JPH06305323A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
- Publication number
- JPH06305323A JPH06305323A JP5101018A JP10101893A JPH06305323A JP H06305323 A JPH06305323 A JP H06305323A JP 5101018 A JP5101018 A JP 5101018A JP 10101893 A JP10101893 A JP 10101893A JP H06305323 A JPH06305323 A JP H06305323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- louvers
- vehicle
- direction changing
- blast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吹出口に風向変更手段を設け、同風向変更手
段をスイングさせて空調風を乗員に吹き付ける車両用空
調装置において、冷房時における省エネルギーと車内騒
音の低減を図る。 【構成】 前記風向変更手段を少なくとも１０deg/s 以
上の角速度でスイングさせる駆動手段を備えた。
段をスイングさせて空調風を乗員に吹き付ける車両用空
調装置において、冷房時における省エネルギーと車内騒
音の低減を図る。 【構成】 前記風向変更手段を少なくとも１０deg/s 以
上の角速度でスイングさせる駆動手段を備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の車両用空調装置の吹出口の
正面図である。図において、１は吹出口の枠体、２は同
枠体に保持される水平ルーバ、３は同枠体に保持される
垂直ルーバ、４はこれらルーバを駆動するステッピング
モータである。これらの装置は吹出し空気の流れ方向を
制御するためのものであって、吹出口枠体１の方向を変
えるとか、ステッピングモータ４によって、水平ルーバ
２を上下方向に、垂直ルーバ３を左右方向にスイングさ
せることによって、吹出し空気の流れ方向を変化させ、
室内の温度分布を調節して、乗員の環境を快適にするた
めのものである。
正面図である。図において、１は吹出口の枠体、２は同
枠体に保持される水平ルーバ、３は同枠体に保持される
垂直ルーバ、４はこれらルーバを駆動するステッピング
モータである。これらの装置は吹出し空気の流れ方向を
制御するためのものであって、吹出口枠体１の方向を変
えるとか、ステッピングモータ４によって、水平ルーバ
２を上下方向に、垂直ルーバ３を左右方向にスイングさ
せることによって、吹出し空気の流れ方向を変化させ、
室内の温度分布を調節して、乗員の環境を快適にするた
めのものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、吹出口枠体、水平ルーバ、および垂直ルーバの方向
調整あるいはスイングにより、冷房時において、乗員ま
わりの空気温度を低くくすると共に、乗員の皮膚表面熱
伝達率を増大させて皮膚表面温度を所定温度幅内の快適
温度に保つようにしていた。
は、吹出口枠体、水平ルーバ、および垂直ルーバの方向
調整あるいはスイングにより、冷房時において、乗員ま
わりの空気温度を低くくすると共に、乗員の皮膚表面熱
伝達率を増大させて皮膚表面温度を所定温度幅内の快適
温度に保つようにしていた。
【０００４】しかしながら、乗員の皮膚表面熱伝達率を
さらに増大させれば、冷房時において、吹出空気の温度
を高めて省エネルギーを図り、あるいは吹出空気を減少
させて車内低騒音化を図ることができるはずである。
さらに増大させれば、冷房時において、吹出空気の温度
を高めて省エネルギーを図り、あるいは吹出空気を減少
させて車内低騒音化を図ることができるはずである。
【０００５】本発明は、上記のようにして、省エネルギ
ーと車内低騒音化を図ろうとするものである。
ーと車内低騒音化を図ろうとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、吹出口に風向変更手段を設け、同風
向変更手段をスイングさせて空調風を乗員に吹き付ける
車両用空調装置において、前記風向変更手段を少なくと
も１０deg/s 以上の角速度でスイングさせる駆動手段を
備えたことを特徴とする車両用空調装置に関するもので
ある。
したものであって、吹出口に風向変更手段を設け、同風
向変更手段をスイングさせて空調風を乗員に吹き付ける
車両用空調装置において、前記風向変更手段を少なくと
も１０deg/s 以上の角速度でスイングさせる駆動手段を
備えたことを特徴とする車両用空調装置に関するもので
ある。
【０００７】
【作用】本発明は前記のように構成されるので次の作用
を有する。即ち、本発明では吹出口あるいは風向制御ル
ーバを水平方向、垂直方向あるいは両方向に高速スイン
グするため、吹出口からの吹出し空気の流れは大きな乱
れを持った流れとなり、従来より乗員の皮膚表面熱伝達
率を増大させる。したがって、冷房時においては、吹出
し空気の温度を従来より高くすることが可能となり、省
エネルギー化を図ることができ、あるいは吹出し空気の
流量低減が可能となり、省エネおよび低騒音化を図るこ
とができる。
を有する。即ち、本発明では吹出口あるいは風向制御ル
ーバを水平方向、垂直方向あるいは両方向に高速スイン
グするため、吹出口からの吹出し空気の流れは大きな乱
れを持った流れとなり、従来より乗員の皮膚表面熱伝達
率を増大させる。したがって、冷房時においては、吹出
し空気の温度を従来より高くすることが可能となり、省
エネルギー化を図ることができ、あるいは吹出し空気の
流量低減が可能となり、省エネおよび低騒音化を図るこ
とができる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の第１実施例に係る吹出口の正
面図、図２は同第２実施例に係る吹出口の正面図であ
る。図において、１は吹出口枠体、２は水平ルーバ、３
は垂直ルーバであり、これらの部分は従来技術と同様な
構造あるいは取付け状態となっている。図１の吹出口に
おいては垂直ルーバが省略されている。図２においては
従来と同様水平、垂直ルーバ共に備わっている。５は吹
出口枠体１あるいは水平ルーバ２を上下方向にスイング
駆動するための高速ステッピングモータ、６は垂直ルー
バ３を左右方向にスイング駆動するための高速ステッピ
ングモータである。これらの実施例が従来技術と異る主
な点は、従来用いられていた通常のステッピングモータ
４の代りに、１０〜９０deg/s の高速で枠体あるいはル
ーバをスイング駆動することのできる高速ステッピング
モータ５，６が用いられている点である。
面図、図２は同第２実施例に係る吹出口の正面図であ
る。図において、１は吹出口枠体、２は水平ルーバ、３
は垂直ルーバであり、これらの部分は従来技術と同様な
構造あるいは取付け状態となっている。図１の吹出口に
おいては垂直ルーバが省略されている。図２においては
従来と同様水平、垂直ルーバ共に備わっている。５は吹
出口枠体１あるいは水平ルーバ２を上下方向にスイング
駆動するための高速ステッピングモータ、６は垂直ルー
バ３を左右方向にスイング駆動するための高速ステッピ
ングモータである。これらの実施例が従来技術と異る主
な点は、従来用いられていた通常のステッピングモータ
４の代りに、１０〜９０deg/s の高速で枠体あるいはル
ーバをスイング駆動することのできる高速ステッピング
モータ５，６が用いられている点である。
【０００９】これらの実施例においては、吹出口枠体１
あるいはルーバ２，３が高速でスイングされるため、吹
出口からの吹出空気の流れは図３の測定結果に示される
ように、大きな乱れを持つ流れとなり、したがって乗員
の皮膚表面熱伝達率を増大させることができる。したが
って冷房時において、吹出し空気温度を従来より高く
し、吹出し空気流量を減らしても、従来と同様の快適な
体感温度を得ることができるので省エネルギーとなる。
また吹出し空気流量を減らしたことによって車内の騒音
を低減することができる。
あるいはルーバ２，３が高速でスイングされるため、吹
出口からの吹出空気の流れは図３の測定結果に示される
ように、大きな乱れを持つ流れとなり、したがって乗員
の皮膚表面熱伝達率を増大させることができる。したが
って冷房時において、吹出し空気温度を従来より高く
し、吹出し空気流量を減らしても、従来と同様の快適な
体感温度を得ることができるので省エネルギーとなる。
また吹出し空気流量を減らしたことによって車内の騒音
を低減することができる。
【００１０】なお、上記実施例において、スイングの角
速度は、吹き出し空気の流れが各ルーバの動作に追従し
なくなることを防ぎ、また、高速ステッピングモータの
回動騒音を増加させないようにするために、スイングの
角速度は１０〜９０deg/s の範囲とした。
速度は、吹き出し空気の流れが各ルーバの動作に追従し
なくなることを防ぎ、また、高速ステッピングモータの
回動騒音を増加させないようにするために、スイングの
角速度は１０〜９０deg/s の範囲とした。
【００１１】
【発明の効果】本発明の車両用空調装置においては、風
向変更手段を少なくとも１０deg/s 以上の角速度でスイ
ングさせる駆動手段を備えているので、エネルギーを節
約し、かつ車内騒音を低減することがきる。
向変更手段を少なくとも１０deg/s 以上の角速度でスイ
ングさせる駆動手段を備えているので、エネルギーを節
約し、かつ車内騒音を低減することがきる。
【図１】本発明の第１実施例に係る吹出口の正面図。
【図２】本発明の第２実施例に係る吹出口の正面図。
【図３】上記実施例における、ルーバスイング角速度に
対する乗員皮膚表面熱伝達率および空気流の乱れ度の関
係図。
対する乗員皮膚表面熱伝達率および空気流の乱れ度の関
係図。
【図４】従来の吹出口の正面図。
１ 吹出口枠体 ２ 水平ルーバ ３ 垂直ルーバ ４ ステッピングモータ ５ 高速ステッピングモータ ６ 高速ステッピングモータ
Claims (1)
- 【請求項１】 吹出口に風向変更手段を設け、同風向変
更手段をスイングさせて空調風を乗員に吹き付ける車両
用空調装置において、前記風向変更手段を少なくとも１
０deg/s 以上の角速度でスイングさせる駆動手段を備え
たことを特徴とする車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101018A JPH06305323A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101018A JPH06305323A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305323A true JPH06305323A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14289472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5101018A Withdrawn JPH06305323A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305323A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5954579A (en) * | 1996-09-13 | 1999-09-21 | Denso Corporation Of Kariya | Device for automatically changing air direction |
| JP2008096006A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 風向変更装置 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP5101018A patent/JPH06305323A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5954579A (en) * | 1996-09-13 | 1999-09-21 | Denso Corporation Of Kariya | Device for automatically changing air direction |
| JP2008096006A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 風向変更装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |