JPH06305608A - ワーク吸着装置 - Google Patents
ワーク吸着装置Info
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- JPH06305608A JPH06305608A JP9436193A JP9436193A JPH06305608A JP H06305608 A JPH06305608 A JP H06305608A JP 9436193 A JP9436193 A JP 9436193A JP 9436193 A JP9436193 A JP 9436193A JP H06305608 A JPH06305608 A JP H06305608A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワーク1枚当りの重量が軽量であってもワー
クの吸着枚数を正確に判定し、しかもワーク吸着の際の
高荷重による押圧にも十分に耐えるようにする。 【構成】 吸着手段13が取付けられた第2の支持ベー
ス12を弾性体15を介して第1の支持ベース11に吊
下げ、弾性体15の弾性変形量を所定値内に制限するス
トッパ手段21を設ける。弾性体15の弾性変形量を弾
性変形量検知手段31により検知し、判定手段45によ
って弾性変形量検知手段31からの出力信号と予め設定
された設定値とを比較し、吸着手段13に吸着されたワ
ーク5の枚数の良否を判定する。
クの吸着枚数を正確に判定し、しかもワーク吸着の際の
高荷重による押圧にも十分に耐えるようにする。 【構成】 吸着手段13が取付けられた第2の支持ベー
ス12を弾性体15を介して第1の支持ベース11に吊
下げ、弾性体15の弾性変形量を所定値内に制限するス
トッパ手段21を設ける。弾性体15の弾性変形量を弾
性変形量検知手段31により検知し、判定手段45によ
って弾性変形量検知手段31からの出力信号と予め設定
された設定値とを比較し、吸着手段13に吸着されたワ
ーク5の枚数の良否を判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの吸着枚数を正
確に判定することが可能なワーク吸着装置に関する。
確に判定することが可能なワーク吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワーク搬送時のワークずれや脱落を防止
し、安定したワーク搬送を実現可能にしたリフティング
マグネットの一例として、特公平4−38679号公報
が知られている。このように、吸着力を高めた可動ヨー
ク型リフティングマグネットを利用することにより、搬
送時におけるワークの吸着が確実となり、ワークのロボ
ット等による自動搬送が実現可能となる。
し、安定したワーク搬送を実現可能にしたリフティング
マグネットの一例として、特公平4−38679号公報
が知られている。このように、吸着力を高めた可動ヨー
ク型リフティングマグネットを利用することにより、搬
送時におけるワークの吸着が確実となり、ワークのロボ
ット等による自動搬送が実現可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁マ
グネットを利用した自動搬送の場合は、ワークが薄板で
あると電磁マグネットの磁気のためワークを2枚同時に
吸着してしまうという問題がある。また、薄板状のワー
クの表面に油が付着している場合は、ワーク同士が密着
しマグネットの磁気がなくともワークを2枚同時に吊上
げてしまうという問題がある。したがって、ワークの2
枚吸着現象は電磁マグネットによる吸着に限られず、負
圧を利用したバキュームカップの吸着時にも生じる。
グネットを利用した自動搬送の場合は、ワークが薄板で
あると電磁マグネットの磁気のためワークを2枚同時に
吸着してしまうという問題がある。また、薄板状のワー
クの表面に油が付着している場合は、ワーク同士が密着
しマグネットの磁気がなくともワークを2枚同時に吊上
げてしまうという問題がある。したがって、ワークの2
枚吸着現象は電磁マグネットによる吸着に限られず、負
圧を利用したバキュームカップの吸着時にも生じる。
【0004】このように、ワークを2枚同時に吸着し、
たとえばプレス成形機へ供給することは、極めて危険で
あるため、2枚同時吸着は確実に防止する必要がある。
これに対処するために、従来ではつぎのような対策がと
られている。
たとえばプレス成形機へ供給することは、極めて危険で
あるため、2枚同時吸着は確実に防止する必要がある。
これに対処するために、従来ではつぎのような対策がと
られている。
【0005】従来では、ワークの2枚同時吸着を防止す
るために、ワークの吸着後、一旦ワークを秤の上に載せ
て重量を測定することが行われているが、この方法の場
合はワークの秤への載せ替えが生じるので、ワーク搬送
にロスタイムが生じるという問題がある。一方、電磁マ
グネットと搬送手段としてのロボットとを連結する部分
に、ワークの重量を計測する荷重計を取付けることも考
えられているが、つぎの問題が存在する。
るために、ワークの吸着後、一旦ワークを秤の上に載せ
て重量を測定することが行われているが、この方法の場
合はワークの秤への載せ替えが生じるので、ワーク搬送
にロスタイムが生じるという問題がある。一方、電磁マ
グネットと搬送手段としてのロボットとを連結する部分
に、ワークの重量を計測する荷重計を取付けることも考
えられているが、つぎの問題が存在する。
【0006】電磁マグネット等の吸着手段を用いた搬送
装置では、ワークの吸着を行うに際し、ワークの吸着を
確実に行うため吸着手段がワークに押し付けられるが、
このときの押圧力は、搬送装置の種類によって異なる
が、たとえば100kgを超える場合もある。
装置では、ワークの吸着を行うに際し、ワークの吸着を
確実に行うため吸着手段がワークに押し付けられるが、
このときの押圧力は、搬送装置の種類によって異なる
が、たとえば100kgを超える場合もある。
【0007】従来の荷重計は、そのほとんどが歪ゲージ
式荷重計であり、精度も高いことから多用されている
が、過負荷に弱い。そのため、ワークの吸着時の押圧力
を考慮した定格値の大きな荷重計を使用すると、ワーク
の1枚当りの重量が数100gという低荷重領域での感
度が悪くなり、ワークの重量計測に大きなバラツキが生
じる。
式荷重計であり、精度も高いことから多用されている
が、過負荷に弱い。そのため、ワークの吸着時の押圧力
を考慮した定格値の大きな荷重計を使用すると、ワーク
の1枚当りの重量が数100gという低荷重領域での感
度が悪くなり、ワークの重量計測に大きなバラツキが生
じる。
【0008】本発明は、上記の問題に着目し、ワークの
吸着枚数を正確に判定できるとともに、ワーク吸着の際
の高荷重による押圧にも十分に耐えうることが可能なワ
ーク吸着装置を提供することを目的とする。
吸着枚数を正確に判定できるとともに、ワーク吸着の際
の高荷重による押圧にも十分に耐えうることが可能なワ
ーク吸着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るワーク吸着装置は、搬送手段側に取付け
られる第1の支持ベースと、前記第1の支持ベースの下
方に配置される第2の支持ベースと、前記第2の支持ベ
ースに取付けられ、ワークを吸着する吸着手段と、前記
吸着手段が取付けられた第2の支持ベースを第1の支持
ベースに吊下げる弾性体と、前記弾性体の上下方向の弾
性変形量を所定値内に制限するストッパ手段と、前記弾
性体の弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段と、前
記弾性変形量検知手段からの出力信号と予め設定された
設定値とを比較し、前記吸着手段に吸着されたワークの
枚数の良否を判定する判定手段と、を具備したものから
成る。
の本発明に係るワーク吸着装置は、搬送手段側に取付け
られる第1の支持ベースと、前記第1の支持ベースの下
方に配置される第2の支持ベースと、前記第2の支持ベ
ースに取付けられ、ワークを吸着する吸着手段と、前記
吸着手段が取付けられた第2の支持ベースを第1の支持
ベースに吊下げる弾性体と、前記弾性体の上下方向の弾
性変形量を所定値内に制限するストッパ手段と、前記弾
性体の弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段と、前
記弾性変形量検知手段からの出力信号と予め設定された
設定値とを比較し、前記吸着手段に吸着されたワークの
枚数の良否を判定する判定手段と、を具備したものから
成る。
【0010】
【作用】このように構成されたワーク吸着装置において
は、吸着手段によりワークが吸着されると、ワークの重
量に応じて弾性体が弾性変形する。ここで、ワーク吸着
装置には、ストッパ手段が設けられているので、ワーク
吸着の際に吸着手段がワークに強く押圧されても、弾性
体の弾性変形量は所定値内に制限される。
は、吸着手段によりワークが吸着されると、ワークの重
量に応じて弾性体が弾性変形する。ここで、ワーク吸着
装置には、ストッパ手段が設けられているので、ワーク
吸着の際に吸着手段がワークに強く押圧されても、弾性
体の弾性変形量は所定値内に制限される。
【0011】ワーク吸着時の弾性体の弾性変形量は、弾
性変形量検知手段によって検知される。弾性変形量検知
手段からの出力信号は、判定手段によって予め設定され
た設定値と比較される。ここで、弾性変形量検知手段か
らの出力信号が設定値と著しく異なる場合は、吸着手段
によってワークが複数枚吸着されたと判定される。
性変形量検知手段によって検知される。弾性変形量検知
手段からの出力信号は、判定手段によって予め設定され
た設定値と比較される。ここで、弾性変形量検知手段か
らの出力信号が設定値と著しく異なる場合は、吸着手段
によってワークが複数枚吸着されたと判定される。
【0012】このように、弾性体の弾性変形量はストッ
パ手段によって所定値内に制限されるので、ワークの吸
着の際に吸着手段が過大な荷重によってワークに押圧さ
れても、弾性体の過度の変形が防止され、低荷重領域で
の感度が悪化することはなくなる。したがって、ワーク
が軽量であってもワークの吸着枚数を正確に判定するこ
とが可能となる。
パ手段によって所定値内に制限されるので、ワークの吸
着の際に吸着手段が過大な荷重によってワークに押圧さ
れても、弾性体の過度の変形が防止され、低荷重領域で
の感度が悪化することはなくなる。したがって、ワーク
が軽量であってもワークの吸着枚数を正確に判定するこ
とが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係るワーク吸着装置の望ま
しい実施例を、図面を参照して説明する。
しい実施例を、図面を参照して説明する。
【0014】第1実施例 図1ないし図4は、本発明の第1実施例を示しており、
とくに吸着手段として電磁マグネットを用いた場合を示
している。図1において1は、搬送手段としての工業用
ロボットを示している。ロボット1のアームの先端部に
は、1個のワーク吸着装置10が取付けられている。
とくに吸着手段として電磁マグネットを用いた場合を示
している。図1において1は、搬送手段としての工業用
ロボットを示している。ロボット1のアームの先端部に
は、1個のワーク吸着装置10が取付けられている。
【0015】ワーク吸着装置10は、四角形の板状部材
からなる第1の支持ベース11を有している。第1の支
持ベース11の上面には、取付座11aが形成されてい
る。取付座11aは、ロボット1のアームの先端部と連
結されている。
からなる第1の支持ベース11を有している。第1の支
持ベース11の上面には、取付座11aが形成されてい
る。取付座11aは、ロボット1のアームの先端部と連
結されている。
【0016】第1の支持ベース11の下方には、四角形
の板状部材からなる第2の支持ベース12が配置されて
いる。第2の支持ベース12の下部には、ワーク5を吸
着する吸着手段としての電磁マグネット13が取付けら
れている。本実施例では、第2の支持ベース12が電磁
マグネット13の上部と兼用した構成となっているが、
両者を分離した構成としてもよい。
の板状部材からなる第2の支持ベース12が配置されて
いる。第2の支持ベース12の下部には、ワーク5を吸
着する吸着手段としての電磁マグネット13が取付けら
れている。本実施例では、第2の支持ベース12が電磁
マグネット13の上部と兼用した構成となっているが、
両者を分離した構成としてもよい。
【0017】電磁マグネット13が取付けられた第2の
支持ベース13は、弾性体としての板ばね15を介して
第1の支持ベース13に吊下げられている。板ばね15
は、U字形をしており、上下方向に弾性変形可能となっ
ている。板ばね15の一方は、第1の支持ベース11の
下面に固定されており、板ばね15の他方は、第2の支
持ベース12の下面に固定されている。
支持ベース13は、弾性体としての板ばね15を介して
第1の支持ベース13に吊下げられている。板ばね15
は、U字形をしており、上下方向に弾性変形可能となっ
ている。板ばね15の一方は、第1の支持ベース11の
下面に固定されており、板ばね15の他方は、第2の支
持ベース12の下面に固定されている。
【0018】第1の支持ベース11と第2の支持ベース
12には、板ばね15の弾性変形量を所定値内に制限す
るストッパ手段21が設けられている。ストッパ手段2
1は、第1のストッパ22と第2のストッパ23とから
構成されている。第1のストッパ22は、板ばね15の
両端部が互に接近する方向に過度に変位するのを阻止す
る機能を有しており、本実施例では板ばね15を固定す
る固定部材から構成されている。
12には、板ばね15の弾性変形量を所定値内に制限す
るストッパ手段21が設けられている。ストッパ手段2
1は、第1のストッパ22と第2のストッパ23とから
構成されている。第1のストッパ22は、板ばね15の
両端部が互に接近する方向に過度に変位するのを阻止す
る機能を有しており、本実施例では板ばね15を固定す
る固定部材から構成されている。
【0019】第2のストッパ23は、板状部材から構成
されている。第2のストッパ23の一方は、第2の支持
ベース12の側面に固定されている。第2のストッパ2
3の他方には、L字状に折り曲げられた折り曲げ部23
aが形成されている。折り曲げ部23aは、第1の支持
ベース11の上面と係合可能となっている。第2のスト
ッパ23は、板ばね15の両端部が互に離れる方向に過
度に変位するのを阻止する機能を有している。ワーク5
を吊り上げた状態では、第2の支持ベース12は第1の
支持ベース11に対して押圧方向に距離H1 、引張り方
向に距離H2 だけ移動可能となっている。
されている。第2のストッパ23の一方は、第2の支持
ベース12の側面に固定されている。第2のストッパ2
3の他方には、L字状に折り曲げられた折り曲げ部23
aが形成されている。折り曲げ部23aは、第1の支持
ベース11の上面と係合可能となっている。第2のスト
ッパ23は、板ばね15の両端部が互に離れる方向に過
度に変位するのを阻止する機能を有している。ワーク5
を吊り上げた状態では、第2の支持ベース12は第1の
支持ベース11に対して押圧方向に距離H1 、引張り方
向に距離H2 だけ移動可能となっている。
【0020】第2の支持ベース12には、板ばね15の
弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段としての差動
トランス31が取付けられている。差動トランス31
は、コイル部32とコア部33とから構成されている。
コイル部32は、第2の支持ベース12に固定されてい
る。コア部33は、コイル部32と相対移動可能となっ
ており、コア部33の一方は連結ピン35を介して第1
の支持ベース12に連結されている。
弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段としての差動
トランス31が取付けられている。差動トランス31
は、コイル部32とコア部33とから構成されている。
コイル部32は、第2の支持ベース12に固定されてい
る。コア部33は、コイル部32と相対移動可能となっ
ており、コア部33の一方は連結ピン35を介して第1
の支持ベース12に連結されている。
【0021】差動トランス31は、コイル部32の1次
コイル32aに発振器30からの1〜10KHzの交流
電圧が印加されており、別に設けられた2つの2次コイ
ル32bに誘起電圧を発生する。この誘起電圧は、コイ
ル部32に対するコア部33の位置によって変化する。
2つの2次コイル32bに発生する誘起電圧を位相検波
し、整流することによって正負の出力電圧を得ることが
できる。コイル部32に対してコア部33が中央にある
ときは、2次コイルの出力電圧は0Vとなる。
コイル32aに発振器30からの1〜10KHzの交流
電圧が印加されており、別に設けられた2つの2次コイ
ル32bに誘起電圧を発生する。この誘起電圧は、コイ
ル部32に対するコア部33の位置によって変化する。
2つの2次コイル32bに発生する誘起電圧を位相検波
し、整流することによって正負の出力電圧を得ることが
できる。コイル部32に対してコア部33が中央にある
ときは、2次コイルの出力電圧は0Vとなる。
【0022】板ばね15は、電磁マグネット13にワー
ク5が吸着されていない場合でも、電磁マグネット13
および第2の支持ベース12の重量である程度撓むの
で、ワーク5を吸着していない状態でコア部33がコイ
ル部32の中央に位置するように調整されている。コイ
ル部32に対するコア部33の位置は、第1の支持ベー
ス11に螺合された連結ピン35を回転させて連結ピン
35のねじ込み量を変えることにより調整可能となって
いる。
ク5が吸着されていない場合でも、電磁マグネット13
および第2の支持ベース12の重量である程度撓むの
で、ワーク5を吸着していない状態でコア部33がコイ
ル部32の中央に位置するように調整されている。コイ
ル部32に対するコア部33の位置は、第1の支持ベー
ス11に螺合された連結ピン35を回転させて連結ピン
35のねじ込み量を変えることにより調整可能となって
いる。
【0023】差動トランス31からの出力信号(交流電
圧)は、整流平滑回路部41に入力されている。整流平
滑回路部41では、差動トランス31からの交流電圧が
直流電圧に変換される。整流平滑回路部41からの出力
信号は、増幅器42によって増幅されるようなってい
る。増幅器42によって増幅された差動トランス31か
らの出力信号は、判定手段としての比較器45に入力さ
れている。
圧)は、整流平滑回路部41に入力されている。整流平
滑回路部41では、差動トランス31からの交流電圧が
直流電圧に変換される。整流平滑回路部41からの出力
信号は、増幅器42によって増幅されるようなってい
る。増幅器42によって増幅された差動トランス31か
らの出力信号は、判定手段としての比較器45に入力さ
れている。
【0024】比較器45には、設定器46が接続されて
いる。設定器46は、1枚のワーク5の重量に相当する
電気信号を比較器45に入力するようになっている。比
較器45は、増幅器42によって増幅された差動トラン
ス31からの出力信号と設定器46によって予め設定さ
れた設定値とを比較し、電磁マグネット13に吸着され
たワーク5の枚数の良否を判定する機能を有している。
いる。設定器46は、1枚のワーク5の重量に相当する
電気信号を比較器45に入力するようになっている。比
較器45は、増幅器42によって増幅された差動トラン
ス31からの出力信号と設定器46によって予め設定さ
れた設定値とを比較し、電磁マグネット13に吸着され
たワーク5の枚数の良否を判定する機能を有している。
【0025】図4は、板ばね15の変位量とワーク5の
重量との関係を示している。板ばね15の弾性変形量と
ワーク5の重量は正比例の関係にあることから、本実施
例では、板ばね15の弾性変形量を差動トランス31に
よって間接的に検知し、ワーク5の重量を求めるように
なっている。
重量との関係を示している。板ばね15の弾性変形量と
ワーク5の重量は正比例の関係にあることから、本実施
例では、板ばね15の弾性変形量を差動トランス31に
よって間接的に検知し、ワーク5の重量を求めるように
なっている。
【0026】図4に示すように、ワーク5を吸着しない
状態で板ばね15によって吊下げられている重量をW0
とした場合、この状態で差動トランス31からの出力が
ゼロとなるようにコア部33の位置が調整される。この
状態でのコア部33の位置をx0 とすると、1枚のワー
ク5を吸着した場合は、板ばね15によって吊下げられ
ている重量は、W0 +W1 となり、板ばね15の変位量
はx0 +x1 となる。
状態で板ばね15によって吊下げられている重量をW0
とした場合、この状態で差動トランス31からの出力が
ゼロとなるようにコア部33の位置が調整される。この
状態でのコア部33の位置をx0 とすると、1枚のワー
ク5を吸着した場合は、板ばね15によって吊下げられ
ている重量は、W0 +W1 となり、板ばね15の変位量
はx0 +x1 となる。
【0027】このように、ワーク5の1枚分の重量に対
する板ばね15の変位量を把握しておくことにより、差
動トランス31によって間接的に検知される板ばね15
の変位量から電磁マグネット13に吸着されたワーク5
の重量(枚数)を求めることが可能となる。比較器45
は、電磁マグネット13が2枚以上のワーク5を検出し
ていると判断した場合には、ゲート部46に異常信号を
出力するようになっている。
する板ばね15の変位量を把握しておくことにより、差
動トランス31によって間接的に検知される板ばね15
の変位量から電磁マグネット13に吸着されたワーク5
の重量(枚数)を求めることが可能となる。比較器45
は、電磁マグネット13が2枚以上のワーク5を検出し
ていると判断した場合には、ゲート部46に異常信号を
出力するようになっている。
【0028】ゲート部46には、シーケンサ(シーケン
ス制御装置)47からの信号が入力されるようになって
いる。シーケンサ47は、ワーク5の2枚検出のタイミ
ングを制御するものであり、ワーク5を吸着し少し持ち
上げた時、またはワーク5の持ち上げ上昇端において、
ゲート部46に出力信号を出力するようになっている。
ス制御装置)47からの信号が入力されるようになって
いる。シーケンサ47は、ワーク5の2枚検出のタイミ
ングを制御するものであり、ワーク5を吸着し少し持ち
上げた時、またはワーク5の持ち上げ上昇端において、
ゲート部46に出力信号を出力するようになっている。
【0029】ゲート部46は、比較器45から2枚吸着
した旨の信号とシーケンサ47からの検知タイミング信
号との双方が入力された場合にのみ、搬送手段としての
ロボット1にワークの2枚吸着の旨の信号を出力するよ
うになっている。
した旨の信号とシーケンサ47からの検知タイミング信
号との双方が入力された場合にのみ、搬送手段としての
ロボット1にワークの2枚吸着の旨の信号を出力するよ
うになっている。
【0030】なお、板ばね15の弾性変形量を1mm程
度に設定し、板ばね15の1mmの変位量をワーク5の
10〜15枚分の重量に相当するように設定すれば、搬
送時におけるワーク吸着装置10の若干の傾きや、差動
トランス31による板ばね15の変位量を検出する際の
機械の揺れによる測定誤差を無視することが可能とな
る。また、ワーク5のサイズ変更に伴うワーク5の重量
の変化に対しても十分に対応可能となる。
度に設定し、板ばね15の1mmの変位量をワーク5の
10〜15枚分の重量に相当するように設定すれば、搬
送時におけるワーク吸着装置10の若干の傾きや、差動
トランス31による板ばね15の変位量を検出する際の
機械の揺れによる測定誤差を無視することが可能とな
る。また、ワーク5のサイズ変更に伴うワーク5の重量
の変化に対しても十分に対応可能となる。
【0031】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。ロボット1は、予め教示された通りに動作
し、ワーク5を特定の場所から別の場所に搬送する。電
磁マグネット13によりワーク5を吸着する際には、ワ
ーク5の吸着を確実に行うために電磁マグネット13が
強い力でワーク5に押しつけられる。
説明する。ロボット1は、予め教示された通りに動作
し、ワーク5を特定の場所から別の場所に搬送する。電
磁マグネット13によりワーク5を吸着する際には、ワ
ーク5の吸着を確実に行うために電磁マグネット13が
強い力でワーク5に押しつけられる。
【0032】電磁マグネット13が強い力でワーク5に
押しつけられると、板ばね15の両端部が互に接近する
方向に弾性変形するが、第1の支持ベース11と第2の
支持ベース12との間には、第1のストッパ22が位置
しているので、板ばね15の弾性変形量が一定値になる
と、第1のストッパ22を構成する固定部材同士が当接
し、板ばね15の過度の変位が阻止される。
押しつけられると、板ばね15の両端部が互に接近する
方向に弾性変形するが、第1の支持ベース11と第2の
支持ベース12との間には、第1のストッパ22が位置
しているので、板ばね15の弾性変形量が一定値になる
と、第1のストッパ22を構成する固定部材同士が当接
し、板ばね15の過度の変位が阻止される。
【0033】電磁マグネット13の励磁によりワーク5
が吸着されると、ロボット1によってワーク吸着装置1
1が持上げられる。この状態では、電磁マグネット13
が取付けられた第2の支持ベース12が板ばね15を介
して第1の支持ベース11に吊下げられた状態となる。
電磁マグネット13には、ワーク5が吸着されているの
で、板ばね15の弾性変形量はワーク5を吸着していな
い場合に比べてワーク5の重量だけ増加する。
が吸着されると、ロボット1によってワーク吸着装置1
1が持上げられる。この状態では、電磁マグネット13
が取付けられた第2の支持ベース12が板ばね15を介
して第1の支持ベース11に吊下げられた状態となる。
電磁マグネット13には、ワーク5が吸着されているの
で、板ばね15の弾性変形量はワーク5を吸着していな
い場合に比べてワーク5の重量だけ増加する。
【0034】板ばね15の弾性変形量は、差動トランス
31によって間接的に検知されているので、差動トラン
ス31からの出力信号の変化から電磁マグネット13に
吸着されたワーク5の重量を把握することが可能とな
る。比較器45では、増幅器42によって増幅された差
動トランス31からの出力信号と、設定器46によって
予め設定された設定値とを比較し、電磁マグネット13
に吸着されたワーク5が1枚であるか2枚以上であるか
否かの判定が行われる。
31によって間接的に検知されているので、差動トラン
ス31からの出力信号の変化から電磁マグネット13に
吸着されたワーク5の重量を把握することが可能とな
る。比較器45では、増幅器42によって増幅された差
動トランス31からの出力信号と、設定器46によって
予め設定された設定値とを比較し、電磁マグネット13
に吸着されたワーク5が1枚であるか2枚以上であるか
否かの判定が行われる。
【0035】比較器45によりワーク5の2枚吸着であ
る旨が判定された場合は、ゲート部46に異常信号が出
力される。ここで、シーケンサ47からも検知タイミン
グ信号がゲート部46に出力されている場合は、ゲート
部46からロボット1の制御部に異常信号が出力され、
ワーク5の搬送動作が中止される。その後、一旦電磁マ
グネット13を無励時にしてワーク5を釈放し、再度ワ
ーク5の吸着動作が行われる。
る旨が判定された場合は、ゲート部46に異常信号が出
力される。ここで、シーケンサ47からも検知タイミン
グ信号がゲート部46に出力されている場合は、ゲート
部46からロボット1の制御部に異常信号が出力され、
ワーク5の搬送動作が中止される。その後、一旦電磁マ
グネット13を無励時にしてワーク5を釈放し、再度ワ
ーク5の吸着動作が行われる。
【0036】なお、複数枚のワーク5を吸着した場合
は、ロボット1により第1の支持ベース11を持ち上げ
る際に板ばね15の両端部が互に離れる方向に過度に変
位するおそれがあるが、第2の支持ベース12には第1
の支持ベース11の上面と係合可能な第2のストッパ2
3が設けられているので、板ばね15の過度の変形が阻
止される。
は、ロボット1により第1の支持ベース11を持ち上げ
る際に板ばね15の両端部が互に離れる方向に過度に変
位するおそれがあるが、第2の支持ベース12には第1
の支持ベース11の上面と係合可能な第2のストッパ2
3が設けられているので、板ばね15の過度の変形が阻
止される。
【0037】第2実施例 図5ないし図7は、本発明の第2実施例を示している。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、複数のワー
ク吸着装置によってワークを吸着する構成であり、その
他の部分は第1実施例に準じるので、準じる部分に第1
実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分の説明
を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第2実施例が第1実施例と異なるところは、複数のワー
ク吸着装置によってワークを吸着する構成であり、その
他の部分は第1実施例に準じるので、準じる部分に第1
実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分の説明
を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0038】第1実施例においては、ロボット1に1個
のワーク吸着装置10が取付けられていたが、本実施例
では、ロボット1に取付けアーム50を介して2つのワ
ーク吸着装置10が取付けられている。第1の支持ベー
ス11は、ねじ部11bを介してロボット1のアームの
先端部に連結されている。
のワーク吸着装置10が取付けられていたが、本実施例
では、ロボット1に取付けアーム50を介して2つのワ
ーク吸着装置10が取付けられている。第1の支持ベー
ス11は、ねじ部11bを介してロボット1のアームの
先端部に連結されている。
【0039】第2の支持ベース12の下端には、ねじ部
12bが形成されている。ねじ部12bには、吸着手段
としての電磁マグネット13が取付けられるようになっ
ている。第1の支持ベース11の外周面には、第2のス
トッパ23と係合可能な鍔部11cが形成されている。
12bが形成されている。ねじ部12bには、吸着手段
としての電磁マグネット13が取付けられるようになっ
ている。第1の支持ベース11の外周面には、第2のス
トッパ23と係合可能な鍔部11cが形成されている。
【0040】第1の支持ベース11と第2の支持ベース
12との間には、弾性体としての板ばね55が2つ配置
されている。第1実施例では、板ばね15はU字形とな
っていたが、平坦な板状部材から構成されている。各板
ばね15は、円周方向に等間隔に配置されている。各板
ばね15は、一方が第1のストッパ22を介して第1の
支持ベース11に固定されており、他方が別の第1のス
トッパ22を介して第2の支持ベース12に固定されて
いる。
12との間には、弾性体としての板ばね55が2つ配置
されている。第1実施例では、板ばね15はU字形とな
っていたが、平坦な板状部材から構成されている。各板
ばね15は、円周方向に等間隔に配置されている。各板
ばね15は、一方が第1のストッパ22を介して第1の
支持ベース11に固定されており、他方が別の第1のス
トッパ22を介して第2の支持ベース12に固定されて
いる。
【0041】各第1のストッパ22は、板ばね55が押
圧方向に一定量変位した場合は、第1の支持ベース11
および第2の支持ベース12と当接し、板ばね55が過
度に変位するのを阻止する機能を有している。第2の支
持ベース12に形成された第2のストッパ23は、第1
の支持ベース11の鍔部11cと係合することにより、
板ばね55の引張り方向の過度の変位を阻止するように
なっている。
圧方向に一定量変位した場合は、第1の支持ベース11
および第2の支持ベース12と当接し、板ばね55が過
度に変位するのを阻止する機能を有している。第2の支
持ベース12に形成された第2のストッパ23は、第1
の支持ベース11の鍔部11cと係合することにより、
板ばね55の引張り方向の過度の変位を阻止するように
なっている。
【0042】第1の支持ベース11には、板ばね55の
弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段としての差動
トランス31が設けられている。本実施例では、差動ト
ランス31を第1の支持ベース11側に設けているが、
第1実施例のように第2の支持ベース12側に設ける構
成としてもよい。
弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段としての差動
トランス31が設けられている。本実施例では、差動ト
ランス31を第1の支持ベース11側に設けているが、
第1実施例のように第2の支持ベース12側に設ける構
成としてもよい。
【0043】差動トランス31は、3つの板ばね55が
配置される円の中心に位置している。これにより、差動
トランス31は3つの板ばね55の平均たわみ量を検出
することが可能となっている。本実施例では、ロボット
1のアームに2つのワーク吸着装置10が取付けられて
いるので、図3の制御回路が2つ必要であり、2つのワ
ーク吸着装置10が共に1枚のワーク5を吸着したと判
定したときのみ、ワーク5のロボット1による搬送が可
能となる。
配置される円の中心に位置している。これにより、差動
トランス31は3つの板ばね55の平均たわみ量を検出
することが可能となっている。本実施例では、ロボット
1のアームに2つのワーク吸着装置10が取付けられて
いるので、図3の制御回路が2つ必要であり、2つのワ
ーク吸着装置10が共に1枚のワーク5を吸着したと判
定したときのみ、ワーク5のロボット1による搬送が可
能となる。
【0044】このように構成された第2実施例において
は、複数のワーク吸着装置10を有しているので、薄板
でかつ長尺のワークの搬送が可能となる。また、3つの
板ばね55を円周方向に一定の間隔で配置しているの
で、ワーク5に対する偏心と傾きに対して強くなり、3
つの板ばね55の平均たわみ量を差動トランス31で検
知することができる。したがって、ワークの吸着枚数判
定精度を安定したものとすることができる。
は、複数のワーク吸着装置10を有しているので、薄板
でかつ長尺のワークの搬送が可能となる。また、3つの
板ばね55を円周方向に一定の間隔で配置しているの
で、ワーク5に対する偏心と傾きに対して強くなり、3
つの板ばね55の平均たわみ量を差動トランス31で検
知することができる。したがって、ワークの吸着枚数判
定精度を安定したものとすることができる。
【0045】上記各実施例においては、吸着手段として
電磁マグネット13を用いた構成を示したが、電磁マグ
ネットに限定されるものではなく、負圧による吸引力を
利用したバキュームパッドを用いた構成としてもよい。
したがって、ワーク5は磁性体でなくともよく、非磁性
体で油の付着によってワーク同士が密着した場合の2枚
吸着も判定可能となる。
電磁マグネット13を用いた構成を示したが、電磁マグ
ネットに限定されるものではなく、負圧による吸引力を
利用したバキュームパッドを用いた構成としてもよい。
したがって、ワーク5は磁性体でなくともよく、非磁性
体で油の付着によってワーク同士が密着した場合の2枚
吸着も判定可能となる。
【0046】各実施例に示したワーク吸着装置10は、
ワークの2枚吸着を検出することを目的としているが、
ワーク吸着装置10はつぎの機能も発揮する。ワーク5
のロボット1による搬送途中において、搬送時の加速度
が大きすぎると、ワーク吸着装置10からワーク5が落
下するおそれがあるが、ワーク5に作用する荷重を板ば
ね15、55の変位量から把握することが可能であるの
で、差動トランス31からの出力信号をロボット1の制
御装置に入力することで、ワーク5の搬送速度をワーク
5が吸着手段から脱落しない程度の速度に抑えることも
可能となる。
ワークの2枚吸着を検出することを目的としているが、
ワーク吸着装置10はつぎの機能も発揮する。ワーク5
のロボット1による搬送途中において、搬送時の加速度
が大きすぎると、ワーク吸着装置10からワーク5が落
下するおそれがあるが、ワーク5に作用する荷重を板ば
ね15、55の変位量から把握することが可能であるの
で、差動トランス31からの出力信号をロボット1の制
御装置に入力することで、ワーク5の搬送速度をワーク
5が吸着手段から脱落しない程度の速度に抑えることも
可能となる。
【0047】また、ワーク5の2枚吸着の有無をワーク
の重量に基づいて判定しているので、搬送の途中でワー
ク5がワーク吸着装置10から脱落してしまった場合で
も、ワークの吸着の有無を検知することが可能となり、
適切な対応をとることができる。このように、ワーク吸
着装置10は、ワーク5の2枚吸着検出だけでなく、ワ
ーク5の搬送行程の全般にわたってワーク5の搬送異常
の有無を監視する機能も有する。
の重量に基づいて判定しているので、搬送の途中でワー
ク5がワーク吸着装置10から脱落してしまった場合で
も、ワークの吸着の有無を検知することが可能となり、
適切な対応をとることができる。このように、ワーク吸
着装置10は、ワーク5の2枚吸着検出だけでなく、ワ
ーク5の搬送行程の全般にわたってワーク5の搬送異常
の有無を監視する機能も有する。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。
る。
【0049】(1)吸着手段が取付けられた第2の支持
ベースを弾性体を介して第1の支持ベースに吊下げ、弾
性体の弾性変形量を弾性変形量検知手段により検知し、
判定手段により弾性変形量検知手段からの出力信号と予
め設定された設定値とを比較し、吸着手段に吸着された
ワークの枚数の良否を判定するようにしたので、ワーク
の磁性体または非磁性体にかかわらずワークの吸着枚数
を正確に判定することができる。
ベースを弾性体を介して第1の支持ベースに吊下げ、弾
性体の弾性変形量を弾性変形量検知手段により検知し、
判定手段により弾性変形量検知手段からの出力信号と予
め設定された設定値とを比較し、吸着手段に吸着された
ワークの枚数の良否を判定するようにしたので、ワーク
の磁性体または非磁性体にかかわらずワークの吸着枚数
を正確に判定することができる。
【0050】(2)弾性体の弾性変形量を所定値内に制
限するストッパ手段を設けるようにしたので、ワークを
確実に吸着するためにワーク吸着装置を高荷重でワーク
に押しつけても、弾性体の過度の変形が阻止される。こ
れにより、定格荷重の大きな検知手段を使用する必要が
なくなり、低荷重領域での感度が悪くなるという問題も
解消される。したがって、ワークの吸着時における押圧
力が大であっても、軽量のワークの吸着枚数を正確に判
定することができる。
限するストッパ手段を設けるようにしたので、ワークを
確実に吸着するためにワーク吸着装置を高荷重でワーク
に押しつけても、弾性体の過度の変形が阻止される。こ
れにより、定格荷重の大きな検知手段を使用する必要が
なくなり、低荷重領域での感度が悪くなるという問題も
解消される。したがって、ワークの吸着時における押圧
力が大であっても、軽量のワークの吸着枚数を正確に判
定することができる。
【0051】(3)ワークの吸着枚数を吸着手段に吸着
されたワークの重量に基づいて判定しているので、ワー
クの吸着の有無や吸着の程度も判定可能となり、ワーク
の落下等の搬送異常を判定することができる。
されたワークの重量に基づいて判定しているので、ワー
クの吸着の有無や吸着の程度も判定可能となり、ワーク
の落下等の搬送異常を判定することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るワーク吸着装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の装置の制御ブロック図である。
【図4】図1の装置におけるワークの荷重と弾性体の変
位量との関係を示す特性図である。
位量との関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るワーク吸着装置の概
略構成を示す断面図である。
略構成を示す断面図である。
【図6】図5のX−X線に沿う断面図である。
【図7】図5のワーク吸着装置によるワークの搬送状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 搬送手段 5 ワーク 10 ワーク吸着装置 11 第1の支持ベース 12 第2の支持ベース 13 吸着手段 15 弾性体 21 ストッパ手段 31 弾性変形量検知手段 45 判定手段 55 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 59/04 7456−3F 61/00 7456−3F B65H 3/08 350 B 8712−3F (72)発明者 丹羽 英夫 愛知県名古屋市瑞穂区牛巻町6番10号 三 明電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送手段側に取付けられる第1の支持ベ
ースと、 前記第1の支持ベースの下方に配置される第2の支持ベ
ースと、 前記第2の支持ベースに取付けられ、ワークを吸着する
吸着手段と、 前記吸着手段が取付けられた第2の支持ベースを第1の
支持ベースに吊下げる弾性体と、 前記弾性体の上下方向の弾性変形量を所定値内に制限す
るストッパ手段と、 前記弾性体の弾性変形量を検知する弾性変形量検知手段
と、 前記弾性変形量検知手段からの出力信号と予め設定され
た設定値とを比較し、前記吸着手段に吸着されたワーク
の枚数の良否を判定する判定手段と、を具備したことを
特徴とするワーク吸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9436193A JPH06305608A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | ワーク吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9436193A JPH06305608A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | ワーク吸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06305608A true JPH06305608A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14108169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9436193A Pending JPH06305608A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | ワーク吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06305608A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009062175A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Akiyama International Kk | 枚葉印刷機の給紙部のサッカー装置 |
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-
1993
- 1993-04-21 JP JP9436193A patent/JPH06305608A/ja active Pending
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