JPH0630552B2 - 電池の充電装置 - Google Patents
電池の充電装置Info
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- JPH0630552B2 JPH0630552B2 JP61193290A JP19329086A JPH0630552B2 JP H0630552 B2 JPH0630552 B2 JP H0630552B2 JP 61193290 A JP61193290 A JP 61193290A JP 19329086 A JP19329086 A JP 19329086A JP H0630552 B2 JPH0630552 B2 JP H0630552B2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 36
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 14
- 238000004587 chromatography analysis Methods 0.000 claims 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電池の充電電圧特性に現われるピーク点を検出
し、このピーク点検出以降電池の充電電圧がピーク点電
圧より低い状態を任意に設定した時間持続したとき、大
電流による急速充電を停止して、小電流によるトリクル
充電に切換えるか又は充電電流を完全に流さないように
した電池の充電制御装置に関するものである。
し、このピーク点検出以降電池の充電電圧がピーク点電
圧より低い状態を任意に設定した時間持続したとき、大
電流による急速充電を停止して、小電流によるトリクル
充電に切換えるか又は充電電流を完全に流さないように
した電池の充電制御装置に関するものである。
従来の技術 近年、電池の充電電圧特性に現われるピーク点より所定
電圧だけ電圧が低下(以下−ΔV電圧と称す)したとき
に大電流による急速充電を停止し、細流電流によるトリ
クル充電に切換えるか、又は充電電流を完全に流さない
ようにする方式(以下−ΔV制御方式と称す)を備えた
充電装置は、ポータブル電子機器の充電システムとして
広く利用されている。
電圧だけ電圧が低下(以下−ΔV電圧と称す)したとき
に大電流による急速充電を停止し、細流電流によるトリ
クル充電に切換えるか、又は充電電流を完全に流さない
ようにする方式(以下−ΔV制御方式と称す)を備えた
充電装置は、ポータブル電子機器の充電システムとして
広く利用されている。
以下、図面を参照しながら、上述したような従来の−Δ
V制御方式の充電装置について説明を行う。
V制御方式の充電装置について説明を行う。
第3図は従来の−ΔV制御方式の充電装置の回路構成を
示すものである。第3図において、1はツェナーダイオ
ードZD1,ZD2、抵抗R1よりなる分圧回路、2は抵
抗R2、コンデンサC1よりなるフィルター回路、3は抵
抗R3、コンデンサC2、ダイオードD1、演算増幅器O
P1、スイッチS1,S2よりなる−ΔV検出制御回路、
4は直流電源、5は被充電電池である。
示すものである。第3図において、1はツェナーダイオ
ードZD1,ZD2、抵抗R1よりなる分圧回路、2は抵
抗R2、コンデンサC1よりなるフィルター回路、3は抵
抗R3、コンデンサC2、ダイオードD1、演算増幅器O
P1、スイッチS1,S2よりなる−ΔV検出制御回路、
4は直流電源、5は被充電電池である。
以上のように構成された従来の−ΔV制御方式の充電装
置の動作について第3図,第4図を用いて説明する。
置の動作について第3図,第4図を用いて説明する。
まず充電開始前はスイッチS1は開放状態、スイッチS2
は導通状態でコンデンサC2は放電されている。次に充
電が開始されるとスイッチS1は導通状態、スイッチS2
は開放状態となり、被充電電池5の端子電圧VBATTはツ
ェナーダイオードZD1,抵抗R1,ツェナーダイオード
ZD2の直列接続による分圧回路1によって分圧され
る。ツェナーダイオードZD1と抵抗R1の接続点P1の
分圧電圧VP1は前記電池の端子電圧VBATTからツェナー
ダイオードZD1のツェナー電圧VZD1を減じた電圧であ
り、ツェナーダイオードZD2と抵抗R1の接続点P4の
電圧VP4はツェナーダイオードZD2のツェナー電圧V
ZD2となり一定である。充電開始から前記電池の端子電
圧がピーク点aに達するまでは、前記分圧電圧VP1は前
記電池の端子電圧に対応して上昇するが、抵抗R3とコ
ンデンサC2の接続点P2の電圧VP2は抵抗R2、コンデ
ンサC1よりなるフィルタ回路2の時定数及び抵抗R3、
コンデンサC2の時定数によって決まる遅れを持ちなが
ら上昇する。このように前記分圧点P1の分圧電圧VP1
が前記接続点P2の電圧VP2より大きい時、コンデンサ
C2は充電され、ダイオードD1には順方向電圧降下が生
ずる。ダイオードD1の順方向電圧VD1が正の時、ダイ
オードD1のアノード点P3の電圧VP3はダイオードD1
のカソード点P4の電圧VP4より大きく、これらの電圧
を入力とする演算増幅器OP1は前記入力条件(VP3>
VP4)を満足する電圧を出力する。この電圧によりスイ
ッチS1は導通状態を持続し、急速充電が続けられる。
は導通状態でコンデンサC2は放電されている。次に充
電が開始されるとスイッチS1は導通状態、スイッチS2
は開放状態となり、被充電電池5の端子電圧VBATTはツ
ェナーダイオードZD1,抵抗R1,ツェナーダイオード
ZD2の直列接続による分圧回路1によって分圧され
る。ツェナーダイオードZD1と抵抗R1の接続点P1の
分圧電圧VP1は前記電池の端子電圧VBATTからツェナー
ダイオードZD1のツェナー電圧VZD1を減じた電圧であ
り、ツェナーダイオードZD2と抵抗R1の接続点P4の
電圧VP4はツェナーダイオードZD2のツェナー電圧V
ZD2となり一定である。充電開始から前記電池の端子電
圧がピーク点aに達するまでは、前記分圧電圧VP1は前
記電池の端子電圧に対応して上昇するが、抵抗R3とコ
ンデンサC2の接続点P2の電圧VP2は抵抗R2、コンデ
ンサC1よりなるフィルタ回路2の時定数及び抵抗R3、
コンデンサC2の時定数によって決まる遅れを持ちなが
ら上昇する。このように前記分圧点P1の分圧電圧VP1
が前記接続点P2の電圧VP2より大きい時、コンデンサ
C2は充電され、ダイオードD1には順方向電圧降下が生
ずる。ダイオードD1の順方向電圧VD1が正の時、ダイ
オードD1のアノード点P3の電圧VP3はダイオードD1
のカソード点P4の電圧VP4より大きく、これらの電圧
を入力とする演算増幅器OP1は前記入力条件(VP3>
VP4)を満足する電圧を出力する。この電圧によりスイ
ッチS1は導通状態を持続し、急速充電が続けられる。
前記電池の端子電圧がピーク点aを過ぎると、前記分圧
点P1の電圧VP1は、前記電池の端子電圧に対応して降
下するが、前記接続点P2の電圧VP2は前記分圧点P1の
電圧VP1との電圧差がなくなるまで上昇する。前記接続
点P2の電圧VP2が上昇している時は、コンデンサC2は
充電され、ダイオードD1には順方向電圧VD1が生ずる
から、上述したように急速充電が続けられる。前記分圧
点P1の電圧VP1と前記接続点P2の電圧VP2が等しくな
るとコンデンサC2は充電されなくなり、コンデンサC2
の端子電圧VC2は最大値VC2MAXとなり、ダイオードD1
の順方向電圧VD1はゼロとなる。さらに急速充電が継続
して前記電池の端子電圧が降下すると、前記接続点P2
の電圧VP2は前記分圧点P1の電圧VP1の降下に対して
前記のフィルター回路2の時定数によって決まる遅れを
持ちながら降下するが、コンデンサC2はダイオードD1
により放電を阻止されており、コンデンサC2の端子電
圧VC2は最大値VC2MAXを保持し続け、前記接続点P3の
電圧VP3は前記接続点P2の電圧VP2に対応して降下す
る。これにより前記接続点P3の電圧VP3は前記接続点
P4の電圧VP4より小さくなり、これらの電圧を入力と
する演算増幅器OP1は前記入力条件(VP3<VP4)を
満足する電圧をスイッチS1に出力する。これによりス
イッチS1は開放状態となり、急速充電が停止する。
点P1の電圧VP1は、前記電池の端子電圧に対応して降
下するが、前記接続点P2の電圧VP2は前記分圧点P1の
電圧VP1との電圧差がなくなるまで上昇する。前記接続
点P2の電圧VP2が上昇している時は、コンデンサC2は
充電され、ダイオードD1には順方向電圧VD1が生ずる
から、上述したように急速充電が続けられる。前記分圧
点P1の電圧VP1と前記接続点P2の電圧VP2が等しくな
るとコンデンサC2は充電されなくなり、コンデンサC2
の端子電圧VC2は最大値VC2MAXとなり、ダイオードD1
の順方向電圧VD1はゼロとなる。さらに急速充電が継続
して前記電池の端子電圧が降下すると、前記接続点P2
の電圧VP2は前記分圧点P1の電圧VP1の降下に対して
前記のフィルター回路2の時定数によって決まる遅れを
持ちながら降下するが、コンデンサC2はダイオードD1
により放電を阻止されており、コンデンサC2の端子電
圧VC2は最大値VC2MAXを保持し続け、前記接続点P3の
電圧VP3は前記接続点P2の電圧VP2に対応して降下す
る。これにより前記接続点P3の電圧VP3は前記接続点
P4の電圧VP4より小さくなり、これらの電圧を入力と
する演算増幅器OP1は前記入力条件(VP3<VP4)を
満足する電圧をスイッチS1に出力する。これによりス
イッチS1は開放状態となり、急速充電が停止する。
発明が解決しようとする問題点 最近では電子機器の電源電圧の低下に伴う電池の直列接
続数の低下により−ΔV電圧の小さい充電装置の要求が
高まってきた。しかしながら、上記のような構成では被
充電電池の端子電圧の上昇が平坦な所での誤動作を防止
する為に、抵抗R2,コンデンサC1,抵抗R3,コンデ
ンサC2より決まる時定数を大きくしておく必要があ
り、ダイオードD1の順方向電圧降下も比較的大きいこ
とから−ΔV電圧が大きく、また任意に設定できないと
いう問題点を有していた。
続数の低下により−ΔV電圧の小さい充電装置の要求が
高まってきた。しかしながら、上記のような構成では被
充電電池の端子電圧の上昇が平坦な所での誤動作を防止
する為に、抵抗R2,コンデンサC1,抵抗R3,コンデ
ンサC2より決まる時定数を大きくしておく必要があ
り、ダイオードD1の順方向電圧降下も比較的大きいこ
とから−ΔV電圧が大きく、また任意に設定できないと
いう問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み−ΔV電圧を任意に設定する
ことのできる電池の充電装置を提供するものである。
ことのできる電池の充電装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電池の充電装置は、
被充電電池の両端子間に設けられる第1の分圧回路と、
前記電池の充電電圧に対応した分圧電圧を記憶し、この
記憶電圧と前記分圧電圧を比較することにより前記電池
の充電電圧特性に現われるピーク点を検出するピーク点
検出回路と、前記ピーク点検出後、前記電池の充電電圧
が前記ピーク点電圧より低い状態を任意時間継続したこ
とにより急速充電を停止させる制御回路とから構成され
ている。
被充電電池の両端子間に設けられる第1の分圧回路と、
前記電池の充電電圧に対応した分圧電圧を記憶し、この
記憶電圧と前記分圧電圧を比較することにより前記電池
の充電電圧特性に現われるピーク点を検出するピーク点
検出回路と、前記ピーク点検出後、前記電池の充電電圧
が前記ピーク点電圧より低い状態を任意時間継続したこ
とにより急速充電を停止させる制御回路とから構成され
ている。
作用 前記ピーク点検出から充電制御が動作するまでの時間
と、−ΔV電圧とは正の相関関係があることから、上記
構成において前記ピーク点検出から充電制御が動作する
までの時間を任意に設定することで、−ΔV電圧を任意
に設定できることになる。
と、−ΔV電圧とは正の相関関係があることから、上記
構成において前記ピーク点検出から充電制御が動作する
までの時間を任意に設定することで、−ΔV電圧を任意
に設定できることになる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明の一実施例における電池の充電
装置の回路構成を示すものである。第1図において、1
はツェナーダイオードZD1、抵抗R1よりなる第1の分
圧回路、2は第1の演算増幅器OP1、ダイオードD1、
コンデンサC1、抵抗R2、R3、スイッチS2よりなるピ
ーク点検出回路、3はトランジスタQ1、抵抗R4,
R5,R6、コンデンサC2、第2の演算増幅器OP2、ス
イッチS1よりなる制御回路、4は直流電源、5は被充
電電池である。
明する。第1図は本発明の一実施例における電池の充電
装置の回路構成を示すものである。第1図において、1
はツェナーダイオードZD1、抵抗R1よりなる第1の分
圧回路、2は第1の演算増幅器OP1、ダイオードD1、
コンデンサC1、抵抗R2、R3、スイッチS2よりなるピ
ーク点検出回路、3はトランジスタQ1、抵抗R4,
R5,R6、コンデンサC2、第2の演算増幅器OP2、ス
イッチS1よりなる制御回路、4は直流電源、5は被充
電電池である。
以上のように構成された電池の充電装置の動作について
第1図,第2図を用いて説明する。まず充電開始以前は
スイッチS1は開放状態、スイッチS2は導通状態でコン
デンサC1は放電されている。次に充電が開始されると
スイッチS1は導通状態、スイッチS2は開放状態とな
り、被充電電池5の端子電圧は第1の分圧回路1によっ
て分圧され、分圧点P1には前記電池の端子電圧VBATT
からツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1を減
じた分圧電圧VP1が印加される。この分圧電圧VP1は第
1の演算増幅器OP1の非反転入力端に加えられ、放電
状態にあったコンデンサC1は前記分圧電圧VP1に等し
くなるまで演算増幅器OP1の出力点P3、ダイオードD
1を経て瞬時に充電される。コンデンサC1の端子電圧
(演算増幅器OP1の反転入力電圧)VP2と前記分圧電
圧VP1が等しくなるように演算増幅器OP1の出力点P3
には前記分圧電圧VP1にダイオードD1の順方向電圧V
D1を加えた電圧VP3が印加される。この電圧VP3により
抵抗R2,R3から成る第2の分圧回路6の分圧点に接続
されたトランジスタQ1のベースがバイアスされて、こ
のトランジスタQ1は導通状態になる。これにより抵抗
R4、コンデンサC2から成るタイマー回路7のコンデン
サC2は放電状態となり、分圧点P4の端子電圧VP4はほ
ぼゼロ電位になる。このとき抵抗R5,R6から成る第3
の分圧回路8の分圧点P5の電圧VP5はコンデンサC2の
端子電圧VP4より大きく、第2の演算増幅器OP2はV
P5>VP4の関係を満足する電圧をスイッチS1に出力
し、スイッチS1は導通状態を保持し急速充電が継続さ
れる。この状態は前記電池の端子分圧がピーク点aに達
するまで持続される。前記電池の端子電圧がピーク点a
を過ぎると、第1の分圧電圧VP1がコンデンサC1の端
子電圧VP2より小さくなり、第1の演算増幅器OP1の
出力電圧VP3はほぼゼロ電位になる。これによりトラン
ジスタQ1のベース電圧もほぼゼロ電位となり、トラン
ジスタQ1は開放状態になる。従って抵抗R4、コンデン
サC2より成るタイマー回路7のコンデンサC2の端子電
圧VP4は抵抗R4とコンデンサC2により決まる時定数で
徐々に充電され、抵抗R5,R6より成る第3の分圧回路
の分圧電圧VP5より大きくなったとき、第2の演算増幅
器OP2の出力は反転し、スイッチS1は開放状態にな
り、急速充電は停止される。
第1図,第2図を用いて説明する。まず充電開始以前は
スイッチS1は開放状態、スイッチS2は導通状態でコン
デンサC1は放電されている。次に充電が開始されると
スイッチS1は導通状態、スイッチS2は開放状態とな
り、被充電電池5の端子電圧は第1の分圧回路1によっ
て分圧され、分圧点P1には前記電池の端子電圧VBATT
からツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1を減
じた分圧電圧VP1が印加される。この分圧電圧VP1は第
1の演算増幅器OP1の非反転入力端に加えられ、放電
状態にあったコンデンサC1は前記分圧電圧VP1に等し
くなるまで演算増幅器OP1の出力点P3、ダイオードD
1を経て瞬時に充電される。コンデンサC1の端子電圧
(演算増幅器OP1の反転入力電圧)VP2と前記分圧電
圧VP1が等しくなるように演算増幅器OP1の出力点P3
には前記分圧電圧VP1にダイオードD1の順方向電圧V
D1を加えた電圧VP3が印加される。この電圧VP3により
抵抗R2,R3から成る第2の分圧回路6の分圧点に接続
されたトランジスタQ1のベースがバイアスされて、こ
のトランジスタQ1は導通状態になる。これにより抵抗
R4、コンデンサC2から成るタイマー回路7のコンデン
サC2は放電状態となり、分圧点P4の端子電圧VP4はほ
ぼゼロ電位になる。このとき抵抗R5,R6から成る第3
の分圧回路8の分圧点P5の電圧VP5はコンデンサC2の
端子電圧VP4より大きく、第2の演算増幅器OP2はV
P5>VP4の関係を満足する電圧をスイッチS1に出力
し、スイッチS1は導通状態を保持し急速充電が継続さ
れる。この状態は前記電池の端子分圧がピーク点aに達
するまで持続される。前記電池の端子電圧がピーク点a
を過ぎると、第1の分圧電圧VP1がコンデンサC1の端
子電圧VP2より小さくなり、第1の演算増幅器OP1の
出力電圧VP3はほぼゼロ電位になる。これによりトラン
ジスタQ1のベース電圧もほぼゼロ電位となり、トラン
ジスタQ1は開放状態になる。従って抵抗R4、コンデン
サC2より成るタイマー回路7のコンデンサC2の端子電
圧VP4は抵抗R4とコンデンサC2により決まる時定数で
徐々に充電され、抵抗R5,R6より成る第3の分圧回路
の分圧電圧VP5より大きくなったとき、第2の演算増幅
器OP2の出力は反転し、スイッチS1は開放状態にな
り、急速充電は停止される。
以上のように本実施例によれば、抵抗R4、コンデンサ
C2より成るタイマー回路7の定数と抵抗R5,R6より
成る第3の分圧回路8の定数を任意に設定することによ
り、被充電電池の端子電圧に現われるピーク点を検知し
てから急速充電が停止するまでの時間tを任意に設定で
きるようになり、前記時間tと正の相関関係がある−Δ
V電圧を任意に設定できることになる。
C2より成るタイマー回路7の定数と抵抗R5,R6より
成る第3の分圧回路8の定数を任意に設定することによ
り、被充電電池の端子電圧に現われるピーク点を検知し
てから急速充電が停止するまでの時間tを任意に設定で
きるようになり、前記時間tと正の相関関係がある−Δ
V電圧を任意に設定できることになる。
また、本実施例では第3の分圧回路の分圧点電圧とタイ
マー回路のコンデンサ電圧の上昇率は、電池電圧の降下
に応じてともに低下するが、全体としては分圧点電圧の
低下の影響が強く、低温時のようにピーク点検出後の電
池電圧の降下率が大きい場合は、高温時の降下率が小さ
い場合に比べて急速充電停止に至るまでの時間が短くな
り、−ΔV電圧値が大きくなることを防止できる。
マー回路のコンデンサ電圧の上昇率は、電池電圧の降下
に応じてともに低下するが、全体としては分圧点電圧の
低下の影響が強く、低温時のようにピーク点検出後の電
池電圧の降下率が大きい場合は、高温時の降下率が小さ
い場合に比べて急速充電停止に至るまでの時間が短くな
り、−ΔV電圧値が大きくなることを防止できる。
また、本実施例の第3の分圧回路の抵抗R5をツェナー
ダイオードZD2に置き換えれば、分圧点電圧の低下の
影響がさらに強まり、急速充電停止に至るまでの時間が
さらに短くなる。
ダイオードZD2に置き換えれば、分圧点電圧の低下の
影響がさらに強まり、急速充電停止に至るまでの時間が
さらに短くなる。
発明の効果 以上のように本発明は被充電電池の両端子間に設けられ
る第1の分圧回路と、前記電池の充電電圧に対応した分
圧電圧を記憶し、この記憶電圧と分圧電圧を比較するこ
とにより、前記電池の充電特性上に現われるピーク点を
検出するピーク点検出回路と、前記ピーク点検出後、前
記電池の充電電圧が前記ピーク電圧より低い状態を任意
の時間継続することにより急速充電を制御する制御回路
を備えるものであり、前記ピーク点検出から急速充電が
制御されるまでの時間を任意に設定することにより、前
記時間と正の相関関係にある−ΔV電圧を任意に設定す
ることができるので、従来と比べて−ΔV電圧の低い−
ΔV制御方式の充電装置が実現でき、実用的効果は大な
るものがある。
る第1の分圧回路と、前記電池の充電電圧に対応した分
圧電圧を記憶し、この記憶電圧と分圧電圧を比較するこ
とにより、前記電池の充電特性上に現われるピーク点を
検出するピーク点検出回路と、前記ピーク点検出後、前
記電池の充電電圧が前記ピーク電圧より低い状態を任意
の時間継続することにより急速充電を制御する制御回路
を備えるものであり、前記ピーク点検出から急速充電が
制御されるまでの時間を任意に設定することにより、前
記時間と正の相関関係にある−ΔV電圧を任意に設定す
ることができるので、従来と比べて−ΔV電圧の低い−
ΔV制御方式の充電装置が実現でき、実用的効果は大な
るものがある。
第1図は本発明による電池の充電装置の回路図、第2図
は同充電装置による電池の充電特性図、第3図は従来の
充電装置の回路図、第4図は第2図に相当する従来の充
電特性図である。 1……第1の分圧回路、2……ピーク点検出回路、3…
…制御回路、6……第2の分圧回路、7……タイマー回
路、8……第3の分圧回路。
は同充電装置による電池の充電特性図、第3図は従来の
充電装置の回路図、第4図は第2図に相当する従来の充
電特性図である。 1……第1の分圧回路、2……ピーク点検出回路、3…
…制御回路、6……第2の分圧回路、7……タイマー回
路、8……第3の分圧回路。
Claims (3)
- 【請求項1】被充電電池の両端子間に設けられる第1の
分圧回路と、 前記電池電圧に対応した分圧電圧を記憶し、この記憶電
圧と前記分圧電圧を比較することにより前記電池の充電
電圧特性に現れるピーク点を検出するピーク点検出回路
と、 前記電池の両端子間に接続された抵抗とコンデンサから
なるタイマー回路と、ピーク点検出回路の出力信号を入
力とし、ピーク点検出前はオン状態で前記タイマー回路
のコンデンサを放電させるとともに、ピーク点検出後は
オフ状態になるトランジスタと、前記電池の両端子間に
接続された第3の分圧回路と、前記タイマー回路のコン
デンサ電圧および前記第3の分圧回路の分圧点電圧を入
力とする演算増幅器と、前記演算増幅器の出力信号によ
り充電電流を制御するスイッチとからなり、前記タイマ
ー回路及び前記第3の分圧回路の定数選択によって前記
ピーク点検出から急速充電が停止するまでの時間を任意
に設定しうる制御回路とを備えた電池の充電装置。 - 【請求項2】ピーク点検出回路は、第1の分圧回路の分
圧点と演算増幅器の非反転入力端子とを接続し、前記演
算増幅器の出力端子と反転入力端子間にダイオードをそ
のアノード側が前記演算増幅器の出力端子側になるよう
に接続し、前記演算増幅器の反転入力端子をコンデンサ
を介して接地し、前記演算増幅器の出力端子を第2の分
圧回路を介して接地した構成のものであって、前記演算
増幅器の出力電圧により電池の充電電圧特性に現われる
ピーク点の検出を行う特許請求の範囲第1項記載の電池
の充電装置。 - 【請求項3】制御回路は、ピーク点検出回路における分
圧回路の分圧点とトランジスタのベースを接続し、前記
トランジスタのエミッタを接地し、前記電池の両端子間
に抵抗とコンデンサからなるタイマー回路を接続し、前
記抵抗とコンデンサの接続点に前記トランジスタのコレ
クタを接続し、前記抵抗と前記コンデンサの接続点と演
算増幅器の一方の入力端子とを接続し、前記電池の両端
子間に接続された第3の分圧回路の分圧点と前記演算増
幅器の他方の入力端子を接続し、前記演算増幅器の出力
端子と充電電流を制御するスイッチとを接続した構成で
あって、前記タイマー回路及び前記第3の分圧回路の定
数選択によって前記ピーク点検出から急速充電が停止す
るまでの時間を任意に設定しうる特許請求の範囲第1項
記載の電池の充電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61193290A JPH0630552B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 電池の充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61193290A JPH0630552B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 電池の充電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6352644A JPS6352644A (ja) | 1988-03-05 |
| JPH0630552B2 true JPH0630552B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=16305455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61193290A Expired - Lifetime JPH0630552B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 電池の充電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630552B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03253231A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Nippon Densan Corp | バッテリ充電器 |
| JPH054736U (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-22 | 星和電機株式会社 | バツテリ充電装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58144545A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-27 | 三洋電機株式会社 | 電池充電回路 |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP61193290A patent/JPH0630552B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6352644A (ja) | 1988-03-05 |
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