は本来はECL入力であるけれどの、入力クロック
選択レジスターがその様にプログラムされているならば
TTL両立の入力として使用することが出来る。パワー
アップに使われるクロックソースはCLK0であり、通
常動作時にはソフトウェアにより代替のソースを選択す
ることが出来る。この選択されたクロック入力は、無修
正でドットクロック(モニターに対して絵素レートを表
す)として使われる。しかし、この素子は出力クロック
選択レジスターを使用することによりユーザーのSCL
K及びVCLK出力(シフトクロック及びビデオクロッ
ク)のプログラミングを考慮に入れるものである。入力
/出力クロック選択レジスターは表3a及び3bに示さ
れている。
【0098】SCLKはVRAMを直接駆動するように
設計され、VCLKはBLANK及びSYNCの様なビ
デオ制御信号と協働する様に設計されている。SCLK
及びVCLKは汎用シフトクロック及びビデオクロック
として設計されているけれども、これらはTMS340
×0GSPファミリーと直接協働するとも考えられる。
そこて、SCLK及びVCLKは独立に選択出来るけれ
ども、以下に記述する様に、両者の間にはなお関係があ
る。システムの考慮が設計において行われ、最大限の自
由をユーザーに残している。
【0099】内部的にSCLK及びVCLKの両者は、
DOTCLKの立ち上がりエッジでカウントされる共通
のクロックカウンタから生成される。VCLKがイネー
ブされるとき、それは図34に例示されている様にSC
LKと同相である。 〔表3a〕 入力クロック選択レジスター・フォーマット 入力クロック選択レジスター 機能(2) ビット(1) 3 2 1 0 0 0 0 0 クロックソースとしてCLK0を選択* 0 0 0 1 クロックソースとしてCLK1を選択 0 0 1 0 クロックソースとしてCLK2を選択 0 0 1 1 TTLクロックソースとしてCLK3を選 択 0 1 0 0 TTLクロックソースとしてCLK3−を 選択 1 0 0 0 ECLクロックソースとしてCLK3及び CLK3−を選択 *CLK0は、VGAパススルーに要求されるパワーアップ時に選択される。 注1: レジスタービット4、5、6及び7は『無頓
着』(Don't Care) 状態を有する。 注2: クロックを一つのモードから他方のモードへ選
択するときには、新しいクロックが安定して走るまでに
最低30nsが必要である。 〔表3b〕出力クロック選択レジスターフォーマット 出力クロック選択レジスター 機能(2) フォーマットのビット5 4 3 2 1 0 0 0 0 x x x VCLK/1出力比 0 0 1 x x x VCLK/2出力比 0 1 0 x x x VCLK/4出力比 0 1 1 x x x VCLK/8出力比 1 0 0 x x x VCLK/16出力比 1 0 1 x x x VCLK/32出力比 1 1 x x x x VCLK出力は理論1に保持される* x x x 0 0 0 SCLK/1出力比 x x x 0 0 1 SCLK/2出力比 x x x 0 1 0 SCLK/4出力比 x x x 0 1 1 SCLK/8出力比 x x x 1 0 0 SCLK/16出力比 x x x 1 0 1 SCLK/32出力比 x x x 1 1 x SCLK出力はオフにされて低レベルに保 持される* *これらのラインは、VGAパススルーに要求されるパワーアップ状態を示す。 注:1 レジスタービット6及び7は『無頓着』状態を
有する。 注:2 クロックを一つのモードから他方のモードへ選
択するときには、新しいクロックが安定して走るまでに
最低30nsが必要である。 1.3.1 SCLK データは該素子内に立ち上がり『LOAD』(これは基
本的にはSCLKと同じであるがBLANKアクティブ
期間にディスエーブルされない)でラッチされる。従っ
て、SCLKは、絵素バス幅とビット平面の数との関数
としてセットされる。SCLKは、ドットクロックの
1、2、4、8、16、又は32の区分として選択され
ることが出来る。SCLKが使われなければ、無効なS
CLK周波数に起因するVRAM『ロックアップ』から
保護するために出力はオフにされて低レベルに保持され
る。SCLKは、BLANKアクティブ期間にも低レベ
ルに保たれる。制御タイミングは、BLANKがディス
エーブルされてディスプレイのために作動可能であると
きに作動可能な第1絵素データをVRAMからもたらす
様に設計されている。分割シフトレジスター動作が使わ
れるときには、SCLKは、SSRT入力と協働するこ
とによって処理されている(1.9を見よ)。
【0100】省略時セットアップは、モード0で使われ
るとき、1:1である。以下のタイミングの説明につい
ては、表3aを参照のこと。VCLKの立ち下がりエッ
ジは、内部的にTLC34075により、BLANK−
入力をサンプリングしラッチするために使われる。BL
ANK−がアクティブになるとき、SCLKはなるべく
早くディスエーブルされる。換言すると、若し最後のS
CLKが高レベルであって、サンプリングされたBLA
NK−が低レベルであれば、そのSCLKはそのサイク
ルを終えて低レベルになることが許され、その後SCL
K信号は、サンプリングされたBLANK−が高レベル
に戻ってそれを再びイネーブルするまで低レベルに保た
れる。VRAMのシフトレジスターはBLANK−アク
ティブ期間に更新されるべき支援され、第1SCLK
は、VRAMからの妥当な第1絵素データを刻時するの
に使われる。BLANK−入力の内部パイプライン遅延
は、モニターへのDAC出力のデータと整合するように
設計される。上記の理論は、SCLK周期がVCLK周
期より短く、等しく又は長い場合に働く。
【0101】表3bは、SSRT(分割シフトレジスタ
ー転送(Split Shift Register Transfer)) 機能が作動
可能にされた場合を示す。最小限15nsのSCLKパル
ス1個が、指定された遅延を以てSFLAG入力の立ち
上がりエッジから生成される。これはVRAMタイミン
グ要件を充たすように設計されており、このSCLKは
上記した標準的シフトレジスター転送の場合に第1SC
LKと置き代わる。SSRT機能の詳しい説明についは
1.9を参照されたい。 1.3.2 VCLK VCLKはドットクロックの2、4、8又は16の区画
として選択されることが出来ると共に、論理1にも保た
れることが出来る。省略時セットアップは、論理1に保
たれたVCLKであるが、その理由は、VGAパススル
ーではそれが使われないからである。
【0102】VCLKは、GSP又は何らかの注文設計
の制御論理により制御信号(BLANK−、HSYNC
−及びVSYNC−)を生成するために主として使われ
る。図35−図38から分かるように、該制御信号はV
CLKによりサンプリングされるので、VCLKはイネ
ーブルされなければならない。図35は、SCLK/V
CLK制御タイミングを示す(SSRTがディスエーブ
ルされたとき、SCLK周波数=VCLK周波数であ
る)。
【0103】SSRT機能が作動可能にされると(GC
Rビット2=1)SSRT機能が作動不能にされ(Gen.
Ctrl. Reg. bit 2=0)又はSFLAG入力は低レベ
ルである。(SCLK周波数=VCLK周波数) SCLK/VCLK及びTMS340×0 TLC34075のSCLK及びVCLKは全てのグラ
フィックスシステムのために設計されているけれども、
これらは、TMS340×0グラフィックスシステムプ
ロセッサにも緊密に結びついている。TMS340×0
と協働する全てのタイミングが考慮されている。ユーザ
ーのアプリケーションの都合のために説明しなければな
らない点が幾つかある。 VLCK TMS340×0における全ての制御信号(例えばBL
ANK−、HAYNC−及びVSYNC−)は、VAL
Kの立ち上がりエッジからトリガーされ生成される。T
LC34075がBLANK−入力をサンプリングしラ
ッチするのに立ち上がりエッジを使用するという事実
は、VCLKの周波数を選んで接着論理無しでTLC3
4075を340×0 GSPと接続する極めて大きな
自由度をユーザーに与える。最小VCLK周波数は、T
MS340×0が必要とする最小VCLK周期より長く
選択される。
【0104】TMS340×0では、BLANK−を生
成するVCLKの同じ立ち上がりエッジが、同時にスク
リーン再生の要求も行う。VCLK周期が16TQ(T
QはTMS340×0のCLKINの周期である)より
長く選ばれていれば、VRAMデータを最後の絵素転送
と共にメモリーからシフトレジスターへ転送するために
最後のSCLKが誤って使われる可能性がある。そのと
き、次の走査線についての第1SCLKは第1絵素デー
タをパイプからシフトさせ、スクリーンは第2絵素から
誤ってスタートする。
【0105】SCLK及びSFLAGSCLKは現在の
−10及びより低速のVRAMと好適に協働する。分割
シフトレジスター転送の場合には、適切な動作を確保す
るために通常シフトレジスター転送及び分割シフトレジ
スター転送の間に1個のSCLKが生成される。SFL
AGはこの目的のために設計されている。SFLAG
は、PALから生成されて、TR−/QE−信号の立ち
上がりエッジ又は第1通常シフトレジスター転送サイク
ルのRAS−信号の立ち上がりエッジでトリガーされる
ことが出来る。VRAM TRG−高レベルからSCL
K高レベルまでの最小遅延時間がPAL遅延により満た
されるならばTR−/GE−使うことが出来、そうでな
ければRAS−を使うことが出来る。 1.4 多重化方式 TLC34075は、表4及び5に示されている極めて
融通のきく多重化方式を提供する。オンチップ(on-chi
p)多重化の使用により、利用できるRAMの量に合わせ
てシステムを再構成することが可能になる、例えば、2
56Kバイトのメモリーだけが利用可能であるならば、
8ビット幅絵素バスを使って4ビット平面での800×
600モードを実施することが出来る。後日に絵素バス
の他の8ビットに256Kバイトを付加したならば、ユ
ーザーは、同じ解像度で8ビット平面を使用し、或いは
1024×768の解像度で4ビット平面を使用する選
択を行うことが出来る。絵素バスの残りの16ビットに
512Kバイトを更に付加すれば、ユーザーは、102
4×768での8ビット平面又は1280×1024で
の4ビット平面の選択を行うことが出来る。叙上の全て
は、ハードウェアを修正したり絵素バスの速度を向上さ
せたりする必要無しに達成することが出来る。
【0106】入力MUXは、80MHzの高速でデータ
を取ることが出来る。これは、VGAパススルーモード
を含む全てのモードにあてはまる。 1.4.1 VGAパススルーモード モード0は、VGAパススルーモードであるが、このモ
ードは、殆どのパーソナルコンピューターのVGAモー
ドをエミュレートするのに使われる。このモードの利点
は、殆どのVGA両立のPCシステムの特徴コネクタ上
に提示されたデータを別のバス上の装置に取り込むこと
が出来、従って外部多重化を全く要しないことである。
この特徴は、既存のグラフィックス回路が母板上にある
システムにおいては特に有益である;この場合には実施
されるべきグラフィックスカードにおけるドロップを可
能にし、これは、オンボードVGA回路を使うが、出現
するビット平面データをTLC34075を通る経路に
経路指定することによって全ての既存のソフトウェアと
の両立性を維持する。これはパワーアップ時の省略時モ
ードである。このVGAパススルーモードがパワーアッ
プ後に選択されたときには、クロック選択レジスター、
一般制御レジスター及び絵素読み出しマスクレジスター
もパワーアップ省略時状態の様に自動的にセットされ
る。
【0107】このモードは特徴コネクタ哲学で設計され
ているので、全てのタイミングはVGAパススルーモー
ドのためにデフォールト(default)として使われている
CLK0を基準とし、他の全ての通常モードについては
CLK0−3が正にDOTCLK、VCLK、及びSC
LKを生成するOSCソースであり、全てのデータ及び
制御タイミングはSCLKを基準とする。 1.4.2 多重化モード VCAパススルーの他に、4種類の多重化モードを利用
することが出来、これらは全て明細書において通常モー
ドと呼ばれている。各モードにおいて、8、16又は3
2ビットの絵素バス幅を使用することが出来、モード
1、2及び3は追加的に4ビットの絵素バス幅を支え
る。データは常に絵素バスの最上位ビットに提示される
べきである。即ち、16ビットが使われるときには、絵
素データはP31−P16上に提示され、8ビットはP
31−P24上に、4ビットはP31−P28上に提示
される。使用されない全てのPBUSピンはGNDに接
続しなければならない。
【0108】モード1はカラーパレットをアドレス指定
するために単一ビット平面を使用する。絵素ポート・ビ
ットはパレットアドレスのビット0に送り込まれ、7個
の高位アドレスビットはパレットページレジスターによ
り定められる(§1.2.3を見よ)。このモードは、
デスクトップ・パブリッシングなどの高解像度の単色ア
プリケーションに用いることが出来る。このモードは、
32:1での最大量の多重化を可能にし、従って128
0×1024のスクリーン解像度で僅かに4MHzの絵
素バス・レートを与える。僅かに単一のビットが使われ
るだけであるけれども、ライン周波数でのパレットペー
ジレジスターの変更は、ライン当たり2色で256種の
異なる色を同時に表示することを可能にする。
【0109】モード2は、カラーパレットをアドレス指
定するのに2ビット平面を使う。この2ビットとパレッ
トの下位アドレスビットに送り込まれ、6個の高位アド
レスビットはパレットページレジスターにより定められ
る(§1.2.3を見よ)。このモードは絵素バス上で
16:1の最大分周比を可能にし、モード1に対して4
色の代替モードである。
【0110】モード3はカラーパレットをアドレス指定
するのに4ビット平面を使う。この4ビットはパレット
の下位アドレスビットに送り込まれ、4個の高位アドレ
スビットはパレットページレジスターにより定められる
(§1.2.3を見よ)。このモードは、16色の16
ページを提供し、/1ないし/8のSCLK分周比で使
うことの出来るものである。
【0111】モード4は、カラーパレットをアドレス指
定するのに8ビット平面を使う。パレットアドレスの8
ビット全部が絵素ポートから指定されるので、ページレ
ジスターは使われない。このモードは、1:1(8ビッ
ト・バス)、2:1(16ビット・バス)又は4:1
(32ビット・バス)のドットクロック対SCLK比を
可能にする。従って、32ビット構成では、僅か16M
Hzの外部データ速度で1024×768絵素スクリー
ンを実施することが出来る。 1.4.3 真カラーモード モード5は『真カラーモード』であり、このモードで
は、オーバーレーデータ及び制御信号(BLANK−及
びSYNC)と同じ量のパイプライン遅延をもって24
ビットのデータが絵素ポートからDACへ直接転送され
る。このモードでは、パレットRAMをアドレス指定す
るために絵素バスの残りの8ビットを利用することによ
ってオーバーレーが提供されるが、それは24ビットR
AM出力を生じさせる結果となり、この出力はDACへ
のオーバーレー情報として使われる。全てのオーバーレ
ー入力(P7−P0)が理論0であるときには、オーバ
ーレー情報は表示されないが、0でない値が入力された
ときには、カラーパレットRAMがアドレス指定され、
その結果としてのデータが、真カラーデータに対する優
位順位を受け取るDACへ供給される。
【0112】真カラーモードデータ入力は8ビットモー
ドと協働する。換言すると、6ビットだけが使われるな
らば、各カラーについての2MSB入力をGNDに接続
する必要がある。しかし、パレットは、オーバーレー入
力により使われるが、なお8/6−入力ピンにより支配
され、それに応じて出力MUXは8ビットデータ又は6
ビットデータを選択する。
【0113】通過させられるカラーについは、P8−P
15は赤データを通し、P16−P23は緑データを通
し、P24−P31は青データを通す。 1.4.4 特殊ニブルモード モード6は一般制御レジスター(1.11を見よ)にお
いてSNMビット(ビット3)がセットされSSRTビ
ット(ビット2)がリセットされたときにイネーブルさ
れる『特殊ニブルモード』である。特殊ニブルモードが
イネーブルされたとき、MUX制御レジスターのセット
アップは無視され、それた他のモードに優る。そのと
き、SFLAG/NFLAG入力は、各バイトのどのニ
ブルが絵素データを保持しているかを示すニブルフラグ
として使われている。概念上、この特殊ニブルモードは
16ビットバス幅で4ビット絵素モードの追加の変化を
立てるが(32個の入力P0〜P31は全て4バイとし
て結合される)、この場合には16ビットデータバス
は、その4バイトの各々の下位/高位ニブル上に見出さ
れる。もっと詳しい情報については、1.9.2を参照
されたい。このモードは各絵素について4ビット平面を
使うので、それらはパレットの下位アドレスビットに送
り込まれ、4個の高位アドレスビットはパレットページ
レジスターにより定められる(1.2.3を見よ) 1.4.5 多重化制御レジスター マルチプレクサはレジスターマップ内の8ビットのレジ
スターを介して制御される(§1.1を見よ)。該レジ
スターのビットフィールドは次(表4)のとおりであ
る。 〔表4〕 モード及びバス幅選択 ─────────────────────────────────── モー MUX 制御レジスター 絵素 絵素 SCLK 絵素当 絵素 特殊 表参照 ド ビット(1) あた バス 分周 たりの バス ニブ (6) りの 幅 比(3) オーバ の物 ルモ 5 4 3 2 1 0 デー ーレー 理的 ード タビ ビット 結合 ット (4) (5) (2) ─────────────────────────────────── 0 1 0 1 1 0 1 8 8 1 8 NO a 1 0 1 0 0 0 0 1 4 4 4 NO b 1 0 1 0 0 0 1 1 8 8 8 NO c 1 0 1 0 0 1 0 1 16 16 16 NO d 1 0 1 0 0 1 1 1 32 32 32 NO e 2 0 1 0 1 0 0 2 4 2 4 NO f 2 0 1 0 1 0 1 2 8 4 8 NO g 2 0 1 0 1 1 0 2 16 8 16 NO h 2 0 1 0 1 1 1 2 32 16 32 NO i 3 0 1 1 0 0 0 4 4 1 4 NO j 3 0 1 1 0 0 1 4 8 2 8 NO k 3 0 1 1 0 1 0 4 16 4 16 NO l 3 0 1 1 0 1 1 4 32 8 32 NO m 4 0 1 1 1 0 0 8 8 1 8 NO n 4 0 1 1 1 0 1 8 16 2 16 NO o 4 0 1 1 1 1 0 8 32 4 32 NO p 5 0 0 1 1 0 1 24 32 0 8 32 NO q 6 0 1 1 1 1 1 4 16 4 32 YES r ─────────────────────────────────── 注1: レジスタービット6及び7は、『無頓着』状態
を有する。 注2: 『絵素当たりのデータビット』は、表示される
各絵素についてのカラーデータとして使われる絵素ポー
ト情報のビット数あり、しばしばビット平面の数と呼ば
れる。これは、カラーパレットアドレスデータ(モード
0−4、6)又はDACデータ(モード5)てあること
が出来る。 注3: 『SCLK分周比』は、出力クロック選択レジ
スターのために使われる数である。これはバスロード当
たりの絵素数を示し、これは各SCLKから生成される
絵素の数であり、例えば32ビット絵素バス及び8ビッ
ト平面ではバスロード(又はSCLK)毎に4この絵素
が生成される。 注4: オーバーレーは、真カラーモードにおいて絵素
バスの残りの8ビットで実施される。 注5: 普通は、『絵素バスの物理的結合』は、『絵素
バス幅』に等しい。唯一の例外は特殊ニブルモードであ
る。より詳しくは1.9節を参照されたい。 注6: このコラムは、表5のコラムへの参照てあり、
そこには絵素情報の実際の操作が示されている。下記を
見よ。
【0114】表4は入力MUX制御のために設計されて
いる。これは、入力MUX制御のために使用されると共
にユーザーの情報のために提供されている『SCLK分
周比』を与えているけれども。SCLK出力は、1.3
節及び表3に示されている出力クロック選択レジスター
にプログラムされているビットに依存する。上記の動作
モードにおける絵素及びオーバーレーバーの使用が表5
に示されている。この表は、各ステージにおいて絵素情
報からどんなデータが抽出されるかを示す。動作は表の
一つのコラムに束縛されている(表4からの参照を見
よ)。各立ち上がりSCLKで、データは絵素入力ポー
トから内部的にラッチされ、これは表5の第1行を起こ
す。連続する行が各絵素クロックで実行される。コラム
が完成すると、SCLKはもう一つのバスロードを開始
させ、従ってコラムを繰り返す。
【0115】表4及び表5の使用方法の一例として、絵
素当たり8データビットのシステムを設計し、なるべく
低速のSCLKレートを使うことをユーザーが希望する
場合には、最大絵素バス幅を使うべきであり、それは3
2であり、そしてSCLK分周比はそのときDOTCL
Kから/4であることが出来る。表4から、MUX制御
レジスターに1E(HEX)を書き込むべきことが分か
る。次に、表5におい構成Pを使うべきことが分かり、
この表は、最も早くに表示された絵素平面にP0−P7
を接続するべきことを教えており、次にP8−P15、
P16−P23を接続し、そしてP24−P31が最後
に表示される絵素平面となる。SCLKをセットするた
めに出力クロック選択レジスターもプログラムされなけ
ればならない。この場合、12(HEX)を使うべきで
ある(VCLKもDOTCLK/4としてプログラムさ
れると仮定する)。チェックするべきもう一つのこと
は、特殊ニブルモードが動作不能にされていることを確
かめることである(1.9.2及び1.11を見よ)。
【0116】MUX制御レジスターに2D(HEX)が
ロードされるとき、そのVGAモード及びTLC340
75はそのVGA省略時状態に入るが、これはパワーア
ップと同じ状態である。より詳しくは1.5を参照され
たい。 〔表5〕 絵素分配のポートデータ(2) ─────────────────────────────────── a b c d e f g h ─────────────────────────────────── VGA7,..,VGA0 P0 P0 P0 P0 P0,P1 P0,P1 P0,P1 P1 P1 P1 P1 P2,P3 P2,P3 P2,P3 P2 P2 P2 P2 P4,P5 P4,P5 P3 ・ ・ ・ P6,P7 ・ ・ ・ ・ ・ P7 P15 P31 P14,P15 ─────────────────────────────────── ─────────────────────────────────── i j k l m n ─────────────────────────────────── P0,P1 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P7 P2,P3 P4,..,P7 P4,..,P7 P4,..,P7 P4,P5 P8,...P11 P8,..,P11 ・ P12,...,15 ・ ・ ・ P30,P31 P28,..,P31 ─────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── o p q″′ r ───────────────────────────────── P0,..,P7 P0,..,P7 P8,..,P31 NFLAGm0 NFLAGm1 P8,..,P15 P8,..,P15 P0,..,P3 P4,..,P7 P16,..,P23 P8,..,P11 P12,..,P15 P24,..,P31 P16,..,P19 P20,..,P23 P24,..,P27 P28,..,P31 ───────────────────────────────── 注1: この動作モードでは、ポートピンP0−P7
は、オーバーレーデータを生成するために使われる。こ
の動作は、絵素入力P0−P7を接地し、或いは読み出
しマスクをクリアすることにより動作不能にすることが
出来る(§1.4.5を見よ)。通過させられるカラー
についは、P8−P15は赤DACに適され、P16−
P23は緑DACに、P24−P31は青DACに通さ
れる。 注2: 低い数はLSBであり、高い数はMSBであ
る。例えば、構成0(MUX制御レジスター=1D(H
FX))では、第2チャネルにおいてP8がLSBでP
15がMSBであり、パレットRAM記憶場所21(H
EX)をアドレス指定するにはP8及びP13は高レベ
ルでなければならない。入力データは、低い番号のチャ
ネルから高い番号のチャネルへとサンプリングされる。
例えば、構成Pがプログラムされれば(MUX選択レジ
スター=1E(HEX))、チャネルP0−P7が始め
にサンプルリングされ、次にP8−P15、P16−P
23がサンプリングされ、そして最後にサンプリングさ
れるチャネルはP24−P31となる。同じ規則がVG
A0−7にもあてはまる。 1.4.6 読み出しマスキング 読み出しマスクレジスターは、カラーパレットRAMを
アドレス指定することからビット平面をイネーブルし又
はディスエーブルするのに使われる。各パレットアドレ
スビットは、パレットをアドレス指定する前に、読み出
しマスクレジスターからの対応するビットと理論的にA
ND演算される。
【0117】この機能とページレジスタービットの付加
後に行われるので、ANDマスクのゼロ化(zeroing)の
結果は唯一のパレット記憶場所となり、パレットページ
レジスターのアクセスによる影響を受けない。 1.5 リセット TLC34075をリセットする方法は三つある: A.パワーアップ・リセット B.ハードウェア・リセット C.ソフトウェア・リセット 1.5.1 パワーアップ・リセット TLC34075にはPOR(パワーアップ・リセット
(POwer-up Reset) の略語)理論が組み込まれている。
このPORはパワー・オン時にだけ働く。しかし、1.
5.2に記憶されている様にハードウェア・リセット回
路においてパワーアップ時にリセット状態を保証する様
に設計することが推奨される。電圧が安定した後は、全
てのレジスターについて故障時状態はVGAモードであ
る。 1.5.2 ハードウェア・リセット ユーザーが『リセット状態』レジスターに〔RS3−0
=1111(二進)〕を書き込むときには、常に、その
書き込まれる値は無視されるけれども、TLC3407
5はリセットする。RS3−0が1111(二進)値を
保持している限りは、TLC34075は各『WR−』
立ち上がりエッジによりリセットする。『WR−』エッ
ジが多いほど、TLC34075は確実にリセットされ
る。ハードウェア・リセット構造が使われるならば、こ
の方式、バースト『WR−』ストローブは電源電圧が安
定するまでパワーアップ時に提案される。故障時リセッ
ト状態はVGAモード用であり、各レジスターについて
の値が1.5.4に示されいる。 1.5.3 ソフトウェア・リセット パワーアップ後にMUX制御レジスターがVGAモード
を選択するときには、それに応じて全のレジスターが初
期設定される。VGAモードはパワーアップ及びハード
ウェアリセット時の省略時状態にあるので、MUX制御
レジスターでのVGAモード選択は当然にソフトウェア
リセットと見なされる。よって、MUX制御レジスター
が2D(HEX)として入力されたときには、TLC3
4075はソフトウェアリセットを開始する。 1.5.4 VGA省略時状態 リセット後の各レジスターの状態は次のとおりである: MUX制御レジスター 2D(HEX) 入力クロック選択レジスター 00(HEX) 出力クロック選択レジスター 3F(HEX) パレットページレジスター 00(HEX) 一般制御レジスター 13(HEX) 絵素読み出しマスクレジスター FF(HEX) パレットアドレスレジスター xx(HEX) パレット保持レジスター xx(HEX) 試験レジスター (カラーパレットの
赤値を指す) 1.6 フレームバッファーインターフェース TLC34075は、フレームバッファーインターフェ
ースを制御するために二つの制御信号、SCLK及びV
CLKを提供する。SCLKは、VRAMシフトレジス
ターからデータを直接クロックアウトするのに使うこと
が出来る。分割シフトレジスター転送機能も支援され
る。VCLKは、HSYNC−、VSYNC−及びBL
ANK−の様な制御信号を時刻し且つ同期させるのに使
われる。
【0118】入力に提示される絵素データは、通常モー
ドではSCLKの立ち上がりエッジでラッチされ、VG
AモードではCLK0の立ち上がりエッジでラッチされ
る。制御信号HSYNC−、VSYNC−、及びBLA
NK−は通常モードではVCLKの立ち下がりエッジで
サンプリングされラッチされるが、HSYNC−、VS
YNC−、及びVGABLANK−はCLK0の立ち上
がりエッジでラッチされる。データ及び制御信号の両方
が、内部パイプライン遅延を通してDAC出力でモニタ
ーに対して並べられる。DACの出力は、2端子付き7
5Ωケーブルの場合と同じく、37.5Ωの負荷を直接駆
動することが出来る(図39及び40を見よ)。 1.7 アナログ出力の明細 DAC出力は、図39に示されている3個の電流源(I
OR及びIOBのための2個だけ)により制御される。
通常の場合には、ブランク・レベルとブラック・レベル
との間には7.5IREの差がある(これは図39に示さ
れている)。0IREペデスタルが必要ならば、一般制
御レジスターのビット4をリセットすることによって、
それをその様に選択することが出来る(1.11.3を
見よ)。ビデオ出力は図40に示されている。
【0119】フルスケールのビデオ信号の強さを制御す
るためにFSADJピンとGNDとを接続するレジスタ
ー(RSET)が必要である。図40及び41のIRE
関係は、フルスケール出力電流に係わらず維持される。
RAET及びフルスケール出力電流IOGの間の関係
は、 RSET(オーム)=K1*VREF(v)/IOG
(mA) である。与えられたRSETについてのIOR及びIO
B上のフルスケール出力電流は、 IOR,IOB(mA)=K2*VREF(v)/RS
ET(オーム) であり、ここでK1及びK2は次のとおりに定義され
る: ─────────────────────────────────── IOG IOR,IOB Pedestal ───────────────────────────── 8-bit output 6-bit output 8-bit output 6-bit output ─────────────────────────────────── 7.5 IRE K1=11,294 K1=11,206 K2=8,067 K2=7,979 0 IRE K1=10,684 K1=10,600 K2=7,462 K2=7,374 ─────────────────────────────────── 1.8 Hsync−,Vsync−及びBlank− 通常モードでは、HSYNC−及びVSYNC−は、真
/補ゲートを通され、次に出力HSYNCOUT及びV
SYNCOUTに行く。HSYNCOUT及びVSYN
COUTの極性は、一般制御レジスターを通してプログ
ラムすることが出来る。これにより、接続されているモ
ニターは、現在のスクリーン解像度を検出することが出
来る。しかし、VGAモードでは、モニターに対して必
要とされる極性は、HSYNC−及びVSYNC−の出
所となる特徴コネクタで既に与えられているので、TL
C34075は、それらを極性変更無しにHSYNCO
UT及びVSYNCOUTに通すだけである。1.3節
及び図36、図37に記載されている様に、通常モード
ではBLANK−入力はVCLKの立ち下がりエッジで
サンプリングされてラッチされ、HSYNC−及びVS
YNC−入力は同様にサンプリングされてラッチされ
る。しかし、VGAモードでは、それらはCLK0入力
の立ち上がりエッジでラッチされる。全ての詳細なタイ
ミングについて図8を参照されたい。MUX制御レジス
ターが2D(HEX)ならば、そのVGAモード、CL
K0及びVGABLANC−入力が選択され、そうでな
ければ、VCLK及びBLANK−が使われる。
【0120】ピン総数の制限に起因して、HSYNC−
及びVSYNC−入力はVGAモード及び通常モードの
両方に使われる。若し両方のモードがTLC34075
で使われるならば、VGAのSYNCと通常のSYNC
とのセットを選択する外部MUXが必要である。MUX
OUT−は、この目的のために設計されている。(1.
10及び1.11を見よ) HSYNC−、VSYNC−及びBLANK−は、全
て、データを出力に整列させるために内部パイプライン
遅延を有する。サンプル及びラッチのタイミング遅延に
起因して、BLANK−入力がアクティブになった後に
アクティブSCLKを持つことが可能である。VCLK
及びSCLK、及び内部VCLKサンプル及びラッチ遅
延の間の関係を慎重に見直してプログラムしなければな
らない。より詳しくは1.3節及び図36及び図37を
参照されたい。
【0121】図39に示されいる様に、アクティブHS
YNC−及びVSYNC−は、パイプライン遅延後に s
ync 電流源から転換する。これらはBLANK−信号に
よって修飾されない。換言レバー、HSYNC−及びV
SYNC−は、適切な動作を確保するために、BLAN
K−アクティブ時にだけアクティブである様に設計され
るべきである。
【0122】通常モードにおいてHSYNCOUT出力
及びVSYNCOUT出力の極性を変更するには、MP
Uは一般制御レジスターの対応するビットをセット又は
クリアしなければならない(§1.11.1を見よ)。
また、これらの2ビットは通常モードだけに影響を与え
るものであり、VGAモードには影響を与えない。これ
らのビットは、非反転である1にデフォールト(defaul
t)する。 1.9 分割シフトレジスター転送VRAM及び特殊ニ
ブルモード 1.9.1 分割シフトレジスター転送VRAM TLC34075は、分割シフトレジスター転送(SS
RT)VRAMのための直接支援を有する。VRAMが
分割レジスター転送を行うことが出来る様にするため
に、ブランクシーケンス時に余分のSCLKサイクルを
挿入しなければならない。これは、一般制御レジスター
のSSRTイネーブル・ビット(ビット2)がセットさ
れるがSNM(ビット3)がリセットされるときに開始
され(§1.11を見よ)、SFLAG/NFLAG入
力ピン上の立ち上がりエッジが検出され、SCLKパル
スが20ns以内に生成されると共に最小15nsの理論高
レベル持続時間が15VRAM条件の全てを満たすため
に設けられる。SFLAG/NFLAG入力の立ち上が
りエッジはSCLKをトリガーするが、それは、BLA
NK−アクティブ期間の終わりまで高レベルに止まって
いなければならない。SFLAG立ち上がりタイミング
を調節することによってVRAM・TRG−が高レベル
に転換する時からの、このSCLKの立ち上がりエッジ
の遅延時間を満たすことはユーザーの責任である。SC
LK、SFLAG入力及びBLANK−の波形及び関係
は図41に示されている通りである。
【0123】BLANK−時にSSRT機能がイネーブ
ルされるがSFLAG/NFLAGが低レベルに保たれ
れば、SCLKは、SSRT機能がディスエーブルされ
たのと丁度同じく走る。BLANK−が非活動状態(in
active) であるときにはSFLAG/NFLAG入力は
低レベルに保たれなければならない。システムのもっと
詳しいことについては1.3.1及び図35、図36を
参照されたい。 1.9.2 特殊ニブルモード TLC34075には特殊ニブルも度が設計されてい
る。このモードは、一般制御レジスターのSNMビット
(ビット3)がセットされるがSSRT(ビット2)が
リセットされるときにイネーブルされる(1.11を見
よ)。このときSFLAG/NFLAG入力は、各バイ
トのどのニブルが絵素データを保持しているかを示すニ
ブルフラグとして使われる。概念的には、この特殊ニブ
ルモードは16ビットバス幅の4ビット絵素モードの追
加の変化を起こすものであり(32個の入力P0〜P3
1は4バイトとして結合される)、この場合には16ビ
ットデータバスは、その4バイトの各々の下位/上位ニ
ブル上に見出される。絵素データは下記の表の様に分配
される: SNM=1、 SSRT=0 SFLAG/NFLAG=0 SFLAG/NFLAG=1 P0,...,P3 P4,...,P7 P8,...,P11 P12,...,P15 P16,...,P19 P20,...,P23 P24,...,P27 P28,...,P31 NFLAGはTLC34075内にラッチされない。従
って、それは、アクティブ表示期間全体を通じて同じレ
ベルに止まり、BLANK−アクティブ時にレベルを変
化させるだけである。NFLAGへのBLANK−信号
タイミング参照が説明されていることを除いて図35と
同様の図43を参照されたい。NFLAGは、セットア
ップ時間を満たし、且つ、省略される絵素データが無い
ことを保証するのに充分な長い時間にわたってデータを
保持しなければならない。
【0124】ユーザーが見ることが出来る様に、この特
殊ニブルモードは、BLANK−がアクティブであると
きライン周波数で働く。しかし、このモードの典型的ア
プリケーションは、4ビットの絵素幅のデータの二フレ
ームバッファーであろう。そこで、1個のフレームバッ
ファーがモニター上に表示中であるとき、他方のフレー
ムをフレームを使って新しい画像情報を受け取ることが
出来る。そのときNFLAGは、どのフレームバッファ
ーが表示中であるかを示すのに使われる。
【0125】この例ではSNM及びSSRTは相互に排
他的である。MUX制御レジスターは、SCLK分周比
のために示されいる表4(1.4.5を見よ)の様にセ
ットアップされなければならない。しかし、SNMは他
のMUX選択に優る。換言すると、MUX制御レジスタ
ーが異なるモードのためにセットされるがSNMがなお
一般制御レジスターにおいてイネーブルされているなら
ば、入力多重化回路は、指定されたSCLK分周比MU
X制御レジスターが何であっても取り、ニブル動作を行
う。
【0126】SNM時には、入力MUX回路は全ての8
ビット入力をラッチするけれども、指定されたニブルで
通すだけである。指定されたニブルは入力ラッチ後の次
のレジスターパイプの4LSBに格納され、4MAB
は、そのレジスターにおいてゼロにされる。このパイプ
レジスターはその後『READ MASK BLOC
K』に渡される。この構造では、パレットページレジス
ターはなお通常に機能し、ユーザーに良好な柔軟性を与
える。
【0127】一般制御レジスターのビット3=0でビッ
ト2=0であれば、SSRT及びSNMは共にディスエ
ーブルされ、SFLAG/NFLAG入力は無視され
る。 1.10 MUXOUT−出力ピン MUXOUT−ピンはTTL両立の出力であり、ソフト
ウェアプログラマブルであり、外部装置を制御するのに
使われる。典型的アプリケーションは、VGAモードと
通常モードとの間でHSYUNC−及びVSYNC−入
力を選択することであろう(1.8を見よ)。このピン
はパワーアップ時に又はVGAモードがMUX制御レジ
スターに入力されるときに低レベルにセットされ、そし
て、その様に希望されるときには高レベルにセットされ
直すことが出来る。このピンは一般制御レジスターのビ
ット7からの状況に従い、他の回路とは何ら係わらない
ので、パワーアップ後又はVGAモードのセット(MU
X制御レジスターにおいて2D HEX)後には何にで
もプログラムされ得る程に一般的である。 1.11 一般制御レジスター 一般制御レジスター(又は制御レジスター)は、HSY
NC−及びVSYNC−の極性、分割レジスター転送の
イネーブル化、特殊ニブルモード、同期制御、1の累算
クロックソース及びVGAパススルー・インジケータを
制御するのに使われる。ビットフィールド定義は表6に
示す通りである。 〔表6〕 一般制御レジスターのビット機能 一般制御レジスターのビット 機 能 7 6 5 4 3 2 1 0 ─────────────────────────────────── x x x x x x x 0 HSYNCOUTアクティブ高レベル x x x x x x x 1 HSYNCOUTアクティブ低レベル x x x x x x 0 x VSYNCOUTアクティブ高レベル x x x x x x 1 x VSYNCOUTアクティブ低レベル x x x x x 0 x x 分割シフトレジスター転送ディスエーブル x x x x 0 1 x x 分割シフトレジスター転送イネーブル x x x x 0 x x x 特殊ニブルモード・ディスエーブル x x x x 1 0 x x 特殊ニブルモード・イネーブル x x x 0 x x x x 0 IREペデスタル x x x 1 x x x x 7.5 IREペデスタル x x 0 x x x x x Sync ディスエーブル x x 1 x x x x x Sync イネーブル x 0 x x x x x x 定義されていない(予備) x 1 x x x x x x 定義されていない(予備) 0 x x x x x x x MUXOUT−低レベル(デフィールト) 1 x x x x x x x MUXOUT−高レベル 1.11.1 HSYNCOUT及びVSYNCOUT
(ビット0及び1) 現在のスクリーン解像度のモニターへの表示を可能にす
るためにHSYNCOUT及びVSYNCOUTの極性
反転機能が設けられている。VGAモードのための極性
は特徴コネクタに提供されているので、TLC3407
5への入力は既にモニターへの正しい極性を持っている
ので、TLC34075はただパイプライン遅延を以て
それらを通すだけである(1.8を見よ)。これらの2
ビットは通常モードで働くだけであり、入力水平同期及
び垂直同期は、アクティブ低レベルの入来パルスと仮定
される。これら2ビットはアクティブ低レベルにデフォ
ールトするが、ソフトウェアにより変更されることが出
来る。 1.11.2 分割シフトレジスター転送イネーブル
(SRT)及び特殊ニブルモード・イネーブル(SN
M)ビット2及び3) 1.9を見よ。 1.11.3 ペデスタル・イネーブル制御(ビット
4) このビットは、ビデオ出力に0IREブランキングペデ
スタルが生成されるべきか、それとも7.5IREブラン
キングペデスタルが生成されるべきか指定する。0IR
Eは、ブラックレベル及びブランクレベルが同じである
と指定する。
【0128】0: 0IREペデスタル 1: 7.5IREペデスタル(デフォールト) 1.11.4 Sync イネーブル制御(ビット5) このビットは、SYNC情報をIOGに出力するべきか
否か指定する。 0: syncをディスエーブル(デフォールト) 1: syncをイネーブル 1.11.5 MUXOUT−(ビット7) MUXOUT−ビットは、本質的に、装置がVGAパス
スルーモードで作動していることを外部回路に示す出力
ビットである。このビットは装置の動作に影響を与え
ず、単なる出力ビットである。1.10を見よ。
【0129】0: MUXOUT−は低レベル(VGA
モードにおけるデフォールト) 1: MUXOUT−は高レベル 1.12 試験レジスター 三つの試験機能(データフローチェック、DACアナロ
グ試験及びスクリーン完全性試験)がTLC34075
に設けられており、これらは全てこの試験レジスターを
通して制御され監視される。
【0130】このレジスターは2個のポートを有する。
その一つは、制御ロード用であり、レジスター記憶場所
への書込みによってアクセスされ、一つは、データワー
ド用であり、レジスター記憶場所からの読み出しによっ
てアクセスされる。制御ワードに書かれたチャネルに応
じて、データ読み出しは情報をそのチャネルに与える。
【0131】制御レジスターは3ビット長であり、ビッ
ト0、1及び2を占める。これらは、8個のチャネルの
中のどれを検査するべきかを指定する。次の表及び状態
マシーンは、各チャネルがどの様にアドレスされるかを
示す。図44を見よ。 D2 D1 D0 チャネル ───────────────────────────── 0 0 0 カラーパレットRED値 0 0 1 カラーパレットGRN値 0 1 0 カラーパレットBLU値 0 1 1 識別コード 1 0 0 1の累算RED値 1 0 1 1の累算GRN値 1 1 0 1の累算BLU値 1 1 1 アナログ試験 1.12.1 フレームバッファーデータフロー試験 DACに入る(しかし出力MUX8/6−シフトの前
の)全てのデータについて、TLC34075は、それ
らを試験する手段となる。これらのカラーチャネルにア
クセスするときには、DACに入るデータはMPU読み
出しサイクル全体にわたって一定に保たれるべきであ
る。これは、ドットクロックの速度を遅くするか、又は
データが充分に長い絵素の系列について一定であること
を保証することによって、実行することが出来る。読ま
れる値は、入力MUXにより指示されるカラーパレット
に記憶されている値である。読み出し動作は、次のカラ
ーチャネルを指す後インクリメント(post-increment)
を引起し、BLUEの後インクリメントは上記の状態図
に示されている様にREDへくるまり戻る。例えば、D
2、D1及びD0が001(二進)として書かれ、その
後に3回の読み出しが続けば、読み出される値は、緑、
青、次に赤の順となる。 1.12.2 識別コード IDコードは、異なるバージョン又はサブルーチンのた
めのソフトウェア識別のために使うことの出来るもので
ある。TLC34075におけるIDコードは、静的で
あり、ドットクロックやビデオ信号を考慮せずに読み出
すことが出来る。ユーザーに親しみやすいように、読み
出し後インクリメント(the rea post-increment) はI
Dレジスターにもあてはまるが、若しカラーチャネルに
落ち込むと、ユーザーが011(二進)を再びD2、D
1及びD0に書かなければ、戻ってIDを指すことはな
い。そこで、試験レジスターが最初にD2、D1及びD
0で011(2進)と書かれ、続いて読み出しが6回続
いて行われたならば、最初に読み出される値はそのID
となり、最後に読み出される値は緑となる。
【0132】ここで定義されているID値は75(HE
X)である。 1.12.3 1の累算 1の指定されたカラーについての2の累算がD2、D1
及びD0により選択されるとき、カラーパレットから
(出力MUX8/6−シフト動作の前)DACへの指定
されたディジタルカラー値が監視される。アドレスされ
たカラー値についての1の個数は一時累算器に加えられ
る。例えば、41(HEX)は1を2個持っており、フ
レームバッファー入力によりアドレス指定されたカラー
パレットが41(HEX)値を内蔵していれば該一時累
算器に2が加えられる。内部パイプライン遅延後のVS
YNC−の立ち下がりエッジは、最後の値を1の累算レ
ジスターに転送するのに使われ、一時累算器は次のスク
リーンのためにリセットされる。1の累算は、指定され
たカラーが選択されたときだけ、即ち、D2−D0=1
00、101又は110(二進)のときにだけ、計算さ
れ、その動作は、冪を保存する様に選択されないときに
は不能にされる。そこで、ユーザーは、その値を読む前
に少なくとも1回スクリーン全体が表示されるのに充分
な長さの時間待たなければならない。ユーザーに親しみ
やすい様に、各読み出し後の後インクリメントも、上記
の図に示されている様に設計されている。値が読み出さ
れた後、TLC34075は次のカラーを指して、スク
リーン全体についての1の個数を計算する。8ビット値
の後のあふれは打ち切られる。速度制限のために、1の
累算はDOTCLK/2の速度で計算される。各スクリ
ーンについての表示パターンが固定されている限りは、
1の累算値は同じままであるべきであり、そうでなけれ
ばエラーが検出される。1の累算値は出力MUXの前に
計算されるので、8ビット値が読み出され計算される。
6ビットモードが選択されて、カラーパレット内の2個
のMSBが0が初期設定されなければ、1の累算値は依
然として8ビットパターンについて報告する。これはカ
ラーパレットのために付加的検査能力を提供する。1の
累算はシステムのチェックアウトと、フィールド診断と
のための良好な試験道具である。1の累算は、HSYN
C−時にもアクティブである複合Sync 時にではなく
て、各VSYNC−時に更新される。 1.12.4 アナログ試験 このアナログ試験は、アナログRCB出力を相互に比較
すると共に145mv基準と比較するのに使われる。こ
れは、CRTモニターがアナログRGB出力に接続され
ているか否か、そしてDACが機械的であるか否かをM
PUが判定することを可能にする。アナログ試験が行わ
れるとき、D7〜D4は所望の比較のためにセットされ
る必要があり、D2〜D0は111(二進)とセットさ
れる。試験レジスターが読み出されているとき、D3は
その結果を反映する。ビット定義は下記の通りである: ビット定義 読み出し/書込み ────────────────────────── D7: RED選択 R/W D6: GREEN選択 R/W D5: BLUE選択 R/W D4: 145mv基準選択 R/W D3: 結果 R D2: 1 R/W D1: 1 R/W D0: 1 R/W D7-D4 動作 D3=1 ならば D3=0 ならば ────────────────────────────────── 0000 通常動作 無頓着 無頓着 1010 RED DAC をBLUE DACと比較 RED>BLUE RED>BLUE 1001 RED DAC を145mv 基準と比較 RED>145mv RED>145mv 0110 GREEN DAC をBLUE DACと比較 GREEN>BLUE GREEN>BLUE 0101 RED DAC を145mv 基準と比較 GREEN>145mv GREEN>145mv 注: 全ての出力は、電圧を比較するために終端させら
れなければならない。図45を見よ。
【0133】上記の表は、有効な比較の組合せを列挙し
ている。論理1は、その機能が比較されることが出来る
様にする。結果はD3である。比較結果は、入力BLA
NK−信号の立ち下がりエッジで(パイプライン遅延の
前に)D3の中にストローブされる。比較器への入力を
安定させるために、フレームバッファー入力は、常に同
じカラーRAM記憶場所を指す様に準備されるべきであ
る。
【0134】通常動作では、このアナログ試験レジスタ
ーにおいてD7〜D4は論理0でなければならない。 2.ピン解説(図46) ピン名称 解説 CLK0-CLK2 ドットクロック入力。80MHzに及ぶ周波数でドットクロック を駆動するために、三つのクロックの中のいずれも使用すること が出来る。VGAモードが活動状態であるときには、CLK0を 使うことはデフォールトである。 CLK3, CLK3- 二重モード・ドットクロック入力。この入力は本質的にはECL 両立の入力であるが、入力クロック選択レジスターでその様に選 択された場合には二つのTTLクロックをCLK3及びCLK3 −で使うことが出来る。この入力は、ECLモードのときに装置 の限度に及ぶ如何なる動作周波数についてもドットクロックとし て選択されることが出来る。 P0-P31 絵素入力ポート。MUX制御レジスターに示されている種々のモ ードで該ポートを使うことが出来る。使われないピンは全てGN Dに接続されなければならない。
【0135】 A0-VGA7 VGAパススルー・バス。このバスはVGAモードのための絵素 バスとして選択されることが出来る。 IOR,IOG,IOB アナログ電流出力。これらの出力は37.5Ω負荷を直接駆動する ことが出来(2終端75Ωライン)、よって外部バッファーの必 要を無くする。 VREF DACのための電圧基準。公称1.235Vの電圧基準をこのピン に入力するべきである。 COMP 補正ピン。内部基準増幅器の補正を行わせる。 FS ADJUST フルスケール調整ピン。このピンとグランドとの間に接続された 抵抗器がDACのフルスケール範囲を制御する。 SCLK シフトクロック出力。この出力はドットクロック入力の区画とし て選択される。出力信号はブランク時にゲート・オフされるが、 SCLKはなおBLANK−の否定と同期するために内部的に使 用される。 VCLK ビデオクロック出力。グラフィックスプロセッサへの同期のため のユーザー・プログラマブルな出力。 SFLAG/NFLAG 分割シフトレジスター転送フラグ又はニブルフラグ入力。このピ ウは二重の目的を有する。一般制御レジスターのビット3=0で ビット2=1であるときには、分割シフトレジスター転送機能が 作動可能にされ、ブランクシーケンス中のこのピンでの低レベル から高レベルへの遷移は臨時のSCLKサイクルを開始させてV RAMでの分割レジスター転送を許す。一般制御レジスターのビ ット3=1でビット2=0であるときには、特殊ニブルモードが 作動可能にされ、この入力はVCLKの立ち下がりエッジでサン プリングされる。サンプリングされた高レベル値は次のSCLK の立ち上がりエッジが各バイト絵素データの高ニブルをラッチす るべきことを示し、低レベル値は低ニブルを示す(1.9 を見よ) 。一般制御レジスターのビット3=0でビット2=0であるとき には、このピンは無視される。一般制御レジスターのビット3= 1でビット2=1の状態は許されず、これらがその様にセットさ れたならば動作は予測不能となる。 RS0-RS3 レジスター選択入力。これらのピンは、表1に示されている様に 、アクセスされるべきレジスターマップ内の記憶場所を指定する 。 D0-D7 MPUインターフェースデータバス。レジスターマップ及びパレ ット/オーバーレーRAMへデータを転送し、或いはレジスター マップ及びパレット/オーバーレーRAMから外へデータを転送 するのに使われる。 RD- 読み出しストローブ入力。このピン上の論理0は、レジスターマ ップから読み出しを開始させる。読み出しは非同期で行われ、R D−の低レベル移行エッジで開始される。図7を見よ。 WR- 書込みストローブ入力。このピン上の論理0は、レジスターマッ プへの書込みを開始させる。RD−と同様に書込み転送は非同期 であり、WR−の低レベル移行エッジで開始される。図7を見よ 。 8/6 DAC解像度選択。このピンは、DACのためのデータバス幅( 8ビット又は6ビット)を選択する。このピンが論理1であると きには、8ビットバス転送が使用され、D7はMSBでD0はL SBである。6ビットバス動作については、カラーパレットはな お8ビット情報を持っているが、D5はビット7位置へシフトし D0はビット2位置へシフトされ、2個のLSBは、DACへの 出力MUXで0で満たされる。パレット保持レジスターは、6ビ ットモードで読まれるときには2個のMSBを0にする。 HSYNC-,VSYNC- 水平sync入力及び垂直sync入力。これらの信号は、緑の 現在出力でのsyncレベルを生成するのに使われる。これらは 、通常モードはアクティブ低レベル入力であり、真/補ゲートを 通される。VGAモードにつていは、これらは極性変化無しにH SYNCOUT及びVSYNCOUTに通され、その動作は制御 レジスターにより指定される(§1.8を見よ)。 HSYNCOUT 上記の真/補ゲートの水平sync出力(§1.8 を見よ)。 VSYNCOUT 上記の真/補ゲートの垂直sync出力(§1.8 を見よ)。 BLANK-, ブランキング入力。データ及びブランクをスキューさせるかも知 VGABLANK- れない信号の外部多重化を除去するために2個のブランク入力が 設けられる。CGAモードがMUX制御レジスター(2D HEX) で セットされたとき、VGABLANK−入力がブランキングのた めに使われ、そうでなければBLANK−が使われる。 MUXOUT- MUX出力制御。この出力ピンはソフトウェアプログラマブルで あり、MUX制御レジスターに2D(HEX)が入力されたとき VGAモードが使われていることを外部装置に知らせるために低 レベルにセットされる。モードのセット後に一般制御レジスター のビット7が高レベルにセットされれば、出力は高レベルになる 。このピンは、外部制御のためだけに使われ、内部回路には影響 を与えない。 VDD パワー。全てのVDDピンが接続されなければならない。アナロ グ及びディジタルVDDは内部的に接続されている。 GND グランド。全てのGNDピンが接続されなければならない。アナ ログ及びディジタルGNDは内部的に接続されている。 注: 使用されない入力は全て論理レベルに結合される
べきであり、浮動することは許されるべきでない。
【0136】特に記載されていない限り、全てのディジ
タル入力及び出力はTTL両立である。マイナス符号
(−)が後に付されているピン名称(例えばCLK3
−)はアクティブ低レベル動作を示す。図31及び図3
3の選択回路4051は、レジスターマップ4013内
の項目により、表4に定義されている数個のモードの中
の一つで動作するようにプログラムされる。この選択回
路はマクチプレクサの回路網として示されており、或る
実施例はゲート論理マルチプレクサを使用するのに適し
ているけれども、今のところ、最も高いドットクロック
速度に及ぶ周波数で使用するのには、入力ラッチ401
1及び選択器4051を具現するバレル・シフターなど
のシフトレジスター選択回路の方が一層良く適している
と考えられる。
【0137】幾つかのモードでは、選択器4051は、
入力ラッチ4011と参照用テーブルメモリー4021
とのあいだに接続されてバスの全幅を満たす選択可能な
幅のカラーコードを入力ラッチ4011から参照用テー
ブルメモリー4021に逐次に供給するカラーコード転
送回路の例として働く。図31のデコード回路4052
経由の制御レジスター4371は、選択器4051の図
33詳細のマルチプレクサ4381、4383、438
5及び4387の組の様に機能するように該バレル・シ
フターを構成する。
【0138】該マルチプレクサは制御信号を受信する選
択入力を有し、該信号は、制御レジスター4371の内
容により確立される各モードに従ってマルチプレクサを
操作する。マルチプレクサ4381−4387は、バス
136の全幅について入力ラッチ4011に接続された
データ入力を有し、該マルチプレクサの各々は、3ビッ
ト・バス136の幅の異なる約数(/4,/8,/1
6,又は/32)である数(8個、4個、2個又は1
個)の出力を有する。マルチプレクサ4381−438
7の中の与えられた1個が作動させられるとき、デコー
ダ兼カウンタ回路4052は、そのマルチプレクサを操
作して、バス136の全幅についての入力ラッチ401
1の内容を、該マルチプレクサ又は該バレル・シフター
のマルチプレクサ機能の出力の数(8、4、2、又は
1)に等しい数の並列ビットの組として参照用テーブル
メモリー4021へ周期的に且つ逐次に転送せしめる。
【0139】デコーダ兼カウンタ4052は入力ラッチ
幅の一部又は全部にわたって逐次に循環することが出
来。バス136の全バス幅は該ラッチ幅の一部にだけ結
合出来る。よって、マルチプレクサが応答するバス幅も
有利にプログラムすることが出来る。この様に、選択回
路4051とデコーダ兼カウンタ回路4052とは、入
力と参照用テーブルメモリー4021との間に接続され
て、パレット装置4000のために内部的に又は外部か
らプログラムされたバス幅に従ってバス145からカラ
ーコードを通す、外部からプログラム可能なバス幅結合
回路の例として作用する。好適な実施例では、真カラー
モードにおける24の幅と同じく、プログラム可能なバ
ス幅は2の累乗である。バス幅をだんだん小さく選択す
ると、1例は、入力ラッチ4011から通すビットは、
ラッチ4011の最上位ビット端でだんだん小さくなる
部分集合からのビットとなる。
【0140】別の特徴では、特殊ニブルモードのデコー
ダ又はカウンタ4052は、マルチプレクサを作動させ
て、交互にビットを転送させ、ビットをスキップさせ、
転送させ、スキップさせ・・・ることにより入力ラッチ
4011からビットを転送させる。このスキップは、そ
れ自身から遅延を生じさせない。以上、幾つかのモード
について説明したけれども、ラッチ又はバス幅の一部又
は全部から、或いはVGAセクションからのビットの選
択又は連続する選択の系列は、デコーダ兼カウンタ40
52と選択器4051との制御下でプログラム可能に選
択されることが出来ることがこれらの例から明らかであ
ろう。32ビットのバス幅は単なる例であり、より狭い
バス幅、又はより広い64、96、及び128ビットの
バス、或いはバス内の偶数個又は奇数個のビットを使用
することが出来る。
【0141】真カラーモードでは、図33の出力マルチ
プレクサ4038は、入力ラッチ4011と参照用テー
ブルメモリー4021の出力とに接続された入力を有
し、参照用テーブルメモリー4021により供給される
カラーデータワードのバイト又は入力ラッチ4011か
らの24カラーコードから成るカラーデータワードを伴
う三つのカラー出力をDA変換器4030に供給する。
選択回路は、選択を行うために入力ラッチ4011の少
数ビットからの0hex などの所定のコードのための検出
器4036を含む。入力ラッチからのカラーコードから
成るカラーデータワードのための遅延回路4039は、
入力ラッチからのカラーコードに応じて参照用テーブル
メモリー4021からカラーデータワードを供給するの
に固有の第2の遅延と実質的に同じ第1の遅延を有す
る。
【0142】真カラーモードでは、24バイトのデータ
(例えば、図31のバイトA、B、C)が直接に入力ラ
ッチ4011から図32の絵素バス4359を介してD
AC4031、4033及び4035へ直接転送され
る。このモードでは、入力ラッチ4011の残りの8ビ
ット(アクファ・ガン又は属性入力としてのバイトD)
をオーバーレー・ハス4360として利用してマルチプ
レクサ4389及び読み出しマスク回路4061を介し
てパレットRAMをアドレス指定することによりオーバ
ーレーが提供される。このアドレス指定の結果として、
パレットRAM4021から24ビットが出力され、こ
れがDAC4031、4033及び4035へのオーバ
ーレー情報として使われる。オーバーレー入力P7−P
0(入力レジスター4011のバイトD)が全て論理0
であるか、又は図31の読み出しマスクレジスター43
53がクリアされたときには、オーバーレー情報は表示
されない。よって、選択論理4051は、バイトDの状
態を検出して、それによって動作を制御する論理を包含
する。また、非ゼロ値が入力レジスター4011のバイ
トDに入力され、読み出しマスクレジスター4353が
クリアされなければ、カラーパレットRAM4021が
アドレス指定され、その結果としてのデータは、図33
のライン4350上の真カラーデータに対しての優先権
を受け取ったDACに送られる。
【0143】真カラーモードにおけるオーバーレー入力
は、カラーパレットRAMに行くものである。真カラー
モードはオーバーレーの発生が無くても動作する。しか
し、有利なことに、オーバーレーは、ビデオRAMで利
用できない人工カラーデータワードのパレットRAM4
021におけるセットを可能にし、又は例えば背景上に
テキスト又はカーソル又はその両方を重ねるためにカラ
ーの特別の組を確立することを可能にする。オーバーレ
ーは、ビデオRAM内のカラーに加えてユーザー制御さ
れるカラーで進行中のビデオイメージング上にグラフィ
ックスを確立するためにも使われることが出来る。或る
グラフィックスアプリケーションは、オーバーレーを使
って、アウトライングラフィックを真カラーイメージと
して物体上に重ねることによって物体の輪郭を描くこと
が出来る。オーバーレーは、利用できるカラーのスーパ
ーセット(superset) を提供することが出来る。
【0144】図1の回路4000は、各VRAM130
についてシフトレジスター139を直接刻時するシフト
クロックSCLK信号を提供する。SCLK信号は、分
割シフトレジスター転送VRAMを支えることが出来
る。このVRAMについては、図3−21との関連で上
記されている。VRAMについての背景情報が、共通譲
渡された米国特許4,639,890 号(TI−9869)、4,
330,852 号(TI−7924)、4,683,555 号(TI−
10625)、及び4,667,313 号(TI−10969)
に開示されている(これらを参照により本書の一部とす
る)。
【0145】次の説明においては、好適な実施例はグラ
フィックスプロセッサ120を持っており、これは、そ
れ自身のクロックを持っているので、刻時のためにパレ
ットドットクロックやドットクロックの導関数には必ず
しも依存しない。プロセッサ120は、(TMS340
×0の場合と同様に)ドットクロックの導関数により駆
動されるビデオカウンタを内蔵することが出来る。次に
説明するのは、プロセッサ120におけるドットクロッ
クのこの後者の使用である。
【0146】パレット4000とGSP120との同期
は、パレットからの両方の出力VCLK及びSCLKに
より調停される。換言すると、GSP120のビデオ計
数動作をパレット4000と整合させる刻時は、この実
施例ではプロセッサ120ではなくてパレット4000
と共に生じる。GSP120は、VCLKを使って、相
対的にイメージの特定の走査線上の何処で動作が起こっ
ているかを判定するために接続されている。VCLK
は、GSP120が何時ブランクを表明(assert) し、
syncパルスはHSYNC及びVSYNCを表明するべき
かを決定するためにもGSP120により使われる。
【0147】図2のGSP120はビデオディスプレイ
コントローラ260にカウンタを有する。該カウンタ
は、ビデオクロックVCLKによる刻時に応じてカウン
トアップする。所定カウントで、ブランキングが出力さ
れる。その後の所定カウントで、syncパルスが出力され
る。更に後の所定カウントで、該syncパルスが開放さ
れ、次にブランキングが開放され、次にカウントが再開
される。該カンウタはsyncパルスのスタート時にリセッ
トされる。プロセッサ120からのVSYNC及びHS
YNCは、バス124を介して、パレット4000の図
33のブロック『ビデオMUX及び制御』のピンVSY
NC及びHSYNCに送られる。プロセッサ120は、
グラフィックス機能を行うようにされることが出来て、
モニターディスプレイ標準が表示するのに適したものを
収容する信号(170)を生じさせ、斯くしてブランキ
ング及びsyncパルスのタイミングを確立する。
【0148】図1のコンピューターグラフィックスシス
テム100において、パレット4000は前置GBP1
20のための時間基準をつくり出す。この前置装置は、
実際上、その時間基準を使ってブランキング信号及びsy
nc信号を作ることによってループを閉じ、該信号は後置
装置(ここではパレット4000)によりサンプリング
される。VRAMのランダムアクセス側の間に不連続が
あるので、このループは有利に閉じられるが、パレット
4000の動作と対照的に、それはGSP120がアク
セスするものである。この様にして、GSPは、パルス
を精確にカウントし、VRAM130において動作が起
こっているときを判定することが出来る。
【0149】別の関連する特徴においては、図31のブ
ランキング・プリセス(precess)遅延回路論理438
4、4322及び4321は、マルチプレクサ4386
により選択された入力ラッチ4011からの選択された
ブランキング信号BLANK−又はVGABLANK−
に接続された入力を有する。論理4322の第2入力は
クロック回路4041により刻時されるべく接続されて
いる。遅延論理4322は、可変遅延又はプログラマブ
ルな遅延を与え、それに固定遅延4321が続いてお
り、これは各ラインの最後の絵素と精確に整合したブラ
ンキングをDAC4030に供給する。
【0150】図31において、ブランキング・プリセス
は、絵素深度に対するバス幅の比Nに応じて変化する遅
延である。例えば、パレットのアーキテクチャに固有の
遅延を補正する回路4321の固定した遅延とは別に、
ブランキング・プリセス遅延は、入力ラッチ4011の
内容をRAM4021に転送するのに必要なドットクロ
ックサイクルの数を考慮に入れるものである。このサイ
クル数は、表4のバス・ロード当たりの絵素数に対する
バス幅の比に正比例する。これは、入力ピンBLANK
−でブランクがアクティブになる時から該回路がDAC
4031、4033及び4035を図31のブランクレ
ベルにするまでに必要な追加の遅延の量を決定する。プ
ロセッサ120は、所定数のVCLKパルスをカウント
すると、パレット4000のブランク入力ピンに接続さ
れているBLANKピンを表明する。その時、パレット
4000は、DACをブランキングにする前にディスプ
レイに対して残されている入力選択器4051になお残
っている絵素の数を考慮に入れなければならない。斯く
して、ブランキング・プリセス論理4322、4321
は、パレット4000がDACをブランキングにする前
に何個のドットクロック周期の間待機するべきか決定す
る。ブランキングがDACに対して余りに早く表明され
ると、1個以上の絵素が表示されないことになる。若し
ブランキングがDACに対して余りに遅く表明される
と、無意味な『不要情報』絵素がディスプレイに導入さ
れる。ブランキング・プリセス論理は、有利なことに、
データ経路の幅と図31の制御レジスター4371にお
けるバス・ロード当たりの絵素の個数とのどの様な組合
せが選ばれても、正しい時にブランキングを生じさせ
る。
【0151】図31において、BLANKだけでなくて
HSYNC及びVSYNCも含めて、各ビデオ制御信号
について、選択器のモードに依存する可変遅延プラス適
切な固定遅延が総遅延として回路3222、4321に
より提供される。他の或る実施例は、syncのタイミング
はブランキングについてよりも重大でないので、syncに
関する可変遅延は省略される。該遅延の一部は、VGA
パススルー・モードでは固定遅延F1を設けるために転
換可能にバイパスされる。
【0152】図32は、タイミングに関してsyncがブラ
ンキングより重大でない理由を示す。例えば、ラスター
走査CRTモニターでは、走査線内の絵素の強度は、ブ
ランキングの始まりにより各走査線の終わりで精確に終
わらせられる。ブランキングサンプリング回路4384
及びブランキング・プリセス回路4322及び4321
は、DAC4030をブランクにする入力により、その
終わりを確定する。しかし、図40及び図41における
複合ビデオにおいてsyncパルスはブランキングのほぼ中
央を中心とする。その結果として、図32に破線で示さ
れている様に、syncまでの及び帰線時(斜め)の消され
た走査線(破線)の継続した偏向は、観察知者には見え
ない。ブランキング端(左側)のときに、次の走査線の
第1絵素がされ得る様にするためにGSP120により
ブランキングの長さが精確に確定されてパレット400
0で精確に遅延させられる。syncの遅延の小さな誤差は
走査線の相対的位置を変えたり絵素を削り落としたりし
ないので、他の実施例では黙許することが出来る。
【0153】一般に、パレット装置は、複数の異なる動
作モードの中の一つを確立するレジスター4371など
のモード回路を備えている。カラーコード処理回路(選
択器4051、RAM4021など)は、該モード回路
により確立されたモードに従ってカラーコードに応じ
て、アナログ形に変換可能なカラーデータワードを供給
することが出来るが、この場合、カラーコード処理回路
は、種々のモードに応じて、該カラーコード処理回路へ
のカラーコードの入力とカラーデータワードの供給との
間に種々の時間間隔を確立する。可変遅延回路(432
2、4321など)は、該モード回路に応答して、該モ
ード回路により確立されたモードに依存する時間間隔だ
けビデオ制御信号(ブランキング、sync又はその他のデ
ィスプレイ制御信号)を遅延させる。該可変遅延回路
は、その様にして遅延させられたビデオ制御信号でDA
Cを制御する様に接続される。選択器4051は、図3
1において種々のモードでビットの種々の組を入力ラッ
チから参照用テーブルメモリーへ逐次送るので、その逐
次の送りは、カラーコード処理回路での時間間隔を種々
のモードで異ならしめる。よって、選択器4051での
逐次の送りのための時間がモード毎に変わる量に対応し
て遅延はモード毎に変わることが出来る。
【0154】一般に種々の実施例において、熟練した労
働者は、DACと、DACの前のパレット回路との回路
遅延を決定して、その遅延を加えて、ブロック4321
に組み込まれるべき遅延量を得る。プロセッサ120が
カウントアップして、ブランクが発せられる所定カウン
トに達する時と、ブランク信号がGSP120からパレ
ット4000に到達する時との間に伝播時間が経過す
る。更に、プロセッサ120ビデオカウンタ回路とパレ
ット4000とは同期してはいるが互いに時間的にずれ
ているので、クロック遅延がある。このクロック遅延に
ついては、図50−図51との関連でいっそう詳しく説
明する。そこでパレット4000は伝播遅延を伴ってV
CLK及びSCLKをプロセッサ120に送るが、ここ
ではカウンタがパレット4000に対して時間ずれを持
って作動している。プロセッサ120は、ブランク信号
及びsync信号を伝播遅延をもってパレット4000へ帰
す。このために、ドットクロックからのスキューになる
様な中間の遅延量だけ、ブランク及びsyncがパレット・
パースペクティブ(palette perspective)に対してオフ
セットするという事態が生じる。7 ないし16ナノ秒の
ドット周期でのこのブランク又はsyncのスキューは、イ
メージの複数の絵素にわたって変化することが出来る。
しかし、ディスプレイ保全のために、ブランキングは正
しいドットエッジで正確に生じるのが望ましく、その場
合、イメージは、各線の最後の絵素の表示で正確にブラ
ンキングに入る。
【0155】ブランクは4−8ドットクロック周期にわ
たって変化することが出来る。DACでsyncバックアッ
プ(sync'd back up) され且つちょうど正しい窓で表明
されなければならないので、タイミングは、図50−図
51にブロック4384、4322及び4321で示さ
れている上昇する解像度のサンプリングプロセスにより
行われる。再同期化又はサンプリングは回路においてブ
ランキング・プリセス遅延と混合されることが出来且つ
混合されるが、これら二つの概念は異なっていて、且つ
共に好適な実施例に利点を与えるものである。
【0156】図50においてVCLKの一つの遷移エッ
ジAはプロセッサ120からのブランクをトリガーす
る。フリップフロップ4384は、VCLKにおける同
じ立ち上がり又は立ち下がりの向きの次の遷移エッジを
使って、新しく到着したブランク値又は信号をサンプリ
ングし、捕らえ、又は捕捉する。そこで、暗黙最大許容
スキューは1VCLK周期である。これより大きいスキ
ューがあれば、ブランクを表明するのにエッジ間により
長い時間をプロセッサ120に許すために出力クロック
選択レジスターOCS4363により確立されるVCL
K分周比をプログラムし直すことによってVCLKの周
波数が下げられる。VCLK周期は、(GSP120か
らの)BLANK遷移時間より長くなければならない。
BLANKは、BLANK−遷移を引き起こすVCLK
エッジ(立ち上がり)より十分後に生じるドットクロッ
ク・エッジで効率的にサンプリングされることが出来
る。これは、再同期化を達成出来ることを保証する。
【0157】VCLKによるフリップフロップ4384
の刻時により、ビデオクロックの解像度へGSP120
からのブランクがサンプリングされ、これによりブラン
クがその解像度へ捕らえ直される。VCLKは、ドット
クロック周期の様に短い又はドットクロック周期の32
倍の様に長い選択可能な周期を有する。20ナノ秒のド
ットクロック周期の例では、VCLKの周期は20ナノ
秒以上となる。倍数は、随意の二つのVCLKエッジ間
に唯一のブランキングエッジが生じることを保証する2
の冪であるのが適当である。サンプリングは、刻時遷移
と、刻時されているフリップフロップ4384の有効な
Q出力の出現との間に約2ナノ秒の時間を有する。
【0158】信号をサンプリングすることにより、ブラ
ンキングエッジの可変性は、フリップフロップ4384
の整定時間まで低減される。図50において、BLAN
Kがマイクロ秒で作動するのに比べてVCLKはナノ秒
で作動する。VCLKの周期はプログラマブルであるの
で、立ち上がりエッジAはBLANK−の高レベルに遭
遇する様にされることが出来、周期PI後のエッジBは
BLANK−の低レベルに遭遇する。エッジBはフリッ
プフロップ4384をトリガーして、その出力を降下さ
せる。時間の不確定性0−40ナノ秒の程度である。フ
リップフロップ4384の使用によって、恐らく1−2
ナノ秒の不確定性であるd2に達するフリップフロップ
4384の出力が発生するときの時間の不確定性が低減
する。BLANKが不確定的に遅延させられる量d1よ
り多くエッジBが遅延させられたとしても、エッジBは
ドットクロックに対して既知の関係を持っており、これ
はブランキングのための正しい時間関係を回復するポイ
ントである。1VCLK周期P1の出力Q、ドットクロ
ック周期の倍数の間の関係が確立したら、別の2段階の
サンプリングにより、図51、図50及び図53のサン
プリングの時間分解能が向上する。
【0159】図51の連続するフリップフロップにおい
て、だんだん周波数の高くなるクロック信号がフリップ
フロップ4384、4322及び4321を刻時するこ
とによってブランキングエッジを一層高い時間分解能に
制限する。上昇する時間分解能の順にフリップフロップ
を刻時するこの配列は、ここでは加速と呼ばれる。分解
能は、パイプライン4321にブランキング信号が入る
と、ドットクロックの分解能に達する。
【0160】有利なことに、選択可能な遅延が信号LO
ADでフリップフロップ4322を刻時することによっ
て導入される。LOADは、ドットクロックに対してシ
フトクロックSCLKと同じ分周比持っていて、SCL
Kの様にブランキング時に中断させられる代わりに連続
的に動作する。従って、LOADでフリップフロップ4
322を刻時することはドットクロック周期に遅延を導
入し、これは、第1に、LOADによる入力ラッチ40
11の刻時に対応し、第2に、入力ラッチ4011から
RAM4021へ全ての絵素を転送するために選択器4
051により使われるドットクロック周期の数に等し
い。これは正に所望のブランキング・プリセス遅延であ
る。よって、時間分解能が向上し、ブランキング・プリ
セスも起こる。
【0161】フリップフロップ4322の出力はパイプ
ライン4321へ供給される。このパイプラインはドッ
トクロックにより刻時され、サンプリングを最高の時間
分解能で完成させると共に固定した遅延を提供し、この
ときDACに対してブランキングのためにブランキング
内部信号BLBDを生じさせる。BLBDは、先にプロ
セッサ120に伝播してブランキングを開始させるドッ
トクロックエッジに対して既知の遅延関係を持ってお
り、パレット4000内の信号経路における遅延は、そ
の遅延に対応し且つその遅延により補正されるので、カ
ラー信号出力はブランキングと正確に同期させられる。
【0162】図52及び図53を一緒に考察すると、こ
の二つの図において、対応する符号を付したラインは互
いに接続されている。マルチプレクサ制御レジスタービ
ット5(表4)MCRB5は、マルチプレクサ4386
に図52のBLANKB及びVGABLANKB入力の
選択を行わせる。図52は、入力クロック選択レジスタ
ーと、CK(クロック)入力に接続されたクロック多重
化回路との間の接続を示す。図52は、分周器チェーン
から分周出力の組合せを提供する出力クロック選択レジ
スターと多重比回路との接続も示している。これらの出
力の幾つかは、ラインVCLK、LOAD及びDOTに
より図53のブランキング及びsync回路に接続され
ている。
【0163】図53及び図54において、ブランキング
信号BLANKBはゲートX8、X33を通過し、遅延
フリップフロップX32及びゲートX26の間を通る。
1出力はBLNKBと称する信号であり、これはプリセ
ス機能においてシフトクロック信号SCLKを遮断す
る。図53のブロックSSRTは、ピンSSRT/NF
(分割シフトレジスター転送/ニブルフラグ)の信号レ
ベルに応答する。制御レジスターにおいてビット2及び
3は、回路がSSRTモードであるかニブルフラグモー
ドであるかを決定する。若しSSRTモードであれば、
SSRT信号はNANDゲートX1を通されて、SSR
T遅延ブロックは、図52の回路とSCLOCK出力と
を通してVRAM130をトリガーするのに必要な所定
の幅のラインSSRTP上にパルスを生成する。
【0164】メモリーサイクル波形ライン上にSSRT
P低レベルパルスを持つ目的は、完全転送のための新タ
ップ点をVRAM130内のレジスターにロードするこ
とである。タップ点レジスターは、アドレスをVRAM
130の入力ラッチに転送する。VRAM130には2
ステップ・プロセスがある。プロセッサ120は、シフ
トレジスター転送を要求するLADコードを供給する。
タップ点値は、シフトクロックSCLKの次の立ち上が
りエッジまではタップ点カウンタ94に転送されない。
これら二つの機能のあいだにパルスが挿入されなかった
ならば、ラッチ91の中にある値はタップ点カウンタ9
4に転送されないかも知れない。第2の転送は、該ラッ
チ内の現在の値に重ね書きをする。よって、パルスSS
RTPの挿入は、有利なことに完全シフトレジスター転
送タップ点をタップ点カウンタ94に移動させ、重ね書
きは防止される。
【0165】よって、図14に示されている様に、ラッ
チ91はmemcy−波形により刻時され、memcy
−はデータをバスから入力ラッチ91上に移動させる。
SCLKは、その後、図14及び図21の記号SCLK
で示されている様に、データをタップ点カウンタ94の
外への転送を引き起こす。ブランキング時には、この回
路においてSCLKはディスエーブルされる(SSRT
パルス挿入を除いて)。チップボンドパッドへのこのシ
フトクロック信号出力は図52においてはSCLOCK
と呼ばれているが、図31の同一の出力SCLKに対応
する。
【0166】図31のクロック制御4041は、図52
の略図に一層詳細に示されている。クロック生成回路の
系列は、制御信号MCRB5、入力クロック選択ICS
0−3、及び5個の発振器入力CK0−CK5に基づい
て正しい周波数を生成する。ブロック4040は、6個
のクロック発振器の中のいずれがプログラマブルなパレ
ット4000を駆動することを許されるかを選択する回
路を示す。ブロック4040の出力は、入力OCS0−
5に基づいてSCLK及びVCLKについての正しい周
波数を決定するクロック分周器であるブロック4041
に供給される。
【0167】分周比は、絵素深度で除した絵素バス幅に
等しくて、ブロック4040により選択されたドットク
ロックを分周する。32ビット幅のデータ経路と4ビッ
ト絵素があれば、分周比は8である。これは、8個の絵
素の次の組を入力ラッチ4011にロードする前に入力
ラッチ4011内の絵素の全てを使用する能力を提供す
るものであるので、適切なことである。分周比(例え
ば、ドットクロックの1/8)は、各立ち上がりエッジ
で8この絵素をロードさせるシフトクロックSCLKの
周波数を産出する。この例では、各々4ビットの8個の
絵素を構成する新しい32ビットの組を入力ラッチ40
11にロードする次のSCLKサイクルがこの分周回路
により生成される前にパレットチップはバスの4ビット
部分に次々に調子を合わせてアクセスしている。
【0168】図31において、この実施例ではクロック
制御レジスターICS4361は分周比ではなくてクロ
ック発振器選択を決定する。斯くしてクロック制御レジ
スター4361は、RS0−RS3により選択され、ク
ロック選択のためにデータビットD0−D7により直接
アクセスされる。また、論理4362は、制御レジスタ
ーOSC4363の一部を解読し、回路4041での分
周比を確立する。
【0169】出力制御ビットOCS0−OCS5は、4
363における制御レジスタービットにより駆動される
論理4362の出力であり、どの様なクロック分周比が
導入されるかを決定する。これに対して、入力クロック
選択ICS0−3は、レジスター4361からのビット
であり、どのクロック発振器が選択されるかを決定す
る。回路4044SCLK SELECT NEW3
は、分周器からの入力及びOCS0−2を取って、どん
な周波数がSCLK出力に分配されるかを決定し、ブロ
ック4041における適切な遅延を供給LOAD、及び
VCLK及びSCLK(内部信号)に与える。図52に
おいて、VCLOCKは、OCS3−5に応じて論理4
042により供給されるバッファー4341からボンド
パッドへのVCLK出力である。SCLOCKは、論理
4044からのバッファー4343からボンドパッドへ
のSCLK出力である。
【0170】必要に応じてチップ4000の外側から数
個の入力を駆動すると共にオンチップで互いを駆動する
内部回路のために必要とされるものに比べて外部駆動の
ためにチップ4000の現在の能力を向上させるために
4341及び4343などのバッファーにより緩衝記憶
機能が提供される。図55及び図56において、図31
の試験回路4395は、垂直syncパルス間の時間間
隔においてRAM4021からの出力のカラー関連バイ
トの1のビットの和を累算する。各バイトは、カウント
されるべきカラーを選ぶ図56の回路7061から図5
5の1−カウンタ回路7001に入る。図55におい
て、バイトACCUM〔0−7〕はラッチ7011に入
れられる。ラッチ7011は、高4ビットニブル及び低
4ビットニブルを含む8ビットを有する。論理を有利に
高速化するために、ニブルデコーダ7013及び701
5は、それぞれ高ニブル及び低ニブルを解読することに
より、それらの中の1の個数をカウントする。例えば、
1111は100と解読され(4個の1は二進の4と解
読される)、0101は010と解読される。(2個の
1は二進の2と解読される)、等々である。デコーダ7
013からの二進数はラインB2、B1、B0で出力さ
れる。デコーダ7015からの二進数はラインA2、A
1、A0で出力される。これら二つの二進数は、入力ラ
ッチ7023と加算論理7025とを有する加算回路7
021により加え合わされる。出力はラインN3、N
2、N1、N0上の二進数である。例えばACCUM
〔0−7〕が01101100(1が4個ある)なら
ば、加算器7021の出力は、それに対応して0100
(二進4)である。ランニング和、即ち、この様にして
カウントされた1の個数は、累算器7027により生成
される。累算器7027は、入力ラッチ7029と累算
論理7031とを有する。ランニング合計は、ドットク
ロックにより刻時されるラッチ7033の組で更新さ
れ、その後に次の垂直syncパルスVSYNC0の発
生時に試験レジスターラッチ7041の中へ刻時され
る。回路7045は、イネーブル・ラインACKENが
アクティブであるときにドットクロックを回路701
1、7021及び7027へ供給する。回路7051
は、一般制御レジスター4398のビット1(GCRB
1)により作動可能にされたときに試験レジスター70
41へ垂直syncを供給する。
【0171】図56において、累算mux回路7061
は、8ラインのACCUM〔0−7〕にそれぞれ1ライ
ンの出力を作る一組の3入力マルチプレクサ7063.
.8を有する。入力は、RAM4021の出力の24
ライン、RED〔0−7〕、GREEN〔0−7〕及び
BLUE〔0−7〕に接続されている。カウントされる
べきカラービットの3通りの選択は一組のラインBS
B、GSB、RSBにより制御される。イネーブル回路
7065は、該3本のラインとブランキングラインBL
Bとに接続されて信号ACKENを出力として生じさせ
る。
【0172】上記した様に、回路7061及び7001
はカラーパレットRAM4021の出力を通して入力ラ
ッチ4011から1のビットの累算分析を行う。パレッ
ト試験レジスター及び1の累算レジスター7041は或
る時間中にカラーパレットRAMの出力に出現する1の
個数を累算する。この時間は、連続する垂直sync信
号間の時間又は16.7ミリ秒であるのが適当である。
この時間はラッチ7033であふれが発生するのに充分
な長さであるので、累算値は、その様にして累算された
二進ランニング合計の最下位ビットである。該累算値
は、正しいデータが入力ラッチ4011からRAM40
21の出力を通過しているか否かを上位コンピュータ・
ランニング試験ソフトウェアが判定することを可能にす
る。ソフトウェアは、受け取られたものと、確認の目的
で受け取られるべきものとの比較を行う。1の累算値は
ピンD0−D7を介してアクセスされ、RS0−3によ
り選択される。
【0173】1の累算はシステム試験を容易にする。所
定の試験イメージがホスト110により供給されてGS
P120、VRAM130及びパレット装置4000の
動作により表示されるとき、該累算値の既知の値がカウ
ントされるべきである。若しこの値が生じなければ、シ
ステム試験は、システムの交換又は修理を必要とする可
能性のある状態を検出する。
【0174】カラーパレットRAM4021は、3個の
8ビット出力を発生させる。一見すると、この8ビット
出力は1と0とがどの様に並んでいてもよい様である。
試験体制を導入すると、制約が導入される。一つの試験
方法では、全部0がVRAMに書き込まれ、全部1がR
AM4021に書き込まれる。すると、各アクセス時に
どのバイトも全部1を含むべきであり、若しそうでなけ
れば試験は失敗である。しかし、これはパレットRAM
4021内のアドレス0だけにアクセスする。該試験の
第2局面では、VRAMは全00000001値で満た
され、RAM内のそのアドレスがアクセスされる。RA
M4021のアドレスの個数に等しい個数の局面で、ア
ドレスされるべきRAM4021内の最後のアドレスに
全て等しいVRAM内の値をもって試験が行われる。こ
の様にしてバス145の全幅にわたる全てのビット、全
てのマルチプレクサ及びRAM4021内の全てのアド
レスが行使される。
【0175】他の試験では、RAM4021内の、アク
セスされるべき記憶場所以外の全ての記憶場所に1がロ
ードされ、そのアクセスされるべき記憶場所には0がロ
ードされる。従って、若し全部0が出力として生じなけ
れば、プロセッサ、VRAM及びパレット4000を含
むシステム内の何処かでの欠陥が検出される。VRAM
にロードされたものに依存して期待される出力をそれが
発生させているか否かを判定する試験ルーチンをプロセ
ッサによりVRAMに対して行わせることによって欠陥
はパレットに対して絶縁されることが出来、若しVRA
Mがその試験を通れば、パレット4000は欠陥を持っ
ている。
【0176】他の試験も工夫することが出来る。他の試
験原理は、送信されるべきデータの中の1の個数をカウ
ントして、送信されるデータにその数を添付することで
ある。その1の個数は、受信されたときに再びカウント
されて、送信データに添付されていた数と比較される。
若しその数が同じならば、そのデータは試験を通る。こ
の様にして、RAMを試験するのに必要なビットの数
は、RAMのサイズと共に対数的に増加するに過ぎな
い。
【0177】更に他の試験では、RAM4021全体が
アンロードされ、そこに格納されている全ての1がカラ
ータイプによってカウントされて、RAMの内容につい
て期待されている数と比較される。R、G、Bガンのた
めの3個のレジスターがメモリーからアンロードされた
データを保持し、8ビットの各組にわたって合計が行わ
れ、その後、該メモリーの全ての記憶場所がアンロード
されるときに累算される。1の累算レジスターは、赤の
和、緑の和及び青の和についての合計を保持するように
されることも出来、IRS0−3アドレスにより逐次に
アクセス可能であり、続いて1の累算レジスターを読む
読み出し信号の表明が3回行われる。本発明の多重化
(muxing)では、一つのカラーが選択されて垂直
syncの段階と段階との間累算され、次に他のカラー
が、次にまたその他のカラーが選択され累算される。
【0178】試験レジスター内のアナログ比較ビット
は、1の累算レジスターにより提供されるシステム試験
に加えて、個別的にパレット装置4000のための試験
を提供する。各カラーについて同一のバイトをRAM4
021にロードすることが出来る。若しそれらがほぼ同
じアナログ出力を生じさせなければ、起こり得る問題の
状態が検出される。基準レベルに等しくあるべき値の与
えられたバイトが各DAC4031、4033又は40
35に供給されることが出来、該DACの出力がアナロ
グレベルとしての該基準レベルと比較される。若し食い
違いがあれば、欠陥のあるDAC又はモニターへの欠陥
のある接続が指示される。モニターへの接続がDAC出
力に影響を与えるかもしれない理由は、モニターの入力
インピーダンスがDACに重荷となるので、モニターの
偶然の断絶がDAC出力を変化させることである。
【0179】256×24RAM4021は高速スタテ
ィックRAM技術SRAMである。他の面に転じると、
図33のORゲート4036は真カラーモードの存在を
検出するのに使うことの出来る回路の1例に過ぎない。
2個以上の値の中のいずれも、出力mux4038を真
カラーモードに操作するために択一的に検出されること
が出来、その後、各値を属性又は強度のための回路へ経
路指定される。また、その選択は、オンチップ制御回路
により確立されることが出来て、図31のバイトDの残
りの8ビットの全ての値を解き放って属性又は強度を制
御する。
【0180】該8ビットはここでは少数ビットと呼ば
れ、24ビットは多数ビットと呼ばれる。概して、多数
ビットの個数は少数ビットの個数と等しいか又はそれよ
り多く、本実施例では多数ビットは少数ビットに対して
3:1の比である。本書で使用されるとき、多数ビット
及び少数ビットは場所に係わらず単なる数における優位
の概念を意味していて、最上位ビット及び最下位ビット
とは異なる概念であり、この後者の概念は位置関係又は
重要性の概念である。
【0181】図57に示されている16ビットバスでの
他の実施例では、少数ビットはパレットRAM4021
に送られ、多数ビットはゼロ検出器6836(図33の
ORゲート4036に類似する)に送られる。ゼロ検出
器6836はMux6838の選択ラインを制御し、M
ux6838は、4ラインの3グループから成る12ラ
インをDAC4031、4033、4035に供給す
る。パレットRAM4021は4ライン上の少数ビット
を供給され、Mux6838により選択される12ビッ
ト出力を供給する。12個の多数ビットは12本の並列
ラインでMux6838により選択される代替選択肢と
して送られる。この実施例は、有利なことに、選択を実
行するのに多数ビットにより代表可能な4096(2の
12乗)個の値から唯一の値0を使用する。この回路
は、GSP120でのカラー反復機能の保護のために容
易に実施出来る。RAM4021への多数ビットを伴う
実施例は、グラフィックス背景について極めて詳細なカ
ラー選択を提供し、前景にはより少数のカラー選択肢を
提供する(その中の一つは真カラーについてのコードで
あるか、又は透明である)。対照的に、図56の実施例
は、真カラーバイパスによって提供される4095個
(4096より1少ない)のカラーの前景を提供し、ゼ
ロ検出器6836を作動可能にすると共に、RAM40
21から背景カラーとして16個のカラーのいずれかを
Mux6838に選択せしめる。換言すると、同時に表
示することの出来る異なるカラーが(4095+16)
個ある。
【0182】図58には、改良されたパレット回路の他
の実施例が示されている。8ビット・パレットでは、8
ビット絵素データは、DAC4031、4033、40
35を駆動する行データを内蔵する参照用テーブル(L
UT)から256(28 )個の項目の一つを選択するの
に使われ、その後、アナログRGB信号を出力する。8
ビットより大きい絵素サイズに進む際の問題は、解読が
複雑になって、従って低速となることである。これは、
絵素データ・バンド幅を低下させるのに役立つ。
【0183】図58において、入ってくる16ビット絵
素データは、(例えば図31の選択回路4051内の)
分割回路6901によって、成分(例えば赤、緑及び青
のビットの組又は『ガン』)に分割される。該分割器
は、必要に応じて他の所定レベルと同時に絵素データを
3個の8ビットバスRLD、GLD及びBLD(赤、
緑、青ロード)に送る。入ってくる絵素データを分割す
ることにより、デコードのサイブ及び深度は、バスRL
D、GLD及びBLDにそれぞれ接続された3個の〔2
56から1〕デコーダ6903、6905及び6907
の各々において最小にされる。
【0184】例えば、16ビット・パレットを考察す
る。データは、それぞれ8ビット、4ビット、及び4ビ
ットの赤、緑、青成分に随意に分割される。これらの成
分の各々は、DAC4031、4033及び4035に
それぞれ情報を供給する成分参照用テーブル6911、
6913及び6915におけるデコードを駆動するため
に使われる。この例における最悪のデコードはなお〔2
56から1〕、赤成分、であることに注意する。
【0185】柔軟性のために、分割を確立するコードを
制御レジスター4371に入力することによってユーザ
ーが分割を選べる様にパレットを設計することが出来
る。例えば、2個の分割制御ビットの4個の順列のいず
れかにより7/6/3、1/14/1、8/4/4及び
5/7/4の分割を選択することが出来る。デコーダ6
903、6905及び6907及びLUT6911、6
913、6915は、分割制御ビットが要求することの
ある最大数のデコード及び参照用テーブル項目を処理す
る様に設計される。
【0186】データを分割するとき、デコーダを駆動す
る使用されていない信号は、結果に曖昧さが存在しない
様に既知の値に自動的にセットされるべきである。この
目的のために、0は既知の値として簡単なものである。
1例では、制御レジスター4371には、赤、緑、青に
ついて5/7/4分割を確立する分割コードがロードさ
れる。分割器6901は、5ビットが3ゼロ・ビットを
伴うバスRLDに行き、7ビットが1ゼロ・ビットWO
伴うバスGLDに行き、4ビットが4ゼロ・ビットを伴
うバスBLDに行くこととなる様に、絵素ビットSを供
給する。よって、RLDバスはビット000SSSSS
(ここでSは、入ってくるデータストリームからの原始
データである)。同様に、GLDバスは0SSSSSS
Sであり、BLDバスは0000SSSSである。
【0187】別の改良を考察すると、VRAMバス幅が
パレット4000のデータ入力の幅より小さいか又は等
しいときにはVRAMとプログラマブル・パレット40
00との直結が可能である。より広いバスが使われると
きには、バス145と入力ラッチ4011とのあいだに
追加のマルチプレクサを設けることが出来る。該マルチ
プレクサは、入力ラッチ4011に比べて幅が小さいか
又は等しいバス136のセクションに接続された入力を
有し、該マルチプレクサの出力は入力ラッチ4011の
全幅の一部又は全部に送られる。
【0188】図59ないし図61は、プロセス又は方法
の面から本作品を見るものである。図59では、プロセ
スの工程はSTART8001から始まり、カラーコー
ド・インデックスを1に初期設定することを含む初期設
定ステップ8003に進む。次にステップ8005は、
パレット集積回路4000の外部のGSP120などの
出所からのクロック制御情報を該集積回路内のレジスタ
ーICS及びOCSに入力する。次のステップ8007
は、該クロック制御情報に応じてクロック制御回路40
40を作動させて、レジスターICS及びOCSに入力
された該クロック制御情報に従って該クロック制御回路
からクロックパルスを機能実行回路(例えば図31の4
011、4051、4021及び4030)に送らせ
る。この様にして、特定のクロック発振器が選択され
て、周波数分周比の組合せが確立される。分周ブロック
4041は、OCSレジスター内の第1組のビットに応
じてクロック出力VCLK及びSCLKへ第1組の比で
クロックパルスを供給し、レジスターOCS内の該第1
組と代わった第2組のビットに応じて第2組の比でクロ
ックパルスを同じクロック出力VCLK及びSCLKに
供給する様に3bを見よ)。
【0189】ステップ8009において、GSP120
はMUX制御レジスター4371のためのモードビット
を入力する。該モードビットは、選択回路4051によ
る転送のためパケットバス幅(packed bus width) と絵
素幅とを選択するために解読される。該パケットバス幅
と絵素幅との比は、回路4041がドットクロックを分
周してシフトクロックSCLKを生成するのに使われる
分周比である。この比は、計算され、又はレジスター4
371のモードから解読され又は表3bに示されている
様にOSCレジスター4363を通して独立に供給され
ることが出来る。
【0190】試験ステップ8013は、インデックスI
がその第一値を持っているか否か判定する。若しそうな
らば、分周比に等しい数N(例えば−モードでは32ビ
ットバス幅を絵素当たり8ビットで割ると4というNの
値に等しくなる)を有する複数のカラーコードが、ビデ
オメモリーからバス136を介してパレット装置400
0内の多ビット入力ラッチ4011に同時に入力され
る。また、この時に、VGAビットなどの第2組のビッ
トが、若しあれば、図26の特徴コネクター6521な
どから他のバスを介して入力される。
【0191】若し分割モードが次のステップ8017に
存在するならば、複数のLUTがステップ8019でカ
ラーコードビットにより短縮したデコード時間で同時に
アクセスされ、他の所定のビットが、該分割モードに要
求されるビットの分割により確立される。工程はステッ
プ8019からポイントAを通って進む。さもなければ
工程はステップ8017からポイントBを通って進む。
【0192】図50を参照すると、ポイントBを通して
ステップ8017から進む工程はステップ8021に到
達し、ここで、図49に示されている様に累進的解像度
でブランキングがサンプリングされる。次に、VGAパ
ススルーに関する判定ステップ8023が来る。VGA
パススルーが作動させられれば、ステップ8024は、
ドットクロックの遅延F1数だけVGABLANK−を
遅延させる。その後、ステップ8025はVGAカラー
コードをLUT4021へ転送する。この様にして、第
1又は第2グラフィックスバスからカラーコードを選択
することによって入力レジスター4011からのカラー
コードに応じてLUTによりカラーデータワードが選択
的に供給されると共に、その選択された第1又は第2の
グラフィックスバスに依存してビデオ制御信号が出力さ
れるべく選択される。
【0193】VGAパススルーがステップ8023で選
択されないときは、工程は試験ステップ8027へ進
む。若しSSRTピンがアクティブでブランクがアクテ
ィブであれば、例えば図24、図36及び図38に従っ
てステップ8029で余分のSCLKパルスが出力され
る。これは、分割シフトレジスター転送に適応したシフ
トレジスターと、そのビデオメモリーを制御するディジ
タルコンピュータとのあるビデオメモリーを有すると共
に、シフトクロック信号により刻時されるタップ点カウ
ンタを有し且つブランキング信号を供給するブランキン
グ回路を有するコンピューターグラフィックスシステム
を操作する方法を提供するものである。ステップ802
9は、該ブランキング信号により確定されるブランキン
グ間隔時にタップ点カウンタのために余分のシフトクロ
ックパルスを開始させる。ステップ8027の試験が満
たされなければ、ステップ8029は迂回される。
【0194】ブランキング・プリセス・ステップ803
1は、固定した遅延量F2と入力ラッチ内のN個の絵素
をLUTに転送するのに必要とされるサイクル数Nに等
しいか又は比例する可変遅延量との和に等しい可変遅延
量だけブランキングを遅延させる。固定した遅延量F2
は、LUT、他の論理及びDA変換器4030の回路遅
延を補償する。2Nドットクロックの可変遅延は、選択
回路4051がLUT及びDACと協働してカラーコー
ドを種々のモードに従って処理してカラーデータワード
を供給し、ここでその処理により処理のための該カラー
コードの入力と該カラーデータワードの供給との間に種
々の時間間隔を確立することを認める。この様にして、
ビデオ制御信号の例としてのブランキング信号は、その
種々の選択モードのうちの少なくとも二つで該処理の時
間間隔に相関させられる時間間隔だけ該処理と同時に可
変的に遅延させられることによって、その様に遅延させ
られた該ビデオ制御信号を供給する。
【0195】ニブルモード試験ステップ8033は、ニ
ブルモードが要求されているか否か判定する。若しそう
ならば、ステップ8035は、入力ラッチ4011から
のインデックスIにより識別される高ニブル又は低ニブ
ル(ニブル入力の高レベル状態又は低レベル状態に依存
する)をLUT4021に送る。さもなければ、工程は
ステップ8037に進む。ここで、入力ラッチ4011
とLUT4021との間に接続された選択器4051に
より構成されるバス幅結合回路は、プログラムされたバ
ス幅に従って該バスから最後のカラーコードIを通す様
にプログラムされる。有利なことに、該バス幅結合回路
は、選択可能な幅のカラーコードを該バスの全幅にわた
って逐次に且つ詰め込んで転送する。このシーケンス又
はサイクルは、図59ないし図61のプロセスの観点か
ら、レジスター4371でモードにより、確立されたバ
ス幅について入力ラッチ4011にロードされたカラー
コードの全てを転送するN回の間流れ図を巡る一連のル
ープである。
【0196】ステップ8037後、試験ステップ803
9は、真カラーが要求されているか或いはオーバーレー
が要求されているか検出する。この検出は、例えば図3
3のORゲート4036や図57の検出器6836など
の回路で伝えられる。若しそうならば、カラーデータワ
ードを構成するのに充分なビット(例えば24)が同時
にDAC4030に転送され、LUT4021はステッ
プ8041でバイパスされる。ステップ8025、80
35、8041、のいずれか、ステップ8039におけ
るNo、及び図59のステップ8019後にポイントA
に到達する。
【0197】図58Cに転ずると、工程は点Aから変換
ステップ8043に進み、このステップ8043は、
R、G、Bなどのアナログカラー信号を作るためにDA
C4030により実行される。種々の実施例において該
アナログ信号は、マトリクスド・カラー信号(matrixed
color signals)、又は、ラスター走査ビデオを使わな
いカラー表示装置又は熟練労働者が発明の実施に使用す
る随意の種類のカラー表示装置のためのディスプレイ信
号であることが出来ることが理解されなければならな
い。
【0198】次のステップ8045は、遅延したブラン
キングが低レベルアクティブであるか試験する。若しそ
うならば、DACはステップ8047でブランキングさ
れる。さもなければ、工程はステップ8049に直接進
む。インデックスIが数Nに達したならば、ステップ8
051でインデックスIは0にセットされる。さもなけ
れば、工程は、例えば、垂直syncパルス間の時間中
にLUT4021の出力の与えられた組で供給される特
定の状態(例えば1)のビットのランニング・カウント
を更新する累算ステップ8053へステップ8049か
ら進む。図33の試験回路において、ビットのランニン
グ・カウントが赤、緑、及び青のカラーデータワードバ
イトについて維持される。
【0199】次のステップ8055は、試験モードアク
セスが要求されているか否か判定する。若しそうならば
ステップ8057は、累算器出力のビットのランニング
合計のカウント又はカウントに外部からアクセスする。
また、この時に、DAC4031、4033及び403
5のアナログ試験も行われて、そのアナログ比較を表す
ビットがDAC試験レジスターからアクセスされる。若
しステップ8055に試験モードが無いか又はステップ
8057が完了していれば、工程はステップ8059に
進んでインデックスIをインクリメントし、ポイントC
を通過して図60及び図59へステップ8061に戻っ
てリセット状態について検査する。若しリセット状態が
無ければ、工程はステップ8013へのループを完成さ
せて実行を継続する。もしリセットがあれば、工程はス
テップ8003に進み。ここでリセットが上げられると
き、工程はパレット装置4000の動作パラメータを再
確立する。
【0200】本実施例では、クロック制御回路4041
は、OCSレジスターにより確立されたクロック分周比
の種々の組合せを有する。他の実施例では、選択器40
51の構成が、確立されたクロック分周比と対応するこ
とを保証するためにmux制御レジスター4371から
のデコードにより該クロック分周比を確立することが出
来る。その様な実施例では、OCSレジスターの特定の
ビットの0でない値は、mux制御レジスター4371
からのクロックデコードを無効にすることが出来るが、
0という値はレジスター4371からのデコードへのデ
フォールトを許す。一貫性のための制御計画における他
の変形は、例えば垂直syncパルス間の時間にわたっ
てLUT4021の出力の与えられた組で供給される特
定の状態(例えば1)のビットのランニングカウントを
更新する。図33の試験回路において、ビットのランニ
ングカウントが赤、緑及び青のカラーデータワードバイ
トについて維持される。
【0201】次のステップ8055は、試験モードアク
セスが要求されているか否か判定する。若しそうなら
ば、ステップ8057は、累算器出力のビットのランニ
ング合計のカウントに外部的からアクセスする。また、
この時には、DAC4031、4033及び4035の
アナログ試験が行われ、そのアナログ比較を表すビット
がDAC試験レジスターからアクセスされる。ステップ
8055に試験モードが無いか又はステップ8057が
完了していれば、工程はステップ8059に進んでイン
デックスIをインクリメントし、ポイントCを通って図
58B及び58Aに戻ってステップ8061でリセット
状態を検査する。若しリセット状態が無ければ、工程ス
テップ8013へのループを完成して実行を継続する。
若しリセットがあれば、工程はステップ8003に進ん
で、ここで、リセットが上げられたとき、工程はパレッ
ト装置4000の動作バラメータを再確立する。
【0202】本実施例では、クロック制御回路4041
は、OCSレジスターにより確立されたクロック分周比
の種々の組合せを有する。他の実施例で、選択器405
1の構成が確立されたクロック分周比と対応することを
保証するためにmux制御レジスター4371からのデ
コードによりクロック分周比を確立することが出来る。
その様な実施例ではOCSレジスターの特定のビットの
0でない値はmux制御レジスター4371からのクロ
ックデコードを無効にすることが出来、0の値はレジス
ター4371からのデコードへのデフォールトを許す。
一貫性、単純性、柔軟性及び信頼性のための制御計画に
おける変形も作ることが出来る。
【0203】図59に示されている他の局面では、択一
的な第1及び第2のデータ流の内部パレット制御が設け
られていて、別の細かな点が制御論理9001により示
されている。図31及び図33において、VRAM13
0入力又はVGA入力の選択は制御レジスター4371
のビット5(MCRB5)の入力により外部から制御さ
れる。図32の4389などの選択回路は、この2個の
データ流の間の選択を行い、カラーコードをRAM40
21へ渡す。RAM4021は、カラーデータワードバ
イトをDAC4030に供給してカラー出力IOR、I
OG及びIOBを生じさせる。
【0204】制御レジスター4371のビット5は、直
ちにVGAを選択せずに、図63に表されているイメー
ジ内のフレーム9013の長方形部分9011の上への
インセットを可能にする。インセット9011は、又は
二次的グラフィックス・ウィンドウは、一方のデータ流
から表示され、該イメージの残り9015は他方のデー
タ流から表示される。どちらのデータ流がインセット9
011を供給するかは、制御レジスター4371の反転
ビットにより決定される。該インセットのサイズ及び位
置は、上左隅の座標(X1、Y1)と下右隅の座標(X
2、Y2)とにより画定される。これらの座標、制御ブ
ロック9001のレジスターセット9003にフィール
ドを書き込むGSP120により確立される。若し該座
標がインセットをスクリーン全体を覆わせるならば、無
条件の選択は図31及び図33のVGAパススルーと同
等である。
【0205】よって、パレットへのデータ流は、適切な
時にライン毎に自動的に転換されることが出来る。Xカ
ウンタ及びYカウンタを含むカウンタ・アレーは、クロ
ック制御4041からのドットクロックパルスをカウン
トして、一方のデータ流から他方へ転換するときを決定
する。カウンタ制御及び出力論理9005は、選択信号
を制御選択器4389に送る。該選択信号は、制御レジ
スター4371の反転ビットに応じて論理9005で反
転され又は反転されない。レジスター選択入力RS〔0
−L〕は、パレット制御のためのレジスターアクセスの
全てを受け止めるのに充分な数Lのラインを有する。
【0206】インセット9011の幾何学的形状は図解
の目的だけから長方形とされていて、他の幾何学図形が
レジスターセット9003内のレジスター、mux制御
4371の制御ビット及び論理9005内の適当な回路
により画定されることは明らかであろう。台形、多角
形、三角形、円形、楕円形、湾曲形、閉じたバンド形、
及びその他の図形が、GSP120への相当減少した処
理負荷で適当に具体化される。
【0207】図示の二つの他に追加のデータ流を実現す
ることが出来る。ハードウェアカーソル回路9019な
どにより、1個以上のデータ流を内部的に生成すること
が出来る。該カーソル回路は、自己制御され、又は、レ
ジスターセット9003にデータを供給する外部信号に
より外部から制御されることが出来る。レジスターセッ
ト9003内の入力/出力カーソル制御レジスター90
21は、カーソルに関する情報転送を取り次ぐ。カーソ
ル発生器9019は一実施例では回路9001内のX及
びYカウンタを共有してカーソルを位置決めし、別の実
施例では特別の専用のカウンタ(図示せず)を有する。
回路9001及びカーソル発生器9019は他の複雑な
実施例ではパレット4000自体にオンチップで集積さ
れた二次グラフィックス副プロセッサとして具体化され
る。
【0208】データ流の選択器4389選択の別の一層
強力な制御は、該データ流の中の一つの以上をデコーダ
9031で解読してオーバーレー又はその他の目的のた
めの所定値を検出することにより与えられる。その解読
の結果はラッチ9033に入力され、該ラッチの出力は
カウンタ制御及び出力論理9005に接続される。例え
ば、論理9005は、内部動的制御のためにラッチ90
33又は論理9005への選択器4389へ制御ライン
を選択的に接続するモード制御スイッチを適当に含む。
もっと複雑な構成では、解読の結果は、カウンタ制御情
報と一緒に処理されて、選択器4389を制御し又は複
雑なグラフィックス特徴を展開させる。
【0209】VGAなどの異なるバスからのデータ流を
統合することは、データにより表される種々のイメージ
が種々の解像度を有することを認識することによっても
改善される。全フレーム9013の諸部分が例えば等し
い解像度などの管理された解像度関係を有しなければな
らない場合には、VGAボード9505はVGA制御回
路9051に情報を供給するように接続され、この制御
回路は、低速のVGAデータを緩衝記憶し、第2のデー
タ流を、第1データ流のデータ速度に等しいか又は該速
度に関連するデータ速度で供給する。第1データ流の方
が比較的に高い解像度を持っている場合には、低解像度
フレームは高解像度フレームより少ない絵素を持ってい
て、その比較的に少数の絵素をインセット9011の様
なインセットとして有利に表示することが出来るので、
第2データ流(例えばVGA)は恐らく観察者に知覚さ
れるとき縮小されたスケールで表示される。パレット4
011内の制御ラッチ9041は、論理9005からV
GA制御回路9051への制御情報の転送を取り次いで
データ速度を制御すると共に、回路9051内のバッフ
ァーの送信動作を開始及び停止させることによってVG
Aデータ流の開始及び停止のタイミングを決めるために
適宜包含されている。ラッチ9041は、全サイズVG
AフレームをVGA解像度で見ることが希望されている
ときに、VGAを単に制御9051を通過させる第1モ
ードを有する。ラッチ9041内のビットにより確立さ
れる他の一つ以上のモードでは、VGAフレームの全体
又は選択された一部が、制御可能なXY位置決めでウィ
ンドウ又はインセット9011として目立って表示され
る。
【0210】パンニングが希望されるアプリケーション
を具体化するためにパレット4000に改良されたパン
ニング能力が設けられている。VRAM130は、バス
136及び入力ラッチ4011の幅により収容される絵
素の数Mの単位でパンニングを行う様に適宜制御され
る。この数M1を上回るとき、VRAM130の制御に
よるパンニングは、連続するフレームがM個に及び複数
の絵素だけイメージを横シフトさせることを含むことが
あるので、或る程度の表示の粗さが生じる可能性があ
る。次に説明するパレット改良回路により、もっと滑ら
かなパンニングが得られるが、これは1絵素インクリメ
ントでのパンニングを提供する。
【0211】パンニングプロセスが図64(a)−
(c)を参照して示される。VRAM130は、パンニ
ングされることの出来るイメージ情報を保持する様に構
成される。第1フレームのディスプレイにおいて、VR
AM130は各バスロードで入力ラッチ4011へM
(例えば4)個の絵素(カラーコード)のグループを供
給する。この数Mは、シフトクロックSCLKの各アク
ティブ遷移エッジにより入力ラッチ4011の中へ刻時
されるバス上の絵素の数である。絵素は、ラッチ401
1及び選択器4051を具体化する様に設計されたバレ
ル・シフト回路によりRAM4021へ転送される。絵
素は、図62に示されている様に、パレットRAM40
21へ1、2、3、4順に転送される、図61Aに戻る
と、該フレーム内の各ラインは最後のグループの絵素
(n−3)、(n−2)、(n−1)、(n)の転送に
より完成されるが、ここでnはライン当たりの絵素の数
である。(若しライン長さnがMで均等に割り切れなけ
れば、最後のグループ9490は、剰余の数の絵素を有
する。
【0212】図64(b)において、右へのパンニング
は、図64(a)のフレームに続くフレームから始ま
る。絵素1、2、3、4のうち、第1の絵素は選択器4
051に無視され、RAM4021には転送されない。
代わりに絵素2、3、4が転送され、それから次のグル
ープのM個の絵素がロードされて全て転送される:5、
6、7、8。グループ(n−3)、(n−2)、(n−
1)、(n)を含む全ての後続のグループがロードされ
て転送される。その後、別のロードが行われ、そのとき
絵素(n+1)だけがブランキングが始まる前にRAM
4021へ転送される。
【0213】1絵素インクリメントでパンニングが希望
されるときには、右パンの第1フレームは図64(b)
に示されている通りである。右パンの次のフレーム(図
示せず)は絵素3、4を転送し、次に完全なグループが
全て各走査線にわたって続き、絵素(n+1)及び(n
+2)で終わる。右パンの第3フレーム(図示せず)は
絵素4を転送し、次にMの完全グループが各走査線にわ
たって続いて絵素(n+1)、(n+2)、(n+3)
で終わる。右パンの第4フレームは、GSP120がパ
ン動作を調整して、アクセスされるべき第1グループを
インクリメントすることによって、5、6、7、8から
始めてVRAM130にアクセスするのを除いて図64
(a)と同じである。右パンの後続のフレームは今詳細
に説明したプロセスを巡る(図66を見よ) 1絵素解像度での左パンニングでは、左への第1パンが
図64(c)に示されている。ここで、GSP120
は、アクセスされるべき第1グループをデクリメントし
ている。フレームの各ライン上の転送されるべき第1グ
ループは、随意に(−4)、(−3)、(−2)、(−
1)と称する絵素を含む。M個の左方への絵素のグルー
プの中の絵素(−1)だけがRAM4021へ転送され
る。次にグループ1、2、3、4が、最後のグループ9
490に到るまで、全ての絵素を伴ってRAM4021
へグループ毎に転送される。最後のグループでは、ブラ
ンキング前に絵素(n−3)、(n−2)及び(n−
1)だけがRAM4021に到達する。
【0214】左パンの第2フレーム(図示せず)では、
絵素(−2)及び(−1)に1、2、3、4、等々が続
き、ディスプレイの走査線は絵素(n−3)及び(n−
2)で完成する。左パンの第3フレーム(図示せず)で
は、絵素(−3)、(−2)及び(−1)に1、2、
3、4、等々が続き、走査線は絵素(n−3)で完成す
る。左パンの第4フレームは図64(a)のそれと同様
であり、全ての絵素(−4)、(−3)、(−2)、
(−1)がRAM4021へ転送され、グループ949
0を省略する。左パンの後続のフレームは、今詳述した
プロセスを巡る(図66を見よ)。
【0215】図65において、右又は左パンを要求し、
所望の更なるパラメータを指定し、且つ、以下に詳述す
る様に最下位ビットLSB VRAMアドレスビットを
包含するために、1個以上のパンニングモードビット9
501がmux制御レジスター4371に含まれてい
る。該パンニングモードビットは、図65及び図31の
カウンタ及びデコード回路4052により入力ラッチ4
011を管理するフレーム毎のインクリメントを処理す
るパンニングカウンタ9507を含むパンニング制御回
路に接続されている。回路4052は、パンニング制御
9503内のパンニングカウンタ9507に応じて右パ
ンでは例えば第1グループ1、2、3、4から数の絵
素とグループ(n+1)、(n+2)、(n−3)、
(n+4)から数M−xの絵素とを転送させる論理を含
む様に構成されている。左パンについては類似又は対称
的な制御が行われる。数は、パンニング制御9503
内のパンニングカウンタ9507によりフレーム毎にイ
ンクリメント(デクリメント)される。
【0216】VRAM130は、絵素グループのX座標
に対応するVRAM130に表明されたアドレス値の最
上位ビット(MSB)に基づいて、パンニングの目的で
適宜制御される。パレット4000は、そのアドレス値
のLSBによりパンニングを適宜制御する。例えば、パ
レット4000のラッチ4011内の8個の絵素で、3
個のLSBはパレットでパンニングを制御し、MSB、
即ち、VRAMアドレスビットの残りは、VRAM13
0でパンニングを制御する。
【0217】よって、パンニングについて、回路405
2は改良されていて、前述した様に選択可能な幅の絵素
でバス幅全体を埋める絵素を転送することが出来るだけ
ではなくて、バス全体を埋める絵素の第1及び第2の部
分集合を転送することが出来、その第1部分集合は、パ
ンニングされるフレームの各ラインの始めに転送され、
第2の補部分集合は、パンニングされるフレーム内の各
ラインの終わりに転送される。該部分集合の絵素数は、
パンニングカウンタ9507の数xにより決められる通
りに変化する。
【0218】図65及び図31のクロック制御回路40
41も、パンニングに必要とされるM個の絵素のグルー
プが入力ラッチ4011に供給される様にビデオクロッ
クパルスVCLKをGSP120へ供給すると共にシフ
トクロックパルスSCLKをVRAM130へ供給し、
各走査線でRAM4021への絵素の連続的転送を支援
する様に構成されている。
【0219】図66は、第1部分集合のサイズのコラム
9601を示し、その各値はパンニングのためにそれぞ
れのフレームを制御する。入力ラッチ4011の全容量
(例えば32ビット)にわたる右パンニングがループ9
611Rの下向き矢印で示されている。始めにM個の絵
素全部が図66及び図64(a)で転送される。その
後、右パンの次のフレームのためにM−1個の絵素が図
66及び図64(b)の第1部分集合で転送され、その
後に、最後の1絵素(第1部分集合として)に到達する
まで右パンのx番目のフレームにおいてM−xが続き、
ループは復帰して最高でM個の絵素全部を転送する。
【0220】図66において、パンニングは16ビット
バスについてのループ9613R、4ビットバスについ
ての9615R、及び1ビットバスについての9617
R(例は全てバス幅を尽くしていない)により図示の通
りにパレット4000の選択可能なバス幅特徴と統合さ
れている。ループ9617Rは限定的場合であり、この
場合はパンニングカウンタ9507は刻時されるけれど
もM=1から値を変化させず、パンニングは実際問題と
してVRAM制御によって行われる。図66の左パンニ
ングは概念として右パンニングと対称である。ループ9
611Lにおいて図64(a)の第1グループのM個の
ビットがRAM4021へ転送される。その後図66に
おいて図64(c)の1個の絵素(−1)がフレームの
各ラインの始めに図65のラッチ4011内の第1部分
集合から転送される。その後、2個の絵素(−2)、
(−1)が次のフレームで転送され、そしてフレームの
各ラインの始めにM−1個の絵素が転送されるまでフレ
ーム毎に転送されてゆき、それからループ9611Lは
復帰して図64(a)の様に後続のフレーム内のM個の
絵素全部を転送する。同様ち、ループ9613L、96
15L及び9617Lは、左パンニングにおけ、もっと
小さなバス幅についての動作を示す。
【0221】図65において、回路4041′は、ブラ
ンキングBLANK−アクティブ低レベルの終端971
3に対して相対的に個のドットクロック周期だけ進ん
だ追加のSCLKパルス9711を供給するように構成
されている。進みは、フレーム数の関数として変化
するものであって、右パンニングではに等しく、(図
64(b)を比較すること)、この場合(M−x)個の
絵素がラインの始めに終端9713後に転送される。進
は左パンニングではM−xに等しく(図64(c)
を比較すること)、この場合には個の絵素がラインの
始めに終端9713後に転送される。斯くしてパンニン
グパルス9711は絵素の最初のグループを転送し、そ
の部分集合だけが実際にRAM4021に転送される。
ブランキングの終端9713後の最初の完全なSCLK
パルスは、最初のグループに連続してRAM4021に
全て転送されることになるM個の絵素のグループを入力
するために数個のドットクロック周期だけ遅延させられ
る。
【0222】図68は、2個のラッチ4011A及び4
011Bを使う他のパンニング実施例を示しており、こ
の場合には進みは工程されていて、フレーム数の関数
として変化しない。図68の実施例では、タイミングは
図67の波形SCLK(2−LATCHES)により表
される。ここでは、1サイクルのSCLKが、SCLK
の周期に等しい時間間隔9721に挿入され、その時間
間隔9721は、ブランキングが終わるのと同じ瞬間に
終わる。
【0223】図68において、バス136は、入力ラッ
チ4011A及び4011Bにより示されている複数
(ここでは2個)のラッチに接続されている。クロック
制御回路4041”は、図67の場合の様にシフトクロ
ックSCLK(2−LATCHES)を供給する。ま
た、クロック制御回路4041”は、パンニング制御9
503及び9507に応じて、SCLKと同じ周期を有
するロード信号LOADA及びLOADBをラッチ40
11A及び4011Bにそれぞれ供給する。LOADB
は、フレーム数が0でなくて、ラインの始めの絵素の
最初のグループがシフトされるべきであるときに、この
実施例では単一のパルスとして挿入される。図65のこ
の実施例におけるパンニングの目的を除いて、他の目的
のためにLOADBはアクティブとなることが出来、そ
の他の場合にはLOADBは非アクティブである。LO
ADBは図64(a)−(c)において各ライン内の全
ての連続する絵素のグループにおいてラッチングするパ
ルスの系列である。ラッチ4011A及び4011Bの
いずれかから選択器4051を介してRAM4021へ
の転送はドットクロック速度で行われる。各ラインの終
わりのブランキング遷移9713は、転送される残りの
絵素を消滅させる。選択器4051によるラッチ401
1A又は4011Bの選択と、各グループからRAM4
021へ転送される絵素の数とは図64(a)−(c)
との関連で説明したパンニング制御9503により調整
される。その他の場合には図65の回路が働き、既述の
対応する数字を有する図65の回路と同様に構成され
る。
【0224】以上、幾つかの好適な実施例について説明
した。本発明の範囲は、説明したものと表面的に異なる
実施例をも包含するものであることが理解されなければ
ならない。幾つかの例では、組合せられて使用されるカ
ラーディスプレイ装置は、ラスター走査陰極線管モニタ
ー、他のラスター走査装置、ラスター走査されるもので
はなくて、並列に配置されたライン又はフレーム・ドラ
イブ・カラープリンタ、フィルム書式作成装置、及びそ
の他の液晶、プラズマ、ホログラフィー、変形マイクロ
ミラー型ハードコピーディスプレイを有する装置、及び
その他の非CRT技術のディスプレイ、及び3次元型及
びその他の非平面イメージ形成技術であることが出来
る。マイクロプロセッサ及びマイクロコンピュータは、
或る文脈では、マイクロコンピュータはメモリーを必要
とするということを意味するのに使われている;本書で
は、これらの用語は同義語となって同等のものを指すの
に使われこともある。処理回路という句は、ASIC回
路、PAL、PLA、デコーダ、メモリー、非ソフトウ
ェアに基づくプロセッサ、或いはその他の回路、或いは
随意のアーキテクチャのマイクロプロセッサ及びマイク
ロコンピュータを含むディジタルコンピュータ、或いは
その組合せ、を包含する。パレットは、或る文脈では特
別の参照用テーブル装置を指しており、本明細書では、
この概念は、DA変換器、選択器、タイミング制御、及
び機能的及び試験性回路及びインターフェースなどの付
随の1個以上の回路と組み合わされた代替のカラーデー
タワード発生も含む。内部及び外部接続は、抵抗性、容
量性、直結性又は介在回路経由の間接性の接続、又はそ
の他の望み通りの接続であることが出来る。実施は、ぶ
つ別の構成要素で、或いは、シリコン、砒化ガリウム、
及びその他の電子材料による完全な集積回路で、また光
学やその他の技術に基づく形及び実施例で行うことが考
えられる。本発明の種々の実施例はバードウェア、ソフ
トウェア或いはマイクロコーデッド・ファームウェアを
使用出来ることが理解されるべきである。本書のプロセ
ス図はマイクロコードによる実施例及びソフトウェアに
基づく実施例のための流れ図をも表す。
【0225】実施例に関してこの発明を説明したが、こ
の明細書は限定的意味に解されるべきでない。実施例の
種々の修正及び組合せ、並びに本発明の他の実施例は、
この明細書を読めば当業者は明らかであろう。従って、
特許請求の範囲の欄の記載内容は、発明の真の範囲に属
するあらゆる修正や実施例を包摂するものと考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピューターグラフィックスシステムのブロ
ック図である。
【図2】グラフィックス副プロセッサのブロック図を示
す。
【図3】分割型シリアルレジスター(split serial reg
ister )と関連して作動するビデオメモリーの拡張し、
様式化した図である。
【図4】グラフィックディスプレイを示す。
【図5】メモリーアレーを示す。
【図6】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図7】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図8】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図9】異なるサイズのメモリーについての行及び列ア
ドレス配列を示す。
【図10】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図11】異なるアドレスの物理的構成に従ってシリア
ルレジスターのタップ点を制御するためのマスクビット
を示す。
【図12】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図13】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図14】シリアルレジスターの制御のための図2のグ
ラフィックス副プロセッサにおける制御レジスターのブ
ロック図である。
【図15】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図16】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図17】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図18】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図19】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図20】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図21】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図22】分割型シフトレジスター転送のためのブラン
キング時のパルスの挿入のための改良された回路のブロ
ック図である。
【図23】シフトレジスター転送の一つの形における信
号の波形図である。
【図24】信号の波形図であり、分割型シフトレジスタ
ー転送におけるブランキング時にパルス挿入される。
【図25】図1のコンピューターグラフィックスシステ
ムのための印刷配線板の略図である。
【図26】VGAパススルー(VGA pass th
rough)のある図25の印刷配線板が付加されたV
GAのあるコンピューターグラフィックスシステムのブ
ロック図である。
【図27】パレット装置のための同期多重化のブロック
図である。
【図28】ニブルモードで2個のビデオRAMを使用す
るコンピューターグラフィックスシステムのブロック図
である。
【図29】複合ファクシミリ兼写真複写プリンタシステ
ムのブロック図である。
【図30】プリンタとビデオディスプレイとを有するコ
ンピューターグラフィックス及びイメージ認識システム
のブロック図である。
【図31】クロック及びビデオ制御及びその他の特徴を
強調するパレット装置のブロック図。
【図32】ブランク及び同期信号のタイミングを示すラ
スター走査ビデオディスプレイにおける2本の走査線の
拡大図である。
【図33】図31のパレット装置のブロック図であり、
パケットバス、選択可能絵素幅能力;真カラー・オーバ
ーレー特徴;VGAパススルー;1蓄積(ones-accumul
ation )及びアナログ試験特徴;及び其の他の特徴を強
調する。
【図34】図31及び図33のパレット装置の一動作モ
ードにおけるドット・クロック(絵素クロック)、ビデ
オ・クロックVCLK、及びシフト・クロックSCLK
波形の波形図である。
【図35】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいときの図31及び図3
3のパレット装置についての波形図である。
【図36】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいときの図31及び図3
3のパレット装置についての波形図である。
【図37】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍であるときの図31及び
図33のパレット装置についての波形図である。
【図38】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍に等しいときの図31及
び図33のパレット装置についての波形図である。
【図39】同期及びブランキングのための回路が付加さ
れた、アナログカラー信号のためのDA変換器の略図で
ある。
【図40】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図41】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図42】図22におけるタイミング関係を示す分割型
シフトレジスター転送のためのパルス挿入の波形図であ
る。
【図43】特別のニブル・モードにおけるタイミングを
示す図31及び図33のパレット装置についての波形図
である。
【図44】図33の試験回路についての状態遷移図であ
る。
【図45】図33の試験回路中のアナログ試験回路につ
いての略図である。
【図46】図31及び図33のパレット装置の回路を担
うチップを保持した半導体チップパッケージのピンの図
である。
【図47】図31及び図33のパレット装置におけるレ
ジスター選択ビットRS0−RS3、及び読み出し信
号、書込み信号及びデータ信号のタイミングの波形図で
ある。
【図48】図31及び図33のパレット装置におけるク
ロック及びビット制御信号のタイミングの波形図であ
る。
【図49】SSRTパルス挿入が可能にされているとき
のブランキング、SSRT入力、及びシフトクロックS
CLKのタイミングの波形図である。
【図50】図39のDA変換器などのDA変換器をブラ
ンキングするためにサンプリングされたブランク信号
(X24のQ出力)を確立するために、時間分解能がだ
んだん高くなるクロック信号でブランキング信号をサン
プリングするプロセスにおけるタイミングの波形図であ
る。
【図51】図50のブランク信号をサンプリングするプ
ロセスを実行するために上昇する時間分解能で刻時され
るフリップフロップの略図である。
【図52】図31及び図33のパレット装置におけるク
ロック制御回路の略図である。
【図53】図31及び図33のパレット装置においてブ
ランキング信号をサンプリングして選択可能な可変遅延
をもたらす回路の略図である。
【図54】図53の回路部分の詳細な略図である。
【図55】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の略図である。
【図56】図31及び図33の試験回路のための累算器
多重化回路のブロック図である。
【図57】オーバーレーのための別の回路のブロック図
であり、図33のパレット装置における少数ビットの検
出の代わりに、多数ビットにおける特別の値の検出によ
ってオーバーレーが選択される様になっている。
【図58】分割モード(splitting modes )並びに並列
デコーダ及びLUT(参照用テーブルメモリー)を使用
するパレット装置における短縮した解読時間のための別
の回路のブロック図である。
【図59】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図60】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図61】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図62】VGAパススルー及びカーソル発生の内部動
的制御のための回路のブロック図である。
【図63】挿入画として付加された第2のグラフィック
スイメージを伴うグラフィックススクリーンの図であ
る。
【図64】(a)、(b)、(c)は各々、右及び左の
パンニングを説明するためのビデオフレームの2本の線
における絵素の図である。
【図65】パンニングを支援する回路の第1実施例のブ
ロック図である。
【図66】バス幅の異なるシステムでの右及び左のパン
ニングのプロセス・ループを示す図である。
【図67】図65及び図68のパンニング回路の二つの
実施例におけるSCLKのタイミングの波形図である。
【図68】パンニング回路の第2実施例のブロック図で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピューターグラフィックスシステムのブロ
ック図である。
【図2】グラフィックス副プロセッサのブロック図を示
す。
【図3】分割型シリアルレジスター(split serial reg
ister)と関連して作動するビデオメモリーの拡張し、様
式化した図である。
【図4】グラフィックスディスプレイを示す。
【図5】メモリーアレイを示す。
【図6】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図7】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図8】異なる時におけるシリアルレジスター内のビッ
トを示す。
【図9】異なるサイズのメモリーについての行及び列ア
ドレス配列を示す。
【図10】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図11】異なるアドレスの物理的構成に従ってシリア
ルレジスターのタップ点を制御するためのマスクビット
を示す。
【図12】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図13】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図14】シリアルレジスターの制御のための図2のグ
ラフィックス副プロセッサにおける制御レジスターのブ
ロック図である。
【図15】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図16】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図17】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図18】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図19】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図20】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図21】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図22】分割型シフトレジスター転送のためのブラン
キング時のパルスの挿入のための改良された回路のブロ
ック図である。
【図23】シフトレジスター転送の一つの形における信
号の波形図である。
【図24】信号の波形図であり、分割型シフトレジスタ
ー転送におけるブランキング時にパルス挿入される。
【図25】図1のコンピューターグラフィックスシステ
ムのための印刷配線板の略図である。
【図26】VGAパススルー(VGA pass through) のあ
る図25の印刷配線板が付加されたVGAのあるコンピ
ューターグラフィックスシステムのブロック図である。
【図27】パレット装置のための同期多重化のブロック
図である。
【図28】ニブルモードで2個のビデオRAMを使用す
るコンピューターグラフィックスシステムのブロック図
である。
【図29】複合ファクシミリ兼写真複写プリンタシステ
ムのブロック図である。
【図30】プリンタとビデオディスプレイとを有するコ
ンピューターグラフィックス及びイメージ認識システム
のブロック図である。
【図31】クロック及びビデオ制御及びその他の特徴を
強調するパレット装置のプロック図である。
【図32】ブランク及び同期信号のタイミングを示すラ
スター走査ビデオディスプレイにおける2本の走査線の
拡大図である。
【図33】図31のパレット装置のブロック図であり、
パケットバス、選択可能絵素幅能力;真カラー・オーバ
ーレー特徴;VGAパススルー;1蓄積(ones-accumul
ation)及びアナログ試験特徴;及びその他の特徴を強調
する。
【図34】図31及び図33のパレット装置の一動作モ
ードにおけるドット・クロック(絵素クロック)、ビデ
オ・クロックVCLK、及びシフト・クロックSCLK
波形の波形図である。
【図35】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいとき図31及び図33
のパレット装置についての波形図である。
【図36】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいとき図31及び図33
のパレット装置についての波形図である。
【図37】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍であるときの図31及び
図33のパレット装置についての波形図である。
【図38】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍であるときの図31及び
図33のパレット装置についての波形図である。
【図39】同期及びブランキングのための回路が付加さ
れた、アナログカラー信号のためのDA変換器の略図で
ある。
【図40】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図41】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図42】図22におけるタイミング関係を示す分割型
シフトレジスター転送のためのパルス挿入の波形図であ
る。
【図43】特別のニブル・モードにおけるタイミングを
示す図31及び図33のパレット装置についての波形図
である。
【図44】図33の試験回路についての状態遷移図であ
る。
【図45】図33の試験回路中のアナログ試験回路につ
いての略図である。
【図46】図31及び図33のパレット装置の回路を担
うチップを保持した半導体チップパッケージのピンの図
である。
【図47】図31及び図33のパレット装置におけるレ
ジスター選択ビットRS0−RS3、及び読出信号、書
込信号及びデータ信号のタイミングの波形図である。
【図48】図31及び図33のパレット装置におけるク
ロック及びビット制御信号のタイミングの波形図であ
る。
【図49】SSRTパルス挿入が可能にされているとき
のブランキング、SSRT入力、及びシフトクロックS
CLKのタイミングの波形図である。
【図50】図39のDA変換器のようなDA変換器をブ
ランキングするためにサンプリングされたブランク信号
(X24のQ出力)を確立するめに、時間分解能がだん
だん高くなるクロック信号でブランキング信号をサンプ
リングするプロセスにおけるタイミングの波形図であ
る。
【図51】図39のDA変換器のようなDA変換器をブ
ランキングするためにサンプリングされたブランク信号
(X24のQ出力)を確立するめに、時間分解能がだん
だん高くなるクロック信号でブランキング信号をサンプ
リングするプロセスにおけるタイミングの波形図であ
る。
【図52】図50のブランク信号をサンプリングするプ
ロセスを実行するために上昇する時間分解能で刻時され
るフリップフロップの略図である。
【図53】図31及び図33のパレット装置におけるク
ロック制御回路の略図である。
【図54】図31及び図33のパレット装置においてブ
ランキング信号をサンプリングして選択可能な可変遅延
をもたらす回路の部分図である。
【図55】図31及び図33のパレット装置においてブ
ランキング信号をサンプリングして選択可能な可変遅延
をもたらす回路の部分図である。
【図56】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図57】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図58】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図59】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図60】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図61】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図62】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図63】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図64】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図65】図31及び図33の試験回路のための累算器
多重化回路のブロック図の部分図である。
【図66】図31及び図33の試験回路のための累算器
多重化回路のブロック図の部分図である。
【図67】オーバーレーのための別の回路のブロック図
であり、図33のパレット装置における少数ビットの検
出の代わりに、多数ビットにおける特別の値の検出によ
ってオーバーレーが選択されるようになっている。
【図68】分割モード(splitting modes)並びに並列デ
コーダ及ぶLUT(参照用テーブルメモリー)を使用す
るパレット装置における短縮した解読時間のための別の
回路のブロック図である。
【図69】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図70】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図71】パレット装置及びシステムを走査するプロセ
ス及び方法の流れ図の1/3である。
【図72】VGAパススルー及びカーソル発生の内部動
的制御のための回路のブロック図である。
【図73】挿入画として付加された第2のグラフィック
スイメージを伴うグラフィックススクリーンの図であ
る。
【図74】(a)、(b)、(c)は各々、右及び左の
パンニングを説明するためのビデオフレームの2本の線
における絵素の図である。
【図75】パンニングを支援する回路の第1の実施例の
ブロック図である。
【図76】バス幅の異なるシステムでの右及び左のパン
ニングのプロセス・ループを示す図である。
【図77】図75及び図78のパンニング回路の二つの
実施例におけるSCLKのタイミングの波形図である。
【図78】パンニング回路の第2の実施例のブロック図
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図6】
【図9】
【図1】
【図14】
【図2】
【図5】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図12】
【図13】
【図15】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図26】
【図27】
【図45】
【図51】
【図25】
【図28】
【図29】
【図34】
【図30】
【図31】
【図32】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図44】
【図46】
【図50】
【図33】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図43】
【図49】
【図52】
【図47】
【図48】
【図56】
【図53】
【図54】
【図55】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図73】
【図76】
【図68】
【図71】
【図69】
【図77】
【図70】
【図72】
【図78】
【図74】
【図75】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 545422 (32)優先日 1990年6月27日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ジェフリー エル ナイ アメリカ合衆国 テキサス州 77099 ヒ ューストン ウェスト ベルフォート 11675 アパートメント 1720 (72)発明者 カール エム グッタグ アメリカ合衆国 テキサス州 77459 ミ ズーリー シティー サウス サンディー コート 4015 (72)発明者 マイケル ディー アサル アメリカ合衆国 テキサス州 77479 シ ュガー ランド ウェスト ラングクレス ト 3207

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各バスサイクルにおいて電子回路のため
    の複数のカラーコードを供給するバスと共に用いる電子
    回路であって、 該バスからのカラーコードの入力のための多ビット入力
    と、 前記入力からのカラーコードに応じてカラーデータワー
    ドを供給する参照用テーブルメモリーと、 前記入力と前記参照用テーブルメモリーとの間に接続さ
    れて、該バスの全幅を埋める選択可能な幅のカラーコー
    ドを前記入力から前記参照用テーブルメモリーに逐次に
    供給するカラーコード転送回路とから成ることを特徴と
    する電子回路。
  2. 【請求項2】 前記カラーコード転送回路に接続されて
    前記カラーコード転送回路の動作モードを確立する構成
    回路を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電
    子回路。
  3. 【請求項3】 前記構成回路は制御レジスターを包含し
    ており、前記カラーコード転送回路は、前記制御レジス
    ターの内容に応じて制御信号を生じさせる制御回路を包
    含していると共に、該入力ラッチと前記参照用テーブル
    メモリーとの間に接続されて、選択されたビットを該入
    力ラッチから前記参照用テーブルメモリーへ転送する多
    重化回路を更に包含しており、前記多重化回路は、前記
    制御レジスターの内容により確立された各モードに従っ
    て該多重化回路を操作する該制御信号を受信する選択入
    力を有することを特徴とする請求項2に記載の電子回
    路。
  4. 【請求項4】 入力を有するデコーダを更に備えてお
    り、前記デコーダは、該入力に加えられた信号により特
    定される前記構成回路の種々の部分へのアクセスを可能
    にすることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子回
    路。
  5. 【請求項5】 前記転送回路は多重化回路を包含し、こ
    の多重化回路は、バスの全幅にわたって前記入力ラッチ
    に接続された入力を有すると共に、前記バスの幅の約数
    である個数の出力を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電子回路。
  6. 【請求項6】 前記転送回路は制御回路を更に包含して
    おり、この制御回路は、前記多重化回路を操作して、前
    記入力ラッチの内容をバスの全幅にわたって前記多重化
    回路の出力の個数と等しい個数の並列ビットの組として
    前記参照用テーブルメモリーへ周期的に転送させること
    を特徴とする請求項5に記載の電子回路。
  7. 【請求項7】 前記転送回路はシフターを含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電子回路。
  8. 【請求項8】 前記カラーコード転送回路は、第1の個
    数のビットを前記多ビット入力から前記参照用テーブル
    メモリーへ送る第1バス幅状況と、第2の比較的に少数
    の個数のビットを前記多ビット入力から前記参照用テー
    ブルメモリーへ送るプログラマブルな第2バス幅状況と
    を持っており、その第2の比較的に少数のビットは、該
    第1の個数のビットを送る該入力の比較的に大きなセク
    ションの部分集合である該入力のセクションから送られ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子回路。
  9. 【請求項9】 前記多ビット入力は、ニブルを含むカラ
    ーコードの入力のための複数のバイトを受信することが
    出来、前記カラーコード転送回路は、ニブル入力の高レ
    ベル−低レベル状態に応答すると共に該多ビット入力と
    前記参照用テーブルメモリーとの間に接続されて、該ニ
    ブル入力の高レベル又は低レベル状態に依存して、高レ
    ベル・ニブルを該多ビット入力中の複数のバイトから前
    記参照用テーブルメモリーへ送り、又は低レベル・ニブ
    ルを該多ビット入力中の複数のバイトから前記参照用テ
    ーブルメモリーへ送るニブル回路を有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の電子回路。
  10. 【請求項10】 第2のバスからのカラーコードを表す
    ビットのための第2の多ビット入力を更に備えており、
    前記カラーコード転送回路は、前記入力と前記参照用テ
    ーブルメモリーとの間に接続された選択回路を有し、該
    選択回路は、選択されたカラーコードを選択された第1
    又は第2のバスから前記参照用テーブルメモリーへ転送
    すると共に、選択された第1又は第2のグラフィックス
    バスに依存して出力のためのビデオ制御信号を選択する
    様に制御可能であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の電子回路。
  11. 【請求項11】 母板とマイクロコンピュータチップ
    と、その上に搭載されたメモリーチップとを有する上位
    コンピュータと、 前記母板に取りつけられていて、その上にグラフィック
    ス回路が搭載されていて、第1グラフィックスアーキテ
    クチャに従ってカラーコード信号を生成する第1印刷配
    線板であって、前記第1印刷配線板は、前記マイクロコ
    ンピュータチップによる前記グラフィックス回路の制御
    のために前記母板に取りつけられると共に該第1グラフ
    ィックスアーキテクチャに従って前記カラーコード信号
    を出力させるための特徴コネクタを有する第1印刷配線
    板と、 前記母板に取りつけられていて、その上にグラフィック
    スプロセッサが搭載されていて前記マイクロコンピュー
    タチップによる制御に応答する第2印刷配線板とを更に
    備えており、ビデオメモリーが該第2印刷配線板に搭載
    されて前記グラフィックスプロセッサに接続されて第2
    グラフィックスアーキテクチャに従って前記の第1に記
    載したバスの上にカラーコード信号を生成し、前記第2
    印刷配線板は、該第2バスへの該第1グラフィックスア
    ーキテクチャに従って前記カラーコード信号を前記第2
    印刷配線板へ入力させるための、前記第1印刷配線板の
    前記特徴コネクタに接続された特徴コネクタを有するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の電子回路。
  12. 【請求項12】 同じイメージにおいて該第1及び第2
    のグラフィックスバスの選択から生じたカラーデータワ
    ードを散在させる該第1及び第2のバスの間の選択を動
    的に変化させるために前記選択回路に接続されたグラフ
    ィックス制御回路を更に備えることを特徴とする請求項
    10又は11に記載の電子回路。
  13. 【請求項13】 前記参照用テーブルメモリーから情報
    を受け取るDA変換器を更に備えることを特徴とする上
    記のいずれかの請求項に記載の電子回路。
  14. 【請求項14】 前記多ビット入力と前記参照用テーブ
    ルメモリーの出力とに接続された入力を有して、前記参
    照用テーブルメモリーから供給されるカラーデータワー
    ド又は該多ビット入力からのカラーコードから成るカラ
    ーデータワードを前記DA変換器に供給する選択回路を
    更に備えることを特徴とする請求項13に記載の電子回
    路。
  15. 【請求項15】 前記選択回路はカラーデータワードの
    所定値のビットに応答して該DA変換器のために他のカ
    ラーデータワードのビットを選択することを特徴とする
    請求項14に記載の電子回路。
  16. 【請求項16】 ディジタルコンピュータと、 前記ディジタルコンピュータに接続されてビデオイメー
    ジ内の情報についてのカラーコードを記憶するビデオメ
    モリーとを更に備えており、前記バスを前記ビデオメモ
    リーの出力と該電子回路の前記多ビット入力との間に接
    続したことを特徴とする上記のいずれかの請求項に記載
    の電子回路。
  17. 【請求項17】 前記カラーデータワードに応じてカラ
    ーディスプレイを生成するカラーディスプレイ装置を更
    に備えることを特徴とする上記のいずれかの請求項に記
    載の電子回路。
  18. 【請求項18】 複数の参照用テーブルメモリーであっ
    て、該メモリーへのアクセスのためにそれぞれ供給され
    たカラーコードに応じてカラーデータワードを各々供給
    する参照用テーブルメモリーと、 前記の複数の参照用テーブルメモリーにそれぞれ接続さ
    れて、該メモリーからのそれぞれのカラーデータワード
    に応じて複数のアナログカラー信号を生成する複数のD
    A変換器と、 該バスへの接続のために、その複数の出力において該参
    照用テーブルメモリーの各々に同時にアクセスするべく
    接続された分割回路とを更に備えることを特徴とする上
    記のいずれかの請求項に記載の電子回路。
JP14708391A 1990-06-27 1991-06-19 パレット装置 Expired - Fee Related JP3164379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US54477590A 1990-06-27 1990-06-27
US54477490A 1990-06-27 1990-06-27
US54542290A 1990-06-27 1990-06-27
US544775 1990-06-27
US545422 1990-06-27
US545421 1990-06-27
US544774 1990-06-27
US07/545,421 US5309551A (en) 1990-06-27 1990-06-27 Devices, systems and methods for palette pass-through mode

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06308925A true JPH06308925A (ja) 1994-11-04
JP3164379B2 JP3164379B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=27504710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14708391A Expired - Fee Related JP3164379B2 (ja) 1990-06-27 1991-06-19 パレット装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0465102B1 (ja)
JP (1) JP3164379B2 (ja)
DE (1) DE69116012T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143695A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Ricoh Co Ltd 信号処理回路、画像処理装置及び信号処理方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0590966B1 (en) * 1992-09-30 2000-04-19 Hudson Soft Co., Ltd. Sound data processing
US5459485A (en) * 1992-10-01 1995-10-17 Hudson Soft Co., Ltd. Image and sound processing apparatus
TW371340B (en) * 1992-10-09 1999-10-01 Hudson Soft Co Ltd Image processing system
US9443495B2 (en) 2011-06-14 2016-09-13 Koninklijke Philips N.V. Graphics processing for high dynamic range video

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989000744A1 (en) * 1987-07-16 1989-01-26 Nova Graphics International Corporation Look-up table extension method and apparatus
US4857901A (en) * 1987-07-24 1989-08-15 Apollo Computer, Inc. Display controller utilizing attribute bits
EP0319684A3 (en) * 1987-10-23 1991-02-06 Honeywell Inc. Display system for color image quantization
JPH0279093A (ja) * 1988-09-16 1990-03-19 Hitachi Ltd ディスプレイ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143695A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Ricoh Co Ltd 信号処理回路、画像処理装置及び信号処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0465102A3 (en) 1992-05-27
EP0465102A2 (en) 1992-01-08
DE69116012D1 (de) 1996-02-15
DE69116012T2 (de) 1996-10-17
EP0465102B1 (en) 1996-01-03
JP3164379B2 (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5590134A (en) Test circuits and method for integrated circuit having memory and non-memory circuits by accumulating bits of a particular logic state
US5270687A (en) Palette devices, computer graphics systems and method with parallel lookup and input signal splitting
US5293468A (en) Controlled delay devices, systems and methods
JP2970216B2 (ja) 画像表示装置およびビデオ画素データを生成するための方法
US20090213110A1 (en) Image mixing apparatus and pixel mixer
US5577203A (en) Video processing methods
JP3452616B2 (ja) 多解像度画像表示方法及び装置
JPH05204373A (ja) 高精細マルチメディア・ディスプレイ
US5309551A (en) Devices, systems and methods for palette pass-through mode
JPH1091135A (ja) グラフィックスイメージの非同期表示のための方法および装置
WO1980001422A1 (en) Data processing system and apparatus for color graphics display
JPH02503238A (ja) パーソナルコンピュータ装置
US5341470A (en) Computer graphics systems, palette devices and methods for shift clock pulse insertion during blanking
US5287100A (en) Graphics systems, palettes and methods with combined video and shift clock control
US5327159A (en) Packed bus selection of multiple pixel depths in palette devices, systems and methods
US6232955B1 (en) Palette devices, systems and methods for true color mode
US5880741A (en) Method and apparatus for transferring video data using mask data
US4894653A (en) Method and apparatus for generating video signals
US5678037A (en) Hardware graphics accelerator system and method therefor
JP3164379B2 (ja) パレット装置
US5371517A (en) Video interface palette, systems and method
JP3090714B2 (ja) 集積回路
US5867137A (en) Display control device and method for generating display data to display images in gray scale
EP0487819B1 (en) Video random access memory with fast, alligned clear and copy
GB2267202A (en) Multiple buffer processing architecture for integrated display of video and graphics with independent color depth

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees