JPH0372312B2

JPH0372312B2 -

Info

Publication number: JPH0372312B2
Application number: JP57021005A
Authority: JP
Inventors: Kunaberu Uarutaa; Uagunaa Rudoiku; Yunkukinto Rooranto
Original assignee: Marker International Co
Current assignee: Marker International Co
Priority date: 1981-02-13
Filing date: 1982-02-12
Publication date: 1991-11-18
Also published as: ATA47982A; DE3105294C2; FR2499863A1; DE3105294A1; FR2499863B3; US4451059A; JPS57150973A; AT379516B

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、水平横軸に枢着され、開放ばねによ
つて付勢された、閉鎖ペダルを備えたソールホル
ダーと、ソールホルダーの回動軸と平行である軸
に枢着され、解放制御ばねによつて付勢された第
１係止部材とを有し、前記第１係止部材が、ヒー
ルホルダーがその作動位置にあるときには、ソー
ルホルダーに移動自在に取付けられた部材に後ろ
から係合し、ソールホルダーと一緒に回動するこ
とができる第２係止部材によつて係止され、更
に、ヒールホルダーを任意に開放するように第２
係止部材を保持ばねの力に抗して非係止位置まで
移動させるための手動機構を有する安全スキービ
インデイング用ヒールホルダーに関する。

（従来技術）かかるヒールホルダー用の種々の設計が知ら
れ、また、開示されている。かかる種々の設計
は、スキーブーツがねじれ転倒に応答して安全ス
キービインデイングの前金具に設けられた機構に
よつて解放されたときにもヒールホルダーの自動
開放を可能にする。

市販される、或いは、印刷物に記述された上述
した種類のヒールホルダーは、これが小さいとき
には該ヒールホルダーを任意に開放するのに比較
的強い力が必要とされるという欠点を、また、か
かるヒールホルダーを比較的小さな力によつて自
動開放させることができるときにはヒールホルダ
ーは余りにも大きいという欠点を持つている。

（発明が解決しようとする課題）この理由で、本発明の目的は、ヒールホルダー
がコンバクトで、更に、これをたやすく自動開放
させることができるように、上述した種類の安全
スキービインデイングのヒールホルダーを改良、
設計することにある。

（課題を解決するための手段）このことは、本発明によれば、手動機構がソー
ルホルダーと第２係止部材との間に連結されたト
グル継手を有する点で達成される。かかるトグル
継手は、非常に長いアームを必要とすることなく
大きな機構上の有利をもたらすことができる。

トグル継手の一方のアームが、かかるトグル継
手のヒンジを越えて延びる部分を有し、この部分
に凹部が形成されている場合には簡単な作動が可
能になる。この仕方で、例えば、グローブをした
手の指、或いは、ストツクの先端がトグル継手か
ら外れるのを効果的に防止することができる。

本発明の更なる特徴によれば、ソールホルダー
のブーツ受入れ部分とトグル継手のヒンジはソー
ルホルダーの回動軸の両側に配置されている。こ
の場合には、トグル継手に加えられる圧力は、ソ
ールホルダーを開放方向に移動させようとする。

本発明によるソールホルダーの更なる特徴は、
特許請求の範囲の独立項から明らかである。

本発明の２つの実施例を、添付図面を参照して
以下にもつと十分に説明する。

（実施例）第１図に示すヒールホルダーはベースプレート
１を有し、このベースプレート１は在来の仕方で
スキー板の頂部に固定されるようになつている。
ベースプレートにはキヤリツジ２が取付けられ、
このキヤリツジ２はベースプレート上をスキー板
の長手方向に摺動することができる。キヤリツジ
２は接触圧力ばね３によつて付勢され、この接触
圧力ばね３はスキーブーツがビインデイングに保
持されていないときにはキヤリツジ２を前方端位
置に保持する。かかる前方端位置は、キヤリツジ
２の後端壁４と、調節ねじ６によつて支持された
カラー５との係合により構成される。ねじのねじ
山はベースプレート１のねじ山と相互係合する。
接触圧力ばね３は、部材８の一部を構成するばね
衝合部７を間にはさんで調節ねじ６に当接する。
部材８の垂直脚部９は、ストツプを構成する自由
端を有する。自由端は以下にもつと十分に説明す
る。接触圧力ばね３は、キヤリツジ２に隣接して
衝合部１０に当接する。

キヤリツジ２の側壁にはピボツトピン１１が固
定されている。ピボツトピン１１には１２で示す
ソールホルダーが取付けられ、このソールホルダ
ー１２は開放ばね１３によつて付勢され、この開
放ばね１３は、曲げを受け、ソールホルダーをそ
の開放位置に移動させようとするコイルばねから
なる。この開放ばねは、ピボツトピン１１に取付
けられ、キヤリツジに隣接して横ピボツトピン１
４に当接し、この横ピボツトピン１４は、キヤリ
ツジ２の側壁に取付けられ、ピボツトピン１１と
平行である。ピボツトピン１４には第１係止レバ
ー１５が取付けられ、この第１係止レバー１５は
解放制御ばね１６によつて付勢され、かかる解放
制御ばね１６は間に調節ねじ１７をはさんでキヤ
リツジの後端壁４に当接する。

ソールホルダー１２は、在来の下向き保持部分
１８と距（spur）状ペダル１９とを有する。一定
の回動運動をすることができるレバー２１が水平
横方向ピボツトピン２０に取付けられている。か
かるレバー２１は二腕であり、その前端で第１係
止レバー１５と協同するようになつている止めロ
ーラ２２を支持する。レバー２１の上端部分に
は、係止ピン２４を受け止めるための凹部２３が
形成されている。かかる係止ピンは、ピボツトピ
ン１１に取付けられた第２係止レバー２５の左端
に見える。保持ばね２６は、係止ピンと止めロー
ラ２２の軸との間に連結された引張りばねからな
り、常時、係止ピン２４をレバー２１の凹部２３
に保持する。第２係止レバー２５は、２つの合同
脚部と前記脚部を連結するウエブ２７とを有する
曲げ薄板金打ち抜き片からなる。ウエブ２７と係
止ピン２４はピボツトピン１１の両側に配置され
ている。

ソールホルダー１２にはピボツトピン２０と平
行に延びるピボツトピン２８が取付けられてい
る。トグル継手は、ピボツトピン２８に取付けら
れた第１アーム２９と第２アーム３１とを有し、
第２アーム３１は、ヒンジ３０によつて第１アー
ム２９に連結され、その自由端に、第２係止レバ
ー２５のウエブ２７に形成された開口部３３の中
に延びる片寄り鼻部３２を備えている。弱い圧縮
コイルばね３４が、ウエブ２７に当接し、トグル
継手を押し潰そうとする。トグル継手のアーム２
９はヒンジ３０を越える延長部を有する。かかる
延長部には、後述する目的のため、凹部３５が形
成されている。

第２係止レバー２５のウエブ２７は前記レバー
２５の脚部の反対側である側でラグ３６を支持
し、このラグ３６は、ウエブ２７から曲げられ、
トグル継手の後ろに前記脚部に対して直角に延び
る。ラグ３６はその自由端で、後述する仕方でペ
ダルとして使用されるキヤツプ３８を支持する。
ソールホルダー１２の後端壁３７が、ソールホル
ダー１２での第２係止レバー２５の回動を制限す
るようにキヤツプ３８と協同するためのストツプ
を構成する。

第１図はソールホルダーを作動位置で示す。ビ
インデイングによつて保持されたスキーブーツは
仮想線で示されている。ソールホルダー１２の下
向き保持部分１８が解放制御ばね１６によつて及
ぼされる力を越える上方に向けられた力によつて
作用する場合には、ヒールホルダーの安全開放機
能は、止めローラ２２が第１係止レバー１５を後
ろに回転させてソールホルダー１２がピボツトピ
ン１１を中心に図面の時計方向に回転するような
在来の仕方で行われる。ヒールホルダーを任意に
開放するために、トグル継手のアーム２９を押し
下げることができる。この目的のため、指先、或
いは、ストツクの先を用いて凹部３５でアーム２
９に圧力を加えることができる。その結果、トグ
ル継手は伸長され、第２係止レバー２５はピボツ
トピン１１を中心に回転して係止ピン２４がレバ
ー２１の凹部２３から外れ、ソールホルダー１２
が時計方向に回転すると、レバー２１によつて支
持された止めローラ２２が前方端位置に保持され
ている第１係止レバー１５のまわりを転がる。ス
キーブーツがヒールホルダーから外れたときに
は、開放ばね１３はソールホルダー１２をその開
放位置まで移動させ、かかる開放位置では、ヒー
ルホルダーはスキーブーツを受入れるのが容易で
ある。トグル継手は、解放されると、圧縮コイル
ばね３４によつて当初の位置まで戻される。リセ
ツトばね、すなわち、保持ばね２６は、第２係止
レバー２５の係止ピン２４が凹部２３でレバー２
１に再係合するように、第２係止レバー２５を移
動させる。

第２係止レバー２５のラグ３６は、トグル継手
の外端を越えて延び、トグル継手が意図的でない
作動をしないようにするのに役立つ。このこと
は、本発明によるヒールホルダーのトグル継手を
小さな力で作動させることができるので、重要で
ある。上述したように、ラグ３６によつて支持さ
れたキヤツプ３８はペダルとして役立つ。キヤツ
プ３８を、例えば、スキーブーツやスキー板によ
つて及ぼされた十分に大きな力によつて押し下げ
て、第２係止レバー２５を回転させ、その係止ピ
ン２４を凹部２３から移動させることができる。
ヒールホルダーもこの仕方で任意に開放させるこ
とができる。

スキーブーツが図示しない前金具によつて解放
されたときにもヒールホルダーは自動的に開放す
る。かかる場合、キヤリツジ２はソールホルダー
１２と一緒に第１図の左に移動する。第２係止レ
バー２５のウエブ２７は、キヤリツジの後端壁４
が調節ねじ６のカラー５に係合する前に、部材８
の脚部９の自由端に係合し、第１係止レバー１５
がピボツトピン１４を中心に回転され、かくし
て、レバー２１は係止を解かれる。次いで、開放
ばね１３はソールホルダー１２を、スキーブーツ
を受入れるのが容易である開放位置まで移動させ
る。

第２図に示すヒールホルダーは、第１図のヒー
ルホルダーとほんのすこしだけ異なる。同じ部品
を同じ参照番号で両方の図面に示す。第２図の実
施例は、第２係止レバー４０が設けられ、この第
２係止レバー４０が、かかるレバー４０に直接圧
力を加えることによつてヒールホルダーを開放さ
せるように作動させることができない点で第１図
の実施例と異なる。トグル継手の意図しない作動
を避けるために、ソールホルダー４２の後端壁４
１は十分に高い高さを有する。第２係止レバー４
０の係止ピン２４には引張り要素４３が連結さ
れ、この引張り要素４３はソールホルダー４２か
ら上方に延びる。かかる引張り要素を作動させて
係止ピン２４を引張り、レバー２１の凹部２３と
の係合を直接解くことができる。

変形例として、ヒールホルダーに、第２係止レ
バーに圧力、或いは、引張り力を直接加えること
によつてかかる第２係止レバーを作動させるため
の手段を設けても良い。本発明により提供され
る、係止レバーを間接作動させるための間接トグ
ル継手は、非常に小さな力によつてヒールホルダ
ーの開放を可能にし、特にスキーヤーが緊急事態
にある場合に大変な有利になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、第１実施例のヒールホルダーをスキ
ーブーツを挿入した作動位置で示す中央長手方向
断面図であり、第２図は、第１図と同様な図であ
つて、第２実施例のヒールホルダーを示す図であ
る。１……ベースプレート、２……キヤリツジ、３
……接触圧力ばね、４……後端壁、５……カラ
ー、６……調節ねじ、７……ばね衝合部、８……
部材、９……垂直脚部、１０……衝合部、１１…
…ピボツトピン、１２……ソールホルダー、１３
……開放ばね、１４……横ピボツトピン、１５…
…第１係止レバー、１６……解放制御ばね、１７
……調節ねじ、１８……保持部分、１９……ペダ
ル、２０……水平横方向ピボツトピン、２１……
レバー、２２……止めローラ、２４……係止ピ
ン、２８……ピボツトピン、２９……第１アー
ム、３０……ヒンジ、３１……第２アーム。

Claims

【特許請求の範囲】１水平横軸１１に枢着され、開放ばね１３によ
つて付勢された、閉鎖ペダル１９を備えたソール
ホルダー１２と、ソールホルダー１２の回動軸１
１と平行である軸１４に枢着され、解放制御ばね
１６によつて付勢された第１係止部材１５とを有
し、前記第１係止部材が、ヒールホルダーがその
作動位置にあるときには、ソールホルダーに移動
自在に取付けられた部材２２に後ろから係合し、
ソールホルダーと一緒に回動することができる第
２係止部材２５によつて係止され、更に、ヒール
ホルダーを任意に開放するように第２係止部材を
保持ばね２６の力に抗して非係止位置まで移動さ
せるための手動機構を有する安全スキービインデ
イング用ヒールホルダーにおいて、手動機構が、
ソールホルダー１２，４２と第２係止部材２５，
４０との間に連結されたトグル継手２９，３０，
３１を有することを特徴とする前記ヒールホルダ
ー。２トグル継手の一方のアーム２９が、トグル継
手のヒンジ３０を越えて延びる部分を有し、前記
部分には凹部３５が形成されていることを特徴と
する請求項１によるヒールホルダー。３第２係止部材２５が、トグル継手２９，３
０，３１との係合の箇所を越えて延び、トグル継
手を越えて延びるように上方に曲げられているこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２によるヒー
ルホルダー。