JPH06308081A - アルカリ成水器用pH測定装置 - Google Patents

アルカリ成水器用pH測定装置

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JPH06308081A
JPH06308081A JP5120971A JP12097193A JPH06308081A JP H06308081 A JPH06308081 A JP H06308081A JP 5120971 A JP5120971 A JP 5120971A JP 12097193 A JP12097193 A JP 12097193A JP H06308081 A JPH06308081 A JP H06308081A
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JP
Japan
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water
alkaline water
alkali water
electrode
indicator
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JP5120971A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nagai
博 永井
Masayuki Oishi
正行 大石
Junji Kojima
淳二 小島
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、メンテナンス時の取扱いなど
を容易に行なえるアルカリ成水器用pH測定装置を提供
すること。 【構成】 水道水などの原水を電気分解してアルカリ水
と酸性水とを生成するようにしたアルカリ成水器1の前
記原水の導入流路と前記電気分解によって生成されたア
ルカリ水の流路のそれぞれに、pH指示電極19,20
を配置し、これらのpH指示電極19,20における起
電力の差に基づいて前記アルカリ水のpH濃度を得るよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ成水器用pH
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ成水器は、原水として供給され
る例えば水道水にカルシウムなどの電解質を添加して電
気分解し、水道水をアルカリ水と酸性水に分けるもの
で、アルカリ水が人の胃腸に有効であり、また、酸性水
が肌あれ防止など美容に有効であるとして、近年、一般
家庭向きに市販されるようになってきている。
【0003】ところで、前記アルカリ成水器によって生
成されたアルカリ水は、それを飲用する人や地域に合わ
せてpHが調整できるのが好ましいが、その場合、前記
電気分解によって生成されたアルカリ水のpH値を連続
的に測定する必要がある。
【0004】そこで、従来のこの種のアルカリ成水器に
おいては、電気分解によって生成したアルカリ水のpH
を測定するため、pH指示電極と比較電極とを対にした
り、これらの電極を一体的に構成した所謂複合型pH測
定電極を設けるなどしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの構成においても、比較電極を用いるため次のよう
な不都合があった。すなわち、比較電極は、周知のよう
に、液絡部を形成した筒体の内部に内極およびKCl溶
液を収容したものであるが、内部液であるKCl溶液
が、少しずつではあるが、液絡部を通って外部に流れ出
してアルカリ水に混入し、このような水を飲用すること
に問題がある。そして、pHを測るには、KCl溶液は
必要不可欠であるため、流出したKCl溶液の補充を行
わなければならないが、場合によっては、この補充に伴
って校正を行う必要がある。このような作業は、一般の
消費者にとって極めて煩わしいといった問題がある。
【0006】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、構造が簡単で、メンテナンス時の
取扱いなどを容易に行なえるアルカリ成水器用pH測定
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るアルカリ成水器用pH測定装置は、水
道水などの原水を電気分解してアルカリ水と酸性水とを
生成するようにしたアルカリ成水器の前記原水の導入流
路と前記電気分解によって生成されたアルカリ水の流路
のそれぞれに、pH指示電極を配置し、これらのpH指
示電極における起電力の差に基づいて前記アルカリ水の
pH濃度を得ることを特徴としている。
【0008】前記pH指示電極としては、従来と同様構
成のpH指示電極を用いることができる他、金属酸化物
や金属窒化物などによって構成されたpH指示電極を用
いることもできる。
【0009】
【作用】上記構成のアルカリ成水器用pH測定装置にお
いては、水道水などアルカリ成水器に導入される原水の
pHを基準として、電気分解によって生成されたアルカ
リ水のpHを測定するものである。そして、従来のよう
に、KCl溶液を有する比較電極を用いる必要がないの
で、KCl溶液の流失に伴う種々の問題が一掃される。
【0010】特に、pH指示電極を金属酸化物や金属窒
化物などで構成した場合は、メンテナンスをより一層容
易に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】図1〜図4は、本発明の一実施例を示し、
まず、図1および図2において、1はアルカリ成水器で
ある。このアルカリ成水器1の構成は、本発明において
は重要ではないので、詳しくは説明しないが、例えば次
のように構成されている。すなわち、図1に示すよう
に、アルカリ成水器1のケース2の一側部には例えば水
道水のような原水(以下、水道水という)の導入口3と
形成されると共に、上部に第1導出口4が形成され、さ
らに、前記導入口3が設けられている側部に第2導出口
5が形成されている。両導出口4,5は、後述する切換
えスイッチ16を操作することにより、アルカリ水、酸
性水のいずれか一方を導出できるように構成されてい
る。
【0013】そして、図2に示すように、ケース2の内
部には、導入口3、第1導出口4および第2導出口5の
間を適宜接続する流路が設けられ、この流路の途中に、
カルシウムなどの電解質の添加部6、殺菌・浄化処理部
7、電解槽8、熱水防止部9、水抜き弁10、流量セン
サ11、アルカリ比率調整部12、電磁弁13が設けら
れている。また、図1に示すように、ケース2の表面パ
ネル14には、電源スイッチ15、切換えスイッチ1
6、pH調整つまみ17などと共に、最適流量や、調節
pHの強度や、使用水量などを表示する表示部18が設
けられている。
【0014】上記構成のアルカリ成水器1によれば、電
源スイッチ15をオンにした状態において、導入口3か
ら水道水を本体2内に導入すると、この水道水は、カル
シウムが適宜添加され、殺菌・浄化処理された後、電解
槽8に導かれる。電解槽8に導かれた水道水が電気分解
されることによりアルカリ水と酸性水とが分離生成さ
れ、例えばアルカリ水を第1導出口4から、酸性水を第
2導出口5からそれぞれ取り出すことができる。
【0015】そして、前記電気分解によって生成したア
ルカリ水のpH濃度を連続的に検出するため、この実施
例では次のように構成している。すなわち、図1および
図2に示すように、導入口3および第1導出口4にそれ
ぞれpH指示電極19,20を配置し、これらのpH指
示電極19,20における起電力を、後述する処理回路
によって処理し、両起電力の差に基づいて生成したアル
カリ水のpH濃度を連続的に得るようにしている。
【0016】すなわち、前記pH指示電極19,20は
互いに同一構成で、例えば図3に示すように、先端にガ
ラス応答部21を備えると共に、内部に内部電極22お
よび3.3モルKClと中性リン酸標準液とからなる内
部液収容したpH測定ガラス電極23よりなり、水(水
道水またはアルカリ水)が流れる流路24に、そのガラ
ス応答部21を流路24に臨むように、着脱自在に設け
られている。なお、25はリード線である。
【0017】前記pH指示電極19,20の出力は、図
1に示すように、ケース2の上部に載置されたpH測定
装置本体26に入力されるように構成されている。この
pH測定装置本体26は、その内部に演算処理部、メモ
リ部などを備え、前面にアルカリ水のpH濃度を表示す
る表示部27を備えている。なお、28は水道水供給
管、29,30は可撓性の水導出管である。
【0018】図4は前記pH指示電極19,20の起電
力に基づいてpH濃度を得るための処理回路の一例を示
すもので、この図において、31,32は差動アンプ
で、それぞれの+入力端子にpH指示電極19,20の
出力(起電力)V19, 20が入力されると共に、それぞ
れの−入力端子が抵抗33を介して接続されている。な
お、34,35は抵抗値が互いに等しい帰還抵抗、36
は塩橋である。
【0019】今、図4に示すように、pH指示電極1
9,20のガラス応答部21,21をそれぞれ水道水3
7、アルカリ水38に浸漬した場合、pH指示電極1
9,20の入力側における電圧差は、V20−V19とな
り、これをVINとすると、差動アンプ31,32の出力
端子31A,32Aに出力される電圧の差、すなわち、
処理回路の出力VOUT は、次式で表される。 VOUT =(1+2R2 /R1 )VIN ……(1) ここで、R1 は抵抗33の抵抗値、R2 は帰還抵抗3
4,35の抵抗値である。
【0020】前記(1)式によって与えられるVOUT
pH値に換算されて、例えば0.5〜0.3pHきざみ
で表示部27に表示される。上述の説明から理解される
ように、水道水37のpH値を基準にしたアルカリ水3
8のpH値が求められるのである。
【0021】そして、この実施例においては、pH測定
装置の電源をオンすると、前記差動アンプ31,32が
動作してpH表示を行うが、導入口3から水道水をアル
カリ成水器1に導入し、電源スイッチ15をオンする
と、電気分解が行われ、第1導出口4側におけるpH濃
度が上昇する。そして、目標とするpHに達すると、p
H表示を確認しながらpH調整つまみ17で調整するこ
とにより、所望のpH濃度のアルカリ水を得ることがで
きる。
【0022】上述のように上記実施例におけるアルカリ
成水器用pH測定装置においては、水道水などアルカリ
成水器1に導入される原水のpHを基準として、電気分
解によって生成されたアルカリ水のpHを連続的に測定
するものであるから、従来のこの種の測定装置と異な
り、KCl溶液を有する比較電極を用いる必要がなく、
従って、KCl溶液の流失に伴う種々の問題が一掃され
る。そして、pH指示電極19,20のセンサ部分を所
謂pH測定ガラス電極23で構成しているので、ドリフ
トが小さいといった利点がある。また、メンテナンスも
以下に説明するように簡単である。
【0023】すなわち、pH指示電極19,20を流路
24から取り外して、ティッシュペーパーなどでガラス
応答部21を拭いて水垢を除去し、再び流路24に装着
すればよい。なお、pH指示電極19,20の経時変化
は原理的に考えて殆ど生じないが、感度チェックは、p
H指示電極19をpH7の標準液に浸漬し、pH指示電
極20をpH9の標準液に浸漬したときにおける指示値
が例えば9.2となるようにすればよい。
【0024】なお、上述の実施例においては、pH指示
電極19,20のセンサ部分を所謂pH測定ガラス電極
23で構成していたが、これに代えて、金属酸化物や金
属窒化物などで構成してもよい。すなわち、図5に示す
ように、樹脂などの絶縁性材料からなるボディ39の端
部に、IrO2 、Al2 3 、TiO2 のような金属酸
化物あるいはTiNのような金属窒化物からなる棒状の
センサ40を取り付けてもよい。なお、41はセンサ4
0と接続されたリード線である。
【0025】また、前記図5における棒状のセンサ40
に代えて、図6に示すように、絶縁性ボディ39の端部
に適宜の凹部を形成し、この凹部内にディスク状のセン
サ42を保持させるようにしてもよい。
【0026】さらに、図7に示すように、流路24の一
部または全部を絶縁材料で構成し、その一部をリング状
のセンサ部43とし、このセンサ部43をリード線41
に接続するようにしてもよい。
【0027】なお、図6および7におけるセンサ42、
43が前記IrO2 などの金属酸化物やTiNのような
金属窒化物からなることはいうまでもない。
【0028】pH指示電極19,20のセンサ部分を、
図5〜図7に示すように構成した場合においても、上記
pH測定ガラス電極23を用いた場合と同様に、アルカ
リ水のpHを測定できる。そして、これら図5〜図7に
示した実施例においては、センサ部分の構成が極めて簡
単であるから、取扱い、特にメンテナンスをより一層容
易に行うことができると共に、その使用材料も安価であ
るから、この種のアルカリ成水器用pH測定装置を安価
に構成できる。
【0029】なお、アルカリ成水器1が上述の図1およ
び図2に示したもののように、切換えスイッチ16を操
作することにより、2つの導出口4,5から択一的にア
ルカリ水を導出できるように構成してある場合、2つの
導出口4,5のそれぞれにpH指示電極20を設け、p
H測定装置本体26にいずれかのpH指示電極20の出
力が択一的に入力されるように構成するのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、水の導入流路と電気分解によって生成されたアルカ
リ水の流路のそれぞれに、pH指示電極を配置するもの
であり、しかも、同一の構成のpH指示電極を配置する
だけでよいから、KCl溶液を有する比較電極を用いた
従来の装置と異なり、KCl溶液が飲料水などに混入す
ることがなくなると共に、煩わしいKCl溶液の補充を
行う必要もなくなる。また、構成が簡単であるからメン
テナンス時の取扱いが容易であり、長期間にわたって使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るpH測定装置をアルカリ成水器に
付設した状態を示す図である。
【図2】前記アルカリ成水器およびpH測定装置の構成
を概略的に示す図である。
【図3】前記pH測定装置のセンサ部分の一例を示す図
である。
【図4】前記pH測定装置の処理回路の構成を概略的に
示す図である。
【図5】pH測定装置のセンサ部分の他の実施例を示す
図である。
【図6】pH測定装置のセンサ部分の他の実施例を示す
図である。
【図7】pH測定装置のセンサ部分の他の実施例を示す
図である。
【符号の説明】
1…アルカリ成水器、19,20…pH指示電極、24
…流路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水などの原水を電気分解してアルカ
    リ水と酸性水とを生成するようにしたアルカリ成水器の
    前記原水の導入流路と前記電気分解によって生成された
    アルカリ水の流路のそれぞれに、pH指示電極を配置
    し、これらのpH指示電極における起電力の差に基づい
    て前記アルカリ水のpH濃度を得ることを特徴とするア
    ルカリ成水器用pH測定装置。
JP5120971A 1993-04-24 1993-04-24 アルカリ成水器用pH測定装置 Pending JPH06308081A (ja)

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JP5120971A JPH06308081A (ja) 1993-04-24 1993-04-24 アルカリ成水器用pH測定装置

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JPH06308081A true JPH06308081A (ja) 1994-11-04

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ID=14799565

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JP (1) JPH06308081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0815218A (ja) * 1994-06-27 1996-01-19 Nippon Intec Kk 陽極水測定用orpセンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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