JPH0630650Y2 - 充填テーブル装置 - Google Patents

充填テーブル装置

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JPH0630650Y2
JPH0630650Y2 JP11196390U JP11196390U JPH0630650Y2 JP H0630650 Y2 JPH0630650 Y2 JP H0630650Y2 JP 11196390 U JP11196390 U JP 11196390U JP 11196390 U JP11196390 U JP 11196390U JP H0630650 Y2 JPH0630650 Y2 JP H0630650Y2
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turntable
container
fixed
gear
cylinder
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禎美 伊藤
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禎美 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は充填テーブル装置に係り、更に詳しくは、製
造過程での未硬化アイスクリームなどの若干粘りの有る
流動物を回転しつつ降下する容器内に満遍なく充填する
ための装置に関する。
[従来の技術] 材料の袋詰め、缶や瓶詰めに当り、自動的に搬送されて
来る袋、缶あるいは瓶に自動供給機構から流動物や粒状
物あるいは粉状物を一定量ずつ供給して詰め込む場合、
特開昭60−228201号公報に記載されているもの
が周知である。
このものは材料がベルトコンベアを介して一定間隔毎に
複数個の材料落下口を設けた環状の詰め込み盤上に供給
され、この詰め込み盤の下方に配設されたテーブルと対
をなすターレットとで落下口対応位置に保持された缶内
に前記落下口から缶内と落下口の下方に缶上まで伸びる
詰め込み筒に擦り切りローラで詰め込み盤上の材料を一
杯に入れると詰め込み杆で詰め込み筒内の材料を缶内に
押し込む動作を前記詰め込み盤、テーブルおよびターレ
ットの1回転中に行ない1回転の始めでベルトコンベア
から空缶を供給し、終りに材料の詰った缶をベルトコン
ベアに排出する高速自動缶詰め装置である。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この従来装置は材料が魚肉のフレーク状のもの
のように流動性がなく、溶けない材料であればこの材料
を直径の大きい詰め込み盤上にベルトコンベアで送り込
み、擦り切りローラで落下口から詰め込み筒、缶内に入
りきれなかった材料を次の落下口がローラ下まで来るま
で止め置くことも可能であるが、ソフトクリームや製造
過程での混練済未硬化アイスクリームのように流動性が
大きく、室温が高いと溶けてしまう材料では不向きであ
り、大きく回転する詰め込み盤では広い作業スペースを
必要とするといった問題点がある。
これらの問題点を解決するために、本出願人が先に出願
した実開昭63−11301号公報に示されているもの
も従来周知である。
この従来例は材料供給ノズルから容器内に材料を連続的
に定量充填するに当り、容器を固定板位置からその上方
に待機している材料供給ノズルまで持ち上げる容器載置
テーブルを材料供給時に降下させながら回転させること
で容器内に材料を満遍なく充填し、材料が所定量充填し
終ると容器が固定板位置まで下がり、容器チェンジを容
易に行なうようにしたものである。
ところが、この従来例では材料充填中に回転しながら下
降する容器載置テーブル上の容器がその回転に伴なう遠
心力で上記テーブル上をツルリと滑って脇に転落してし
まう事故が生じ易く、時として人身事故にもなりかねな
いという危険が有る。
この考案の目的は上述したような危険が生じるという問
題点を解決するために、容器を載置するターンテーブル
の周辺部の上面に自己突出する複数の係止爪を配設する
と共に、容器内に定量の材料が充填されて次の容器とチ
ェンジするときにだけ、上記係止爪をその自己突出力に
抗して引き込めることで容器チェンジを可能とし、かつ
材料充填中は容器の周辺部に出ている前記係止爪で容器
のターンテーブル上での移動を制限することに有る。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は、台枠上に立設した箱枠の上
部に大孔を有する固定板を平設し、前記箱枠の下部に固
定したモータの回転力で回転する横断面が非円形の回転
軸を前記箱枠に軸受で枢支立設し、また前記箱枠の下部
における支持台に縦設した流体シリンダのピストンの上
部にギャボックスを固定するとともに、このギャボック
スの上面に立設した昇降筒体のスラスト受筒を上部桟材
に縦設し、また前記昇降筒体内で回転する昇降回転軸の
下部に前記ギャボックス内で軸着した第1のギャに噛合
した第2のギャを前記回転軸に昇降可能に係合して嵌入
した第1の昇降リングに固着し、さらにこの昇降リング
に下鍔を定着した第2の昇降リングの外周面にベアリン
グの内リングを定着すると共に外リングを支持板により
前記ギャボックスおよび昇降筒体に固着し、さらに前記
昇降回転軸の上端に平設したターンテーブルの周縁近く
に自己突出の係止爪を設け、かつこの係止爪をターンテ
ーブルの下降時に下動させる駆動部材とターンテーブル
に上動バイアス力を付与するバランス機構とを前記箱枠
内に設置することで達成される。
[作用] 先ず初期状態である流体シリンダのピストンの縮小状態
では、ベルトコンベア間においてターンテーブルが固定
板上に平置状態にあり、その周囲に配設された複数の係
止爪はそれぞれ自己突出力に抗して駆動部材の力で回動
杆およびピストンに取着した取付板を介して押し下げら
れていて、ターンテーブルの上面には係止爪が突出して
いない状態となっている。
この状態でベルトコンベアからターンテーブル上に空の
容器を搬入載置した後、駆動部材を介し回動杆を持ち上
げると取付板を介しピストンに加えられていた下動力が
消滅するので、ターンテーブル上の容器の周囲部分に複
数の係止爪がスプリングの弾力で自己突出し、ターンテ
ーブル上を容器が妄りに動かなくなる。
その後流体シリンダのピストンを伸長させることで、ギ
ャボックスおよび支持板を介して昇降リングと昇降筒体
および第1、第2の各ギャなどと共に昇降回転軸が上昇
し始め、ターンテーブルをその上の容器と共にベルトコ
ンベアから上に上昇させることができる。
なおこの上昇時にはバランス機構の重錘の重力でピスト
ンに取付板を介して上向きの応力が加わっているので前
記各部材は容易に上昇し、容器の底面を材料供給ノズル
の吐出口に近づけることができる。
この時またはその前にモータを回転させ、この回転力で
ギャプーリ、ラダーベルト、ギャープーリなどの伝動部
材を経て回転軸を回転させると、この回転力で第2のギ
ャ、第1のギャを介し昇降回転軸が回転すると共に、そ
の上部のターンテーブルが容器と共に回転する。
次いで材料供給ノズルからソフトクリーム素材などの材
料を回転中の空容器内に吐出しながら、その量に対応さ
せてターンテーブルをピストンで前記重錘の重力に抗し
て徐々に降下させると、上記ノズルから吐出されつつあ
る材料は前記緩徐に回転降下中の容器内に満遍なく充填
できる。
そして容器内に所定量の材料が供給され終ったときには
ターンテーブルは既にベルトコンベア間でこれらとほぼ
面一となっていて、しかもこのときには前記初期状態の
ように駆動部材の力で取付板が下動すると共に、この下
動位置が駆動部材で確保されるので、ターンテーブル上
から係止爪は引込んでいて容器の搬出・搬入を妨げるこ
とがない状態に有る。
このときにはモータを止めてターンテーブルをストップ
させ、材料を充填済の容器を次の容器などで押すことで
ベルトコンベア上に移すと共に、次の容器をターンテー
ブルの中央にコンベアの力で素早く移動して載置するこ
とができる。
そして材料供給ノズルから吐出中の材料は上記次の容器
内に入り始めるが、これと同時にモータを回転させてタ
ーンテーブルを回転させながらピストンの伸長で上昇さ
せると、ノズルの吐出口に容器の底面が近づき、前記と
同様に材料を充填できる。
以下同様にして第2、第3…第n番目の容器内に順次に
材料供給ノズルからアイスクリーム素材のような材料を
満遍なく所定量充填し、充填し終えた容器をベルトコン
ベア上に移して他所へ搬送できる。
特にこの発明ではターンテーブルの回転中はその上面に
載置した容器の周辺に複数の係止爪をスプリングの弾力
で自己突出するようになしてあるから、回転中のターン
テーブル上を容器が妄りに移動したり、転落したりする
ことがなく、安全に材料供給が実行できる。
しかもターンテーブルが下降下死点位置では、駆動部材
におけるピストンの下動で、昇降筒体、昇降回転軸を経
て突出状態にある係止爪をその突出弾力つまりスプリン
グの弾力に抗して押し下げることで、係止爪をターンテ
ーブルから下に引き込めることができ、容器のターンテ
ーブル上への搬入および搬出に当り、係止爪が邪魔にな
ることがない。
さらに取付板、軸受部材、軸、定滑車、紐および重錘な
どの各部材からなるバランス機構によりピストンに加わ
るギャボックス昇降筒体、昇降回転軸やターンテーブル
およびその上に載せた容器、内部に充填した材料などに
よる総荷重を適度に緩和することができる。
なお回転軸は横断面が非円形であるのでこれが回転中と
いえども第1、第2の各昇降リングを介して第1、第2
の各ギャを噛合状態のまま回転させながら昇降させるこ
とができる。
また回転軸の停止中も当然に各ギャを噛合させたまま昇
降させることができる。
さらにスラスト軸受はかなり長いので昇降筒体をガタブ
レさせることなくスムーズに昇降案内することができ
る。
[実施例] 先ず第1図に示すように台枠11上に立設した箱枠12の上
部に支柱14を介して第2図に示すような大孔13aを有す
る固定板13を第2図に示す組立前の状態から第1図に示
すように平設する。
そして前記箱枠12の下部に第1図に示すように固定した
モータ21の回転力でギャプーリ22、ラダーベルト23およ
びギャプーリ24を介して回転する横断面が非円形の回転
軸26を前記箱枠12に上下の軸受25,25で枢支立設する。
そしてこの回転軸26の中間部分に第3図および第4図に
示すように第1の昇降リング27aに固定した第2の昇降
リング27bを係合させて備える。
また前記箱枠12の下部における支持台17に縦設した流体
シリンダ31のピストン31aの上部に第1図および第3図
に示すようにゴム座板33aを介してギャボックス33を焼
付け固定する。
そしてこのギャボックス33の上面に第1図および第3図
に示すように支持板35を介して立設した昇降筒体34のス
ラスト受筒32を第1図に示すように前記箱枠12の上部桟
材15に固定して縦設する。
また前記昇降筒体34内で回転する昇降回転軸38の下部に
第3図に示すようにキーピン38aを介して前記ギャボッ
クス33内で軸着した第1のギャ36に第3図に示すように
噛合した第2のギャ28を前記回転軸26の縦溝261などに
昇降可能に内面突部27cで係合して嵌入した第1の昇降
リング27aにボルト27dなどで固着する。
さらにこの昇降リング27aに第3図に示すように下鍔を
ボルト27dなどにより定着した第2の昇降リング27dの
外周面に第3図に示すようにベアリング29の内リング29
aをネジおよび圧嵌めなどにより定着すると共に外リン
グ29bを取付リング35aを介して支持板35にボルト35b
などにより前記ギャボックス33および昇降筒体34に第3
図に示すように一体的に強固に固着する。
さらに前記昇降回転軸38の上端に第1図に示すように取
付座板38aおよび支杆38bに挿通したスプリング37bを
介して平設したターンテーブル37の周縁近くに設けた第
7図に示すような切欠37c内でスプリング37bの弾力に
より自己突出する係止爪37aを第2図に示すように取付
座板38aに設ける。
またこの係止爪37aをターンテーブル37の下降時に下動
させる第1図に示すような小形シリンダ、ピストン、回
動杆および取付板41などからなる駆動部材10とターンテ
ーブル37に上動バイアス力を付与する第1図および第5
図に示すような軸受部材42、軸43、定滑車44および重錘
46などからなるバランス機構4とを前記箱枠12内に設置
することでこの考案による充填テーブル装置を構成す
る。
なお前記各構成部材は紐45を除いて金属などの強靱材で
作る。
またバランス機構4は前記ピストン31aに固定された取
付板41と箱枠12の上方に軸受部材42を介して回動自在に
横設された軸43とこの軸43に取付けられた2個の定滑車
44と前記取付板41の両端に紐45を介して取付けられた前
記定滑車44に掛けられて垂下する重錘46とで構成されて
いる。なお重錘46に代えてバネ部材を用いてもよい。
さらに駆動部材10は小形シリンダ10aの下部を下部桟材
16に枢支し、そのピストン10bの上端を回動杆8の一端
に枢支するとともに、この回動杆8の略中央部は支持台1
7に立設した支持杆9に枢支する。
そして回動杆8の他端は前記取付板41の下降位置でその
上面に係合可能となし、上記小形シリンダ10aのピスト
ン10bを下動させて上記取付板41をギャボックス33など
の他部材と共に小寸だけ下動させるようにしてある。
この考案装置の構成は以上のようなもので、以下にその
動作を説明する。
先ず第1図に示すような初期状態である流体シリンダ31
のピストン31aの縮小状態では、第8図(a)に示すよう
にベルトコンベア61,62間においてターンテーブル37が
固定板13上に平置状態にあり、第7図に示すようにその
周囲に配設された複数の係止爪37a,37aはそれぞれ自
己突出力に抗して第1図、第9図および第10図に示す
状態から駆動部材10の力で回動杆8およびピストン31a
に取着した取付板41を介して第11図から第14図まで
に示すように押し下げられていて、ターンテーブル37の
上面には係止爪37a,37bが第11図に示すように突出
してない状態となっている。
この状態で第8図(b)に示すようにベルトコンベア61か
らターンテーブル37上に空の容器71を搬入し載置した
後、第1図に示すように駆動部材10を介し回動杆8を持
ち上げると取付板41を介しピストン31aに加えられてい
た下動力が消滅するので、第9図および第10図に示す
ようにターンテーブル37上の容器71の周囲部分に複数の
係止爪37a,37aがスプリング37b,37bの弾力により
切欠37c,37c内で自己突出し、ターンテーブル37上を
容器71が妄りに動かなくなる。
その後第15図および第16図に示すように流体シリン
ダ31のピストン31aを伸長させることで、ギャボックス
33および支持板35を介して昇降リング27a,27bと昇降
筒体34および第1、第2の各ギャ36,28などと共に昇降
回転軸38が上昇し始め、ターンテーブル37を第8図(c)
に示すようにその上の容器71と共にベルトコンベア61,
62から上に上昇させることができる。
なおこの上昇時には第15図および第16図に示すよう
にバランス機構4の重錘46の重力でピストン31aに取付
板41を介して上向きの応力が加わっているので、前記各
部材は容易に上昇し、第8図(c)に示すように容器71の
底面を材料供給ノズル6の吐出口に近づけることができ
る。
この時またはその前にモータ21を回転させ、第15図に
示すようにこの回転力でギャプーリ22、ラダーベルト2
3、ギャープーリ24などの伝動部材を経て回転軸26を回
転させると、この回転力で第3図に示すように第2のギ
ャ28、第1のギャ36を介し昇降回転軸38が回転すると共
に、第8図(c)に示すようにその上部のターンテーブル3
7が容器71と共に回転する。
次いで材料供給ノズル6からソフトクリームなどの材料
bを回転中の空容器71内に吐出しながら、その量に対応
させてターンテーブル37をピストン31aで前記重錘46の
重力に抗して徐々に第8図(d)に示すように降下させる
と、上記ノズル6から吐出されつつある材料bは前記緩
徐に回転降下中の容器7内に第8図(e)に示すように満遍
なく充填できる。
そして容器7内に所定量の材料bが供給され終ったとき
には第8図(e)に示すようにターンテーブル37は既にベ
ルトコンベア61,62間で第13図および第14図に示す
ようにこれらとほぼ面一となっていて、しかもこのとき
には前記初期状態のように第11図に示すように駆動部
材の力で取付板41が下動すると共に、この下動位置が駆
動部材10で確保されるので、ターンテーブル37上から切
欠37c内に係止爪37b,37bは引込んでいて容器7の搬
出・搬入を妨げることがない状態に有る。
このときにはモータ21を止めてターンテーブル37をスト
ップさせ、材料bを充填済の容器71を次の容器72などで
第8図(f)で示すように押すことでベルトコンベア62上
に移すと共に、次の容器72を第8図(g)で示すようにタ
ーンテーブル37の中央にコンベア61の力で素早く移動し
て載置することができる。
そして材料供給ノズル6から吐出中の材料bは上記次の
容器72内に入り始めるが、第8図(g)に示すようにこれ
と同時にモータ21を回転させてターンテーブル37を回転
させながらピストン31aの伸長で上昇させると、第8図
(c)に示すようにノズル6の吐出口に容器72の底面が近づ
き、前記と同様に材料bを充填できる。
以下同様にして第2、第3…第n番目の容器72内に順次
に材料供給ノズル6からアイスクリーム素材のような材
料bを満遍なく所定量充填し、充填し終えた容器71をベ
ルトコンベア62上に移して他所へ搬送できる。
特にこの発明ではターンテーブル37の回転中はその上面
に載置した容器7の周辺に複数の係止爪37a,37aが第
9図および第15図で示すようにスプリング37b,37b
の弾力で自己突出するようになしてあるから、回転中の
ターンテーブル37上を容器7が妄りに移動したり、転落
したりすることがなく、安全に材料供給が実行できる。
しかもターンテーブル37が下降下死点位置では、第11
図で示すように駆動部材10におけるピストン10bの下動
で、昇降筒体34、昇降回転軸38を経て突出状態にある係
止爪37a,37aをその突出弾力つまりスプリング37b,
37bの弾力に抗して押し下げることで、第13図および
第14図で示すように係止爪37a,37aターンテーブル
37から下に引き込めることができ、容器7のターンテー
ブル37上への搬入および搬出に当り、係止爪37a,37a
が邪魔になることがない。
さらに取付板41、軸受部材42、軸43、定滑車44、紐45お
よび重錘46などの各部材からなるバランス機構4により
第1図、第11図および第15図に示すようにピストン
31aに加わるギャボックス33、昇降筒体34、昇降回転軸
38やターンテーブル37およびその上に載せた容器7とそ
の内部に充填した材料bなどによる総荷重を適度に緩和
することができる。
なお回転軸26は第4図に示すように横断面が非円形であ
るのでこれが回転中といえども第3図に示すように第
1、第2の各昇降リング27a,27bを介して第1、第2
の各ギャ28,36を噛合状態のまま回転させながら昇降さ
せることができる。
また回転軸26の停止中も当然に各ギャ28,36を噛合させ
たまま昇降させることができる。
さらにスラスト軸受32は第1図などに示すようにかなり
長いので昇降筒体34をガタブレさせることなくスムーズ
に昇降案内することができる。
さらにまた前記各実施例では、ターンテーブル37の下降
時にその上面から突出していた係止爪37aを駆動部材10
を介して引き込めるようになした例について述べたが、
上記係止爪37aの引き込み動作は上記駆動部材10による
ものだけに限られるものではなく、他の動作力例えばシ
リンダ31のピストン311をターンテーブル37の下降位置
(第1図の位置)よりもさらに強く下動させることで係
止爪37aを引き込めるようにしてもよい。
なお流体シリンダ31への流体圧の退圧後に重錘46の重力
で前記昇降筒体34、昇降回転軸38、ターンテーブル37、
容器71などの各部材の総重量を上昇維持するようにして
もよいが、この場合には容器71内に材料が充填されるに
従って上記上昇維持バランス状態がこわれ、容器71内に
所定量近く入れられた材料bを含む前記各機構部材の総
荷重が重錘46の重さに打勝って第8図(d)に示すように
容器71などが下降し始めるが、その下降速度は、流体シ
リンダ31により適宜選定できる。
この間材料供給ノズル6からは材料bが引き続き送出さ
れているので、第8図(e)に示すように材料bの重量が
さらに増加して所定量になるに従って、容器7は第8図
(b)と同じ上昇直前の位置まで完全に戻るが、この戻り
終りのショックもシリンダ31で緩和できる。
このように容器71内に一定量の材料が入ると容器71がタ
ーンテーブル37と共に下降するため、計量も合せ行なう
ことができ、下降が完了すると図示してないが周知のセ
ンサにより下降完了を検知し、送り込みベルトコンベア
61で次の容器72をターンテーブル37に載せ掛けるとこの
容器72に加えられているベルト61の力で容器71は押され
て送り出しベルトコンベア62乗り移り第8図(f)に示す
過程を経て第8図(g)に示すように送出され、その送出
端で蓋を閉めて梱包し保冷庫などに入れられる。
この間材料供給ノズル6からは連続して材料が送出され
ているが、第8図(f)、(g)に示すように容器同志を接触
させて急速にテーブル上から排出、テーブリ上へ搬入さ
れるので材料が外方へこぼれることが少ない。
なおノズル6を縦方向に複数に分割形成し、この分割ノ
ズル毎に異種アイスクリームを送り出すようにすればマ
ーブルタイプのアイスクリームを容易に充填できる。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成されているので、以
下に記載する効果を奏する。
材料供給ノズルから容器内に材料を連続的に定量充填す
るに当り、容器を固定板位置からその上方に待機してい
る材料供給ノズルまで持ち上げるターンテーブルを材料
供給時に容器と共に下降させながら回転させることで、
容器内に材料を満遍なく充填し、この容器の周辺におけ
る前記ターンテーブルの上面に自己突出する複数の係止
爪を配設すると共に、容器内に定量の材料が充填されて
次の容器とチェンジするときにだけ、上記係止爪をその
自己突出力に抗して引き込めることで容器チェンジを可
能とし、かつ材料充填中は容器の周辺部に出ている前記
係止爪で容器のターンテーブル上での移動を制限するこ
とができる。
したがってこの考案ではターンテーブル37の回転中はそ
の上に載置した容器の周辺部における上記ターンテーブ
ル37の上面に自己突出した複数の係止爪37a,37aでタ
ーンテーブルと共に回転しながら下降する容器は材料充
填中などに回転ターンテーブル37上で容器底部が上記係
止爪37a,37aにより支えられて容器は妄りに移動する
ことがなく、容器のターンテーブル上からの落下事故を
防止でき、容器内への安全な材料充填作業を実行でき、
その自動化も容易であるといった第1の効果が有る。
さらにこの考案では容器内に入れられる材料を所定の量
だけ計量できると共に、ノズルから容器内に充填した材
料の重量に対応して容器が下降するため、容器内に入れ
られた材料とノズルが触れ合うこともなく、衛生的にし
かも姿形よく充填でき、またノズルから送出する材料供
給を止めることなく、隣接した複数の容器内に連続して
自動的に材料の充填が可能であり、複雑な動作シーケン
スやセンサを要しないので安価に実施できる等の第2の
効果も有る。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の1実施例を示すもので、第1図
は本装置の縦断立面図、第2図は昇降回転軸とターンテ
ーブル部分とを分解した状態の断面図、第3図は昇降回
転軸と各ギャおよび回転軸などの関係を示す拡大縦断面
図、第4図は第3図に示す断線に沿った横断平面図、第
5図は第1図に示すA−A断線による横断平面図、第6
図は第1図に示すB−B断線による横断平面図、第7図
は本装置の平面図、第8図(a)から第8図(g)までに示す
各図はそれぞれこの考案装置を用いて容器内に材料を充
填する状態を示す動作説明図、第9図は係止爪要部の拡
大断面図、第10図は第9図と切断個所を異にした同じ
く拡大断面図、第11図はターンテーブル上の容器を移
動する状態の本装置の縦断立面図、第12図は第11図
に示すものの縦断側面図、第13図は第9図と状態を異
にした係止爪要部の拡大断面図、第14図は同じく切断
個所を異にした拡大断面図、第15図はターンテーブル
が上昇した状態の本装置の縦断立面図、第16図は第1
5図に示すものの中央部縦断側面図である。 4……バランス機構、29……ベアリング 10……駆動部材、29a……内リング 11……台枠、29b……外リング 12……箱枠、31……流体シリンダ 13……固定板、31a……ピストン 13a……大孔、32……スラスト受筒 15……上部棧材、33……ギャボックス 17……支持台、34……昇降筒体 21……モータ、35……支持板 25……軸受、36……第1のギャ 26……回転軸、37……ターンテーブル 27a……第1の昇降リング、37a……係止爪 27b……第2の昇降リング、38……昇降回転軸 28……第2のギャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠11上に立設した箱枠12の上部に大孔13
    aを有する固定板13を平設し、前記箱枠12の下部に固定
    したモータ21の回転力で回転する横断面が非円形の回転
    軸26を前記箱枠12に軸受25,25で枢支立設し、また前記
    箱枠12の下部における支持台17に縦設した流体シリンダ
    31のピストン31aの上部にギャボックス33を固定すると
    ともに、このギャボックス33の上面に立設した昇降筒体
    34のスラスト受筒32を上部棧材15に縦設し、また前記昇
    降筒体34内で回転する昇降回転軸38の下部に前記ギャボ
    ックス33内で軸着した第1のギャ36に噛合した第2のギ
    ャ28を前記回転軸26に昇降可能に係合して嵌入した第1
    の昇降リング27aに固着し、さらにこの昇降リング27a
    に下鍔を定着した第2の昇降リング27bの外周面にベア
    リング29の内リング29aを定着すると共に外リング29b
    を支持板35により前記ギャボックス33および昇降筒体34
    に固着し、さらに前記昇降回転軸38の上端に平設したタ
    ーンテーブル37の周縁近くに自己突出の係止爪37aを設
    け、かつこの係止爪37aをターンテーブル37の下降時に
    下動させる駆動部材10とターンテーブル37に上動バイア
    ス力を付与するバランス機構4とを前記箱枠12内に設置
    してなる充填テーブル装置。
JP11196390U 1990-10-25 1990-10-25 充填テーブル装置 Expired - Lifetime JPH0630650Y2 (ja)

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