JPH06307938A - 焦電型赤外線温度センサ - Google Patents

焦電型赤外線温度センサ

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JPH06307938A
JPH06307938A JP5096274A JP9627493A JPH06307938A JP H06307938 A JPH06307938 A JP H06307938A JP 5096274 A JP5096274 A JP 5096274A JP 9627493 A JP9627493 A JP 9627493A JP H06307938 A JPH06307938 A JP H06307938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
pyroelectric
filter
wavelength
infrared temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP5096274A
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English (en)
Inventor
Junichi Kai
純一 甲斐
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度に温度検出が可能な焦電型赤外線温度
センサを提供することである。 【構成】 光波長選択性フィルターを介して、赤外光が
焦電体部に照射される構造としてなり、好ましくは、該
フィルターが、検知対象の波長付近で光透過性が急激に
変化する干渉膜である焦電型赤外線温度センサ。 【効果】 焦電型の温度センサでありながら、測定対象
物から発せられる赤外光の波長の微小な差によっても分
極が大きく変化する特性を有する。従って、−50℃〜
2000℃という広い温度範囲にわたって、分解能0.
1℃、測定誤差±0.5℃という値が得られ、従来の焦
電型赤外線温度センサに比べて10倍の高分解能、4分
の1の測定誤差という高い検出感度の焦電型赤外線温度
センサが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出感度の向上した焦
電型赤外線温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線温度センサは、測定対象物からの
赤外線によって、該対象物の温度を非接触で測定するこ
とができる温度センサとして知られている。この赤外線
温度センサは、温度測定の原理によって量子効果型と焦
電効果型とに大きく分けることができる。量子効果型
は、赤外光により励起された価電子帯の電子を検出する
ことで温度を知るものであり、赤外線の波長によって検
出能が変化する特性を持ち、狭い温度範囲で高い検出感
度を有するものである。しかしその測定が上記のような
原理によるものであるため、測定時には熱エネルギーで
励起された電子を検出しないように、例えば、液体窒素
等の極低温に素子を冷却した状態で被検物の温度測定を
行わねばならない。一方、焦電型は、焦電体表面に黒化
膜や電極層等を形成した焦電体部をセンサヘッドとして
用いるものであり、赤外光によって該焦電体部が発熱
し、この熱によって焦電体に過渡的に現れる自発分極の
大きさを検出し、温度を知るものである。従って、この
焦電型は冷却の必要はないが、赤外線の波長によって検
出能が変化するという特性はなく、量子効果型のような
高い検出感度を得ることができないという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題を解消し、高感度に温度検出が可能な焦電型赤外線温
度センサを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために鋭意研究を重ねた結果、光波長選択性を有
するフィルター、すなわち、検知対象の波長付近で赤外
光の透過率が急激に変化するフィルターを介してセンサ
の焦電体部に赤外光が照射されれば、該センサの温度検
出能が赤外光の波長によって変化するようになり、温度
検出感度が向上することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の焦電型赤外線温度センサは、光波長選択
性フィルターを介して、赤外光が焦電体部に照射される
構造としてなるものである。
【0005】以下、本発明を図を用いて詳細に説明す
る。図1は、本発明の焦電型赤外線温度センサの一例を
概略的に示す部分模式図である。同図において、Aは本
発明の赤外線温度センサであり、焦電体部1上に、光波
長選択性を有するフィルター2を形成したものである。
なお、焦電体部1は、焦電体に加えて、この焦電体から
焦電効果による分極電圧を取り出す電極層や、赤外光を
効率良く吸収して該焦電体に熱として伝達するための黒
化膜等を包含するが、焦電体が露出した構造であっても
よく、その構成や位置関係を限定するものではない。ま
た、フィルター2は、該焦電体部に対して密着形成して
も、離れて形成してもよく、上記焦電体部1と測定対象
物との間にフィルターとして機能する位置にあればよ
い。上記のような赤外線温度センサの構造においては、
焦電体部1に到達する赤外光Lのうち、所望の温度領域
に対応する赤外光の波長帯の光透過性を急激に変化させ
るようにフィルター2を調整することによって、次に説
明する原理によって該センサの感度が向上する。
【0006】検出感度が向上する原理の概略を、特定の
フィルターを用いた例を示して説明する。用いるフィル
ターの光透過特性は、図3の特性グラフに示すように、
30℃〜40℃に対応する9〜10μmの波長帯で急激
に変化するものである。このようなフィルター2を用い
ると、9μmから10μmまでの赤外光Lを各々受光し
た場合、各波長における焦電体表面の温度上昇には著し
い差が生じるようになる。即ち、長波側の温度変化を見
掛け上拡大させることができる。例えば、36℃の物体
が発する赤外光と、36.5℃の物体が発する赤外光と
の波長差は僅かであるので、従来の赤外線温度センサで
は、その差を検出することが不可能または困難であった
が、上記フィルターを設けた本発明の赤外線温度センサ
では、各々の赤外光を受光した場合の焦電体表面の温度
上昇には著しい差が生じるため、大きな自発分極の差、
すなわち、大きな出力電圧差が得られる。その結果、セ
ンサーの検出感度が大幅に向上するのである。
【0007】フィルターの波長選択性は、目的に応じて
任意の透過特性とすればよいが、被検物の温度範囲に対
応する波長の区間内で、単調に変化するような透過特性
が好ましく、特にその変化が、高温側から低温側へ急激
に単調減少するものであれば、上記の原理説明で述べた
ように、微小な波長入力差を大きな出力電圧差として得
られるので好ましい。
【0008】本発明に用いることができるフィルター
は、所望の温度範囲に対応する波長の赤外光に対して、
上記特性を有するように調整されたものであれば、どの
ようなものでもよい。このようなフィルターとしては、
吸収フィルターや干渉フィルター等が例示される。吸収
フィルターは、ガラスやゼラチン膜等に着色して特定の
波長領域だけを透過させるものであり、また、干渉フィ
ルターは、半透明の銀の薄膜の間に透明な誘電体の薄膜
をはさんだものや、誘電体だけの多層膜によるもの等が
多く用いられ、よく知られたファブリペロー干渉計と同
様の原理によって特定の波長領域の光だけを通過または
反射させるものである。上記フィルターの中でも、干渉
フィルターは薄膜形成技術を利用することで任意の特性
を有する帯域フィルターが容易に形成できるので特に好
ましい。
【0009】フィルターの形成法としては、別途形成し
たフィルターを焦電体部表面に接着する方法、あるいは
焦電体部表面に物理蒸着や化学蒸着など種々の薄膜形成
法によって順次フィルター層を積層する方法などが例示
される。フィルターの位置は、上記密着形成以外にも該
焦電体部と測定対象物との間でフィルターとして機能す
る位置であればよい。また、フィルターが干渉フィルタ
ーである場合には、上記の内では焦電体部表面へ直接成
膜することが好ましく、特にICB法(クラスタイオン
ビーム蒸着法)による成膜は、低温における膜形成が可
能であり好ましい。また、焦電体の成膜に引き続き、そ
の場のセット状態 ( in-situ )で、電極層や黒化膜を成
膜して焦電体部とし、さらに続けてフィルター膜を形成
し積層すれば、工程が短縮され、不純物の介入が無く、
膜形成の基準となる面からの精密な膜厚が制御でき、高
品質なセンサが製作できるので好ましい。
【0010】上記干渉膜の形成に用いられる材質として
は、Al,Ca,Ce,La,Na,Th,Li,M
g,Nd,Pb等のフッ化物、Cd,In,La,D
b,Sb,Sc,Ti,Zn,Ce,Gd,Hf,M
g,Nd,Pb,Pr,Si,Ta,Th,Y,Zr等
の酸化物、Cd,Zn等のSe化物、Cd,Pb,Zn
等のTe化物、Tl,Pb等の塩化物、Zn等の硫化
物、Te,Si等の単体が例示される。
【0011】
【作用】本発明の赤外線温度センサの構造によれば、フ
ィルターの赤外光透過特性を所望の特性に調整すること
で、即ち、所望の波長付近で光透過特性が急激に変化す
るように該フィルターの特性を調整することで、僅かな
温度差に対しても、焦電体表面の温度上昇に著しい差を
与えることができる。このため、焦電体の大きな自発分
極の差、すなわち、大きな出力電圧差が得られるように
なり、ひいては高感度に温度検出ができるようになる。
【0012】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の一実施例を示し具体的に説明する。な
お、本発明がこれに限定されるものでないことは言うま
でもない。 〔センサの製作〕本実施例では、体温測定等に好適な3
0℃〜40℃の範囲内で使用可能な焦電型赤外線温度セ
ンサを製作した。図2は、本発明の一実施例における焦
電型赤外線温度センサの構造を示す模式図である。同図
において、Aは赤外線温度センサであり、これは先ず、
Si基板上に形成した熱酸化性膜(SiO2 )3上に、
ICB法によって、Pt電極層11,ポリフッ化ビニリ
デンの焦電体層12,Al電極層13,Au黒化膜14
を順次成膜して焦電体部1を形成し、次いで、該焦電体
部1の表面に、上記説明のように in-situ の状態で、
低屈折率のLaF3 膜21,22,23,24,25
と、高屈折率のPbO膜26,27,28,29を交互
に合計9層積層して干渉フィルター2を形成したもので
ある。
【0013】上記干渉フィルター2は、30℃〜40℃
における赤外光の主波長である9〜10μmの波長帯
で、該フィルターを透過する赤外光Lが急激に単調減少
する透過特性を有するものである。この特性を得るため
に、中心波長λ=11.5μmとして、この付近で透過
率が極小値となるように干渉を生じさせる。これによっ
て、該中心波長に対して短波長側の区間9〜10μmに
おいて上記のような急激に単調変化する特性部分が得ら
れるように設計したものである。フィルターの構成は、
高屈折率層であるPbO(屈折率n1 =2.6)を内層
とし、これをはさむように低屈折率層であるLaF
3 (屈折率n2 =1.57)を外層に設けたものであ
る。以下に、各々の膜厚の決定法を簡単に述べる。
【0014】屈折率nの物質中を光が通過する場合、真
空中における波長λに対して、該物質中での波長の実長
は屈折率に応じて圧縮されλ/nとなっている。従っ
て、フィルター各層の物質中で各々圧縮された1波長分
の実長に対して、各層の膜厚の比を、 最外層 LaF3 21と25 ; 1/8 内層 LaF3 22〜24 ; 1/4 内層 PbO 26〜29 ; 1/4 となるように各膜厚を決定することによって、該フィル
ター全体の各層間で繰り返される反射と透過によって、
中心波長λ=11.5μmにおいて最大の干渉が生じ、
該波長帯の透過光が減衰する。従って、この部分で透過
率が極小となるような下向きに凸の透過特性が得られる
のである。上記膜厚比となるような各層の実際の膜厚
は、以下の値となる。
【0015】
【表1】
【0016】上記のように形成した干渉フィルター2の
赤外光の透過特性を図3に示す。本実施例は、この透過
特性における短波長側の単調減少部分を利用した一例で
あり、9〜10μmの波長帯で透過光が急激に単調減少
する特性が得られたことがよくわかる。
【0017】比較例1 本発明の赤外線温度センサAに対して検出感度を比較す
るための従来センサとして、実施例1において干渉フィ
ルターを形成しない以外は全て同様にして、赤外線温度
センサBを製作した。
【0018】〔検出感度の比較実験〕上記で得られた本
発明の赤外線温度センサAと、従来例としての赤外線温
度センサBとの検出感度の差を以下のように比較した。
検出感度は各々の分解能および測定誤差によって比較す
るものとし、正確に温度制御が可能な測定対象物を30
℃〜40℃の範囲内で0.1℃ずつ段階的に変化させ、
これに対して各々のセンサが何ほどの値を示すかによっ
て、各々のセンサの分解能および測定誤差を調べた。比
較実験の結果を以下に示す。 分解能 測定誤差 本発明のセンサA 0.1 ℃ ±0.5 ℃ 従来のセンサ B 1 ℃ ±2 ℃ 上記の結果で明らかなように、本実施例の赤外線温度セ
ンサは、従来のものに比べて10倍の高分解能、4分の
1の測定誤差という高い検出感度を有することが確認で
きた。
【0019】実施例2 上記実施例1と同様の方法で、低温から高温までの種々
の温度における温度範囲Δ10℃に対して、各々最適な
干渉フィルターを有する赤外線温度センサを製作し、上
記と同様の測定実験によって検出感度を調べた結果、本
発明の赤外線温度センサが−50℃〜2000℃の範囲
で、分解能0.1℃、測定誤差±0.5℃という高い検
出感度を有するものであることが確認できた。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の赤外線温度
センサは、光波長選択性フィルターを介して赤外光が焦
電体部に照射される構造としたので、焦電型の温度セン
サでありながら、測定対象物から発せられる赤外光の波
長の微小な差によっても分極が大きく変化する特性を有
する。従って、−50℃〜2000℃という広い温度範
囲にわたって、分解能0.1℃、測定誤差±0.5℃と
いう値が得られ、従来の焦電型赤外線温度センサに比べ
て10倍の高分解能、4分の1の測定誤差という高い検
出感度の焦電型赤外線温度センサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤外線温度センサの概略を示す部分模
式図である。
【図2】本発明の一実施例における、焦電型赤外線温度
センサの構造を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による、干渉フィルターの赤
外光透過特性を示すグラフである。
【符号の説明】
A 赤外線温度センサ L 赤外光 1 焦電体部 2 光波長選択性フィルター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光波長選択性フィルターを介して、赤外
    光が焦電体部に照射される構造としてなる焦電型赤外線
    温度センサ。
  2. 【請求項2】 該フィルターが、検知対象の波長付近で
    光透過性が急激に変化する干渉膜である請求項1記載の
    焦電型赤外線温度センサ。
JP5096274A 1993-04-22 1993-04-22 焦電型赤外線温度センサ Pending JPH06307938A (ja)

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JP5096274A JPH06307938A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 焦電型赤外線温度センサ

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JPH06307938A true JPH06307938A (ja) 1994-11-04

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ID=14160568

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106844568A (zh) * 2016-12-31 2017-06-13 杭州天铂红外光电技术有限公司 一种自动命名红外热图的方法及装置
WO2017191746A1 (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 国立大学法人神戸大学 焦電型赤外線センサ素子

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