JPH0630759Y2 - 巻取コア固定装置 - Google Patents

巻取コア固定装置

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JPH0630759Y2
JPH0630759Y2 JP14834888U JP14834888U JPH0630759Y2 JP H0630759 Y2 JPH0630759 Y2 JP H0630759Y2 JP 14834888 U JP14834888 U JP 14834888U JP 14834888 U JP14834888 U JP 14834888U JP H0630759 Y2 JPH0630759 Y2 JP H0630759Y2
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JP
Japan
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core
winding
winding core
peripheral surface
rubber ring
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JP14834888U
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JPH0269659U (ja
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善久 中井
紀久雄 福田
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Nishimura Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nishimura Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、紙などのウエブ材料を巻取コアに巻き取る
巻取機に関するものであり、特にその巻取コアを巻取軸
に固定するための巻取コア固定装置に関するものであ
る。
従来技術の構成とその問題点 たとえば、紙などのウエブ材料を複数条に細断し、これ
を巻取コアに巻き取るようにしたいわゆるスリッタが一
般に使用されている。この種のスリッタにおいて、普
通、巻取コア孔は巻取軸に固定され、巻取軸と一体的に
回転駆動される。第3図は従来の巻取コア固定装置を示
す。この装置は紙管からなる巻取コア(C)を固定するた
めのもので、左右一対の巻取軸(1)を有し、巻取コア(C)
は各巻取軸(1)間に配置される。さらに、この装置の場
合、巻取軸(1)の先端にテーパ面が形成され、複数のナ
イフ(2)がテーパ面に設けられており、ナイフ(2)は角度
間隔を置いて配置され、テーパ面から一定量突出し、軸
方向に対し一定角度傾斜している。したがって、巻取軸
(1)を軸方向に移動させると、各巻取軸(1)のナイフ(2)
が巻取コア(C)の内周面に食い込み、巻取コア(C)をナイ
フ(2)および巻取軸(1)に固定することができる。したが
って、巻取コア(C)を巻取軸(1)と一体的に回転駆動し、
細断されたウエブ材料を巻取コア(C)に巻き取ることが
できる。
しかしながら、この装置はナイフ(2)の食い込みにとも
なう問題があった。巻取コア(C)の内周面が損傷するだ
けではなく、その切り屑が生じるのはさけられない。さ
らに、この装置は紙管からなる巻取コア(C)を固定する
ことができるだけである。鉄管、プラスチック管などの
巻取コアについては、ナイフ(2)が巻取コアの内周面に
食い込まず、これを固定することはできない。
考案の目的 したがって、この考案は、改良された巻取コア固定装置
を提供し、巻取コアの内周面が損傷せず、その切り屑が
生じないようにすること、および紙管に限らず、鉄管、
プラスチック管などの巻取コアであっても、これを的確
に固定することを目的としてなされたものである。
考案の構成 この考案によれば、スリーブ状のコアホルダが巻取軸の
外周面に装備され、軸方向にスライド可能に嵌合され、
コアホルダは複数の半径方向孔を有し、半径方向孔は角
度間隔を置いて形成される。一方、巻取軸は複数のテー
パ溝を有し、テーパ溝は巻取軸の外周面に設けられ、角
度間隔を置いて形成される。そして、コアホルダの半径
方向孔にそれぞれ可動部材が収容され、各可動部材が各
テーパ溝に挿入される。さらに、半径方向孔と同一の軸
方向位置において、コアホルダの外周面に環状溝が設け
られ、環状溝にゴムリングが装備され、ゴムリングによ
って各半径方向孔の可動部材が被覆される。さらに、突
出部がコアホルダの外周面に設けられ、半径方向に突出
し、巻取軸およびコアホルダを軸方向に移動させると、
コアホルダを巻取コア内に挿入し、巻取コアの端面をコ
アホルダの突出部に接触させることができる。したがっ
て、巻取コアによってコアホルダをスライドさせ、テー
パ溝および可動部材のくさび作用によってゴムリングを
拡張させ、これを巻取コアの内周面に押し付けることが
できる。
実施例の説明 以下、この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の実施例を示す。この装置はスリッタ
の巻取コア(C)を固定するためのもので、左右一対の巻
取軸(3)を有する。巻取コア(C)は円筒状のもので、各巻
取軸(3)間に配置される。巻取軸(3)は回転可能に案内さ
れ、クラッチおよびモータに連結されており、モータに
よって巻取軸(3)を回転駆動することができるのは従来
と同様である。さらに、巻取軸(3)は移動可能に案内さ
れ、シリンダに連結されており、シリンダによって巻取
軸(3)を操作し、これを軸方向に移動させることができ
るのも従来と同様である。
さらに、この装置はスリーブ状のコアホルダ(4)を有
し、コアホルダ(4)は巻取コア(C)と対応する外径をも
ち、巻取軸(3)の外周面に装備され、軸方向にスライド
可能に嵌合されている。さらに、コイルスプリング(5)
によってコアホルダ(4)が弾性付勢されており、コアホ
ルダ(4)は常時は巻取軸(3)のキャップ(6)に接触し、そ
の位置に保持される。
コアホルダ(4)は複数の半径方向孔(7)を有する。半径方
向孔(7)は互いに同一の軸方向位置に設けられ、角度間
隔を置いて形成されている。一方、巻取軸(3)は複数の
テーパ溝(8)を有する。第2図に示すように、テーパ溝
(8)はV溝からなり、巻取軸(3)の外周面に設けられ、角
度間隔を置いて形成されている。そして、可動部材とし
て球(9)が使用され、コアホルダ(4)の半径方向孔(7)に
それぞれ球(9)が収容され、各球(9)が各テーパ溝(8)に
挿入されている。
さらに、半径方向孔(7)と同一の軸方向位置において、
コアホルダ(4)の外周面に環状溝(10)が設けられ、その
環状溝(10)にゴムリング(11)が装備されており、ゴムリ
ング(11)によって各半径方向孔(7)の球(9)が被覆されて
いる。さらに、コアホルダ(4)はフランジ状の突出部(1
2)を有し、突出部(12)は巻取コア(C)の端面を接触させ
るためのもので、コアホルダ(4)の外周面に設けられ、
半径方向に突出している。
この装置において、巻取コア(C)を各巻取軸(3)間に配置
し、巻取軸(3)およびコアホルダ(4)を軸方向に移動させ
ると、コアホルダ(4)が巻取コア(C)内に挿入され、巻取
コア(C)の端面がコアホルダ(4)の突出部(12)に接触す
る。したがって、巻取コア(C)によってコアホルダ(4)が
押し込まれ、コアホルダ(4)が巻取軸(3)に沿ってスライ
ドし、球(9)がテーパ溝(8)に沿って移動する。したがっ
て、球(9)がテーパ溝(8)のくさび作用を受け、半径方向
孔(7)内を変位し、半径方向に押し出される。したがっ
て、各球(9)によってゴムリング(11)が押し曲げられ、
ゴムリング(11)が半径方向に弾性変形し、拡張し、巻取
コア(C)の内周面に押し付けられ、球(9)と巻取コア(C)
間で圧縮される。したがって、球(9)、ゴムリング(11)
および巻取コア(C)間に大きい摩擦力が生じ、巻取コア
(C)を巻取軸(3)に固定することができる。
したがって、その後、モータによって巻取軸(3)を回転
駆動すると、各球(9)が各テーパ溝(8)内に保持され、テ
ーパ溝(8)によって球(9)、ゴムリング(11)および巻取コ
ア(C)が拘束され、巻取コア(C)が巻取軸(3)およびコア
ホルダ(4)と一体的に回転駆動される。したがって、紙
などのウエブ材料を複数条に細断し、これを巻取コア
(C)に巻き取ることができる。
さらに、ウエブ材料の巻き取り後、巻取軸(3)を逆方向
に移動させると、コイルスプリング(5)によってコアホ
ルダ(4)および球(9)が押し戻され、コアホルダ(4)が巻
取軸(3)に沿ってスライドし、球(9)がテーパ溝(8)に沿
って移動し、ゴムリング(11)は半径方向に収縮する。し
たがって、巻取コア(C)がゴムリング(11)から解放さ
れ、ウエブ材料および巻取コア(C)をコアホルダ(4)から
取り外すことができる。
したがって、この装置の場合、テーパ溝(8)および球(9)
のくさび作用によってゴムリング(11)を拡張させ、これ
を巻取コア(C)の内周面に押し付けることができ、球
(9)、ゴムリング(11)および巻取コア(C)間に大きい摩擦
力が生じ、巻取コア(C)を堅固に固定することができ
る。したがって、前記従来のナイフ(2)を巻取コア(C)の
内周面に食い込ませる必要はなく、巻取コア(C)の内周
面が損傷せず、その切り屑は生じない。しかも、紙管に
限らず、鉄管、プラスチック管などの巻取コア(C)であ
っても、これを確実に固定することができる。
なお、この実施例では、可動部材として球(9)が使用さ
れているが、それ以外の形状の可動部材をコアホルダ
(4)の半径方向孔(7)に収容し、巻取軸(3)のテーパ溝(8)
に挿入することも考えられる。コアホルダ(4)が巻取軸
(3)に沿ってスライドしたとき、テーパ溝(8)に沿って移
動し、半径方向孔(7)内を変位することができるもので
あれば、ゴムリング(11)を巻取コア(C)の内周面に押し
付けることができ、同様の作用効果を得ることができ
る。しかしながら、特に、球(9)からなる可動部材をV
溝からなるテーパ溝(8)に挿入すると、これを点接触さ
せることができ、その摩擦が小さく、好ましい。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、テーパ溝(8)
および可動部材のくさび作用によってゴムリング(11)を
拡張させ、これを巻取コア(C)の内周面に押し付けるこ
とができ、可動部材、ゴムリング(11)および巻取コア
(C)間に大きい摩擦力が生じ、巻取コア(C)を堅固に固定
することができる。したがって、前記従来のナイフ(2)
を巻取コア(C)の内周面に食い込ませる必要はなく、巻
取コア(C)の内周面が損傷せず、その切り屑は生じな
い。しかも、紙管に限らず、鉄管、プラスチック管など
の巻取コア(C)であっても、これを確実に固定すること
ができ、所期の目的を達成することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は第1
図のII-II線断面図、第3図は従来の巻取コア固定装置
の説明図である。 (C)……巻取コア (3)……巻取軸 (4)……コアホルダ (7)……半径方向孔 (8)……テーパ溝 (9)……球 (10)……環状溝 (11)……ゴムリング (12)……突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリーブ状のコアホルダを巻取軸の外周面
    に軸方向にスライド可能に嵌合させ、前記コアホルダに
    角度間隔を置いて複数の半径方向孔を設けるとともに、
    前記巻取軸の外周面に角度間隔を置いて複数のテーパ溝
    を設け、前記各半径方向孔にそれぞれ可動部材を収容
    し、前記各可動部材を前記各テーパ溝に挿入し、前記半
    径方向孔と同一の軸方向位置において、前記コアホルダ
    の外周面に環状溝を設け、前記環状溝にゴムリングを装
    備し、前記ゴムリングによって前記各半径方向孔の可動
    部材を被覆し、さらに前記コアホルダの外周面に半径方
    向に突出する突出部を設け、前記コアホルダを巻取コア
    内に挿入し、前記巻取コアの端面を前記突出部に接触さ
    せ、前記巻取コアによって前記コアホルダをスライドさ
    せ、前記テーパ溝および前記可動部材のくさび作用によ
    って前記ゴムリングを拡張させ、これを前記巻取コアの
    内周面に押し付けるようにしたことを特徴とする巻取コ
    ア固定装置。
JP14834888U 1988-11-14 1988-11-14 巻取コア固定装置 Expired - Lifetime JPH0630759Y2 (ja)

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JP14834888U JPH0630759Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 巻取コア固定装置

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JPH0269659U JPH0269659U (ja) 1990-05-28
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