JPH0630535Y2 - 車両用計器の取付構造 - Google Patents

車両用計器の取付構造

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JPH0630535Y2
JPH0630535Y2 JP1987145052U JP14505287U JPH0630535Y2 JP H0630535 Y2 JPH0630535 Y2 JP H0630535Y2 JP 1987145052 U JP1987145052 U JP 1987145052U JP 14505287 U JP14505287 U JP 14505287U JP H0630535 Y2 JPH0630535 Y2 JP H0630535Y2
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JP
Japan
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JPS6449427U (ja
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直輝 加藤
敏隆 西井
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、車両用計器の取付構造に関するものである。
b.従来の技術 従来、運転席の前方に配設される速度計や走行距離計等
の計器は、これを収納した収納ケースを車体に設けた計
器板(以下、インストルメントパネルという)の裏側か
ら前面取付開口部に嵌合させ、ビスなどで締付固定する
ことにより取付けられている。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の車両用計器の取付構造に
あっては、インストルメントパネルの裏側から取付けを
することから作業性が悪く、取付作業に時間が掛るため
に製造コストが高くなるという欠点があった。また、計
器の修理や交換時には、インストルメントパネル本体を
車体から外して裏側から収納ケースの締着ビスを取外さ
なくてはならず煩雑であった。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る車両用計
器の取付構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案に
おいては、開口した前面部が着脱可能な枠体によって分
割構成された収納ケースと、前記枠体を外した状態で収
納ケース内に収納配置される計器とを備え、これら収納
ケースおよび計器のカバーの後部は前記収納ケースの前
面開口部を介してインストルメントパネルの柱状突起に
締付固定されている一方、前記収納ケースの前方側の上
部内壁面には掛止孔を有する屈曲可能な掛止片が設けら
れ、前記枠体には開口部周縁を内側へ折曲げた陥没部が
設けられ、前記計器のカバーの上面部には前記掛止片と
係合するフック部が形成されているとともに、前記枠体
側へ向かって突出する支持片が設けられており、前記カ
バーのフック部は下方へ屈曲させた前記掛止片の掛止孔
に引っ掛けられ、かつ前記支持片は前記枠体の陥没部に
締付固定されて前記計器の前方上部が前記収納ケースお
よび枠体に取付けられ、また前記枠体の下部が前記収納
ケースに締付固定されている。
e.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもので、図に
おいて1は車体に組付けられるインストルメントパネル
であって、運転席の前方に位置するインストルメントパ
ネル1の前面には収納ケース2および計器3を取付ける
取付用開口部4が形成されている。この開口部4の周縁
には円柱状の突起5が上下左右の4箇所に設けられ、突
起5にタッピングスクリュ6が螺合するようになってい
る。
上記収納ケース2は、速度計,走行距離計などの計器3
を収納するもので、前面部が着脱可能な枠体7として分
割構成されている。しかして、収納ケース2の前面開口
部8を形成する周縁部2aは段状に形成され、該周縁部2a
に載置することにより収納ケース2に取付けられた枠体
7の外周面が収納ケース2の外周面と面一に重ね合せら
れ、一体化されている。
また、上記収納ケース2の上部中央における周縁部2aの
内側壁面には、第5図に示す如く湾曲状に形成された屈
曲可能な掛止片9が枠体7側へ向って突出すべく固設さ
れ、その先端部には掛止孔10が設けられている。掛止片
9は、これを後述する計器カバーのフック部に掛止する
ことにより計器3を介して収納ケース2と枠体7とを確
実に固定するものである。なお、枠体7の中央部は、計
器3の視認性を高めるために収納ケース2側へ向って陥
没させた形状に形成されている。すなわち、枠体7の中
央位置には、開口部周縁を内側へ折曲げた陥没部7aが設
けられている。
一方、上記計器3は前面部11aがレンズによって構成さ
れたボックス状のカバー11で覆われており、該カバー11
の上面部11bの中央には、掛止片9と対向して第4図に
示す如く前面部11aの上縁合せ部より上方へ突出させた
部分を枠体7側へほぼ直角に折曲げるとともに、さらに
上方へほぼ直角に折曲げてなるフック部11cが形成され
ている。
また、上記カバー11の側面部11dおよび上面部11bにはス
テー12aおよび支持片12bが固設されており、計器3はこ
れらステー12aおよび支持片12bを介して支持されるよう
に構成されている。ステー12aは断面略L字状に形成さ
れ、タッピングスクリュ6によって収納ケース2の後部
と共に突起5に締付固定される。また支持片12bは、カ
バー11の上面部11bの左右両側に設けられており、先端
部が締付手段によって枠体7に固定される。このような
共締めは、計器3が車体の振動などによって前倒れする
のを防止する。
上記締付手段としては、板状ナット13とタッピングスク
リュ14が用いられている。板状ナット13は折曲げた状態
で使用するものであって、一端にはスクリュ14のねじ部
と係合する断面略三角形状の係止片15が形成され、かつ
他端にはスクリュ14が挿通する挿通孔16が穿設されてい
る。係止片15は、板状ナット13の一部を傾め上方へ切り
起こすことにより形成されている。なお、上記枠体7の
陥没部7aおよび外周部の下面部には、スクリュ14の頭部
を埋没させる凹部17が形成されているとともに、スクリ
ュ14を取付ける取付孔18が穿設されている。
次に、上述した計器3の取付手順について述べる。先
ず、枠体7を取外した収納ケース2内にカバー11で覆わ
れた計器3を収納するとともに、これら収納ケース2お
よび計器3をインストルメントパネル1の前面側から
(第3図中矢印C方向から)取付開口部4に対向させて
配置する。そして、収納ケース2の後部および計器3の
後部に位置するステー12aを突起5に重ね合せ、この状
態で収納ケース2の開口部8を介して差込んだタッピン
グスクリュ6を突起5内に螺入させることにより、収納
ケース2および計器3をインストルメントパネル1に締
付固定する(第3図参照)。
次いで、第4図に示す如く掛止片9を下方へ屈曲させて
掛止孔10内にカバー11のフック部11cを挿入して引っ掛
けることにより計器3の前方上部を収納ケース2に固定
する。そののち、収納ケース2の開口部8に対応して枠
体7の外周縁部を収納ケース2の周縁段部2aに係合させ
ると同時に、上部においては支持片12bを間に挾んで折
曲げた板状ナット13に枠体7の中央陥没部7aを重ね合
せ、また下部においては収納ケース2の周縁段部2aを挾
んで折曲げた板状ナット13に枠体7の下面部を重ね合せ
る。そして、これら重ね合せた箇所にタッピングスクリ
ュ14を下方より取付孔18および挿通孔16を介して挿入し
てスクリュ14のねじ部と板状ナット13の係止片15とを係
合させる。これによって、計器3の前方上部は支持片12
bを介して枠体7に締付固定されるとともに、枠体7の
下部は収納ケース2に締付固定される(第6図参照)。
本実施例では、計器3の後部をインストルメントパネル
1の円柱状突起5に収納ケース2と一緒に共締固定する
とともに、計器3の前方上部を掛止片9およびフック部
11cの掛止や支持片12bおよび陥没部7aの締付けによって
収納ケース2および枠体7に固定しているため、計器3
の取付強度がより一層増大し、車体の振動などによって
インストルメントパネル1などから外れたり、計器3が
前倒れすることはない。また、分割された収納ケース2
と枠体7とは、板状ナット13およびタッピングスクリュ
14によって容易かつ確実に固定される。しかも、スクリ
ュ14は下方より挿入され、スクリュ14の頭部は凹部17に
埋没するため、外観向上が図れる。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例における収納ケース2および枠体
7の形状は第2図に示すものに限られず、取付けるイン
ストルメントパネル1の形状や収納する計器3の形状に
対応させて適宜選択することができる。
f.考案の効果 上述の如く、本考案に係る車両用計器の取付構造は、開
口した前面部が着脱可能な枠体によって分割構成された
収納ケースと、前記枠体を外した状態で収納ケース内に
収納配置される計器とを備え、これら収納ケースおよび
計器のカバーの後部は前記収納ケースの前面開口部を介
してインストルメントパネルの柱状突起に締付固定され
ているので、作業空間の広い車室側からの作業のみで計
器をインストルメントパネルに容易かつ確実に取付ける
ことができ、作業時間が大巾に短縮され取付作業の能率
向上が図れる。しかも、本考案の取付構造では、収納ケ
ースおよび計器のカバーの後部を締付固定するインスト
ルメントパネルの取付部が柱状の突起であるため、強度
の高い構造が得られ、後部側が下向きに傾いて設置され
るカバーとその内部に収納した計器の大部分の重量が突
起に掛かっても、これをしっかりと保持することができ
る。
また、本考案の取付構造では、収納ケースの前方側の上
部内壁面には掛止孔を有する屈曲可能な掛止片が設けら
れ、前記枠体には開口部周縁を内側へ折曲げた陥没部が
設けられ、前記計器のカバーの上面部には前記掛止片と
係合するフック部が形成されているとともに、前記枠体
側へ向かって突出する支持片が設けられており、前記カ
バーのフック部は下方へ屈曲させた前記掛止片の掛止孔
に引っ掛けられ、かつ前記支持片は前記枠体の陥没部に
締付固定されて前記計器の前方上部が前記収納ケースお
よび枠体に取付けられ、また前記枠体の下部が前記収納
ケースに締付固定されているので、従来に比して計器の
取付強度を増大させることができる。それに加えて、本
考案の収納ケースと枠体とは、下部が締付手段で締付け
られているのみならず、上部が掛止片,計器のカバー,
支持片を介して確実に固定されているので、当該カバー
の前部がフリーな状態とはならず、分割構造としても問
題が生じることは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案に係る車両用計器の取付構造の
一実施例を示すものであって、第1図は計器を取付ける
インストルメントパネルの斜視図、第2図は計器を収納
する収納ケースおよび枠体の斜視図、第3図はインスト
ルメントパネルに締付固定された収納ケースおよび計器
の水平断面図、第4図は第2図におけるA−A線断面
図、第5図は収納ケースに設けられた掛止片の拡大斜視
図、第6図は第2図におけるB−B線断面図である。 1……インストルメントパネル、 2……収納ケース、 3……計器、 4……取付用開口部、 5……突起、 6……タッピングスクリュ、 7……枠体、 7a……陥没部、 8……前面開口部、 9……掛止片、 10……掛止孔、 11……カバー、 11b……上面部、 11c……フック部、 12a……ステー、 12b……支持片、 13……板状ナット、 14……タッピングスクリュ、 18……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口した前面部が着脱可能な枠体によって
    分割構成された収納ケースと、前記枠体を外した状態で
    収納ケース内に収納配置される計器とを備え、これら収
    納ケースおよび計器のカバーの後部は前記収納ケースの
    前面開口部を介してインストルメントパネルの柱状突起
    に締付固定されている一方、前記収納ケースの前方側の
    上部内壁面には掛止孔を有する屈曲可能な掛止片が設け
    られ、前記枠体には開口部周縁を内側へ折曲げた陥没部
    が設けられ、前記計器のカバーの上面部には前記掛止片
    と係合するフック部が形成されているとともに、前記枠
    体側へ向かって突出する支持片が設けられており、前記
    カバーのフック部は下方へ屈曲させた前記掛止片の掛止
    孔に引っ掛けられ、かつ前記支持片は前記枠体の陥没部
    に締付固定されて前記計器の前方上部が前記収納ケース
    および枠体に取付けられ、また前記枠体の下部が前記収
    納ケースに締付固定されていることを特徴とする車両用
    計器の取付構造。
JP1987145052U 1987-09-22 1987-09-22 車両用計器の取付構造 Expired - Lifetime JPH0630535Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS587520A (ja) * 1981-07-07 1983-01-17 Nissan Motor Co Ltd メ−タハウジングの構造
JPS613742U (ja) * 1984-06-15 1986-01-10 スズキ株式会社 自動車計器板カバ−の取付装置
JPS6367928U (ja) * 1986-10-22 1988-05-07

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