JP2546703Y2 - 下げ振り - Google Patents
下げ振りInfo
- Publication number
- JP2546703Y2 JP2546703Y2 JP5907892U JP5907892U JP2546703Y2 JP 2546703 Y2 JP2546703 Y2 JP 2546703Y2 JP 5907892 U JP5907892 U JP 5907892U JP 5907892 U JP5907892 U JP 5907892U JP 2546703 Y2 JP2546703 Y2 JP 2546703Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- brake drum
- yarn
- drum
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tape Measures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築分野等において垂
直度を測定するために用いる下げ振りに関する。
直度を測定するために用いる下げ振りに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な下げ振りは、その糸の一端を糸
巻きドラムに捲回して、他端に錘を吊り下げた構造とな
っている。この糸を適宜な長さだけ繰り出した状態で停
止させるために、錘とバランスをとる必要があり、その
ため糸に抵抗がかかるようにしている。この抵抗は、錘
の重量に合わせて調節する必要がある。従来、この糸の
抵抗を調節するために、例えば、特開平1−28241
6号公報に示されたように、回動可能なシリンダーに糸
を通してそのシリンダを回動させることにより糸の折り
曲げ角度を変化させて摩擦抵抗を増減する手段や、実開
昭59−31011号公報に示されたように、回動調節
子に立設した2本の可動ピンに糸を巻き掛けして回動調
節子を回動させることにより糸の折り曲げ角度を変化さ
せて摩擦抵抗を増減する手段等が公知である。しかしな
がら、これら従来の方法は、シリンダの縁や可動ピンと
接触する糸の局部に荷重が集中するので糸が切断する虞
があり、又、糸の折り曲げ角度がきついので糸をスムー
ズに出し入れできないという問題があった。
巻きドラムに捲回して、他端に錘を吊り下げた構造とな
っている。この糸を適宜な長さだけ繰り出した状態で停
止させるために、錘とバランスをとる必要があり、その
ため糸に抵抗がかかるようにしている。この抵抗は、錘
の重量に合わせて調節する必要がある。従来、この糸の
抵抗を調節するために、例えば、特開平1−28241
6号公報に示されたように、回動可能なシリンダーに糸
を通してそのシリンダを回動させることにより糸の折り
曲げ角度を変化させて摩擦抵抗を増減する手段や、実開
昭59−31011号公報に示されたように、回動調節
子に立設した2本の可動ピンに糸を巻き掛けして回動調
節子を回動させることにより糸の折り曲げ角度を変化さ
せて摩擦抵抗を増減する手段等が公知である。しかしな
がら、これら従来の方法は、シリンダの縁や可動ピンと
接触する糸の局部に荷重が集中するので糸が切断する虞
があり、又、糸の折り曲げ角度がきついので糸をスムー
ズに出し入れできないという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、糸に
かかる負担が少なくて糸の切断等の心配がなく、糸の出
し入れもスムーズな下げ振りの提供を目的とする。
かかる負担が少なくて糸の切断等の心配がなく、糸の出
し入れもスムーズな下げ振りの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の下げ振りは、錘1を吊り下げた糸2を捲回
して渦巻ばね3によりその糸2を巻き取る方向へ回転す
るように附勢された糸巻きドラム4の外周部に回動自在
で且つ適宜な位置に固定可能なブレーキドラム5を配設
し、該ブレーキドラム5の外側へ糸巻きドラム4から糸
を引き出してブレーキドラム5の回動によりブレーキド
ラム5の周面に糸2を所要長さ捲回可能としたものであ
る。
に、本考案の下げ振りは、錘1を吊り下げた糸2を捲回
して渦巻ばね3によりその糸2を巻き取る方向へ回転す
るように附勢された糸巻きドラム4の外周部に回動自在
で且つ適宜な位置に固定可能なブレーキドラム5を配設
し、該ブレーキドラム5の外側へ糸巻きドラム4から糸
を引き出してブレーキドラム5の回動によりブレーキド
ラム5の周面に糸2を所要長さ捲回可能としたものであ
る。
【0005】
【作用】ブレーキドラム5に糸2を捲回させることによ
って糸2に対し摩擦抵抗を付与し、その糸2の捲回長さ
をブレーキドラム5を回動することによって増減するこ
とにより摩擦抵抗を調節することができる。
って糸2に対し摩擦抵抗を付与し、その糸2の捲回長さ
をブレーキドラム5を回動することによって増減するこ
とにより摩擦抵抗を調節することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき実施例について説明す
る。まず、図1は外観を示したものである。ケース本体
6の底面から糸2が下がって、その糸2の先端に錘1が
取付けられ、ケース本体6の側面に止針7の頭部が突出
し、ケース本体6の正面にブレーキドラム5の頭部が露
出している。このブレーキドラム5の露出部は回動操作
部となっている。ブレーキドラム5の露出部の表面に
は、回動操作するときに指の滑りを防止できるように凹
凸を設けるのが好ましい。ブレーキドラム5の露出部の
周縁には一定間隔で溝8が設けられ、この溝8の一つに
弾性変形によって係合する係止爪9を備えたブレーキド
ラム固定装置10が設置されている。
る。まず、図1は外観を示したものである。ケース本体
6の底面から糸2が下がって、その糸2の先端に錘1が
取付けられ、ケース本体6の側面に止針7の頭部が突出
し、ケース本体6の正面にブレーキドラム5の頭部が露
出している。このブレーキドラム5の露出部は回動操作
部となっている。ブレーキドラム5の露出部の表面に
は、回動操作するときに指の滑りを防止できるように凹
凸を設けるのが好ましい。ブレーキドラム5の露出部の
周縁には一定間隔で溝8が設けられ、この溝8の一つに
弾性変形によって係合する係止爪9を備えたブレーキド
ラム固定装置10が設置されている。
【0007】次に、図2乃至図5は内部構造を示したも
のである。図4に示すようにケース本体6の背面板6a
の略中央位置に水平方向の芯軸11が突設されている。
この芯軸11の周囲に糸2を捲回した糸巻きドラム4が
配され、芯軸11の中央部の溝12に一端を止着した渦
巻ばね3の他端が糸巻きドラム4に止着されて、糸巻き
ドラム4は糸2を巻き取る方向へ回転するように付勢さ
れている。尚、渦巻ばね3の抜け落ちを防ぐために、糸
巻きドラム4に押え板13が嵌着されている。糸巻きド
ラム4の外周部には、ブレーキドラム5が回動自在に配
されている。ブレーキドラム5は内面中央部に筒部14
を設けて、その筒部14を前記芯軸11の先端に嵌着し
ている。ブレーキドラム5は周面の一部に通孔15を穿
設している。糸巻きドラム4に捲回した糸2は、この通
孔15を通ってブレーキドラム5の外側に出てから、更
にケース本体6の底面板6bに設けた通孔16を通って
ケース本体6の外部ヘ露出し、その先端に錘1を吊り下
げている。止針7は、その頭部を押して針先17をケー
ス本体6から突出させて柱等に突き刺して固定するよう
になっている。
のである。図4に示すようにケース本体6の背面板6a
の略中央位置に水平方向の芯軸11が突設されている。
この芯軸11の周囲に糸2を捲回した糸巻きドラム4が
配され、芯軸11の中央部の溝12に一端を止着した渦
巻ばね3の他端が糸巻きドラム4に止着されて、糸巻き
ドラム4は糸2を巻き取る方向へ回転するように付勢さ
れている。尚、渦巻ばね3の抜け落ちを防ぐために、糸
巻きドラム4に押え板13が嵌着されている。糸巻きド
ラム4の外周部には、ブレーキドラム5が回動自在に配
されている。ブレーキドラム5は内面中央部に筒部14
を設けて、その筒部14を前記芯軸11の先端に嵌着し
ている。ブレーキドラム5は周面の一部に通孔15を穿
設している。糸巻きドラム4に捲回した糸2は、この通
孔15を通ってブレーキドラム5の外側に出てから、更
にケース本体6の底面板6bに設けた通孔16を通って
ケース本体6の外部ヘ露出し、その先端に錘1を吊り下
げている。止針7は、その頭部を押して針先17をケー
ス本体6から突出させて柱等に突き刺して固定するよう
になっている。
【0008】錘1が軽くて、渦巻ばね3だけの力で釣り
合うときは、図2に示すように糸巻きドラム4に捲回し
た糸2がブレーキドラム5の周面に捲回しないようにブ
レーキドラム5の回転量を零にする。錘1の重量が増え
た場合は、図3及び図5に示すように、ブレーキドラム
5を錘1の重量に応じて適宜回転させることによりブレ
ーキドラム5の周面に糸2を捲回させて糸2に対する摩
擦抵抗を増大させればよい。尚、図3はブレーキドラム
5を略180。回転した状態を示し、図5はブレーキド
ラム5を略360°回転した状態を示しているが、回転
角度は勿論任意である。使用者が錘1の重量に応じてブ
レーキドラム5を適正に回転させることができるよう
に、ブレーキドラム5の前記露出部には目盛等を印して
おくのが好ましい。糸2を巻き戻す場合は錘1を持ち上
げて糸2を弛緩させて荷重を取り除けば、渦巻ばね3の
力で自動的に巻き戻される。
合うときは、図2に示すように糸巻きドラム4に捲回し
た糸2がブレーキドラム5の周面に捲回しないようにブ
レーキドラム5の回転量を零にする。錘1の重量が増え
た場合は、図3及び図5に示すように、ブレーキドラム
5を錘1の重量に応じて適宜回転させることによりブレ
ーキドラム5の周面に糸2を捲回させて糸2に対する摩
擦抵抗を増大させればよい。尚、図3はブレーキドラム
5を略180。回転した状態を示し、図5はブレーキド
ラム5を略360°回転した状態を示しているが、回転
角度は勿論任意である。使用者が錘1の重量に応じてブ
レーキドラム5を適正に回転させることができるよう
に、ブレーキドラム5の前記露出部には目盛等を印して
おくのが好ましい。糸2を巻き戻す場合は錘1を持ち上
げて糸2を弛緩させて荷重を取り除けば、渦巻ばね3の
力で自動的に巻き戻される。
【0009】
【考案の効果】本考案は上記の通りであり、ブレーキド
ラム5に糸2を捲回させることによって糸2に摩擦抵抗
を付与して、その糸2の捲回長さをブレーキドラム5を
回動して増減することにより摩擦抵抗を調節することが
できるので、前記従来例のように糸の折り曲げ角度がき
つくなるようなことがなく、糸2の出し入れがスムーズ
で、糸2が切断する虞もなくなるという効果がある。
ラム5に糸2を捲回させることによって糸2に摩擦抵抗
を付与して、その糸2の捲回長さをブレーキドラム5を
回動して増減することにより摩擦抵抗を調節することが
できるので、前記従来例のように糸の折り曲げ角度がき
つくなるようなことがなく、糸2の出し入れがスムーズ
で、糸2が切断する虞もなくなるという効果がある。
【図1】外観を示す正面図である。
【図2】内部構造を示すものでブレーキドラムの回転量
が零の状態の断面図である。
が零の状態の断面図である。
【図3】ブレーキドラムを略180°回転させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】図3におけるA−A線の断面図である。
【図5】ブレーキドラムを略360°回転させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 錘 2 糸 3 渦巻ばね 4 糸巻きドラム 5 ブレーキドラム 6 ケース本体 6a 背面板 6b 底面板 7 止針 8 溝 9 係止爪 10 固定装置 11 芯軸 12 溝 13 押え板 14 筒部 15 通孔 16 通孔 17 針先
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−282416(JP,A) 実開 昭57−196316(JP,U) 実開 昭59−31011(JP,U) 実開 昭59−98308(JP,U) 実開 昭63−111611(JP,U) 実開 昭63−148823(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 錘1を吊り下げた糸2を捲回して渦巻ば
ね3によりその糸2を巻き取る方向へ回転するように附
勢された糸巻きドラム4の外周部に回動自在で且つ適宜
な位置に固定可能なブレーキドラム5を配設し、該ブレ
ーキドラム5の外側へ糸巻きドラム4から糸を引き出し
てブレーキドラム5の回動によりブレーキドラム5の周
面に糸2を所要長さ捲回可能とした下げ振り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5907892U JP2546703Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 下げ振り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5907892U JP2546703Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 下げ振り |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616818U JPH0616818U (ja) | 1994-03-04 |
JP2546703Y2 true JP2546703Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13102963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5907892U Expired - Lifetime JP2546703Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 下げ振り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546703Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP5907892U patent/JP2546703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0616818U (ja) | 1994-03-04 |
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