JPH0630770Y2 - 巻線機 - Google Patents
巻線機Info
- Publication number
- JPH0630770Y2 JPH0630770Y2 JP15963186U JP15963186U JPH0630770Y2 JP H0630770 Y2 JPH0630770 Y2 JP H0630770Y2 JP 15963186 U JP15963186 U JP 15963186U JP 15963186 U JP15963186 U JP 15963186U JP H0630770 Y2 JPH0630770 Y2 JP H0630770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- shaft
- roll
- winding core
- auxiliary roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば超電導マグネットの巻取作業に適用
する巻線機に関するものである。
する巻線機に関するものである。
第２図、第３図は従来の巻線機を示すものであり、同図
において、１は巻取り芯、２はこの巻取り芯１を回転さ
せるための駆動装置、３は駆動モータ、４は線材、５は
巻出しドラム、６は位置決め装置であり、その下部には
位置決めロール７が設けられている。なお上記位置決め
装置６はモータ８により回転駆動される送りねじ９によ
り所定の速度で上記巻取り芯１に平行して移動するよう
になっている。
において、１は巻取り芯、２はこの巻取り芯１を回転さ
せるための駆動装置、３は駆動モータ、４は線材、５は
巻出しドラム、６は位置決め装置であり、その下部には
位置決めロール７が設けられている。なお上記位置決め
装置６はモータ８により回転駆動される送りねじ９によ
り所定の速度で上記巻取り芯１に平行して移動するよう
になっている。
従来の巻線機は上記のように構成され、まずゲージを用
いて巻取り芯１の偏心度を測定し、その結果をもとにし
て位置決め装置６の位置決めロール７を巻取り芯１に対
して一定の間隙を保って固定し、しかる後巻取り芯１を
回転駆動させるとともに位置決め装置６を移動させなが
ら線材４を巻くものである。
いて巻取り芯１の偏心度を測定し、その結果をもとにし
て位置決め装置６の位置決めロール７を巻取り芯１に対
して一定の間隙を保って固定し、しかる後巻取り芯１を
回転駆動させるとともに位置決め装置６を移動させなが
ら線材４を巻くものである。
上記のような従来の巻線機では、線材が細いとき、巻取
り芯と位置決めロールとの間隙が限定されるため、巻取
り芯と位置決めロールとが接触して損傷したり或いは線
材が両者の間隙に入り込んで傷がつくことがあった。ま
た位置決めロールが固定される構造であり、したがって
上記損傷事故を防ぐためには巻取り芯の巻取り精度を上
げるために、巻取り芯とその取付軸を機械加工によって
高精度の同心度に仕上げるか或いはまた巻取り芯の取付
精度の不良に起因する偏心をダイヤルゲージで読取り、
これにもとづく修正を加えなければならない等の問題点
があった。
り芯と位置決めロールとの間隙が限定されるため、巻取
り芯と位置決めロールとが接触して損傷したり或いは線
材が両者の間隙に入り込んで傷がつくことがあった。ま
た位置決めロールが固定される構造であり、したがって
上記損傷事故を防ぐためには巻取り芯の巻取り精度を上
げるために、巻取り芯とその取付軸を機械加工によって
高精度の同心度に仕上げるか或いはまた巻取り芯の取付
精度の不良に起因する偏心をダイヤルゲージで読取り、
これにもとづく修正を加えなければならない等の問題点
があった。
この考案は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、巻取り芯が偏心して回転しても、これに対応する
位置決めロールが常に一定の間隙を保持することができ
る巻線機を得ることを目的とする。
ので、巻取り芯が偏心して回転しても、これに対応する
位置決めロールが常に一定の間隙を保持することができ
る巻線機を得ることを目的とする。
この考案に係る巻線機は、巻取り芯の上方に位置し、線
材の巻取り速度に応じて軸方向に移動する位置決め装置
本体に、平衡吊下げ手段を備えて上下動自在に挿通され
た軸の下部に巻取り芯の巻取り面に接して転動する補正
ロールを取付け、この補正ロールに近接して取付けら
れ、補正ロールと一体で上下動し、補助ロールが巻取り
芯の巻取り面に接した状態で巻取り芯の巻取り面と所定
の間隙を保って線材の巻取り位置を規制する位置決めロ
ールを備えたものである。
材の巻取り速度に応じて軸方向に移動する位置決め装置
本体に、平衡吊下げ手段を備えて上下動自在に挿通され
た軸の下部に巻取り芯の巻取り面に接して転動する補正
ロールを取付け、この補正ロールに近接して取付けら
れ、補正ロールと一体で上下動し、補助ロールが巻取り
芯の巻取り面に接した状態で巻取り芯の巻取り面と所定
の間隙を保って線材の巻取り位置を規制する位置決めロ
ールを備えたものである。
この考案においては、巻取り芯の巻取り面に接して転動
する補助ロールと近接して線材の巻取り位置を規制する
位置決めロールが取付けられ、補助ロールと位置決めロ
ールが一体で上下動し、補助ロールが巻取り芯の巻取り
面に接した状態で一定の間隙を保った位置決めロールを
備えているので、巻取り芯の偏心がある場合において
も、位置決めロールは巻取り芯の巻取り面と、巻取られ
る線材の位置を規制し上下動する。平衡吊下げ手段で軸
を支承しているので上下動は軽易に行われる。
する補助ロールと近接して線材の巻取り位置を規制する
位置決めロールが取付けられ、補助ロールと位置決めロ
ールが一体で上下動し、補助ロールが巻取り芯の巻取り
面に接した状態で一定の間隙を保った位置決めロールを
備えているので、巻取り芯の偏心がある場合において
も、位置決めロールは巻取り芯の巻取り面と、巻取られ
る線材の位置を規制し上下動する。平衡吊下げ手段で軸
を支承しているので上下動は軽易に行われる。
第１図はこの考案の一実施例を示す断面図であり、10は
位置決め装置本体、11は軸受部材、12は位置決め装置本
体10に上下動自在に軸受部材11を介して挿通された軸、
13は軸12の下端部に取付材14を介して回動自在に取付け
られた補助ロール、位置決めロール７は軸12の下端部に
補助ロール13に近接して取付けられ、補助ロール13が巻
取り芯１の巻取り面に接した状態で、巻取り面との間隙
を一定に保つように取付けられている。
位置決め装置本体、11は軸受部材、12は位置決め装置本
体10に上下動自在に軸受部材11を介して挿通された軸、
13は軸12の下端部に取付材14を介して回動自在に取付け
られた補助ロール、位置決めロール７は軸12の下端部に
補助ロール13に近接して取付けられ、補助ロール13が巻
取り芯１の巻取り面に接した状態で、巻取り面との間隙
を一定に保つように取付けられている。
15は上記本体10の上端に設けたカバー16の内頂と軸12間
に介装した平衡吊下げ手段であり、これにより軸12は常
時上方向へ引き上げられて平衡作用を受けており、した
がって上記補助ロール13は線材巻取り面に対して軽く接
して転動するものであり、かつ軽易に持上げることがで
きる。なお実施例では上記平衡吊下げ手段15としてコイ
ルスプリングを用いた場合を示しているが、これに代わ
るものとしてバランサーを適用してもよい。17は係着部
材であり、一端が上記補助ロール13の取付材14端に枢着
されており、必要に応じて他端を本体10のブラケット18
に引掛けることにより、位置決めロール７を一時上方へ
待避させることができるようにしたものである。
に介装した平衡吊下げ手段であり、これにより軸12は常
時上方向へ引き上げられて平衡作用を受けており、した
がって上記補助ロール13は線材巻取り面に対して軽く接
して転動するものであり、かつ軽易に持上げることがで
きる。なお実施例では上記平衡吊下げ手段15としてコイ
ルスプリングを用いた場合を示しているが、これに代わ
るものとしてバランサーを適用してもよい。17は係着部
材であり、一端が上記補助ロール13の取付材14端に枢着
されており、必要に応じて他端を本体10のブラケット18
に引掛けることにより、位置決めロール７を一時上方へ
待避させることができるようにしたものである。
上記のように構成された巻線機においては、線材４を巻
取り芯１にセットした後、係着部材17をブラケット18か
ら外し、補助ローラ13が巻取り芯１の線材巻取り面に当
接するまで下降させる。この状態で巻取り芯１を回転駆
動させれば、巻取り芯１の偏心に応じて補助ロール13が
上下動する。そして位置決めロール７は上記補助ロール
13に近接した位置にあるので、巻取り芯１と常に一定の
間隙を保持したまま補助ロール13とともに上下動しなが
ら線材４をガイドとしその位置を決めるべく機能する。
取り芯１にセットした後、係着部材17をブラケット18か
ら外し、補助ローラ13が巻取り芯１の線材巻取り面に当
接するまで下降させる。この状態で巻取り芯１を回転駆
動させれば、巻取り芯１の偏心に応じて補助ロール13が
上下動する。そして位置決めロール７は上記補助ロール
13に近接した位置にあるので、巻取り芯１と常に一定の
間隙を保持したまま補助ロール13とともに上下動しなが
ら線材４をガイドとしその位置を決めるべく機能する。
この考案は以上説明したとおり、平衡吊下げ手段により
上下動自在に吊さげられた軸に補助ロールと位置決めロ
ールが一体で上下動するように近接して取付けられたも
のであり、巻取り芯に偏心があっても、補助ロールと位
置決めロールは巻取り芯の偏心に追随して位置決めロー
ルと巻取り芯の巻取り面とがしょていの間隙を保持して
巻取られる線材の位置を規制し、軽易に一体で上下動す
るので、位置決めが確実に行われ、巻取り芯や線材を損
傷することなく所期の目的が達成できる。
上下動自在に吊さげられた軸に補助ロールと位置決めロ
ールが一体で上下動するように近接して取付けられたも
のであり、巻取り芯に偏心があっても、補助ロールと位
置決めロールは巻取り芯の偏心に追随して位置決めロー
ルと巻取り芯の巻取り面とがしょていの間隙を保持して
巻取られる線材の位置を規制し、軽易に一体で上下動す
るので、位置決めが確実に行われ、巻取り芯や線材を損
傷することなく所期の目的が達成できる。
第１図はこの考案の一実施例を示す断面図、第２図は従
来の巻線機を示す平面図、第３図は第２図におけるIII
−III線に沿って見た平面図である。 図において、１は巻取り芯、６は位置決め装置、７は位
置決めロール、10は本体、12は軸、13は補助ロール、15
は平衡吊下げ手段である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
来の巻線機を示す平面図、第３図は第２図におけるIII
−III線に沿って見た平面図である。 図において、１は巻取り芯、６は位置決め装置、７は位
置決めロール、10は本体、12は軸、13は補助ロール、15
は平衡吊下げ手段である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】駆動装置により回転駆動され、巻出しドラ
ムから巻出された線材を巻取り面に巻取る巻取り芯、こ
の巻取り芯の上方に位置し、線材の巻取り速度に応じて
巻取り芯の軸方向へ移動される位置決め装置本体、この
位置決め装置本体に設けられた軸受部材により上下動自
在に挿通された軸、この軸の下部に取付けられ、上記巻
取り面に接して転動する補助ロール、上記軸を支承し、
補助ロールの上下動により、上記軸を平衡状態で上下動
させる平衡吊下げ手段、上記軸の下部に上記補助ロール
と近接させて取付けられ、かつ上記補助ロールが上記巻
取り面と接した状態で該巻取り面と所定の間隔を保持す
るとともに、巻取られる線材に接して巻取り位置を規制
する位置決めロールを備えたことを特徴とする巻線機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15963186U JPH0630770Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 巻線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15963186U JPH0630770Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 巻線機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6365673U JPS6365673U (ja) | 1988-04-30 |
| JPH0630770Y2 true JPH0630770Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31084244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15963186U Expired - Lifetime JPH0630770Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 巻線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630770Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP15963186U patent/JPH0630770Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6365673U (ja) | 1988-04-30 |
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