JPH06307348A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Publication number
JPH06307348A
JPH06307348A JP5094432A JP9443293A JPH06307348A JP H06307348 A JPH06307348 A JP H06307348A JP 5094432 A JP5094432 A JP 5094432A JP 9443293 A JP9443293 A JP 9443293A JP H06307348 A JPH06307348 A JP H06307348A
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JP
Japan
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Application number
JP5094432A
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English (en)
Inventor
Izumi Yoshida
泉 吉田
Keiji Ogawa
啓司 小川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空気調和装置に用いられるインバ
ータ装置に関するものにおいて、1つのA/D変換器に
より順次モータ電流値を測定する場合に、変換時間差を
持つ測定値の補正を行い、測定値の変換時間差により制
御精度が低下する事を防止し、効率の良い空気調和装置
を提供する事を目的とする。 【構成】 圧縮機1の吐出圧力を検出するシェル吐出圧
力検出器37と、吐出温度を検出するシェル吐出温度検
出器38と、吸入圧力を検出するシェル吸入圧力検出器
39と、吸入温度を検出するシェル吸入温度検出器40
と、圧縮機1の仕事量を演算するエンタルピ演算器41
と、圧縮機1の力率を推定する力率推定器52と、A/
D変換器44と、記憶器54と、V相の電流モデルを推
定するV相電流モデル推定器53と、V相電流モデル推
定器53の出力を補正するV相電流推定器55と、べク
トル制御指令演算回路60により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機をベクトル制御に
より、インバータ制御をするための制御装置を備えた空
気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電源の周波数を可変にするインバ
ータ装置を用いて圧縮機の回転数を増減し、能力制御を
行う空気調和装置が利用されてきている。
【0003】また、汎用インバータのインバータ制御方
式としては優れた応答性、及び省電力性が得られること
から、ベクトル制御の採用が多い。そのため近年空気調
和装置の圧縮機の可変速制御方式にもベクトル制御が適
用されてきている。
【0004】このベクトル制御方式には、二次磁束をベ
クトル量として検出し一次電流の制御信号に用いる磁束
検出形ベクトル制御方式と、磁束ベクトルを電動機定数
に基いて演算し制御するすべり周波数形ベクトル制御方
式が知られている。
【0005】従来の技術としては、例えば、特開平2−
202387号公報に示されたものがある。
【0006】以下図面を参照しながら、従来技術の動作
の一例について 図16、図17、図18、図19、図
20を用いて説明する。
【0007】図16は従来の空気調和装置の構成図であ
る。図17は従来の空気調和装置のインバータ装置であ
るすべり周波数形ベクトル制御装置のブロック図であ
る。
【0008】図18は図17のトルク電流演算器の構成
を示したブロック図である。図19は図17のすべり周
波数演算器の構成を示したブロック図である。
【0009】図20は従来の空気調和装置のインバータ
装置である磁束検出形ベクトル制御装置のブロック図で
ある。
【0010】図16において、1は圧縮機、2は四方
弁、3は室内熱交換器、4は減圧装置、5は室外熱交換
器であり、これらを環状に連結して冷凍回路を構成して
いる。
【0011】6は室内ファン、7は室外ファンである。
8は圧縮機1の回転数制御を行うインバータ制御装置で
あり、9は3相交流電源である。すなわち10は室内
機、11は室外機の構成となっている。
【0012】以下2種類のインバータ制御装置につい
て、図17、図18、図19、図20を用いて説明をす
る。
【0013】従来のすべり周波数形ベクトル制御装置を
図17に示す。圧縮機1は電力変換器12によって可変
周波数の交流電力が供給され、圧縮機1の1次電流ia
1,ib1,ic1を電流検出器13,14,15によ
り検出し、速度を算出する速度検出器16によって回転
周波数ωRをピックアップしている。
【0014】二次磁束指令φ2*は励磁電流演算器17
において励磁電流指令id1*へ、トルク指令τ*はト
ルク電流演算器18とこれに入力されるモータの二次抵
抗R2*によりトルク電流指令iq1*へ変換される。
励磁電流指令id1*とトルク電流指令iq1*はベク
トル回転器19によって回転磁束座標軸(d,q軸)上
での電流値i1*、位相角θ*に変換される。
【0015】一方トルク電流指令iq1*と二次磁束指
令φ2*とモータの二次抵抗R2*を用いて、すべり周
波数演算器20においてすべり周波数指令ωs*を作
り、加算器21により回転周波数ωRとすべり周波数指
令ωs*の和すなわち一次周波数ω1を作る。さらに一
次周波数ω1は積分器22によって積分され回転座標軸
の位相角φ1*を求め、加算器23にて前記dq軸上で
の位相角θ*との和θ1*を演算する。
【0016】ここで、加算器23では(数1)に従い演
算を行う。
【0017】
【数1】
【0018】(数1)により求めたθ1*は静止軸上で
見た電流の位置となる。一次電流の絶対値i1*は励磁
電流成分とトルク電流成分の合成電流であり、位相角θ
1*はその静止2軸上での位置を示す。従って2相−3
相変換器24により一次電流の絶対値i1*、一次電流
の位相角θ1*を2相−3相変換して3相電流指令ia
1*,ib1*,ic1*を作り比較器25,26,2
7において電力変換器の出力電流ia1,ib1,ic
1と比較する。
【0019】その後の電流制御は通常の比例形又は比例
と積分の兼用形の制御器により、実電流が指令電流に一
致するように制御される。
【0020】以上の方法にてベクトル制御は可能にな
る。また、すべり周波数指令ωs*はすべり周波数演算
器により(数2)で演算する。
【0021】
【数2】
【0022】(数2)において、R2*は二次抵抗、L
2*は二次インダクタンス、M*は相互インダクタンス
を示す。
【0023】トルク電流演算器18の構成を図18に示
す。トルク指令τ*を係数器25,26、微分器27を
通して出力された信号と、係数器25のみを通して出力
された信号が作られ、加算器28によりこれらの信号が
加算されトルク電流指令iq1*が出力される。
【0024】すべり周波数演算器20の構成を図19に
示す。トルク電流指令iq1*を係数器29,30を通
して出力された信号は除算器31で二次磁束指令φ2*
で除算され係数器32を通り、すべり周波数指令ωs*
が出力される。
【0025】図20は磁束検出形のベクトル制御方式の
例であり磁束は圧縮機1に印加される電圧va1,vb
1,vc1と電流検出器13,14,15によって検出
された一次電流ia1,ib1,ic1をもとにして磁
束演算器33において演算により求められる。
【0026】磁束演算器33の出力は二次磁束ベクトル
の静止2軸成分φα1,φβ1であり、ベクトルアナラ
イザ34によって絶対値成分|φ2|と位相角sin
φ、cosφに変換される。
【0027】一方、二次磁束指令φ2*と発生トルク指
令τ*は励磁電流演算器17とトルク電流演算器18の
処理が行われ回転磁束をd軸に考えた回転座標系におけ
る励磁電流指令id1*、トルク電流指令iq1*に加
工され、ベクトル回転器35は前記励磁電流指令id1
*、トルク電流指令iq1*を、前記位相角φをもとに
固定子座標系における電流指令iα1*,iβ1*に変
換する。
【0028】即ち、ベクトル回転器35の出力iα1
*,iβ1*は二次磁束成分φα1,φβ1を作るため
の電流で、2相−3相変換器36で変換を行って電力変
換器12の一次電流指令ia1*,ib1*,ic1*
を作り、比較器25、26、27で比較を行い、電力変
換器12の出力電流を制御する。
【0029】磁束検出形ベクトル制御方式においては電
流指令を与えて磁束を直接制御するので電動機定数で最
も不確定要素の多い2次側のインダクタンスや抵抗を必
要としない。
【0030】従って、圧縮機1の内部のモータの1次回
路、2次回路の定数が変化しても、磁束演算器33の入
力一次電圧va1,vb1,vc1、入力一次電流ia
1,ib1,ic1の変化として受けとめられ、それに
応じて磁束の演算結果が変るので、パラメータの変化に
よるベクトル制御特性の劣化は少ない。
【0031】しかしながら、磁束を磁束演算器33とベ
クトルアナライザ34により推定することについてはセ
ンサの精度及び分解能に問題が多く、特に低速時の電圧
ひずみのために演算精度に問題があり、実施できないの
が実情である。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
たすべり周波数形ベクトル制御においては、速度検出器
16において、一次電流をデジタル値に変換する場合に
同時期のU相とV相の電流値が必要であるためにA/D
変換器が2つあるいは高機能のA/D変換器が必要とな
り、また、1つのA/D変換器でU相とV相の順に変換
を行って測定値を得た場合はすべり周波数の演算精度を
劣化させる。
【0033】本発明は上記課題に鑑み、すべり周波数形
ベクトル制御において、1つのA/D変換器で構成した
場合において、時間差を持つ測定値の補正を行い、すべ
り周波数の演算精度の低下を防止した空気調和装置を提
供する事を目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和装置は、電力変換器により回転数制
御される圧縮機と、前記圧縮機のシェル吐出圧力を検出
するシェル吐出圧力検出器と、シェル吐出温度を検出す
るシェル吐出温度検出器と、シェル吸入圧力を検出する
シェル吸入圧力検出器と、シェル吸入温度を検出するシ
ェル吸入温度検出器と、前記シェル吐出圧力検出器と前
記シェル吐出温度検出器と前記シェル吸入圧力検出器と
前記シェル吸入温度検出器の出力信号から圧縮機仕事量
を演算するエンタルピ演算器と、前記エンタルピ演算器
の出力より前記圧縮機の負荷側の力率を推定する力率推
定器と、前記圧縮機の一次電流を検出する電流検出器
と、前記電流検出器の出力をU相V相の順番にアナログ
/デジタル変換を行うA/D変換器と、前記A/D変換
器の出力であるU相電流とV相電流の測定値を蓄えてお
く記憶器と、前記記憶器のV相電流の値と前記力率推定
器の出力と位相角指令よりV相の電流モデルを推定する
V相電流モデル推定器と、前記V相電流モデル推定器の
出力によりA/D変換器の変換時間の影響を補正したV
相電流値を推定するV相電流推定器と、前記V相電流推
定器の出力と前記記憶器の出力の一つであるU相電流の
測定値よりベクトル演算を行うベクトル制御指令演算回
路により構成されたものであり、一次電流を前記ベクト
ル制御指令演算回路に入力する際のA/D変換器が同時
に2入力を変換できず順番に変換を行う場合において、
変換時間差による演算精度の低下を防止するために、V
相電流の測定値をシェル吐出圧力とシェル吐出温度とシ
ェル吸入圧力とシェル吸入温度により圧縮機仕事量を演
算し、力率を推定し、電流モデルを作る事で、変換時間
差を含んだ測定値を補正する事を特徴とする。
【0035】また、電力変換器により回転数制御される
圧縮機と、前記圧縮機のシェル吐出温度を検出するシェ
ル吐出温度検出器と、シェル吸入圧力を検出するシェル
吸入圧力検出器と、シェル吸入温度を検出するシェル吸
入温度検出器と、前記シェル吐出温度検出器と前記シェ
ル吸入圧力検出器と前記シェル吸入温度検出器の出力信
号から圧縮機仕事量を演算するエンタルピ演算器と、前
記エンタルピ演算器の出力より前記圧縮機の負荷側の力
率を推定する力率推定器と、前記圧縮機の一次電流を検
出する電流検出器と、前記電流検出器の出力をU相V相
の順番にアナログ/デジタル変換を行うA/D変換器
と、前記A/D変換器の出力であるU相電流とV相電流
の測定値を蓄えておく記憶器と、前記記憶器のV相電流
の値と前記力率推定器の出力と位相角指令よりV相の電
流モデルを推定するV相電流モデル推定器と、前記V相
電流モデル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間
の影響を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器
と、前記V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一
つであるU相電流の測定値よりベクトル演算を行うベク
トル制御指令演算回路により構成されたものであり、一
次電流を前記ベクトル制御指令演算回路に入力する際の
A/D変換器が同時に2入力を変換できず順番に変換を
行う場合において、変換時間差による演算精度の低下を
防止するために、V相電流の測定値をシェル吐出温度と
シェル吸入圧力とシェル吸入温度により圧縮機仕事量を
演算し、力率を推定し、電流モデルを作る事で、変換時
間差を含んだ測定値を補正する事を特徴とする。
【0036】また、電力変換器により回転数制御される
圧縮機と、前記圧縮機のシェル吐出圧力を検出するシェ
ル吐出圧力検出器と、シェル吐出温度を検出するシェル
吐出温度検出器と、シェル吸入温度を検出するシェル吸
入温度検出器と、前記シェル吐出圧力検出器と前記シェ
ル吐出温度検出器と前記シェル吸入温度検出器の出力信
号から圧縮機仕事量を演算するエンタルピ演算器と、前
記エンタルピ演算器の出力より前記圧縮機の負荷側の力
率を推定する力率推定器と、前記圧縮機の一次電流を検
出する電流検出器と、前記電流検出器の出力をU相V相
の順番にアナログ/デジタル変換を行うA/D変換器
と、前記A/D変換器の出力であるU相電流とV相電流
の測定値を蓄えておく記憶器と、前記記憶器のV相電流
の値と前記力率推定器の出力と位相角指令よりV相の電
流モデルを推定するV相電流モデル推定器と、前記V相
電流モデル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間
の影響を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器
と、前記V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一
つであるU相電流の測定値よりベクトル演算を行うベク
トル制御指令演算回路により構成されたものであり、一
次電流を前記ベクトル制御指令演算回路に入力する際の
A/D変換器が同時に2入力を変換できず順番に変換を
行う場合において、変換時間差による演算精度の低下を
防止するために、V相電流の測定値をシェル吐出圧力と
シェル吐出温度とシェル吸入温度により圧縮機仕事量を
演算し、力率を推定し、電流モデルを作る事で、変換時
間差を含んだ測定値を補正する事を特徴とする。
【0037】さらに、電力変換器により回転数制御され
る圧縮機と、前記圧縮機の一次電流を検出する電流検出
器と、前記電流検出器の出力をU相V相の順番にアナロ
グ・デジタル変換を行うA/D変換器と、前記A/D変
換器の出力であるU相電流と2サンプリング周期分のV
相電流の測定値を一時的に蓄えておく記憶器と、前記記
憶器に蓄えられた2サンプリング周期分のV相電流測定
値よりV相電流モデルを推定するV相電流モデル推定器
と、前記V相電流モデル推定器により推定された電流モ
デルより、前記A/D変換器の変換時間の影響を補正し
たV相電流値を推定するV相電流推定器と、前記V相電
流推定器の出力と前記記憶器の出力の一つであるU相電
流の測定値よりベクトル演算を行うベクトル制御指令演
算回路により構成されたものであり、一次電流を前記ベ
クトル制御指令演算回路に入力する際のA/D変換器が
同時に2入力を変換できず順番に変換を行う場合におい
て、その変換時間差によるベクトル制御演算精度の低下
を防止するために、V相電流の測定値を2つの測定値に
より電流を直線近似した電流モデルをつくり、変換時間
差を含んだ測定値を補正する事を特徴とする。
【0038】
【作用】本発明は上記した構成により、すべり周波数形
ベクトル制御において、測定した電流値をデジタル値に
変換するA/D変換器が1つであり、順番に変換してい
く方式をとる場合、時間差を持つ測定値の補正を行い、
変換時間差を含んだ測定値を用いる事により制御精度が
低下する事を防止し、効率の良い空気調和装置が実現で
きる。
【0039】
【実施例】以下本発明の一実施例の空気調和装置につい
て、図面を参照しながら説明する。従来例と同一の構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0040】図1、図2、図3、図4は本発明の第1の
実施例を示す。図1は本発明の第1の実施例における空
気調和装置の概略構成図、図2は同実施例における空気
調和装置のインバータ制御装置のブロック図、図3は同
実施例における空気調和装置のモリエル線図、図4は同
実施例における圧縮機仕事量AWと電力変換器出力側の
力率Xの関係を示す特性図である。
【0041】図1において、電流検出器13、14はA
/D変換器44に接続されており、A/D変換器44は
記憶器54に接続されている。記憶器54の出力は2系
統あり1つはU相電流の測定値を出力するものでありベ
クトル制御指令演算回路60に接続され、もう1つはV
相電流の測定値が出力されV相電流モデル推定器53に
接続されている。V相電流モデル推定器53はV相電流
推定器55に接続され、V相電流推定器55はベクトル
制御指令演算回路60に接続されている。
【0042】また、図2では、43は励磁電流演算器
で、記憶器54からのU相電流測定値とV相電流推定器
55からのV相電流推定値が入力され、(数3)で演算
することにより励磁電流指令id1*が出力される。
【0043】47はトルク電流演算器で、記憶器54か
らのU相電流測定値とV相電流推定器55からのV相電
流推定値が入力され、(数4)で演算する事により、ト
ルク電流指令iq1*を出力する。
【0044】
【数3】
【0045】
【数4】
【0046】Iu:電流検出器13の一次電流 Iv:
V相電流推定器55で推定した一次電流。
【0047】48は励磁電流演算器43の励磁電流指令
値id1*とトルク電流演算器47のトルク電流指令値
iq1*を(数5)、(数6)で演算する事により一次
電圧指令値V1*を出力するベクトル回転器である。
【0048】
【数5】
【0049】
【数6】
【0050】L1:一次自己インダクタンス L2:二
次自己インダクタンス E:誘導起電力 R1:一次抵抗 出力された一次電圧指令値V1*と加算器B23の出力
である位相指令θ1は2相−3相変換器49を介して、
電力変換器12に接続されている。
【0051】50はすべり周波数演算器で励磁電流演算
器43の出力である励磁電流指令値id1*とトルク電
流演算器47の出力であるトルク電流指令値iq1*を
(数7)で演算する事によりすべり角周波数ωs*を加
算器A28に出力する。
【0052】
【数7】
【0053】また加算器A28はすべり角周波数ωs*
と回転角周波数設定値ωoを加算し、モータ回転角周波
数指令値ω1を積分器22に出力する。
【0054】以下、V相電流の推定について図2、図
3、図4を用いて説明をする。図2において、電流検出
器13,14はA/D変換器44に接続されている。A
/D変換器44はU相V相の順番で変換を行うため、測
定される電流値には変換時間間隔だけの時間のズレが生
じる。A/D変換器44は記憶器54に接続されてい
る。記憶器54の出力は2系統あり1つはU相電流の測
定値を出力するものであり励磁電流演算器43およびト
ルク電流演算器47に接続され、2つめはV相電流の測
定値が出力されV相電流モデル推定器53に接続されて
いる。
【0055】シェル吐出圧力検出器37とシェル吐出温
度検出器38とシェル吸入圧力検出器39とシェル吸入
温度検出器40はエンタルピ演算器41に接続されてい
る。
【0056】図3はモリエル線図であり縦軸は圧力、横
軸はエンタルピである。この図3のモリエル線図から、
圧縮機1のシェル吐出圧力P1とシェル吐出温度T2に
よりエンタルピE2が演算でき、シェル吸入圧力P2と
シェル吸入温度T2によりエンタルピE1が演算でき
る、すなわちAW=E2−E1の関係から圧縮機仕事量
AWが演算できる。
【0057】エンタルピ演算器41では、図3のモリエ
ル線図より、圧縮機仕事量であるAWを演算し、その結
果を力率推定器52に出力する。力率推定器52では、
図4の圧縮機仕事量AWと力率Xの関係から力率を演算
し、V相電流モデル推定器53に出力する。V相電流モ
デル推定器53では、力率推定器52の出力と加算器B
23の出力である位相指令θ1から(数8)に基づき電
流位相角ωIを算出し、算出した電流位相角ωIと記憶
器54の出力の1つであるV相電流の測定値から(数
9)に基づきV相電流モデルの振幅yを算出し、電流位
相角ωIと電流振幅値yを用いて、V相電流モデルを
(数10)に示すように推定し、V相電流推定器55へ
出力する。
【0058】
【数8】
【0059】ただし、ωI:V相電流の推定位相
【0060】
【数9】
【0061】ただし、Iv:V相電流測定値、y:V相
電流モデル推定振幅値
【0062】
【数10】
【0063】V相電流推定器55はV相電流モデル推定
器53の出力(数10)を受取り、(数11)で示す様
に、現在の電流位相からA/D変換器44の変換時間を
減算した推定電流位相を計算し、推定電流位相を用いて
(数10)に示す計算により、V相推定電流値を得る。
【0064】
【数11】
【0065】ただし、Ivs:V相電流推定値、θK:
A/D変換器の変換時間を位相角に変換した値。
【0066】そして、推定したV相の推定電流値を、励
磁電流推定器43およびトルク電流演算器47へ出力す
る。
【0067】以上のように本実施例によれば、同時に2
相分の電流検出が行えない構成において、圧縮機の吐出
圧力・吐出温度・吸入圧力・吸入温度というシステムよ
り得られる情報より仕事量、力率、V相の電流値を推定
する事で、時間差を含んだ測定値から本来の測定値を推
定するため、時間差による制御精度の低下を防止する事
が出来る。
【0068】なお、本実施例ではU相とV相の電流を検
出しているが、U相とW相の電流を検出しても良い。
【0069】次に本発明の第2の実施例について、図
5、図6、図7、図8を参照しながら説明する。
【0070】図5は本発明の第2の実施例における空気
調和装置の概略構成図、図6は同実施例における空気調
和装置のインバータ制御装置のブロック図、図7は同実
施例における空気調和装置のモリエル線図、図8は同実
施例における圧縮機仕事量AWと電力変換器出力側の力
率Xの関係を示す特性図である。
【0071】図5において、電流検出器13,14はA
/D変換器44に接続されており、A/D変換器44は
記憶器54に接続されている。記憶器54の出力は2系
統あり1つはU相電流の測定値を出力するものでありベ
クトル制御指令演算回路60に接続され、もう1つはV
相電流の測定値が出力されV相電流モデル推定器53に
接続されている。V相電流モデル推定器53はV相電流
推定器55の接続され、V相電流推定器55はベクトル
制御指令演算回路60に接続されている。
【0072】また、図6では、43は励磁電流演算器
で、記憶器54からのU相電流測定値とV相電流推定器
55からのV相電流推定値が入力され、(数3)で演算
することにより励磁電流指令id1*が出力される。
【0073】47はトルク電流演算器で、記憶器54か
らのU相電流測定値とV相電流推定器55からのV相電
流推定値が入力され、(数4)で演算する事により、ト
ルク電流指令iq1*を出力する。
【0074】48は励磁電流演算器43の励磁電流指令
値id1*とトルク電流演算器47のトルク電流指令値
iq1*を(数5)、(数6)で演算する事により一次
電圧指令値V1*を出力するベクトル回転器である。
【0075】出力された一次電圧指令値V1*と加算器
B23の出力である位相指令θ1は2相−3相変換器4
9を介して、電力変換器12に接続されている。
【0076】50はすべり周波数演算器で励磁電流演算
器43の出力である励磁電流指令値id1*とトルク電
流演算器47の出力であるトルク電流指令値iq1*を
(数7)で演算する事によりすべり角周波数ωs*を加
算器A28に出力する。
【0077】また加算器A28はすべり角周波数ωs*
と回転角周波数設定値ωoを加算し、モータ回転角周波
数指令値ω1を積分器22に出力する。
【0078】以下、V相電流の推定について図6、図
7、図8を用いて説明をする。図6において、電流検出
器13、14はA/D変換器44に接続されている。A
/D変換器44はU相V相の順番で変換を行うため、測
定される電流値には変換時間間隔だけの時間のズレが生
じる。A/D変換器44は記憶器54に接続されてい
る。記憶器54の出力は2系統あり1つはU相電流の測
定値を出力するものであり励磁電流演算器43およびト
ルク電流演算器47に接続され、2つめはV相電流の測
定値が出力されV相電流モデル推定器53に接続されて
いる。
【0079】シェル吐出温度検出器38とシェル吸入圧
力検出器39とシェル吸入温度検出器40はエンタルピ
演算器41に接続されている。
【0080】図7はモリエル線図であり縦軸は圧力、横
軸はエンタルピである。この図7のモリエル線図から圧
縮機1のシェル吸入圧力P2とシェル吸入温度T1によ
りエンタルピE1が演算でき、この交点を始点とした等
エンタルピ線とシェル吐出温度T2の交点がエンタルピ
E2となる、すなわちAW=E2−E1の関係から圧縮
機仕事量AWが演算できる。
【0081】エンタルピ演算器41では、図7のモリエ
ル線図より、圧縮機仕事量であるAWを演算し、その結
果を力率推定器52に出力する。力率推定器52では、
図8の圧縮機仕事量AWと力率Xの関係から力率を演算
し、V相電流モデル推定器53に出力する。V相電流モ
デル推定器53では、力率推定器52の出力と加算器B
23の出力である位相指令θ1から(数8)に基づき電
流位相角ωIを算出し、算出した電流位相角ωIと記憶
器54の出力の1つであるV相電流の測定値から(数
9)に基づきV相電流モデルの振幅yを算出し、電流位
相角ωIと電流振幅値yを用いて、V相電流モデルを
(数10)に示すように推定し、V相電流推定器55へ
出力する。
【0082】V相電流推定器55はV相電流モデル推定
器53の出力(数10)を受取り、(数11)で示す様
に、現在の電流位相からA/D変換器44の変換時間を
減算した推定電流位相を計算し、推定電流位相を用いて
(数10)に示す計算により、V相推定電流値を得る。
【0083】そして、推定したV相の電流値を、励磁電
流演算器43およびトルク電流演算器47に出力する。
【0084】以上のように本実施例によれば、同時に2
相分の電流検出が行えない構成において、圧縮機の吐出
温度・吸入圧力・吸入温度というシステムより得られる
情報より仕事量、力率、V相の電流値を推定する事で、
時間差を含んだ測定値から本来の測定値を推定するた
め、時間差による制御精度の低下を防止する事が出来
る。この場合、精度面では第1の実施例に比べ吐出圧力
情報が無い分低下するが、コスト面では、吐出側圧力検
出器が不要となるため、コストダウン効果が得られる。
【0085】なお、本実施例ではU相とV相の電流を検
出しているが、U相とW相の電流を検出しても良い。
【0086】次に本発明の第3の実施例について、図
9、図10、図11、図12を参照しながら説明する。
【0087】図9は本発明の第3の実施例における空気
調和装置の概略構成図、図10は同実施例における空気
調和装置のインバータ制御装置のブロック図、図11は
同実施例における空気調和装置のモリエル線図、図12
は同実施例における圧縮機仕事量AWと電力変換器出力
側の力率Xの関係を示す特性図である。
【0088】図9において、電流検出器13,14はA
/D変換器44に接続されており、A/D変換器44は
記憶器54に接続されている。記憶器54の出力は2系
統あり1つはU相電流の測定値を出力するものであり励
磁電流演算器43およびトルク電流演算器47に接続さ
れ、もう1つはV相電流の測定値が出力されV相電流モ
デル推定器53に接続されている。V相電流モデル推定
器53はV相電流推定器55の接続され、V相電流推定
器55はベクトル制御指令演算回路60に接続されてい
る。
【0089】また、図10では、43は励磁電流演算器
で、記憶器54からのU相電流測定値とV相電流推定器
55からのV相電流推定値が入力され、(数3)で演算
することにより励磁電流指令id1*が出力される。
【0090】47はトルク電流演算器で、記憶器54か
らのU相電流測定値とV相電流推定器55からのV相電
流推定値が入力され、(数4)で演算する事により、ト
ルク電流指令iq1*を出力する。
【0091】48は励磁電流演算器43の励磁電流指令
値id1*とトルク電流演算器47のトルク電流指令値
iq1*を(数5)、(数6)で演算する事により一次
電圧指令値V1*を出力するベクトル回転器である。
【0092】出力された一次電圧指令値V1*と加算器
B23の出力である位相指令θ1は2相−3相変換器4
9を介して、電力変換器12に接続されている。
【0093】50はすべり周波数演算器で励磁電流演算
器43の出力である励磁電流指令値id1*とトルク電
流演算器47の出力であるトルク電流指令値iq1*を
(数7)で演算する事によりすべり角周波数ωs*を加
算器A28に出力する。
【0094】また加算器A28はすべり角周波数ωs*
と回転角周波数設定値ωoを加算し、モータ回転角周波
数指令値ω1を積分器22に出力する。
【0095】以下、V相電流の推定について図10、図
11、図12を用いて説明をする。図10において、電
流検出器13,14はA/D変換器44に接続されてい
る。A/D変換器44はU相V相の順番で変換を行うた
め、測定される電流値には変換時間間隔だけの時間のズ
レが生じる。A/D変換器44は記憶器54に接続され
ている。記憶器54の出力は2系統あり1つはU相電流
の測定値を出力するものであり励磁電流演算器43およ
びトルク電流演算器47に接続され、2つめはV相電流
の測定値が出力されV相電流モデル推定器53に接続さ
れている。
【0096】シェル吐出圧力検出器37とシェル吐出温
度検出器38とシェル吸入温度検出器40はエンタルピ
演算器41に接続されている。
【0097】図11はモリエル線図であり縦軸は圧力、
横軸はエンタルピである。この図11のモリエル線図か
ら、圧縮機1のシェル吐出圧力P1とシェル吐出温度T
2によりエンタルピE2が演算でき、この交点を始点と
した等エンタルピ線とシェル吸入温度T1の交点がエン
タルピE1となる、すなわちAW=E2−E1の関係か
ら圧縮機仕事量AWが演算できる。
【0098】エンタルピ演算器41では、図11のモリ
エル線図より、圧縮機仕事量であるAWを演算し、その
結果を力率推定器52に出力する。力率推定器52で
は、図12の圧縮機仕事量AWと力率Xの関係から力率
を演算し、V相電流モデル推定器53に出力する。V相
電流モデル推定器53では、力率推定器52の出力と加
算器B23の出力である位相指令θ1から(数8)に基
づき電流位相角ωIを算出し、算出した電流位相角ωI
と記憶器54の出力の1つであるV相電流の測定値から
(数9)に基づきV相電流モデルの振幅yを算出し、電
流位相角ωIと電流振幅値yを用いて、V相電流モデル
を(数10)に示すように推定し、V相電流推定器55
へ出力する。
【0099】V相電流推定器55はV相電流モデル推定
器53の出力(数10)を受取り、(数11)で示す様
に、現在の電流位相からA/D変換器44の変換時間を
減算した推定電流位相を計算し、推定電流位相を用いて
(数10)に示す計算により、V相推定電流値を得る。
【0100】そして、推定したV相の推定電流を、励磁
電流演算器43およびトルク電流演算器47に出力す
る。
【0101】以上のように本実施例によれば、同時に2
相分の電流検出が行えない構成において、圧縮機の吐出
圧力・吐出温度・吸入温度というシステムより得られる
情報より仕事量、力率、V相の電流値を推定する事で、
変換時間差を含んだ測定値から本来の測定値を推定する
ため、時間差による制御精度の低下を防止する事が出来
る。
【0102】一般に吸入圧力の測定に用いるセンサは、
吐出圧力の測定に用いるセンサに比べ精度面では高く、
コスト面では高価であるため、第2の実施例に比べて精
度面では低下するが、コスト面では吸入側圧力検出器が
不要となるため、更に大きなコストダウン効果が得られ
る。
【0103】なお、本実施例ではU相とV相の電流を検
出しているが、U相とW相の電流を検出してもよい。
【0104】次に本発明の第4の実施例について、図1
3、図14、図15を参照しながら説明する。
【0105】図13は本発明の第4の実施例における空
気調和装置の概略構成図、図14は同実施例における空
気調和装置のインバータ制御装置のブロック図、図15
は同実施例における位相指令とV相電流の測定値の関係
を示す特性図である。
【0106】図13において、電流検出器13,14は
A/D変換器44に接続されており、A/D変換器44
は記憶器54に接続されている。記憶器54の出力は2
系統あり1つはU相電流の測定値を出力するものであり
ベクトル制御指令演算回路60に接続され、もう1つは
2サンプル周期分のV相電流の測定値が出力されV相電
流モデル推定器53に接続されている。V相電流モデル
推定器53はV相電流推定器55に接続され、V相電流
推定器55はベクトル制御指令演算回路60に接続され
ている。
【0107】また、図14では、43は励磁電流演算器
で、記憶器54からのU相電流測定値とV相電流推定器
55からのV相電流推定値が入力され、(数3)で演算
することにより励磁電流指令id1*が出力される。
【0108】47はトルク電流演算器で、記憶器54か
らのU相電流測定値とV相電流推定器55からのV相電
流推定値が入力され、(数4)で演算する事により、ト
ルク電流指令iq1*を出力する。
【0109】48は励磁電流演算器43の励磁電流指令
値id1*とトルク電流演算器47のトルク電流指令値
iq1*を(数5)、(数6)で演算する事により一次
電圧指令値V1*を出力するベクトル回転器である。
【0110】出力された一次電圧指令値V1*と加算器
B23の出力であるθ1は2相−3相変換器49を介し
て、電力変換器12に接続されている。
【0111】50はすべり周波数演算器で励磁電流演算
器43の出力である励磁電流指令値id1*とトルク電
流演算器47の出力であるトルク電流指令値iq1*を
(数7)で演算する事によりすべり角周波数ωs*を加
算器A28に出力する。
【0112】また加算器A28はすべり角周波数ωs*
と回転角周波数設定値ωoを加算し、実回転角周波数ω
1を積分器22に出力する。
【0113】以下、V相電流の推定について図14、図
15を用いて説明をする。図14において、電流検出器
13,14はA/D変換器44に接続されている。A/
D変換器44はU相V相の順番で変換を行うため、測定
される電流値には変換時間間隔だけの時間のズレが生じ
る。A/D変換器44は記憶器54に接続されている。
記憶器54の出力は2系統あり1つはU相電流の測定値
を出力するものであり励磁電流演算器43およびトルク
電流演算器47に接続され、2つめはV相電流の2サン
プル周期分の測定値が出力されV相電流モデル推定器5
3に接続されている。2サンプル周期分のV相の測定値
についてはサンプリング毎に古い方の測定値は更新され
ていく。
【0114】V相電流モデル推定器では図15に示すよ
うに、現在のV相の測定値ivNと1サンプリング周期
前のV相の測定値ivoを記憶器54より得て1本の直
線を計算する。その結果を(数12)に示す。
【0115】
【数12】
【0116】ただし、a,b:定数、θ1:位相指令、
Iv:V相電流推定値である。
【0117】V相電流モデル推定器53はV相電流推定
器55に接続されている。V相電流推定器55はV相電
流モデル推定器53で推定した式(数12)を用いて、
(数13)に従い、変換間隔時間分だけ測定時の位相指
令から減算する事により、A/D変換器の変換時間分だ
け戻った時のV相の電流を計算し、これをV相電流推定
値として励磁電流演算器43およびトルク電流演算器4
7に出力する。
【0118】
【数13】
【0119】ただし、θN:最も新しい位相指令、θ
K:変換時間を位相角に換算した値である。
【0120】以上のように本実施例によれば、同時に電
流の検出が行えない構成においても時間差のある測定値
から本来の測定値を推定、その推定値を用いてベクトル
演算を行う事により、時間差による制御精度の低下を抑
制する事が出来る。
【0121】本実施例の場合、吐出圧力センサ・吐出温
度センサ・吸入圧力センサ・吸入温度センサなどを用い
て補正をかけず、変換時間差を含んだ測定値から直線近
似により本来のV相電流値を推定するため、第3の実施
例に比べ、ベクトル制御演算の精度は低下するが各種検
出器が不要となるため、大幅なコストダウンが実現でき
る。
【0122】なお、本実施例においては、U相とV相の
電流を検出しているが、U相とW相の電流を検出しても
よい。
【0123】
【発明の効果】以上のように本実施例によれば、電力変
換器により回転数制御される圧縮機と、シェル吐出圧力
検出器とシェル吐出温度検出器とシェル吸入圧力検出器
とシェル吸入温度検出器の出力信号から圧縮機仕事量を
演算するエンタルピ演算器と、エンタルピ演算器の出力
より圧縮機の負荷側の力率を推定する力率推定器と、圧
縮機の一次電流を検出する電流検出器と、電流検出器の
出力をU相V相の順番にアナログ/デジタル変換を行う
A/D変換器と、A/D変換器の出力であるU相電流と
V相電流の測定値を蓄えておく記憶器と、記憶器のV相
電流の値と前記力率推定器の出力と位相角指令よりV相
の電流モデルを推定するV相電流モデル推定器と、V相
電流モデル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間
の影響を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器
と、V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一つで
あるU相電流の測定値からベクトル演算を行うベクトル
制御指令演算回路により構成する事で、圧縮機の吐出圧
力・吐出温度・吸入圧力・吸入温度というシステムより
得られる情報より、仕事量、力率、V相の電流値が推定
でき、同時に2相分の電流検出が行えない構成において
も、時間差を含んだ測定値から本来の測定値を正確に推
定出来るため、時間差による制御精度の低下を防止する
事が出来る。
【0124】また、電力変換器により回転数制御される
圧縮機と、シェル吐出温度検出器とシェル吸入圧力検出
器とシェル吸入温度検出器の出力信号から圧縮機仕事量
を演算するエンタルピ演算器と、エンタルピ演算器の出
力より圧縮機の負荷側の力率を推定する力率推定器と、
圧縮機の一次電流を検出する電流検出器と、電流検出器
の出力をU相V相の順番にアナログ/デジタル変換を行
うA/D変換器と、A/D変換器の出力であるU相電流
とV相電流の測定値を蓄えておく記憶器と、記憶器のV
相電流の値と力率推定器の出力と位相角指令よりV相の
電流モデルを推定するV相電流モデル推定器と、V相電
流モデル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間の
影響を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器
と、V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一つで
あるU相電流の測定値からベクトル演算を行うベクトル
制御指令演算回路により構成する事で、圧縮機の吐出温
度・吸入圧力・吸入温度というシステムより得られる情
報より、仕事量、力率、V相の電流値が推定でき、同時
に2相分の電流検出が行えない構成においても、時間差
を含んだ測定値から本来の測定値が推定出来るため、時
間差による制御精度の低下を防止する事が出来る。第1
の実施例に比べ、精度面では吐出圧力情報が無い分低下
するが、コスト面では吐出側圧力センサが不要となるた
め、コストダウン効果が得られる。
【0125】また、電力変換器により回転数制御される
圧縮機と、シェル吐出圧力検出器とシェル吐出温度検出
器とシェル吸入温度検出器の出力信号から圧縮機仕事量
を演算するエンタルピ演算器と、エンタルピ演算器の出
力より圧縮機の負荷側の力率を推定する力率推定器と、
圧縮機の一次電流を検出する電流検出器と、電流検出器
の出力をU相V相の順番にアナログ/デジタル変換を行
うA/D変換器と、A/D変換器の出力であるU相電流
とV相電流の測定値を蓄えておく記憶器と、記憶器のV
相電流の値と力率推定器の出力と位相角指令よりV相の
電流モデルを推定するV相電流モデル推定器と、V相電
流モデル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間の
影響を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器
と、V相電流推定器の出力と記憶器の出力の一つである
U相電流の測定値からベクトル演算を行うベクトル制御
指令演算回路により構成する事で、圧縮機の吐出圧力・
吐出温度・吸入温度というシステムより得られる情報よ
り、仕事量、力率、V相の電流値が推定でき、同時に2
相分の電流検出が行えない構成においても、時間差を含
んだ測定値から本来の測定値が推定出来るため、時間差
による制御精度の低下を防止する事が出来る。一般に吸
入圧力の測定に用いるセンサは、吐出圧力の測定に用い
るセンサに比べ精度面では高く、コスト面では高価であ
るため、第2の実施例に比べて、精度面では低下する
が、コスト面では、吸入側圧力センサが不要となるた
め、大きなコストダウン効果が得られる。
【0126】さらに、電力変換器により回転数制御され
る圧縮機と、圧縮機の一次電流を検出する電流検出器
と、電流検出器の出力をU相V相の順番にアナログ・デ
ジタル変換を行うA/D変換器と、A/D変換器の出力
であるU相電流と2サンプリング周期分のV相電流の測
定値を一時的に蓄えておく記憶器と、記憶器に蓄えられ
た2サンプリング周期分のV相電流測定値よりV相電流
モデルを推定するV相電流モデル推定器と、V相電流モ
デル推定器により推定された電流モデルより、A/D変
換器の変換時間の影響を補正したV相電流値を推定する
V相電流推定器と、V相電流推定器の出力と記憶器の出
力の一つであるU相電流の測定値からベクトル演算を行
うベクトル制御指令演算回路により構成する事で、時間
差のある測定値から直線近似方式により、本来の測定値
を推定出来るため、その推定値を用いてベクトル演算を
行う事により、同時に電流の検出が行えない構成におい
ても、時間差による制御精度の低下を防止する事が出来
る。本実施例の場合、吐出圧力センサ・吐出温度センサ
・吸入圧力センサ・吸入温度センサなどが不要の為、第
3の実施例に比べ、ベクトル制御演算の精度は低下する
が、大幅なコストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和装置の
概略構成図
【図2】本発明の第1の実施例における空気調和装置の
インバータ制御装置のブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における空気調和装置の
モリエル線図
【図4】本発明の第1の実施例における圧縮機仕事量と
力率推定値Xの関係を示す特性図
【図5】本発明の第2の実施例における空気調和装置の
概略構成図
【図6】本発明の第2の実施例における空気調和装置の
インバータ制御装置のブロック図
【図7】本発明の第2の実施例における空気調和装置の
モリエル線図
【図8】本発明の第2の実施例における圧縮機仕事量と
力率推定値Xの関係を示す特性図
【図9】本発明の第3の実施例における空気調和装置の
概略構成図
【図10】本発明の第3の実施例における空気調和装置
のインバータ制御装置のブロック図
【図11】本発明の第3の実施例における空気調和装置
のモリエル線図
【図12】本発明の第3の実施例における圧縮機仕事量
と力率推定値Xの関係を示す特性図
【図13】本発明の第4の実施例における空気調和装置
の概略構成図
【図14】本発明の第4の実施例における空気調和装置
のインバータ制御装置のブロック図
【図15】本発明の第4の実施例における位相指令θ1
とV相電流推定値の関係を示す特性図
【図16】従来例における空気調和装置の概略構成図
【図17】従来例における空気調和装置のすべり周波数
形ベクトル制御インバータ装置のブロック図
【図18】従来例における空気調和装置のすべり周波数
形ベクトル制御インバータ装置のトルク電流演算器のブ
ロック図
【図19】従来例における空気調和装置のすべり周波数
形ベクトル制御インバータ装置のすべり周波数演算器の
ブロック図
【図20】従来例における空気調和装置の磁束検出形ベ
クトル制御インバータ装置のブロック図
【符号の説明】
1 圧縮機 12 電力変換器 13 電流検出器 14 電流検出器 22 積分器 23 加算器B 37 シェル吐出圧力検出器 38 シェル吐出温度検出器 39 シェル吸入圧力検出器 40 シェル吸入温度検出器 41 エンタルピ演算器 43 励磁電流演算器 44 A/D変換器 47 トルク電流演算器 48 ベクトル回転器 49 2相−3相変換器 50 すべり周波数演算器 51 加算器A 52 力率推定器 53 V相電流モデル推定器 54 記憶器 55 V相電流推定器 60 ベクトル制御指令演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 1/00 M 8919−3L N 8919−3L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換器により回転数制御される圧縮
    機と、前記圧縮機のシェル吐出圧力を検出するシェル吐
    出圧力検出器と、シェル吐出温度を検出するシェル吐出
    温度検出器と、シェル吸入圧力を検出するシェル吸入圧
    力検出器と、シェル吸入温度を検出するシェル吸入温度
    検出器と、前記シェル吐出圧力検出器と前記シェル吐出
    温度検出器と前記シェル吸入圧力検出器と前記シェル吸
    入温度検出器の出力信号から圧縮機仕事量を演算するエ
    ンタルピ演算器と、前記エンタルピ演算器の出力より前
    記圧縮機の負荷側の力率を推定する力率推定器と、前記
    圧縮機の一次電流を検出する電流検出器と、前記電流検
    出器の出力をU相V相の順番にアナログ/デジタル変換
    を行うA/D変換器と、前記A/D変換器の出力である
    U相電流とV相電流の測定値を蓄えておく記憶器と、前
    記記憶器のV相電流の値と前記力率推定器の出力と位相
    角指令よりV相の電流モデルを推定するV相電流モデル
    推定器と、前記V相電流モデル推定器の出力によりA/
    D変換器の変換時間の影響を補正したV相電流値を推定
    するV相電流推定器と、前記V相電流推定器の出力と前
    記記憶器の出力の一つであるU相電流の測定値からベク
    トル演算を行うベクトル制御指令演算回路により構成さ
    れたものであり、一次電流を前記ベクトル制御指令演算
    回路に入力する際のA/D変換器が同時に2入力を変換
    できず順番に変換を行う場合において、変換時間差によ
    る演算精度の低下を防止するために、V相電流の測定値
    をシェル吐出圧力とシェル吐出温度とシェル吸入圧力と
    シェル吸入温度により圧縮機仕事量を演算し、力率を推
    定し、電流モデルを作る事で変換時間差を含んだ測定値
    を補正する事を特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 電力変換器により回転数制御される圧縮
    機と、前記圧縮機のシェル吐出温度を検出するシェル吐
    出温度検出器と、シェル吸入圧力を検出するシェル吸入
    圧力検出器と、シェル吸入温度を検出するシェル吸入温
    度検出器と、前記シェル吐出温度検出器と前記シェル吸
    入圧力検出器と前記シェル吸入温度検出器の出力信号か
    ら圧縮機仕事量を演算するエンタルピ演算器と、前記エ
    ンタルピ演算器の出力より前記圧縮機の負荷側の力率を
    推定する力率推定器と、前記圧縮機の一次電流を検出す
    る電流検出器と、前記電流検出器の出力をU相V相の順
    番にアナログ/デジタル変換を行うA/D変換器と、前
    記A/D変換器の出力であるU相電流とV相電流の測定
    値を蓄えておく記憶器と、前記記憶器のV相電流の値と
    前記力率推定器の出力と位相角指令よりV相の電流モデ
    ルを推定するV相電流モデル推定器と、前記V相電流モ
    デル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間の影響
    を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器と、前
    記V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一つであ
    るU相電流の測定値からベクトル演算を行うベクトル制
    御指令演算回路により構成されたものであり、一次電流
    を前記ベクトル制御指令演算回路に入力する際のA/D
    変換器が同時に2入力を変換できず順番に変換を行う場
    合において、変換時間差による演算精度の低下を防止す
    るために、V相電流の測定値をシェル吐出温度とシェル
    吸入圧力とシェル吸入温度により圧縮機仕事量を演算
    し、力率を推定し、電流モデルを作る事で、変換時間差
    を含んだ測定値を補正する事を特徴とする空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】 電力変換器により回転数制御される圧縮
    機と、前記圧縮機のシェル吐出圧力を検出するシェル吐
    出圧力検出器と、シェル吐出温度を検出するシェル吐出
    温度検出器と、シェル吸入温度を検出するシェル吸入温
    度検出器と、前記シェル吐出圧力検出器と前記シェル吐
    出温度検出器と前記シェル吸入温度検出器の出力信号か
    ら圧縮機仕事量を演算するエンタルピ演算器と、前記エ
    ンタルピ演算器の出力より前記圧縮機の負荷側の力率を
    推定する力率推定器と、前記圧縮機の1次電流を検出す
    る電流検出器と、前記電流検出器の出力をU相V相の順
    番にアナログ/デジタル変換を行うA/D変換器と、前
    記A/D変換器の出力であるU相電流とV相電流の測定
    値を蓄えておく記憶器と、前記記憶器のV相電流の値と
    前記力率推定器の出力と位相角指令よりV相の電流モデ
    ルを推定するV相電流モデル推定器と、前記V相電流モ
    デル推定器の出力によりA/D変換器の変換時間の影響
    を補正したV相電流値を推定するV相電流推定器と、前
    記V相電流推定器の出力と前記記憶器の出力の一つであ
    るU相電流の測定値からベクトル演算を行うベクトル制
    御指令演算回路により構成されたものであり、一次電流
    を前記ベクトル制御指令演算回路に入力する際のA/D
    変換器が同時に2入力を変換できず順番に変換を行う場
    合において、変換時間差による演算精度の低下を防止す
    るために、V相電流の測定値をシェル吐出圧力とシェル
    吐出温度とシェル吸入温度により圧縮機仕事量を演算
    し、力率を推定し、電流モデルを作る事で、変換時間を
    含んだ測定値を補正する事を特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 電力変換器により回転数制御される圧縮
    機と、前記圧縮機の一次電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器の出力をU相V相の順番にアナログ・デ
    ジタル変換を行うA/D変換器と、前記A/D変換器の
    出力であるU相電流と2サンプリング周期分のV相電流
    の測定値を一時的に蓄えておく記憶器と、前記記憶器に
    蓄えられた2サンプリング周期分のV相電流測定値より
    V相電流モデルを推定するV相電流モデル推定器と前記
    V相電流モデル推定器により推定された電流モデルよ
    り、前記A/D変換器の変換時間の影響を補正したV相
    電流値を推定するV相電流推定器と、前記V相電流推定
    器の出力と前記記憶器の出力の一つであるU相電流の測
    定値からベクトル演算を行うベクトル制御指令演算回路
    により構成されたものであり、一次電流を前記ベクトル
    制御指令演算回路に入力する際のA/D変換器が同時に
    2入力を変換できず順番に変換を行う場合において、そ
    の変換時間差によるベクトル制御演算精度の低下を防止
    するために、V相電流の測定値を2つの測定値により電
    流の変化を直線近似し、変換時間差を含んだ測定値を補
    正する事を特徴とする空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021166020A1 (ja) * 2020-02-17 2021-08-26 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和システム、運転管理方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021166020A1 (ja) * 2020-02-17 2021-08-26 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和システム、運転管理方法及びプログラム
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