JPH0630642B2 - スキ−ブレ−キを内蔵したスキ−靴踵締具 - Google Patents
スキ−ブレ−キを内蔵したスキ−靴踵締具Info
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- JPH0630642B2 JPH0630642B2 JP61014326A JP1432686A JPH0630642B2 JP H0630642 B2 JPH0630642 B2 JP H0630642B2 JP 61014326 A JP61014326 A JP 61014326A JP 1432686 A JP1432686 A JP 1432686A JP H0630642 B2 JPH0630642 B2 JP H0630642B2
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C7/00—Devices preventing skis from slipping back; Ski-stoppers or ski-brakes
- A63C7/10—Hinged stoppage blades attachable to the skis in such manner that these blades can be moved out of the operative position
- A63C7/1006—Ski-stoppers
- A63C7/106—Ski-stoppers articulated about a longitudinal axis
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
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- A63C7/1006—Ski-stoppers
- A63C7/1013—Ski-stoppers actuated by the boot
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- A63C7/10—Hinged stoppage blades attachable to the skis in such manner that these blades can be moved out of the operative position
- A63C7/1006—Ski-stoppers
- A63C7/1046—Ski-stoppers actuated by the ski-binding
- A63C7/1053—Ski-stoppers actuated by the ski-binding laterally retractable above the ski surface
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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- A63C9/00—Ski bindings
- A63C9/08—Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings
- A63C9/0805—Adjustment of the toe or heel holders; Indicators therefor
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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- A63C9/00—Ski bindings
- A63C9/08—Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings
- A63C9/084—Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with heel hold-downs, e.g. swingable
- A63C9/0841—Ski bindings yieldable or self-releasing in the event of an accident, i.e. safety bindings with heel hold-downs, e.g. swingable with a single jaw
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- A63C9/0847—Details of the manual release
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- Braking Arrangements (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はスキーブレーキ（以下ブレーキと称する）を
内蔵したスキー靴の踵締具（以下締具と称する）に係
り、とくに使用中締具本体の位置が各種原因により前後
進してもブレーキのスキー板表面上静止位置に変化がな
いと共にスキー滑走面修正作業時などにおいて特別な補
助手段を用いることなしにブレーキをスキー板表面上静
止位置に係合保持可能のものに関する。
内蔵したスキー靴の踵締具（以下締具と称する）に係
り、とくに使用中締具本体の位置が各種原因により前後
進してもブレーキのスキー板表面上静止位置に変化がな
いと共にスキー滑走面修正作業時などにおいて特別な補
助手段を用いることなしにブレーキをスキー板表面上静
止位置に係合保持可能のものに関する。
従来の技術 ブレーキを内蔵した締具としては例えば特公昭５５−１
６６６８、特公昭５５−１７５９３などによるものが公
知である。これらの締具の場合、スキー靴が締具内に踏
み込まれるとき、締具はそれ自体にスキー長手方向にお
いて内蔵されておりスキー靴靴底を挟圧保持するため
の、いわゆる前圧ばねの圧縮弾性力に抗してスキー板表
面上に設置された案内軌条内を摺動的に後退し、その際
この直線的後退運動が公知の各種機構によりブレーキの
上下方向回転運動に変換される。
６６６８、特公昭５５−１７５９３などによるものが公
知である。これらの締具の場合、スキー靴が締具内に踏
み込まれるとき、締具はそれ自体にスキー長手方向にお
いて内蔵されておりスキー靴靴底を挟圧保持するため
の、いわゆる前圧ばねの圧縮弾性力に抗してスキー板表
面上に設置された案内軌条内を摺動的に後退し、その際
この直線的後退運動が公知の各種機構によりブレーキの
上下方向回転運動に変換される。
しかし、これらの場合の問題点としては、前記直線的後
退運動に対する前記上下方向回転運動の関係は、広い範
囲に亘って略比例的に推移するため、とりわけ締具の本
体が、低温での靴底長さの収縮により若干前進したり、
逆にスキー板のたわみのために後退したりするときは、
それに附随してブレーキもスキー板表面上の標準的静止
位置から不必要、かつ不都合な程度に上下動することで
ある。
退運動に対する前記上下方向回転運動の関係は、広い範
囲に亘って略比例的に推移するため、とりわけ締具の本
体が、低温での靴底長さの収縮により若干前進したり、
逆にスキー板のたわみのために後退したりするときは、
それに附随してブレーキもスキー板表面上の標準的静止
位置から不必要、かつ不都合な程度に上下動することで
ある。
さらに別の問題点としては、通常これらの締具に内蔵さ
れたブレーキは、スキー靴靴底が締具内に挟圧保持され
ていない限り、スキー板滑走面下方に常時突出した姿勢
をとるために、例えばスキー板滑走面の修正作業時にお
いては何らかの特別の補助手段を用いてブレーキを、ス
キー板滑走面とは反対側のスキー板表面の上方に、望ま
しくはスキー靴靴底が締具内に挟圧保持された場合と同
様な位置で係合保持する必要があることである。
れたブレーキは、スキー靴靴底が締具内に挟圧保持され
ていない限り、スキー板滑走面下方に常時突出した姿勢
をとるために、例えばスキー板滑走面の修正作業時にお
いては何らかの特別の補助手段を用いてブレーキを、ス
キー板滑走面とは反対側のスキー板表面の上方に、望ま
しくはスキー靴靴底が締具内に挟圧保持された場合と同
様な位置で係合保持する必要があることである。
以上の問題点のうち最初のものを解決するために、例え
ば特公昭５８−３４１５３により、また第２のものを解
決するためには例えば特公昭５８−４１０７４により解
決策がそれぞれ提案されている。しかし、これらの解決
策は叙上の２つの問題点が、この種のブレーキ内蔵型式
スキー靴踵締具にとって固有のものであるにもかかわら
ず、問題解決のためそれぞれ独立した構成部品を別個に
必要としているため、費用的に不利という問題がある。
ば特公昭５８−３４１５３により、また第２のものを解
決するためには例えば特公昭５８−４１０７４により解
決策がそれぞれ提案されている。しかし、これらの解決
策は叙上の２つの問題点が、この種のブレーキ内蔵型式
スキー靴踵締具にとって固有のものであるにもかかわら
ず、問題解決のためそれぞれ独立した構成部品を別個に
必要としているため、費用的に不利という問題がある。
問題点を解決するための手段 本発明では、以上の諸問題を一挙に解決するために以下
の方法が提案される。すなわち締具本体に、スキー板表
面に平行かつスキー板長手方向に対し直角にブレーキの
上下回転用枢軸（以下ブレーキ軸と称する）が貫設され
ており、該ブレーキ軸にはブレーキが締具本体の外側面
においてブレーキ軸に固着されたブレーキ取付部材を介
して回動自在に装着されている。一方該ブレーキ取付部
材は、ブレーキ軸から一定距離の回転半径の点で連接部
材の一端に締具本体の内側面において回動自在に軸支さ
れ、さらに該連接部材の他端は、同じく締具本体の内側
面において枢着軸支されるベルクランクの一端に回動自
在に軸支され、結局、締具本体、ブレーキ取付部材、連
接部材およびベルクランクの間で四節連鎖機構が構成さ
れている。なおブレーキ取付部材と連接部材の間を回動
自在とする結合ピンに対しては、締具本体の後部に回動
自在に設置されるばね受部材を介して圧縮ばねの圧力が
作用してブレーキ取付部材、したがってブレーキを常時
下方へ回動せしめるように付勢している。前記ベルクラ
ンクにおいて、前記連接部材と軸支されるレバーに対し
て反対側のレバーは略テーパー形の一種のカムとして形
成され、該テーパー形カムは、前圧ばね用の後部ばね受
部材の前方への延長部側面に突設される複数の突起によ
ってその運動を制御されるように配置され、さらに前記
複数突起を有する後部前圧ばね受部材は好ましくは上方
から見て略コ字状に形成され、締具本体前部の前部前圧
ばね受部材との間で前圧ばねを挟圧保持するように構成
されている。
の方法が提案される。すなわち締具本体に、スキー板表
面に平行かつスキー板長手方向に対し直角にブレーキの
上下回転用枢軸（以下ブレーキ軸と称する）が貫設され
ており、該ブレーキ軸にはブレーキが締具本体の外側面
においてブレーキ軸に固着されたブレーキ取付部材を介
して回動自在に装着されている。一方該ブレーキ取付部
材は、ブレーキ軸から一定距離の回転半径の点で連接部
材の一端に締具本体の内側面において回動自在に軸支さ
れ、さらに該連接部材の他端は、同じく締具本体の内側
面において枢着軸支されるベルクランクの一端に回動自
在に軸支され、結局、締具本体、ブレーキ取付部材、連
接部材およびベルクランクの間で四節連鎖機構が構成さ
れている。なおブレーキ取付部材と連接部材の間を回動
自在とする結合ピンに対しては、締具本体の後部に回動
自在に設置されるばね受部材を介して圧縮ばねの圧力が
作用してブレーキ取付部材、したがってブレーキを常時
下方へ回動せしめるように付勢している。前記ベルクラ
ンクにおいて、前記連接部材と軸支されるレバーに対し
て反対側のレバーは略テーパー形の一種のカムとして形
成され、該テーパー形カムは、前圧ばね用の後部ばね受
部材の前方への延長部側面に突設される複数の突起によ
ってその運動を制御されるように配置され、さらに前記
複数突起を有する後部前圧ばね受部材は好ましくは上方
から見て略コ字状に形成され、締具本体前部の前部前圧
ばね受部材との間で前圧ばねを挟圧保持するように構成
されている。
実施例 次に本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において締具本体１の前部にはブレーキ軸２が紙
面に直角に貫設されており、該ブレーキ軸にはブレーキ
取付部材３が締具本体１の外側面において回動自在に固
着されている。該ブレーキ取付部材にはそれと一体的に
ブレーキ装着部３Ａが形成され、該ブレーキ装着部には
その長手方向に穴が開けられており、この穴内で円形断
面の金属ばね線等から成るブレーキ（ここでは２点鎖線
で示す）３Ｂが例えば螺合手段により結合される。
面に直角に貫設されており、該ブレーキ軸にはブレーキ
取付部材３が締具本体１の外側面において回動自在に固
着されている。該ブレーキ取付部材にはそれと一体的に
ブレーキ装着部３Ａが形成され、該ブレーキ装着部には
その長手方向に穴が開けられており、この穴内で円形断
面の金属ばね線等から成るブレーキ（ここでは２点鎖線
で示す）３Ｂが例えば螺合手段により結合される。
前記ブレーキ取付部材３は、締具本体１の内側面に配置
された連接部材４と、結合ピン５により回動自在に結合
され、その場合結合ピンのブレーキ軸２を中心とする回
転運動を許容するために締具本体１の側壁には２点鎖線
で示す如く円弧溝５Ａが穿設されている。前記連接部材
４はさらに、前記ブレーキ取付部材３との結合側とは反
対側においてベルクランク６の一方側レバーと結合ピン
７により回動自在に結合され、該ベルクランクの他方側
レバーは、第１図では下方向に対して略テーパー形のカ
ム６Ａとして形成されている。
された連接部材４と、結合ピン５により回動自在に結合
され、その場合結合ピンのブレーキ軸２を中心とする回
転運動を許容するために締具本体１の側壁には２点鎖線
で示す如く円弧溝５Ａが穿設されている。前記連接部材
４はさらに、前記ブレーキ取付部材３との結合側とは反
対側においてベルクランク６の一方側レバーと結合ピン
７により回動自在に結合され、該ベルクランクの他方側
レバーは、第１図では下方向に対して略テーパー形のカ
ム６Ａとして形成されている。
一方前記結合ピン５に対しては、締具本体１の後部にお
いて、ばね受ピン９および後部ブレーキばね受１０を介
してその後端を支承されるブレーキばね１１の前端が、
ここでは図示されていないが後部ブレーキばね受１０と
略同様形状を持つ前部ブレーキばね受を介して圧力を作
用させ、前記ブレーキ取付部材３を介してブレーキを常
時下方へ回動付勢すると共に、前記カム６Ａを、連接部
材４を介して常時反時計方向、すなわち第１図では右側
に回動付勢している。
いて、ばね受ピン９および後部ブレーキばね受１０を介
してその後端を支承されるブレーキばね１１の前端が、
ここでは図示されていないが後部ブレーキばね受１０と
略同様形状を持つ前部ブレーキばね受を介して圧力を作
用させ、前記ブレーキ取付部材３を介してブレーキを常
時下方へ回動付勢すると共に、前記カム６Ａを、連接部
材４を介して常時反時計方向、すなわち第１図では右側
に回動付勢している。
次に後部前圧ばね受１２は、有利には上方から見て略コ
字状に形成されており、その前方への延長部側面上には
少なくとも２個の突起１２Ａおよび１２Ｂ、好ましくは
さらに別の突起１２Ｃが突設されている。後部前圧ばね
受１２は、間隔部材１３を介して前圧調節ねじ１４の回
転により案内軌条１６内を摺動的に前後動するが、上方
から見て略コ字状に形成され、かつ締具本体１の両内側
面に当接しているため、回転に対しては確保され、また
締具本体１の下方前部で横方向に固設された前部前圧ば
ね受１７との間に前圧ばね１８を挟圧保持している。な
お前述の如くカム６Ａは、ブレーキばね１１の作用によ
り常時反時計方向に回動付勢されているため、第１図で
見て右側のカム面は突起１２Ｂに対して圧接保持され
る。スキー靴靴底が締具内が装着されるとき、該突起１
２Ｂはスキー板に対して不変であるのに対して、締具本
体１は前圧ばね１８からの前方への圧力に抗して後退す
るが、その場合前記カム６Ａは前記突起１２Ｂに当接し
つつ時計方向の回動を生じせしめるように、したがって
連接部材５およびブレーキ取付部材３を介してブレーキ
３Ｂを反時計方向に、すなわちスキー板の下方から上方
へ回動せしめるように、しかし、ブレーキがスキー板上
方で必要静止位置に達したときは、それ以上締具本体が
後退しても、もはやブレーキの上方回動は生じないよう
な形に、好ましくはその先端に向かって略テーパーに形
成される（第３図参照）。なお突起１２Ｃは、締具本体
１が、ブレーキ３Ｂの必要静止位置に相応する第３図の
状態以上の過度な後退を生じたとき、前記カム６Ａの姿
勢を、したがってブレーキ３Ｂのスキー板上方での静止
姿勢を略一定に保持するために配置される。これに対し
て後部前圧ばね受１２の前方に配置される突起１２Ａ
は、ブレーキ３Ｂを手動操作により下方から上方へ持ち
上げたとき、ブレーキ取付部材３および連接部材５を介
してベルクランク６、したがってカム６Ａを時計方向に
回動せしめ、その場合該カム６Ａの先端により該突起１
２Ａ、したがって後部前圧ばね受１２を前圧ばね１８の
圧力に抗して、カム６Ａの枢軸８に対する該カム６Ａの
先端までの半径と該枢軸６に対する該突起１２Ａの内接
点までの半径との差（第１図および第２図で２点鎖線で
示す）に相当する量だけ、前方へ強制的に移動させ、該
カム６Ａの先端が該突起１２Ａの内接点を越えた後は、
前圧ばね１８の圧力によって後部前圧ばね受１２を再び
元の位置に後退せしめ、したがって該カム６Ａは該突起
１２Ａ上に安定保持されるように配設される（第２図参
照）。
字状に形成されており、その前方への延長部側面上には
少なくとも２個の突起１２Ａおよび１２Ｂ、好ましくは
さらに別の突起１２Ｃが突設されている。後部前圧ばね
受１２は、間隔部材１３を介して前圧調節ねじ１４の回
転により案内軌条１６内を摺動的に前後動するが、上方
から見て略コ字状に形成され、かつ締具本体１の両内側
面に当接しているため、回転に対しては確保され、また
締具本体１の下方前部で横方向に固設された前部前圧ば
ね受１７との間に前圧ばね１８を挟圧保持している。な
お前述の如くカム６Ａは、ブレーキばね１１の作用によ
り常時反時計方向に回動付勢されているため、第１図で
見て右側のカム面は突起１２Ｂに対して圧接保持され
る。スキー靴靴底が締具内が装着されるとき、該突起１
２Ｂはスキー板に対して不変であるのに対して、締具本
体１は前圧ばね１８からの前方への圧力に抗して後退す
るが、その場合前記カム６Ａは前記突起１２Ｂに当接し
つつ時計方向の回動を生じせしめるように、したがって
連接部材５およびブレーキ取付部材３を介してブレーキ
３Ｂを反時計方向に、すなわちスキー板の下方から上方
へ回動せしめるように、しかし、ブレーキがスキー板上
方で必要静止位置に達したときは、それ以上締具本体が
後退しても、もはやブレーキの上方回動は生じないよう
な形に、好ましくはその先端に向かって略テーパーに形
成される（第３図参照）。なお突起１２Ｃは、締具本体
１が、ブレーキ３Ｂの必要静止位置に相応する第３図の
状態以上の過度な後退を生じたとき、前記カム６Ａの姿
勢を、したがってブレーキ３Ｂのスキー板上方での静止
姿勢を略一定に保持するために配置される。これに対し
て後部前圧ばね受１２の前方に配置される突起１２Ａ
は、ブレーキ３Ｂを手動操作により下方から上方へ持ち
上げたとき、ブレーキ取付部材３および連接部材５を介
してベルクランク６、したがってカム６Ａを時計方向に
回動せしめ、その場合該カム６Ａの先端により該突起１
２Ａ、したがって後部前圧ばね受１２を前圧ばね１８の
圧力に抗して、カム６Ａの枢軸８に対する該カム６Ａの
先端までの半径と該枢軸６に対する該突起１２Ａの内接
点までの半径との差（第１図および第２図で２点鎖線で
示す）に相当する量だけ、前方へ強制的に移動させ、該
カム６Ａの先端が該突起１２Ａの内接点を越えた後は、
前圧ばね１８の圧力によって後部前圧ばね受１２を再び
元の位置に後退せしめ、したがって該カム６Ａは該突起
１２Ａ上に安定保持されるように配設される（第２図参
照）。
次に最初の実施例に係るブレーキを内蔵した締具が、ど
のように作動するかを説明する。
のように作動するかを説明する。
第１図に示すように、ブレーキが開放した状態から締具
内に靴踵が踏み込まれるときは、締具本体１が後退し、
それに伴いベルクランク６が後部前圧ばね受１２上の突
起１２Ｂとの間で時計方向の回動を惹起し、それによっ
て連接部材４を介してブレーキ取付部材３、したがって
ブレーキ３Ｂは反時計方向に回動してスキー板表面上の
静止位置に至る（第３図）。靴踵が踏み込まれたときの
締具の後方移動量としては、好ましくは、カム６Ａが突
起１２Ｂとの間でもはや回動を生じなくなる位置に相応
するものよりも若干多めに設定するのが望ましい。靴底
長さの低温での収縮により締具位置が若干前進してもブ
レーキ静止位置に変化をもたらさないようにできるから
である。逆にスキーのたわみにより締具本体が後退する
場合には、第３図から明らかなようにカム６Ａはもはや
ほとんど回動せず突起１２Ｂおよび突起１２Ｃ上を略平
行運動するだけであるから、この場合にもブレーキの静
止位置に変化が生ずることはない。
内に靴踵が踏み込まれるときは、締具本体１が後退し、
それに伴いベルクランク６が後部前圧ばね受１２上の突
起１２Ｂとの間で時計方向の回動を惹起し、それによっ
て連接部材４を介してブレーキ取付部材３、したがって
ブレーキ３Ｂは反時計方向に回動してスキー板表面上の
静止位置に至る（第３図）。靴踵が踏み込まれたときの
締具の後方移動量としては、好ましくは、カム６Ａが突
起１２Ｂとの間でもはや回動を生じなくなる位置に相応
するものよりも若干多めに設定するのが望ましい。靴底
長さの低温での収縮により締具位置が若干前進してもブ
レーキ静止位置に変化をもたらさないようにできるから
である。逆にスキーのたわみにより締具本体が後退する
場合には、第３図から明らかなようにカム６Ａはもはや
ほとんど回動せず突起１２Ｂおよび突起１２Ｃ上を略平
行運動するだけであるから、この場合にもブレーキの静
止位置に変化が生ずることはない。
次に第１図のブレーキ開放状態から、ブレーキ３Ｂを手
動操作でスキー板上方静止位置まで持ち上げるとき、既
述の如く、カム６Ａの先端部は、前圧ばね１８の圧力に
抗して後部前圧ばね受１２を、その突起１２Ａを介して
一時的に前方へ移動させたあと、突起１２Ａの内接点を
通過すると、前圧ばね１８の圧力により再び前圧ばね受
１２、したがって突起１２Ａが元の位置に戻されるた
め、第２図に示す如く、突起１２Ａ上に安定保持されて
ブレーキばね１１による回動付勢を阻止することによ
り、ブレーキはそれから手を離してもスキー板上方静止
位置に保持されたままとなる。この状態から締具が開か
れて靴踵が踏み込まれるときは、カム６Ａの先端は、第
２図の状態から第１図の状態へ、すなわち一旦ブレーキ
が下方回動したあと、再び第３図のように上方へ回動し
て静止位置を占めることができる。
動操作でスキー板上方静止位置まで持ち上げるとき、既
述の如く、カム６Ａの先端部は、前圧ばね１８の圧力に
抗して後部前圧ばね受１２を、その突起１２Ａを介して
一時的に前方へ移動させたあと、突起１２Ａの内接点を
通過すると、前圧ばね１８の圧力により再び前圧ばね受
１２、したがって突起１２Ａが元の位置に戻されるた
め、第２図に示す如く、突起１２Ａ上に安定保持されて
ブレーキばね１１による回動付勢を阻止することによ
り、ブレーキはそれから手を離してもスキー板上方静止
位置に保持されたままとなる。この状態から締具が開か
れて靴踵が踏み込まれるときは、カム６Ａの先端は、第
２図の状態から第１図の状態へ、すなわち一旦ブレーキ
が下方回動したあと、再び第３図のように上方へ回動し
て静止位置を占めることができる。
発明の効果 以上の実施例で詳述したように、本発明のブレーキを内
蔵した締具では、比較的簡単な部材の構成により靴底の
低温収縮やスキー板のたわみにより締具本体の位置が前
進または後退してもブレーキのスキー板表面上静止位置
に変化を生じることがなく、さらに特別な補助手段を用
いることなしに単にそれを上方へ持ち上げるだけで、ブ
レーキをスキー板上方静止位置に係合保持させると共
に、その係合保持状態からも直ちにスキー靴を踏み込
み、再び静止位置に係合保持させることができる。
蔵した締具では、比較的簡単な部材の構成により靴底の
低温収縮やスキー板のたわみにより締具本体の位置が前
進または後退してもブレーキのスキー板表面上静止位置
に変化を生じることがなく、さらに特別な補助手段を用
いることなしに単にそれを上方へ持ち上げるだけで、ブ
レーキをスキー板上方静止位置に係合保持させると共
に、その係合保持状態からも直ちにスキー靴を踏み込
み、再び静止位置に係合保持させることができる。
第１図は、スキー靴が踏み込まれておらずブレーキが下
降して制動位置にあるときの一部破断状態を示す正面
図、第２図はスキー靴が踏み込まれておらず、ブレーキ
が上昇して静止位置にあるときの一部破断状態を示す正
面図、第３図はスキー靴が踏み込まれ、ブレーキが上昇
して静止位置にあるときの一部破断状態を示す正面図で
ある。 １……締具本体、２……ブレーキ軸、３……ブレーキ取
付部材、４……連接部材、６……ベルクランク、６Ａ…
…カム、１１……ブレーキばね、１２……後部前圧ばね
受、１２Ａ……第１突起、１２Ｂ……第２突起、１２Ｃ
……第３突起、１８……前圧ばね。
降して制動位置にあるときの一部破断状態を示す正面
図、第２図はスキー靴が踏み込まれておらず、ブレーキ
が上昇して静止位置にあるときの一部破断状態を示す正
面図、第３図はスキー靴が踏み込まれ、ブレーキが上昇
して静止位置にあるときの一部破断状態を示す正面図で
ある。 １……締具本体、２……ブレーキ軸、３……ブレーキ取
付部材、４……連接部材、６……ベルクランク、６Ａ…
…カム、１１……ブレーキばね、１２……後部前圧ばね
受、１２Ａ……第１突起、１２Ｂ……第２突起、１２Ｃ
……第３突起、１８……前圧ばね。
Claims (4)
- 【請求項１】締具本体１の内側面に枢着軸支されたベル
クランク６と、締具本体の外側面に枢着軸支されたブレ
ーキ取付部材３と、該ベルクランクと該ブレーキ取付部
材を連接する連接部材４と、該ベルクランクの回動を制
御するための複数の突起を設けた後部前圧ばね受１２
と、該ブレーキ取付部材を常時下方へ回動付勢するブレ
ーキばね１１と、該後部前圧ばね受でその一端を支持さ
れて締具本体を常時前進付勢する前圧ばね１８とを備え
たことを特徴とするスキーブレーキを内蔵したスキー靴
踵締具。 - 【請求項２】前記ベルクランク６の前記連接部材４と連
接されるレバーとは反対側のレバーが、好ましくはその
先端に向かって略テーパー形のカム６Ａとして形成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のス
キーブレーキを内蔵したスキー靴踵締具。 - 【請求項３】前記後部前圧ばね受１２上に配設された複
数の突起が、少なくとも第１の突起１２Ａと第２の突起
１２Ｂから成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項
又は第２項記載のスキーブレーキを内蔵したスキー靴踵
締具。 - 【請求項４】前記後部前圧ばね受１２上に、さらに第３
の突起１２Ｃが配設されていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項、第２項、第３項の何れかに記載のスキ
ーブレーキを内蔵したスキー靴踵締具。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014326A JPH0630642B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | スキ−ブレ−キを内蔵したスキ−靴踵締具 |
| FR8604943A FR2593403B1 (fr) | 1986-01-25 | 1986-04-07 | Fixation de talon de chaussure de ski |
| DE19863611761 DE3611761A1 (de) | 1986-01-25 | 1986-04-08 | Schistiefel-fersenbindung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61014326A JPH0630642B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | スキ−ブレ−キを内蔵したスキ−靴踵締具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62172977A JPS62172977A (ja) | 1987-07-29 |
| JPH0630642B2 true JPH0630642B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=11857947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61014326A Expired - Lifetime JPH0630642B2 (ja) | 1986-01-25 | 1986-01-25 | スキ−ブレ−キを内蔵したスキ−靴踵締具 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630642B2 (ja) |
| DE (1) | DE3611761A1 (ja) |
| FR (1) | FR2593403B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2640152B1 (fr) * | 1988-12-13 | 1991-03-29 | Salomon Sa | Fixation arriere de ski alpin |
| IT1240913B (it) * | 1990-05-18 | 1993-12-23 | Nordica Spa | Attacco di sicurezza |
| IT1251777B (it) * | 1991-11-08 | 1995-05-24 | Nordica Spa | Talloniera per attacchi da sci con mezzi di riarmo automatico |
Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
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| JPS56104685A (en) * | 1980-01-26 | 1981-08-20 | Hope Kk | Ski boot binder provided with ski brake |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH597880A5 (en) * | 1976-01-23 | 1978-04-14 | Suhner Intertrade Ag | Ski brake operated by heel clamp |
| DE2635155C2 (de) * | 1976-08-05 | 1984-01-05 | Geze Gmbh, 7250 Leonberg | In ein Gehäuseteil einer auslösenden Skibindung integrierte Skibremse |
| DE2746340A1 (de) * | 1977-10-14 | 1979-04-19 | Marker Hannes | Skistopper |
| US4231584A (en) * | 1977-12-21 | 1980-11-04 | Hope Co., Ltd. | Ski boot heel binding equipped with ski brake |
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| DE2951902A1 (de) * | 1979-12-21 | 1981-07-02 | Rudolf 8036 Herrsching Gumpp | Schisicherheitsbindung |
-
1986
- 1986-01-25 JP JP61014326A patent/JPH0630642B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-07 FR FR8604943A patent/FR2593403B1/fr not_active Expired
- 1986-04-08 DE DE19863611761 patent/DE3611761A1/de active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53104333A (en) * | 1977-02-23 | 1978-09-11 | Ver Baubeschlag Gretsch Co | Ski binding having integral ski brake |
| JPS56104685A (en) * | 1980-01-26 | 1981-08-20 | Hope Kk | Ski boot binder provided with ski brake |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3611761C2 (ja) | 1991-01-17 |
| FR2593403B1 (fr) | 1988-08-05 |
| JPS62172977A (ja) | 1987-07-29 |
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| DE3611761A1 (de) | 1987-07-30 |
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