JPH06306331A - 接着性組成物 - Google Patents
接着性組成物Info
- Publication number
- JPH06306331A JPH06306331A JP12215493A JP12215493A JPH06306331A JP H06306331 A JPH06306331 A JP H06306331A JP 12215493 A JP12215493 A JP 12215493A JP 12215493 A JP12215493 A JP 12215493A JP H06306331 A JPH06306331 A JP H06306331A
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- JP
- Japan
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- chloro
- butadiene
- poly
- rubber
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴマー、
又はこれらの混合物を100重量部、ポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)系ゴムを5〜300重量部、ポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性
を向上させる樹脂をポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)系ゴム100重量部に対して5〜120重量部、
金属酸化物をポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの接着性を向上させる樹脂とポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムとの合計量100重量部に
対して5〜50重量部及び有効量の光重合開始剤を含有
する紫外線硬化型接着性組成物。 【効果】 有機溶剤を含まない無溶剤型であるため、作
業環境の汚染がなく、火災の危険も極めて少なく、加熱
工程を必要とせず簡単な工程で接着させることができ
る。
又はこれらの混合物を100重量部、ポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)系ゴムを5〜300重量部、ポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性
を向上させる樹脂をポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)系ゴム100重量部に対して5〜120重量部、
金属酸化物をポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの接着性を向上させる樹脂とポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムとの合計量100重量部に
対して5〜50重量部及び有効量の光重合開始剤を含有
する紫外線硬化型接着性組成物。 【効果】 有機溶剤を含まない無溶剤型であるため、作
業環境の汚染がなく、火災の危険も極めて少なく、加熱
工程を必要とせず簡単な工程で接着させることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムを含有する無溶剤型接着性
組成物に関し、詳しくは紫外線を照射することにより粘
着力を増加させ、更に経時的にこの粘着力が接着力へと
常温で、しかも短時間に変化することができる紫外線硬
化型接着性組成物に関する。
1,3−ブタジエン)系ゴムを含有する無溶剤型接着性
組成物に関し、詳しくは紫外線を照射することにより粘
着力を増加させ、更に経時的にこの粘着力が接着力へと
常温で、しかも短時間に変化することができる紫外線硬
化型接着性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系接着剤を始めとする各種接着剤は、各種産業
分野に幅広く使用されており、接着剤は極めて重要な地
位を占めている。従来のポリ(2−クロロ−1,3−ブ
タジエン)系接着剤は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブ
タジエン)を有機溶剤に溶解し、溶剤を含んだまま、被
着体の少なくとも一方が溶剤を揮散させることができる
多孔体である被着体に塗布し、貼り合わせを行い、室温
または乾燥炉で溶剤を揮散させる方法か、又は被着体が
両者とも非多孔体である場合は、被着体の両方に接着剤
を塗布し、溶剤を除去した後、貼り合わせる方法などに
より使用されている。このように、従来のポリ(2−ク
ロロ−1,3−ブタジエン)系接着剤の使用方法は、必
ず溶剤を除去する作業を要する煩雑なものであった。
ジエン)系接着剤を始めとする各種接着剤は、各種産業
分野に幅広く使用されており、接着剤は極めて重要な地
位を占めている。従来のポリ(2−クロロ−1,3−ブ
タジエン)系接着剤は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブ
タジエン)を有機溶剤に溶解し、溶剤を含んだまま、被
着体の少なくとも一方が溶剤を揮散させることができる
多孔体である被着体に塗布し、貼り合わせを行い、室温
または乾燥炉で溶剤を揮散させる方法か、又は被着体が
両者とも非多孔体である場合は、被着体の両方に接着剤
を塗布し、溶剤を除去した後、貼り合わせる方法などに
より使用されている。このように、従来のポリ(2−ク
ロロ−1,3−ブタジエン)系接着剤の使用方法は、必
ず溶剤を除去する作業を要する煩雑なものであった。
【0003】また、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)系接着剤に限らず、その他の接着剤についても、
従来の接着剤には、以下に述べる多くの難点がある。 天然ゴム及び合成ゴムを含有する接着剤においては、
有機溶剤型接着剤が多い。有機溶剤型接着剤は、有機溶
剤が作業時に揮散するため、作業環境を悪くし、火災の
危険性があるという欠点がある。又、HMA型のゴム系
接着剤もあるが、加熱工程を要するという欠点と、昇温
温度に耐える被着体を必要とし、被着体が特定のものに
限定されるという欠点がある。 有機溶剤型合成ゴム系接着剤以外の接着剤について
は、一液型接着剤は水系が多く、又二液型接着剤は主剤
と硬化剤を混合する工程を要し、更に可使時間の制約を
受けるという欠点がある。 シリコン系接着剤やウレタン系接着剤で、水分と反応
して硬化接着する常温加硫型の他の接着剤は、初期接着
強度に劣り、かつ一定の接着強度に達する時間が長いと
いう欠点がある。 変性アクリル型の嫌気性接着剤は、ボルト、ナットの
固着などに用いられるが、応用の範囲が限られるという
欠点がある。 シアノアクリレート系の瞬間接着剤は、接着皮膜が硬
いため、使用範囲が限定されるという欠点がある。 エポキシ型接着剤等の二液型接着剤では、二液混合の
手間がかかり、更に可使時間の制約を受けるという欠点
があり、又一液型接着剤では、加熱工程を必要とし手間
がかかるという欠点と、昇温温度に耐える被着体を必要
とし、被着体が特定のものに限定されるという欠点があ
る。 ゴム系又は樹脂系有機溶剤型接着剤やラテックス、エ
マルジョン又は水溶性水分散型接着剤においては、溶媒
の乾燥除去が必須であるため、被着体が多孔体でない場
合は、溶剤を揮散させてから貼り合わせる必要がある。 従来の光硬化型接着剤は、被着体に塗布し、貼り合わ
せてから紫外線を照射し、硬化させるため、少なくとも
一方の被着体は紫外線を透過できるものに限定されると
いう欠点があった。 従来の光硬化型嫌気性接着剤は、被着体に塗布し、も
う一方の被着体を貼り合わせてから、はみ出した接着剤
に紫外線を照射し、はみ出した部分を硬化してから、貼
り合わせ部分を嫌気的に硬化させるために、充分な強度
を示すまでに長時間を要するという欠点があった。
エン)系接着剤に限らず、その他の接着剤についても、
従来の接着剤には、以下に述べる多くの難点がある。 天然ゴム及び合成ゴムを含有する接着剤においては、
有機溶剤型接着剤が多い。有機溶剤型接着剤は、有機溶
剤が作業時に揮散するため、作業環境を悪くし、火災の
危険性があるという欠点がある。又、HMA型のゴム系
接着剤もあるが、加熱工程を要するという欠点と、昇温
温度に耐える被着体を必要とし、被着体が特定のものに
限定されるという欠点がある。 有機溶剤型合成ゴム系接着剤以外の接着剤について
は、一液型接着剤は水系が多く、又二液型接着剤は主剤
と硬化剤を混合する工程を要し、更に可使時間の制約を
受けるという欠点がある。 シリコン系接着剤やウレタン系接着剤で、水分と反応
して硬化接着する常温加硫型の他の接着剤は、初期接着
強度に劣り、かつ一定の接着強度に達する時間が長いと
いう欠点がある。 変性アクリル型の嫌気性接着剤は、ボルト、ナットの
固着などに用いられるが、応用の範囲が限られるという
欠点がある。 シアノアクリレート系の瞬間接着剤は、接着皮膜が硬
いため、使用範囲が限定されるという欠点がある。 エポキシ型接着剤等の二液型接着剤では、二液混合の
手間がかかり、更に可使時間の制約を受けるという欠点
があり、又一液型接着剤では、加熱工程を必要とし手間
がかかるという欠点と、昇温温度に耐える被着体を必要
とし、被着体が特定のものに限定されるという欠点があ
る。 ゴム系又は樹脂系有機溶剤型接着剤やラテックス、エ
マルジョン又は水溶性水分散型接着剤においては、溶媒
の乾燥除去が必須であるため、被着体が多孔体でない場
合は、溶剤を揮散させてから貼り合わせる必要がある。 従来の光硬化型接着剤は、被着体に塗布し、貼り合わ
せてから紫外線を照射し、硬化させるため、少なくとも
一方の被着体は紫外線を透過できるものに限定されると
いう欠点があった。 従来の光硬化型嫌気性接着剤は、被着体に塗布し、も
う一方の被着体を貼り合わせてから、はみ出した接着剤
に紫外線を照射し、はみ出した部分を硬化してから、貼
り合わせ部分を嫌気的に硬化させるために、充分な強度
を示すまでに長時間を要するという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点に鑑みてなされたものであり、溶剤を除去する
必要がなく、被着体を紫外線透過材や耐熱性材などの特
定なものに限定する必要がなく、非多孔体の被着体にも
適用でき、作業環境を悪くせず、火災の危険性も伴わな
い、しかも加熱工程を必要としない簡単な作業操作によ
り被着体を接着させることができる紫外線硬化型接着性
組成物を提供することを目的とするものである。
術の欠点に鑑みてなされたものであり、溶剤を除去する
必要がなく、被着体を紫外線透過材や耐熱性材などの特
定なものに限定する必要がなく、非多孔体の被着体にも
適用でき、作業環境を悪くせず、火災の危険性も伴わな
い、しかも加熱工程を必要としない簡単な作業操作によ
り被着体を接着させることができる紫外線硬化型接着性
組成物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)の接着力に大きく影響している
結晶化による凝集力に着目した。本発明者らは、更に鋭
意研究した結果、溶液型接着剤の溶剤の代わりに紫外線
硬化性モノマーまたはオリゴマーを使用すると、紫外線
照射によりそれらの紫外線硬化性モノマーまたはオリゴ
マーが重合し、非溶剤又は貧溶剤に変化して、急速にポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)の結晶化を促進
し、凝集接着力を短時間で高め、接着剤に移行させるこ
とができることを見い出し、更に接着性を向上させる樹
脂と金属酸化物を特定量含有させることにより接着力が
高度に発揮されることを見い出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
を解決するために鋭意検討した結果、ポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)の接着力に大きく影響している
結晶化による凝集力に着目した。本発明者らは、更に鋭
意研究した結果、溶液型接着剤の溶剤の代わりに紫外線
硬化性モノマーまたはオリゴマーを使用すると、紫外線
照射によりそれらの紫外線硬化性モノマーまたはオリゴ
マーが重合し、非溶剤又は貧溶剤に変化して、急速にポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)の結晶化を促進
し、凝集接着力を短時間で高め、接着剤に移行させるこ
とができることを見い出し、更に接着性を向上させる樹
脂と金属酸化物を特定量含有させることにより接着力が
高度に発揮されることを見い出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、紫外線硬化性モノマ
ー若しくはオリゴマー、又はこれらの混合物を100重
量部、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム
を5〜300重量部、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂をポリ(2−
クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重量部に対
して5〜120重量部、金属酸化物をポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹
脂とポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムと
の合計量100重量部に対して5〜50重量部及び有効
量の光重合開始剤を含有していることを特徴とする紫外
線硬化型接着性組成物を提供するものである。以下、本
発明を詳細に説明する。
ー若しくはオリゴマー、又はこれらの混合物を100重
量部、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム
を5〜300重量部、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂をポリ(2−
クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重量部に対
して5〜120重量部、金属酸化物をポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹
脂とポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムと
の合計量100重量部に対して5〜50重量部及び有効
量の光重合開始剤を含有していることを特徴とする紫外
線硬化型接着性組成物を提供するものである。以下、本
発明を詳細に説明する。
【0007】本発明の接着性組成物においては、紫外線
硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリゴマーを含有
する。紫外線硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリ
ゴマーは、紫外線を照射することにより重合するもので
あれば、種々のものを使用することができる。これらの
紫外線硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリゴマー
は、重合前はポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの溶媒として作用し、かつポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムの除晶に寄与する。
硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリゴマーを含有
する。紫外線硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリ
ゴマーは、紫外線を照射することにより重合するもので
あれば、種々のものを使用することができる。これらの
紫外線硬化性モノマー若しくは紫外線硬化性オリゴマー
は、重合前はポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの溶媒として作用し、かつポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムの除晶に寄与する。
【0008】紫外線硬化性モノマーとしては、紫外線硬
化性基を一つ又は二つ以上有する種々のモノマーを使用
することができる。これらの紫外線硬化性基としては、
例えばアクリロイル基、メタクリロイル基、その他のビ
ニルエーテル基及びエポキシ基などのラジカル重合性及
びカチオン重合性を持つものが挙げられる。好ましい紫
外線硬化性モノマーは、沸点が80℃以上のものであ
り、特に好ましくは沸点が100℃以上のものである。
化性基を一つ又は二つ以上有する種々のモノマーを使用
することができる。これらの紫外線硬化性基としては、
例えばアクリロイル基、メタクリロイル基、その他のビ
ニルエーテル基及びエポキシ基などのラジカル重合性及
びカチオン重合性を持つものが挙げられる。好ましい紫
外線硬化性モノマーは、沸点が80℃以上のものであ
り、特に好ましくは沸点が100℃以上のものである。
【0009】好ましい紫外線硬化性モノマーの具体例と
しては、例えば2−エチルヘキシルアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、N
−ビニルピロリドン、イソブチルアクリレート、t−ブ
チルアクリレート、ラウリルアクリレート、アルキルア
クリレート(C12〜C13)、セチルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、イ
ソボルニルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−
メトキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアク
リレート、エチルカルビートルアクリレート、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、フェノキシポリエチレン
グリコールアクリレート、メトキシトリプロピレングリ
コールアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシ
プロピルフタレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピルアクリレート、2−アクリロイルオキシエチル
ハイドロゲンフタレート、2−アクリロイルオキシプロ
ピルハイドロゲンフタレート、2−アクリロイルオキシ
プロピルヘキサヒドロハイドロゲンフタレート、2−ア
クリロイルオキシプロピルテトラヒドロハイドロゲンフ
タレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、モルホ
リノエチルメタクリレート、トリフルオロエチルアクリ
レート、トリフルオロエチルメタクリレート、テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、テトラフルオロプロピル
メタクリレート、ヘキサフルオロプロピルメタクリレー
ト、オクタフルオロペンチルアクリレート、オクタフル
オロペンチルメタクリレート、ヘプタデカフルオロデシ
ルアクリレート、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレ
ート、トリブロモフェノール−エチレンオキシド(3モ
ル付加)−メタクリレート、トリメチルシロキシエチル
メタクリレート、メトキシジエチレングリコールメタク
リレート、メトキシポリエチレングリコール#230メ
タクリレート、メトキシポリエチレングリコール#40
0メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール#
1000メタクリレート、β−メタクリロイルオキシエ
チルハイドロジェンフタレート、β−メタクリロイルオ
キシエチルハイドロジェンサクシネート、3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ステアリルメ
タクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリ
レート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコール400アクリレー
ト、β−アクリロイルオキシエチルハイドロゲンサクシ
ネートなどの一官能モノマー、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、プロピレンオキシド変性(2モル付
加)ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレン
オキシド変性(4モル付加)ビスフェノールAジアクリ
レート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ートなどの二官能モノマー、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、エチレンオキシド変性(6モル付加)トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、プロピレンオキシド変性
(3モル付加)トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどの多
官能モノマーなどが挙げられる。
しては、例えば2−エチルヘキシルアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、N
−ビニルピロリドン、イソブチルアクリレート、t−ブ
チルアクリレート、ラウリルアクリレート、アルキルア
クリレート(C12〜C13)、セチルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、イ
ソボルニルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−
メトキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアク
リレート、エチルカルビートルアクリレート、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレート、フェノキシポリエチレン
グリコールアクリレート、メトキシトリプロピレングリ
コールアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシ
プロピルフタレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピルアクリレート、2−アクリロイルオキシエチル
ハイドロゲンフタレート、2−アクリロイルオキシプロ
ピルハイドロゲンフタレート、2−アクリロイルオキシ
プロピルヘキサヒドロハイドロゲンフタレート、2−ア
クリロイルオキシプロピルテトラヒドロハイドロゲンフ
タレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、モルホ
リノエチルメタクリレート、トリフルオロエチルアクリ
レート、トリフルオロエチルメタクリレート、テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、テトラフルオロプロピル
メタクリレート、ヘキサフルオロプロピルメタクリレー
ト、オクタフルオロペンチルアクリレート、オクタフル
オロペンチルメタクリレート、ヘプタデカフルオロデシ
ルアクリレート、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレ
ート、トリブロモフェノール−エチレンオキシド(3モ
ル付加)−メタクリレート、トリメチルシロキシエチル
メタクリレート、メトキシジエチレングリコールメタク
リレート、メトキシポリエチレングリコール#230メ
タクリレート、メトキシポリエチレングリコール#40
0メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール#
1000メタクリレート、β−メタクリロイルオキシエ
チルハイドロジェンフタレート、β−メタクリロイルオ
キシエチルハイドロジェンサクシネート、3−クロロ−
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ステアリルメ
タクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリ
レート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコール400アクリレー
ト、β−アクリロイルオキシエチルハイドロゲンサクシ
ネートなどの一官能モノマー、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、プロピレンオキシド変性(2モル付
加)ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレン
オキシド変性(4モル付加)ビスフェノールAジアクリ
レート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ートなどの二官能モノマー、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、エチレンオキシド変性(6モル付加)トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、プロピレンオキシド変性
(3モル付加)トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどの多
官能モノマーなどが挙げられる。
【0010】紫外線硬化性オリゴマーは、紫外線硬化性
モノマーの低分子量重合体以外にも、エポキシ、ポリウ
レタン、ポリエーテル、ポリブタジエン、シリコン又は
ポリアミドなどの種々の低分子化合物から成る基本骨格
に紫外線硬化性基を一つ又は二つ以上有する低分子量体
が挙げられる。これらの紫外線硬化性オリゴマーのう
ち、好ましいものは、分子量が500〜3000の化合
物である。
モノマーの低分子量重合体以外にも、エポキシ、ポリウ
レタン、ポリエーテル、ポリブタジエン、シリコン又は
ポリアミドなどの種々の低分子化合物から成る基本骨格
に紫外線硬化性基を一つ又は二つ以上有する低分子量体
が挙げられる。これらの紫外線硬化性オリゴマーのう
ち、好ましいものは、分子量が500〜3000の化合
物である。
【0011】ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムと相溶性又は相混和性の良好な紫外線硬化性オリ
ゴマーの具体例としては、例えばポリエステルアクリレ
ート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、
ポリエーテルアクリレート、メラミンアクリレート、シ
リコンアクリレートなどが挙げられる。ポリエステルア
クリレートとしては、例えばエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ペンタエリスリトールなどの多価アル
コールとフタル酸、マレイン酸、トリメリット酸、こは
く酸、アルケニルこはく酸などの多塩基酸との反応によ
り得られるものが挙げられる。
系ゴムと相溶性又は相混和性の良好な紫外線硬化性オリ
ゴマーの具体例としては、例えばポリエステルアクリレ
ート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、
ポリエーテルアクリレート、メラミンアクリレート、シ
リコンアクリレートなどが挙げられる。ポリエステルア
クリレートとしては、例えばエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ペンタエリスリトールなどの多価アル
コールとフタル酸、マレイン酸、トリメリット酸、こは
く酸、アルケニルこはく酸などの多塩基酸との反応によ
り得られるものが挙げられる。
【0012】エポキシアクリレートとしては、例えばビ
スフェノールA−エピクロルヒドリン、フェノールノボ
ラック−エピクロルヒドリン、脂環型などのエポキシ樹
脂とアクリル酸との反応生成物などが挙げられる。ウレ
タンアクリレートとしては、例えばフタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、こはく酸などの多塩基酸と1,6−ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコールなどの多価アルコールとの反応により得られ
るポリエステルにトリレンジイソシアネート、メタンジ
フェニルジイソシアネートなどのイソシアネート化合物
を反応させて得られるウレンタンに、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレートなどのヒドロキシ
ルアクリレートを反応させて得られるものが挙げられ
る。
スフェノールA−エピクロルヒドリン、フェノールノボ
ラック−エピクロルヒドリン、脂環型などのエポキシ樹
脂とアクリル酸との反応生成物などが挙げられる。ウレ
タンアクリレートとしては、例えばフタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、こはく酸などの多塩基酸と1,6−ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコールなどの多価アルコールとの反応により得られ
るポリエステルにトリレンジイソシアネート、メタンジ
フェニルジイソシアネートなどのイソシアネート化合物
を反応させて得られるウレンタンに、アクリル酸−2−
エチルヘキシル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレートなどのヒドロキシ
ルアクリレートを反応させて得られるものが挙げられ
る。
【0013】また、カチオン重合型紫外線硬化性モノマ
ー及びオリゴマーの好ましい具体例としては、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂であるビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンの反応体、ノボラック型エポキシ樹脂で
あるノボラックとエピクロルヒドリンの反応体、シクロ
ヘキセン系化合物を酸化して得られる脂環型エポキシ樹
脂、ポリエチレン系ジビニルエーテル、フェノース系ジ
ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル
系ビニルエーテルなどが挙げられる。これらの紫外線硬
化性モノマー又はオリゴマーは、1種単独で用いても良
いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
ー及びオリゴマーの好ましい具体例としては、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂であるビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンの反応体、ノボラック型エポキシ樹脂で
あるノボラックとエピクロルヒドリンの反応体、シクロ
ヘキセン系化合物を酸化して得られる脂環型エポキシ樹
脂、ポリエチレン系ジビニルエーテル、フェノース系ジ
ビニルエーテル、ウレタン系ビニルエーテル、エステル
系ビニルエーテルなどが挙げられる。これらの紫外線硬
化性モノマー又はオリゴマーは、1種単独で用いても良
いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
【0014】本発明の接着性組成物においては、ポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムを含有す
る。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムと
は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)ゴム及び
その変性物を含むものであり、結晶化を起こすものは全
て使用可能である。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)ゴムの変性物としては、例えばカルボキシル基を
有するポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)などが
挙げられる。分子中にカルボキシル基を持つポリ(2−
クロロ−1,3−ブタジエン)は、金属酸化物によって
容易に架橋する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエ
ン)系ゴムの好ましいものは、結晶化度の大きいものも
のであり、ムーニー粘度が40〜140のものが好まし
く、特にムーニー粘度が60〜100のものが好まし
い。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム
は、1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせ
て用いても良い。
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムを含有す
る。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムと
は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)ゴム及び
その変性物を含むものであり、結晶化を起こすものは全
て使用可能である。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)ゴムの変性物としては、例えばカルボキシル基を
有するポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)などが
挙げられる。分子中にカルボキシル基を持つポリ(2−
クロロ−1,3−ブタジエン)は、金属酸化物によって
容易に架橋する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエ
ン)系ゴムの好ましいものは、結晶化度の大きいものも
のであり、ムーニー粘度が40〜140のものが好まし
く、特にムーニー粘度が60〜100のものが好まし
い。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム
は、1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせ
て用いても良い。
【0015】本発明においては、ポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂
を含有する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの接着性を向上させる樹脂としては、種々の樹脂
が使用できるが、紫外線硬化性モノマーまたはオリゴマ
ーに相溶又は相混和するものが好ましい。特に、金属酸
化物とキレート反応する樹脂が好ましく、金属酸化物と
キレート反応したキレート樹脂は、ポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムとの相溶性を向上させるこ
とができる。これらの樹脂の好ましい具体例としては、
例えばt−ブチルフェノール樹脂などのアルキル置換フ
ェノール樹脂、クマロン−インデン樹脂、ポリテルペン
樹脂、低分子量エポキシ樹脂、低粘度塩化ゴム、ロジン
エステル樹脂、石油樹脂、低分子量ポリアミド樹脂など
が挙げられ、特にt−ブチルフェノール樹脂が好まし
い。なお、金属酸化物とキレート反応する樹脂を使用す
る場合は、他の成分と混合する前に、金属酸化物と樹脂
をキレート反応させることが好ましい。ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる
樹脂は、1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合
わせて用いても良い。
1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂
を含有する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)
系ゴムの接着性を向上させる樹脂としては、種々の樹脂
が使用できるが、紫外線硬化性モノマーまたはオリゴマ
ーに相溶又は相混和するものが好ましい。特に、金属酸
化物とキレート反応する樹脂が好ましく、金属酸化物と
キレート反応したキレート樹脂は、ポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムとの相溶性を向上させるこ
とができる。これらの樹脂の好ましい具体例としては、
例えばt−ブチルフェノール樹脂などのアルキル置換フ
ェノール樹脂、クマロン−インデン樹脂、ポリテルペン
樹脂、低分子量エポキシ樹脂、低粘度塩化ゴム、ロジン
エステル樹脂、石油樹脂、低分子量ポリアミド樹脂など
が挙げられ、特にt−ブチルフェノール樹脂が好まし
い。なお、金属酸化物とキレート反応する樹脂を使用す
る場合は、他の成分と混合する前に、金属酸化物と樹脂
をキレート反応させることが好ましい。ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる
樹脂は、1種単独で用いても良いし、2種以上を組み合
わせて用いても良い。
【0016】本発明においては、金属酸化物を含有す
る。金属酸化物は、上記のポリ(2−クロロ−1,3−
ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂と反応し
てキレート樹脂を形成するキレート剤として、又はポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムを架橋する
加硫剤として機能する。いずれの機能を生じさせるか
は、金属酸化物の種類により異なる。金属酸化物のある
種のものはキレート剤として機能し、また金属酸化物の
ある種のものは加硫剤として機能し、更に金属酸化物の
ある種のものはキレート剤及び加硫剤の両者として機能
する。これらの機能のうち、少なくともキレート剤とし
ての機能を発揮させることが好ましく、特にキレート剤
及び加硫剤としての両機能を発揮させることが好まし
い。キレート剤は、本発明の接着性組成物の耐熱性及び
接着性を向上させることができる。キレート剤の金属酸
化物としては、樹脂とキレート結合を生じるものの全て
を包含し、例えば酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化鉛、酸化リチウム、又はこれらの混合物などが挙げ
られる。
る。金属酸化物は、上記のポリ(2−クロロ−1,3−
ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂と反応し
てキレート樹脂を形成するキレート剤として、又はポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムを架橋する
加硫剤として機能する。いずれの機能を生じさせるか
は、金属酸化物の種類により異なる。金属酸化物のある
種のものはキレート剤として機能し、また金属酸化物の
ある種のものは加硫剤として機能し、更に金属酸化物の
ある種のものはキレート剤及び加硫剤の両者として機能
する。これらの機能のうち、少なくともキレート剤とし
ての機能を発揮させることが好ましく、特にキレート剤
及び加硫剤としての両機能を発揮させることが好まし
い。キレート剤は、本発明の接着性組成物の耐熱性及び
接着性を向上させることができる。キレート剤の金属酸
化物としては、樹脂とキレート結合を生じるものの全て
を包含し、例えば酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化鉛、酸化リチウム、又はこれらの混合物などが挙げ
られる。
【0017】加硫剤は、本発明の接着性組成物の耐熱性
を上げることができる。この加硫剤の金属酸化物として
は、種々の加硫剤が使用できるが、好ましくは常温加硫
剤の金属酸化物が挙げられる。常温加硫剤を使用する場
合は、紫外線硬化性モノマー又はオリゴマーが95重量
%以上重合しても粘着力が保持される。粘着力が保持さ
れる時間は、通常60分間以内が好ましく、特に10分
間以内が好ましい。粘着力は、被着体にもよるが、少な
くとも0.05kg〜0.2kg/25mm巾(180
°剥離、25℃)以上あれば位置ずれがないので、好ま
しい。加硫剤は、紫外線の透過を阻害しないものが好ま
しい。
を上げることができる。この加硫剤の金属酸化物として
は、種々の加硫剤が使用できるが、好ましくは常温加硫
剤の金属酸化物が挙げられる。常温加硫剤を使用する場
合は、紫外線硬化性モノマー又はオリゴマーが95重量
%以上重合しても粘着力が保持される。粘着力が保持さ
れる時間は、通常60分間以内が好ましく、特に10分
間以内が好ましい。粘着力は、被着体にもよるが、少な
くとも0.05kg〜0.2kg/25mm巾(180
°剥離、25℃)以上あれば位置ずれがないので、好ま
しい。加硫剤は、紫外線の透過を阻害しないものが好ま
しい。
【0018】常温加硫剤の具体例としては、酸化亜鉛、
酸化マグネシウムなどが挙げられる。また、加硫剤であ
る金属酸化物は、出来るだけ細かい方が表面積が大きい
ので好ましい。金属酸化物の表面積は、350m2/g
以上が好ましく、特に1,000〜2,000m2/g
の範囲が好ましい。なお、酸化マグネシウム、酸化亜鉛
などの金属化合物は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴムの分解によって生じる塩化水素の吸着剤
としても機能する。これらの金属酸化物は、1種単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。なお、酸化亜鉛の代わりに、エポキシ樹脂を使用す
ることもできる。
酸化マグネシウムなどが挙げられる。また、加硫剤であ
る金属酸化物は、出来るだけ細かい方が表面積が大きい
ので好ましい。金属酸化物の表面積は、350m2/g
以上が好ましく、特に1,000〜2,000m2/g
の範囲が好ましい。なお、酸化マグネシウム、酸化亜鉛
などの金属化合物は、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴムの分解によって生じる塩化水素の吸着剤
としても機能する。これらの金属酸化物は、1種単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。なお、酸化亜鉛の代わりに、エポキシ樹脂を使用す
ることもできる。
【0019】本発明の接着性組成物においては、光重合
開始剤を使用する。光重合開始剤としては、種々のもの
が使用できるが、ラジカル光重合開始剤としては、紫外
線を吸収してラジカルを発生する化合物で、例えばメチ
ルベンゾインエーテル、エチルベンゾインエーテル、イ
ソプロピルベンゾインエーテル、n−ブチルベンゾイン
エーテルなどのベンゾインエーテル類;2,2−ジエト
キシアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノンなどのジアルコキシアセトフェノン
類;2−ヒドロキシ−2,2−ジメチルアセトフェノ
ン、1−ベンゾイルシクロヘキサン−1−オールなどの
ヒドロキシアセトフェノン類;2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロ
パノンなどのモルホリノアセトフェノン類:ベンゾフェ
ノン、4−クロロベンゾフェノン、4−フェニルベンゾ
フェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノン、4−p−トリチオベンゾフェノン、ベンゾイル
安息香酸メチルなどのベンゾフェノン類;フルオレン、
2−メチルアントラキノン、ジベンゾスベロン、2−ク
ロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−
イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキ
サントンなどの環状ベンゾフェノン類;ベンジル、ベン
ジルジメチルケタールなどのベンジルケタール類;4−
(スルホメチル)ベンゾフェノンNa塩、4−(トリメ
チルアンモニウムメチル)ベンジルブロミドなどのベン
ジル類;2−(3−スルホプロポキシ)チオキサントン
のNa塩、2−カルボキシメトキシチオキサントンのN
(2−ヒドロキシエチル)−N,Nジメチルアンモニウ
ム塩などのチオキサントン類などが挙げられる。また、
カチオン光重合開始剤としては、紫外線を吸収してカチ
オン重合を開始させる触媒成分を放出する化合物で、例
えば芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳
香族スルホニウム塩及びメトロセン化合物などが挙げら
れる。光重合開始剤は、1種単独で用いても良いし、2
種以上を組み合わせて用いても良い。
開始剤を使用する。光重合開始剤としては、種々のもの
が使用できるが、ラジカル光重合開始剤としては、紫外
線を吸収してラジカルを発生する化合物で、例えばメチ
ルベンゾインエーテル、エチルベンゾインエーテル、イ
ソプロピルベンゾインエーテル、n−ブチルベンゾイン
エーテルなどのベンゾインエーテル類;2,2−ジエト
キシアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノンなどのジアルコキシアセトフェノン
類;2−ヒドロキシ−2,2−ジメチルアセトフェノ
ン、1−ベンゾイルシクロヘキサン−1−オールなどの
ヒドロキシアセトフェノン類;2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロ
パノンなどのモルホリノアセトフェノン類:ベンゾフェ
ノン、4−クロロベンゾフェノン、4−フェニルベンゾ
フェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノン、4−p−トリチオベンゾフェノン、ベンゾイル
安息香酸メチルなどのベンゾフェノン類;フルオレン、
2−メチルアントラキノン、ジベンゾスベロン、2−ク
ロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−
イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキ
サントンなどの環状ベンゾフェノン類;ベンジル、ベン
ジルジメチルケタールなどのベンジルケタール類;4−
(スルホメチル)ベンゾフェノンNa塩、4−(トリメ
チルアンモニウムメチル)ベンジルブロミドなどのベン
ジル類;2−(3−スルホプロポキシ)チオキサントン
のNa塩、2−カルボキシメトキシチオキサントンのN
(2−ヒドロキシエチル)−N,Nジメチルアンモニウ
ム塩などのチオキサントン類などが挙げられる。また、
カチオン光重合開始剤としては、紫外線を吸収してカチ
オン重合を開始させる触媒成分を放出する化合物で、例
えば芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳
香族スルホニウム塩及びメトロセン化合物などが挙げら
れる。光重合開始剤は、1種単独で用いても良いし、2
種以上を組み合わせて用いても良い。
【0020】本発明の接着性組成物の含有割合を次に説
明する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴ
ムの含有割合は、紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴ
マー、又はこれらの混合物100重量部に対して5〜3
00重量部、好ましくは40〜150重量部である。ま
た、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
接着性を向上させる樹脂の含有割合は、ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重量部に対して
5〜120重量部、好ましくは25〜50重量部であ
る。また、金属酸化物の含有割合はポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂
及びポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
合計量100重量部に対して5〜50重量部、好ましく
は10〜30重量部である。更に、光重合開始剤の含有
割合は、紫外線を照射して紫外線硬化性モノマー又はオ
リゴマーを光重合させることができる有効量であればよ
いが、紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴマー又はこ
れらの混合物100重量部に対して通常2〜10重量
部、好ましくは3〜5重量部である。
明する。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴ
ムの含有割合は、紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴ
マー、又はこれらの混合物100重量部に対して5〜3
00重量部、好ましくは40〜150重量部である。ま
た、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
接着性を向上させる樹脂の含有割合は、ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重量部に対して
5〜120重量部、好ましくは25〜50重量部であ
る。また、金属酸化物の含有割合はポリ(2−クロロ−
1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂
及びポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
合計量100重量部に対して5〜50重量部、好ましく
は10〜30重量部である。更に、光重合開始剤の含有
割合は、紫外線を照射して紫外線硬化性モノマー又はオ
リゴマーを光重合させることができる有効量であればよ
いが、紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴマー又はこ
れらの混合物100重量部に対して通常2〜10重量
部、好ましくは3〜5重量部である。
【0021】また、本発明の接着性組成物には、光増感
剤を含有させることが好ましい。使用する光増感剤は、
作業工程により増強したい波長が異なるので、増強した
い波長に応じて適宜選定すればよいが、実行的には、有
効励起波長域が450nm以下のものであり、好ましく
は250〜380nmの範囲のものである。光増感剤の
具体例としては、例えばトリエタノールアミン、トリイ
ソプロパノールアミン、4,4−ジエチルアミノベンゾ
フェノン、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4−ジ
メチルアミノエチル安息香酸エチル、4−ジメチルアミ
ノ安息香酸イソアシルなどが挙げられる。光増感剤の含
有割合は、特に制限されるものではないが、通常紫外線
硬化性モノマー若しくはオリゴマー又はこれらの混合物
100重量部に対して2〜10重量部、好ましくは3〜
5重量部である。
剤を含有させることが好ましい。使用する光増感剤は、
作業工程により増強したい波長が異なるので、増強した
い波長に応じて適宜選定すればよいが、実行的には、有
効励起波長域が450nm以下のものであり、好ましく
は250〜380nmの範囲のものである。光増感剤の
具体例としては、例えばトリエタノールアミン、トリイ
ソプロパノールアミン、4,4−ジエチルアミノベンゾ
フェノン、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4−ジ
メチルアミノエチル安息香酸エチル、4−ジメチルアミ
ノ安息香酸イソアシルなどが挙げられる。光増感剤の含
有割合は、特に制限されるものではないが、通常紫外線
硬化性モノマー若しくはオリゴマー又はこれらの混合物
100重量部に対して2〜10重量部、好ましくは3〜
5重量部である。
【0022】本発明の接着性組成物においては、加硫促
進剤を含有させることが好ましい。加硫促進剤として
は、種々の加硫促進剤を使用することができるが、例え
ばトリメチルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素、
ジ−o−トリルグアニジン、ジカテコールポレートのジ
−o−トリグアニジン塩、n−ブチルアルデヒドアニリ
ンなどが挙げられる。加硫促進剤の含有割合は、特に限
定されるものではなく、適宜選定すればよいが、通常ポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重
量部に対して0.2〜1.5重量部、好ましくは0.3
〜0.5重量部である。
進剤を含有させることが好ましい。加硫促進剤として
は、種々の加硫促進剤を使用することができるが、例え
ばトリメチルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素、
ジ−o−トリルグアニジン、ジカテコールポレートのジ
−o−トリグアニジン塩、n−ブチルアルデヒドアニリ
ンなどが挙げられる。加硫促進剤の含有割合は、特に限
定されるものではなく、適宜選定すればよいが、通常ポ
リ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴム100重
量部に対して0.2〜1.5重量部、好ましくは0.3
〜0.5重量部である。
【0023】また、本発明の接着性組成物においては、
必要に応じて老化防止剤、充填剤、顔料、レベリング剤
などの各種添加剤を接着剤における通常の含有割合にて
含有させることができる。老化防止剤の具体例として
は、例えばフェニル−1−ナフチルアミン、アルキル化
ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミンなどのナフチルアミン類;
t−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノールなどの置換フェノール
類;2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)など
のビスフェノール類;2,5−tert−ブチルハイド
ロキノンなどのポリフェノール類などが挙げられる。充
填剤の具体例としては、例えばクレー、炭酸カルシウ
ム、カーボンブラック、沈降シリカ、水和ケイ酸カルシ
ウムなどが挙げられる。
必要に応じて老化防止剤、充填剤、顔料、レベリング剤
などの各種添加剤を接着剤における通常の含有割合にて
含有させることができる。老化防止剤の具体例として
は、例えばフェニル−1−ナフチルアミン、アルキル化
ジフェニルアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチル
ベンジル)ジフェニルアミンなどのナフチルアミン類;
t−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノールなどの置換フェノール
類;2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ter
t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)など
のビスフェノール類;2,5−tert−ブチルハイド
ロキノンなどのポリフェノール類などが挙げられる。充
填剤の具体例としては、例えばクレー、炭酸カルシウ
ム、カーボンブラック、沈降シリカ、水和ケイ酸カルシ
ウムなどが挙げられる。
【0024】本発明の接着性組成物は、上記成分を混合
することにより調整することができる。混合順序は、特
に制限されるものではないが、ポリ(2−クロロ−1,
3−ブタジエン)系ゴムを紫外線硬化性モノマー若しく
はオリゴマー又はこれらの混合物に溶解させ、次にポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を
向上させる樹脂及び金属酸化物を適当な順序で混合し、
更に光重合性開始剤を混合することが好ましい。なお、
光増感剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、顔料、レ
ベリング剤などのその他の添加剤を混合する場合は、光
重合性開始剤を添加する前に混合することが好ましい。
混合温度は、特に限定されるものではないが、通常50
〜100℃の範囲で行われ、可能な限り短時間で混合す
ることが好ましい。好ましい混合機としては、例えばバ
ンバリーミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられ
る。
することにより調整することができる。混合順序は、特
に制限されるものではないが、ポリ(2−クロロ−1,
3−ブタジエン)系ゴムを紫外線硬化性モノマー若しく
はオリゴマー又はこれらの混合物に溶解させ、次にポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの接着性を
向上させる樹脂及び金属酸化物を適当な順序で混合し、
更に光重合性開始剤を混合することが好ましい。なお、
光増感剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、顔料、レ
ベリング剤などのその他の添加剤を混合する場合は、光
重合性開始剤を添加する前に混合することが好ましい。
混合温度は、特に限定されるものではないが、通常50
〜100℃の範囲で行われ、可能な限り短時間で混合す
ることが好ましい。好ましい混合機としては、例えばバ
ンバリーミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられ
る。
【0025】本発明は、無溶媒である点を特徴とする
が、混合時に溶媒を使用することを排除するものではな
い。つまり、溶解速度を速めるために、適当な有機溶
剤、例えばトルエン、キシレン、その他エーテル、ケト
ン、エステルなどを共溶媒として用い、後にその溶媒を
除去することも出来る。
が、混合時に溶媒を使用することを排除するものではな
い。つまり、溶解速度を速めるために、適当な有機溶
剤、例えばトルエン、キシレン、その他エーテル、ケト
ン、エステルなどを共溶媒として用い、後にその溶媒を
除去することも出来る。
【0026】本発明の接着性組成物は、粘度を10cp
sの低粘度から100万cpsの高粘度まで種々の粘度
に調整することが可能であり、かつ流動特性はニュート
ニアン流動、チクソトロピック流動、プソイドチクソト
ロピック流動、プソイドチクソトロピック流動及びダイ
ラタンシー流動まで調整可能である。
sの低粘度から100万cpsの高粘度まで種々の粘度
に調整することが可能であり、かつ流動特性はニュート
ニアン流動、チクソトロピック流動、プソイドチクソト
ロピック流動、プソイドチクソトロピック流動及びダイ
ラタンシー流動まで調整可能である。
【0027】本発明の接着性組成物は、紫外線を照射す
ることにより粘着性を増加させ、経時により接着剤とし
ての機能に変換させることができる。紫外線照射装置の
光源としては、種々のものを使用することができ、例え
ば高圧水銀灯、高出力水銀灯、メタルハライドランプな
どが使用できる。照射する紫外線の強度は、特に制限さ
れるものではないが、通常300〜400mJ/cm2
の強度を有するものが好ましく、特に350〜380m
J/cm2の強度を有するものが好ましい。また、紫外
線の深さ方向の透過性は、使用される顔料によって大き
く差を生じるが、塗布する接着剤の厚みにも大きく左右
される。紫外線の照射時間は、紫外線硬化性モノマー又
はオリゴマーの種類及び量、その他の混合物の種類及び
量、紫外線の強度などに応じて適宜選定すればよいが、
通常1〜10秒でよい。
ることにより粘着性を増加させ、経時により接着剤とし
ての機能に変換させることができる。紫外線照射装置の
光源としては、種々のものを使用することができ、例え
ば高圧水銀灯、高出力水銀灯、メタルハライドランプな
どが使用できる。照射する紫外線の強度は、特に制限さ
れるものではないが、通常300〜400mJ/cm2
の強度を有するものが好ましく、特に350〜380m
J/cm2の強度を有するものが好ましい。また、紫外
線の深さ方向の透過性は、使用される顔料によって大き
く差を生じるが、塗布する接着剤の厚みにも大きく左右
される。紫外線の照射時間は、紫外線硬化性モノマー又
はオリゴマーの種類及び量、その他の混合物の種類及び
量、紫外線の強度などに応じて適宜選定すればよいが、
通常1〜10秒でよい。
【0028】本発明の接着性組成物は、紫外線照射後に
充分な粘着力、すなわち、少なくとも貼り合わせのとき
に位置ずれなど生じない程度の粘着強度を保持できるも
のになる。紫外線照射による粘着力の増強を詳しく説明
すると、次のようである。まず第一に、紫外線照射装置
による例えば1〜10秒間の紫外線の照射によって、接
着性組成物の粘度が例えば50cpsから瞬時に流動性
のない粘着力を有するゴム状弾性体に変換する。次に、
位置ずれを生じない程度に粘着力を例えば1〜10秒間
という短時間に発起した後、この接着性組成物は粘着性
を永久に保持するのではなく、通常10秒〜24時間、
好ましくは10〜15分後には、充分な接着力に代わ
り、目的とする充分な接着強度を示すようになる。本発
明の接着性組成物は、一液型でありながら、加熱も、乾
燥も、その他の接着のための処理を必要とせずに、充分
な接着力を得ることができる。
充分な粘着力、すなわち、少なくとも貼り合わせのとき
に位置ずれなど生じない程度の粘着強度を保持できるも
のになる。紫外線照射による粘着力の増強を詳しく説明
すると、次のようである。まず第一に、紫外線照射装置
による例えば1〜10秒間の紫外線の照射によって、接
着性組成物の粘度が例えば50cpsから瞬時に流動性
のない粘着力を有するゴム状弾性体に変換する。次に、
位置ずれを生じない程度に粘着力を例えば1〜10秒間
という短時間に発起した後、この接着性組成物は粘着性
を永久に保持するのではなく、通常10秒〜24時間、
好ましくは10〜15分後には、充分な接着力に代わ
り、目的とする充分な接着強度を示すようになる。本発
明の接着性組成物は、一液型でありながら、加熱も、乾
燥も、その他の接着のための処理を必要とせずに、充分
な接着力を得ることができる。
【0029】次に、本発明の接着性組成物を使用して被
着体を接着する方法について説明する。本発明の接着性
組成物により接着できる被着体は、特に制限されるもの
ではなく、紙、樹脂、ゴム、ガラス、金属、木などの種
々の被着体を使用することができ、被着体の双方が非多
孔体であってもよい。本発明の接着性組成物に紫外線を
照射する時期は、接着工程に応じて適宜選定すればよ
く、例えば接着性組成物に紫外線を照射した後にその接
着性組成物を被着体に塗布して被着体を貼り合わせても
よいし、予め接着性組成物を被着体に塗布した後紫外線
を照射して被着体を貼り合わせてもよく、更に従来の紫
外線硬化型接着剤のように光透過性の被着体の場合に
は、接着性組成物を被着体に塗布して貼り合わせた後に
紫外線を照射してもよい。なお、本発明の接着性組成物
は、被着体の片面又は両面に塗布することができる。塗
布方法としては、ロールコーター、スクリーンコータ
ー、ドクターナイフコーター、スプレーコーター、グラ
ビアコーター、ディスペンサーコーター、刷毛塗り、カ
ーテンウォールコーターなどの通常の塗布方法は全て使
用できる。本発明の接着性組成物の被着体への塗布量
は、要求される接着特性に応じて適宜選定すればよい
が、厚みが通常3〜500μmの範囲であり、好ましく
は50〜200μmの範囲である。本発明の接着性組成
物は、加熱工程を必要とせず、常温で被着体を接着する
ことができる。
着体を接着する方法について説明する。本発明の接着性
組成物により接着できる被着体は、特に制限されるもの
ではなく、紙、樹脂、ゴム、ガラス、金属、木などの種
々の被着体を使用することができ、被着体の双方が非多
孔体であってもよい。本発明の接着性組成物に紫外線を
照射する時期は、接着工程に応じて適宜選定すればよ
く、例えば接着性組成物に紫外線を照射した後にその接
着性組成物を被着体に塗布して被着体を貼り合わせても
よいし、予め接着性組成物を被着体に塗布した後紫外線
を照射して被着体を貼り合わせてもよく、更に従来の紫
外線硬化型接着剤のように光透過性の被着体の場合に
は、接着性組成物を被着体に塗布して貼り合わせた後に
紫外線を照射してもよい。なお、本発明の接着性組成物
は、被着体の片面又は両面に塗布することができる。塗
布方法としては、ロールコーター、スクリーンコータ
ー、ドクターナイフコーター、スプレーコーター、グラ
ビアコーター、ディスペンサーコーター、刷毛塗り、カ
ーテンウォールコーターなどの通常の塗布方法は全て使
用できる。本発明の接着性組成物の被着体への塗布量
は、要求される接着特性に応じて適宜選定すればよい
が、厚みが通常3〜500μmの範囲であり、好ましく
は50〜200μmの範囲である。本発明の接着性組成
物は、加熱工程を必要とせず、常温で被着体を接着する
ことができる。
【0030】本発明の接着性組成物は、種々の分野にお
いて使用することができ、例えば非多孔体同士の接着剤
分野、コンタクト接着剤、粘着剤の使用されている分
野、瞬間接着剤、アクリル系構造用接着剤、エポキシ系
接着剤、ウレタン系接着剤の使用されている分野、湿気
硬化型接着剤の使用されている分野、水性エマルジョン
接着剤、ホットメルト接着剤の使用されている分野など
が挙げられる。
いて使用することができ、例えば非多孔体同士の接着剤
分野、コンタクト接着剤、粘着剤の使用されている分
野、瞬間接着剤、アクリル系構造用接着剤、エポキシ系
接着剤、ウレタン系接着剤の使用されている分野、湿気
硬化型接着剤の使用されている分野、水性エマルジョン
接着剤、ホットメルト接着剤の使用されている分野など
が挙げられる。
【0031】
【作用】通常の接着剤は、基本樹脂、粘着性付与剤及び
可塑剤の三成分を主成分としている。この基本的な三成
分は、相溶性又は相混和性を持つためには、近似溶解性
パラメーターを持つ必要がある。しかるに、本発明の紫
外線硬化型接着性組成物は、基本樹脂となる紫外線硬化
性モノマー又はオリゴマーが、紫外線の照射によって重
合したときに、瞬時にポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴム、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエ
ン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂などと溶解性パラ
メーターにおいて大きな差を生じるため、硬化後の接着
性組成物は相互に相溶解性や相混和性を維持しながら
も、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
除晶に寄与していた紫外線硬化性モノマー又はオリゴマ
ーがポリマーに変わり溶剤的作用がなくなるため、ポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの結晶化が
急速に進み、結果的に凝集接着力の向上による大きな接
着力につながる。上記のような方法で、ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの結晶化が急速に進行
することは、本発明の最も特徴とするところである。
可塑剤の三成分を主成分としている。この基本的な三成
分は、相溶性又は相混和性を持つためには、近似溶解性
パラメーターを持つ必要がある。しかるに、本発明の紫
外線硬化型接着性組成物は、基本樹脂となる紫外線硬化
性モノマー又はオリゴマーが、紫外線の照射によって重
合したときに、瞬時にポリ(2−クロロ−1,3−ブタ
ジエン)系ゴム、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエ
ン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂などと溶解性パラ
メーターにおいて大きな差を生じるため、硬化後の接着
性組成物は相互に相溶解性や相混和性を維持しながら
も、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
除晶に寄与していた紫外線硬化性モノマー又はオリゴマ
ーがポリマーに変わり溶剤的作用がなくなるため、ポリ
(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの結晶化が
急速に進み、結果的に凝集接着力の向上による大きな接
着力につながる。上記のような方法で、ポリ(2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの結晶化が急速に進行
することは、本発明の最も特徴とするところである。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に具体的に
説明する。ただし、本発明は、これらの例によって何ら
制限されるものではない。
説明する。ただし、本発明は、これらの例によって何ら
制限されるものではない。
【0033】実施例1〜4 表面積1500m2/gの酸化マグネシウムとt−ブチ
ルフェノール樹脂を表1に示した配合量で配合して反応
させ、キレート樹脂を製造した。次に、紫外線硬化性モ
ノマーであるラウリルアクリレートにポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)を表1に記載してある配合割合
でバンバリーミキサーにより混合して溶解させ、次にキ
レート樹脂を混合して溶解させた。更に、表面積110
0m2/gの酸化亜鉛、老化防止剤、レベリング剤を表
1に記載してある配合割合で混合し、最後に光重合開始
剤を表1に記載してある配合割合で混合して実施例1〜
4の4種の接着性組成物を製造した。なお、表1に示し
た配合量の単位は、重量部である。得られた接着性組成
物を各被着体に200μmの厚みにドクターナイフコー
ターにより塗布し、80W、100mm下のメタルハラ
イドランプの下で、3秒間照射した後(紫外線強度38
0mJ/cm2)、50g/cm2の圧力でキャンバスを
貼り合わせ、24時間後に180°剥離強度を測定し
た。剥離強度の測定結果を表2に示した。
ルフェノール樹脂を表1に示した配合量で配合して反応
させ、キレート樹脂を製造した。次に、紫外線硬化性モ
ノマーであるラウリルアクリレートにポリ(2−クロロ
−1,3−ブタジエン)を表1に記載してある配合割合
でバンバリーミキサーにより混合して溶解させ、次にキ
レート樹脂を混合して溶解させた。更に、表面積110
0m2/gの酸化亜鉛、老化防止剤、レベリング剤を表
1に記載してある配合割合で混合し、最後に光重合開始
剤を表1に記載してある配合割合で混合して実施例1〜
4の4種の接着性組成物を製造した。なお、表1に示し
た配合量の単位は、重量部である。得られた接着性組成
物を各被着体に200μmの厚みにドクターナイフコー
ターにより塗布し、80W、100mm下のメタルハラ
イドランプの下で、3秒間照射した後(紫外線強度38
0mJ/cm2)、50g/cm2の圧力でキャンバスを
貼り合わせ、24時間後に180°剥離強度を測定し
た。剥離強度の測定結果を表2に示した。
【0034】比較例1 実施例1において、ラウリルアクリレート50.0重量
部の代わりに、トルエン19.53重量部を使用し、光
重合開始剤を使用しなかった以外は、実施例1と同様に
して実施した。剥離強度の測定結果を表2に示した。
部の代わりに、トルエン19.53重量部を使用し、光
重合開始剤を使用しなかった以外は、実施例1と同様に
して実施した。剥離強度の測定結果を表2に示した。
【0035】
【表1】
【0036】なお、表1における各物質は、以下のもの
を用いた。 ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン):商品名 ネ
オプレンAC、昭和電工・デュポン社製、ムーニー粘度
60 老化防止剤:商品名 Zalba Special、精
工化学株式会社製 t−ブチルフェノール樹脂:商品名 CKR−163
4、日触スケネクタディ社製 光重合開始剤:商品名 ダロキュア1173、チバガイ
ギー社製 レベリング剤(界面活性剤):商品名FC−430、ス
リーエム社製
を用いた。 ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン):商品名 ネ
オプレンAC、昭和電工・デュポン社製、ムーニー粘度
60 老化防止剤:商品名 Zalba Special、精
工化学株式会社製 t−ブチルフェノール樹脂:商品名 CKR−163
4、日触スケネクタディ社製 光重合開始剤:商品名 ダロキュア1173、チバガイ
ギー社製 レベリング剤(界面活性剤):商品名FC−430、ス
リーエム社製
【0037】
【表2】
【0038】表2中、( )内の数値は、15分後の粘
着力を示したものである。なお、実施例1の接着性組成
物を使用してキャンバス/ステンレスを貼り合わせた。
このときの剥離強度の経時変化を図1に示した。
着力を示したものである。なお、実施例1の接着性組成
物を使用してキャンバス/ステンレスを貼り合わせた。
このときの剥離強度の経時変化を図1に示した。
【0039】
【発明の効果】本発明の接着性組成物は、有機溶剤を含
まない無溶剤型であるため、作業環境の汚染がなく、火
災の危険も極めて少ない。また、溶媒を除去する必要が
ないため、特別の乾燥工程が不要である。また、紫外線
による硬化反応であるため、熱処理による硬化作業工程
が不要である。また、被着体が双方非多孔体であって
も、無溶剤型であるために、接着性組成物を塗布して、
紫外線を照射し、ただちに貼り合わせることができる
し、また位置ずれも生じにくい。更に、紫外線の照射に
より、殆ど発熱を伴うことなく、粘着剤から接着剤に移
行するため、熱処理などのために被着体が限定されるこ
とがない。このように、本発明の接着性組成物は、多く
の利点を有するので、実用上極めて有用である。
まない無溶剤型であるため、作業環境の汚染がなく、火
災の危険も極めて少ない。また、溶媒を除去する必要が
ないため、特別の乾燥工程が不要である。また、紫外線
による硬化反応であるため、熱処理による硬化作業工程
が不要である。また、被着体が双方非多孔体であって
も、無溶剤型であるために、接着性組成物を塗布して、
紫外線を照射し、ただちに貼り合わせることができる
し、また位置ずれも生じにくい。更に、紫外線の照射に
より、殆ど発熱を伴うことなく、粘着剤から接着剤に移
行するため、熱処理などのために被着体が限定されるこ
とがない。このように、本発明の接着性組成物は、多く
の利点を有するので、実用上極めて有用である。
【図1】本発明の接着性組成物の剥離強度の経時変化を
示したものである。
示したものである。
フロントページの続き (72)発明者 木暮 保夫 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 かながわサイエンスパーク,R&D A −1008 株式会社ニッコー化学研究所内 (72)発明者 平井 賢一郎 東京都港区六本木6丁目1番20号 高圧ガ ス工業株式会社東京事務所内 (72)発明者 福重 節雄 千葉県佐倉市石川620−1 高圧ガス工業 株式会社佐倉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 紫外線硬化性モノマー若しくはオリゴマ
ー、又はこれらの混合物を100重量部、ポリ(2−ク
ロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムを5〜300重量
部、ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムの
接着性を向上させる樹脂をポリ(2−クロロ−1,3−
ブタジエン)系ゴム100重量部に対して5〜120重
量部、金属酸化物をポリ(2−クロロ−1,3−ブタジ
エン)系ゴムの接着性を向上させる樹脂とポリ(2−ク
ロロ−1,3−ブタジエン)系ゴムとの合計量100重
量部に対して5〜50重量部及び有効量の光重合開始剤
を含有していることを特徴とする紫外線硬化型接着性組
成物。 - 【請求項2】 金属酸化物が酸化マグネシウム、酸化亜
鉛又はこれらの混合物である請求項1記載の紫外線硬化
型接着性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215493A JPH06306331A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 接着性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215493A JPH06306331A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 接着性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06306331A true JPH06306331A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14828943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12215493A Pending JPH06306331A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 接着性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06306331A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09125012A (ja) * | 1995-11-01 | 1997-05-13 | Cemedine Co Ltd | 速硬化接着方法及び接着剤 |
JP2002155258A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 光反応性ホットメルト接着剤組成物 |
JP4599034B2 (ja) * | 2001-05-22 | 2010-12-15 | 株式会社ブリヂストン | 接着剤組成物及びゴムとの接着方法 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP12215493A patent/JPH06306331A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09125012A (ja) * | 1995-11-01 | 1997-05-13 | Cemedine Co Ltd | 速硬化接着方法及び接着剤 |
JP2002155258A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 光反応性ホットメルト接着剤組成物 |
JP4599034B2 (ja) * | 2001-05-22 | 2010-12-15 | 株式会社ブリヂストン | 接着剤組成物及びゴムとの接着方法 |
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