JP3440674B2 - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JP3440674B2
JP3440674B2 JP03028596A JP3028596A JP3440674B2 JP 3440674 B2 JP3440674 B2 JP 3440674B2 JP 03028596 A JP03028596 A JP 03028596A JP 3028596 A JP3028596 A JP 3028596A JP 3440674 B2 JP3440674 B2 JP 3440674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水、井戸水等
の原水を電気分解して、飲用、医療用として利用するア
ルカリイオン水および化粧水、殺菌洗浄水などとして利
用する酸性イオン水を製造するイオン水生成器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康ブームを反映してイオン水生
成器が普及しつつある。このイオン水生成器は電解槽内
で水道水などの原水を電気分解し、陽極側に酸性イオン
水を生成し、陰極側にアルカリイオン水を生成するもの
である。
【0003】そこで従来の連続電解方式のイオン水生成
器について説明する。図4は従来のイオン水生成器の概
略全体図である。1は水道水などの原水管、2は水栓、
3は水栓2を介して原水管1と接続されたイオン水生成
器である。4は内部に活性炭や中空糸膜などを備えた浄
水部、5はミネラルを原水中に付与し導電率を高めるミ
ネラル供給部、6は通水を確認し後述の制御手段17に
制御開始の指示をする流量センサ、8は流量センサ6を
経由してきた水を電気分解する電解槽7を2分する隔
膜、9、10は隔膜8で2分して形成された各電極室に
配設された電極板、11は電極板10側の水(電極板1
0が陽極の場合は酸性イオン水)を排出する排水管、1
2は電極板9側の水(電極板9が陰極の場合はアルカリ
イオン水)を吐水する吐出管、13は電解槽7内の残留
水や電極洗浄時のスケールが溶解した洗浄水を排水する
ための電磁弁、14は排水管11を介して電極板10側
の水(電極板10が陽極の場合は酸性イオン水)や電解
槽7の滞留水や洗浄水を排水する放水管、16は電源投
入用プラグ15からの交流を直流に変える電源部、17
はイオン水生成器3の動作を制御する制御手段、18は
イオン水生成器3の操作状態を表示し操作条件などを設
定するための操作表示部である。
【0004】以上のように構成された従来のイオン水生
成器について以下その動作を説明する。原水管1より水
栓2を開いて通水された原水は浄水部4で原水中の残留
塩素の臭いや一般細菌などの不純物が取り除かれ、ミネ
ラル供給部5でグリセロリン酸カルシウムなどのミネラ
ルが溶解され電解が容易な水に処理された後、流量セン
サ6を経て電解槽7に通水される。一方、電源投入用プ
ラグ15よりAC電圧が印加され、電源部16で直流に
変換後電解槽7の電極板9と電極板10に給電される。
これにより、陽極室には酸性イオン水が、陰極室にはア
ルカリイオン水が生成され、通水しながら電極板9がマ
イナス電圧になるように電圧を印加すると、吐出管12
よりアルカリイオン水が連続的に得られる。
【0005】またこのイオン水生成器3は酸性イオン水
を必要とする時は電極板9にプラス電圧を印加すればよ
く、浄水を必要とする時は電圧を印加しないで通水を行
えば、よい。このようにこの従来例のイオン水生成器は
酸性水、浄水の切り替えが可能になるものである。
【0006】ところで以上説明した従来のイオン水生成
器は、生成されるイオン水のpH値を電気分解の電圧の
大きさだけで制御するもので、フィードバックして一定
pH値のイオン水を吐出するようなものではなかった。
しかし、pH値や電導率、カルシウム等の濃度など地方
々で異なる原水に対して、生成するイオン水のpH値を
所望の値にしたいというニーズが生じ、生成したイオン
水のpH値を測定するためにpHセンサをイオン生成器
に配置した技術(実開平5−80587号公報)が提案
されている。すなわちこの方法は電解槽陰極側のアルカ
リイオン水の吐出部にpH測定用端子を設置し、これに
よって測定されたpH値に応じて電解ユニットの電圧を
マイコンによりフィードバック制御するよう構成したも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このp
Hセンサをイオン水生成器に配置した従来技術(実開平
5−80587号公報)は、pHセンサをアルカリ水の
吐出部に配置しているため、pHセンサのガラス電極部
が破損するとその破片が吐出部より水と一緒に出てくる
ような可能性がある。また場合によってはpHセンサ内
部に有する比較電極である銀ー塩化銀電極、ガラス電極
内に設けられるセンサ電極である塩化銀電極すら排出さ
れる可能性もあるし、さらに、わずかではあるがガラス
電極内に充填される内部標準液等が液絡部を通じて吐出
側から流出して飲用水等に混ざるのも問題であった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るもので、吐出されるイオン水のpH値を安定して検出
することができるとともに、被測定液の捨て水をわずか
な量にすることができ、pHセンサが破損しても安全に
イオン水を利用することのできるイオン水生成器を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明のイオン水生成器は、一対の電解室の一
方の電解室に測定路が接続されるとともに該測定路には
pHセンサが設けられ、該pHセンサは前記一方の電解
室に接続される給水路に接続されたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、吐出されるイオン水の
pH値を安定して検出することができるとともに、被測
定液の捨て水をわずかな量にすることができ、pHセン
サが破損しても安全にイオン水を利用することができ
る。そして、排水路系をコンパクトにすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電解槽と、電解槽に設けられた一対の電極と、一対
の電極の間に設けられ電解槽内を一対の電解室に区画す
る隔膜と、一対の電解室に原水を供給する給水路と、一
対の電解室の一方に設けられるとともに生成された所望
のイオン水を吐出する吐出路と、一対の電解室の他方に
設けられた排水路を備え、一対の電解室の一方の電解室
に測定路が接続されるとともに該測定路にはpHセンサ
が設けられ、該pHセンサは一方の電解室に接続される
給水路に接続されたことを特徴とするイオン水生成器で
あり、pHセンサが破損しても異物がイオン水に混入す
ることがなく、吐出されるイオン水から直接一部のイオ
ン水を抜いてpH値を測定するので、吐出されるイオン
水の正確なpH値を得ることができ、測定路の大きさを
選ぶことで捨て水をわずかな量にすることができるとと
もに、電解槽に直接測定路を接続するため堅牢なもので
ある。そして、排水路系をコンパクトにすることができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、pHセンサから
吐出されたイオン水を測定路から直接排出したことを特
徴とし、そのまま排水するから、排水路と測定路を再び
合流させることなどしないのでシンプルな構成とするこ
とができる。
【0013】請求項3に記載された発明は、測定路が排
水路に接続されていることを特徴とし、排水路から排水
されるものと測定路から排出される被測定液を一緒に排
水できる。
【0014】請求項4に記載された発明は、電解槽と、
電解槽に設けられた一対の電極と、一対の電極の間に設
けられ電解槽内を一対の電解室に区画する隔膜と、一対
の電解室に原水を供給する給水路と、一対の電解室の一
方に設けられるとともに生成された所望のイオン水を吐
出する吐出路と、一対の電解室の他方に設けられた排水
路を備え、吐出路と排水路とからそれぞれ分岐された分
岐路の一方と選択的に接続されるpHセンサが設けられ
るとともに、該pHセンサは一方の電解室に接続される
給水路に接続されたことを特徴とするイオン水生成器で
あり、吐出路と排水路のいずれの側のイオン水を使用す
るのであってもpH値を測定できるものであり、吐出さ
れるイオン水を抜いてpH値を測定するので、イオン水
の正確なpH値を得ることができ、測定路の大きさを選
ぶことで捨て水をわずかな量にすることができるととも
に、pHセンサが破損しても異物がイオン水に混入する
ことがない。そして、排水路系をコンパクトにすること
ができる。
【0015】請求項5に記載された発明は、接続される
分岐路が排水路に接続されることを特徴とし、排水路か
ら排水されるものと測定路から排出される被測定液を一
緒に排水できる。
【0016】請求項6に記載された発明は、pHセンサ
がガラス電極部と比較電極部を備えており、安全性を確
保しつつ安価なpHセンサとすることができる。
【0017】以下本発明の実施の形態について図1、図
2、図3に基づいて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1におけるイオン
水生成器について図1に基づいて詳細に説明する。図1
は本発明の実施の形態1におけるイオン水生成器の概略
全体図である。図1において、1は給水管、2は水栓、
3はイオン水生成器、4は浄水部、5はミネラル供給
部、6は流量センサ、7は電解槽、8は隔膜、9,10
は電極板、11は排水管、12は吐出管、16は電源
部、17は制御手段、18は操作表示部である。隔膜8
は一対の電極板9,10の間に設けられ電解槽7内を電
極板9,10をそれぞれ含んだ一対の電解室に区画して
いる。図1に示したように電極板9をマイナス電圧に、
電極板10をプラス電圧になるような極性で直流電圧を
制御手段17によって印加すると、吐出管12からはア
ルカリイオン水が吐出される。19は電極板9を含んだ
電解室に給水する第1給水管、20は電極板10を含ん
だ電解室にカルシウム等のミネラルが添加された水を給
水する第2給水管である。21は電極板9を含んだ電解
室と吐出管12との接続口近く、望ましくは隣接して接
続口が設けられた測定管21、22は測定管21に接続
されたpHセンサであり、pHセンサ22で測定された
アルカリイオン水は再び測定管21を介して排水管11
に接続されて外部に排出される。このpHセンサ22の
詳細については後述する。23は排水管11から分岐さ
れた酸性水専用排水路である。24は第1給水管19と
pHセンサ22を接続しpHセンサ22に電解槽7を逆
洗した水を送る逆洗水導入管、25はpHセンサ22内
の水を抜く水抜き管である。水抜き管25は排水管11
に接続され、他の排水と同様排出される。26はpHセ
ンサ22を通過して流れる水や排水管11を通って排出
される水を通したり止めたりする電磁弁A、27は吐出
管12からアルカリイオン水を吐出する際に酸性水専用
排水路23から酸性水を選択的に排出するための電磁弁
B、28はpHセンサ22へ電解槽7を逆洗した水を導
入するための電磁弁Cである。29は定流量弁である。
なお図4の従来のイオン水生成器の説明と同一符号のも
のは、基本的な動作、機能が同じであるので詳細な説明
は省略する。
【0018】次にpHセンサ22について説明する。図
2は本実施の形態1におけるpHセンサの概略構造図で
ある。図2において40はガラス電極部、41は比較電
極部である。42は被測定液の水素イオンに感応するS
iO2及びLiO2を主成分とするpH応答ガラス膜、4
3はAg/AgClからなる第1内部電極、44はpH
値が7.0である内部液、45は不活性ガラスからなる
ガラス容器である。また46はAg/AgClからなる
第2内部電極、47は中性塩の溶液からなる比較電極
液、48は多孔質セラミックからなる液絡部である。た
だ液絡部48は微小な開口をもつものであればどのよう
なものでもかまわない。49はpHセンサ22の本体部
であり、内部に円筒状の空間部50が形成されるととも
に、空間部50には被測定液を導く入水部51と吐出部
52とがそれぞれ接続されるように形成されている。本
実施の形態1においては入水部51と吐出部52はさら
に測定管21に接続される。ガラス電極部40は、pH
応答ガラス膜42を空間部50内に挿入した形で収容さ
れており、入水部51から流入した被測定液であるイオ
ン水がpH応答ガラス膜42表面と接触した後吐出部5
2から吐出されるものである。この接触している間にイ
オン水の水素イオンに比例した起電力をガラス電極部4
0に発生し、液絡部48を通してイオン水と同電位にな
った比較電極部41との間に電位差を生じるから、これ
を第1出力端子53と第2出力端子54で出力してpH
算出部55でpH値に換算するものである。このように
してpHセンサ22はpH値を検出するものである。
【0019】以上のように構成された本発明の実施の形
態1のイオン水生成器について以下その動作を説明す
る。原水管1より水栓2を開いて通水された原水は、定
流量弁29で一定流量化されて浄水部4で原水中の残留
塩素の臭いや一般細菌などの不純物が取り除かれ、流量
センサ6で流量の検出をされた後2分される。一方はそ
のまま第1給水管19を通って電解槽7の電極板9側
(陰極側)の電解室に通水され、他方はミネラル供給部
5でグリセロリン酸カルシウム、乳酸カルシウムなどの
ミネラルが溶解され電解が容易な水に処理された後、第
2給水管20を経て電解槽7に通水される。このミネラ
ル分は同時に胃酸過多の抑制や腸内異常発酵を防ぐ効果
もある。このように陰極側となる電極板9の側の電解室
にはミネラルを添加しないのは、電極板9へのスケール
の付着を防止し、不要なミネラル分は排水管11から排
出するためである。
【0020】一方、電源投入用プラグ15よりAC電圧
が印加され、電源部16で直流に変換後電解槽7の電極
板9と電極板10に給電される。これにより、陽極室に
は酸性イオン水が、陰極室にはアルカリイオン水が生成
されるから、電極板9の側の電解室を陽極室にすると吐
出管12よりアルカリイオン水が連続的に得られる。排
水管11からは酸性イオン水が排出される。このとき制
御手段17は電磁弁A26を開とし、電磁弁B27を閉
とする。もし酸性イオン水を必要とするのであれば、制
御手段17によって電磁弁B27を開としてやれば酸性
水専用排水路23に設けられた酸性水専用スタンドから
酸性イオン水を吐出させることができる。もちろん酸性
イオン水を吐出管12から吐出させるため、電極板9,
10に印加する電圧の極性を反転させてもよい。本実施
の形態1では、pH値3程度までの酸性イオン水を吐出
させる場合は極性反転で行い、それ以上のpH値3以上
の強酸性イオン水の場合は酸性水専用スタンドから吐出
させるようにしている。浄水を必要とするときには、制
御手段17によって電磁弁A26、電磁弁B27、電磁
弁C28をいずれも閉にすれば吐出管12から浄水が吐
出される。また電解槽7を洗浄する場合には、制御手段
17は流量センサ6からの信号が止水を示す状態となっ
た後電極板9,10の極性を反転させるとともに電磁弁
C28を閉じて電気分解し、その後電磁弁C28と電磁
弁A26を開いて溶解したスケールとともに逆洗水導入
管24からpHセンサ22を通して排出するものであ
る。
【0021】ところで本実施の形態1によれば、吐出さ
れるイオン水のpH値は吐出管12の接続口近くに接続
された、吐出管12とは独立の測定管21に設けたpH
センサ22によって検出される。従って吐出されるイオ
ン水の一部を抜き出してpH値の測定を行うので、吐出
されるイオン水のpH値を正確に測定することができる
し、pH測定後の被測定液は吐出されるイオン水に混入
されることはないため、イオン水を飲用したりしても衛
生的である。そして測定管21にpHセンサ22が設け
てあるので、pHセンサ22が破損しても異物が吐出さ
れるイオン水に混入することがなく、利用者の安全を確
実に確保できるものである。とくにpHセンサ22がガ
ラス電極部と比較電極部を備えたガラス電極式のpHセ
ンサの場合、測定管21にpHセンサ22を置くことに
よって安価なpHセンサ22とすることができる上に、
利用者の安全も確実になるものである。また、測定管2
1の管径を適宜選ぶことで必要水量は確保しつつ最低限
の流量を流すことが可能になるから捨て水をわずかな量
にすることができる。さらに本実施の形態では測定管2
1が排水管11に接続されているから、測定後の被測定
液を排水路から排出でき、排水路系をコンパクトにする
ことができる。もちろん測定管21から直接そのまま被
測定液を排出してもかまわないし、使用者が利用する吐
出管12以外の排出路系に接続して排水するのであって
もそれもかまわないものである。
【0022】(実施の形態2) 次に、本発明の実施の形態2として独立した測定路を設
けた場合について図3に基づいて説明する。図3は本発
明の実施の形態2におけるイオン水生成器の概略要部図
である。1は給水管、2は水栓、3はイオン水生成器、
4は浄水部、5はミネラル供給部、6は流量センサ、7
は電解槽、8は隔膜、9,10は電極板、11は排水
管、12は吐出管、16は電源部、17は制御手段、1
8は操作表示部、24は第1給水管19とpHセンサ2
2を接続しpHセンサ22に電解槽7を逆洗した水を送
る逆洗水導入管である。pHセンサ22は実施の形態1
と同様、ガラス電極式のものでガラス電極部と比較電極
部を備えたものである。このように実施の形態2は基本
的構成が実施の形態1と同一であるが、実施の形態1と
はpHセンサ22を配置する測定路の構成が異なるもの
である。すなわち、本実施の形態2においては、測定路
が吐出管12の接続口近傍に隣接して接続口が設けられ
た測定管21ではなく、吐出管12から分岐された第1
の分岐管31と、排水管11から分岐されて第1の分岐
管30に接続される第2の分岐管32とから構成される
ものである。そして第1の分岐管31は第2の分岐管3
2を集合した後、pHセンサ22を介して排水管11に
接続される。第1の分岐管31には電磁弁D33が設け
られ、第2の分岐管32には電磁弁E34が設けられて
いる。排水管11と第1の分岐管31との接続部分の上
流側には電磁弁F35が設けられている。電磁弁D33
と電磁弁E34は、第1の分岐管31と第2の分岐管3
2のどちらかとpHセンサ22とを接続する流路切り替
え手段となっている。
【0023】アルカリイオン水を必要とするときには、
制御手段17は電極板9をマイナス電圧、電極板10を
プラス電圧になるように印加する。すると陽極室には酸
性イオン水が、陰極室にはアルカリイオン水が生成さ
れ、通水しながらこのまま電圧を印加し続けると吐出管
12よりアルカリイオン水が連続的に得られる。このと
き吐出管12から吐出されるアルカリイオン水のpH値
は第1の分岐管31を介してpHセンサ22で測定され
る。また、酸性イオン水を必要とする時は電極板9にプ
ラス電圧を印加すればよいから、極性を反転して電圧印
加し、吐出管12から吐出される酸性イオン水のpH値
をpHセンサ22で測定すればよい。しかし、pH値が
3以下の強酸性イオン水が必要な場合など、使用頻度が
余り高くない場合には排水管11側から強酸性イオン水
を吐出させて、これを利用すると有効である。すなわち
強アルカリイオン水のモードを利用して強酸性イオン水
を吐出させるものである。このようにすると強アルカリ
イオン水と強酸性イオン水という2つのモードを設けて
それぞれを吐出させるのではなく、1つのモードで強ア
ルカリイオン水と強酸性イオン水のいずれでも必要な方
を利用することができるから、電気分解のモードの設定
を簡単にすることができる。このとき排水管11に接続
された酸性水専用排水路23の管端に設けられたら酸性
水専用スタンドから必要な酸性イオン水が吐出される。
【0024】本実施の形態2においては、第1の分岐管
31と第2の分岐管32が設けられている。通常は第1
の分岐管31を通して分流されたアルカリイオン水のp
H値を測定するが、強酸性イオン水等が必要な場合など
排水管11を通して吐出される酸性イオン水のpH値も
pHセンサ22で測定することができる。この強酸性イ
オン水を吐出する場合には、操作表示部18で強酸性イ
オン水のモードを選択する。このとき制御手段17は電
解電圧を上げると同時に、電磁弁D33を閉め、電磁弁
E34を開にする。また電磁弁B26を開とし、電磁弁
F35を閉とし、電磁弁C28を開とする。すると、電
解槽7において電気分解された強酸性イオン水が排水管
11から吐出され、酸性水専用排水路23を介して吐出
されるようになる。この排水管11を流れる強酸性イオ
ン水を一部第2の分岐管32からとりこみ、第1の分岐
管31を経てpHセンサ22でpH値を測定して、再び
排水管11の下端側に戻して排水するものである。しか
し、通常のアルカリイオン水や酸性イオン水を吐出管1
2から吐出するときには、操作表示部18からの入力に
よって制御手段17が電気量と印加する電圧の極性とを
制御し、電磁弁A26を開、電磁弁B27を閉、電磁弁
C28を閉、電磁弁D33を開、電磁弁E34を閉、電
磁弁F35を開に制御する。電解槽7で生成されたイオ
ン水は、吐出管12から吐出して利用されるが、一部が
第1の分岐管31を通してpHセンサ22に送られ、p
H測定後排水側のイオン水とともに排水管11から排水
される。
【0025】このように第1の分岐管31,第2の分岐
管32を設け、電磁弁D33,電磁弁E34,電磁弁F
35を設けて、吐出管12を流れるイオン水と排水管1
1を流れるイオン水のいずれのイオン水のpH値でも測
定できるので、電気分解のモードを増やすことなく多く
の種類のイオン水を利用することができる。吐出管12
と排水管11から分岐されたイオン水のpH値を計測し
ているのでpH値は正確な値であり、第1の分岐管31
と第2の分岐管32の管径を適当な値とすることによっ
て捨て水をわずかな量にすることができる。また、pH
センサ22が破損しても異物が吐出管12や酸性水専用
排水路23から吐出されるイオン水に混入することがな
く衛生的であり安全である。そして、排水路系をコンパ
クトにすることができる。なお、吐出管12や酸性水専
用排水路23以外の排出路系であれば異物が飲用される
ことはないから、どこの排出路系にpHセンサ22の吐
出部52を接続してもよいのは当然である。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によれば、吐出するイ
オン水のpH値を安定して正確に検出することができる
とともに、被測定液の捨て水をわずかな量にすることが
できる。そしてpHセンサが破損しても吐出するイオン
水の中に異物が混入されることなく安全にイオン水を利
用することができる。また、pHセンサを設ける分岐路
や測定路を排水路に接続すると、測定後の被測定液を排
水路から排出できるから、排水路系をコンパクトにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるイオン水生成器
の概略全体図
【図2】本実施の形態1におけるpHセンサの概略構造
【図3】本発明の実施の形態2におけるイオン水生成器
の概略要部図
【図4】従来のイオン水生成器の概略全体図
【符号の説明】
1 原水管 2 水栓 3 イオン水生成器 4 浄水部 5 ミネラル供給部 6 流量センサ 7 電解槽 8 隔膜 9、10 電極板 11 排水管 12 吐出管 13 電磁弁 14 放水管 15 電源投入用プラグ 16 電源部 17 制御手段 18 操作表示部 19 第1給水管 20 第2給水管 21 測定管 22 pHセンサ 23 酸性水専用排水路 24 逆洗水導入管 25 水抜き管 26 電磁弁A 27 電磁弁B 28 電磁弁C 29 定流量弁 31 第1の分岐管 32 第2の分岐管 33 電磁弁D 34 電磁弁E 35 電磁弁F 40 ガラス電極部 41 比較電極部 42 pH応答ガラス膜 43 第1内部電極 44 内部液 45 ガラス容器 46 第2内部電極 47 比較電極液 48 液絡部 49 本体部 50 空間部 51 入水部 52 吐出部 53 第1出力端子 54 第2出力端子 55 pH算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 利彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 田中 良二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−328634(JP,A) 特開 平7−290064(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽と、前記電解槽に設けられた一対
    の電極と、前記一対の電極の間に設けられ前記電解槽内
    を一対の電解室に区画する隔膜と、前記一対の電解室に
    原水を供給する給水路と、前記一対の電解室の一方に設
    けられるとともに生成された所望のイオン水を吐出する
    吐出路と、前記一対の電解室の他方に設けられた排水路
    を備え、前記一対の電解室の前記一方の電解室に測定路
    が接続されるとともに該測定路にはpHセンサが設けら
    れ、該pHセンサは前記一方の電解室に接続される給水
    路に接続されたことを特徴とするイオン水生成器。
  2. 【請求項2】 pHセンサから吐出されたイオン水を前
    記測定路から直接排出したことを特徴とする請求項1記
    載のイオン水生成器。
  3. 【請求項3】 前記測定路が前記排水路に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のイオン水生
    成器。
  4. 【請求項4】 電解槽と、前記電解槽に設けられた一対
    の電極と、前記一対の電極の間に設けられ前記電解槽内
    を一対の電解室に区画する隔膜と、前記一対の電解室に
    原水を供給する給水路と、前記一対の電解室の一方に設
    けられるとともに生成された所望のイオン水を吐出する
    吐出路と、前記一対の電解室の他方に設けられた排水路
    を備え、前記吐出路と前記排水路とからそれぞれ分岐さ
    れた分岐路の一方と選択的に接続されるpHセンサが
    けられるとともに、該pHセンサは前記一方の電解室に
    接続される給水路に接続されたことを特徴とするイオン
    水生成器。
  5. 【請求項5】 前記分岐路のうち接続された分岐路が前
    記排水路に接続されていることを特徴とする請求項
    載のイオン水生成器。
  6. 【請求項6】 前記pHセンサがガラス電極部と比較電
    極部を備えたことを特徴とする請求項1または2のいず
    れかに記載のイオン水生成器。
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