JPH06305541A - ベルトの蛇行修正装置 - Google Patents

ベルトの蛇行修正装置

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JPH06305541A
JPH06305541A JP10164493A JP10164493A JPH06305541A JP H06305541 A JPH06305541 A JP H06305541A JP 10164493 A JP10164493 A JP 10164493A JP 10164493 A JP10164493 A JP 10164493A JP H06305541 A JPH06305541 A JP H06305541A
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JP
Japan
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belt
motor
correction device
snaking
drive roller
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Application number
JP10164493A
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English (en)
Inventor
Akio Hibino
明男 日比野
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Hashima Co Ltd
Original Assignee
Hashima Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの蛇行修正が速やかに行われ、ベルト
が走行範囲から逸脱することのないベルトの蛇行修正装
置を提供する。 【構成】 ベルト16が掛け渡された駆動ローラー14
の一方の端部に設けられベルト16の蛇行を修正するベ
ルトの蛇行修正装置20であって、ベルト16の走行範
囲を検知する検知部30と、モータ41により駆動され
駆動ローラー14の軸端部をベルト16の走行方向に沿
って移動させる伝達部40と、モータ41を間欠的に駆
動する開閉部及び検知部30の検知信号に応じてモータ
41を正、逆方向に切換える切換部からなる制御装置と
から構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動ローラーに掛け渡
されたベルトが蛇行したときこれを修正するベルトの蛇
行修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動ローラーにベルトを掛け渡し、ベル
トに載置した布等を搬送するベルト装置は種々の機械に
採用されている。これらのベルト装置は、ベルトが蛇行
したときにこれを修正するために蛇行修正装置が使用さ
れている。例えば、布加熱接着機においては、図7に示
すように、4箇所に配置した駆動ローラー1にベルト2
を掛け渡している。また、図7中、上側の2個の駆動ロ
ーラー1の中間部に、蛇行修正ローラー3及び補助ロー
ラー4を設け、ベルト2をS字状に屈曲させてベルト2
とローラー1,3,4との接触面積を増加し、これによ
ってベルト2に対する駆動力を大きくしている。
【0003】そして、布Fを上下2組のベルト2間に挟
着して搬送するとともに、図示しない加熱装置により布
Fを加熱して接着している。さらに、蛇行修正ローラー
3の近傍に、蛇行修正ローラー3の角度を変更する蛇行
修正装置5を設けてベルト2の蛇行を修正し、ベルト2
が所定の範囲を走行するように調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の布加熱接着機の
蛇行修正装置においては、蛇行修正装置5が、2個の駆
動ローラー1の中間部分にあるので、蛇行修正ローラー
3から駆動ローラー1(ベルト2の方向転回点)までの
区間、ベルト2が従来の惰性により引続き走行する。従
って、蛇行修正装置5により修正しても、ベルト2の蛇
行が修正されるまでに時間がかかる。そして、場合によ
っては、ベルト2が惰性により引続き同じ方向へ移動す
るので、ベルト2が走行範囲を逸脱する虞があるという
問題がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ベルトの蛇行修正が速やかに行わ
れ、ベルトが走行範囲から逸脱することのないベルトの
蛇行修正装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルトが掛け
渡された駆動ローラーの一方の端部に設けられ前記ベル
トの蛇行を修正するベルトの蛇行修正装置であって、前
記ベルトの走行範囲を検知する検知部と、モータにより
駆動され前記駆動ローラーの一方の軸端部を前記ベルト
の走行方向に沿って移動させる伝達部と、前記モータを
間欠的に駆動する開閉部及び前記検知部の検知信号に応
じて前記モータを正、逆回転方向に切換える切換部から
なる制御装置とから構成したところに特徴を有する。
【0007】
【作用】本発明によれば、ベルトが蛇行してその走行範
囲を越えると検知部が検知して、制御装置の切換部を切
り換える。また、開閉部がモータを間欠的に駆動し、伝
達部を介して駆動ローラーの軸端部をベルトの走行方向
に沿って移動する。これにより、該駆動ローラーとベル
トとの交差角度が変更されて、ベルトが反対方向に移動
する。そして、ベルトは、その走行範囲を往復動され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を布加熱接着機のベルト装置に
適用した一実施例につき図1乃至図6を参照して説明す
る。図1及び図2において、ベルト装置10は、駆動ロ
ーラー11,12、他方の駆動ローラーとしての駆動ロ
ーラー13及び一方の駆動ローラーとしての駆動ローラ
ー14がフレーム15の4箇所に回転可能に支承されて
おり、これらの駆動ローラー11,12,13,14間
にベルト16が掛け渡されて、図示しない駆動モータに
より矢印A方向に駆動されている。これらの駆動ローラ
ー11,12,13,14は、ベルト16との交差角度
がほぼ90度に構成されている。これらのベルト装置1
0を上下に2組併置し、2個のベルト16間に挟着され
た布Fを搬送するとともに図示しない加熱装置により布
Fを加熱して接着している。
【0009】駆動ローラー11,12の両端は、フレー
ム15に回転可能に支承されており、駆動ローラー13
の両端を支承する軸受13aは、フレーム15に摺動可
能に設けられている。これらの軸受13aとフレーム1
5との間には張力付加装置としての引張りスプリング1
7が取着されている。この引張りスプリング17は、軸
受13aを反矢印A方向に引張って、軸受13aを介し
て駆動ローラー13を常に適宜の圧力でベルト16に圧
接している。また、駆動ローラー14の一方の軸端は摺
動部材18に嵌合されてフレーム15に対して摺動可能
に形成されており、他方の軸端は軸受19に支承されて
おり、ピン19aを介してフレーム15に揺動可能にな
されている。
【0010】蛇行修正装置20は、検知部としてのリミ
ットスイッチ30と、伝達部40と、制御装置50とか
ら構成されている。検知部としてのリミットスイッチ3
0は、駆動ローラー14の一方の端部近傍に取着され、
上方に突出したアクチュエータ30aがベルト16の左
端に対向している。リミットスイッチ30は、周知のよ
うに、オンするときのアクチュエータ30aの押し込み
量と、オフするときのアクチュエータ30aの押し込み
量が異なる。
【0011】このリミットスイッチ30のオン、オフの
押し込み量の差をベルト16の走行範囲の検出に利用す
るもので、図3,4に示すベルト16が走行方向に対し
て左側に移動して、ベルト16がアクチュエータ30a
を押してリミットスイッチ30がオンする位置B点が、
ベルト16の走行範囲の左限の検知位置であり、ベルト
16が走行方向に対して右側に移動して、リミットスイ
ッチ30がオフする位置C点が、ベルト16の走行範囲
における右限の検知位置である。そして、B点とC点の
範囲が、ベルト16の蛇行に対する許容範囲となってい
る。
【0012】次に伝達部40について説明する。モータ
41はベルト16の下方に位置してフレーム15に取着
されている。このモータ41は正逆回転可能に構成され
ており、軸端に駆動スプロケット42が取付けられてい
る。フレーム15には支持部43が取着されており、こ
れに軸44が回転可能に支承されている。この軸44の
端部には、従動スプロケット45が取着され、この従動
スプロケット45と駆動スプロケット42との間にチェ
ン46が掛け渡されている。軸44には、ねじ47が形
成され、このねじ47が摺動部材18のねじ孔に螺合し
て、ねじ47の回転に応じて摺動部材18を摺動させて
いる。
【0013】制御装置50は、図5及び図6に示すよう
に、モータ41の回路を、所定の周期でT1秒閉成し、
T2秒開放する開閉部51と、モータ41の回転方向を
正逆に切換える切換部52とから構成されている。開閉
部51は、本実施例においては、3秒閉成、2秒開放に
設定されている。切換部52は、リミットスイッチ30
がオンした場合にはモータ41を正回転方向に接続し、
リミットスイッチ30がオフした場合には、モータ41
を逆回転方向に切換える。
【0014】つぎに上記構成の作用について説明する。
図示しない駆動モータが駆動されると、駆動ローラー1
1,12,13,14が回転し、ベルト16が矢印A方
向に駆動される。そして、2個のベルト16間に挟着さ
れた布Fが搬送されるとともに加熱装置により加熱され
て接着される。
【0015】ここで、例えばリミットスイッチ30がオ
フ状態にあると、モータ41が逆回転方向に接続されて
おり、モータ41は、開閉部51の閉成期間T1秒間逆
回転し、T2秒間停止を繰り返す。そして、駆動スプロ
ケット42の回転が、チェン46及び従動スプロケット
45を介してねじ47を回転して、摺動部材18が図3
に示す位置から徐々に矢印D方向へ移動する。そして、
駆動ローラー14は、図3における実線で示す位置から
二点鎖線で示す位置へ移動する。これに伴って、ベルト
16が徐々に走行方向に対して左へ移動する。
【0016】ベルト16が左方向へ移動して、ベルト1
6の左端がB点に達すると、図4に示すように、ベルト
16の側面がアクチュエータ30aを押して、リミット
スイッチ30がオンする。これにより、切換部52が作
動してモータ41を正回転方向に切換える。この切換え
と同時に、モータ41は、開閉部51の閉成期間例えば
T1秒間、正回転方向へ回転される。すると、駆動スプ
ロケット42、チェン46、従動スプロケット45及び
ねじ47を介して摺動部材18が矢印E方向へ移動され
る。即ち、摺動部材18は、いままでの矢印D方向への
移動が中止されて、反対方向即ち矢印E方向への移動が
開始される。従って、駆動ローラー14もいままでの移
動方向とは反対の方向に移動して、駆動ローラー14の
ベルト16に対する交差角度Θが増加するので、ベルト
16の左方向への移動が直ちに停止して、反対方向即ち
右方向への移動(復帰)が開始される。以降、モータ4
1は、開閉部51の閉成期間例えばT1秒間、T2秒間停
止を繰り返して間欠的に駆動され、ベルト16は徐々に
走行方向に対して右へ移動される。
【0017】この場合、摺動部材18が移動すると、駆
動ローラー14のベルト16に対する交差角度Θが一時
的に変わり、ベルト16の両端の張力が変化する。これ
に追随して駆動ローラー13のベルト16に対する交差
角度Θも変わる。そして、ベルト16は、図3及び図4
に鎖線で示すように、蛇行を修正する方向に向き及び位
置を変えるので、ベルト16の復帰方向への切換えが速
やかに行われる。その後、ベルト16両端の張力の変化
に応じて引張りスプリング17が伸縮し、駆動ローラー
13,14のベルト16の両端に対する圧力を調整して
均等化し、駆動ローラー13,14の交差角度Θは徐々
に通常のほぼ90度に復帰する。また、駆動ローラー1
4は、ベルト16の転回部(端部)に配置されているの
で、ベルト16の切換えが一層速やかに行われる。
【0018】そして、ベルト16が右方向へ移動して、
その左端がC点に達すると、アクチュエータ30aが自
動復帰して、リミットスイッチ30がオフする。する
と、切換部52が作動してモータ41が正回転方向に切
換わる。この切換えと同時に、モータ41は、開閉部5
1の閉成期間例えばT1秒間、逆回転方向へ回転され、
前述した状態に戻る。
【0019】上記実施例によれば、つぎの効果を奏す
る。 (1)一方の駆動ローラー14は、ベルト16の方向を
転回する部位に配置されており、この駆動ローラー14
の交差角度を変化させてベルト16の蛇行を修正するの
で、ベルト16の蛇行が迅速に修正される。 (2)検知部であるリミットスイッチ30の作動によ
り、モータ41の回転方向を切換え、これにより駆動ロ
ーラー14の交差角度を反対方向に変化させるので、ベ
ルト16の移動方向が速やかに切換えられ、蛇行修正が
確実且つ迅速に行われる。 (3)開閉部51は、所定の周期でモータ41を間欠的
に駆動するので、ベルト16の左右への移動が徐々に行
われ、惰性により走行範囲を逸脱する虞がない。従っ
て、従来のように、検知部が作動した後もベルトがその
惰性により引続き同一方向へ蛇行して走行範囲を逸脱す
ることを確実に防止できる。
【0020】本発明は、上記し且つ図面に示す実施例に
にのみ限定されるものでなく、例えば、制御装置におけ
るモータの運転及び停止間隔は適宜選定すればよく、さ
らには、検知部が作動直後はモータの運転時間を長く
し、順次短くするように設定しても良く、また、検知部
が作動した直後は、モータの運転時間を長くするととも
にモータの回転数を大にし、摺動部材の移動速度を高め
て駆動ローラーの交差角度を速やかに変化させ、その
後、モータを通常の回転数及び運転時間に戻して駆動し
ても良く、更には、検知部が作動した直後は、モータの
運転時間を長くして駆動ローラーの交差角度を速やかに
変化させ、その後、モータを逆方向にわずかに回転させ
て、駆動ローラーの交差角度を戻すことにより、ベルト
の追従性を高めるようにしても良い等、要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、ベルトが掛け渡された駆動ロ
ーラーの一方の端部に設けられ前記ベルトの蛇行を修正
するベルトの蛇行修正装置であって、前記ベルトの走行
範囲を検知する検知部と、モータにより駆動され前記駆
動ローラーの軸端部を前記ベルトの走行方向に沿って移
動させる伝達部と、前記モータを間欠的に駆動する開閉
部及び前記検知部の検知信号に応じて前記モータを正、
逆方向に切換える切換部からなる制御装置とから構成し
たので、ベルトの蛇行修正が速やかに行われ、しかもベ
ルトの移動を徐々に行なうので、ベルトがその走行範囲
を逸脱することがないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】駆動ローラーの配置を示す正面図である。
【図3】作用を説明するための平面図である。
【図4】作用を説明するための異なる状態における平面
図である。
【図5】電気的構成を示す結線図である。
【図6】制御装置の動作を示す図である。
【図7】従来例における駆動ローラーの配置を示す正面
図である。
【符号の説明】
10 ベルト装置 13 駆動ローラー 14 駆動ローラー 16 ベルト 17 引張りスプリング(張力付加装置) 20 蛇行修正装置 30 リミットスイッチ(検知部) 40 伝達部 41 モータ 50 制御装置 51 開閉部 52 切換部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトが掛け渡された駆動ローラーの一
    方の端部に設けられ前記ベルトの蛇行を修正するベルト
    の蛇行修正装置であって、 前記ベルトの走行範囲を検知する検知部と、 モータにより駆動され前記駆動ローラーの一方の軸端部
    を前記ベルトの走行方向に沿って移動させる伝達部と、 前記モータを間欠的に駆動する開閉部及び前記検知部の
    検知信号に応じて前記モータを正、逆回転方向に切換え
    る切換部からなる制御装置とから構成したことを特徴と
    するベルトの蛇行修正装置。
JP10164493A 1993-04-28 1993-04-28 ベルトの蛇行修正装置 Pending JPH06305541A (ja)

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